ちょっとした刺激にも弱く、お肌が赤くなったりピリピリする敏感肌。
そのため、使用するスキンケア化粧品やメイクなどにお困りの方がたくさんいます。
そんな敏感肌の方に気をつけて頂きたいのが、メイクを落とす際のクレンジング料の選び方や使い方。
なぜなら、メイク落としはメイクをするよりもお肌に負担がかかってしまうから。
この記事では、敏感肌や乾燥肌の方のためのクレンジング料の選び方とおすすめのクレンジング料をご紹介します。
目 次
1.お肌が敏感でクレンジング選びにお困りのあなたへ

自分の肌質や肌状態、メイクに合った適切なクレンジング料を選んで正しく使うことが、お肌を守るためのポイントです。
中でも、敏感肌の方にとってはクレンジング料の選び方が特に大切です。
お肌が敏感な方は、何らかの刺激を受けると、すぐに赤みを帯びて肌荒れになったり、大人ニキビができてしまいます。
そんなお肌を敏感肌と呼びますが、肌質には「敏感肌」という分類はなく、医学的にも病名はありませんが、深刻な肌悩みです。
そんな敏感肌の方は、メイクなどの油性の汚れを落とすクレンジング料をどのように選べばよいのでしょうか。
メイクを落とすことは、メイクをする以上にお肌に負担がかかります。
スキンケア、エイジングケアというと、お肌に何かを「与える」ことを重視しがちですが、汚れをしっかり落とし、お肌を「清潔に保つ」こともとても大切です。
メイクの汚れをはじめ、埃などによるお肌の汚れを落とさなければ、その後に使うエイジングケア化粧品の保湿効果も不十分になってしまいます。
また、もともと敏感肌ではなくても、年齢とともにお肌は刺激に弱くなってきます。
自分のお肌の状態を見極め、適切なクレンジング料を選ぶこと、また刺激の少ないクレンジングを心がけることは、敏感肌に限らず乾燥肌やエイジングケア年代の女性にとって、とても大切です。
この記事では、お肌が敏感に傾く原因をご紹介するとともに、その改善策の1つとして、敏感肌にもおすすめのクレンジング料の選び方やオススメのクレンジング料をご紹介します。
「お肌が敏感なので、クレンジング選びに悩むことが多い」
「お肌が敏感に傾いている時は、どのようなクレンジングを使えばいいの?」
「クレンジングを正しく選ぶことで、敏感肌を改善したい!」
「最近、お肌が刺激に弱くなっているように感じる…」
「エイジングケア世代なので優しいクレンジング料を選びたい!」
などとお考えの方は、ぜひ続きをお読みくださいね。
【PR】
敏感肌でも使える水性クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」
- 敏感肌とは、バリア機能が著しく低下して、ちょっとしたお肌への刺激にも反応してしまい、赤くなったりかゆくなったりするお肌です。
- 敏感肌では、クレンジング料は脱脂力が高くなく、お肌への摩擦、静電気、刺激が少ないものを選ぶことが大切です。
- クレンジング料は、従来はタイプによってその脱脂力と刺激の強さが決まっていましたが、最近では、オイルの種類や界面活性剤の種類も増えてきました。そのため、クレンジング料は、タイプだけでは選べなくなってきました。
- クレンジング料に使われる敏感肌にオススメのオイルは、アルガンオイルなどの油脂です。また、界面活性剤はアミノ酸系界面活性剤がオススメです。
- 敏感肌では、クレンジングの時間も短くすることでお肌の負担を減らすことができます。
- クレンジング後の保湿もしっかり行って、敏感肌を改善しましょう。
- 敏感肌では、クレンジング以前にメイクをナチュラルメイクにすることをオススメします。
2.そもそも、敏感肌ってどんなお肌?

1)敏感肌の症状と問題
敏感肌は、乾燥肌が悪化してバリア機能が著しく低下した肌状態です。
医学的に「敏感肌」という病名があるわけではありませんが、ちょっとした刺激で赤みが出たり、ピリピリとした痛みが生じてしまいます。
普通肌や脂性肌の人と比較して、刺激に反応しやすく洗顔やクレンジングほか、あらゆる化粧品にも気をつける必要があります。
また、お肌のくすみや、肌理(キメ)の乱れが目立ちやすく、透明感が損なわれやすいことも敏感肌の特徴です。
症状がひどい場合は、乾燥によるかゆみが生じることもありますし、アトピー性皮膚炎が原因でお肌が敏感になっていることもあります。
2)敏感肌の原因
原因としてはいくつかの要素が考えられますが、一番多いのが乾燥によるお肌のバリア機能の低下です。
バリア機能は、表皮の角質層で、
という保湿の3大因子が担っていますが、これらが減ることでバリア機能が低下します。
お肌を守るバリア機能が低下すると、角質層が不健康な状態に陥ってしまい、外部刺激に弱くなります。
健康な肌の人なら問題ない刺激でも、ダメージとして肌に響いてしまうのです。
乾燥以外にも、
- 加齢によるセラミドなどの保湿成分や水分の減少
- 肌老化で皮膚が薄くなる
- 不適切な洗顔やクレンジング
- 紫外線ダメージ
- 遺伝・体質(アレルギーなど)・ストレスなど
- 不規則な日常生活
- 花粉症による肌荒れ
- アトピー性皮膚炎などお肌の病気
なども原因となります。
敏感肌を改善するには、原因を理解し、適切なスキンケアでお肌のバリア機能を正常に戻してあげることが大切です。
また、季節の変わり目にだけお肌が敏感になる「ゆらぎ肌」というものもあります。
この状態も、敏感肌と同じスキンケアやエイジングケアを行なう必要があります。
そんな敏感肌の改善は、敏感肌化粧水などの敏感肌向けの化粧品を使うことが基本ですが、洗顔料やクレンジング料も優しいものを選ぶことが大切なのです。
3.敏感肌のクレンジング選びを考える前に

1)クレンジングとは?
クレンジングは別名「メイク落し」と呼ばれるように、メイクを落とすことが主な役割です。
洗顔と違うの?と疑問に思う方がいるかもしれませんが、洗顔料は皮脂汚れを落とすものであり、クレンジングはメイクなどの油汚れを落とすという違いがあります。
もし薄くであってもファンデーションなどを使用したなら、クレンジング料を用いてしっかりその汚れを落としてあげることが必要です。
特に、最近は化粧品に使用される粒子が細かくなりより落ちにくくフィット感が増すように工夫されていますので、クレンジング料を使ってキチンと落としてあげるケアが重要なのです。
クレンジングが不十分でメイクが落としきれず肌に残ると、お肌が酸化することで肌老化の原因になります。
お肌の酸化でターンオーバーの乱れやシミやほうれい線、シワなどの原因になってしまうのです。
健やかかでエイジレスな美肌をキープするためにも、メイクをしたらその日の内にクレンジングをして取り除いてあげましょう。
2)クレンジングは、そもそも肌の負担になる!
適切なクレンジングでメイクを落とすことは、肌を清潔にして、健やかな肌を育てることにつながります。
しかし、クレンジングの際のこすり過ぎや、洗浄力が強すぎるクレンジング料を使うなどの間違ったケアをしていると、逆に肌の負担になってしまいます。
特に、クレンジングの際に、鼻の毛穴やTゾーンが気になってつい強い力で擦る方も少なくありません。そんなクレンジングだと、皮脂を取りすぎてしまって、かえってお肌を守ろうと皮脂の分泌量が増加してしまうこともあるのです。
また、クレンジング料でメイクを落とすのには、界面活性剤またはオイルに頼りますが、
- 脱脂
- 摩擦
- 静電気
というお肌の負担になるリスクがあるのです。
そのため、敏感肌のクレンジング料は、この3つができるだけ小さいものを選ぶ必要があります。
4.敏感肌のクレンジング料選びは成分を知ることから

1)敏感肌のクレンジング料の選び方が難しい理由
クレンジング料の洗浄力や脱脂力、刺激の強さは、かつては
- オイルタイプは、洗浄力が高く刺激が強い
- ミルクタイプは、洗浄力は弱く刺激は小さい
- ジェルタイプはその中間
というように考えられていました。
もちろん、今でも全般としては、その傾向がありますが、
- オイルの種類と界面活性剤の種類の多様化
- それら以外に配合する成分の多様化
- バームタイプやホットクレンジングなどの新しいタイプのクレンジング料の登場
などを背景に、一概にタイプによってクレンジング料の洗浄力と刺激の強い、弱いが決めにくくなってきました。
だから、クレンジングのタイプだけでどれが敏感肌によいとは言えなくなってきたのです。
そのため、敏感肌のクレンジング料を選ぶことがとても難しくなっています。
最近では、敏感肌向けのクレンジング料をはじめ、自分の肌質に合ったものを選ぶためには、オイルや界面活性剤の知識がより大切になってきているのです。
<従来のタイプ別のクレンジングの洗浄力とお肌への刺激の強さ>

2)クレンジング料に使う界面活性剤の種類と特徴

①クレンジング料に使われる非イオン界面活性剤
クレンジング料によく使われる界面活性剤は、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリルなどの非イオン界面活性剤です。
これは、クレンジングリキッドやクレンジングジェルによく配合されます。
非イオン界面活性剤は、肌への刺激が少ないこととイオン化しないので静電気を帯びることもないことがメリットです。
一方、洗浄力が低いというデメリットがあります。そのため、洗いすぎたりクレンジングの時間が長くなってお肌の乾燥の原因になることもあります。
その点から、非イオン界面活性剤は乾燥肌や敏感肌にはあまりオススメできません。
非イオン界面活性剤は、次のようなものがあります。
- オレス-〇
- ステアレス-○
- オクチルドデセス-○
- オレイン酸PEG-○
- ステアリン酸PEG-○
- ラウリン酸PEG-○
- ポリソルベート-○
- PEG-○
②クレンジング料に使われるアミノ酸系界面活性剤
アミノ酸系界面活性剤は、界面活性剤の親水基と親油基の間にアミノ酸が挟まれたような形(構造)をしたものです。

アミノ酸系界面活性剤は、ラウロイルグルタミン酸Naなどが代表的なもので、弱酸性で
水に溶けて陰イオンになるアニオン界面活性剤です。
洗浄力はほどほどですが、脱脂力が低い、泡立ちがよい、刺激が少ない、潤いを保つ、環境に優しいことがメリットです。
一方、価格が高い、洗浄力不足の場合がある、濃度が高いとべたつくことがあることがデメリットです。
イオン化するので静電気のリスクはゼロではありませんが、ラウレス硫酸塩やラウリル硫酸塩などのアミノ酸系以外の界面活性剤と比較すると、非常に小さいものです。
アミノ酸系界面活性剤は、乾燥肌や敏感肌にオススメの界面活性剤です。
クレンジング料に使われるアミノ酸系界面活性剤は、ラウロイルグルタミン酸Na以外では、次のようなものがあります。
- ココイルグルタミン酸Na
- ココイルグルタミン酸TEA
- N-ラウロイル-L-グルタミン酸Na
- ラウロイルグルタミン酸TEA
- 水添タロウグルタミン酸Na
- ミリストイルグルタミン酸Na
- ステアロイルグルタミン酸Na
などが同じ仲間です。
3)クレンジング料に使うオイルの種類と特徴

クレンジング料に使うオイルもいくつかの種類があり、それぞれ違う特徴があります。
①クレンジング料に使われるミネラルオイル
ミネラルオイルとは鉱物油のことで、安価なクレンジングオイルによく使用されます。イオン化しないので静電気が発生しないこと、低刺激で安価なことなどがメリットです。
一方、脱脂力がとても高く、お肌の皮脂やセラミド、天然保湿因子(NMF)を洗い流してしまうリスクがあります。だから、乾燥肌や敏感肌の方にはオススメできません。
②クレンジング料に使われるエステル系オイル
エステル系オイルは、エチルヘキサン酸セチルなどが代表的です。
エステル系オイルは、イオン化しないので静電気が発生しないこと、低刺激で安価なことなどがメリットです。また、ミネラルオイルほど脱脂力は高くありません。
とはいっても、それなりの脱脂力があるため、ミネラルオイルほどではありませんが、乾燥肌のリスクがあります。
クレンジング料に使われるエステル系オイルは、エチルヘキサン酸セチル以外では、次のようなものがあります。
- イソノナン酸イソトリデシル
- トリエチルヘキサノイン
- パルミチン酸ステアリル
- パルミチン酸イソプロピル
- パルミチン酸エチルヘキシル
- ミスチリン酸イソプロピル
- ラウリン酸メチルヘプチル
③クレンジング料に使われる油脂系オイル
油脂とは、皮脂に近い成分で、オリーブオイルに代表される美容オイルなど、保湿のためにも使われます。
洗浄力は比較的高く、脱脂力は他のミネラルオイルやエステル系オイルより低いことがメリットです。また、イオン化しないので静電気は発生せず、低刺激です。
さらに、油脂の中でもアルガンオイルは、不飽和脂肪酸であるオレイン酸やリノール酸が豊富で、お肌を柔らかくするはたらきや、ビタミンEが含まれることからお肌の酸化を防ぐはたらきもあります。
その点からは、油脂は乾燥肌や敏感肌にオススメのオイルです。
一方、価格が高くなることやべたつきを感じるなどのデメリットもあります。
また、ミネラルオイルやエステル系オイルほど洗浄力が高くないこともデメリットの1つです。
油脂は、オリーブオイルやアルガンオイル以外では、次のようなものがあります。
- 馬油
- トウモロコシ胚芽油
- コメヌカ油
- マカダミアナッツオイル
このように、クレンジング料に配合されるオイルと界面活性剤にも色んなタイプがあり、組み合わせによってその脱脂力、摩擦、静電気の強さが決まります。
だから、単純にどんなタイプのクレンジング料が乾燥肌や敏感肌によいのかではなくて、配合しているオイルと界面活性剤の特徴を理解することが大切なのです。
4)敏感肌や乾燥肌で避けたい成分

敏感肌や乾燥肌のクレンジング料の選び方では、オイルや界面活性剤以外にも刺激のある成分を避けることが大切です。
そんな成分をご紹介しますので、敏感肌や乾燥肌の方はそれらが配合されていないクレンジング料を選びましょう。
①アルコール
アルコールは、「エタノール」と表記されます。
敏感肌化粧品や敏感肌化粧水でも同じですが、アルコールは刺激や揮発性があるので、乾燥肌や敏感肌には使いたくない成分です。
②PG・DPG
リキッドタイプやジェルタイプのクレンジングで、時々、この2つの成分が配合されることがあります。
PGは刺激性のある成分なので、敏感肌では避けたい成分です。
DPGは、PGほどではありませんが、刺激性があるのでやはり敏感肌では避けたい成分です。
③合成香料・合成着色料
これらは様々なものがあり、刺激性のあるものからないものまであります。だから一概には言えませんが、クレンジングには特になくてもよい成分です。
敏感肌の方は、控えた方が無難な成分です。
これらは、保湿化粧水やエイジングケア化粧水などでも避けたい成分です。
5)敏感肌の方が気をつけるその他のポイント
①ホットクレンジングは敏感肌に使える?
最近、話題になっているクレンジングにホットクレンジングがあります。
これは、高濃度の場合に水と混じりあって発熱するグリセリンなどを利用したクレンジングです。少しずつ温めるなら敏感肌でも大きな問題はありませんが、急激に発熱すると危険です。
その点には注意しましょう。
②クレンジング料に保湿成分は必要?
最近では、クレンジング料にも保湿成分が配合されたものが増えています。
しかし、クレンジングオイルは油分が多いので、水溶性の保湿成分の配合には不向きです。
一方、リキッドタイプやジェルタイプには、水溶性の保湿成分は配合しやすいという特徴があります。
しかし、保湿そのものはクレンジングや洗顔後の化粧水や美容液がメインなので、クレンジング料に配合される保湿成分にあまりこだわる必要はありません。
クレンジング料の保湿成分は、テクスチャーや洗い上がりのしっとり感の調整のためと考えましょう。
ときどき、セラミドやヒト型セラミドなどを配合したクレンジング料もありますが、それほど配合濃度も高くなく洗い流すのであまり意味がありません。
セラミドは、セラミド美容液やセラミドクリームでクレンジング後に補いましょう。
なお、クレンジング料や洗顔料にセラミドを使うなら、水溶性のセラミドであるグルコシルセラミドで十分です。
5.タイプ別の敏感肌のクレンジング料の選び方

クレンジング料と一口に言っても、オイルと界面活性剤の配合量の違いや追加する成分によって様々な種類があります。
ここでは、一般的なタイプ別に敏感肌のクレンジング料の選び方のポイントをご紹介します。
1)オイルタイプのクレンジング料
油分をメインに配合しているオイルタイプのクレンジング料は、脱脂力が高くメイクをしっかり落とせます。
メイクとのなじみがよく、テクスチャーもなめらかという特徴があります。
濃いアイメイクを含め、メイクをしっかり洗い落とせることはメリットです。
ただし脱脂力が強い分、肌の保湿成分まで洗い流してしまうなどのデメリットがあります。
敏感肌や乾燥肌の方の場合、クレンジングオイルを選ぶなら油脂がメインのクレンジングオイルがオススメです。
なぜなら、摩擦、静電気、刺激の心配が少なく、脱脂力もオイルの中では最も低いからです。
一方、ミネラルオイルのクレンジング料は控えた方がよいでしょう。
2)リキッドタイプのクレンジング料
サラッとしたテクスチャーが人気のリキッドタイプは、お風呂で使えることもあり多くの人が活用しています。
忙しい時にもサッとメイクを落とせるというメリットがある反面、クレンジングオイルと比べると脱脂力が低いため、肌をこすり過ぎるなど、摩擦による負担がかかりやすいというデメリットがあります。
多くは非イオン界面活性剤が使われているので刺激や静電気の心配は少ないのですが、摩擦が多くなるリスクを考えると敏感肌の方にはあまりオススメできません。
もし、使う場合は、PGやDPG、アルコールなどが無添加のクレンジングリキッドを選びましょう。
3)ジェルタイプのクレンジング料
クレンジングジェルには、水性タイプと油性タイプの2つのタイプがあります。さらに、水性はオイルインとオイルフリーがあります。
だから、メイクの濃さや自分の好みに合わせて選ぶことが可能です。
ジェルタイプはなめらかなので、摩擦によるお肌への負担を軽減してくれます。
ただし、洗浄力はオイルタイプやリキッドタイプと比べると弱いので、油性のポイントメイクなどは落ちにくいデメリットがあります。
敏感肌の方には、アミノ酸系界面活性剤を使っていて、かつ、PGやDPG、アルコールなどが無添加のクレンジングジェルがオススメです。
4)クリームタイプのクレンジング料
クレンジングクリームは、肌への刺激が少ない上に、お肌に密着しやすく、しっとりとした洗い上がりを実現してくれることがメリットです。
一方、ベタつき感があって苦手という方もいます。
また、オイルタイプと比べると洗浄力は弱いことがデメリットですが、敏感肌でも使いやすいタイプです。
5)ミルクタイプのクレンジング料
クレンジングミルクは、洗い上がりのお肌をしっとりと仕上げてくれるのがメリットです。
お肌への余分な摩擦を抑え、皮脂を落とし過ぎず適度なうるおいを残したまま汚れだけを取り除いてくれます。
しかし、洗浄力が最も弱く濃いアイメイクなどは落ちにくいことや、メイクを油分となじませる乳化に時間がかかることがデメリットです。
洗い流すタイプやふき取るタイプがありますが、肌への摩擦が少ないのは洗い流すタイプです。
敏感肌の方には、洗い流すタイプのクレンジングミルクがオススメです。
6)バームタイプのクレンジング料
クリームタイプとオイルタイプのメリットを活かしたのが、バームタイプです。
容器に入っている時は固形ですが、肌の伸ばしていくとオイル状に変化します。
そのため、肌への摩擦を抑えてメイクを落とすことができます。
敏感肌の方の場合は、油脂系のオイルとアミノ酸系界面活性剤で作られたバームならオススメですが、ミネラルオイルやパルミチン酸エチルヘキシルなどのエステル系オイルが中心のものは、脱脂力が強いのであまりオススメできません。
7)シートタイプのクレンジング料
時間がない時にすぐに使えるのが、便利なシートタイプです。
時短というメリットはありますが、残念ながら拭き取りの刺激による肌への負担が大きいので、頻繁に使うことはオススメできません。
また、どうしてもメイクが残りやすいというデメリットもあります。
シートタイプは、敏感肌の方にはオススメできないタイプのクレンジング料です。
6.敏感肌にオススメのクレンジング料

敏感肌や乾燥肌、エイジングケア世代の方にオススメのアミノ酸系界面活性剤配合クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」をご紹介します。
水性のオイルフリーのクレンジングジェルで、アミノ酸系界面活性剤であるラウロイルグルタミン酸Naが主な洗浄成分です。
敏感肌だけではなくエイジングケのためのクレンジングにもオススメです。
ナールス エークレンズは、皮膚科医監修で、
- アミノ酸系界面活性剤により、お肌に負担の少ない優しいクレンジングが可能です。
- 粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも、優しく洗い上げます。
- クレイ(軟質多孔性の海泥)が毛穴の汚れを吸着し、クリアな素肌をサポートします。
- アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴のたるみ、開き、詰まり、いちご鼻、ザラつきなどの毛穴の悩みにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌をサポートします。
- ナノサイズまで小さくした「金コロイド」を配合。永続する抗酸化効果で、お肌の老化の原因となる活性酸素を除去し、お肌の酸化を防ぎます。
- グルコシルセラミド、ユズ果実エキスの効果で、バリア機能の改善をサポートします。
- 肌荒れ防止成分のカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな素肌へと導きます。
- 10の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、紫外線吸収剤フリー、旧表示指定成分フリー)を実現しています。
- マツエクもOKです。
- W(ダブル)洗顔は、原則として不要です。
といった特徴があります。
<全成分>
水、BG、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ペンチレングリコール、グリセリン、ラウロイルグルタミン酸Na、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、グルコシルセラミド、金、タナクラクレイ、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキス、ユズ果実エキス、アーチチョーク葉エキス、ダマスクバラ花油、α-グルカン、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、ポリアクリル酸Na、水酸化K
7.敏感肌のクレンジング料の使い方

1)いつも優しいクレンジングを!
敏感肌に限らず、クレンジングは正しく行うことが大切です。
まず、クレンジングは皮脂量の多いTゾーンから使い始めるようにしましょう。
次に頬などのUゾーン、最後に目元や口元などにのばしてなじませていきます。
どんな優しいクレンジング料を使っても、こすり過ぎはNGです。
強い力でこすることは乾燥の原因にもなります。優しい力加減を心がけましょう。
時間をかけすぎないこともポイントです。
どんなに自分の肌にあったクレンジング料を使っていても、クレンジングそのものが肌にとっては負担になります。
必要十分な時間で済ませることがコツです。敏感肌なら40秒程度、長くても1分以内で済ませましょう。
洗い流す際は、水ではなく33℃~35℃くらいのぬるま湯を使うことがポイントです。
また、これは肌質を問わず共通していえることですが、その日のメイクはその日の内に落とすことが基本です。
残したままにしておくと、お肌にとってよいことはありません。
面倒でも、メイクをした日はしっかり適切なクレンジングをしてから就寝するようにしましょう。
2)ダブル洗顔は必要?不必要?

クレンジングでメイクを落とした後に、さらに洗顔料で洗顔することをダブル洗顔と言います。
結論から言うと、敏感肌の人にダブル洗顔は不必要です。
ただでさえお肌が弱っている状態なのにダブル洗顔してしまっては、さらにお肌を無防備な状態にしてしまうことになります。
せっかくミルクタイプのクレンジング料を選び、お肌を守ってくれる必要な皮脂を残しておいても、ダブル洗顔によって洗い流してしまう危険もあります。
敏感肌の場合、ダブル洗顔は控えましょう。
そのため、クレンジングはダブル洗顔不要のものがオススメです。
8.敏感肌の方のクレンジング後のエイジングケア

クレンジング後は、保湿ケアをすることがとても大切です。
特に、バリア機能が低下している敏感肌の方は、刺激の少ないエイジングケア化粧品などで優しく保湿することが大切です。
敏感肌の化粧水は、アルコールフリーの化粧水がオススメです。また、収斂化粧水は控えましょう。
美容液は、プロテオグリカンやヒアルロン酸などの水分を抱え込むタイプの保湿成分や、ヒト型セラミドなど水分を挟み込んで保持するタイプの保湿成分を含むものがオススメです。
さらに、保湿クリームでシアバターなどの水分の蒸発を防ぐ成分も補いましょう。
9.敏感肌の人が心がけたいメイク

敏感肌の人にオススメのクレンジング料の選び方や使い方をご紹介しましたが、そもそもメイクを軽くすることも大切です。
敏感肌の方には、お肌を守るためにも、基本的には濃いメイクよりもナチュラルメイクがオススメです。
洗浄力が大きくないクレンジング料でもしっかり落とせる範囲のメイクを心がければ、メイクを落とそうとして洗いすぎる心配も減り、お肌への負担が減ります。
敏感肌用のメイクアップ用品も増えており、ナチュラルメイクの方法も多様化していますので、自分の肌の状態に合わせてメイクを工夫すれば、オシャレを楽しみながらお肌を労ることができます。
日焼け止めやファンデーションなども、洗浄力が強くないクレンジング料でも落とすことのできるタイプを選ぶこともよい方法です。
敏感肌の方は、大変な面も多いですが、クレンジング料だけではなくメイクや日焼け止めにも気を配りましょう。
10.まとめ

敏感肌の人にとってどのようなタイプのクレンジング料を選べばいいのか、そのポイントや正しい使い方、またスキンケア全体の中で心がけたいポイントについても幅広くご紹介しました。
さらに、敏感肌にオススメのクレンジング料もご紹介しました。
この記事を参考に、お肌が敏感に傾く原因を理解するとともに、クレンジングの正しい知識を身につけることで、敏感肌を改善してトラブルのない健やかな素肌を育んでいただければ幸いです。
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。 nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、 ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、 お客様にご参加いただいた座談会や スキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。 きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。 下記から、どうぞ。 ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」