セラミドクリームの口コミやランキングに頼らない選び方

セラミドクリーム
  • お肌に油分を与える
  • 化粧水などの水分の蒸散を抑える
  • お肌を柔軟に保つ

 

などの目的で使用する「保湿クリーム」。

こってりとしたテクスチャーで、加齢によって低下しがちなお肌の油分を補い、なめらかさを保ちます。

 

特に、最強の保湿成分といわれるセラミド配合のクリームは、高い保湿効果でお肌のうるおいをキープするとともに、角質のバリア機能を改善し、紫外線やアレルゲンなどの外的刺激からお肌を守ります。

 

セラミドクリームをエイジングケアに取り入れることが、いつまでも健やかで若々しい素肌づくりのために役立ちます。

そんなセラミドクリームをどう選ぶかは大切なポイント。

この記事では、そんなセラミド配合の保湿クリーム、フェイスクリームの選び方をご紹介します。

 

3種のヒト型セラミド配合保湿クリーム「ナールスユニバ」

 

 

 

お肌が乾燥する冬場だけでなく、スキンケアの基本として年間を通して意識しておきたいのが保湿ケア。

そのための頼もしいアイテムが、保湿成分セラミドを配合したクリームです。

 

皮脂の分泌量が十分な30代くらいまでは、きちんとした保湿ができていれば油分の補給は必要ありませんが、年齢とともに水分、油分が低下。

自分のお肌のセラミドの量も減ってしまうため、セラミド配合の保湿クリームで補うことが大切です。

 

最近では、アットコスメのランキングでもセラミド化粧品、セラミドクリームが話題になったり、有名な美容ブロガーさんなどもおすすめのセラミド化粧品を紹介したりしているので、セラミドの知名度も上がっていますね。

 

エイジングケア世代の女性なら知らない方がいないくらいですし、男性でもセラミドの名前を聞いたことのある方が増えているようです。

 

そんな中、「エイジングケアのためにセラミドクリームを使おう!」

と思っても、数多くの製品の中からどれを選んでいいのか、迷ってしまうのではないでしょうか。

 

セラミドクリームは、価格も安いものから高級ブランドまでさまざまあり、また、無添加がいいのか医薬部外品がいいのかなど、選び方に悩みますね。

 

ネットの人気ランキング上位や口コミで評判のセラミドクリームが、自分のお肌に合うとは限りませんし、クリームに配合されるセラミドの種類によっても得られる保湿効果が違ってきます。

 

そこで、この記事では、セラミドについての基本的な知識を整理するとともに、セラミド配合のクリームを選ぶ際のポイントをわかりやすく説明しました。

 

ぜひ続きをお読みいただき、効果を実感できるセラミドクリーム選びにお役立てくださいね。

 

なお、まずセラミド全体の知識やセラミド配合化粧品の選び方について知りたい方は、

セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方

セラミドとは?保湿力と角質層での効果とはたらきを理解する

こちらをお読みください。

 

セラミドは、保湿クリームだけでなく、化粧水美容液オールインワンゲルなどの基礎化粧品に配合されており、セラミドの原液もあります。

 

セラミド化粧水については、

セラミド化粧水は効果的?ランキングではわからない選び方

セラミド美容液については、

セラミド美容液のエイジングケア視点で考える選び方・使い方

こちらの記事も参考にしてください。

 

ナールスチャンネルの動画でワンポイントエイジングケア

セラミドの保湿力は?」でも、セラミドについてわかりやすく解説しています。

 

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • セラミドは、もともと私たちのお肌の角質層にある成分です。
  • セラミドは、角質層の細胞間脂質の50%以上を占める保湿物質で、お肌のバリア機能に重要なはたらきをしています。
  • 加齢や環境の変化、生活習慣などによって、セラミドの量は減っていきます。
  • お肌のセラミド不足を補うためには、セラミド配合の化粧品を使用するのが効果的です。
  • セラミドは脂溶性のため、水には溶けにくく、油に溶けやすい性質を持っています。
  • そのため、化粧水よりも、美容液やクリームなどで取り入れるのが効果的です。
  • セラミドの中でも、人のお肌に近いヒト型セラミドは、保湿力が高くおすすめです。

 

1.セラミドを知る

 

口コミやランキングに頼らずに、自分のお肌に合ったセラミドクリームを選ぶためには、まずセラミドとはどのような成分なのかを知っておくことが大切です。

 

1)セラミドとは?

 

 

セラミドの保湿をイメージした写真

 

 

私たちの皮膚は、表皮真皮皮下組織(皮下脂肪)という3つの層でできています。

セラミドは、表皮の1番外側の角質層という部分に存在する成分で、エイジングケアにとって重要なはたらきを担っています。

 

角質層にはたくさんの角質細胞があり、細胞と細胞の間には細胞間脂質という油分が詰まっているのですが、セラミドはその細胞間脂質の50%以上を占める主成分。

細胞と細胞をつなぐ役割をするとともに、スポンジのように水分や油分を抱え込んでお肌の保湿をサポートします。

 

角質層の水分を守っている保湿成分には、セラミドなどの細胞間脂質の他、皮脂や天然保湿因子(NMF)があり、これらが助け合いながら水分を保っています。

なお、角質の水分のうち80%以上を細胞間脂質が守っているので、セラミドはお肌のうるおいのカギを握っているといえるのです。

 

赤ちゃんの素肌がプルプルしているのは、大人の肌よりもセラミドがたっぷりあって、十分にうるおっているから。

セラミドは、コラーゲンヒアルロン酸などとともに、女性にとって理想のお肌ともいえる赤ちゃん肌を支えているのです。

 

2)セラミドのはたらきは?

次に、お肌におけるセラミドのはたらきについてみてみましょう。

 

セラミドは、表皮の角質層を構成する細胞間脂質の主成分として、健やかな角質層を形成するための重要な役割を担っています。

 

角質層は、皮膚の一番外側にあり、0.02mmほどしかない組織ですが、吸水性や保湿性に優れ、正常な状態では約20%の水分を含んでいます。

 

健やかな角質層では、油分と水分が交互に重なり合ってバランスよく構成されている「ラメラ構造」と呼ばれる状態が維持されています。

油分であるセラミドは、角質層の中で水分をサンドイッチのようにはさみ込み、水分が蒸散しないように強力な保水機能を発揮します。

 

保湿成分には、セラミドのような「水分をはさみ込む」タイプ、ヒアルロン酸やコラーゲンのような「水分を抱え込む」タイプ、グリセリンや天然保湿因子(NMF)の成分であるアミノ酸のような「水分を吸着する」タイプがあります。

その中でも、「水分をはさみ込む」タイプの水分保持力は、最強といわれているのです。

 

3)生成のメカニズム

では、このように、お肌のうるおいにとって大切なはたらきをするセラミドは、どのようにしてつくられるのでしょうか?

 

実は、セラミドは、ターンオーバーと呼ばれるお肌が一定の周期で生まれ変わる新陳代謝の過程でつくられているのです。

 

表皮は、外側から角質層、顆粒層、有刺層、基底層の4層に分かれています。

お肌のターンオーバーでは、1番奥の基底層で新しい表皮細胞が生まれ、形を変えながら表皮へと上がっていきます。

 

この肌表面へと上がる過程で、表皮細胞は核を捨てて死んでいき角層となり、同時にセラミドやNMFを生成します。

そして、生み出された角層、セラミド、NMFなどは、肌表面で角質層を形成してお肌のバリア構造をつくり、最後は垢となって剥がれていきます。

 

これが、お肌でセラミドが生成される一連のしくみです。

もうおわかりのように、お肌にとって必要なセラミドが生み出されるには、ターンオーバーが正常に行われることが重要なのです。

 

4)セラミドが不足すると?

お肌が健やかな状態では、セラミドがしっかり水分をはさみ込み、角質層のラメラ構造をキープしています。

 

しかし、セラミド不足のお肌では、正常なラメラ構造を維持することができず、お肌の内側に蓄えられているはずの水分が細胞間の隙間からどんどん蒸発して、お肌は慢性的な乾燥状態になってしまいます。

 

 

慢性的な乾燥肌に悩む女性

 

 

さらに、お肌の内側だけでなく、肌表面のバリア機能が低下することから、外部からの刺激を受けやすくなったり、肌荒れやかゆみ、赤みなどの炎症も起こしやすくなります。

さらに、紫外線の影響も受けやすくなるのです。

 

洗顔するとヒリヒリしたり、いつもの化粧水がしみるといった敏感肌の症状も、セラミド不足が原因の1つと考えられています。

 

また、アトピー性皮膚炎の人は、もともとセラミドをつくり出す力が弱いことがわかっています。

 

セラミドとアトピー性皮膚炎との関連性については、下記の記事を参考にしてください。

セラミドと皮膚の病気「アトピー性皮膚炎」の関係は?

 

5)不足する原因とは?

セラミドが不足する原因として考えられるのは、

 

①加齢

セラミドは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった他の美肌成分と同様、年齢とともに減少することがわかっています。

その理由として、セラミドはターンオーバーの過程でつくられるため、年齢を重ねることによってターンオーバーの周期が長くなったり、1回あたりに生成されるセラミドの量が減ることで、お肌に必要なセラミドの量をキープできなくなるのです。

 

若い頃はターンオーバーが正常に行われていても、30代になるとセラミドの減少が顕著になるため、お肌が乾燥したり、季節の変わり目に揺らぎやすくなるなど、肌質の変化を感じることが多くなります。

また、50代のセラミド量は、20代の半分ともいわれています。

 

 

年代によるセラミドの量の変化については、下記の記事を参考にしてください。

年代別エイジングケアの道標「エイジングインデックス」とは?

 

また、各年代のお肌の状態やエイジングケアについては、下記に詳しくまとめています。

30代、初めてのエイジングケア化粧品。知らないと損する真実!

40代だからこそ考えたいエイジングケアと化粧品の選び方!

50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!

 

②生活習慣

加齢によるお肌の老化は、自然現象のため仕方がないことですが、気をつけておきたいのはふだんの何気ない生活習慣です。

睡眠不足やストレスなど、よくない生活習慣はターンオーバーの乱れを招きます。

このため、加齢の場合と同様にセラミドの量が減少しがちになるのです。

 

 

生活習慣の乱れによる体調の変化

 

 

また、食生活も重要。

ターンオーバーを整えるためには、食べ物や飲み物で栄養を取り込むことも大切です。

たんぱく質や緑黄色野菜など、バランスのよい食生活を心がけましょう。

また、セラミドは、食事によっても増やすことができるので、セラミドを含む食品を意識して摂取したり、サプリで補う方法もあります。

 

さらに、日常生活の中で気をつけたいのは身体の冷え。

冬場だけでなく、最近ではオフィスや車内などのエアコンの影響で、夏も冷えに悩む女性が増えています。

 

身体が冷えて血行不良になると、お肌のターンオーバーが乱れ、それと同時にセラミドの産生量が減ってしまいます。

お肌のくすみも目立つようになります

 

このため、ふだんからターンオーバーが正常に行われるような生活習慣を心がけるとともに、セラミド不足が気になる場合には、スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品で外部から補うことが必要です。

 

また、身体の冷え性対策には、

温活でエイジングケア!冷え性対策、まずは足元から始めよう

温活でボディのエイジングケア!シルクの下着に秘められたパワー

こちらの記事を参考にしてください。

 

③間違ったスキンケア

加齢、生活習慣以外に、セラミドが減ってしまう原因として考えられるのが、毎日のスキンケアです。

中でも、洗顔やクレンジングの影響がセラミド不足の要因になることがあります

 

 

洗顔の泡

 

 

なぜなら、洗浄力の強いクレンジング剤でメイクといっしょに貴重なセラミドを落としてしまったり、汚れを取ろうとしてゴシゴシ洗ってしまうことでお肌に負担がかかり、お肌のバリア機能が低下してしまうからです。

 

洗顔やクレンジングは毎日行うことなので、大切なセラミドを守るためにも、クレンジング剤や洗顔料の選び方、使い方に注意しましょう。

 

クレンジング剤や洗顔料の選び方、また正しいクレンジング方法、洗顔方法については、次の記事が参考になります。

洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方

クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方

セラミドを減らさないスキンケア!間違ったクレンジングはNG

 

 


<第1章のまとめ>

セラミドは、もともと私たちのお肌の角質層に存在し、お肌のうるおいに深く関わっている保湿物質です。

 

セラミドはお肌のターンオーバーの過程でつくられるため、必要なセラミドが生成されるには、お肌のターンオーバーを正常にすることが大切です。

しかし、加齢とともにターンオーバーが乱れたり、その他、生活習慣の乱れや間違ったスキンケアなどによっても減少すると考えられます。

 

セラミドが不足すると、お肌は乾燥をはじめとする肌トラブルが生じやすくなります。

そのため、不足したセラミドは、エイジングケア化粧品で外から補うことが大切です。

 

 


2.保湿クリームを知る

 

 

保湿クリーム

 

 

化粧水、美容液、乳液、保湿クリームなど、スキンケアアイテムすべての目的は「保湿」をすることです。

 

では、どれを使っても保湿できるのであれば、アイテムはどれか1つがあればいいのかというと、そうではありません。

化粧水、美容液、乳液、クリームそれぞれに役割があり、お肌の「保湿」においては、違ったはたらきをするのです。

 

このことを理解するために、まずは「保湿」とは何かをおさらいしてみましょう。

 

1)そもそも保湿とは?

「保湿」とは、お肌の水分を適度に維持するためのスキンケアのこと。

文字通り、“湿気を保つ”ことを言います。

 

 

保湿

 

 

保湿はスキンケアやエイジングケアの基本といわれ、保湿が十分でないお肌は、乾燥をはじめさまざまな肌トラブルが現れます。

 

保湿には、

  • 水分を与えるGive Water
  • 水分を保持するKeep Water
  • 水分の蒸発を防ぐ(Cover Water)

という、3つの役割があります。

 

このうち、お肌に「水分を与える」のは、水分の多い化粧品、つまり化粧水やローション系の基礎化粧品の役割です。

 

しかし、水分だけを与えても蒸発してしまうため、保湿にはなりません。

 

化粧水やローションには、水溶性の保湿成分やエイジングケア化粧品成分などが配合されていますが、油溶性成分は含まれないか、含んでいても濃度は低い場合が多いのです。

このため、化粧水だけでは保湿が完了しないことを理解しておきましょう。

 

実は、この中で最も大切なのは「水分を保持する」こと。

なぜなら、お肌の乾燥を防ぐ根本的な対策は、お肌が水分を保持する力を持つことだからです。

 

お肌の「水分を保持する」のは、保湿成分が得意とする分野。

お肌に元からあるNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質であるセラミドが自らの力でそれを担っています。

 

ただし、第1章で説明したように、加齢などの原因によってその力が衰えてしまいます。

そこで、化粧品で保湿成分を補給してあげないといけなくなるのです。

お肌の水分を保持する成分としては、セラミド、NMFの元となるアミノ酸、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなどがあります。

 

これらの化粧品成分は、ヒューメクタント、それが含まれる化粧品をモイスチャライザーと呼ばれることがあります。

ヒューメクタントは化粧水にも含まれますが、美容液に凝縮して配合される場合の方が多く、より強い保湿力が期待できます。

 

3つ目の「水分の蒸発を防ぐ」のは、本来はお肌の皮脂膜の役割なのですが、加齢によって皮脂の分泌量が減ると、天然の保湿クリームと呼ばれる皮脂膜も減ってしまいます。

そのため、お肌の水分の蒸発を防ぐための化粧品成分で補う必要があるのです。

 

これらの化粧品成分はエモリエントと呼ばれ、乳液や保湿クリームに多く含まれています。

 

エモリエントには、スクワラン、シアバター、ホホバオイル、アルガンオイル、オリーブオイル、ワセリンなどがあります。

 

 

化粧品ごとの水分に関する効果

 

 

このように、化粧水、美容液、保湿クリームは、保湿やエイジングケアを目的にしながらも、得意とする範囲が異なるのです。

 

保湿については、

お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分

こちらの記事も参考にしてください。

 

2)保湿クリームの役割

保湿クリームはフェイスクリームとも呼ばれ、主に顔のお肌の保湿のために使用する基礎化粧品です。

 

保湿クリームには、水や水溶性成分も含まれていますが、油溶性成分の配合比率が高いのが特徴で、およそ25〜50%を油溶性の成分が占めています。

 

基本的な役割としては、皮脂膜に近いはたらきをする油溶性の成分によって、「水分の蒸発を防ぐ」ことですが、「水分を保持する」ためのセラミドなどの保湿成分もいっしょに配合されることで、保湿を両面からサポートします。

また、油分でお肌にフタをすることによって、先に使った化粧水や美容液の効果を維持するはたらきもあるのです。

 

このような油分の補給目的に加え、最近では機能性の高いエイジングケア化粧品成分の登場とともに、エイジングケアのための保湿クリームも増えています。

たとえば、ほうれい線対策しわ対策としてレチノールを配合したもの、油溶性ビタミンC誘導体をはじめとする美白成分を配合したものなど、特別な美容効果を狙った保湿クリームの種類も豊富です。

 

テクスチャーも、コクのあるタイプからジェルのように軽いタイプまでさまざまなので、べたつくのが苦手でクリームを使っていないという人も、自分の好みのテクスチャーのものを選ぶことができます。

 

3)乳液との違いは?

 

 

乳液と保湿クリームの違いについて考える女性

 

 

「水分の蒸発を防ぐ」という役割の基礎化粧品には、乳液もありますね。

 

では、乳液と保湿クリームでは何が違うのでしょうか?

 

乳液と保湿クリームとで違うのは、水分と油分の配合バランス。

クリームでは油溶性成分は25〜50%配合されていますが、乳液には15〜20%程度しか配合されていません。

 

そのため、乳液はどちらかといえば軽めのテクスチャーで、クリームの方はこってりした重めのテクスチャーになっているのです。

 

ですので、乳液と保湿クリームの両方を使う必要はなく、どちらか1つで十分。

 

好みのテクスチャーで選ぶ、あるいは、ご自身のお肌の状態に合わせて使い分けるとよいでしょう。

 

たとえば、

  • 朝は乳液、夜はクリームというふうに、朝晩で使い分ける
  • 乾燥しがちな冬はクリームを、夏は乳液というふうに季節で使い分ける
  • 女性ホルモンのバランスを考えて乳液とクリームを使い分ける(生理周期、更年期)

 

などです。

 

乳液と保湿クリームの使い分けについては、次の記事を参考にしてください。

保湿クリームと乳液って両方使う必要あるの?正しいエイジングケアのために

 

4)セラミドとクリームの相性は?

セラミドは特殊な油分で、水になじみやすい構造(親水基)を持っていますが、その本質は油分。

セラミドの成分特性から考えると、大半が水で構成される化粧水やローション系の基礎化粧品との相性はそれほどよいとは言えず、また配合していたとしても、高い濃度で配合されるケースは少ないのです。

 

セラミドの保湿効果を発揮させるには、やはり油溶性成分の多い保湿クリームや美容液などの相性のよいものを使い、保湿クリームの「水分を保持する」、「水分の蒸発を防ぐ」という2つのはたらきで、お肌の保湿を強力にサポートしましょう。

 

保湿クリームについては、下記の記事もぜひお読みください。

保湿クリームの正しい使い方を知ることはエイジングケアの基本!

保湿クリームの役割〜間違いのないエイジングケアのために

 

 


<第2章のまとめ>

保湿クリームは、保湿の3つの役割のうち主に「水分の蒸発を防ぐ」役割を担っています。

また、配合される保湿成分によっては、「水分を保持する」役割も併せ持ち、保湿を両面でサポートします。

 

セラミドは、脂溶性の成分のため油分との相性がよく、油溶性成分が25〜50%配合されたクリームで取り入れるのが効果的です。

乳液と保湿クリームははたらきが似通っているため、両方を使う必要はなく、どちらかをお肌の状態に合わせて使い分けるとよいでしょう。

 

 


3.保湿クリームに配合されるセラミドの種類

 

角質層で水分をはさみ込み、高い保湿力を発揮するセラミドは、保湿クリームをはじめさまざまなエイジングケア化粧品に配合されています。

 

「ノブⅢ モイスチュアクリーム」、「ヒフミドエッセンスクリーム」、「エトヴォスモイスチャライジングクリーム」、「アスタリフトクリーム」、「アヤナスASクリーム」、「キュレル潤浸保湿フェイスクリーム」、「オウンセラ リペアフィルム」、「ライスフォース」など、人気の保湿クリームにもセラミドが配合されています。

 

また、「メディプラスゲル」などのオールインワン化粧品にも、セラミド配合のものがあります。

 

この他、アットコスメの口コミでもセラミド配合の保湿クリームが上位にランキングされるなど、セラミドの認知度もアップ。

今や、通販はもちろん、ドラッグストアやコンビニでもセラミド化粧品を買うことができます。

 

ところで、保湿クリームなどの基礎化粧品に配合されているセラミドには、いくつかの種類があることをご存知でしょうか?

 

保湿クリームと一口に言っても、配合されているセラミドの種類によっては、期待できる効果や実感が違ってくることもあるのです。

ここでは、自分のお肌に合ったセラミドクリームを選ぶための基礎知識として、セラミドの種類について説明します。

 

1)お肌のセラミドの種類

まず、私たちのお肌のセラミドについて、主なものをご紹介します。

 

  • セラミド1 水分保持機能と外部の刺激からお肌を守るはたらきがある
  • セラミド2 水分を保持する力が強い
  • セラミド3 水分を保持するとともに、しわを浅くする
  • セラミド4 バリア機能に関係が深い
  • セラミド5 水分保持機能に加え、ターンオーバーを促進したり、しわを浅くする
  • セラミド6 水分保持機能に加え、ターンオーバーを促進したり、しわを浅くする
  • セラミド6II ターンオーバーを促進したり、しわを浅くするはたらきがある
  • セラミド7 細胞の増殖分化をコントロールし、皮膚にある菌(表皮常在菌)のバランスを整える

 

この中で、お肌に最も多く含まれているのはセラミド2で、全体の20%といわれています。

また、保湿力も高く、お肌の乾燥などに及ぼす影響も一番大きいと考えられています。

 

2)化粧品成分のセラミドの種類

 

 

セラミドの種類

 

 

もともとお肌に存在するセラミドと化粧品成分で補うセラミドには違いがあり、化粧品成分のセラミドもその種類によって分類されています。

 

化粧品原料としてのセラミドは、大きく次の4種類に分けられます。

 

<合成由来>

  • ヒト型セラミド

ヒトのセラミドに近い構造になるように、酵母を利用して生成された化粧品成分です。

化粧品成分の表示は、セラミド1セラミド2セラミドNPセラミドAPなどです。

 

ヒト型セラミドについて詳しく知りたい方は、

保湿効果の高いヒト型セラミド。種類による特徴と違いは?

こちらの記事を参考にしてください。

 

  • 合成セラミド

セラミドに類似した物質を化学的に合成したもので、疑似セラミドとも呼ばれています。

化粧品成分の表示は、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどです。

 

<天然由来>

  • 天然セラミド

馬などの脳や脊髄から抽出される動物由来の化粧品成分です。

化粧品成分としての表示は、ビオセラミドセレブロシドウマスフィンゴ脂質です。

 

  • 植物性セラミド

コメ、トウモロコシ、大豆、コンニャクなど植物由来の化粧品成分です。

化粧品成分の表示は、植物性セラミドコメヌカスフィンゴ糖物質などです。

 

 


<第3章のまとめ>

もともと、人のお肌の角質層に存在するセラミドは、その種類によって少しずつ違った特性があります。

また、化粧品に配合されるセラミドにもいくつかの種類があり、セラミド化粧品やセラミドクリームと言っても、どんなセラミドが配合されているかで期待できる効果や実感が変わってきます。

化粧品原料のセラミドの中で、人のお肌のセラミドの構造に近いのはヒト型セラミドです。

 

 


4.セラミドクリームの選び方

 

 

セラミドの選びかたについて考える女性

 

 

では、ここからはこれまでの説明を踏まえ、セラミド配合の保湿クリームを選ぶ際のポイントを説明しましょう。

ここで示すチェックポイントを理解すると、ランキングや口コミだけでなく、正しい知識でセラミドクリームを選べるようになります

 

1)ヒト型セラミドが配合されているか?

前述のように、ヒト型セラミドは、人のお肌にあるセラミドと同じ構造をしているため、浸透しやすく、高い保湿効果が期待できます。

また、低刺激のため、敏感肌の方も使えるというメリットがあります。

 

パッケージの成分表示欄を確認し、ヒト型セラミドが配合された保湿クリームを選ぶようにしましょう。

成分表示では、「セラミド1」や「セラミドNP」などのように、セラミドの後に番号かアルファベットが表記されています。

 

ヒト型セラミドが複数、配合されているフェイスクリームが特にオススメです。

 

2)セラミドの配合量はどうか?

セラミドの効果を実感するには、配合されているセラミドの種類だけではなく、どのくらいの濃度で配合されているかという、配合量も重要です。

 

化粧品には、全成分表示が義務付けられ、配合量の多いものから順に記載されています。(1%以下は順不同)

 

成分表示だけでは正確な量は把握できませんが、セラミドが上の方に記載されている製品は、比較的多く配合されているという目安になります。

 

また、セラミドは比較的高価な成分になるため、極端に価格が安いクリームはセラミドが微量しか配合されていない場合もあります。

購入の際には、これらの点もチェックすることをおすすめします。

 

ただし、セラミドクリームは使い続けてこそ効果を得ることができます。

一時的に高価な保湿クリームを使用しただけでは、期待する効果が出ないこともあります。

価格についてもしっかり考え、使い続けることができる製品を選びましょう。

 

最近では、「原液サプリメントコスメ」をコンセプトとするチューンメーカーズなどで、セラミドの原液を配合した「原液保湿クリーム」などが登場していますが、

セラミドクリームを選ぶ際に大切なのは、上記のようにどんな種類のセラミドがどれくらいの濃度で配合されているかです。

 

3)他の保湿成分は配合されているか?

セラミドクリームを選ぶ際は、セラミドに加えて「水溶性の保湿成分」が配合されたものを選びましょう。

保湿成分にはそれぞれ特徴があるため、複数の成分を取り入れることで、よりうるおい効果を実感できます

 

中でも、「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」、「プロテオグリカン」などは、セラミドとは異なるタイプの保湿成分で、刺激もなくお肌へのなじみがよいので、セラミドとの相乗効果も期待できます。

 

4)エイジングケア化粧品成分が配合されているか?

セラミドはその保湿力では大きな期待が持てる成分ですが、30代以降のエイジングケアには、抗酸化作用があったりコラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分が一緒に配合されているものが一層、オススメです。

 

抗酸化作用のある成分としては、フラーレン、アスタキサンチン、コエンザイムQ10、プラセンタなどです。

 

コラーゲンやエラスチンにアプローチする成分としては、ナールスゲンネオダーミルです。

 

5)お肌への刺激は少ないか?

 

 

自分のお肌への刺激について考える女性

 

 

セラミドクリームは、乾燥したお肌に使用する場合が多いのではないでしょうか。

乾燥が進んだお肌は、少しの刺激にも弱く、化粧品によってはヒリヒリしたり、赤くなったりすることも。

 

お肌への刺激となるアルコール(エタノール)や合成着色料、合成香料が不使用か、あるいは極力少ないものを選ぶようにしましょう。

 

防腐剤も刺激を与えますが、これが無添加である場合は、殆どありませんし、化粧品の清潔性や品質管理上は必要な成分です。

また、配合濃度は低く必要最小限なので、防腐剤無添加に過度にこだわる必要はありません。

 

例えば、セラミドクリームの1つであるナールスユニバは、パラベンやフェノキシエタノールなどの防腐剤に刺激を感じる方のためにこれらの防腐剤は不使用です。

だから、パラベンやフェノキシエタノールがNGな方でも使用可能です。

 

一方、抗菌効果は必要なので、ヒノキチオールを配合して防腐剤的に使っています。

そのため、ヒノキチオールに刺激を感じる方には使えないのです。

 

フェノキシエタノール無添加、パラベン無添加といっても、何らかの防腐効果を発揮できる成分を配合しているケースが殆どなので、「無添加」は、何が無添加か、その代わりの役割はどの成分が果たしているのか?などを確認しましょう。

 

なお、アルコール不使用の化粧品については、

ノンアルコール化粧品って、本当はどんな化粧品?

こちらを参考にしてください。

 

6)1日あたりの経済性(コスパ)

セラミドクリームは、できれば長く使えることも大切です。

その要素はセラミドクリームの価格、つまりお値段です。

 

ただ、ここで言うお値段は、単に価格のことではなくコストパフォーマンスです。

 

基本的には、価格を容量で割れば、1g当たりのお値段がわかるのでそれをチェックしましょう。

 

もう1つは、テクスチャーで同じ1回あたりに必要な用量が異なることです。

伸びのよいセラミドクリームなら同じ容量でも長く使えるので、1箱でどれくらいの期間が使えるかの方が大切です。

 

つまり、容量だけにこだわらず、1カ月あたりあるいは1日あたりのコストを計算してみましょう。

 

もう1つは、どれくらい実感できる成分が含まれているか、コスパはトータルで考えましょう。

 

7)お試し・初回価格などがあるか?

どんな化粧品もやはり試してみないと実際のところはわかりませんね。

セラミドクリームも同じです。

無料サンプル、トライアルキット、初回価格、あるいは返品保証・返金保証などの有無もチェックしてセラミドクリームを選びましょう。

 

 


<第4章のまとめ>

セラミドの中でも、セラミドの高い保湿効果を実感するには、人のお肌のセラミドに近い構造のヒト型セラミドを配合した保湿クリームを選ぶのがポイントです。

 

そのためには、パッケージの全成分表示などで表記を確認するようにしましょう。

同時に、その配合量やセラミドとの相乗効果が期待できる「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」、「プロテオグリカン」などの水溶性成分も配合されているかどうかをチェックしましょう。

さらに、機能性の高いエイジングケア化粧品成分が配合されているものもよい選択です。

 

乾燥肌や敏感肌の方はとくに、アルコール不使用や合成香料、合成着色料など、お肌への刺激となる成分を避けることも大切です。

 

 


5.セラミドクリームで改善できる肌悩み

 

 

肌悩みの改善を実感する女性

 

 

20代では、あまり保湿クリームを使う場面は多くないと思いますが、少しずつ乾燥が気になりだす30代になると、乾燥対策のために保湿クリームを使い始める方も増えてくるのではないでしょうか。

 

乾燥が気になるお肌には、水分と油分を効率よく補給し、お肌を滑らかに保つスキンケアが大切。

セラミドクリームは、高い保湿力とともにお肌のバリア機能を正常にすることで、乾燥肌の改善や乾燥がさらに進んだ敏感肌の改善に効果的です。

 

1)乾燥肌を改善

十分に保湿されたお肌の角質層には、約20〜30%の水分が含まれていますが、

バリア機能の低下やターンオーバーの乱れで、水分量が減ってしまうと乾燥肌になってしまいます。

 

乾燥肌になると、お肌がカサつく、つっぱった感じがする、白く粉をふいたようになる、といった肌トラブルが。

また、乾燥肌は、くすみや小じわ毛穴の開きなども目立ち、さらに乾燥が進むとほうれい線が目立つこともあります。

 

こうしたお肌の状態では、水分不足だからといって単に水分だけを与えても、一時的にはしっとりしても時間が経てば蒸発してしまい、またすぐに乾燥してしまいます。

 

乾燥肌を改善するために必要なのは、角層の中の水分保持力を高める保湿物質を補うことに加え、水分の蒸発を防ぐこと。

そして、バリア機能を正常に保つことです。

 

セラミドと他の保湿成分との大きな違いは、角質層内でラメラ構造を形成して、バリア機能を守ることなので、セラミドクリームなどのセラミド配合化粧品は、乾燥肌の根本対策になるのです。

 

2)敏感肌を改善

 

 

敏感肌の改善に満足する女性

 

 

最近、女性のお肌の悩みで増えているのが、敏感肌です。

実は、医学的には敏感肌というお肌の分類はないのですが、敏感肌で悩んでいる女性が多いのも事実です。

 

敏感肌とは、乾燥が続くことや乾燥の程度がひどくなることによって、お肌が敏感になっている状態をいいます。

 

  • 普通の化粧品を使っただけでもお肌がピリピリする
  • 洗顔剤で顔を洗うと赤くなってしまう
  • タオルや衣類に触れると、お肌が刺激を感じる
  • 生理前や季節の変わり目などに肌荒れする

 

などが、一般的な敏感肌の症状。

お肌のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激にもお肌が反応してしまうのです。

 

敏感肌の最も大きな原因は、バリア機能の低下によるお肌の乾燥です。

セラミドは、バリア機能を整え、外的刺激からお肌を守るとともに、お肌内部の水分を逃さないようにはたらくことで、敏感肌の根本的な要因である乾燥の進行を防ぎます。

 

前述のように、脂溶性成分であるセラミドは保湿クリームとの相性がよいのですが、乾燥肌や敏感肌が深刻な状態であったり、お肌内部は乾燥しているのに表面はテカテカするといったインナードライ肌の場合は、化粧水や美容液なども含め、セラミド化粧品をライン使いするなど、お肌の状態に合わせて取り入れることも大切です。

 

また、使用する際の順番としては、「化粧水→美容液→乳液→クリーム」の順が基本となります。

 

保湿クリームをつける時に、こすったり、強くすり込むなどのつけ方はお肌の刺激になり、乾燥の原因にもなるので注意しましょう。

また、保湿クリームは、一度に大量につけすぎたりせず、皮脂分泌の少ない目元や口元からなじませるのもポイントです。

その後、お顔全体をクリームでフタをするように、ハンドプレスでやさしく押さえ込むとよいでしょう。

 

 


<第5章のまとめ>

セラミドクリームは、お肌内部の水分の蒸散を防ぎ、乾燥肌の症状を改善するとともに、お肌が乾燥することによる小じわや毛穴の開きといったエイジングサインを予防します。

また、バリア機能を整えることで、乾燥の進行を防いで敏感肌の改善にも効果が期待できます。

乾燥肌や敏感肌の症状が深刻な場合は、クリームはもちろん、化粧水や美容液なども含めてライン使いでセラミド化粧品を使用するのもよい選択肢です。

使用する際には、メーカー推奨の量を守るとともに、ハンドプレスで浸透を高めるなど、正しく効果的な使い方をしましょう。

 

 


6.まとめ

 

この記事では、セラミドのはたらきや不足する原因など、基本的な知識を紹介するとともに、セラミドの効果を実感できるアイテムとして保湿クリームの役割についても説明しました。

 

保湿クリームは、「水分の蒸発を防ぐ」ための、エイジングケアにとっては大切な基礎化粧品の1つです。

さらに、セラミドなどの保湿成分を配合することにより、「水分を保持する」役割も担います。

 

健やかな素肌にとって欠かせないセラミドですが、加齢や環境の変化によって減少してしまいます。

この記事を参考に、セラミド配合の保湿クリームなどで効果的に補うことによって、セラミド不足によるお肌のトラブルを防いでいただければ幸いです。

 

 

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