60代・70代でも大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方

エイジングケアに励む女性

今の時代、女性は60代、70代になってもまだまだ現役。でも、やはりお肌は40代や50代に比べて老化が進みます。

ほうれい線やしわ、しみなどのエイジングサインも今までより深くなることも。

そんなエイジングサインを目立たなくする方法をご存知ですか?

この記事では、そんな60代や70代のエイジングケアのコツや化粧品の選び方、使い方をご紹介します。

1.60代や70代でもエイジングケアで美肌を保ちたいあなたへ

60代あるいは70代のあなたは、エイジングケア

「まだまだお肌を美しく保ちたい!」

「いつまでもお肌を健やかに保ちたい!」

「なんとかお肌の老化を食い止めたい!」

という思いがあるのではないでしょうか。

50代の更年期を超えて、60代、70代は、これから老年期へ突入。

残念ながら、誰でもお肌のハリツヤは減り、透明感もなくなりつつあります。

といっても、人生90年、100年といわれる現代では、まだまだ現役。

気持ちも体も老け込むにはまだまだ早いです。

一方で、これまでエイジングケア化粧品でエイジングケアを続けてきたとしても、年齢を重ねるにつれてお肌の老化は進みます。

また、さらにお肌の悩みも増えてきますよね。

この記事では、そんな60代や70代の女性で、

「60代や70代のお肌の状態って?」

「内側からのエイジングケアで気を付けることは?」

「これからのエイジングケアってどうすればよいの?」

「今までと同じエイジングケア化粧品を使い続けてもよいの?」

「60代、70代でもやっぱり美しいお肌でいたい!」

ということが気になる方のために、60代、70代のからだの変化も交えながら、美肌をキープするためのスキンケアやエイジングケアについてご紹介したいと思います。

60代、70代でもエイジレスなお肌を目指すために、ぜひ、続きをお読みくださいね。

60代や70代のエイジングケアにも使える化粧品なら
ナールスゲン配合エイジングケア化粧品「ナールス」

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • 60代は、更年期を終えて老年期を迎えます。その点を意識した健康とエイジングケアを考えることが大切です。
  • 70代は、60代以上に年齢を重ねるので、体やお肌全体は老化傾向にあり、よりお肌の乾燥が目立つようになります。それは、真皮が薄くなる一方で、角質が厚くなる場合が多く、潤いが不足しがちになるからです。
  • 60代や70代でもエイジングケアやアンチエイジングでお肌や体を健やかに保つことは可能です。
  • 60代から70代を通して、お肌の老化の指標である「エイジングインデックス」は低下します。ただし、急激な低下ではありません。
  • 60代や70代では、50代で使っていたエイジングケア化粧品がお肌に合わなくなることもあります。その場合は、より刺激の少ない成分のものに切り替えましょう。
  • 60代や70代のエイジングケア化粧品は、高保湿・低刺激が基本です。その上で、抗酸化やコラーゲン、エラスチンをサポートする成分が配合されたエイジングケア化粧品を選びましょう。
  • 60代や70代のエイジングケアは、楽しんで行うことをオススメします。

2.60代・70代のエイジングケアを考える前に

50代、60代のエイジングケアを考える女性

1)60代、70代のからだの変化は?

お肌の変化を考える前に60代、70代ではどのような身体の異変が起きてしまうのでしょうか?

今、60代または70代のあなたはご存知でしょうか?

基本的には、どんな方でも体の機能や免疫力などは低下するので、「老化」が進みます。

一方、60代からは今までの生活習慣や体のお手入れで、個人差が大きくなる年代です。だから、実際の年齢以上に健康状態や肌状態に差がつくのです。

そんな60代の体の老化のポイントは、

  • 女性ホルモンであるエストロゲンの欠乏の影響で、骨、粘膜、血管、肌が50代以上に弱くなりやすい。
  • 高血圧、糖尿病などの生活習慣病、骨粗鬆症になる女性の比率が増える。
  • 尿もれ(60代の3~4人に1人)で悩む女性が増える。

などです。

さらに、70代では、

  • 足腰の衰えをさらに感じる
  • 物忘れが多くなる

なども。

こうしたことから、生活習慣病に加えて、がん、心臓の病気、泌尿器の病気、認知症などになることも少なくありません。

また、60代や70代になって、50代で経験した更年期に出た症状がさらに続いたり、悪化する方もいます。

中には、生活習慣や不規則な生活を送っているわけではないのにもかかわらず、「自律神経失調症」を患ってしまうこともあるのです。

これは、更年期から激減するエストロゲンの減少によってホルモンバランスが乱れることも大いに関係していると考えられています。

そんな自律神経失調症になると、

①心臓・血管系
動悸、胸部圧迫感、めまい、立ちくらみ、のぼせ、冷え、血圧の変動

②呼吸器系
息苦しさ、息切れ、酸欠

③消化器系
食道のつかえ、異物感、吐き気、腹部膨満感、下腹部の張り、腹鳴、胃の不快感、便秘、下痢、ガスがたまる

④その他症状
倦怠感、めまい、微熱、ほてり、食欲不振、不眠症状

など、多種多様な症状が出ることがあります。

自律神経失調症は、病院の検査(問診、除外診断、機能検査など)で、はっきりとした診断がつきにくいのが特徴です。

しかし、QOL(生活の質)が低下することで60代や70代の女性を悩ませてしまうやっかいな病気です。

また、自律神経失調症は、更年期障害とも見分けがつきにくいのです。

このように60代や70代は、老化、女性ホルモンの減少でさまざまな病気やQOLの低下のリスクに直面する年代です。

だから、お肌のエイジングケアの前に体のケアがとても大切な年代なのです。

2)お肌の老化状態を「指標化」するエイジングインデックスとは?

60代、70代になると、50代に比べて、お肌は老化しますが、40代から50代への変化ほど急激なものではありません。

とはいっても、

  • お肌の乾燥は進み、カサカサな状態が悪化する
  • ひどくなると皮脂欠乏性湿疹老人性乾皮症になってしまうこともある
  • お肌のツヤやお肌のハリは、50代より減って、顔全体がしぼむようになる
  • シワほうれい線などのエイジングサインはさらに深くなる。また、シミもだんだん大きく、また、濃くなってくる
  • 角質が厚くなって、お肌のくすみが目立ち、お肌の透明感はますますなくなる

といったお肌の衰えを実感することもあります。

そんなお肌の老化の原因となるお肌の成分や新陳代謝の状態を8つの要素で指標化ました。

8つの要素とは、

です。

これらのバランスによって、お肌の状態が左右されます。

そのため、この8つの要素を考慮したエイジングケアは、複合的に考える必要があります。

そこで、私たちは、この8つの要素を5歳刻みで指標化し、「エイジングケアインデックス」と名付けたレーダーチャートを作成しました。

このレーダーチャートでは、各項目の指標として以下を用いました。

  • お肌全体のエイジングの指標は、「ターンオーバー」「エストロゲン量」
  • 表皮のエイジングの指標は、「お肌の水分量」「皮脂分泌量」「セラミド量」
  • 真皮のエイジングの指標は「コラーゲン量」「エラスチン量」「ヒアルロン酸量」

これらを用いて、それぞれのピークを100として、年代ごとに相対的に表しています。

お肌のエイジングインデックス

3)60代、70代のエイジングインデックス

誰にでも平等に老化はやって来ます!残念ながら老化は進行を止めてはくれません! 60代、70代の気になる悩みといえば「しみ」、「しわ」、「たるみ」、「くすみ」ですね。

60代、70代に多い悩みとしては、

  • 顔のたるみ、首のしわが目立ってきた。
  • 目元、目の下のしわが色濃くなってきた。
  • シミが濃くなり、老け具合が進んでしまった。
  • くすんだ肌色のため、不健康にみられてしまう。
  • 肌に水分がないためかカサカサな状態である。

などの声が多く聞かれます。

こうした肌悩みの背景にあるのは、エイジングインデックスの低下です。

60歳のエイジングインデックス

65歳のエイジングインデックス

70歳のエイジングインデックス

ご覧のとおり、60代以上では、ピーク時と比べればすべての指標は大きく低下しています。

そして、60歳を超え、65歳、70歳へ向かっていく過程でもエイジングインデックスが全般に下がり続けます。しかし、40代から50代、50代から60代への急激な低下ではなく、全般にゆるやかになっています。

したがって、老化は少しずつ進んでも、これ以降、急激なお肌の変化は起こりません。

ただ、冬場などは老人性乾皮症などのリスクも高くなってきます。何か異常を感じたら、早めに皮膚科などを受診しましょう。


3.60代・70代のエイジングケアで気を付けたいこと

60代、70代のエイジングケアで気を付けること

1)まずはエイジングケアの基本から

スキンケアやエイジングケアの基本は、洗顔と保湿と紫外線対策です。

60代になっても70代になっても変わりはありません。

今まで、まったくエイジングケアを意識していない方でも、洗顔保湿紫外線対策の3つはしっかりやってきたという方は多いでしょう。

それこそがエイジングケアなのです。

エイジングケアにはいつから始めればよいという決まりはありませんが、この3つはこれからも正しく行うことが大切なのです。

エイジングインデックスでも見てきたとおり、60代の肌は老化によるバリア機能の低下やターンオーバーの低下によって肌が薄くなっているので、すべてにおいて「優しさ」「刺激のなさ」を優先しましょう。

①60代からの洗顔のポイント

60代、洗顔のポイント

60代や70代のお肌は、クレンジングと洗顔でダメージを受けやすい状態になっています。クレンジングや洗顔は、低刺激なものを選ぶことが基本です。

クレンジング料に関しては洗浄力に優れたオイルクレンジングよりも低刺激なミルクタイプやクリームタイプのクレンジングを選びましょう。

クレンジングジェルもお肌への摩擦が少ないのでよい選択肢ですが、アミノ酸系界面活性剤を使うなどエイジングケア向けのもの、敏感肌向けのものを選びましょう。

また、ダブル洗顔不要のクレンジングもよいのですが、さまざまなタイプがあります。

こちらも低刺激なものを選びましょう。

洗顔は優しく行うことが基本ですが、洗顔料をしっかりと泡立てて使用することがもっとも重要です。そのために泡立ちがよい洗顔料を選びましょう。洗顔料もアミノ酸系界面活性剤や石鹸などを使ったものの中から、自分に合ったタイプを選びましょう。

お肌がごわごわしている場合は、酵素洗顔を行っても構いませんが、週1回程度で夜から開始しましょう。

敏感肌、インナードライ肌、肌荒れや炎症がある場合は、酵素洗顔は控えてください。

②60代からの保湿のポイント

60代のお肌は、角質が厚くなり水分の蒸散量は減る傾向にあります。

これは、保湿力が高まったのではなく、角質の中で減る水分を少しでもキープしようとするはたらきです。

60代や70代では、皮脂の量や角質細胞間脂質NMF(天然保湿因子)、水分のすべてが減っているので、50代の時以上に保湿は大切です。

なぜなら、60代や70代のお肌は、乾燥肌であることが多いからです。

エイジングケア化粧品による保湿はもちろん、食べ物や住環境などすべてにおいて乾燥肌対策を行いましょう。

食べ物での乾燥肌対策は、次に記事を参考にしてください。

美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで

美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?

乾燥肌は食べ物と飲み物で保湿、そしてエイジングケア化粧品!

セラミドを食べ物、飲み物で!乾燥肌とシワにも効果が期待?

③60代からの紫外線対策のポイント

60代や70代でも紫外線対策は大切です。今までの蓄積で光老化が進んでいる方もいるかと思いますが、紫外線を浴びる量が多ければ多いほど肌老化や皮膚がんなどのリスクも高くなります。

だから、これからもできるだけ紫外線をカットすることが大切なのです。

しかし、60代を超えると日焼け止めなどはお肌に負担がかかります。だから、最小限の負担で紫外線をしっかりカットできる方法を取りましょう。

まずは、日焼け止め以前に、衣類や帽子、日傘などで負担の少ない紫外線対策を行いましょう。

日焼け止めは、もちろん必要ですが、いつも同じ日焼け止めを使用するのではなく、季節や天気、外出時間などに合わせて、ケースバイケースで使い分けましょう。できれば、60代や70代は、紫外線吸収剤よりもノンケミカルの紫外線散乱剤配合の日焼け止めを使いましょう。

紫外線対策については、次の記事も参考にしてください。

紫外線ダメージで肌老化!効果的に防ぐ対策でエイジングケア

冬でも紫外線対策は大切!その理由は、光老化を促進するから!

紫外線対策はファッションで差がつく!透過率は色・素材で違う

紫外線が目に入ると、肌が日焼けする不思議な現象はなぜ?

外出とエイジングケア 日焼けのアフターケアはビタミンACEで!

2)60代や70代は無理をしないエイジングケア

一方、60代や70代で、30代や40代のようなお肌を目指すのは無理があります。

化粧品の広告にあるような、実年齢よりもすごく若く見えることを目指すよりも、これから年齢を重ねても今の状態を維持することを考えて、無理なエイジングケアは避けた方がよいのではないでしょうか。

エフォートレス(effortless=努力を要しない、努力をしたように見えない、の意)という言葉をご存知でしょうか。2015年頃からここ日本においても、美容業界やファッション誌などで目にする機会が増えてきました。40代や50代までは集中ケアも重要ですが、歳を重ね、時間も限りがある中で、常にお肌のことを気にかけているというのも無理な話です。

できればシンプルなエイジングケアを行ないたいものですね。

  • しわ、くすみ、たるみを隠すべく、お肌にダメージが出るような濃いメイクはしない
  • 過度に基礎化粧品を使わない
  • 必要以上にお肌のことにこだわらない

過度なお肌への意識で、負のスパイラルに陥ってしまい、メンタル面(自律神経に響くようなこと)などに異常をきたしたりすることがあっては健康にもよくありません。

60代や70代のエイジングケアでは、無理をせずストレスを溜め込まないことも大切だと思います。

3)スキンケア以外も楽しみを!

今、エイジングケアに過度にこだわらなくてもよいというお話を進めました。一方、無理せず楽しみながらできることも考えてみてはいかがでしょうか。

いくつかをご紹介しますので、楽しめそうなこと、無理せずできそうなことがあれば試してみてくださいね。

①ジュースクレンズを楽しんでつくって飲む

モデルやセレブの間で流行している“ジュースクレンズ”をご存知でしょうか。新鮮な野菜、果物を材料として、コールドプレスを施してつくったジュースを食事の代わりに飲む、というものです。 コールドプレスとは、スロージューサーと呼ばれる低速回転のジューサーで、材料に熱を加えず、「コールド」な状態で強い圧力をかけて搾ることです。

「クレンズ」は、クレンジングの語源と同じで、「洗浄」という意味があります。固形物を摂らずにジュースから栄養を補うことで胃腸の負担を軽くすること、また、デトックス効果が期待できます。

エイジングケア化粧品だけに頼るのではなく、数日間、食事の代わりとして飲むことで、内側から美肌を育むケア方法です。ターンオーバーの正常化やさまざまなエイジングサインが進んでしまうことを防ぐことが期待できます。

②ファッションも楽しんでみる

ファッションにも気を配ってみてはいかがでしょうか。無理に頑張る必要はありませんが、いつもとは違う色味を試したり、今までとは違うタイプのファッションを試してみるのは気分が変わってストレス発散になるかもしれません。

見られているという意識は、神経伝達物質の分泌促進にも繋がります。気持ちに無理がないなら、ちょっとしたお出かけ時に、今までとは違うオシャレやファッションにチャレンジしてはいかがでしょうか。

③趣味を楽しむ

自分が楽しめるならどんな趣味でもよいので、積極的にやってみましょう。慣れ親しんだ趣味以外にも、60代や70代でも無理せずできるものなら、新しいことも試してみましょう。

例えば、今まで触れていなかった刺激を脳に与えると創造力や想像力が高まります。

アート、スポーツ、音楽、麻雀やゲームなど、気になることがあれば、始めてみてはいかがでしょうか。

自分が本当に楽しめることをやることで、リラックスにつながり、身体もお肌も健やかでいられるのではないでしょうか。

笑うことには、「笑いが美肌をもたらす?エイジングケア効果とアンチエイジング」で詳しく取り上げていますが、アンチエイジングや身体の健康にもよいことがわかっています。

60代でも70代でも笑顔を絶やさない日々を送りましょう。

④しっかり睡眠を取りましょう。

60代や70代でも十分な休息は大切。身体やお肌のためにも、十分な時間とともに質の高い眠りを心がけましょう。

睡眠については、次の記事も参考にしてください。

美肌は、睡眠中のホルモンによってつくられるってホント!?

夜寝る前のエイジングケアと質の高い睡眠でハリ・ツヤ美肌!


4.60代・70代のエイジングケア化粧品の選び方

エイジングケア化粧品を選ぶ

1)60代、70代のエイジングケア化粧品の選び方の基本

60代や70代のエイジングケア化粧品の選び方の基本は、40代や50代と同じ考え方です。エイジングケア化粧品そのものは、自分に合っているなら50代に選んでいたものをそのまま使い続ければよいでしょう。

ただし、エイジングケア化粧品で乾燥対策などはできても、エイジングサインを目立たないようにするなど、大幅な改善は期待できなくなってきます。

なぜなら、この年代になるとお肌の皮膚は薄くなり、皮下脂肪表情筋、骨など皮膚以外の機能全般も衰えるからです。

そのため、たるみや深いシワが目立ったり、目の下のたるみなども目立ってきます。

残念ながら、これらのエイジングサインは、どんなエイジングケア化粧品でも改善することはできません。

まず、エイジングケア化粧品に期待できることの基本は、保湿であることを理解しておきましょう。

また、今まで使っていたエイジングケア化粧品に刺激を感じたり、何か問題があれば、より低刺激なエイジングケア化粧品に切り替えましょう。

化粧品の情報には、口コミ、美容雑誌の特集、化粧水ランキング美容液ランキング保湿クリームランキングなどがありますが、大切なのはしっかりと配合成分を理解して、自分に合ったエイジングケア化粧品を選ぶことです。

60代や70代のエイジングケア化粧品の選び方の基本は、「エイジングケア化粧品の効果とその選び方は、7ステップで!」を参考にしてください。

また、年代別のエイジングケア化粧品の選び方は次の通りです。

30代、初めてのエイジングケア化粧品。知らないと損する真実!

40代だからこそ考えたいエイジングケアと化粧品の選び方!

50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!

2)60代からの刺激の少ないオススメの化粧品成分

60代や70代の方には、刺激が少なく使いやすい保湿成分やエイジングケア化粧品成分がオススメです。

いくつかの成分をご紹介します。

①セラミド

セラミドは、水分を挟み込んで保湿する成分で、バリア機能の正常化をサポートします。刺激もなく使いやすいので、60代や70代のエイジングケアにもオススメの保湿成分です。

特に、ヒトのお肌のセラミドと同じ構造を持つヒト型セラミドがオススメです。

セラミドは、油溶性の成分なので、セラミド化粧水よりもセラミド美容液セラミドクリームで補う方がより効果が期待できます。

②ナールスゲン

ナールスゲンは、京都大学化学研究所と大阪市立大学大学院の共同研究で創製されたエイジングケア化粧品成分です。

ナールスゲンは、分子量331.26の小さな水溶性成分のため、角質層の奥まで浸透することが期待できます。

刺激性もないので、60代や70代のエイジングケアにも使いやすい成分です。

ナールスゲンは、基礎実験で、コラーゲンを2~3倍に、また、エラスチンを1.5倍に、「HSP(ヒートショックプロテイン)47」を1.3倍に増やすことが証明されています。

また、ナールスゲンは、表皮で抗酸化成分のグルタチオンを増やすことによって、抗酸化作用も発揮します。

そんなナールスゲンとグルタチオンの関係は、「抗酸化物質グルタチオンとナールスゲンのとても不思議な関係」をご覧ください。

さらに、ナールスゲンにビタミンCを加えることで、コラーゲンの増加に相加効果が発揮されるエビデンスもあります。

③プロテオグリカン

プロテオグリカンは、最近、注目の水溶性のエイジングケア化粧品成分です。

プロテオグリカンは、化粧品だけでなく健康食品や医薬品の原料として広く使用されている成分です。以前は希少成分であったのですが、サケの鼻軟骨から抽出できるようになったことと機能性表示食品の普及により、ご存知の方も多いのではないでしょうか。保水性に非常に優れているため、お肌のハリや弾力、潤いを与える役割を担っています

また、プロテオグリカンには、コラーゲンやヒアルロン酸を増やす作用、お肌の表面(上皮)にある細胞の成長と調節に重要な役割をするタンパク質EGF(上皮成長因子、Epidermal Growth Factor)様のはたらきをします。

プロテオグリカンも、刺激性がないので60代や70代のエイジングケアにも使いやすい成分です。

④プラセンタエキス

ラセンタエキスは、馬、豚、羊の胎盤(プラセンタ)から抽出した成分です。

プラセンタは栄養素の宝庫で、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、EGFなどが豊富です。

保湿、抗酸化、美白などの作用があります。

プラセンタエキスも、刺激性がないので60代や70代のエイジングケアにも使いやすい成分です。

⑤トコフェリルリン酸ナトリウム

トコフェリルリン酸ナトリウムは、ビタミンE誘導体であるトコフェロールにリン酸を加えて改良した両親媒性の成分です。両親媒性とは、水にも脂にも溶けやすい性質のことです。

ビタミンE誘導体であるトコフェロールは、抗酸化作用や血行促進作用などエイジングケアによいはたらきがありますが、もともと油溶性の成分です。

一方、トコフェリルリン酸ナトリウムは、水溶性の性質も併せ持っているので、エイジングケア化粧水にも配合できるようになりました。

3)効果は期待できるけれど注意したい成分

エイジングケア化粧品によく使われる成分で、そのはたらきはよいのですが、反面、刺激もあるので60代や70代では注意したいのが、ビタミンA誘導体とビタミンC誘導体です。

①ビタミンA誘導体

ビタミンA誘導体として化粧品成分に使われるのは、レチノールやそれを改良したレチノイン酸トコフェリルです。

レチノールは油溶性の成分で、線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンの生成を促進させる効果や皮脂分泌抑制などの効果があります。

そのため、シワの改善、たるみの改善、シミの解消、ニキビ痕の解消、目の下のクマの解消が期待されます。

一方、刺激性が高く、安定性も低いので60代や70代の方には注意が必要な成分です。

60代や70代では比較的刺激の少ないレチノイン酸トコフェリルがオススメです。

②ビタミンC誘導体

ビタミンCを豊富に含むレモン

ビタミンC誘導体は、抗酸化作用を持つとともに、線維芽細胞にはたらきかけて、コラーゲンの生成をサポートする成分です。ニキビケアや毛穴の黒ずみ対策などにも使われます。

しかし、一方で刺激もあること、皮脂を抑制するので乾燥肌を助長するリスクもあるため、注意が必要なのです。60代や70代の方には、あまり濃度の高くないものをオススメします。

ビタミンC誘導体には、水溶性、油溶性、そして両親媒性のものがあります。

水溶性ビタミンC誘導体では、「リン酸アスコルビン酸3Na」、「リン酸アスコルビルNa」、「リン酸アスコルビルMg」などが代表的です。

両親媒性のAPPS(アプレシエ)というビタミンC誘導体は、高い浸透力があり、比較的低刺激なので60代や70代の方にオススメです。

これらは、主に化粧水や美容液に配合されます。

ビタミンC誘導体化粧水についての詳しい情報は、「ビタミンC誘導体化粧水の選び方~エイジングケアの視点から~」や「乾燥肌対策の保湿にビタミンC誘導体化粧水は使っていいの?」をご覧ください。

油溶性ビタミンC誘導体は、保湿クリームなどによく配合されます。

こちらは、刺激性も少ないので60代や70代のエイジングケアでも比較的使いやすい成分です。

4)60代や70代では、避けたい刺激の強い成分や化粧品

①60代や70代なら肌質はほぼ乾燥肌に

60代・70代からのエイジングケア化粧品では、明らかに避けたい成分やできれば避けたい成分があります。もちろん、お一方お一方の肌質が違います。

肌質には、普通肌、乾燥肌、脂性肌混合肌がありますが、60代からは基本は乾燥肌であると考えて成分を選別することが大切です。

②60代、70代で避けたい成分

まず、アルコール(エタノール)は揮発性があり乾燥肌をさらに進めてしまうので、避けた方が無難です。収れん化粧水拭き取り化粧水にはアルコールを多く含むものがあるため、60代からはこれらはオススメできません。

60代や70代の方には、ノンアルコール化粧品をオススメします。

また、ピーリングで使うAHA(グリコール酸、乳酸、フルーツ酸)、またハンドクリームでよく配合される尿素なども角質を溶かすはたらきがあるので、要注意です。

他には、基礎化粧品には合成着色料や合成香料は必須の成分でありません。できればこれらも避けた方が無難です。

その他で気になるのは、パラベンやフェノキシエタノールなどの防腐剤です。これらはない方がよいのですが、化粧品の品質保持のためにほとんどの場合には配合されます。

濃度は濃くないので過度に心配する必要はありませんが、合わない防腐剤があればそれは避ける必要があります。

他では、PG(プロピレングリコール)なども刺激性があるので避けたい成分です。

さらには、植物系の成分、オーガニック化粧品も必ずしも安全ではないので、合わない化粧品は避けましょう。

5)肌悩みから考えるエイジングケア化粧品の選び方

60代・70代からのエイジングケア化粧品にとって重要なのは、上記にも述べたように、

  • 肌を保湿しつつお肌のハリをケアができること
  • 刺激の強い成分を避けること
  • 皮膚の炎症やアレルギー反応のリスクが低いこと

です。

肌悩みの多くは原因が共通していますが、同じ肌悩みでも原因が異なる場合もあります。

60代や70代でもしっかりとお肌の悩みの原因を理解し、その原因に合ったエイジングケア化粧品を選びましょう。

代表的な肌悩み別のエイジングケア化粧品の選び方の記事を掲載しますので、ご参考にしてください。

しわ対策のエイジングケア化粧品の選び方と使い方

ほうれい線を解消したい!エイジングケア化粧品選びのコツ

たるみ毛穴を改善するエイジングケア!原因・症状と10の対策

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5.60代・70代からは、楽しく過ごすこと自体がエイジングケア

60代や70代は、若い頃とは違い、無理の利かない身体であるのはお解りだと思います。美しさを維持する、磨きをかけるのは至難の技であるのは間違いありません。結局は、継続と日々の努力ということになります。ただ、これまでに述べさせていただいたように、無理なエイジングケアやお肌への過度な意識でストレスが増えては、何のためのエイジングケアかわかりませんね。

心に負担をかけずに日々、大切な時間を楽しんで下さい。

それこそが“最大のエイジングケア”なのかも知れませんね。


6.まとめ

60代から70代のエイジングケアとエイジングケア化粧品の選び方をご紹介しました。

今や日本の女性の平均年齢は、90歳近くまでになりました。そんな中では、60代や70代でもまだまだ若いと言える21世紀。

女性にとって、「実年齢より少しでも若々しく見せたい!」といった気持ちや、何歳になっても美しく健やかな素肌をキープしたいという、前向きな気持ちはとても大切です。

しかし、過度なエイジングケやお肌への意識がストレスになってしまっては元も子もありません。60代や70代は無理せず楽しむことが最も大切だと思います。

この記事は、そんな60代や70代の女性を応援する記事です。

何歳になっても、いつまで楽しい気持ちを持つことで、結果的に身体もお肌も健やかに保てるのではないでしょうか。

ぜひ、無理せず楽しくエイジングケアを行なってくださいね。

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