アンチエイジングを意識した生活習慣は、肌老化の予防のために大切です。
エイジングケアを頑張っているのに、なぜかお肌が老けてしまう、と感じることはありませんか?
もしかしたら、日常の生活習慣に問題があるかもしれません。
この記事では、エイジングケア化粧品の効果を引き出すための、毎日のアンチエイジング的な生活習慣のポイントをご紹介します。
読みたいところから読める目次
1.アンチエイジングを意識した生活習慣を身につけたいあなたへ
「アンチエイジング的生活習慣は肌老化予防にエイジングケアより大切」をお届けします。
あなたは、エイジングケア化粧品によるスキンケアと毎日の健康的な生活習慣のどちらがお肌に与える影響が大きいと思いますか?
まさか、「エイジングケア化粧品」と回答された方はいないでしょうね!
ほとんどの方の予想どおり、お肌を健やかに保ったり、肌老化を防ぐために大切なのは、アンチエイジングを意識した健康的な生活習慣です。
お肌は、 からだの一部ですから、日常生活で摂る食べ物、飲み物、睡眠、運動などによってつくられます。
一方、エイジングケア化粧品がお肌に影響を与えることができるのは、表皮の角質層まで。
これだけでも、どちらの影響が大きいか、おわかりいただけますね。
このことは、エイジングケア化粧品が美肌のために大切でないということではありません。
お肌は正しいエイジングケアによって、若々しい状態を保つことができますが、そのためには土台である生活習慣が大切であることをお伝えしたいのです。
この記事では、健康なからだと美肌をキープするためのアンチエイジングにつながる生活習慣のあり方をご紹介します。
つまり、食べ物や睡眠、運動などのポイントを取り上げます。
「アンチエイジングを意識した生活習慣って何をすれば良いの?」
「しっかりエイジングケアをしているはずだけどなぜかお肌にハリやツヤがない・・・」
「私の生活習慣って美肌のためによいの?アンチエイジングにプラス?」
「エイジングケア化粧品でもっと実感が高まる毎日の生活って?」
「アンチエイジングにNGな生活習慣は?喫煙習慣はやっぱりNG?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みください。
<アンチエイジングを意識した生活習慣と美肌のために>
*本当にキレイになれる!動画「ナールス60日間美肌プログラム」とは?
- エイジングケアには、それを正しく進める7つのステップがありますが、その中で大切なプロセスは、「日常生活の習慣とエイジングケアの関係を理解する」ことです。
- アンチエイジングを意識したよい生活習慣は、エイジングケア化粧品によって美肌や健やかな素肌を導く基盤です。
- お肌の老化予防のために最も大切なことを1つ挙げれば、紫外線対策を生活習慣に組み込むことです。これは免疫を下げずにアンチエイジングや健康にも大切です。
- 当たり前すぎることですが、バランスのよい食習慣、十分で質の高い睡眠、適度な運動が肌老化を避ける日常生活の基本です。つまり、アンチエイジングを意識した健康的な生活習慣になります。
- 低体温を避ける工夫や喫煙を避けること、楽しく過ごすこともお肌の老化を防ぐ上では大切な生活習慣です。もちろん、健康面やアンチエイジングにも大切です。
- アンチエイジングや健康によい生活習慣を基盤として、エイジングケア化粧品によるスキンケアを行えば、健やかな素肌が手に入ります。ぜひ、続けましょう。
- その上で、自分に合ったエイジングケア化粧品を上手に選べば、その可能性は一層高まります。
2.アンチエイジング的な生活習慣とエイジングケアの関係は?
1)エイジングケアと生活習慣
エイジングケアについて、ナールスエイジングケアアカデミーのトップページで、「エイジングケアの7つのステップ」を紹介しています。
エイジングケアを正しく進める7つの基本ステップは、次のとおりです。
①お肌の仕組みを知る
②お肌の老化の原因を知る
③日常生活の習慣とエイジングケアの関係を理解する
④化粧品の種類と役割を知る
⑤化粧品成分を知る
⑥エイジングケア化粧品を選ぶ
⑦選んだエイジングケア化粧品を正しく使う
このうち、①から③までは、エイジングケア化粧品のことではありません。
なぜ、このステップを知ることが大切なのでしょうか?
それは、この3つを知らなければ、エイジングケア化粧品に過度に期待したり、誤ったエイジングケア化粧品を選んでしまうリスクがあるからです。
この記事では、「③日常生活の習慣とエイジングケアの関係を理解する」について深く考えたいと思います。
正しい日常生活やアンチエイジングを意識した健康的な生活習慣を行えば、エイジングケア化粧品による効果をより感じることができる可能性が高まります。
逆に、日常生活や生活習慣のバランスが悪ければ、エイジングケア化粧品も十分に効果を発揮できません。
せっかくよいエイジングケア化粧品を使うからには、正しい生活習慣も身につけて、一層の美肌を目指しましょう。
なお、お肌の仕組みについては、「皮膚(お肌)の構造と役割は?正しいエイジングケアのために!」を、お肌の老化の原因については、「お肌の老化の原因・メカニズムとエイジングケア対策のコツ」をご覧ください。
2)私たちが考えるエイジングケアとアンチエイジングの関係
ナールスエイジングケアアカデミーでは、エイジングケアに関するさまざまな情報を配信しています。
また、健康や病気、アンチエイジングに関する情報も配信しています。
エイジングケアとは、一般的には「年齢に応じたお肌の手入れ、スキンケア」のことです。
私たちは、もう少し広い概念でエイジングケアをとらえていて、日常生活などの工夫もその中にいれるべきだと考えています。
なぜなら、健康やアンチエイジングを意識した生活習慣がエイジングケアにも良い影響を与えるからです。
この記事では、エイジングケア化粧品によるスキンケア以外の、健康やアンチエイジングにつながる日常生活や生活習慣に焦点をあててお話を進めます。
なお、エイジングケアの全体像などを知りたい場合は、次の記事を参考にしてください。
3.紫外線対策を意識した生活習慣でアンチエイジングとエイジングケア
1)紫外線はアンチエイジングやエイジングケアの敵
紫外線は、放射線に似ていることをご存じですか?
放射線って聞くとすごく怖いイメージがありますが、紫外線だと、「それほどでも」というイメージはないでしょうか。
実は、紫外線も、「電離放射線」という放射線の1つなのです。
そして、細胞にダメージを与えるという点では同じです。
ただ、いわゆる放射線は、体内まで届きますが、紫外線は波長が長いので、深部まではなかなか到達できません。
しかし、活性酸素によって酸化をもたらし、お肌の細胞には確実にダメージを与えるアンチエイジングやエイジングケアの大敵です。
それを裏付ける情報として、紫外線によるお肌の老化の影響は、光老化と呼ばれますが、お肌の老化の80%程度を占めるということが、米国皮膚科学会でも報告されています。
逆にいえば、紫外線対策をしっかり行えば、極端な話、ほかのスキンケアはしなくてもお肌の老化の大部分は防げるのです。
もちろん、他のスキンケアをしないことをオススメしているわけではありませんが、紫外線対策は肌老化を防ぐ上で、極めて大切であることを知っていただきたいのです。
紫外線には、紫外線A波、紫外線B波、紫外線C波があり、そのうち、紫外線A波、紫外線B波が地上に届きます。
どちらもお肌にダメージを与えますが、ボディブローのように知らない間にお肌の老化を進める紫外線A波、特に波長の長いロングUVAには要注意です。
紫外線対策の基本は、日焼け止めに加えて、ファッションや衣類なども含めて、生活習慣に組み込みましょう。
日常生活で毎日浴びる紫外線が放射線ととても似ているということ、また、紫外線対策は、春や夏だけでなく秋や冬でも大切なことも覚えておいてくださいね。
2)免疫にも悪影響を与える紫外線
もう1つ気をつけたいのは、紫外線は免疫低下の原因になることです。
紫外線には皮膚や目の免疫を低下させるはたらきがあります。
その結果、さまざまな障害が起こるのです。
ネズミを使った実験で、紫外線による免疫低下が明らかになっています。
免疫の低下によって、皮膚がんの発生と増殖のどちらにも影響を与えることがわかったのです。
この点を考えても、紫外線がアンチエイジングや健康にとって悪影響が大きいことがわかります。
紫外線によるダメージには、急性のものと慢性のものがあります。
急性には、日焼け(サンバーンとサンタン)、紫外線角膜炎、免疫低下による体調不良や感染症があります。
一方、慢性のものには、シワなどの肌老化、皮膚がん、目の老化による白内障や加齢黄斑変性症などがあります。
このことから、アンチエイジングや健康のためには、紫外線対策を日常生活に組み込むことが大切であることがわかりますね。
紫外線の詳しい情報は、「ナールスエイジングケアアカデミー」内にある下記の記事を参考にしてください。
*外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!
4.アンチエイジングや健康を意識した生活習慣でエイジングケアの土台を!
アンチエイジングや健康を意識した生活習慣としては、食べ物、睡眠、運動が基本です。
これが、エイジングケア化粧品によるスキンケアの土台となります。
1)毎日の食生活と食べ物でアンチエイジング
人のからだをつくる根本、お肌をつくる根本は、食べ物です。
お肌もたんぱく質と脂質、糖質が中心です。
たとえば、角質層の70%程度は、ケラチンとよばれるたんぱく質、角質層で保湿を担う天然保湿因子(NMF)の50%程度は、たんぱく質の元であるアミノ酸であり、お肌のハリやツヤの源であるコラーゲンやエラスチンは、たんぱく質です。
そして、真皮で細胞外マトリクスを形成しているヒアルロン酸はムコ多糖類、プロテオグリカンは糖タンパクです。
このようにお肌は、たんぱく質、脂質、糖分でできているのです。
食べた物は、消化器官を通して代謝されるので、食べた物がそのままお肌の成分になるわけではありませんが、お肌を形づくる栄養素として使われます。
だから、食べ物はしっかりとバランスよく摂ることが大切です。
「○○がお肌によい!」と特定の食べ物や栄養素が話題になることがありますが、偏った食べ方はよくありません。
特定の食べ物や栄養素のこだわるのではなく、お米などの炭水化物、お肉、魚、野菜、フルーツなどのバランスをしっかりと考えましょう。
食べ物には、ビタミンCやビタミンEをはじめとする抗酸化作用を持つ栄養素があり、お肌の酸化予防になります。
また、血糖値を上げる指標であるGI値(グリセリックインデックス)の低い食べ物は、お肌の糖化の予防になります。
また、便秘を防ぐ食べ物、乾燥肌を防ぐ食べ物、美肌のための食べ物や飲み物もあります。
食べ物や栄養素、食べ方についての知識を十分に身につけるとともに、アンチエイジングや健康に良い生活習慣を身につけましょう。
もちろん、急激なダイエットなどを控えることも必要です。
そして、しっかりエイジングケア化粧品の力が発揮できる土台をつくりましょう。
食べ物に関する情報は、下記を参考にしてください。
*スーパーフードはアンチエイジング・美容・ダイエットに効果!
*「エイジングケアは、まず身体の内側から」…エイジングケアセミナーレポート
*カカオが豊富なダークチョコレートで美肌・健康とアンチエイジング!
*お酢で始める!美肌もダイエットもできる欲張り習慣(飯塚美香さん)
2)エイジングケア化粧品より大切な睡眠
食べ物に続いてアンチエイジングや健康に大切なのは睡眠です。
多くの女性に経験があると思いますが、熟睡できない日が続いたり、睡眠不足でお肌の不調を感じたりすることで、肌荒れが起こります。
これは、睡眠不足などがストレスになって女性ホルモンのバランスが乱れていることも原因の1つで、お肌が疲労した状態です。
逆にしっかりと眠れると体調もよく、お肌の調子がよくてハリやツヤを感じたり、化粧ノリもよいことが多いでしょう。
それは、しっかり眠ることで、免疫力や回復力が発揮されて、体調も肌の調子も整えてくれるからです。
お昼間は活発な活動のために、内臓器官などにエネルギーがたくさん使われますが、夜になるとお肌の回復を促します。
その際に必要なのが成長ホルモン。
夜になって脳から成長ホルモンが分泌されると表皮の新陳代謝が活発化します。
つまり、お肌のターンオーバーが進むのです。
成長ホルモンは、睡眠後の2~3時間で最も活発になるといわれているので、眠る前から熟睡できる環境を整えることが大切なのです。
就寝前は、次の点を意識して自分が心地よいと思える環境に整えましょう。
- カフェインやアルコールを含む飲み物を避ける
- アロマなど好きな香りでリラックス
- 寝る前はお部屋を薄暗くしてリラックスする
- ベッドではスマホを手放す
- 音楽などでリラックスする
特に、スマホはブルーライトや近赤外線などの有害光線を出しているので、睡眠前の長時間使用は避けたいアイテムです。
なお、睡眠については、「夜の上手なスキンケアとエイジングケアでハリ・ツヤ美肌!」や「美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策」も参考にしてください。
<参考記事>
*無重力まくらで快眠と美肌を!頭の動きに合わせたフィット感が大切
<参考書籍>
*「病気を治したければ「睡眠」を変えなさい」(白濱龍太郎 著、株式会社アスコム)
*「スタンフォード式 最高の睡眠」(西野精治 著、サンマーク出版)
*「一流の睡眠- 「MBA×コンサルタント」の医師が教える快眠戦略」(裴英洙 著、ダイヤモンド社)
3)適度な運動でアンチエイジングやエイジングケアをサポート
適度な運動習慣もアンチエイジングや健康に役立ち、お肌にもよい影響を与えます。
それは運動によって代謝がアップすることで、血行が促進する、免疫力が上がるなど、お肌の新陳代謝や回復力が高まるからです。
また、適度な運動でも成長ホルモンが出ます。
つまり、運動も睡眠と同じようにお肌のターンオーバーに好影響を与えるのです。
さらに、適度な運動を生活習慣として取り入れることで、過酸化脂質の発生を予防する能力が高まることもわかってきました。
これは、からだがお肌の酸化を防ぎ、肌老化を予防する力を身につけるということです。
だから、適度な運動は、ほうれい線やしわ、シミなどの肌悩みやエイジングサインの予防につながるのです。
一方、過度な運動や交通量などが多く空気の汚れた場所での運動は避けるべきです。
なぜなら、ストレスや排気ガスが原因となり体内に活性酸素が増えすぎて、過酸化脂質をたくさんつくってしまうからです。
適度な運動は大切ですが、無理をしたり、環境が悪い場所での運動は避けましょう。
運動は、軽い体操、ストレッチやウォーキングでも十分なので、自分ができる範囲のことを習慣化することが大切です。
ウォーキングについては、「一般社団法人 日本姿勢と歩き方協会」や「エイジングケアに良い姿勢とウォーキング | 高岡よしみさん」を参考にしてください。
ただし、2020年から続く新型コロナウイルス感染予防のために、外出の自粛や3密を避けるなどの対策が求められています。
そんな場合は、自宅でエクササイズを行ったり、密を避けながらジムを活用するなどの工夫が必要ですね。
<参考記事>
*新型コロナウイルスで外出控え!室内エクササイズと室外の紫外線対策
*Withコロナの運動不足はスポーツで解消!GYMEで検索が便利
5.低体温や冷えを防いでアンチエイジングや健康を
1)低体温や冷えがお肌に与える影響は?
最近では、低体温の女性が増えているといわれています。
低体温とは、病気ではありませんが、一般的に体温が36度未満の状態です。
現代人に低体温が多いのは、加工食品をよく食べる、運動不足、ストレス過多などが以前より多くなっていることが原因と考えられています。
低体温では、内蔵の温度が下がっていますので、内臓の動きが鈍ります。
また、低体温になると、からだは熱を外に逃さないように、血管を収縮させるので血行やリンパの流れも悪くなります。
これらは、お肌のターンオーバーの遅れやバリア機能低下の原因にもなります。
その結果、からだや顔のむくみがでたり、乾燥肌をはじめさまざまな肌悩みの原因になるのです。
また、低体温は冷え性をもたらす原因にもなります。
冷え性とは、体温が高い低いにかかわらずからだの冷えを感じる状態ですが、低体温の方は冷えを感じる場合がよくあるのです。
冷えも血行が悪くなって老廃物の排せつが滞ってしまう状態なので、お肌に悪影響を与えるのです。
もちろん、低体温は免疫力が低下しますので、さまざまな病気にもかかりやすくなります。
2)低体温や冷えをもたらす要素
現代社会は、低体温や冷え性をもたらす要素がたくさんあります。
たとえば、次のようなことです。
①過度な冷房
夏場でも過度にからだを冷やすと低体温や冷え性になってしまいます。
冷房なしで過ごすことは、現実的ではありませんが、部屋の温度を下げすぎないことや温度の低い部屋では厚着をするなどの工夫も必要です。
また、エアコンでの冷房は乾燥肌の原因にもなるので、なおさら気をつけたいですね。
その点についての詳しい情報は、「エアコンによる乾燥肌には保湿と加湿~冬のエイジングケア~」をご覧ください。
②運動不足
適度な運動がエイジングケアの土台をつくる上で大切であることは、すでにお話したとおりです。
一方、運動不足では、筋肉の代謝が落ちてしまうので、低体温や冷えの要因になってしまうこともあります。
③不規則な食習慣や過度なダイエット
朝食を抜く食習慣や過度なダイエットは、代謝を落とすので、低体温の要因となります。
食べ物は美肌のための大きな要素です。
だから適切な栄養素が含まれた食べ物を規則正しく食べる食習慣が大切なことは、先ほどお話したとおりです。
④お風呂でシャワーしか使わない習慣
最近の女性は忙しすぎるせいか、湯船につからずシャワーでボディ洗浄とシャンプーだけを行う方が増えています。
湯船につかることで低体温の予防ができるので、ぜひ、お風呂では湯船につかりましょう。
3)低体温や冷えを防いで、エイジングケアの基盤を
①体温を上げる食べ物で低体温を予防
体温を上げる食べ物としては、寒い地域で取れる野菜や果物などがオススメです。
ポイントとしては、冬が旬である、根菜、濃い色(黒・赤・黄)などです。
- からだを温める野菜 ニンジン、ゴボウ、ネギ、タマネギ、レンコン、ショウガ、ニンニク、山芋、フキ、赤唐辛子など
からだを温める果物 りんご、ぶどう、桃、プルーン、さくらんぼ、いちじくなど
逆に暖かい地域の食べものは体温を下げるものがたくさんあります。
これらの中には、抗酸化作用を持つ野菜や果物もあるので、避けるのではなく適度に摂って、からだが冷えるような食べ方を控えることがベターです。
- からだを冷やす野菜 レタス、キャベツ、白菜、ほうれんそう、きゅうり、トマト、なす、もやし、大根
からだを冷やす果物 バナナ、パイナップル、すいか、レモン、グレープフルーツ、柿、梨、メロン、みかんなど
②体温を上げる飲み物で低体温を予防
飲み物でも低体温を予防することが可能です。
水分補給は、冷水よりも白湯などの暖かい飲み物で補うことがベターです。
ショウガ茶、カモミールティーなどのハーブティー、緑茶、煎茶などがオススメです。
清涼飲料、アイスクリームなどの冷たい糖質は体温の低下のリスクになるので、過度に摂らないようにしましょう。
③HSPを増やす入浴で美肌と免疫アップ
最近、話題の免疫アップのたんぱく質の1つに「ヒートショックプロテイン(HSP)=熱ショックタンパク質」があります。
HSPにはさまざまな種類がありますが、お肌と関係が深いのがHSP47。
HSP47は、コラーゲンと同じく、お肌の真皮にある線維芽細胞でつくられます。
そして、「コラーゲン」とだけ結びついて、コラーゲンが美しい3重のらせん構造になるのを助けるのです。
そんなHSP47は、入浴で増やすことができるのです。
手順は、
①入浴の前に500mLほどの水分を補給します。
②湯船につかる温度・時間はそれぞれ以下を目安にします。湯船につかるときは、浴槽のふたから首だけ出す形にすると、より効果的です。
- 42度の場合は、10分間
- 41度の場合は、15分間
- 40度の場合は、20分間
③湯船からでたらタオルなどを巻いて10~15分間保温します。保温中は冷たい飲み物はガマンです。
④保温後は、500mLを目安に水分補給します。
※ただし、血圧が高い方、心臓病のある方、体調の悪い時はしないでくださいね。
HSPについての詳しい情報は「HSP(ヒートショックプロテイン)でシワやほうれい線が予防できる!」や「シミを予防するHSP(ヒートショックプロテイン)の効果とは?」、「HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす7つの方法で美肌へ!」をご覧ください。
低体温や冷え対策については、下記の記事もありますので参考にしてくださいね。
*低体温は体調不良のもと!体温を高く保つ5つの生活習慣で健康と美肌
*体温アップで免疫を高める!不眠・肩こりを改善して健康と美肌へ
<参考書籍>
*42℃温めで素肌美人(水島 徹 著、幻冬舎)
6.腸内環境はアンチエイジングと美肌に大切
1)腸内環境を良くしてアンチエイジングと美肌を
腸内環境はアンチエイジングと美肌に大切です。
つまり、腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスを整えることが大切です。
そんな食べ物については、「腸内環境を食物繊維や乳酸菌が豊富な食べ物で改善!便秘解消で美肌へ」で詳しく紹介していますが、食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖を積極的に摂りましょう。
オリゴ糖は、ビフィズス菌など乳酸菌のエサとなります。
オリゴ糖には、てんさいオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖などの種類があります。
2)水もアンチエイジングや腸内環境に大切
水を飲んで血液をサラサラにすれば、さまざまな病気の予防につながり、アンチエイジングや健康にプラスです。
また、からだの隅々にまで栄養が届きやすくなり、若々しく疲れにくいからだを作ることや美肌に効果的です。
そんな水ですが、便秘解消のためには軟水よりも硬水や炭酸水がおすすめです。
硬水は、マグネシウムやミネラルが豊富です。マグネシウムには、便の水分を保持する役割があるため、便秘予防に効果があります。
また、炭酸ガスは胃腸を適度に刺激するので、便秘予防の効果が期待できます。
ただし、日本人は一般的にミネラル成分の少ない軟水を飲みなれているので、慣れない硬水で下痢をしてしまうリスクもあります。
硬水に慣れていない人は、少量の硬水で様子を見てから摂取量を決めましょう。
<参考記事>
*ヨーグルトは夜に食べるのが効果的!おすすめの食べ方と乳酸菌の効果
<参考書籍>
*便活ダイエット ~便秘外来の医師が教える、排便力がアップする11のルール~(小林弘幸 著、株式会社ワニブックス)
*美しい肌が生まれるところ ‐腸とこころをととのえる‐(山﨑まいこ著、 ワニブックス)
*医者が教える最高の美肌術(小林暁子 著、株式会社アスコム)
7.楽しく過ごす日常でアンチエイジングと肌老化予防を!
「笑いと笑顔で美肌を?エイジングケア効果とアンチエイジング」で詳しくとりあげてしますが、楽しく過ごすことや笑うことが免疫を高めるというエビデンスもありますし、実際、がんの治療に「笑い」を活用できないか、という研究も始まっています。
*「笑い」はがんに効く? 実証実験、吉本や松竹も協力へ(朝日新聞)
これは、笑いによって、白血球の中のリンパ球であるナチュラルキラー(NK)細胞が活性化し、免疫活動が強化されることがわかっているので、それを本格的にがん治療に応用しようという試みです。
ほかにも、「笑い」には、脳のはたらきの活性化、血行促進、自律神経のバランスの調整、筋力アップ、幸福感、鎮痛作用など、からだによいさまざまな作用があることがわかってきました。
笑いとお肌の関係まで研究したエビデンスはありませんが、少なくとも免疫をアップすることで、美肌をサポートしてくれそうですね。
また、笑いが自然にでる生活も大切です。
ウキウキしたり楽しい気持ちでいると、ドーパミンやセロトニンといったホルモンが活発にでます。
その影響で、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が活発になります。
エストロゲンは、美肌ホルモンとも呼ばれるホルモンで、コラーゲンの分泌を盛んにしてくれます。
だから、楽しく過ごせる趣味を持つ、友達と楽しくおしゃべりする、彼氏やボーイフレンド、御主人と楽しくデートするなども、美肌のために大切な生活習慣なのです。
それらの参考記事は、下記にあります。
*女性ホルモンの変化を知って楽しく生きる! | 中川ゆうこさん
*アンチエイジングやエイジングケアで幸福になるための秘訣の全て
8.アンチエイジングのためにこんな生活習慣を止めて肌老化をストップ
健康やアンチエイジング、また肌老化予防のためには、身につけるべき生活習慣とは逆に、やめるべきこと、やらないほうがよい習慣もあります。
その代表は喫煙です。
今や誰もが、喫煙がからだやお肌によくないことはご存知だと思います。
しかし、副流煙による喫煙、いわゆる「受動喫煙」が大きな問題であることをご存知の方は、意外に少ないようです。
喫煙とお肌の老化の関係についての詳しい情報は、「喫煙がお肌の老化を加速!タバコで老け顔になる原因と対策」をご覧ください。
また、アルコールも適度なら楽しく過ごすための潤滑油ですが、飲み過ぎはNG。
そんなお酒の飲み方は、「お酒の飲み方と成分を知って美肌に!エイジングケアの視点」や「お酒の飲み過ぎは、腸内環境にも美肌にも大ダメージ!」を参考にしてください。
それ以外では、ストレスを溜め込まないことも大切です。
やってはいけない生活習慣に注意しましょう。
*ストレスオフの女性がこの2年で増加!そのリラックス方法TOP10
*ストレスオフの秘訣は「音楽習慣」だった! 20代からシニアまで大調査
9.年代別エイジングケア化粧品の選び方と心得
今、ご紹介したアンチエイジングや健康を意識した生活習慣の上に、自分に合ったエイジングケア化粧品を選んで上手に使えば、きっと健やかな素肌、エイジレスな美肌をゲットできます!
そのためには、30代を超えると年齢に合わせたエイジングケア化粧品を選ぶことも大切です。
エイジングケア化粧品の選び方は、次の記事を参考にしてください。
*60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
そして、選んだエイジングケア化粧品は、「よいものを選んだ!」と思って使うことも大切なのです。
エイジングケア化粧品成分などのメカニズムを科学的に理解することが大切であると同時に、気持ちを込めてエイジングケアを行うことでより美肌が実感できることもあるのです。
その理由は、「プラセボは化粧品やメイクアイテムを使う際も効果的!美肌をサポート」をご覧ください。
10.まとめ
アンチエイジングや健康、エイジングケアの土台となる正しい生活習慣や、やってはいけない生活習慣についてご紹介しました。
日常の生活や生活習慣の大切さをご理解いただけたでしょうか?
エイジングケア化粧品が美肌のために十分な力を発揮する上で、生活習慣は大きな影響を与えます。
つまり、アンチエイジングや健康を意識したよい生活習慣が土台にあればエイジングケア化粧品による実感は一層高くなりますし、逆に悪い生活習慣が土台であれば、いくらよいエイジングケア化粧品であっても効果を実感できる可能性は少なくなります。
だから、エイジングケアを行う上では、まず、ご自身の生活習慣を見直して、問題があるかどうかをチェックすることが大切です。
そして、もし問題が見つかったらいち早く改善しましょう。
この記事「アンチエイジング的生活習慣は肌老化予防にエイジングケアより大切」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
(編集:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ
医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定
(校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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