3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすビタミンC

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸配合の化粧品

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸((VC-3LG)というビタミンC誘導体は、セラミドを増やす化粧品成分。

コラーゲンを増やす効果や美白効果に加えて、エイジングケアにとって大切なセラミドを増やすはたらきがあるのです。

この記事では、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の特徴や効果、安全性などをご紹介します。

この記事を読むことで得られることは?
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸が美肌に大切な成分であることがわかります。
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸のはたらきや効果について理解できます。
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸配合の化粧品が、どんな肌悩みによいのかがわかります。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすビタミンCの目次

1.セラミドを増やす化粧品成分が気になるあなたへ

セラミドを増やす化粧品成分が気になる女性

「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすビタミンC」をお届けします。

ビタミンC誘導体といえば、酸化を防ぐ作用やコラーゲンを増やす美肌のための成分。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、そんなビタミンC誘導体の最新の成分です。

その最も大きなメリットは、セラミドを増やしてバリア機能を正常化すること。

これは、APPS(アプレシエ)VCエチル(3-O-エチルアスコルビン酸)などのいままでのビタミンC誘導体にはなかった特徴です。

ビタミンC誘導体は、これまでもエイジングケアにとって大きな役割を果たしてきました。

毛穴などの肌悩みをはじめ、シワほうれい線などの肌老化をケアするエイジングケア化粧品などによく配合されてきました。

一方、刺激があって保湿ケアという点ではデメリットがありました。

しかし、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすという大きなメリットがあるので、乾燥肌対策敏感肌対策にも使えるのです。

この記事では、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の特徴やメリット、デメリット、効果や安全性をご紹介します。

また、どんな肌悩みのケアに使えるか、またどんな化粧品に使われるかも取り上げます。

「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸がセラミドを増やすって本当?その効果は?」

「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸ってどんなビタミンC誘導体?特徴は?」

「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の効果やメリットは?教えて!」

「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、安全な成分なの?どんな肌質でも使える?」

「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はどんな肌悩みに使えばよいの?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<この記事の大切なポイント>
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、両親媒性ビタミンC誘導体です。化粧品原料の製品としては、Amitose 3LGA(アミトース)などの名称で販売されています。これは、その特性からセラミドプロモーターという名称もつけられています。
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の最も大きな特徴は、セラミドを増やすことです。バリア機能を改善するので、乾燥肌や敏感肌のケアに使えます。
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸のもう1つの大きなメリットは、敏感肌で起こっている皮膚の神経線維が伸びるのを抑制する効果です。つまり、神経線維が延びることで感知する刺激を抑えるのです。だから、肌質を問わず使える点もメリットです。
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸には、ほかのビタミンC誘導体と同じく抗酸化作用があります。このはたらきで紫外線ダメージを抑えたり、肌老化を予防します。
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸には、コラーゲンを増やすはたらきがあります。そのため、ほうれい線やシワを予防して肌のハリをキープすることが期待できます。
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸には、メラニンを抑制するはたらきがあります。そのため、シミやソバカスの予防に効果が期待できます。
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は安定性が高い成分で、さまざま化粧品に配合することが可能です。化粧水や美容液などの基礎化粧品から、メイクアイテムなどにも配合されています。

2.3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は両親媒性ビタミンC誘導体

1)3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸とは?

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸とは何か考える女性

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は全成分表示名で、VC3LGが略称です。

化粧品原料としては、Amitose 3LGA(アミトース)などの名称で販売されています。

これには、BGも一緒に配合されています。

Amitose 3LGAは、その特性からセラミドプロモーターという名称もつけられています。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、APPSと同じで両親媒性ビタミンC誘導体です。

つまり、にも油にもなじみやすい性質を持っているのです。

また、安定性の高いビタミンC誘導体で、セラミド産生を促進することで、敏感肌を改善します。

また、大気汚染物質から皮膚を守るアンチポリューション効果が実証されています。

2)ビタミンC誘導体とは?

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の効果やはたらきの前に、ビタミンCについておさらいましょう。

ビタミンCは、別名「L-アスコルビン酸」と呼ばれる水溶性のビタミンです。

からだの細胞を保護する、活性酸素の害を減らす、コラーゲンの生成を促す、酸化してしまったビタミンEの抗酸化作用を再生させるなどのはたらきがあります。

栄養素としてのビタミンCは、人間の体内では合成できないので、食事などから摂取することが必要です。

つまり食事から摂ることで美肌にもなれるのです。

一方、お肌へそのまま塗るには向かない成分です。

なぜなら、ビタミンCは「還元作用」、つまり酸化されやすい特性を持っており、そのままの形でお肌に塗布してもすぐに酸化して壊れてしまうからです。

そこで誕生したのがビタミンC誘導体です。

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCの基本的な特性を維持したまま化学的に少し加工した成分です。

塗布しても壊れることなく皮膚のなかに浸透してビタミンCとしての効果を発揮できるのです。

ビタミンC誘導体は「水溶性ビタミンC誘導体」、「油溶性ビタミンC誘導体」、「両親媒性ビタミンC誘導体」の3種類があります。

いずれもエイジングケアやスキンケアで大切なコラーゲンの産生や皮脂コントロールメラニンを抑える美白作用などがあります。

つまり、シミソバカスを予防できます。

また、ニキビやニキビ跡のケア角栓いちご鼻などのケアができます。

ほかにもデコルテや胸の間のニキビのケアでも使えます。

水溶性ビタミンC誘導体には、アスコルビン酸ナトリウムやアスコルビン酸マグネシウム、VCエチルなどがあります。

両親媒性ビタミンC誘導体は、今回のテーマの3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸やAPPSがあります。

これらは、エイジングケア化粧水やローションタイプの化粧品、エイジングケア美容液に配合されることが多いのです。

一方、油溶性ビタミンC誘導体はテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)が有名です。

これは、エイジングケア保湿クリームに配合さることが多い成分です。


3.セラミドプロモーター「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸」の効果と安全性は?

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の安全性のイメージ

1)3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の効果

①セラミド産生促進効果

セラミドは、表皮角質層にあってターンオーバーの過程でつくられます。

角質間細胞脂質の50%を占める成分でラメラ構造を形成することで、バリア機能を担っています。

そんなセラミドは、セリンパルミトイル転移酵素(SPT)と呼ばれる酵素がその産生の鍵となっています。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、SPTを活性化させることでセラミドの産生促進効果を発揮します。

セラミドは、「エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化」でも取り上げているとおり、エイジングとともに減っていきます。

だから、この効果は、エイジングケア世代の乾燥肌のスキンケアにとって大きなメリットです。

②神経線維の伸長の抑制効果

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の特筆すべきメリットが、神経線維の伸長を抑制する効果です。

敏感肌になると、神経線維が肌表面近くまで伸び、感知する必要のない刺激まで感じ取ってしまいます。

だから、乾燥でかゆみを感じることやひりひりすることがあるのです。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、神経線維が伸びるのを抑制する効果があります。

だから、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸が敏感肌の改善に役立つのです。

③抗酸化効果

紫外線ダメージストレスタバコの煙などで活性酸素が増えて肌が老化します。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、細胞内の抗酸化システムを活性化することでグルタチオンなどを増やして酸化を抑えます。

肌の酸化は、たるみやほうれい線、しわ、たるみ毛穴をはじめさまざまな肌老化の原因になります。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、抗酸化作用によってそんな肌老化の予防美容が期待できます。

④メラニン抑制効果

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸には、ほかのビタミンC誘導体と同じくメラニンを抑えるはたらきがあります。

そのため、加齢によるシミである老人性色素斑などの予防が期待できます。

また、顔のくすみを改善して透明感のある肌を導きます。

⑤コラーゲン産生促進効果

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸には、ほかのビタミンC誘導体と同じく真皮のコラーゲンを増やすはたらきがあります。

そのため、肌のハリツヤをキープするはたらきが期待できます。

2)3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の安全性

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、従来のビタミンC誘導体と異なり、敏感肌乾燥性敏感肌インナードライ肌の方であってもほとんど問題のない成分です。

そのため敏感肌化粧品敏感肌化粧水にも使えます。

もちろん、乾燥肌普通肌脂性肌混合肌にも使える肌質を選ばない美容成分です。

また、高齢の方の乾燥肌ボディの乾燥肌でも使えます。

しかし、どんな化粧品であっても100%安全ということはありません。

少ないながらも、赤みや刺激など化粧品かぶれ接触皮膚炎のリスクもあり得ます。

3)3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はどんな化粧品に配合されるの?

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸配合の化粧品のイメージ

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はまだ新しい成分なので、それほど多くの化粧品に配合されているわけではありません。

しかし、保湿性と安全性、安定性の高さからさまざまなスキンケアアイテムに使用されることが期待されています。

いまのところ、洗顔料クレンジングジェルなどのクレンジング料保湿化粧水保湿美容液乳液保湿クリームフェイスマスクオールインワン化粧品、まつ毛美容液、アイクリーム、日焼け止めや化粧下地、コンシーラー、ファンデーションなどのメイク用のアイテムに使われます。

エイジングケア化粧水、エイジングケア美容液、エイジングケア保湿クリームなどにも配合されます。

今後は、収れん化粧水男性のエイジングケアのためのメンズ化粧水などにも配合されることが期待されます。


4.3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸でどんな肌悩みがケアできるの?

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸配合のエイジングケア化粧品を使用することで、肌の老化現象から生じる悩みを予防し、エイジングケアが可能です。

1)乾燥肌と敏感肌の対策

ほかのビタミンC誘導体は乾燥肌対策には向いていませんが、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はそれが可能です。

なぜなら、セラミドを増やすはたらきと神経線維が伸びるのを抑えるはたらきがあるからです。

バリア機能がしっかりはたらけば、乾燥肌や敏感肌も改善します。

その結果、乾燥によるくすみ毛穴の悩みが改善します。

また、乾燥肌が原因のニキビ夏のインナードライ肌の改善も期待できます。

2)しわやほうれい線のケア

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸でしわやほうれい線対策する女性

しわやたるみ、ほうれい線は、真皮のコラーゲンやエラスチンの減少、表情筋の衰え、皮下組織の衰えなどが原因です。

コラーゲンの量は、年齢とともに減っていきますので、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸で予防的なエイジングケアが可能です。

しかし、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸でも深いシワを消すことや深いほうれい線を消すことはできません。

3)3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸で毛穴対策

毛穴の開きや黒ずみ、いちご鼻は、皮脂の分泌過剰で角栓が詰まってしまうことが原因の1つです。

これは皮脂過剰に加えて、メイクや皮脂の酸化も原因の1つです。

だから、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、これらが原因の毛穴対策におすすめです。

また、たるみ毛穴の場合は、真皮のコラーゲンの減少によって目立つので、コラーゲンの生成を促進する3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸でケアが可能です。

4)シミ対策

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸にはメラニンを抑える美白効果があります。

だから、シミ・そばかす・炎症性性色素沈着の予防効果が期待できます。

また、現在のシミをいま以上濃くしないために使用することも可能です。

なお、美白化粧品は、シミを予防するケアに使用するものです。

できてしまったシミを消せるわけではありませんので、注意しましょう。

5)目元の肌老化のケア

目元の皮膚は刺激に弱く、さまざまな肌悩みが目立ちます。

目元のしわ目の下のたるみ目の下のくまなどです。

これらが目立つと目元のハリがなくなります。

バリア機能を守るはたらき、抗酸化作用、コラーゲンを増やすはたらきがある3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、これらの肌悩みにも使いやすい成分です。

6)3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸で紫外線のアフターケア

光老化の原因の紫外線

紫外線ダメージは肌老化を加速させる「光老化」の原因。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸には紫外線A波、紫外線B波によるメラニンを抑えたり、抗酸化作用があるので、紫外線のアフターケアにもおすすめです。

もちろん、サンバーンやサンタンは、日焼け止めなどの紫外線対策が基本中の基本なので、アフターケアだけに頼ることのないようにしましょう。

また、UVカットサングラスやUVカット効果のある衣服を着用するなど、ファッションで紫外線対策を行うことも大切です。


5.まとめ

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすビタミンC

両親媒性ビタミンC誘導体である3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(VC-3LG)の特徴や効果、メリットについてご紹介しました。

また、どんな肌悩みによいか、どんな化粧品に配合されるについても取り上げました。

いかがだったでしょうか?

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の最大の特徴は、ほかのビタミンC誘導体と違ってセラミドを増やすことです。

また、皮膚の神経線維が伸びるのを抑えることも大きな特徴です。

だから、乾燥肌や敏感肌のエイジングケアにも使えるのです。

この記事「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすビタミンC」が、エイジングケア世代の男性や女性のみなさまのお役に立てば幸いです。

(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。

流通関係を中心にマーケティングプランやPB商品の開発等を担当。

1990年よりフリーとなり、飲食関連のコーディネート、企業広報誌や医療・健康関連情報誌のライティングやコスメ関係のブログ記事発信など、仕事の領域を広げつつ現在に至る。

ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。

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