クエン酸は、梅干しやレモンなどに含まれる酸味成分。
収れん作用などがあることから、化粧品成分としても利用されています。
この記事では、クエン酸の化粧品成分としての特徴や効果、安全性などをご紹介します。
また、どんな化粧品に配合されるかを取り上げます。
さらに、クエン酸配合のオススメのエイジングケアのためのフェイスマスクをご紹介します。
- クエン酸のはたらきなど、成分の特徴について知ることができます。
- クエン酸がどのような製品に配合されているかがわかります。
- クエン酸配合のおすすめのエイジング化粧品の情報を入手できます。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
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読みたいところから読める目次
1.クエン酸をエイジングケアに活かしたいあなたへ
「クエン酸は美肌の素!化粧品成分としての特徴や効果・安全性」をお届けします。
アンチエイジングやエイジングケアに詳しい方なら、クエン酸がエイジングケア化粧品などのスキンケアアイテムの成分として使われるのをご存知ではないでしょうか。
クエン酸といえば、梅干しやレモン、オレンジなど柑橘系の果物に含まれる「酸っぱい」と感じる成分です。
また、水に溶けやすく熱にも強いことから、食べ物の添加剤の1つである酸味料として有名です。
実は、そんなクエン酸は化粧水や美容液をはじめ、さまざまなスキンケアアイテムに使われているのです。
つまり、美肌のためにも必要な成分で、上手に使えばエイジングケアにも有効です。
正しいエイジングケアのためには、クエン酸をはじめさまざまな化粧品成分について理解することが大切です。
この記事では、そんなクエン酸の特徴や効果、安全性をご紹介します。
また、どんな化粧品に配合されるかを取り上げます。
さらに、おすすめのフェイスマスクをご紹介します。
「クエン酸ってどんな化粧品成分?特徴が知りたい!」
「どんな効果があるの?保湿効果はあるの?」
「クエン酸の安全はどうなの?敏感肌でも使えるの?」
「クエン酸はどんな化粧品に配合されるの?その種類は?」
「オススメのエイジングケア化粧品は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<おすすめのクエン酸配合のフェイスマスク>
クエン酸&ナールスゲン配合フェイスマスク「ナールス パッション」
- クエン酸は、柑橘系の果実などに含まれる酸味のある成分です。体内でもつくられ、疲れを癒すなどエネルギー代謝に大切なはたらきがあります。食品や化粧品などに利用されています。
- クエン酸には収れん効果があり、肌のキメを整えたり毛穴の開きなどのケアに役立ちます。また、pH調整、キレートを目的に化粧品成分として活用されます。
- クエン酸は、使いやすい成分です。そのため、化粧水や頭皮ケアのアイテムなどさまざまな種類のスキンケアアイテムに配合されます。
- 一般的な化粧品に配合されるクエン酸は、刺激性やアレルギーのリスクも少なく安全性の高い成分です。だから、一般的な配合濃度なら肌質を選ばず使えます。
- しかし、収れん化粧品やピーリング化粧品に高濃度で配合される場合は、刺激があるので要注意です。敏感肌の方やエイジングケア世代の方はその点に注意しましょう。
2.クエン酸とは?
1)クエン酸って何?
クエン酸は柑橘類などに豊富に含まれる有機化合物です。
化学構造に「ヒドロキシ基」を持つヒドロキシ酸と呼ばれる成分の仲間です。
漢字では「枸櫞酸」と表記されます。
白色、または無色の成分で、熱に強い性質があります。
クエン酸は、私たちのからだのなかでもつくられ、疲労回復ほか生体内エネルギー代謝に大切なはたらきをします。
2)クエン酸のはたらきは?
美容や健康ほか生活面でもよいはたらきがあります。
①サプリや飲料で疲労回復をサポート
クエン酸はサプリメントや飲料に配合され、疲労回復をサポートします。
さまざまな種類のサプリや飲料があるので、上手に選びましょう。
②熱中症や腐敗の予防
クエン酸は、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルの腸からの吸収を高めるはたらきがあります。
そのため、夏の熱中症予防にも役立ちます。
また、クエン酸には殺菌効果があり、食べ物が腐るのを防ぎます。
③医薬品としてのクエン酸製剤
クエン酸は、「クエン酸製剤」(クエン酸ナトリウムとクエン酸カリウムの合剤)として高尿酸血症(痛風)の治療薬として使われます。
この医薬品は、尿をアルカリ化させることで、尿酸を尿中に溶かし排出しやすくします。
これにより尿酸値が下がり、高尿酸血症の改善に役立つのです。
④お掃除にも役立つクエン酸
水道の蛇口やお風呂の鏡、湯沸かしポットなどの白いくもりなどの汚れはカルシウムです。
クエン酸はカルシウムと結合することで、カルシウムの汚れを落すことができます。
3)クエン酸を豊富に含む食べ物
梅やバレンシアオレンジ、グレープフルーツ、夏ミカン、レモン、パインアップルなどのフルーツに豊富です。
これらは、クエン酸以外にもビタミンなどが含まれる美肌によい食べ物です。
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3.化粧品成分としてのクエン酸
1)クエン酸の基本情報
クエン酸は、AHA(アルファヒドロキシ酸)の1種で、化粧品の全成分表示に表記される場合も、医薬部外品の表示も「クエン酸」です。
水に溶けやすい無色透明の結晶・粒・塊あるいは白色の結晶性粉末です。
化粧品成分としてのクエン酸は、さつまいものでんぷんなど糖質を発酵させてつくられます。
2)クエン酸のはたらき
①収れん作用
収れん作用をもつので毛穴ケアや肌のキメを整えるはたらきがあります。
②pH調整作用
また、クエン酸Naと組み合わせることで化粧品のpHの調整のために配合されます。
酸とアルカリのバランスを調整し、お肌を弱酸性に保つことで皮膚常在菌のバランスを整えます。
③キレート作用
さらに、ペンテト酸5Naなどと同じくキレート剤として水のなかの微量金属とくっつき、化粧品を安定に保つはたらきもあります。
3)クエン酸の安全性
クエン酸は、濃度依存的な刺激性のある化粧品成分です。
しかし、10%以下の配合では皮膚への刺激性や眼刺激性はほとんどありません。
また、アレルギーの報告も現時点ではありません。
通常、pH調整、キレートを目的に配合される場合は、微量配合です。
クエン酸は、化粧品での使用実績も長く、多くの化粧品に使用されていることを考えても安全性に問題のない成分といえます。
したがって、普通肌や脂性肌に限らず、混合肌や乾燥肌、敏感肌、インナードライ肌などのどんな肌質の方でも使うことが可能です。
しかし、どんな成分でも誰にでも安全とはいえませんし、肌荒れやかゆみが出るなどの可能性を100%否定することはできません。
つまり、化粧品かぶれ(接触皮膚炎)のリスクがまったくないわけではないのです。
だから、アトピー性皮膚炎があったり、肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。
一方、収れん化粧品またはピーリング化粧品などに高濃度で配合されている場合は、刺激を感じるリスクがあります。
クエン酸が高濃度の場合は、敏感肌の方や乾燥肌の方にはオススメできません。
4)どんな化粧品に配合されるの?
クエン酸はさまざまなはたらきがあることから、1万種程度のスキンケアアイテムに配合されます。
濃度を高めれば収れん効果やピーリング効果があるので、収れん化粧水やふき取り化粧水にも配合されます。
また、毛穴ケアの化粧水にも配合されます。
ほかにも、洗顔料、クレンジングジェルなどのクレンジング料、保湿化粧水、保湿美容液、まつ毛美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、オールインワンゲル、フェイスマッサージ料、ハンドクリーム、口紅やリップグロスなどの唇ケア用品、ボディケア用品、シャンプーやヘアムース、白髪染めなど頭皮ケア用品、爪のマニュキアなどに使われます。
さらに、マスカラ、ファンデーション、日焼け止めや化粧下地などメイク用品やかかとのケアやひざ・ひじなどのケアのアイテムにも配合されます。
最近では、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液などにも配合されるようになっています。
4.オススメのクエン酸配合エイジングケア化粧品
クエン酸配合のオススメのエイジングケア化粧品をご紹介します。
エイジングケアにオススメのフェイスマスク「ナールス パッション」です。
ナールス パッションは、バイオセルロース製のシートタイプのフェイスマスクです。
バイオセルロースとは、ナタデココの原料を主成分として、食用菌による発酵技術を用いてつくられた食物由来のナノ繊維のことです。
不織布のシートマスクと比べて密着性に優れ、美容成分の浸透力が高いことが大きなメリットです。
また、ナールス パッションに使っているバイオセルロースは、防腐剤を使用していません。
もともとナタデココは腐りやすく、バイオセルロースには防腐剤を使うケースが多いのですが、特殊な製法によって防腐剤フリーを実現しました。
ナールス パッションは、クエン酸やクエン酸Na以外に、次の肌老化を予防するための大切な成分が配合されています。
- ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、HSP(ヒートショックプロテイン)47&HSP70やグルタチオンを増やすナールスゲン
- リンパ管ケアのためのキュアパッション(クダモノトケイソウ果実エキス)
- 高い保湿力のあるヒアルロン酸Naやグリコシルトレハロース
- 美白作用のある馬プラセンタエキス
- 光老化を予防するヒメフウロエキス
- ターンオーバーの正常化をサポートするアロエベラ葉エキス
1枚でなんと25mlという美容液1本分の美容成分が凝縮されたフェイスマスクです。
また、次のような肌悩みの予防や対策にも役立ちます。
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5.まとめ
クエン酸とは何か、また化粧品成分としての特徴や効果、安全性をご紹介しました。
また、注意点もご紹介しました。
さらに、どんな化粧品に配合されるかについて、おすすめのクエン酸配合のエイジングケアフェイスマスクをご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
化粧品成分のクエン酸は、上手に使うことでエイジングケアによいはたらきがあります。
一方、高い濃度だと刺激を感じることもあります。
ぜひ、この記事「クエン酸は美肌の素!化粧品成分としての特徴や効果・安全性」を参考に、クエン酸をエイジングケアに上手に取り入れてくださいね。
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。コスメ検定1級。
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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