エイジングケア化粧水の選び方のコツは肌質と年齢と肌悩みの3つ

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あなたはエイジングケア化粧水といえば、重視すべきは保湿力!とお考えではないでしょうか?

その答えは、半分正しくて半分は間違っているのです。

「え?どういうことなの?」というお声が聞こえてきそうですね。

その答えは、この記事のなかにありますので、年齢や肌質に合ったエイジングケア化粧水を選びたい方、使いたい方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。

<この記事の大切なポイント>
  • エイジングケア化粧水とは機能性の高い成分が入った保湿化粧水です。主に30代からのエイジングケア世代向けの基礎化粧品で、価格も高い傾向にあります。
  • エイジングケア化粧水だけで保湿を考えるのは難しいので、美容液や保湿クリームも含めて保湿を考えましょう。つまり、エイジングケアはさまざまなアイテムで総合的に考えることが大切です。
  • エイジングケア化粧水は、コラーゲンやエラスチンのサポートを重視しましょう。また、抗酸化を意識して選ぶことも大切です。
  • 誰もが年齢とともに乾燥肌傾向になるので、エイジングケア化粧水は刺激の少ないシンプルなものを選びましょう。アルコールフリーや無着色、無香料がおすすめです。
  • エイジングケア化粧水は、30代、40代、50代、60代と年齢に応じて選ぶポイントが少しずつ異なります。年齢が高いほど優しさを重視しましょう。
  • エイジングケアケア化粧水は、肌質に合わせた選び方が大切です。特に敏感肌の方は優しいものを選びましょう。
  • エイジングケア化粧水は、肌老化や肌悩みに合わせて効果が期待できる成分を配合したものを選びましょう。
この記事の監修者
ナールスコム店長 村上清美

ナールスコム

ナールスコム店長 村上清美

メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。

<保有資格>
コスメコンシェルジュ
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト

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読みたいところから読める目次

1.年齢と肌質に合った化粧水の選び方を知りたいあなたへ

エイジングケア化粧水の選び方に悩む女性

「エイジングケア化粧水の選び方のコツは肌質と年齢と肌悩みの3つ」をお届けします。

最近、美肌をキープするためのアイテムとして注目のエイジングケア化粧水。

30代になると、興味を持つ方が多いのではないでしょうか?

もちろん、40代や50代の方でもエイジングケア化粧水に興味がある方が多いでしょう。

エイジングケア化粧水は、エイジングケア化粧品のなかでももっとも種類が多いアイテム。

いまや、百貨店から専門店、通信販売まで、たくさんの種類のエイジングケア化粧水が売られています。

そんななか、

「エイジングケア化粧水ってどんなもの?また、その選び方は?」

「普通の保湿化粧水でエイジングケアできるの?できないの?」

「私の肌質にあったエイジングケア化粧水はどんなもの?」

「エイジングケア化粧水って年齢に応じて変えたほうがよいの?」

「肌悩み別のエイジングケア化粧水の選び方は?」

などで、お悩みの方も多いのではないでしょうか?

よくわからないからといって、ウェブサイトや口コミサイトの化粧水ランキングや人気、美容雑誌のおすすめの化粧水などの記事だけで選んでいませんか?

実は、エイジングケア化粧水の選び方は、年齢や肌質肌悩み考え、その化粧品成分が自分にあうかどうかをチェックすることが大切です。

さらに、見落としがちな視点を1つ提供します。

それは、「エイジングケア化粧水の選び方では、保湿成分を重視しなくてもよい」ということです。

多くの方は、「保湿はエイジングケアの要なのに、なぜそれを重視しないの?」と、不思議に思うのではないでしょうか?

確かにそのとおり。

保湿そのものは、エイジングケアやスキンケアにおいてはとても大切です。

しかし、エイジングケア全体やエイジングケア化粧品の中の化粧水の役割を考えれば、エイジングケア化粧水は、保湿を重視して選ばなくてもよいのです。

この記事では、年齢や肌質、肌悩みに応じたエイジングケア化粧水の選び方をご紹介します。

また、なぜ保湿が化粧水でそれほど重視しなくてもよいかを取り上げます。

その理由を知りたい方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。

さらに、おすすめのエイジングケア化粧水もご紹介します。

なお、エイジングケア化粧水について、ランキキング上位の化粧水などをチェックしたい場合は、「化粧水ランキングを超える!エイジングケア化粧水の選び方」をご覧ください。

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2.エイジングケア化粧水とは

エイジングケア化粧水を知らない女性

1)化粧水には種類がいっぱい!

最近、お肌にハリツヤがなくなってきた

深いしわ顔のたるみが気になる

毛穴もたるんできたような…、たるみ毛穴なら改善したい!

あ!ほうれい線、早く消したい!

そんなとき、エイジングケアを考えてエイジングケア化粧水を選ぼうと思っても、それがどんなものかを知らないと不安になりますね。

それでは、エイジングケア化粧水って、具体的にどんなものでしょうか?

化粧水にはいくつもの種類がありますが、実はそれぞれに決まった定義はありません。

多くは、「保湿化粧水」「柔軟化粧水」「収れん化粧水」「ニキビ用化粧水」「拭き取り化粧水」などのように、目的別に種類分けされています。

つまり、化粧水は役割によって名前が決まるのです。

2)エイジングケア化粧水とは?

私たちは、エイジングケア化粧水とは、

「保湿成分だけではなく、機能性の高いエビデンスのあるエイジングケア化粧品成分が、適切な濃度で配合された化粧水」

と考えます。

しかし、明確にエイジングケア化粧水を定義するものはないのです。そのため、化粧品会社が「エイジングケア化粧水」と名乗れば、それは「エイジングケア化粧水」なのです。

どんな化粧水でもその美容成分化粧水の成り立ちに大きな違いはありませんが、成分の選定や配合のバランスはとても大切です。

エイジングケアのための化粧水はなおさらです。

だからこそ、エイジングケア化粧水は、配合されている美容成分や保湿成分をしっかりと理解して選ぶべきものなのです。





3.エイジングケア化粧水の役割は?

よいエイジングケア化粧水を使いたい女性

1)化粧水は、エイジングケアの一部

ランキングやおすすめ、人気の化粧水を扱った記事では、「化粧水に取り入れるべきは、保湿力の高い成分である」という内容がほとんどです。

はたして、これは本当に正しいのでしょうか?

この考え方は、間違っているわけではありません。

しかし、うまく伝わらなければ誤解をもたらす結果になってしまうこともあるのです。

その理由を今からご説明します。

化粧水ランキングやおすすめ、人気の化粧水を紹介する記事では、ほとんどの場合、化粧水のことだけしか扱っていません。

また、その記事を読む方も、化粧水を選ぼうと考えて、化粧水ランキングなどをチェックしています。

しかし、ここに問題があります。

スキンケアやエイジングケアは、化粧水だけで終わるわけではありません。

クレンジング洗顔美容液乳液保湿クリームまで含めて考えるものです。

また、スペシャルケアのフェイスマスクなどの選択肢もあります。

だから、化粧水だけでエイジングケアを考えることは間違いなのです。

エイジングケア全体のプロセスのなかで、化粧水が得意な部分をうまく引き出して使うことこそ、正しいエイジングケアです。

では、化粧水の得意な部分や不得意な部分は何か?

なぜ、エイジングケア化粧水で保湿を重視しなくてよいのかを考えましょう。

2)なぜ、「エイジングケア化粧水は、保湿重視ではない!」のか?

「エイジングケア化粧水は、保湿重視ではない」を、具体的に説明します。

ここからのお話はとても大切です。

エイジングケア化粧水のポジションについて考える女性

①保湿とは、3つのプロセスでできている

保湿には、「水分を与える」、「水分を保持する」、「水分の蒸発を防ぐ」の3つのプロセスがあります。

②潤ったお肌とは、十分に保湿された状態

十分に潤ったお肌とは、十分に保湿されたお肌のことで、『適切な量の水分が、保湿成分によってお肌のなかにつなぎ止められ、さらに油分によって水分の蒸発を防ぎ、お肌にしっかり保持されている状態』をいいます。

③最も大切なのは、「保湿力」を決める「水分を保持する能力」

十分に保湿されたお肌の状態をもたらすのは、お肌の「水分を保持する能力」と「水分の蒸発を防ぐ能力」です。

「水分を保持する能力」は、80%以上はお肌のバリア機能、すなわちお肌の角質層の「角質細胞間脂質」の状態に依存しています。

そして、その多くを、セラミドが担っています。

また、天然保湿因子(NMF)バリア機能をサポートしています。

さらに、「水分の蒸発を防ぐ能力」は、皮脂でできている皮脂膜が担っています。

この2つが揃って、保湿力の高いお肌が実現できます。

本来、エイジングケア世代の前の20代の健やかなお肌は、化粧水ほか基礎化粧品に頼らなくても、保湿力の高いお肌なのです。

④30代を超えると自らの保湿力が下がってくる

しかし、30代、40代とエイジングを重ねると、お肌の力だけで保湿力を保つことが難しくなってきます。

なぜなら、加齢や紫外線ダメージなどによってお肌の老化が始まるからです。

そして、お肌の保湿を担っている3大保湿因子である「角質細胞間脂質」「天然保湿因子」「皮脂膜」が減ってしまうのです。

⑤基礎化粧品でお肌の保湿をサポート

そこで、化粧水をはじめ基礎化粧品の必要性が高まってきます。

つまり、化粧水をはじめ基礎化粧品の大きな役割は、低下したお肌の保湿力を補うために美容成分を補って保湿をサポートすることなのです。

⑥化粧水だけでは、水分を保持する保湿成分を補うのは不十分

ただ、化粧水だけでは、水分を保持する保湿成分を補うのは不十分です。

なぜならば、化粧水は、その名のとおり、「水」の割合が80%または90%以上と多く、水溶性成分の配合割合がほとんどで、油溶性の保湿成分が不十分なのです。

たとえば、セラミド中のヒト型セラミドは水分を保持する力が強い油溶性の成分です。

最近では化粧水にセラミドを配合するものが増えていますが、高濃度で配合するなら、化粧水よりも油分が多い美容液や保湿クリームが適しています。

つまり、セラミドを補うなら、セラミド化粧水よりもセラミド美容液セラミドクリームがよいのです。

また、アルガンオイルなどの美容オイルワセリンシアバターなど、皮脂膜と近いはたらきで水分の蒸発を防ぐ油溶性のエモリエント成分が化粧水に配合されることはほとんどありません。

だから、保湿能力を高めるために「水分を保持する」ことや「水分の蒸発を防ぐ」ことをともに重視するなら、化粧水ではなく美容液や保湿クリームで考えたほうがよいのです。

もちろん、エイジングケア化粧水に保湿成分が含まれていること自体が悪いわけでありません。

なぜなら、ヒアルロン酸コラーゲンプロテオグリカンなどの水溶性の成分にも十分な保湿力はあるからです。

また、基材として使われるグリセリンBGなどのヒューメクタントも、ヒアルロン酸などに劣りますが保湿力はあります。

保湿や潤いをイメージする水の写真

それでも次の3つを求めるならば、美容液や保湿クリームに頼るほうがよいということです。

  • より高い水分保持能力を求める
  • 水分の蒸発を防ぐこと求める
  • その2つによって保湿能力をさらに高める

一方、機能性の高い水溶性のエイジングケア化粧品成分があります。

そして、それらの多くは水溶性です。

つまり、水に溶けやすく化粧水と相性がよい場合が多いのです。

こうしたことから、次のように考えるほうが、合理的です。

  • 水分を保持する力がとても強いセラミドや水分の蒸発を防ぐ油分は、相性のよい美容液や保湿クリームで補う
  • 抗酸化作用があったり、やコラーゲンにアプローチする水溶性のエイジングケア化粧品成分は、化粧水で補う

だからこそ、私たちは、エイジングケア化粧水を選ぶなら、保湿成分以外のエイジングケア化粧品成分に着目すべきだと考えます。

3)エイジングケア化粧水を使う上で知っておきたい情報

エイジングケア化粧水の使い方は、さまざまな方法があります。

パック、コットン、ハンドプレス、パッティングなどです。

それらについて誤った方法で化粧水を使えば、効果半減、ともすれば刺激でお肌を傷つけることにも。

そんなことを避けるために、次の記事も参考にしてくださいね。

化粧水の正しい使い方とつけ方で美肌に!上手なエイジングケア

化粧水のパッティングは、エイジングケアにとって良いつけ方?

化粧水はハンドプレスで浸透力や保湿効果が高まるって本当?

化粧水パックのコットンでの失敗で美肌が遠のく!正しい方法は?

化粧水をコットンで使うことはエイジングケア世代に良いの?悪いの?


4.30代、40代、50代、60代のエイジングケア化粧水の選び方

30代、40代、50代、60代の4名の女性のイラスト

エイジングケア化粧水を選ぶためには、年齢を意識しておくことも大切です。

このことは、エイジングケア化粧水だけではなく、すべての化粧品の選び方に通じます。

1)年齢を考えたエイジングケア化粧水の選び方の基本

年齢を重ねると、お肌の中にある成分が減り、お肌の機能が低下します。

そのため、次の3つの傾向が顕著になります。

  • 年々、刺激に弱くなる傾向にある
  • 誰もが乾燥肌傾向になる
  • エイジングサインはどうしても進行傾向にある

だから、次の3つを意識してエイジングケア化粧水を選ぶことが大切です。

  • 刺激の強い化粧品成分は避ける
  • 機能性が高く、安全性の高い化粧品成分を重視する
  • シンプルな処方の化粧水を選ぶ

具体的には、次のポイントをおさえて選ぶようにしましょう。

なお、化粧水の安全性については、「化粧水を安全に安心して使いたい!3つのコツとチェック方法 」をご覧ください。

2)年齢とともに不足する成分を意識してエイジングケア化粧水を選ぶ

私たちは、お肌の老化が進む指標を定量化するために、「エイジングケアインデックス」をつくりました。

これは、エイジングケアにとって大切なターンオーバー女性ホルモンの1つであるエストロゲンの量、お肌の水分量、皮脂の分泌量、セラミドの量、コラーゲンの量、エラスチンの量、ヒアルロン酸の量を指標化したものです。

詳しくは、「エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化」をご覧いただければと思いますが、ここでは、30代、40代、50代、60代のエイジングケア化粧水を選ぶポイントを紹介します。

①30代のエイジングケア化粧水の選び方

30代のお肌は、表皮では皮脂の分泌が低下し始め、セラミドも少しずつ減っていきます。

真皮では、コラーゲンやエラスチンの低下が顕著になってくることが特徴です。

この年代は、よい保湿成分を含んだエイジングケア化粧水で保湿することも可能なので、プロテオグリカンやヒアルロン酸など、保湿力の高い成分配合の化粧水を選ぶこともよい選択肢です。

30代でも、過去に紫外線に当たった時間が長い方や同年代の方よりお肌の老化を感じる方、また、30代後半の方は、ビタミンC誘導体など抗酸化作用のある成分を含むエイジングケア化粧水や、ナールスゲンなどのコラーゲンやエラスチンをサポートするエイジングケア化粧品成分配合のエイジングケア化粧水を選びましょう。

30代のエイジングケア化粧水の選び方の詳しい情報は、「30代におすすめのエイジングケア化粧水!選び方と使い方のコツ」をご覧ください。

なお、30代のエイジングケア化粧品の選び方全体については、「30代、初めてのエイジングケア化粧品。失敗で老け顔に!」を参考にしてください。

<30歳のエイジングインデックス>

30歳のエイジングインデックスのグラフ

<35歳のエイジングインデックス>

35歳のエイジングインデックスのグラフ

②40代のエイジングケア化粧水の選び方

40代は、本格的なエイジングケア化粧水を選ぶ必要がある年代です。

まず、エストロゲンが40代半ばから急激に減少することが40代の大きな特徴です。

また、表皮では、セラミドがピーク時の半分程度になり、真皮ではコラーゲンやエラスチンがピーク時の30%程度にまで減ってしまいます。

さらには、しわシミに加えて、たるみほうれい線も目立ってきます。

40代のエイジングケア化粧水は、抗酸化、エイジングケア効果を重視して、保湿は美容液や保湿クリームで考えたほうが製品を絞りやすいでしょう。

エイジングケア化粧水だけでエイジングケアを考えるのは難しくなってくる年代です。

だから、美容液や保湿クリームも上手に活用しましょう。

40代のエイジングケア化粧水やエイジングケア化粧品の選び方の詳しい情報は、「40代におすすめのエイジングケア化粧水!選び方・使い方は肌悩みで!」や「40代だからこそ考えたいエイジングケア化粧品の選び方!」をご覧ください。

また、美容液の選び方は、「美容液ランキングとエイジングケア美容液の選び方7つの秘密」を、保湿クリームの選び方は、「保湿クリームランキングを超せ!保湿クリームの正しい選び方」を参考にしてください。

<40歳のエイジングインデックス>

40歳のエイジングインデックスのグラフ

<45歳のエイジングインデックス>

45歳のエイジングインデックスのグラフ

③50代のエイジングケア化粧水の選び方

50代は、40代以上に、お肌のたるみやしわが目立ったり、深くなったりしてしまう時期です。

また、お肌は薄くなって、より刺激に弱くなっていきます。

50代のエイジングケア化粧水の選び方の基本は40代と同じですが、よりシンプルなもの、刺激の少ないものを選びましょう。

50代のエイジングケア化粧水の選び方の詳しい情報は、「50代のエイジングケア化粧水は優しいのがおすすめ!選び方と使い方」をご覧ください。

さらに、50代のエイジングケア化粧品の選び方全体については、「50代のエイジングケア化粧品の選び方と大切な7つの真実!」を参考にしてください。

<50歳のエイジングインデックス>

50歳のエイジングインデックスのグラフ

<55歳のエイジングインデックス>

55歳のエイジングインデックスのグラフ

④60代からのエイジングケア化粧水の選び方

60歳を超え、65歳、70歳へ向かっていく中で、エイジングインデックス全般がゆっくり下がり続けます。

これは、30代から40代、40代から50代ほどの急激な低下ではなく、ゆるやかです。

だから、60代のエイジングケア化粧水の選び方は、50代と同じで、とくに今まで使っていて問題がなければ、あえて変える必要はありません。

ただ、高齢になるとますます乾燥しやすくなるので、水分の蒸発を防ぐためにエイジングケア保湿クリームを使うことも大切になってきます。

60代以降のエイジングケア化粧品の選び方の詳しい情報は、「60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方」をご覧ください。

なお、ボディの乾燥肌や手足や背中に老人性乾皮症皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)乾燥性皮膚炎が出るリスクも高くなるので、もし乾燥がひどい場合は早めに皮膚科などを受診しましょう。

<60歳のエイジングインデックス>

60歳のエイジングインデックスのグラフ

<65歳のエイジングインデックス>

65歳のエイジングインデックス

<70歳のエイジングインデックス>

70歳のエイジングインデックスのグラフ





5.肌質を考えたエイジングケア化粧水の選び方

肌質を考えたエイジングケア化粧水の選び方を考える女性

1)エイジングケアにおける肌質のとらえ方

肌質(肌タイプ)やお肌の状態もエイジングケア化粧水を選ぶ際の大切な要素の1つです。

肌質とその改善のポイントについての詳しい情報は、こちらをご覧ください。

肌質(肌タイプ)の診断と改善のコツは?

ここでお伝えしたい大切なポイントは、肌質は年齢を重ねると「乾燥肌」に変化していく傾向にあることです。

なぜなら肌質は、お肌の水分量と皮脂の量で決まり、年齢とともに水分量と皮脂の量が減ってしまうからです。

水分量と皮脂の量が、ともに少ないのが乾燥肌です。

したがって、年齢を重ねれば、肌質は変化し、乾燥肌へ変わる傾向にあることを意識しておくことが大切です。

たとえば、高濃度のビタミンC誘導体配合のエイジングケア化粧水は、肌質の変化とともに、少し濃度を低いものに変えるなどの工夫は、あらかじめ刺激を避け、ビタミンC誘導体配合の化粧水を使い続けるためには有効です。

乾燥肌対策の保湿にビタミンC誘導体化粧水は使っていいの?悪いの?」も参考にしてください。

さらに大切なのは、年齢を重ねれば重ねほど「保湿」を意識することです。

だからこそ、しっかり「水分を保持する」ために、先ほど説明したとおり、エイジングケア化粧水ではなく、ヒト型セラミドなどを配合した美容液や保湿クリームをしっかり選びましょう。

なお、保湿については、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」をご覧ください。

また、乾燥肌の対策は、「乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切!」をご覧ください。

2)肌質別のエイジングケア化粧水の選び方

ここからは、肌質別のエイジングケア化粧水の選び方のポイントを紹介します。

<肌質の分類>

肌質・肌タイプのマトリクスの表

①普通肌

普通肌は、水分量と皮脂量のバランスのとれた理想的は肌質です。

肌質はあまり意識せず、年齢を意識してエイジングケア化粧水を選びましょう。

ビタミンC誘導体化粧水などはエイジングケアにオススメです。

ただし、年齢とともに肌に優しいエイジングケア化粧水を選ぶことをお忘れなく。

また、秋や冬の時期は、「秋は化粧水でエイジングケア!おすすめと選び方・使い方のコツ」や「冬に化粧水は変える?エイジングケア的選び方と使い方」を参考にしてください。

②乾燥肌

乾燥肌は、水分量、皮脂量とも少ない肌質です。

エイジングケア化粧水を選ぶ以前に、保湿が大切です。

美容液や保湿クリームで、まず保湿をしっかりすることを考えましょう。

エイジングケア化粧水ならプロテオグリカンやセラミドなど高保湿のものがオススメですが、美容液や保湿クリームでそれらを補えれば、エイジングケア化粧水には、抗酸化やコラーゲンやエラスチンのサポートを求めましょう。

なお、乾燥肌がひどい場合は、乾燥性敏感肌敏感肌になってしまう場合があるので、「おすすめの敏感肌化粧水!選び方はランキングより刺激成分を避ける」や「肌荒れの予防と改善のためのオススメの化粧水の選び方は?」も参考にしてください。

③脂性肌(オイリー肌)

脂性肌(オイリー肌)は、水分量、皮脂量とも多い肌質です。

毛穴の黒ずみや詰まり角栓いちご鼻、ニキビを防ぐ水溶性ビタミンC誘導体配合の化粧水がオススメです。

また、「ノンコメドジェニック処方」「ノンコメドジェニックテスト済み」表示のある化粧水を選ぶのもよいでしょう。

ただし、年齢とともに脂性肌は解消されることがあるので、あまり高濃度のビタミンC誘導体化粧水の使用には注意が必要です。

また、皮脂が過剰な原因がバリア機能の低下であることも多々あります。

そんな場合は、乾燥肌のエイジングケア化粧水の選び方と同じ対策が必要です。

脂性肌の改善の対策は、「脂性肌(オイリー肌)は改善できる!7つの原因と5つの対策」や「夏はどんな化粧水がオススメ?エイジングケアのための選び方と使い方」を参考にしてください。

④乾燥性脂性肌(インナードライ肌)

皮脂量はあっても、保湿能力が低いので、基本的には乾燥肌と同じ考え方でエイジングケア化粧水を選ぶ必要があります。

ただし、Tゾーンなどはテカってしまうので、そこにはビタミンC誘導体化粧水を使うなどの工夫も必要です。

でも、皮脂を無理やりとるケアは避けることが必須です。

インナードライ肌の対策は、「インナードライ肌の予防と改善の対策はエイジングケアで!」を参考にしてください。

これ以外にも、最近では顔のパーツによって、テカリと乾燥がある混合肌という肌質もあります。

混合肌もその本質は乾燥肌なので、エイジングケアは乾燥肌を意識して行えばおおむね間違いありません。

どうしてもテカリが気になるパーツは、刺激さえ感じないならビタミンC誘導体配合のエイジングケア化粧水を使うこともオススメの方法です。

詳しくは、「混合肌を改善する化粧水!30歳からのオススメと選び方・使い方」を参考にしてください。


6.男性のエイジングケア化粧水の選び方

エイジングケアを始めたい男性

1)男女でエイジングケア化粧水の選び方は変わる?

この記事は、基本的にはエイジングケア世代の女性を対象に書いています。

ここで少し、男性のためのエイジングケア化粧水の選び方に触れてみます。

さて、男女でエイジングケア化粧水の選び方は変わるのでしょうか?

結論からいえば、男性でも女性でもエイジングケア化粧水の選び方は同じで年齢、肌質、肌悩みの改善という視点で選びます。

あとは、次の5つをチェックして自分にあったエイジングケア化粧水を選べばよいのです。

  • テクスチャー
  • 価格
  • 企業姿勢
  • 配合成分
  • 好み

2)男性のお肌の特徴

ただし、男性と女性では、基本的は皮膚の構造や役割は同じでも特徴が少し違います。

男性の肌は、詳しくは、「メンズ(男性)にもエイジングケアが必要な3つ理由と5つの対策」で取り上げていますが、次の特徴があります。

①男性の肌は女性の肌に比べ、皮脂の分泌量が多い

一般に男性のお肌は脂性肌に傾きがちで、肌のキメが粗いのです。

なぜなら、男性は、男性ホルモンが多く、皮脂腺のはらたきが活発で皮脂分泌が多いからです。

②男性のお肌は女性の肌に比べ、角質層の水分量が少ない

男性のお肌は、女性に比べると、お肌の水分量は6~7割程度です。

また、水分蒸散量も多いのです。

つまり、男性のお肌は、女性よりもテカりやすい一方で乾燥しやすいのです。

また、髭剃りのダメージに加え、女性と比べると紫外線や洗顔への意識が低いことも乾燥肌を進ませる原因となっています。

3)男性のエイジングケア化粧水の選び方

男性がエイジングケア化粧水を選ぶ際は、肌質、年齢、肌悩みを考えるとともに、男性のお肌の特徴についても考えることが大切です。

一般に、男性は清涼感を求めるため、アルコール配合の化粧水や収れん作用のある化粧水を選びがちです。

30代前半くらいまではそれでも大きな問題はありませんが、30代後半以降は、アルコールは避け、しっかり保湿できることや抗酸化を意識した化粧水を選ぶことをオススメします。

男性の化粧水の選び方の詳しい情報は、「メンズ(男性)も化粧水を使うのが常識!ランキングに頼らない選び方」をご覧ください。





7.肌悩みで考えるエイジングケア化粧水の選び方

さまざまなエイジングケア化粧水のイメージ

それでは、エイジングケア化粧水を肌悩みで選ぶには、どのように考えればよいでしょうか?

エイジングケア化粧水は、肌老化にともなうさまざまな肌悩みで使いますが、そのほとんどの原因の1つにお肌の乾燥が絡んでいます。

だから、美容液や保湿クリームも使って乾燥肌対策を行うことがエイジングケアの基本です。

その上で、肌悩みとエイジングケア化粧水を選ぶポイントをご紹介します。

1)お肌のたるみと関係がある肌悩みとエイジングケア化粧水

残念ながら、顔のたるみが原因の肌悩みは、どんなエイジングケア化粧水でも解消することはできません。

たるみは、加齢、お肌の酸化お肌の糖化などによって、真皮の衰えや表情筋の衰え、皮下脂肪の衰えが相まって起こります。

エイジングケア化粧水は、たるみの原因にはアプローチできないため、根本的な解決策にならないのです。

だから、老けない美肌を意識した食べ物をはじめ、アンチエイジングや健康を意識した生活習慣で予防を心がけることが第一です。

①ほうれい線

ほうれい線は原因によって、乾燥による薄いほうれい線とたるみによる深いほうれい線があります。

エイジングケア化粧水をはじめエイジングケア化粧品を使うことで、乾燥によるほうれい線を消すことは可能です。

一方、たるみよるほうれい線の改善はできません。

だから、日常生活でのほうれい線の予防が大切なのです。

オススメのエイジングケア化粧水は、コラーゲンやエラスチンを増やす成分、抗酸化作用のある成分が配合されたものです。

ゼラチン状に分解されたコラーゲン

ほうれい線対策のエイジングケア化粧水の詳しい情報は、30代から40代の方なら「30代~40代でほうれい線を消すエイジングケア化粧水!選び方は?」を、50代の方なら「50代からのほうれい線ケア化粧水の選び方の秘密?おすすめもご紹介」をご覧ください。

また、「ほうれい線の改善にビタミンC誘導体化粧水は効果があるの?ないの?」も参考にしてください。

②目の下のたるみや目の下のクマ

目の下のたるみは、エイジングケア化粧水で消すことはできません。

目の下のクマの中で、黒クマはたるみが原因なので同じです。

ほうれい線対策でオススメのエイジングケア化粧水と同じ考え方で選びましょう。

③シワ

シワの原因は大きく3つあって、シワの種類も3つに分かれます。

シワには、顔でも目元のシワ口元のシワ鼻の周りや付け根のシワおでこのしわ眉間のシワ唇の縦のシワがあり、顔以外でもデコルテ首のシワが目立つこともあります。

いずれも乾燥による小じわは、エイジングケア化粧水や美容液で消すことが可能です。

一方、真皮の衰えや表情のクセなどで目立つシワは、エイジングケア化粧水で消すことはできません。

しわ対策のエイジングケア化粧水の選び方は、「シワ対策のエイジングケア化粧水!選び方の3つのポイントと使い方」や「しわケアにおすすめの化粧水!ランキングの高い人気&売れ筋11選」も参考にしてください。

④たるみ毛穴

たるみ毛穴は、毛穴の黒ずみや開きとは違って、顔のたるみが原因です。

たるみ毛穴とは、もともと目立つ毛穴にたるみが加わって、帯状に目立ってしまう毛穴です。

たるみ自体は改善できませんが、乾燥や毛穴の詰りを改善すればたるみ毛穴も目立たなくなることもあります。

たるみ毛穴のオススメのエイジングケア化粧水について詳しくは、「たるみ毛穴ケアのオススメ化粧水と選び方・使い方のコツ」をご覧ください。

⑤ゴルゴラインやマリオネットライン

ゴルゴラインとは、漫画のゴルゴ13にあるような頬の上あたりの深い溝のことです。

マリオネットラインは、の両端と下あごを結ぶ線にできる深い溝のことです。

どちらも顔のたるみが原因なので、エイジングケア化粧水で改善することはできません。

2)皮脂の詰まりと関係が深いお肌悩みとエイジングケア化粧水

①毛穴の詰まりや黒ずみ

皮脂が酸化したりして毛穴に詰まる黒ずみ毛穴いちご鼻は、角栓が詰まっている場合が多いのです。

これらの肌悩みの対策としては、まず洗顔クレンジングでしっかり不要な皮脂や角栓をお肌から取り除くことです。

角栓を除去するには、たんぱく質も取る必要があるので、過度にならないように酵素洗顔やピーリングを行うこともオススメの方法です。

その後に、しっかり保湿をすることとお肌の酸化を防ぐことが大切です。

保湿は主に美容液で考え、エイジングケア化粧水は、抗酸化成分を配合したものがオススメです。

毛穴の黒ずみ化粧水の選び方については、「毛穴の黒ずみを解消したい!化粧水の選び方・使い方とスキンケア」や「おすすめしたい人気の毛穴の黒ずみ対策化粧水!11アイテムをご紹介」をご覧ください。

②ニキビ

ニキビは、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まって酸化し、皮膚常在菌の1種であるアクネ菌が過剰に繁殖して、炎症を引き起こすことが原因です。

また、顔ダニの過剰繁殖もニキビの原因に。

ニキビの予防には、皮脂を抑えることができるビタミンC誘導体配合の化粧水がオススメです。

また、「ノンコメドジェニックテスト済み」のノンコメドジェニック処方の化粧水を使いましょう。

また、炎症がひどい場合は、グリチルリチン酸2Kや殺菌作用を持つサリチル酸配合のスキンケア製品も選択肢の1つです。

なお、大人ニキビは、アクネ菌が原因ではなく、ストレスや女性ホルモンのバランスの乱れによる肌荒れや湿疹です。

大人ニキビは、美容液で保湿をしっかり行うことがスキンケアの基本ですが、睡眠不足や不規則な食生活、また便秘などがあれば、それを改善することがポイントです。

なお、皮脂分泌が多い季節は、「夏はどんな化粧水がオススメ?エイジングケアのための選び方と使い方」も参考にしてください。

3)メラニン色素の沈着による肌悩みとエイジングケア化粧水

①シミ

シミの主な原因は、紫外線や肌への刺激によって、メラニン色素が沈着してしまうことです。

だから、まず紫外線対策が大切です。

また、厚生労働省に認可されたビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキスなどの美白効果のある成分が配合された美白化粧水で予防を行うことも可能です。

②肝斑

肝斑は、主に30代から40代で見られる女性ホルモンの乱れが原因の肌悩みです。

シミ(老人性色素斑)とは違う原因で起こります。

ハイドロキノンなどを配合した美白化粧品でも予防が可能ですが、トラネキサム酸含有の内服薬も選択肢の1つです。

目立つ肝斑は、医療機関を受診して治療されることをオススメします。

ストレスをため込まず、規則正しい睡眠や食事を心がけることが予防のポイントです。

美肌や美容に大切な良質な睡眠をとる女性

③くすみ

くすみは、さまざまな原因があるやっかいな肌悩みです。

血行不良、メラニン色素の蓄積、乾燥、ターンオーバーの乱れ、毛穴の汚れが原因のくす、糖化、喫煙などでお肌がくすみます。

また、夕方だけくすみが目立つ場合もあります。

美白化粧水で予防できるのは、メラニン色素の蓄積です。

また、乾燥、ターンオーバーの乱れ、毛穴の汚れが原因のくすみは、保湿をしっかり行うことが大切です。

だから、抗酸化成分配合のエイジングケア化粧水を使った上で、美容液や保湿クリームでしっかり保湿しましょう。

くすみ対策の化粧水は「失敗で老け肌!くすみ対策の化粧水の正しい選び方の3つコツとは?」や「おすすめや人気のくすみ対策化粧水の厳選11種!あなたはどれを選ぶ?」を参考にしてください。

4)エイジングケア化粧水では対策が難しいそのほかの肌悩み

①黄ぐすみ

黄ぐすみの原因は、血行不良、メラニンの蓄積、糖化、カルボニル化などです。

だから、美白化粧水などで若干予防はできても、改善は難しくなります。

そのため、日常生活、紫外線対策、美容液による保湿でしっかり予防しましょう。

②顔のむくみ

顔のむくみは、血管の外に水分が漏れることや心臓のポンプ機能の低下で、血行やリンパの流れが悪くなることです。

からだの冷え顔冷えなどもむくみをもたらします。

これらは、エイジングケア化粧水で改善することはできません。

日常生活やからだを温める温活でしっかり予防しましょう。

温活については、「温活でエイジングケア!冷え性対策、まずは足元から始めよう」や「温活でボディのエイジングケア!シルクの下着の秘密のパワー」を参考にしてくださいね。


8.エイジングケア化粧水の成分の選び方~おすすめの成分~

エイジングケア化粧水の成分のイメージ

1)おすすめのエイジングケア化粧品成分

エイジングケア化粧水にオススメのエイジングケア化粧品成分の条件は、次の3つです。

  • 機能性が高くエビデンスがあること
  • 水溶性であり化粧水に配合しやすいこと
  • 安全性が高いこと

これらの条件が揃っているエイジングケア化粧品成分がおすすめです。

具体的には、次のような成分です。

なかでも、ナールスゲン化粧水プロテオグリカン化粧水はおすすめです。

濃度が高い場合は注意が必要ですが、VCエチルなどの「水溶性ビタミンC誘導体」も、よい選択肢の1つです。

最近では、浸透力が高く刺激の少ない両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)が登場しています。

また、セラミドを増やす3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸という両親媒性ビタミンC誘導体も登場しています。

エイジングケア化粧水にも配合されているオススメの成分です。

ほかにもコエンザイムQ10、フラーレン、リコピン、アスタキサンチン、レスベラトロール金コロイドエルゴチオネインなどの抗酸化作用を持つエイジングケア化粧品成分などもよい選択肢の1つです。

なお、さまざまな化粧品成分のはたらきは、次の表を参考にしてください。

<化粧水に配合されるさまざまな化粧品成分のはたらき>

化粧水に配合される化粧品成分のはたらきを示す表

2)知っておきたいイオン導入に向く成分

エイジングケアでより化粧水の効果を高める方法が、美顔器の1つであるイオン導入美顔器を使う方法です。

イオン導入とは、微小電流で美容成分を肌の奥へ届ける方法です。

イオン導入には、分子が小さくマイナスイオンを帯びる次の水溶性成分が適しています。

  • アミノ酸
  • アミノ酸誘導体(ナールスゲンやトラネキサム酸)
  • ビタミンC誘導体
  • プラセンタ

つまり、イオン導入に向く化粧水は、アミノ酸化粧水、ビタミンC誘導体化粧水などです。

3)おすすめのエイジングケア化粧品成分というだけで選ばない

①配合濃度や推奨濃度を考える

しかし、エイジングケア化粧水を、いま、紹介したおすすめのエイジングケア化粧品成分が入っているという理由だけでは選んではいけません。

なぜなら、いくら機能性が高くよいエイジングケア化粧品成分が入っていても、その濃度が適切でなければ十分な実感を得ることができないのです。

これは濃度が高ければよいというわけではありません。

その理由は、エイジングケア化粧品成分は、その効果を発揮する濃度が成分によって異なるからです。

ナールスゲンを推奨濃度で配合エイジングケア化粧水ナールスピュア

たとえば、おすすめのエイジングケア化粧品成分の1つであるナールスゲンは、0.05%が推奨濃度で、範囲は示されていません。

この濃度までは、濃度が上がるにつれ、効果は上がりますが、この濃度を超えたら効果は同じです。

だから、この一点がナールスゲンの推奨濃度です。

一方、ネオダーミルの場合は、0.5%~2%が推奨濃度と範囲も示されています。

ネオダーミルの場合は、この範囲なら一定の効果が期待できることが実験的にわかっていることから、範囲を示しているのです。

つまり、濃度が高ければよいのではなく、それぞれのエイジングケア化粧品成分に適した濃度であればよいのです。

化粧品成分の濃度は、公開していない化粧品会社もありますが、「全成分表示」を確認すれば、濃度の高い順に記載されているので、その順序がわかります。

ただし、いま、説明したようなことも理解した上で、全成分表示を活用しましょう。

化粧品の全成分表示については、「全成分表示は、エイジングケア化粧品の理解を助ける!?」をご覧ください。

②濃度が高いと刺激性が高まるエイジングケア化粧品成分に注意する

また、濃度が高くなれば刺激も強くなる成分もあります。

ビタミンC誘導体が、その例です。

効果も上がる一方で、刺激を感じるリスクも増えるのです。

そのため、濃度が高いことが必ずしもよいこととはいえないのです。

ビタミンC誘導体に関しては、「水溶性ビタミンC誘導体の種類・特徴と効果的な使い方は?」をご覧ください。

また、ビタミンC誘導体を配合した化粧水の選び方は、「ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で」を参考にしてください。

③エイジングケア化粧水の成分チェックの3ポイント

だからこそエイジングケア化粧水は、次の点を知っておくことが大切です。

  • どんなエイジングケア化粧品成分が入っているか?
  • そのエイジングケア化粧品成分のはたらきは?
  • エイジングケア化粧品成分の濃度は適切か?

美肌の女性

このことを知っていると、エイジングケア化粧水を選ぶ際に、単に、「有名な成分だからこれ!」「おすすめの成分だ!」と決めることもなくなります。

高価で有名なエイジングケア化粧品成分配合と記載されているのに、ほかのエイジングケア化粧水より極端に価格が低いものは特に注意しましょう。

ただ、先ほども説明したとおり、配合濃度については、化粧品会社は開示する義務はありません。

そのため、多くの場合は、その記載がありません。

だから、大切なのは、全成分表示のルールとエイジングケア化粧品成分1つ1つの特徴を理解することなのです。

さらに、「濃度が高い」=「効果が高い」という公式が必ずしも成立するわけではありません。

だから、この点については、化粧品会社へ問い合わせするしかないのです。

気になるエイジングケア化粧水があって、買おうかどうか迷っている場合は、その化粧品会社に連絡して確認しましょう。

真摯な会社なら、きっと丁寧に情報を提供してくれるはずです。

<参考書籍>
美人に化粧水はいらない(吉木伸子 著、講談社)


9.おすすめのエイジングケア化粧水

ナールスゲン配合のエイジングケアローションであるナールスピュアは、エイジングケアにオススメの化粧水の1つです。

ナールスゲン配合のエイジングケアローションであるナールスピュア

ナールスゲンに加えてビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体を配合したシンプルな処方で、@cosme(アットコスメ)で化粧水ランキング1位になったこともあり、500以上の口コミやレビューを集めています。

そんなナールスピュアは、2013年に新発売。

その後、2017年7月にリニューアルされました。

そのポイントは、次のとおりです。

  • 高浸透型ビタミンC誘導体APPSをプラスで配合
  • 話題の保湿成分プロテオグリカンをプラスで配合
  • 界面活性剤完全フリーを実現
  • 水性保湿油ウィルブライドS-753をプラスで配合

アルコールフリー化粧水であり、着色料・香料が無添加の化粧水です。

さらに、ナールスピュアは、新たに3つの美容成分を追加して2020年11月にリニューアル。

1つ目は、セラミドを増やすビタミンC誘導体の3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)。

この成分には、敏感肌で起こっている皮膚の神経線維が伸びるのを抑制する効果があります。

2つ目は、ナイアシンアミド。

ビタミンB群の一種で、別名「ニコチン酸アミド」または「ビタミンB3」とも呼ばれる成分です。

シワ改善肌荒れ対策美白ケアの医薬部外品の有効成分としての認可を得ています。

もちろん、化粧品成分としての使用も可能なので、エイジングケアにおすすめです。

3つ目がPCA-Na

ピロリドンカルボン酸ナトリウムのことで、すでにご紹介したアミノ酸の代謝物質です。

<全成分>

BG、グリセリン、ベタイン1,2-ヘキサンジオールPEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、PCA-Na、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル、アスコルビルリン酸Na、トコフェリルリン酸Na、ナイアシンミド、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na水溶性プロテオグリカンフェノキシエタノール

<動画で学ぶ化粧水のつけ方の基本>

エイジングケアローション「ナールスピュア」を使った化粧水のつけ方の動画です。

化粧水のつけ方、使い方の参考にご覧ください。




10.まとめ

まとめ

エイジングケア化粧水とはどんなものか、また、ランキングやおすすめ、人気に頼らないエイジングケア化粧水の選び方についてご理解いただけたでしょうか?

エイジングとともにお肌の保湿能力は下がり、また、コラーゲンやセラミドをはじめ、さまざまなお肌のなかの成分が減ってきます。

その結果、お肌は刺激にも弱くなります。

また、肌質も変わることがあるので、その点も意識することが必要です。

だからこそ、年齢を重ねれば重ねるほど、エイジングケア化粧水の選び方は大切になります。

ぜひ、正しい知識をもとに、ご自分に合うエイジングケア化粧水を見つけていただければ幸いです。

そして、ずっと健やかで美しい素肌を維持していただければ何よりです。

この記事「エイジングケア化粧水の選び方のコツは肌質と年齢と肌悩みの3つ」が、エイジングケア世代の女性のお役に立てば幸いです。

なお、ナールスゲン配合のエイジングケアローション「ナールスピュア」を深く知りたい方、エイジングケア化粧水だけでなく、化粧水をランキングや人気などに頼らず選びたい方は、こちらもご参考にしてください。

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著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ

医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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