マスク生活になって半年、あなたは敏感肌になっていませんか?

コロナ禍でマスクをした生活が当たり前となっていますが、このマスクによってお肌の状態が敏感肌になっている人が増えています。

今回は、ファンケルが発表した1日中マスクを着けていた際の皮脂量と肌表面の変化とともに、第一三共ヘルスケアが調査したマスクによるお肌状態の変化と「ニュー敏感肌チェックリスト」をご紹介します。

目次を紹介する女性のイラスト

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1.マスク着用でお肌の変化を感じているあなたへ

マスクを着用する女性

「マスク生活になって半年、あなたは敏感肌になっていませんか? 」をお届けします。

2020年春、新型コロナウイルスの流行により、マスク着用が日常生活で当たり前になってきました。

そんなコロナ禍での生活環境が、実はお肌にとても影響していることを実感している人も多いのではないでしょうか?

今回のナールスエイジングケアアカデミー編集部ニュースでは、株式会社ファンケルが発表した「マスク着用によるお肌の変化」に関する研究結果と、第一三共ヘルスケア株式会社により行われたアンケート調査結果から、20~40代女性のマスク着用により感じているお肌の状態をご紹介します。

また、皮膚科専門医の廣田朋子先生(銀座ケイスキンクリニック院長)監修による「ニュー敏感肌チェックリスト」も併せてご紹介しますので、ご自身のお肌状態を知る参考にしてくださいね。

<廣田朋子先生の書籍>
「女医が教える、やってはいけない美容法33」


2.マスク着用によりお肌は皮脂が減少し、一時的に敏感肌状態に!

敏感肌に悩む女性

ここでは、株式会社ファンケルが行った「マスクを一日中使用した際のお肌の変化」を評価した結果をご紹介していきます。

1)マスクを着用後7時間のお肌の皮脂量と皮膚色はこんなに変化している

マスク着用、非着用それぞれの状態で7時間後の皮脂量を調べたところ、マスクを着用している方が約50%減少していました。

<図1 マスク着用後の皮脂量変化>
マスク着用後の皮脂量変化の図
ファンケル調べ

また、肉眼では目立たなかったものの、観察用の特殊カメラで確認するとお肌の赤みが増加していることがわかったとのことです。

<図2 マスク着用後の皮膚色変化>
マスク着用後の皮膚色変化の図
ファンケル調べ

2)マスクを着けている時のマスク内側の蒸れをデータで証明

マスクを着用している時の温度と湿度を測定したところ、どちらも増加していることがわかりました。つまり、マスクの内側は蒸れている状態となっています。

このことは、角質層がふやけていて摩擦によって刺激を受けやすい状態であると言え、雑菌が増えるなどお肌のトラブルを招く可能性が高くなります。

<マスク着用後の温度変化(図3)、マスク着用後の湿度変化(図4)>
マスク着用後の温度変化と湿度変化の図ファンケル調べ

3)角質層で肌ストレスが増加している

ファンケルでは、独自の肌解析方法「角層バイオマーカー」によって、肌内部のタンパクを経年で解析し、様々なストレス因子となるタンパクの情報を蓄積しています。

これにより、肌がストレスを受けた際に「刺激感受性タンパク(ヒートショックプロテイン(HSP)27)が増加することがわかっており、同じ被験者から前年・今年度と同時期に取得して比較したところ、約半数の人でこのHSP27が増加していることが認められたとのことです。

この結果から、マスク着用などによる生活環境の変化で肌へのストレスが増加し肌荒れしやすい状態であることが推測されます。

〔ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント〕

日頃からマスクを着けていると、蒸れるし、肌荒れもしていると感じていましたが、改めてデータとして確認することができました。予想以上に、マスクの内側は熱くなっており、湿度も高く、お肌にとってはよくない環境になっています。
また、皮脂量が半減しているということは、様々な肌悩みを引き起こす一因となります。

皮脂はお肌のバリア機能のために、物理的な刺激から角質層を守っています。また水分の蒸発を防いで、お肌の乾燥を防ぐための保湿としての役割も担っており、美肌維持には欠かせません。

マスクの蒸れによって、ただでさえお肌が刺激に弱い状態になっているところに、皮脂まで減っている状態では、敏感肌の土壌を作っているとも言えます。


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3.約7割がコロナ禍による敏感肌・敏感肌予備軍に!

マスクにより肌が敏感になった女性

ここからは、第一三共ヘルスケア株式会社が行った「ニューノーマル時代における敏感肌とはたらく女性に関する調査」のアンケート結果から敏感肌と感じる女性の割合についてご紹介します。

【調査概要】ニューノーマル時代における敏感肌と働く女性に関する調査
調査期間:2020年8月20日(木)~ 2020年8月24日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代~40代の有職の一般女性600人

1)ニュー敏感肌チェックリストで、敏感肌・敏感肌予備軍を確認

第一三共ヘルスケアは、皮膚科専門医の廣田朋子先生監修によるニューノーマル時代の「ニュー敏感肌(※)」チェックテストを作成しました。今回のアンケート調査は、このチェックテストをもとに行われました。

チェック項目のうち4~6個あてはまれば「ニュー敏感肌予備軍」、7個以上当てはまれば「ニュー敏感肌」となります。
ご自身のお肌状態を知るために、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

※ニュー敏感肌:ニューノーマル時代で敏感になっていると感じている肌のこと、
と第一三共ヘルスケアでは定義しています。

600名のアンケート回答者に事前にチェックしてもらった結果から、約7割が「ニュー敏感肌」「ニュー敏感肌予備軍」であることがわかりました。

<図5 「ニュー敏感肌」チェックテスト結果>
ニュー敏感肌チェックテスト
第一三共ヘルスケア調べ

2)マスクを1日の半分以上つけている人は約6割に

ニュー敏感肌のチェック項目に当てはまる/当てはまらないのどちらかに回答してくださいという質問に対して、最も多く当てはまるとチェックされた項目は、「親しい友人に会えず、自分の話を誰かにする機会が減った」(64.8%)で、ほぼ同じ程度だったのが 「マスクを一日の半分以上はつけっぱなしにしている」(63.2%)でした。次いで、「テレビ・動画・携帯などを見る時間が圧倒的に増えた」(57.8%)、「何をするにも、気軽にできずストレスがたまることが多くなった」(56.3%)と続きました。

<図6 次の質問に対して当てはまる、当てはまらないのどちらかに回答してください。(「ニュー敏感肌」チェックテストより / n=600)>
ニュー敏感肌チェックテストに当てはまる項目の図
第一三共ヘルスケア調べ

監修の廣田先生は、この結果を受け、以下のようにコメントしています。

アンケート結果でも、寂しい時間を埋めるように動画や携帯電話・スマホを見る時間が増え、生活のメリハリが失われたことで睡眠不足になり、親しい友人とおしゃべりする自由を奪われた息苦しさが伝わってきました。

ストレス解消の手段をとらないと、『心身症』という、アトピー性皮膚炎の悪化、ニキビ、蕁麻疹、過敏性腸炎、不眠など体がどうにかしてくれと発信するサインが現れます。敏感肌や肌のゆらぎは、『心身症』の一歩手前、軽いサインです。

3)若い世代ほど、生活環境の変化によって「敏感肌」を感じている

「コロナ禍によって在宅時間が増え、これまで当たり前だったことができなくなるなど、新しい生活スタイルを送るようになった方が増えています。

こうした環境の変化によって、あなたは敏感肌だと感じることがありますか。」との質問には、「とても感じる」(17.0%)、「やや感じる」(39.3%)と、半数以上の56.3%が「敏感肌になっていることがわかりました。

敏感肌と感じている割合は、年代別では20代(65.0%)が最も多く、年代が高くなるにつれ、その割合は減っていました(30代:56.0%、40代:48.0%)。

また、「ニュー敏感肌」チェックテストからも、若い世代の方がニュー敏感肌・敏感肌予備軍であることが見てとれます。

<図7 コロナ禍で環境の変化によって敏感肌と感じることがありますか?(n=600)>
コロナ禍で環境の変化によって敏感肌と感じることがありますか?の図
第一三共ヘルスケア調べ

<図8 年代別のニュー敏感肌・敏感肌予備軍の割合>
年代別のニュー敏感肌・敏感肌予備軍の割合の図
第一三共ヘルスケア調べ

この結果を受け、監修の廣田先生は以下のようにコメントしています。

ストレス耐性は、年齢、性別、性格、人生経験、職種、環境によって大きく異なりますが、人生経験の多い大人世代は、これまでにも様々な理不尽な試練を乗り越えてきたのでストレスに強い傾向にあるでしょう。

40代以降は、大抵のことには驚かなくなりますし、自分の力が及ばない事柄には仕方ないと諦める力も育っています。ですから、若い世代の方が、ちょっとした生活習慣の乱れやストレスでニキビができやすい傾向がありますし、スキンケアの正解が見つけられず、刺激になる行為を行ってしまいがちでもあります。

自分のいる小さな世界や目の前のことにとらわれ過ぎず、長期的にどう変わっていくかを前向きに予想し、全体を俯瞰し、広い視野で物事を見ることができるタイプの人は、ストレスに負けません。様々な変化に柔軟に対応し、不安に溺れない賢さも、美肌には必要な要素かもしれません。

4)約8割がニューノーマル時代に選ぶスキンケアアイテムは「品質や素肌にやさしいもの」と回答

「コロナ禍によって在宅時間が増え、これまで当たり前だったことができなくなるなど、新しい生活スタイルを送るようになった方が増えています。 特に、リモートワーク・外出が減ったことによるメイク習慣の変化や、マスク着用による肌の変化を感じることもあるかと思います。

こうした状況で、あなたはどんな肌になりたいと感じますか。 あてはまるものを全てお選びください。」という質問をしたところ、最も多い回答は「ファンデいらずの素肌」(60.0%)、次いで「キメの整った肌」(53.0%)、「ニキビ・毛穴のすくないなめらか肌」(47.3%)と続きました。

また、生活環境の変化を送るようになった人が増える中で、「品質や素肌へのやさしさを重視するようになった」と回答した人は76.6%でした。このことからも、スキンケアに対する意識が高まっていると推測されます。

<図9 コロナ禍で変化した環境の中どんな肌になりたいと感じますか?>
コロナ禍で変化した環境の中どんな肌になりたいと感じますか?の図
第一三共ヘルスケア調べ

<図10 コロナ禍で変化した環境の中美容、行動に対してどのような意識を持っていますか?>
コロナ禍で変化した環境の中美容、行動に対してどのような意識を持っていますか?の図
第一三共ヘルスケア調べ

〔ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント〕

この調査結果から、コロナ禍による生活スタイルの変化で、アンケート結果からもお肌が敏感肌・敏感肌予備軍となっている人が増えていることがわかりました。

一方で、その感覚がきっかけで、エイジングケア化粧品やスキンケア化粧品には、品質や素肌へ負担がかからないことを重視する傾向になっていることもわかりました。

お肌が敏感な状態になっている今だからこそ、「お肌にとってやさしいケアの必要性」に対する意識の高まりが感じられます。


4.マスクなど刺激によるストレスに負けないお肌をつくるには?

敏感肌が改善した女性

ここまでご紹介したように、マスクを常につけた生活では、お肌が荒れたり敏感肌に傾いていることがわかりました。

お肌の表皮は約0.02mmととても薄く、デリケートにできています。だから、お肌の状態が一時的に敏感になっているゆらぎ肌の人や敏感肌の人、乾燥肌の状態になっている人は、お顔のマッサージによる摩擦や、化粧水をコットンでつけるといった摩擦は、お肌にとっては負担になってしまいます。

ですから、マッサージをするときにはお肌の上を軽くなでるように行いましょう。例えていうと、風船を割らないように優しくなでる感じですね。

また、化粧水をつけるときはハンドプレスで、やさしく押して浸透させるようにしてみましょう。

また、お肌が敏感な状態になっている時にお肌に負担とならないお肌のお手入れ方法や化粧品アイテムの選び方については、以下を参考にしてください。

①敏感肌のお肌のお手入れ

  • 洗顔料を使った洗顔回数は1日1回
  • 洗顔やクレンジングの時間はそれぞれ1分30秒以内に終わらせる
  • 洗い流すときは、ぬるま湯(32℃~34℃程度)で行う
  • 化粧水をつけるときはハンドプレスで

②敏感肌の時に選ぶ化粧品アイテムのポイント

また、オーガニックコスメも食物由来の成分はアレルギーのリスクがあります。この点、選ばれる際には覚えておいてください。

そのほかに、お肌が敏感になっている時は、これらの記事も参考にしてみてくださいね。

敏感肌を改善!症状・原因と10のエイジングケア対策のコツ
敏感肌に使いたい!おすすめのクレンジング11種と選び方
おすすめの敏感肌化粧水!選び方はランキングより刺激成分を避ける
敏感肌におすすめの日焼け止め厳選11種をご紹介!選び方と使い方は?
タイトジャンクションを守ろう!バリア機能正常化と敏感肌対策のコツ
敏感肌におすすめのエイジングケア美容液の選び方と使い方
敏感肌化粧品はこれがオススメ!ランキング不要の選び方
CE(コーニファイドエンベロープ)を守り敏感肌から解放された美肌へ

<マスク必須の日常で参考にしたい記事>
マスクによる肌荒れ・肌ダメージを防ぐ!選び方と使用時のスキンケア
テレワークやマスクをしているときのメイクと目を守る対策
新型コロナウイルス感染予防は目も守ろう!大切な3つのポイント
新型コロナウイルス感染予防に大切な市販・手作りマスクの効果と限界
新型コロナウイルス感染予防で手洗いした後はたっぷり保湿を!


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5.編集後記

「マスク生活になって半年、あなたは敏感肌になっていませんか?」をお届けしました。

ご紹介したファンケルのお肌への影響に関するデータと、第一三共ヘルスケアのマスク着用によるお肌のアンケート結果から、マスクによって敏感肌になりやすく、かつ敏感肌に傾いている人が増えていることがわかりました。

また、先日見たTV番組では、毎日マスクをしているために、マスクの布が触れて擦れている部分は、目に見えなくても検査機器でみるとシミになっていて、色素沈着につながる可能性もあると紹介していました。
Withコロナ時代になって、美肌を維持するためには一つ一つ、少し大変ですけど、これまで以上に丁寧なエイジングケアが必要ですね。

今回の「マスク生活になって半年、あなたは敏感肌になっていませんか?」の記事が、ナールスエイジングケアアカデミーの読者のみなさまのお役に立てれば幸いです。

(執筆:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。

(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。コスメ検定1級。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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