(ジメチコン/メチコン)コポリマーは安全性の高い化粧品成分

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(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、2009年にハイドロゲンジメチコンに表示名称を改定された化粧品成分です。

シリコーンオイルの一種で、化粧品に撥水性やつや出しの効果を与えます。

また、粉体成分の表面処理剤として化粧下地や日焼け止めに用いられる成分です。

この記事では、(ジメチコン/メチコン)コポリマーの特徴や役割、安全性などをご紹介します。

また、おすすめの(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合の日焼け止めをご紹介します。

この記事を読むことで得られることは?
  • (ジメチコン/メチコン)コポリマーの特性や効果、はらたき、安全性がわかります。
  • (ジメチコン/メチコン)コポリマーがどんな化粧品に配合されるかがわかります。
  • (ジメチコン/メチコン)コポリマー配合のおすすめの日焼け止めの特徴がわかります。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

この記事の目次を紹介する女性のイラスト

1.(ジメチコン/メチコン)コポリマーが気になるあなたへ

ジメチコンの検証のイメージ

「(ジメチコン/メチコン)コポリマーは安全性の高い化粧品成分」をお届けします。

(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、シリコーンオイルから得られる樹脂です。

いまでは、ハイドロゲンジメチコンに名称が変更されています。

シリコーンオイルといえば、ジメチコンジフェニルジメチコンシクロペンタシロキサンがよく知られています。

この成分は、これらの仲間です。

スキンケアやエイジングケア美肌に対する意識の高い方は、シリコーンオイルの安全性が気になるのではないでしょうか?

(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、結論からいえば、安全性に問題のない成分です。

だからこそ(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、さまざまなメイクアップ用品や美容液保湿クリーム日焼け止めなど、さまざまなスキンケアアイテムに配合されているのです。

もちろん、敏感肌化粧品エイジングケア化粧品にも配合されます。

正しいエイジングケアの実践のためには、(ジメチコン/メチコン)コポリマーをはじめ、さまざまな化粧品成分について理解することが大切です。

この記事では、(ジメチコン/メチコン)コポリマーの特性、効果、安全性について詳しくご紹介します。また、どんな化粧品に配合されるかを取り上げます。

さらに、おすすめの(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合の日焼け止めをご紹介します。

「(ジメチコン/メチコン)コポリマーってどんな化粧品成分?特徴や役割は?」

「(ジメチコン/メチコン)コポリマーは本当に安全?問題はないの?」

「ジメチコンやシクロペンタシロキサンとどう違うの?」

「(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合の化粧品にはどんなものがあるの?」

「(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合のおすすめの日焼け止めって?教えて!」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合のおすすめのノンケミカルの日焼け止め>

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<この記事の大切なポイント>
  • (ジメチコン/メチコン)コポリマーは、ジメチルシロキサンとメチルハイドロジェンシロキサンから成る共重合体のシリコーンオイルです。その性状は液体です。
  • (ジメチコン/メチコン)コポリマーは、化粧品成分としてのかつての名称です。現在は、ハイドロゲンジメチコンという表示名称に変更されています。医薬部外品表示名称は、メチルハイドロジェンポリシロキサンです。
  • (ジメチコン/メチコン)コポリマーは、撥水性が高いので水をよくはじきます。また、皮膜をつくってツヤ出し効果を発揮します。
  • そんな特徴から(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、ファンデーションやコンシーラーなど多くのメイクアップ化粧品やウォータープルーフ系のメイクアップ用粉体の表面処理剤として利用されています。ほかにも日焼け止めをはじめ、口紅やリップグロスなど、3000種を超えるスキンケアアイテムに配合されています。さらに、美容液や保湿クリームに使われることもあります。
  • (ジメチコン/メチコン)コポリマーは、基本的には安全性が高い成分です。だから、敏感肌をはじめどんな肌質でも使える化粧品成分です。

2.(ジメチコン/メチコン)コポリマーとは?

(ジメチコン/メチコン)コポリマーとは何かを考える女性

(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、ジメチルシロキサンとメチルハイドロジェンシロキサンから成る共重合体のシリコーンオイルです。

化学構造的にジメチコンのメチル基の一部を水素原子に置換した直鎖状重合物です。

つまり、ジメチコンと同じく鎖状シリコーンです。

性状は液体です。

(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、まず、撥水性が高いという特徴を持っています。

つまり、をはじくはたらきが強いのです。

また、皮膜をつくってお肌を滑らかにするはたらきやツヤ出しの効果があります。

そのため、ファンデーションやコンシーラーなど多くのメイクアップ化粧品やウォータープルーフ系のメイクアップ用粉体の表面処理剤として利用されています。

2009年に(ジメチコン/メチコン)コポリマーからハイドロゲンジメチコンに表示名称が改定されましたが、旧名称のほうが知られています。

化粧品の全成分表示名称では、ハイドロゲンジメチコンまたは(ジメチコン/メチコン)コポリマーです。

医薬部外品表示名称は、メチルハイドロジェンポリシロキサンです。

実は、同じ医薬部外品名称を持つ成分が、メチコンです。

ハイドロゲンジメチコンとの違いは、化学構造的にメチル基の水素原子への置換数がメチコンのほうが多いだけでほとんど同じ成分です。

そのため、医薬部外品名称はどちらも「メチルハイドロジェンポリシロキサン」です。

なお、(ジメチコン/メチコン)コポリマーと名称がよく似た成分に、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーがあります。

こちらは、シリコーンパウダーで、球状の粉体成分です。





3.(ジメチコン/メチコン)コポリマーの安全性

(ジメチコン/メチコン)コポリマーの安全性のイメージ

1)一般的な安全性

(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、毒性や刺激性の報告がない安全性が高い成分です。

また、皮膚感作性も認められていないので、アレルゲンとなって肌荒れを起こすこともありません。

そのため、肌のバリア機能を壊すなどのリスクが低い成分です。

また、シリコーンですが皮膚呼吸を妨げることはありません。

したがって、普通肌脂性肌はもちろんのこと、乾燥肌敏感肌乾燥性敏感肌インナードライ肌混合肌のあらゆる肌質の方でも使うことが可能です。

しかし、どんな成分であっても、誰にでも安全とはいえません、肌荒れやかゆみが出る可能性を100%否定することはできません。

つまり、化粧品かぶれ接触皮膚炎)のリスクがまったくないわけではないのです。

アトピー性皮膚炎など、アレルギーのある方やお肌が弱い方は注意が必要です。

肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。

2)シリコーンオイルの都市伝説

(ジメチコン/メチコン)コポリマーをはじめシリコーンオイルには、次のような不安を抱く方がいます。

  • シリコーンオイルは有害な化粧品成分なので使わないほうがよい
  • 毛穴を詰まらせて角栓イチゴ鼻の原因になる
  • 頭皮や毛髪をコーティングして毛髪を傷める
  • 皮膚常在菌のバランスを乱して肌荒れの原因になる

日焼け止めや化粧下地を夜のスキンケアで落とさなければ、そのリスクがないわけではありませんが、適切に使用すればその可能性は少ないのです。

なぜなら、化粧品に配合される濃度は小さく、シリコーンオイルは孔のある構造でビニールとは違う構造だからです。

ジメチコンの説明


4.(ジメチコン/メチコン)コポリマーが配合される化粧品は?

(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合化粧品のイメージイラスト

(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、シリコーンオイルなので保湿化粧水クレンジング料洗顔料などに配合されることは少ないのですが、それ以外の3000種を超えるさまざまなスキンケアアイテムに使用されます。

まず、多いのは化粧下地やコンシーラー、パウダーファンデーション、リキッドファンデーション、マスカラ、アイブロウなどのメイク用のアイテムです。乾燥肌用のファンデーションによく使われます。

また、口紅やリップグロスなどの唇ケア用のアイテム、日焼け止めにもよく使われます。

このほか、保湿美容液乳液保湿(フェイス)クリームにも配合されています。


5.(ジメチコン/メチコン)コポリマーの仲間や似た成分

1)ジメチコン

これは鎖状シリコーンオイルです。

低分子のジメチコンは、粘度が低い以外に揮発性が高いことが特徴です。

一方、高分子のジメチコンは、粘度が高いためコーティング力に優れていますが、揮発性はありません。

2)ジフェニルジメチコン

ジフェニルジメチコンは、ジメチコンの一部のメチル基をフェニル基に置き換えた成分です。

ジメチコンと異なりエタノール(アルコール)によく溶けます。

さまざまな成分と相性がよく、スキンケア製品やメイク用品でよく使われます。

3)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン

シリコーンオイルであるジフェニルシロキシフェニルトリメチコンのイメージ

ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンは、シリコーンオイルの1種です。

耐熱性や耐寒性、耐水性にも優れている化粧品成分です。

撥水性、皮膜性があり、安定性や安全性が高い成分で、化粧品の滑りやのびなど、テクスチャーをよくするために配合されます。

4)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、シリコーンパウダーの1種です。

性状は粉体成分で球状です。

化粧品にさらさら感や滑らかな感触を与えるはたらきがあります。

また、毛穴や小ジワを隠して目立たなくする効果があります。

さらに、マットな質感によりメイクの演出効果に優れています。

5)PEG-9ジメチコン

PEG-9ジメチコンは、ジメチコンの側鎖に存在するメチル基の一部を親水性の酸化エチレンに置換して得られるポリマーです。

PEG-9ジメチコンは、普通の界面活性剤では乳化が難しいシリコーンオイルを乳化させるはたらきがあります。


6.おすすめの(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合の日焼け止め&UV化粧下地

1)おすすめの(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合の日焼け止め「ナールス ヴェール」

(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合エイジングケアにオススメの日焼け止め「ナールス ヴェール」

(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合のエイジングケアにオススメの日焼け止めナールス ヴェール

UV化粧下地としても使えます。

ノンケミカルですが、春の紫外線対策夏の紫外線対策にもおすすめです。

(ジメチコン/メチコン)コポリマーを配合することでツヤ出し効果と撥水性によって、や水でもメイクが崩れにくいウォータープルーフ処方を実現しました。

「ナールス ヴェール」の(ジメチコン/メチコン)コポリマー以外での特徴は、京都大学と大阪市立大学で共同開発されたエイジングケア化粧品成分である「ナールスゲン」を推奨濃度で配合したエイジングケアもできる日焼け止めであることです。

ナールス ヴェールは、紫外線散乱剤のみの配合ですが、SPF50+・PA++++という高いUVカット力を実現しています。

だから、春や夏の陽ざしでも十分にブロックする力があります。

もちろん、秋の紫外線対策冬の紫外線対策にもおすすめです。

さらに、独自処方により、つけているのを忘れるほど軽いテクスチャーであることも大きな特徴です。

また、保湿もできるので敏感肌でも使える優しい日焼け止めです。もちろん、乾燥肌でも使える日焼け止めです。

(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合以外のナールス ヴェールの特徴を整理すると、次のとおりです。

全成分表示

シクロペンタシロキサン、水、酸化亜鉛、ジメチコン、BG、ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、リンゴ酸ジイソステアリル、水酸化Al、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ハイドロゲンジメチコン、ステアリン酸、イソステアリン酸、グリセリン、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、スクワラン、ジステアルジモニウムヘクトライト、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(*)、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルセラミドNP、ヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2Kヒメフウロエキスイザヨイバラエキス、マグワ根皮エキス、トコフェロール、EDTA-3Na、フェノキシエタノール酸化チタン酸化鉄

(*)ナールスゲン

2)ブルーライトもカットする

酸化鉄配合のナールス ヴェールがブルーライトをカットすることがわかりました。

ブルーライトは、近赤外線などとともに太陽光線に含まれる有害光線です。

紫外線と同じく光老化による肌老化の原因となります。

ナールス ヴェールのブルーライトカット率のグラフ

このグラフでわかるとおり、波長の短いブルーライトの場合、ほとんど透過しません。

真ん中あたりだと15%程度透過、つまり85%程度をカット、最も長い500nmなら25%程度透過、つまり75%カットしています。

これは平均で84.8%のカット率です。

完全に十分とはいえませんが、ノンケミカルで敏感肌でも使えるタイプの日焼け止めなのに、ここまでブルーライトをカットできるなら、とても良い検証結果です。

3)(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合の日焼け止め「ナールス ヴェール」のレビュー

(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合の日焼け止め「ナールス ヴェール」の使用者のレビュー記事は、下記をご覧ください。

UV化粧下地「ナールス ヴェール」モデル白山真希さんインタビュー

飯塚美香さんがナールス ヴェールの使用感をレビュー!

薬剤師・管理栄養士が考える紫外線対策と選びたい日焼け止め





7.まとめ

まとめ

(ジメチコン/メチコン)コポリマーがどんな化粧品成分か、その特徴、効果、安全性についてご紹介しました。

また、どんな化粧品に配合されるのかを取り上げました。

さらに、おすすめの(ジメチコン/メチコン)コポリマー配合の日焼け止め・UV化粧下地をご紹介しました。

いかがでしたか?

(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、皮膜をつくってお肌を滑らかにするはたらきがあることや撥水性があるなど、効果と安全性の高さからさまざまな化粧品に配合される成分です。

ウォータープルーフの製品にも用いられます。

ぜひ、(ジメチコン/メチコン)コポリマーを正しく理解し、上手に使ってスキンケアやエイジングケアに活かしましょう。

この記事「(ジメチコン/メチコン)コポリマーはどんな化粧品成分?安全性は?」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。

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著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。

ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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