エイジングケア化粧品成分とは?種類・特徴と役割を考える

エイジングケア化粧品成分配合の化粧品のイメージ

エイジングケアを行なうには、よい美容成分を配合した化粧品を選ぶことが大切です。

よい美容成分とは、肌老化を防ぐことができるはたらきのある成分です。

この記事では、エイジングケア化粧品に含まれる機能性の高い美容成分の特徴やはたらきなどをご紹介します。

エイジングケア化粧品成分とは?種類・特徴と役割を考えるの目次

1.エイジングケア化粧品に大切な美容成分に興味があるあなたへ

美容成分のイメージ

「エイジングケア化粧品成分とは?種類・特徴と役割を考える」をお届けします。

エイジングケア化粧品を特徴付けているのは、もちろん、エイジングケア化粧品成分です。

したがって、エイジングケア化粧品の特徴を理解するには、それを構成するエイジングケア化粧品成分を理解することが大切です。

といっても、現在販売されている「エイジングケア化粧品」は多種多様。

そして、その成分も同様です。

しかも、さまざまなエイジングケア化粧品成分を「覚えたり、理解するのは難しい!」と、思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

その理由はいくつかあります。

まず、使われる言葉があまり聞きなれないこと、そもそも「エイジングケアとは何か」が十分理解できていないこと、成分を理解していなくても特に困らないこと、などです。

しかし、自分に合ったエイジングケア化粧品を選び、正しく使うためには、エイジングケア化粧品の成分についても理解することが大切です。

また、正しいエイジングケアを実践することで、肌老化を防いで美肌をキープできるのです。

この記事では、次の3つのポイントを簡潔にご紹介します。

「エイジングケア化粧品成分とは何か?」

「エイジングケア化粧品成分の役割は?」

「代表的なエイジングケア化粧品成分にはどんなものがあるか?」

その結果、さまざまな化粧品成分のメリットとデメリットが理解できるでしょう。

「エイジングケアの基礎を理解したい」

「エイジングケア化粧品の中身を知りたい」

「エイジングケア化粧品成分について理解をしたい」

とお考えなら、ぜひ、続きをお読みください。

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<この記事の大切なポイント>
  • エイジングケア化粧品成分には決まった定義はありません。高保湿やコラーゲンを増やす成分、酸化を防ぐ美容成分がそう呼ばれることがあります。
  • 最近では肌老化を改善ができる機能性の高い成分が登場しています。それらをエイジングケア化粧品成分と呼んだり、アンチエイジング成分と呼ぶことがあります。
  • 一般に、抗しわ作用、抗酸化作用などエイジングサインに対する効果が期待できる成分を、エイジングケア成分、または、エイジングケア化粧品成分と呼んでいます。
  • エイジングケア化粧品成分の実験によるデータがそのままエイジングケア化粧品の効果とはいえません。その点には注意しましょう。
  • それでも機能性の高い美容成分を使うことで、エイジングケアにとってよいはたらきが期待できます。だから、エイジングケアにはそれらを使うことがベターです。

2.エイジングケア化粧品成分って、どんな成分?

エイジングケア化粧品成分のイメージ

エイジングケア化粧品成分とは、どんな成分なのでしょうか?

実は、これに明確な定義はありません。

一般的に、化粧品にさまざまな機能を付け加え、その特徴付ける成分を「機能性成分」と呼びます。

美白成分、抗炎症成分、紫外線防止成分、皮脂抑制成分などが、化粧品の機能性成分です。

エイジングケア化粧品成分とは、その1つであって、エイジングケアにとって何らかのはたらきのある成分をいいます。

一般的には、しわを防ぐ抗しわや、酸化を防ぐ抗酸化などのはたらきがある成分がエイジングケア化粧品成分と呼ばれます。

また、保湿力が高い保湿成分の場合もエイジングケア化粧品成分と呼ぶことがあります。

そして、これらの成分をいくつか配合したものが、エイジングケア化粧品と呼ばれます。

ところで、エイジングケア化粧品成分には、1つの成分でいくつかのはたらきを持つ場合もあります。

たとえば、ビタミンA誘導体(レチノール)ビタミンC誘導体などの比較的古くから知られているもの、最近ではすっかり有名になったセラミド、そして人気が上がってきたプロテオグリカンナールスゲンネオダーミルなどの新しいエイジングケア化粧品成分などです。

ナールスエイジングケアアカデミーでは、これらのエイジングケア化粧品成分の1つ1つについて詳しい記事を用意しています。

そこで、この記事では、これらのエイジングケア化粧品成分の全体像をご理解いただくために、代表的なエイジングケア化粧品成分を網羅的にその特徴や役割をご紹介します。


3.代表的なエイジングケア化粧品成分の役割と特徴

代表的なエイジングケア化粧品成分の役割と特徴を説明する女性

エイジングケア化粧品成分には、コラーゲンエラスチンヒアルロン酸などを増やす作用が実験データで認められているものもあります。

しかし、基礎化粧品の成分が届くのは表皮角質層までです。だから、エイジングケア化粧品であっても化粧品であり、真皮までは成分が届かないものと規定されています。

したがって、エイジングケア化粧品成分で認められた実験結果が、エイジングケア化粧品の効果と一致するわけではないことを理解しておきましょう。

また、多くのエイジングケア化粧品成分は安全性にも配慮されています。それでも肌状態や年齢の関係、成分の刺激性などで化粧品かぶれ接触皮膚炎になることもありえます。

だから、初めての成分を使う場合は慎重になりましょう。

1)ナールスゲン

ナールスゲンの構造式

①ナールスゲンの基本情報

京都大学と大阪市立大学の共同研究を経て、産学連携で創成されたアミノ酸誘導体ヒューメクタント

分子量が331.26と極めて小さな水溶性のエイジングケア化粧品成分です。

だから、ナールスゲンは化粧水に使うのがもっとも適した成分です。

②ナールスゲンの特徴と役割

水分の保持、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やす作用、抗酸化成分であるグルタチオンを増やす作用、光老化の抑制作用、角化細胞の遊走能を高めるはたらきなどを持ち、しわくすみ乾燥肌の予防効果が期待されています。

さらに、たるみ目の下のくまほうれい線たるみ毛穴の対策としても使えるエイジングケア化粧品成分です。

なお、最近ではヒアルロン酸や表皮にあってシミを防ぐヒートショックプロテイン(HSP)70を増やすこともわかってきました。

ナールスゲンは、30代からのほうれい線ケア化粧水ほうれい線ケア美容液などに配合されます。

また、さっぱりしたテクスチャーなので混合肌向けの化粧水にも使われます。

ナールスゲンについての詳しい情報は、「ナールスゲン 京都大学発エイジングケア化粧品成分の10の秘密」や「ナールスゲンのエビデンス(科学的根拠)を示す学術論文のご紹介」をご覧ください。

2)ネオダーミル

①ネオダーミルの基本情報

ネオダーミルは、スイスで開発されたグリセリン、メチルグルコシド6 リン酸(MG6P)、銅、リシンプロリンを混合したエイジングケア化粧品成分です。

水溶性成分で水に溶けると鮮やかなブルーになります。

②ネオダーミルの特徴と役割

ネオダーミルは、皮膚に最も多いⅠ型コラーゲンと次に多いⅢ型コラーゲン、エラスチンを増やすはたらきがあります。

臨床試験で、深いしわを2週間で-15%浅くし、その体積を-13%小さくする結果が得られています。

しわや、たるみなどのエイジングサインの予防や進行の抑制に効果が期待されています。

だから、しわ対策の化粧水しわ対策の美容液などによく配合されます。

また、目元美容液などにも配合されるエイジングケア化粧品成分です。

ネオダーミルの詳しい情報は、「ネオダーミルは、いま注目の新エイジングケア化粧品成分!」をご覧ください。

3)アセチルヘキサペプチド-8(アルリジン)

アセチルヘキサペプチド-8(アルリジン)のイメージ

①アセチルヘキサペプチド-8の基本情報

植物由来のアミノ酸が結合してできた「ペプチド」と呼ばれるエイジングケア化粧品成分です。

ペプチドとは、アミノ酸が2個以上まっすぐにつながったもので、それがさらに立体につながれば、たんぱく質になります。

アセチルヘキサペプチド-8よりも少し緩和な作用がある「パルミトイルペンタペプチド-4」もペプチドの1種です。

②アセチルヘキサペプチド-8の特徴・役割

使い続けることで表情じわの原因となる物質の分泌を抑制し、神経細胞の活動を減らすことで、表情筋の緊張を緩和させるはたらきがあります。

こうした作用により、しわの予防や改善が期待されています。

ボトックス注射が禁止されていたスペインで開発された経緯から、「塗るボトックス」とよばれていますが、ボトックス注射ほどの即効性はありません。

4)白金(プラチナ)

白金のイメージ

①白金の基本情報

白金(プラチナ)は、ナノコロイドという極めて小さな分子として、エイジングケア化粧品に配合されます。

実は、化粧品成分としては、黒っぽい液体で味やにおいはありません。

意外かもしれませんが、食品添加物として厚生労働省に認められている安全性の高い成分です。

②白金の特徴・役割

白金(プラチナ)は、極めて高い抗酸化作用を発揮するエイジングケア化粧品成分です。

なぜなら、11種類あるといわれている活性酸素のすべてに抗酸化作用を発揮するからです。

また、ビタミンCなどは、一度、抗酸化作用を発揮するとそれがなくなりますが、白金は、極めて安定性が高いため、自身が酸化を受けないので、半永久的に抗酸化作用を発揮します。

しみ・しわ・たるみ・目の下のくま・肌のくすみなどのエイジングサインの予防や進行を抑制する効果が期待されています。

高価格なのでエイジングケア化粧品にはほとんどの場合、微量の配合です。

50代のほうれい線対策美容液敏感肌用の美容液に配合されることがあるエイジングケア化粧品成分です。

5)金コロイド

①金の基本情報

金(ゴールド)も白金と同じで、ナノコロイドという極めて小さな分子として、エイジングケア化粧品に配合されます。

実は、化粧品成分としては、赤い液体で味やにおいはありません。

②金の特徴・役割

金(ゴールド)は、極めて高い抗酸化作用を発揮するエイジングケア化粧品成分です。

また、金は、極めて安定性が高いため、自身が酸化を受けないので、半永久的に抗酸化作用を発揮します。

しみ・しわ・たるみ・目の下のくま・肌のくすみなどのエイジングサインの予防や進行を抑制する効果が期待されています。また、金には美白作用もあります。

だから、美白化粧水などくすみ対策の化粧水くすみ対策の美容液に配合されます。

金についての詳しい情報は、「金(ゴールド)コロイドの美肌やエイジングケアへの効果は?」をご覧ください。

6)プラセンタエキス

プラセンタエキスのイメージ

①プラセンタエキスの基本情報

豚、牛、馬の胎盤から精製水で抽出されるエイジングケア化粧品成分です。

プラセンタとは英語で「胎盤」のことです。

プラセンタは1つの成分ではなく、たくさんの成分が入り混じっています。

②プラセンタエキスの特徴・役割

プラセンタには、保湿効果、血行促進、代謝アップ、抗酸化、メラニン排出促進などの効果が期待されるので、シミやそばかす色素沈着を防ぐ効果が期待されます。

そのため、美白化粧品に配合されることもあります。

プラセンタは、下記の成分が含まれます。

プラセンタエキスについての詳しい情報は、「プラセンタエキスの化粧品での効果!馬豚・豚・羊の違いは?」をご覧ください。

7)レチノール

①レチノールの基本情報

レチノールは、エイジングケア化粧品成分としては、ビタミンA誘導体を指します。

レチノールとはカテゴリー名であって、成分の個別名ではありません。

「パルミチン酸レチノールや酢酸レチノール」などが成分名です。

淡黄色の透明に近い液体で、油溶性の成分です。

②レチノールの特徴・役割

レチノールにはターンオーバーを促進する作用、コラーゲンやエラスチンを増やす作用があります。しわの予防やくすみ、ニキビ予防などに効果が期待されています。

そのため、30代からの美容液しわ取りクリームほうれい線対策のクリームに配合されます。

一方、レチノールは刺激が強いので、お肌が赤くなったり、ピリピリする場合があります。

また、医薬品のレチノイン酸(トレチノイン)ほどの効果を期待することはできません。

レチノールの詳しい情報は、「レチノールの効果と副作用を知って、正しいエイジングケア!」をご覧ください。

8)レチノイン酸トコフェリル

レチノイン酸トコフェリルのイメージ

①レチノイン酸トコフェリルの基本情報

レチノイン酸トコフェリルは、ビタミンA誘導体であるレチノイン酸にビタミンE誘導体であるトコフェロールを結合し、レチノールよりも安全性を高める工夫をしたエイジングケア化粧品成分です。

②レチノイン酸トコフェリルの役割・特徴

レチノイン酸トコフェリルには、レチノールと同様、ターンオーバーを促進する作用、コラーゲンやエラスチンを増やす作用があります。

しわの予防やくすみ、ニキビ予防などに効果が期待されています。

一方、レチノールほどではありませんが、お肌が赤くなったり、ピリピリするなど刺激を感じる場合があります。

レチノイン酸トコフェリルの詳しい情報は、「レチノイン酸トコフェリルでハリ・ツヤが増すエイジングケア」をご覧ください。

9)ナイアシンアミド

①ナイアシンアミドの基本情報

ナイアシンアミドは、「ニコチン酸アミド」と呼ばれることがあるビタミンB3の1種です。

シアノピリジンという物質から合成される白色の結晶または結晶性の粉末化粧品原料で、匂いのない水溶性のエイジングケア化粧品成分です。

②ナイアシンアミドの特徴・役割

セラミド合成のサポート、バリア機能の正常化、血行促進作用があるので乾燥肌対策、くすみ対策などが期待できます。

メラニンの生成を抑制してしみやソバカスを抑制するはたらきもあり、さまざまなエイジングケア効果が期待できる成分です。

そのため、美白化粧品にも使われます。

さらには、コラーゲンにはたらきかけることから、シワの予防効果も期待されます。

10)水溶性ビタミンC誘導体

水溶性ビタミンCのイメージ

①水溶性ビタミンC誘導体の基本情報

水溶性ビタミンC誘導体は、個別のエイジングケア化粧品成分の名前ではなく、カテゴリーの名前です。

ビタミンCはもともと水溶性の成分ですが、安定性が低く壊れやすいため、誘導体にすることでお肌への浸透や、お肌にとどまりやすいように改良したのが水溶性ビタミンC誘導体です。

代表的な成分は、「アスコルビン酸Na」や「アスコルビン酸Mg」、「ビタミンCエチル」があります。

また、最近では水溶性と油溶性の性質をあわせ持った両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)も登場しています。

古くから現在に至るまで、ビタミンC誘導体化粧水ビタミンC誘導体美容液はエイジングケア世代に人気です。

②水溶性ビタミンC誘導体の特徴・役割

水溶性ビタミンC誘導体は、即効性が高いのが特徴です。

また、ビタミンCには、多くのエイジングケアにとってよい効果があります。

抗酸化作用、コラーゲンを増やす作用、メラニンの生成を抑える作用、皮脂分泌を抑える作用などです。

こうした作用から、しわ予防、くすみ予防、ニキビ予防や毛穴の黒ずみ対策などが期待されています。

また、シミ対策の薬用化粧品(美白化粧品)や脂性肌ケアの化粧水夏向けの化粧水にも使われます。

さらに、毛穴の黒ずみケア化粧水たるみ毛穴化粧水たるみ毛穴美容液にも配合されます。

一方、ビタミンC誘導体には刺激があるので、高濃度な場合や肌質・お肌の状態によっては使えないケースもあります。

水溶性ビタミンC誘導体についての詳しい情報は、「水溶性ビタミンC誘導体の種類・特徴と効果的な使い方は?」をご覧ください。

11)油溶性ビタミンC誘導体

①油溶性ビタミンC誘導体の基本情報

油溶性ビタミンC誘導体も、水溶性ビタミンC誘導体同様、個別のエイジングケア化粧品成分の名前ではなく、カテゴリーの名前です。

油溶性ビタミンC誘導体は、保湿クリームなどに配合されますが、最も実績の多いのが、「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)」です。

②油溶性ビタミンC誘導体の特徴・役割

油溶性ビタミンC誘導体も、ビタミンCとしての特徴・役割がありますが、水溶性ビタミンC誘導体と比較して、次の違いがあります。

  • 即効性がない
  • 効果の持続時間が長い
  • 刺激が少ない

こうした特徴から、油溶性ビタミンC誘導体は、秋のスキンケアの保湿クリーム冬のスキンケアの保湿クリームに配合されます。

油溶性ビタミンC誘導体やテトラヘキシルデカン酸アスコルビルの詳しい情報は、「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)の特徴は?」をご覧ください。

12)トコフェリルリン酸Na

トコフェリルリン酸Naのイメージ

①トコフェリルリン酸Naの基本情報

トコフェリルリン酸Naは、油溶性成分であるビタミンE(トコフェロール)にリン酸基を導入し、水溶性の性質をあわせ持つことができるようになったビタミンE誘導体です。

②トコフェリルリン酸Naの特徴・役割

トコフェロールは、水のなかでは分解しやすかったため、化粧水や美容液に高濃度で配合しづらいという欠点がありましたが、トコフェリルリン酸Naは、その欠点を補ったエイジングケア化粧品成分です。

トコフェリルリン酸Naには、抗酸化作用や抗炎症効果があり、肌荒れの防止や活性酸素の除去などが期待されています。

だから、肌荒れ対策の化粧水に配合されます。

トコフェリルリン酸Naの詳しい情報は、「ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Naの秘密は?」をご覧ください。

13)レスベラトロール

①レスベラトロールの基本情報

ブドウやリンゴンベリー(コケモモ)などに含まれるポリフェノールの一種です。

抗酸化作用や肌を保護するはたらきがあるエイジングケア化粧品成分です。

②レスベラトロールの特徴・役割

酸化を防ぐことで、肌のハリ肌ツヤをキープする効果が期待されています。

また、紫外線ダメージによるメラニンの沈着を防ぎ、シミを予防したり、NF-κB(エヌエフカッパービー)という転写因子の活性化を抑制することで、たるみ毛穴や毛穴の黒ずみ肌荒れの予防大人ニキビかゆみなどの予防が期待できます。

レスベラトロールの詳しい情報は、「レスベラトロールは肌のエイジングケアに期待の化粧品成分」をご覧ください。

14)アセチルデカペプチド-3

①アセチルデカペプチド-3の基本情報

アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸にアセチル基が導入されたペプチドです。

②アセチルデカペプチド-3の特徴・役割

アセチルデカペプチド-3は、創傷治癒や組織再生を助ける、FGF(Fibroblast growth factors=線維芽細胞増殖因子)の様なはたらきがあるエイジングケア化粧品成分です。

FGFは真皮の線維芽細胞にはたらきかけ、成長を促します。

そのため、顔のシワを改善する効果が期待されています。

このような効果から、シワ対策のエイジングケア化粧品ほうれい線コスメに配合されます。

アセチルデカペプチド-3について詳しくは、「アセチルデカペプチド-3で肌のハリをキープするエイジングケア」をご覧ください。

15)セラミド

①セラミドの基本情報

植物・動物・酵母由来など、さまざまなタイプのものがあるエイジングケア化粧品成分です。

セラミドは、スフィンゴ脂質の1つで、脂質でありながら、親水基を持っているので油だけはなく水にも溶けやすい成分です。

②セラミドの特徴・役割

セラミドの特徴は、何といっても高い保湿力でバリア機能のはたらきを守ることです。

水分を挟み込むように保湿することにより、湿度が低くても水分を逃がさないことが大きな特徴です。

だから、乾燥肌対策としてはとてもよい選択肢で、安全性も高いことから敏感肌インナードライ肌にも使えます。

植物由来のセラミドとして、ユズセラミドグルコシルセラミドなどの「コメヌカスフィンゴ糖脂質」があります。

また、動物由来のセラミドとしては「セレブロシド」、酵母由来のセラミドとしては、「ヒト型セラミド」があります。

また、フィトスフィンゴシンもセラミドの仲間です。

これらの中で、人が持っているセラミドとほぼ同じ構造をもっているのがヒト型セラミドです。

水溶性セラミドはセラミド化粧水、ヒト型セラミドはセラミド美容液セラミドクリームに使われます。

セラミドについての詳しい情報は、「セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方」をご覧ください。

16)プロテオグリカン

プロテオグリカンのイメージ

①プロテオグリカンの基本情報

プロテオグリカンは、「たんぱく質」と「糖」が結合してできた成分です。

エイジングケア化粧品成分のプロテオグリカンは、鮭の頭部の鼻軟骨由来で、弘前大学で開発されました。

水溶性の成分なので、主に化粧水美容液で使われます。

最近では、そんなプロテオグリカン化粧水プロテオグリカン美容液が人気です。

②プロテオグリカンの特徴・役割

プロテオグリカンには、高い保湿効果とともに、Ⅰ型コラーゲンを増やすはたらき、ヒアルロン酸を増やすはたらきがあります。

プロテオグリカンのコラーゲンとヒアルロン酸を増やす効果は、EGF(上皮成長因子、Epidermal Growth Factor)様の作用によるものと考えられています。

乾燥肌対策の保湿やしわの予防などに効果が期待できます。

プロテオグリカンの詳しい情報は、「プロテオグリカンの効果は保湿とエイジングケア化粧品の要!」や「プロテオグリカンはアンチエイジングやエイジングケアで期待」をご覧ください。

17)フラーレン

①フラーレンの基本情報

60個の炭素だけでできたサッカーボールのような球状の構造を持つ、極めて安定性の高いエイジングケア化粧品成分です。

化粧品成分としては、焦げ茶色の粘性のある液体です。

従来、水に溶けにくかったのですが、現在は、高度精製の技術によって開発された水溶性フラーレンが化粧品成分として使われるようになりました。

フラーレンの発見者がノーベル賞を受賞したことで有名になったエイジングケア化粧品成分です。

②フラーレンの特徴・役割

ビタミンCの100倍以上ともいわれる高い抗酸化力を持つ成分です。また、活性炭のような吸着作用により、活性酸素を取り込んで無害化します。

シワやシミの予防に効果が期待されています。

18)アスタキサンチン

①アスタキサンチンの基本情報

サケ、エビ、カニや海藻などの魚介類に多く含まれるカロテノイドと呼ばれる天然の赤い色素です。

②アスタキサンチンの特徴・役割

アスタキサンチンは、ビタミンEの約1,000倍以上、βカロチンの10倍以上の強力な抗酸化作用があり、活性酸素を除去することから、しわやたるみなどの予防効果が期待されています。

19)ユビキノン

ユビキノンのイメージ

①ユビキノンの基本情報

ユビキノンは、コエンザイムQ10(COQ10)の名前のほうが一般的にはよく知られています。

もともと心臓病の処方薬(医療用医薬品)として使われていた脂溶性の成分です。

エイジングケア化粧品成分としては、水溶性でかすかな香りを持つオレンジ色の粉体です。

②ユビキノンの特徴・役割

体内の代謝に重要なはたらきをしますが、体内で合成もできることから、ビタミン様物質といわれています。ビタミンの定義は、「体内で合成できない物質」なので、ユビキノンはビタミンに近いはたらきがあってもビタミンではないのです。

ユビキノンには強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去することから、しわやたるみなどの予防効果が期待されています。

40代向けの美容液50代向け美容液に配合されるエイジングケア化粧品成分です。

ユビキノンについての詳しい情報は、「コエンザイムQ10(ユビキノン)は酸化を防ぐ化粧品の成分!」をご覧ください。

20)キュアパッション

キュアパッションの原料であるパッションフルーツ

①キュアパッションの基本情報

キュアパッションは、パッションフルーツ(和名:クダモノトケイソウ)のエイジングケアのはらたきに着目して、その果実から抽出したエイジングケア化粧品成分です。

全成分表示名は、「クダモノトケイソウ果実エキス」です。

②キュアパッションの特徴・役割

キュアパッションには、リンパ管様構造の形成促進作用や皮膚微小リンパ管内皮細胞の増殖促進作用が認められています。

これらの作用により、お肌のくすみやむくみの改善、お肌を引き締めるなどの効果に加え、リンパ管に注目した新しいUVケアのサポートが期待されます。

ナールスブランドでは、フェイスマスクであるナールスパッションに配合されています。

キュアパッションの詳しい情報は、「キュアパッションはパッションフルーツのエイジングケア成分」をご覧ください。

21)コラーゲン

①コラーゲンの基本情報

豚や鶏、魚などの皮や鱗から抽出したたんぱく質であるコラーゲンを酸やアルカリなどで溶解するとエイジングケア化粧品成分としてのコラーゲンができます。

由来によって、アニマルコラーゲンやフィッシュコラーゲンマリンコラーゲンと呼ばれます。

低温ではゲル状でヒトの体温くらいになると液体になります。

水溶性の成分で、なじみがよくサラッとしています。

②コラーゲンの特徴・役割

コラーゲンは、いまや知らない人がいないくらい有名な成分で、さまざまな化粧原料の会社がさまざまな種類のコラーゲンを提供しています。

その多くは「加水分解コラーゲン」ですが、「低分子コラーゲン」、「アテロコラーゲン」、「生コラーゲン」などと呼ばれるものがあります。

コラーゲンの化粧品成分としての役割は、保湿です。

化粧品成分としてのコラーゲンは、お肌でコラーゲンになるわけではなく、乾燥を防ぐことが期待できます。

だから、乾燥肌対策の保湿化粧水保湿美容液などに配合されます。

コラーゲンについての詳しい情報は、「コラーゲン化粧品はたくさんあるけど、エイジングケアに大切?」や「コラーゲンのエイジングケアとアンチエイジングにおける役割」をご覧ください。

22)ヒアルロン酸

ヒアルロン酸のイメージ

①ヒアルロン酸の基本情報

以前は、鶏のトサカから抽出していましたが、最近では乳酸菌の発酵法で製造するケースが増えてきた水溶性のエイジングケア化粧品成分です。

ごく微量でも水に溶けるととろみがでます。

②ヒアルロン酸の特徴・役割

たった1gで、2〜6Lの水分保持力があるといわれるほど保湿力の高い成分です。ヒアルロン酸にも多くの種類がありますが、一般的なヒアルロン酸は、「ヒアルロン酸Na(ナトリウム)」です。ほかには、「アセチルヒアルロン酸」、「加水分解ヒアルロン酸」などがあります。

多くの基礎化粧品に配合されるエイジングケア化粧品成分で、夏の美容液なら低濃度、冬の美容液なら高濃度などの使い方がされています。

ヒアルロン酸についての詳しい情報は、「ヒアルロン酸の保湿効果にはデメリットがあった!その秘密と安全性」や「衝撃!ヒアルロン酸で乾燥肌になる!誤った使い方を避けて正しい保湿」をご覧ください。

23)シアバター

シアバター

①シアバターの基本情報

シアバターは、シアノキの実から採取される植物性油脂で、常温では固形のエイジングケア化粧品成分です。

約36℃が融点なので、体温で柔らかくなって液体に変わります。

本来、「オイル」なので、エイジングケア化粧品での全成分表示は「シア脂」と表示されますが、一般的にはシアバターと呼ばれます。

②シアバターの特徴・役割

シアバターの主成分は「脂肪酸」です。

脂肪酸のなかでもステアリン酸、オレイン酸が最も多く40%程度ずつで、リノール酸、パルミチン酸を加えると95%以上になります。

これらの脂肪酸は、人の皮脂の成分でもあることから、シアバターは皮脂に近いはたらきをしてくれます。

つまり、シアバターは水分の蒸発を防ぐことで保湿を担うエモリエント成分です。

また、微量ですが、ビタミンE(トコフェロール)や抗炎症成分アラントインなどが含まれます。

シアバターは、乾燥肌対策の保湿クリームなどに配合されますが、冬の乾燥肌対策にも適したエイジングケア化粧品成分です。

シアバターについての詳しい情報は、「シアバターは保湿の王様!おすすめの化粧品の7つの使い方の秘訣」をご覧ください。

このほかにも、エイジングケアアカデミーで紹介している化粧品成分には、次のようなものがあります。

ダマスクローズ(ダマスクバラ花水)

センチフォリアバラ花エキス

尿素

シアノコバラミン

スクワラン

エルゴチオネイン

マトリキシル

ブドウ葉/種子/皮エキス

グルコシルヘスペリジン(ビタミンP)

代表的なエイジングケア化粧品成分について紹介しましたが、ほかにもたくさんエイジングケア化粧品成分はあります。

今後、随時、エイジングケア化粧品成分を追加していく予定です。

エイジングケア化粧品成分の詳しい情報は、1つ1つの記事をチェックし、ここではいろいろなエイジングケア化粧品成分を一覧する際にご利用ください。


4.エイジングケア化粧品成分を学ぶ書籍

エイジングケア化粧品成分を学ぶ書籍のイメージ

ナールスエイジングケアアカデミーの書籍レビューのコーナーでは、エイジングケア化粧品成分を学ぶための書籍を何冊かご紹介しています。

もっとたくさんの美容成分や化粧品成分をチェックしたい方は、ぜひ、参考にしてください。

化粧品成分ガイド 第6版(宇山侊男/岡部美代治/久光一誠 著、フレグランスジャーナル社)

天然成分だけで化粧品をつくることはできないのか?(角谷貴斗 著、中央書院)

お姫様の美肌図鑑(監修 まのえいこ、株式会社じほう)

知れば知るほどキレイになれる!美容成分キャラ図鑑(小西さやか 著、東西社)

化粧品選びの常識が変わる!美肌成分事典(かずのすけ/白野実 著、主婦の友社)

世界一ためになる!美容成分図鑑(佐藤薫 著、星出版社)


5.エイジングケア化粧品の選び方

エイジングケア化粧品を選ぶ女性

これらのエイジングケア化粧品成分の情報と「エイジングケア化粧品の効果とその選び方は、7ステップで!」を読むことで、ランキングなどに頼らなくても自分に合ったエイジングケア化粧品を選べる知識が身につきます。

また、年代別や男性のエイジングケアを考える上でも、エイジングケア化粧品成分について理解することは大切です。

そのために、次の記事も参考にしてください。

20代でもエイジングケア化粧品は必要?オススメと選び方

30代、初めてのエイジングケア化粧品。失敗で老け顔に!

40代だからこそ考えたいエイジングケア化粧品の選び方!

50代のエイジングケア化粧品の選び方と大切な7つの真実!

60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方

メンズ(男性)にもエイジングケアが必要な3つの理由と5つの対策


6.まとめ

エイジングケア化粧品成分とは?種類・特徴と役割を考えるのまとめ

「エイジングケア化粧品成分とは?種類・特徴と役割を考える」をお届けしました。

いかがだったでしょうか。

エイジングケア化粧品成分といっても多種多様なので、1つ1つの成分について、どんな機能があるのかを理解することが大切です。

また、特徴や使用するメリット、デメリットを理解することも大切です。

ナールスエイジングケアアカデミーでは、エイジングケアに取り組むみなさまのエイジングケア化粧品選びのサポートを目指して、エイジングケア化粧品成分それぞれについての情報をご提供しています。

ここで紹介するエイジングケア化粧品成分をご理解いただくことで、自分にあったエイジングケア化粧品選びにお役立てくださいね。

(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。流通関係を中心にマーケティングプランやPB商品の開発等を担当。1990年よりフリーとなり、飲食関連のコーディネート、企業広報誌や医療・健康関連情報誌のライティングやコスメ関係のブログ記事発信など、仕事の領域を広げつつ現在に至る。

ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

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