アミノ酸系界面活性剤のクレンジング。そのメリットとデメリット!

アミノ酸系界面活性剤(洗浄剤)がクレンジングなどで使われるようになってきました。

それは、アミノ酸系界面活性剤(洗浄剤)には、お肌に優しいというメリットがあるからです。

しかし、洗浄力が弱い、価格が高いなどのデメリットもあります。

この記事では、アミノ酸系界面活性剤の特徴、メリットやデメリット、さらにアミノ酸系界面活性剤のクレンジングとエイジングケアの関係について、詳しくご紹介します。

1.アミノ酸系界面活性剤で優しいクレンジングを目指すあなたへ

エイジングケアを行う女性

シャンプーなどでも話題になっていた「アミノ酸」。

これは実際には、「アミノ酸」ではなく、アミノ酸系界面活性剤のことです。

今では、クレンジング料洗顔料もアミノ酸系界面活性剤を配合したものが話題になっています。

アミノ酸系界面活性剤は、「界面活性剤」という言葉が過度に悪いイメージを持たれているので、アミノ酸系洗浄成分と呼ばれることもあります。

このアミノ酸系の界面活性剤は、多くの方が優しい、マイルドというイメージを持っていると思いますが、実際のメリットやデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

また、アミノ酸系界面活性剤配合のクレンジング料は、エイジングケアにとってよいのでしょうか?

この記事では、アミノ酸系界面活性剤の特徴、メリットやデメリット、さらにアミノ酸系界面活性剤のクレンジングとエイジングケアの関係について、詳しくご紹介します。

「アミノ酸系界面活性剤ってどんな成分?」

「アミノ酸系界面活性剤のメリットとデメリットは?」

「アミノ酸系界面活性剤のクレンジングはエイジングケアによいの?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。

<この記事の大切なポイント>
  • 界面活性剤は、浸透作用、乳化作用、分散作用という3つの力で洗浄力を発揮します。
  • アミノ酸系界面活性剤とは、数ある界面活性剤の1つで、アミノ酸系の成分を使った界面活性剤です。
  • アミノ酸系界面活性剤の最大のメリットは、刺激が少なくお肌に優しいことです。
  • だから、アミノ酸系界面活性剤を洗浄成分としたクレンジング料は、乾燥肌や敏感肌、さらにはエイジングケアに向いています。
  • アミノ酸系界面活性剤には、価格が高い、石けんなどと比較すると洗浄力が低いなどのデメリットもあります。

2.アミノ酸と界面活性剤を理解する

アミノ酸系界面活性剤を理解するためには、そもそもアミノ酸と界面活性剤が何かを理解することも必要です。

そこで、まず、アミノ酸と界面活性剤を簡単に紹介してから、アミノ酸系界面活性剤がどんなものかを説明します。

1)アミノ酸とは?

アミノ酸とは、人の身体の20%を占めるたんぱく質のもととなる成分です。

アミノ酸化粧品のエイジングケア効果とアミノ酸誘導体」で詳しく取り上げていますが、

アミノ酸は、

です。

最近では、クレンジングから洗顔料、シャンプー、トリートメントやボディーソープなどで「アミノ酸配合」というアイテムが増えていますが、これはアミノ酸の肌に優しいというメリットに着目したからなのです。

また、サプリメントやダイエットなどでもアミノ酸を配合した製品が増え、美肌や健康のために幅広く使われているのです。

2)界面活性剤とその種類

続いて界面活性剤について説明します。

①界面活性剤とは?

界面活性剤とは、物質の境の面、つまり界面に作用して、性質を変化させる物質の総称です。

界面活性剤は、いくつかのタイプに分かれるとともに、たくさんの種類があります。

だから、一口に界面活性剤といっても、お肌に刺激のあるものから優しいものまでさまざまなのです。

界面活性剤は、1つの分子内に水になじみやすい「親水基」と、油になじみやすい「親油基」の2つの構造を持っています。

この特性によって、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせることができるのです。

界面活性剤には、

  • 浸透作用
  • 乳化作用
  • 分散作用

という3つの主な作用があります。

このはたらきを利用して、医薬品、化粧品、クレンジング料、洗顔料、シャンプーなどの洗浄剤、台所用、洗濯用の洗剤、食品などの成分としても広く使われています。

そんな界面活性剤は、浸透、乳化、分散の3つの力で汚れを落とす洗浄の働きをしますが、その代表が、石けんなのです。

②界面活性剤の種類

界面活性剤は、大きく分けて4つのタイプが存在します。

水に溶けた時に、電離してイオン(電荷をもつ原子または原子団)となるイオン性界面活性剤が3タイプあります。

また、イオンにならない非イオン(ノニオン)界面活性剤が1つあります。

またイオン性界面活性剤の3つは、水に溶けた場合のイオンの種類によって、

  • アニオン(陰イオン)界面活性剤
  • カチオン(陽イオン)界面活性剤
  • 両性(陰イオンと陽イオンの両方を併せ持つ)界面活性剤

に分かれます。

このうち、クレンジングや洗顔料によく使われるのは、アニオン界面活性剤です。

なぜなら、アニオン界面活性剤は、

  • 洗浄力が高い
  • 泡立ちがよい
  • 殺菌力は弱いので、皮膚刺激が弱い

といった特徴があるからです。

アニオン界面活性剤は、シャンプーやクレンジングなどの洗顔料、スキンケア製品、メイク製品など幅広く使用されている界面活性剤です。

石けんもこの仲間です。


3.アミノ酸系界面活性剤とメリット・デメリット

美白化粧水のまとめ

1)アミノ酸系界面活性剤とは?

今、挙げた界面活性剤には、「アミノ酸系界面活性剤」はありませんでしたね。

なぜなら、アミノ酸系界面活性剤というのは、先ほどの分類ではなく俗称なのです。

アミノ酸系界面活性剤の多くは、イオン性界面活性剤の1つであるアニオン界面活性剤です。

しかし、アミノ酸系界面活性剤の構造は、一般的なアニオン界面活性剤とは異なり、親水基と親油基の間にアミノ酸がくっついたような形をしています。

アミノ酸系界面活性剤

アミノ酸系界面活性剤の多くは、お肌のpH5~6と同じ弱酸性で刺激が少ないことが特徴です。

一方、先ほど界面活性剤の代表として取り上げた石けんは、アルカリ性です。

石けんで身体や顔を洗うと、お肌はアルカリ性に傾きますが、洗浄後の10分ほどで元に戻ります。

それでも、肌質によっては刺激を感じる方もいますし、肌荒れになってしまう方もいます。

一方、アミノ酸系界面活性剤は、同じ石鹸よりも肌に優しい界面活性剤なのです。

2)アミノ酸系界面活性剤のメリットは?

アミノ酸系界面活性剤の最大のメリットは、肌への刺激が少ないことです。

アミノ酸系界面活性剤以外のクレンジングでは負担が大きいと感じる方でも、アミノ酸系界面活性剤であれば使えるケースも多いことが最大のメリットです。

他にもアミノ酸系界面活性剤にはいくつかのメリットがあります。

①お肌の保湿成分を流出させない

アミノ酸系界面活性剤は、皮脂、表皮の角質層の保湿バリア機能を担っている天然保湿因子(NMF)、角質細胞間脂質であるコレステロールやセラミドなどを洗い流しにくいことがメリットです。

これは、乾燥肌の予防や対策、エイジングケアの観点でも大きなメリットです。

②低刺激性でしみることが少ない

アミノ酸系界面活性剤は、石けんや他のタイプの界面活性剤と比べてとても刺激性が低いので、目や粘膜にしみないことがメリットです。

③分解しやすくお肌に残りにくい

アミノ酸系界面活性剤には、石けんと同じく分解しやすい性質があり、

  • 肌にも留まりにくい
  • 地球環境に優しい

ことがメリットです。

④適度な洗浄力

アミノ酸系界面活性剤は、ほとんどが弱酸性ですが、きめ細かくほどほどの泡立ちあります。

石けんや他の界面活性剤と比べると、洗浄力の強さは劣りますが、適度な洗浄力があります。

⑤石けんカスが出ない

石けんと異なり、洗った後にカスがでないので、お肌のきしみ、つっぱり感が出にくいこともメリットです。

3)アミノ酸系界面活性剤のデメリット

アミノ酸系界面活性剤にはメリットもありますが、いくつかのデメリットもあります。

まず大きなデメリットは、アミノ酸系界面活性剤は価格が概して高いことです。

そのため、クレンジング料や洗顔料の価格が高くなってしまいます。

そのためか、製品の種類が少なく、選択肢が少ないこともデメリットです。

また、石けんや他の界面活性剤と比較すると、泡立ちや洗浄力の点において、不十分さや物足りなさを感じることもあります。

このように、アミノ酸系界面活性剤にはメリットとデメリットがあるのです。


4.アミノ酸系界面活性剤の種類

アミノ酸系界面活性剤といってもその種類はたくさんあって、いくつかのタイプに分類されます。アミノ酸系界面活性剤は、種類によって効果は大きく変わりませんが、少しずつ特徴が異なります。

もちろん、どの種類にも刺激が少ないといった最大のメリットはあります。

1)アシルグルタミン酸塩 (AGS)

アシルグルタミン酸塩 (AGS)は、グルタミン酸系のアミノ酸系界面活性剤でシャンプーによく配合されます。

  • ココイルグルタミン酸Na
  • ココイルグルタミン酸TEA
  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • N-ラウロイル-L-グルタミン酸Na
  • ラウロイルグルタミン酸TEA
  • 水添タロウグルタミン酸Na
  • ミリストイルグルタミン酸Na
  • ステアロイルグルタミン酸Na

など

2)モノアルキルリン酸塩 (MAP)

モノアルキルリン酸塩 (MAP)は、リン酸系のアミノ酸系界面活性剤です。

  • モノアルキルフォスフェイト
  • ラウリルリン酸Na

など

3)アシルイセチオン酸塩 (SCI)

アシルイセチオン酸塩 (SCI)は、イセチオン酸系のアミノ酸系界面活性剤です。

  • ココイルイセチオン酸Na

など

4)アシルメチルタウリン塩 (AMT)

アシルメチルタウリン塩 (AMT)は、タウリン系のアミノ酸系界面活性剤です。

  • ココイルメチルタウリンNa
  • ココイルメチルタウリンK
  • ココイルメチルタウリンMg,
  • ラウロイルメチルタウリンNa
  • ステアロイルメチルタウリンNa,
  • ミリストイルメチルタウリンNa,
  • オレオイルメチルタウリンNa
  • パルミトイルメチルタウリンNa,
  • ココイルタウリンNa

など

5)アシルメチルアラニン塩(LBA)

アシルメチルアラニン塩(LBA)は、アラニン系のアミノ酸系界面活性剤です。

  • ココイルメチルアラニンNa,
  • ラウロイルメチルアラニンNa,
  • ラウロイルメチルアラニンTEA,
  • ココイルアラニンTEA,
  • ミリストイルメチルアラニンNa

など

6)アシルグリシン塩

アシルグリシン塩は、グリシン系のアミノ酸系界面活性剤です。

  • ココイルグリシンNa
  • ココイルグリシンK
  • ココイルグリシンTEA

など

7)アシルサルコシン塩

アシルサルコシン塩は、サルコシン系のアミノ酸系界面活性剤です。

  • ココイルサルコシンNa
  • ココイルサルコシンK
  • ココイルサルコシンTEA
  • ラウロイルサルコシンNa
  • ラウロイルサルコシンK
  • ラウロイルサルコシンTEA
  • ミリストイルサルコシンNa

など


5.アミノ酸系界面活性剤のクレンジングが向く肌質

1)肌質をおさらいしよう

肌質は、皮脂量と水分量によって、大きく次の4つのタイプに分かれます。

肌質

また、乾燥肌がひどくなってバリア機能が大きく低下した状態が敏感肌です。

さらに、最近話題になることの多い混合肌(コンビネーションスキン)を加えて、肌質を5つとする考え方もあります。

クレンジング料にはさまざまなタイプがありますが、普通肌や脂性肌の方なら、どんなタイプのクレンジング料でも問題なく使えることが多いでしょう。

しかし、乾燥肌がひどい場合、インナードライ肌、混合肌、敏感肌の方は、オイルタイプのクレンジングや一般的なアニオン系の界面活性剤に刺激を感じる場合もあります。

一方、アミノ酸系界面活性剤なら、刺激を感じずに使える場合も多いのです。

だから、アミノ酸系界面活性剤のクレンジング料は、敏感肌の方、ゆらぎ肌や季節の変わり目に起こる肌疲労夏老け肌、秋枯れ肌などの場合にもオススメです。

また、脂性肌でも遺伝的なものではなく、乾燥が原因のインナードライ肌によって肌がテカるケースなどには、潤いを残しながらメイクを落とすことができるアミノ酸系界面活性剤のクレンジング料、中でも摩擦の少ないクレンジングジェルをオススメします。

2)エイジングケアならアミノ酸系界面活性剤のクレンジング

クレンジング料は、エイジングも意識することが大切です。

どんな方でも30代を過ぎるとお肌は老化し始めます。

お肌の老化の指標として、私たちはエイジングインデックスを考えました。

エイジングインデックスとは、お肌の若さを保つ成分や要素が年齢を経ることで、どう変化するかをレーダーチャートで示したものです。

お肌全体のエイジングとしては、お肌の新陳代謝を示すターンオーバーとエストロゲンの2つを指標としました。

表皮のエイジングは、エイジングケアにとって大切と考えられる「お肌の角質の水分量」、「皮脂の分泌量」、「セラミドの量」の3つを選びました。

真皮のエイジングは、お肌の弾力やハリなどをもたらし、エイジングケアにとって大切と考えられる「コラーゲンの量」、「エラスチンの量」、「ヒアルロン酸の量」の3つを選びました。

お肌のエイジングインデックス・図

だれでも年齢とともにこの指標が低下します。

その結果、肌質や肌状態は乾燥肌傾向に傾き、バリア機能も低下するのです。

だから、エイジングとともに優しいクレンジング料を使うことが大切です。

つまり、クレンジングでエイジングケアを行なうとは、優しいクレンジング料を使ってお肌に負担をかけないことなのです。

そんなクレンジングには、アミノ酸系界面配合のクレンジング料がオススメです。


6.オススメのアミノ酸系界面活性剤配合クレンジング料

化粧水のおすすめチェックポイントを解説する女性

乾燥肌や敏感肌の方、エイジングケア世代の方にオススメのアミノ酸系界面活性剤配合クレンジング料をご紹介します。

そのクレンジング料は、「ナールス エークレンズ」です。

エークレンズ

水性のジェルタイプのクレンジング料で、アミノ酸系界面活性剤であるラウロイルグルタミン酸Naが主な洗浄成分です。

ナールス エークレンズは、皮膚科医監修で、アミノ酸系界面活性剤のメリットに加え、

  • 粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも、優しく洗い上げます。
  • クレイ(軟質多孔性の海泥)が毛穴の汚れを吸着し、クリアな素肌をサポートします。
  • アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴のたるみ、開き、詰まり、いちご鼻、ザラつきなどの毛穴の悩みにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌をサポートします。
  • ナノサイズまで小さくした「金コロイド」を配合。永続する抗酸化効果で、お肌の老化の原因となる活性酸素を除去し、エイジングケアをサポートします。
  • グルコシルセラミド、ユズ果実エキスの効果でバリア機能の改善をサポートします。
  • 肌荒れ防止成分のカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな素肌へと導きます。
  • 10の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、紫外線吸収剤フリー、旧表示指定成分フリー)を実現しています。
  • マツエクもOKです。
  • W(ダブル)洗顔は、原則として不要です。

といった特徴があります。

<全成分>

水、BG、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ペンチレングリコール、グリセリン、ラウロイルグルタミン酸Na、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、グルコシルセラミド、金、タナクラクレイ、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキス、ユズ果実エキス、アーチチョーク葉エキス、ダマスクバラ花油、α-グルカン、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、ポリアクリル酸Na、水酸化K


7.まとめ

ラウロイルグルタミン酸Naの説明をする女性

アミノ酸系界面活性剤の特徴、メリットやデメリット、さらにアミノ酸系界面活性剤のクレンジングとエイジングケアや肌質との関係を幅広くご紹介しました。

アミノ酸系界面活性剤は、刺激が少なくお肌に優しいことが最大のメリットで、乾燥肌や敏感肌の方のクレンジング料や洗顔料に配合するのに向いた界面活性剤です。

また、エイジングケアにも適しています。

一方、価格が高いことや石けんなどより洗浄力が低いといったデメリットもあります。

アミノ酸系界面活性剤のメリットとデメリットを知った上で、毎日のクレンジングに上手に取り入れていただければ幸いです。

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