ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で

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ビタミンCがからだの健康や美肌、美白によいことはエイジングケア世代の女性なら多くの方がご存知ですね。

そして、エイジングケアのアイテムとして人気のビタミンC誘導体化粧水も美白やニキビ予防などでよく使われます。

一方、ビタミンC誘導体は刺激もあるので、ビタミンC誘導体化粧水の選び方や使い方には注意が必要です。

そこで、この記事では、エイジングケアの視点から、ビタミンC誘導体化粧水の選び方や使い方を幅広く取り上げます。

また、ランキング上位や人気、売れ筋、おすすめのビタミンC誘導体化粧水もご紹介します。

ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<この記事の大切なポイント>
  • ビタミンCは、そのままでは安定性が低く、化粧品成分としては弱点があります。それを補うために誘導体にしたのです。
  • ビタミンC誘導体とは、ビタミンC本来の力を化粧品で発揮させるために、少し加工したものです。この技術によって化粧水などに使いやすくなりました。
  • ビタミンC誘導体には、エイジングケア効果や美白効果などさまざまなよい効果がある一方、刺激もあるので万能ではありません。また、高濃度であればよいわけでもありません。だから、ビタミンC誘導体化粧水は慎重に選ぶ必要があります。
  • ビタミンC誘導体には、水溶性、油溶性のほかに両性のものもあります。化粧水には水溶性ビタミンC誘導体配合のものがおすすめで、油溶性ビタミンC誘導体は、保湿クリームがおすすめです。
  • ビタミンC誘導体化粧水では、毛穴ケアやほうれい線、シワ予防、ニキビ予防などが期待できます。また、ニキビ跡のケアにもおすすめです。
  • 敏感肌などでないなら、ビタミンC誘導体化粧水をローションパックやイオン導入で使うのもエイジングケアの効果を高めるよい方法の1つです。バリア機能が正常なら試してみるのも肌老化のケアによいでしょう。
  • エイジングケア化粧品成分ナールスゲンとビタミンCには、コラーゲンを増やす相乗効果があります。つまり、一緒に使えばより高いエイジングケア効果を発揮するのです。
本記事の第7章の監修医師
■経歴
平成15年 日本医科大学 卒業
平成16年 日本医科大学附属武蔵小杉病院 研修医/内科 専修医
平成21年~31年 善仁会丸子クリニック 院長勤務
令和元年5月 Alohaさおり自由が丘クリニック 院長
■保有資格
日本内科学会認定内科医
日本透析医学会、日本腎臓学会
点滴療法研究会
日本美容皮膚科学会

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1.ビタミンC誘導体化粧水にご興味があるあなたへ

ビタミンC化粧水を使って、美肌になった笑顔の中川ゆう子さん

「ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で」をお届けします。

化粧水にはさまざまな種類があります。

そのため、配合成分の名前で呼んで区別する場合があります。

その代表例がビタミンC誘導体化粧水です。

いまでは、ビタミンC誘導体化粧水もさまざまなタイプがあります。

あなたはビタミンC誘導体化粧水の選び方に悩むことはないでしょうか?

また、使い方についてはいかがですか?

ビタミンC誘導体が配合された化粧水は、比較的、古くから人気があります。

それは、ビタミンCの優れた効果が、エイジングケア美白にも役立つから。

また、ほかにもさまざまなメリットがあります。

もちろん、ビタミンC誘導体はエイジングケア化粧水によく配合されます。

さらに、最近のビタミンC誘導体は随分進化し、その選択肢も増えてきました。

かつては、百貨店や化粧品専門店で売られていたビタミンC誘導体化粧水ですが、いまでは、ドラッグストア、コンビニ、アマゾンや楽天などの通販、薬局、皮膚科などさまざまな市販の流通ルートがあります。

また、プチプラなど安いコスメでもビタミンC誘導体が使われるケースもあれば、国内や海外の高級ブランドのものもあり、資生堂、ロート製薬、ポーラなどの大手メーカー、無印良品やちふれ化粧品などの中堅メーカー、オルビスやドクターシーラボなどの通販メーカーなどまで、ビタミンC誘導体を使った化粧品を販売しています。

さらには、10代・20代の若者向けの化粧水からエイジングケア世代の方向けまで、本当にさまざまなビタミンC誘導体化粧水があります。

こんなにたくさんあれば、だれもが選び方を迷いますね。

だからこそ、エイジングケア化粧品の1つとして、ビタミンC誘導体化粧水の選び方がますます大切になってきました。

そのために、化粧水ランキングや口コミ、ブログのレビューなどを参考にする方も多いようです。

アットコスメなどの大手口コミサイトでも口コミがたくさんありますし、美容雑誌などでもビタミンC誘導体化粧水の特集が組まれることもあります。

ビタミンC誘導体化粧水は、なんとなくエイジングケアによさそうなイメージですね。

でも、その前に、次のような疑問を持つ方も多いはず。

「そもそもビタミンC誘導体って何?特徴を教えて!」

「ビタミンC誘導体配合の化粧水は、ほかの化粧水とどう違うの?メリットは?」

「ビタミンC誘導体のエイジングケア効果って?また、安全性は?」

「どんなビタミンC誘導体化粧水を選べばよいの?おすすめを教えて!」

「ビタミンC誘導体化粧水のデメリットは?使えない場合は?」

そこで今回は、エイジングケア世代の方のためにビタミンC誘導体の基本情報から化粧水の選び方まで一挙にご紹介したいと思います。

「最近お肌にハリや潤いがなくなってきた。ビタミンC誘導体化粧水でエイジングケアを考えたい!」

「私は乾燥肌。自分の肌に合ったビタミンC誘導体化粧水を探したい!」

オイリー肌なのでTゾーンがテカテカ。ビタミンC誘導体化粧水を試したい!」

などとお考えの方には、今回の記事は心強い味方になるでしょう。

また、一般的な、化粧水ランキングなどではわからないおすすめ情報も掲載していますので、ぜひ、続きを読んでいただければ幸いです。

なお、化粧水全般の選び方は、「化粧水ランキングを超える!エイジングケア化粧水の選び方」をご覧ください。

ビタミンC誘導体化粧水を選ぶポイントだけを簡単に知りたい方は、「7.ビタミンC誘導体化粧水を選ぶポイント」を先にお読みください。

すでにビタミンCのことはよく知っているので、おすすめのビタミンC誘導体ローションについて知りたい方は、「ナールスゲン+ビタミンCで、ダブルのエイジングケア「ナールスピュア」」をお読みください。

<おすすめのビタミンC誘導体ローション>

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2.ビタミンCとビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体を含むレモンのイメージ

1)ビタミンCとは?

ビタミンC誘導体の前に、まずビタミンCについて簡単にふれておきましょう。

ビタミンCは、別名「L-アスコルビン酸」と呼ばれる水溶性のビタミンです。

ビタミンCは、万能のビタミンあるいは美肌のビタミンとも呼ばれ、からだの細胞を保護し、活性酸素の害を減らすはたらきがあります。

また、コラーゲンの生成を促すはたらきもあります。

さらには、酸化してしまったビタミンEの抗酸化作用を再生させるはたらきもあり、とても優れた成分です。

残念なことに、人間は、ビタミンCを体内で合成できないので、必要量をすべて食事などで摂る必要があります。

厚生労働省によると、その推奨量は成人で100mg/日です。

ビタミンCが多く含まれる食物は、赤パプリカ、黄パプリカ、ブロッコリー、ゴーヤ、小松菜などの野菜

また、スーパーフードの1つであるカムカム、ゆずやレモンなどの柑橘類にも多く含まれます。

ビタミンCは摂りすぎても排泄されてしまいますし、サプリメントなどで過度に摂ると、下痢、頻尿、発疹を起こす場合もあります。

そのため、一度に大量に摂るのではなく、毎日、適量を継続的に摂ることがポイントです。

通常は、野菜や果物などを含んだバランスのよい食生活を習慣にしていれば、欠乏することの少ないビタミンです。

もし、欠乏すれば、倦怠感や疲労感、食欲不振、筋肉痛など「壊血病」の初期症状が現れます。

このようにビタミンCは、私たちの健康や老化を防ぐには、欠かせない成分なのです。

<参考記事>
コラーゲンを増やすにはビタミンCのチカラが必要!

老化防止にかかせないビタミンCを豊富に含む野菜・果物

2)ビタミンC誘導体とは

食品から摂る分には、ビタミンCはそのままでも問題のない成分です。

しかし、化粧水などの化粧品として使用する場合は、問題があります。

それは、ビタミンCが不安定でこわれやすい性質を持っていることです。

ビタミンCは、「還元作用」、つまり酸化されやすい特性を持つ成分です。

そのため、ビタミンCをそのままの形でお肌に塗布しても、すぐに酸化して壊れます。

だから、お肌のなかにあまり浸透しないまま、その活力を失ってしまうのです。

仮に、浸透し始めても、途中で壊れて本来のはたらきを発揮できないのです。

こうした問題点を解決するために、ビタミンCは誘導体化され、化粧水をはじめとする化粧品に配合されるにふさわしい形に進化したのです。

「誘導体」とは、もとの成分が持つ特性を失わないレベルで、化学的に少し加工することで、安定性を高めたりして、使いやすくなった成分のことです。

ビタミンC誘導体は、誘導体にすることで、皮膚のなかにも誘導体のままで浸透して、体内の酵素によってビタミンCに戻り、本来の力を発揮できるのです。

ビタミンC誘導体とは、「お肌の中でビタミンCとしてはたらくまで、仮面を被った状態でいて、お肌に入った後、仮面を外して本来の姿に戻るもの」と考えればわかりやすいと思います。

この誘導体の技術は、ビタミンC以外でもビタミンAやビタミンEなどでも化粧品成分をつくる際に活用されています。

ちなみに、レチノールレチノイン酸トコフェリルがビタミンA誘導体、トコフェロールトコフェリルリン酸ナトリウムがビタミンE誘導体です。

この技術によって、基礎化粧品は随分進化したのです。

そして、エイジングケアにも活かせるようになったのです。





3.ビタミンC誘導体の効果と化粧水のメリットは?

ビタミンC誘導体の効果を実感する女性

ビタミンC誘導体には、美肌をキープすることや美白作用、エイジングケアのための多くの作用があります。

ビタミンC誘導体が、化粧水をはじめとする多くの化粧品に使われるのは、たった1つの成分で、多くの美肌効果をもたらしてくれるからです。

それでは、ビタミンC誘導体の効果と作用を1つひとつチェックしてみましょう。

1)美白効果

ビタミンC誘導体には、メラニンの生成を抑える作用と、できてしまったメラニンの色素を還元してメラニンの沈着を防ぐ作用があります。

この作用によって、シミを予防する美白作用があるのです。

なお、美白についての詳しい情報は、「美白への過度な期待はお肌をダメに!正しい美白化粧品の選び方の秘密」をご覧ください。

2)ニキビの予防・改善効果

皮脂が増えすぎると、皮膚常在菌皮脂腺・毛穴に棲んでいる顔ダニ(毛包虫)のバランスが崩れ、ニキビの原因となります。

そんなニキビの予防にもビタミンC誘導体は効果的です。

なぜなら、ニキビができる原因の1つである皮脂をビタミンCがコントロールするからです。

ビタミンCは、皮脂腺から分泌する過剰な皮脂の分泌を減らし、ニキビの炎症を抑えてくれるのです。

また、ニキビ跡のケアにも使うことが可能です。

3)毛穴の引き締め・詰まり改善効果

毛穴の引き締まりを感じる女性

毛穴の引き締めや詰まりの改善にも、ビタミンC誘導体は効果的です。

ニキビ対策と同じく、皮脂のコントロール作用で毛穴を引き締め、目立たなくします。

このような性質からビタミンC誘導体化粧水は、収れん化粧水にもよく配合されます。

もう1つ、コラーゲンを増やす作用もあり、たるみ毛穴(帯状毛穴)の予防にもつながります。

4)エイジングケア効果

ビタミンC誘導体にはエイジングケアに有効な抗酸化作用があります。

お肌は、紫外線やストレスなどで、「活性酸素」にさらされます。

この「活性酸素」が過剰になれば、お肌の細胞やコラーゲン、エラスチンなどにダメージを与えます。

その結果、しわやしみ、たるみなどのエイジングサインの原因になるのです。

抗酸化とは、活性酸素を除去する作用のことです。

ビタミンC誘導体は、そんな活性酸素を還元作用で少なくすることで、エイジングケア効果を発揮します。

また、ビタミンC誘導体には、血行を促進する作用もあるので、ターンオーバーの正常化もサポートするのです。

5)肌のコラーゲンを増やす効果 シワやたるみの改善

ビタミンC誘導体は、お肌のコラーゲンを増やす作用があります。

コラーゲンは、お肌のハリや弾力の源で、これが減るとしわやほうれい線などが目立ってしまうのです。

コラーゲンは、真皮線維芽細胞によってつくられますが、エイジングとともにその生成量は減ってしまいます。

また、紫外線のダメージもコラーゲンを減らすことになります。

ビタミンC誘導体は、コラーゲンの生成を助け、しわやたるみなどの予防や進行の抑制をサポートします。

6)エイジングケア化粧品成分ナールスゲンとの相乗効果

ビタミンC誘導体は、エイジングケア化粧品成分であるナールスゲンとの相乗効果によって、より多くのコラーゲンを増やすことが実験でわかっています。

つまり、ビタミンC誘導体とナールスゲンをともに配合した化粧水は、より高いエイジングケア効果が期待できるのです。


4.ビタミンC誘導体化粧水のデメリットは?

ビタミンC誘導体のデメリットを説明する女性

ビタミンC誘導体化粧水には、メリットばかりではなくデメリットもあります。

1)刺激による赤みなどの問題

美肌によいことばかりのようなビタミンC誘導体ですが、欠点もあります。

それは、刺激性があることです。

お肌の状態や肌質(肌タイプ)、ビタミンC誘導体の濃度によっては、刺激を感じる、お肌が赤くなるなど、お肌トラブルの原因になってしまうリスクもあるのです。

そのため、自分がビタミンC誘導体に刺激を感じるかどうか、濃度が高くても大丈夫かなどをチェックすることが大切です。

ビタミンC誘導体は、多くのよい作用を持った化粧品成分であることは間違いありません。

ご自身が刺激を感じない適度な濃度の化粧水で使えば、エイジングケアにとって、とても頼もしい味方になってくれる成分なのです。

2)乾燥肌の助長のリスクも

ビタミンC誘導体には、皮脂の分泌を抑制するはたらきがあることから、乾燥肌を進ませてしまうリスクがあります。

つまり、乾燥肌の原因になるリスクがあるのです。

だから、ビタミンC誘導体化粧水は本質的には乾燥肌には不向きなアイテムです。

そのため、ほかの保湿成分が一緒に入ったビタミンC誘導体化粧水を使ったり、ビタミンC誘導体化粧水を使った後に美容液保湿クリームでしっかり保湿することで、乾燥肌対策を行いましょう。

なお、乾燥肌とビタミンC誘導体化粧水の関係は、「乾燥肌対策の保湿にビタミンC誘導体化粧水は使っていいの?悪いの?」をご覧ください。

3)高濃度のビタミンC誘導体化粧水の功罪

高濃度のビタミンC誘導体化粧水イメージ

一般的な市販のビタミンC誘導体化粧水の濃度は1~2%程度です。

一方、美容皮膚科などで処方されるビタミンC誘導体化粧水には、その濃度が5%を超える高濃度のものがあります。

こうした高濃度ビタミンC誘導体の原液は、より高い効果を期待して点滴されることもあります。

それによって、美白、コラーゲン生成の促進、活性酸素除去に高い効果を発揮させようとしているのです。

しかしながら、次のようなデメリットもあるのです。

  • 費用負担が通常のビタミンC誘導体化粧水より大きい
  • 高濃度のため刺激が強くて使えないこともある
  • 皮脂コントロールをしすぎて乾燥肌を進行させる

つまり、高濃度ビタミンC誘導体は、メリットもデメリットもあるので、必ずしもお肌にプラスにはたらくとは限らないことに注意しましょう。

なので、普通肌脂性肌(オイリー肌)でお肌が丈夫な方は、使っても大丈夫かもしれませんが、乾燥肌、インナードライ肌敏感肌乾燥性敏感肌混合肌の方は、高濃度ビタミンC誘導体化粧水を使うかどうかについては慎重になるべきです。





5.肌質と肌悩みから考えるビタミンC誘導体の使い方

肌質と肌悩みから考えるビタミンC誘導体を含むレモンのイメージ

いま、紹介したとおり、ビタミンC誘導体化粧水は、多くのはたらきがあります。

では、ビタミンC誘導体は、どんな肌質や肌タイプ、またどんな肌悩みに使えばよいのでしょうか?

どのような化粧水も肌質と年齢を考えた選び方が大切ですが、ここでビタミンC誘導体化粧水の選び方をあらためて整理してみます。

1)ビタミンC誘導体と肌質の関係

お肌の質は、水分量と皮脂量の関係で、大きくは次の4つに分かれます。

また、Tゾーンがテカテカで、Uゾーンはカサカサなど、顔のパーツで乾燥肌と脂性肌が混在する混合肌もあります。

<肌質の分類>

肌質の分類表

このうち、普通肌の方や脂性肌の方は、あまり気にせずビタミンC誘導体化粧水をお使いただけます。

乾燥肌や乾燥性脂性肌(インナードライ肌)の方の場合は、あまり高濃度なビタミンC誘導体化粧水は避けたほうがよいでしょう。

もちろん、敏感肌の方も同じです。

混合肌の場合もその原因は乾燥肌であることが多いので、やはり高濃度なビタミンC誘導体化粧水は要注意です。

なぜならば、高濃度のビタミンC誘導体は、皮脂分泌抑制の力が強いこと、刺激性も高くなることから、ビタミンC誘導体のデメリットがメリットを上回るリスクが高くなるからです。

もちろん、普通肌やオイリー肌の方でも、ビタミンC誘導体に刺激を感じる方は、使用を控えましょう。

なお、肌質についての詳しい情報は、「肌質(肌タイプ)の診断と改善のコツは?」をご覧ください。

また、乾燥肌、敏感肌、インナードライ肌については、下記を参考にしてください。

敏感肌を改善!症状・原因と10のエイジングケア対策のコツ

乾燥肌とは?原因は12の要素!メカニズムを知ることで対策

乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切!

インナードライ肌の予防と改善の対策はエイジングケアで!

2)ビタミンC誘導体化粧水でできる肌悩み対策

①シミ対策

美白効果については、すでに説明しましたが、大切なことなので、もう1度説明します。

ビタミンCには、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑制する作用があります。

そのため、シミ(老人性色素斑)そばかす色素沈着の予防効果が期待できます。

これは、「美白」作用ですが、できてしまったシミを消すものではなく、美白化粧水であっても予防的なケアのため、もしくは、現在のシミをいま以上濃くしないために使うものです。

ビタミンC誘導体化粧水を含む美白化粧水については、「美白化粧水のランキングは不要?選び方と使い方のコツ!」を参考にしてみてください。

②デコルテのニキビ対策

デコルテのニキビを気にする女性

顔のニキビ対策については、すでに説明しています。

実は、ニキビはデコルテにもできることをご存知でしたか?

夏場はデコルテの露出も多いので、ニキビが目立つのも嫌なものです。

ビタミンC誘導体化粧水は、そんなデコルテのニキビ対策にも有効です。

デコルテのエイジングケアやニキビ対策の詳しい情報は、「デコルテのケアなら、効果的な化粧品で魅せる素肌へ導く」や「デコルテのニキビの予防と改善対策はエイジングケアも意識!」をご覧ください。

③毛穴

毛穴のうち、詰まり毛穴、開き毛穴、黒ずみ毛穴いちご鼻)は、皮脂の分泌過剰が原因の1つになる場合もあります。

そんな場合なら、ビタミンC誘導体化粧水が有効な選択肢の1つです。

また、毛穴のなかで、たるみ毛穴は、しわなどと同じく真皮のコラーゲンの量が減ることが原因で目立ってしまうこともあるのです。

そんな場合も、ビタミンC誘導体化粧水が有効な選択肢の1つです。

だから、ビタミンC誘導体化粧水は、ほとんどの毛穴の予防対策に役立つのです。

毛穴については、「毛穴ケアで黒ずみや開きをなくす!?目立つ毛穴の原因と対策」や「たるみ毛穴を改善するエイジングケア!原因・症状と10の対策」を参考にしてみてください。

また、毛穴対策の化粧水の選び方は、「毛穴の黒ずみを解消したい!化粧水の選び方・使い方とスキンケア」や「おすすめしたい人気の毛穴の黒ずみ対策化粧水!11アイテムをご紹介」、「たるみ毛穴ケアのオススメ化粧水と選び方・使い方のコツ」も参考にしてください。

ただし、毛穴の汚れや黒ずみの解消には、洗顔クレンジングがとても大切です。

毛穴の黒ずみ対策には、酵素洗顔もよい選択肢の1つです。

④しわやほうれい線

しわやほうれい線に悩む女性

ビタミンCがコラーゲンをつくるサポートをすることは、すでに説明しました。

コラーゲンは、真皮にあってお肌のハリや弾力を支えています。

しかし、年齢とともにその量は減っていくのです。

そうなると、しわやたるみ、ほうれい線などの原因の1つとなります。

だから、ビタミンC誘導体化粧水は、しわやほうれい線の予防美容的なエイジングケアにはよい選択肢です。

なお、しわ対策の化粧品の選び方は、「しわ対策のエイジングケア化粧品の選び方と使い方」や「シワ対策のエイジングケア化粧水!選び方の3つのポイントと使い方」を参考にしてください。

ほうれい線対策の化粧品の選び方は、「ほうれい線を解消したい!エイジングケア化粧品選びのコツ」や「ほうれい線の改善にビタミンC誘導体化粧水は効果があるの?ないの?」を参考にしてください。

また、ビタミンC誘導体化粧水を含めて、30代、40代、50代のほうれい線対策のエイジングケア化粧水の選び方は、「30代~40代でほうれい線を消すエイジングケア化粧水!選び方は?」、「50代からのほうれい線ケア化粧水の選び方の秘密?おすすめもご紹介」を参考にしてください。

⑤目の下のくま

目の下のクマをきにする女性

目の下のくまには、「青くま」、「茶ぐま」、「黒くま」の3つのタイプがあります。

これらによって目元のハリが失われます。

青くまは、冷え性による血行不良が原因なので、血行促進や保湿、十分な睡眠などがその対策です。

そして、ビタミンC誘導体は、ターンオーバーを促進することで、青クマ対策をサポートします。

茶ぐまは、メラニン色素の沈着が原因なので、ビタミンC誘導体化粧水は、よい予防対策となります。

また、黒くまは、真皮の衰えによるたるみが原因で、コラーゲンの減少が深くかかわっています。

この場合も、ビタミンC誘導体化粧水は、よい予防対策となります。

目の下のくまの原因や対策については、「目の下のくま(クマ)の原因・種類と解消のエイジングケア」を参考にしてみてください。

また、目の下のたるみについては、「目の下のたるみの予防と改善・解消!全てが学べる7つのポイント」をご覧ください。

⑥くすみ

一口にくすみといっても、その原因はさまざまで、血行不良、メラニン色素、お肌の乾燥、ターンオーバーの乱れ、毛穴の汚れ、糖化などが考えられます。

ビタミンC誘導体は、メラニン色素やターンオーバーの乱れ、毛穴の汚れなどが原因のくすみの対策として期待できます。

また、くすみが消えるとお肌に透明感が生まれ、若々しいイメージの表情もつくることができます。

くすみについては、「肌のくすみの原因と改善・解消の7つのエイジングケア対策!」や「失敗で老け肌!くすみ対策の化粧水の正しい選び方の3つコツとは?」、「おすすめや人気のくすみ対策化粧水の厳選11種!あなたはどれを選ぶ?」を参考にしてください。

また、お肌の透明感を出したいなら、「透明感のある肌を導くエイジングケアの秘密とは?」を参考にしてください。

⑦紫外線のアフターケア

紫外線を気にする女性

紫外線は、お肌の酸化の原因になります。

ビタミンCは、食べ物で摂っても紫外線でダメージを受けたお肌を抗酸化作用によって守ります。

しかし、お肌への対策を考えた場合は、スキンケア製品でビタミンCを取り入れることも大切です。

だから、ビタミンC誘導体化粧水は、紫外線のアフターケアでのエイジングケア対策にもピッタリなアイテムです。

紫外線を浴びた後のエイジングケアについては、「外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!」を参考にしてください。

⑧男性のエイジングケア

男性の肌は、皮脂が多くて水分量が少ないといった特徴があります。

最近では、男性でもエイジングケアを意識する方が増えてきましたが、ビタミンC誘導体化粧水は、メンズ化粧水としてもおすすめアイテムです。

男性のほうれい線対策男性の毛穴対策にも使えます。

刺激を感じる方は控えたほうがよいのですが、問題ないならエイジングケアのアイテムとして選びましょう。





6.ビタミンC誘導体の種類と化粧水との関係

さまざまなビタミンC誘導体化粧水のイメージ

ビタミンC誘導体は、水や油への親和性で3つのタイプに分けることができます。

化粧水と最も相性がよいのは、水溶性のビタミンC誘導体ですが、3つのタイプそれぞれにメリットやデメリットがあります。

1)水溶性ビタミンC誘導体

水溶性ビタミンC誘導体は皮膚に吸収されやすく、多くの化粧水に配合されています。

化粧水に表示される際には、「アスコルビルリン酸Mg」、「アスコルビルリン酸Na」、「リン酸型ビタミンC」、「アスコルビン酸グルコシド」、「アスコルビルエチル」「3-O-エチルアスコルビン酸」というように表示されています。

ビタミンC誘導体の3つのタイプのなかで、即効性があることが特徴です。

しかし、刺激性が油溶性ビタミンC誘導体より高いのが欠点です。

浸透率では、リン酸アスコルビルNaやリン酸アスコルビルMgがアスコルビン酸グルコシドより高いことが知られています。

水溶性ビタミンC誘導体は、普通肌や特にオイリー(脂性)肌の方にはおススメのビタミンC誘導体です。

①アスコルビルリン酸Na

古くからある安定性の高いビタミンC誘導体です。

化粧品や医薬部外品への実績が豊富です。

刺激性はありますが、アレルギー性はないと考えらます。

アレルギーが無く安心なイメージ

②アスコルビルリン酸Mg

アスコルビルリン酸Naと同じく、古くからある安定性の高いビタミンC誘導体です。

効果は、アスコルビルリン酸Naと同等です。

アスコルビルリン酸Mgは、アスコルビン酸の分子量が大きいため、やや水に溶けにくい特徴があります。

③アスコルビン酸グルコシド

アスコルビン酸グルコシドは、「グルコシド」の名のとおりビタミンCにブドウ糖がくっ付いた誘導体です。

熱や光に対して安定性が高いことはメリットですが、化粧水成分としてはビタミンCとしての効果が低いと考えられています。

④3-O-エチルアスコルビン酸

ビタミンCエチルまたはVCエチルと呼ばれるビタミンC誘導体です。

ほかのビタミンC誘導体と異なり、酵素反応を必要とせず体内でビタミンCに変換されます。

即効性・持続性・安定性・浸透性が高いというメリットがあります。

また、ビタミンC含有量が高いことも大きな特徴です。

一方、刺激性が高いことがデメリットです。

水溶性ビタミンC誘導体について詳しくは、「水溶性ビタミンC誘導体の種類・特徴と効果的な使い方は?」をご覧ください。

2)油溶性ビタミンC誘導体

油溶性ビタミンC誘導体のイメージ

油溶性ビタミンC誘導体は、水溶性ビタミンC誘導体に油溶性物質を結合させたものです。

油溶性物質を結合したことにより、水溶性のビタミンC誘導体では対応しきれなかった濃いテクスチャーの美容液保湿クリームオールインワンゲルなどへの配合が容易になりました。

水溶性ビタミンC誘導体に比較して、即効性では劣りますが、効果の持続時間では勝ることが特徴です。

ほかにも、次のようなメリットがあります。

  • 水溶性のビタミンC誘導体よりもお肌に浸透しやすい
  • お肌の乾燥を招きにくい
  • 水溶性のビタミンC誘導体よりも刺激が少ない

化粧品に使われる際は、「テトラヘキシルデカン酸アスコビル(VCIP)」、「ステアリン酸アスコビル」、「テトライソパルミチン酸アスコルビル」などと表示されています。

油溶性ビタミンC誘導体は「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は油溶性ビタミンC誘導体」に詳しく解説しています。

こうした特性のため、乾燥肌、混合肌、インナードライ肌、敏感肌の方は、水溶性ビタミンC配合化粧水よりも、油溶性ビタミンC配合の美容液や保湿クリームを使うほうがベターです。

とくに、敏感肌やインナードライの方は、VCIP配合の保湿クリームがおすすめです。

敏感肌・インナードライ肌のための保湿クリーム化粧品「ナールス ユニバ」

VCIP配合のエイジングケア保湿クリームナールス ユニバ

3)両親媒性ビタミンC誘導体

両親媒性(りょうしんばいせい)ビタミンC誘導体は、水溶性と油溶性の両方の性質を持つビタミンC誘導体です。

APPS(アプレシエ)がその代表的なビタミンC誘導体です。

水溶性ビタミンC誘導体と油溶性ビタミンC誘導体は、お肌のタイプや化粧品のタイプを選びますが、両親媒性ビタミンC誘導体は、いずれの場合にも使えるというメリットがあります。

そのため、化粧水にも美容液にも配合されるケースが増えています。

一方、成分としての安定性に欠けることや、まだあまり化粧品としての実績が少なく、データも揃っていないなどの欠点もあります。

また、価格が高いこともデメリットの1つで、残念ながら安いビタミンC誘導体化粧水に配合されることはほとんどなく、ドラッグストアなどでもあまり見かけることはありません。

ほかには、次のメリットもあります。

  • 水溶性ビタミンC誘導体や脂溶性ビタミンC誘導体よりもお肌に浸透しやすい(アスコルビン酸グルコシドの100倍)
  • 刺激が比較的少なく、お肌の乾燥を招きにくい

化粧品に使われる際は、「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」または、「アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸(APPS)」、「イソステアリルアスコルビルリン酸2Na(APIS)」などと表示されます。

さらに、最近、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸という両親媒性ビタミンC誘導体が登場しました。

これは、セラミドプロモーターとも呼ばれるもので、セラミドを増やすはたらきと敏感肌で起こっている皮膚の神経線維が伸びるのを抑制する効果があります。

だから肌が弱い方でも使えますし、乾燥によるほうれい線などにも効果的です。

このように、ビタミンC誘導体といっても1つのタイプではなく、さまざまなものが登場しています。

自分の肌質やタイプなどに合わせて上手に選びましょう。

もちろん、ビタミンC誘導体化粧水には、それ以外の成分が配合されています。

それらの成分にも目を向けて、ビタミンC誘導体化粧水を選びましょう。

詳しくは、「化粧水にピッタリの美容成分で美肌になれる保湿とエイジングケア!」をご覧ください。


7.ビタミンC誘導体化粧水を選ぶポイント

ビタミンC誘導体化粧水を選ぶポイントを説明する女性

ここまで、ビタミンC誘導体の効果や種類、どんな肌質の場合によいかなどを紹介してきました。

ここまでしっかりお読みいただいていれば、ビタミンC誘導体化粧水の選び方はほぼ理解できたと思います。

ビタミンC誘導体化粧水には、ブランドも多く口コミや人気ランキングなどもたくさんありますが、選び方の基本をおさえれば、自分に合ったものを選ぶことが可能です。

ここであらためてビタミンC誘導体化粧水の選び方のポイントを整理します。

1)ビタミンC誘導体を選ぶ

いま、ビタミンC誘導体についてその特徴を説明しました。

どんなビタミンC誘導体でも大きな効果を得たいなら美容皮膚科や美容クリニックで高濃度のものを処方してもらうことが必要です。

一方、一般的な化粧水の場合の配合濃度の範囲は、おおむね

APPSは0.1~1%程度、アスコルビルリン酸Na、アスコルビルリン酸Mg、アスコルビン酸グルコシド、VCエチルは2~5%程度です。

浸透率のレベルは、次の3つに分けられます。

Aランク : APPS、VCエチル、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸

Bランク : アスコルビルリン酸Naやアスコルビルリン酸Mg

Cランク : アスコルビン酸グルコシド

これらから、効果の点では、VCエチルやAPPS(アプレシエ)がオススメです。

もちろん、アスコルビルリン酸Naやアスコルビルリン酸Mgも実績が豊富でよいビタミンC誘導体なのでこちらを選んでもよいでしょう。

アスコルビン酸グルコシドは、あまりおすすめできません。

2)自分の肌質や肌状態を確認する

肌質を確認する女性

普通肌やオイリー肌で特にトラブルがない方の場合は、特に制約条件はありません。

しかし、乾燥肌やインナードライ肌の方の場合は、高濃度のビタミンC誘導体化粧水ではなく、1~3%程度の一般的な濃度のものがおすすめです。また、APPSなら1%未満でも十分です。

また、敏感肌の方は、できれば油溶性ビタミンC誘導体配合の保湿クリームがおすすめです。

なお、肌質や肌の状態にかかわらず、ビタミンC誘導体に刺激を感じる方は、使用を控えたほうがよいでしょう。

3)ビタミンC誘導体化粧水を使う目的を考える

ビタミンC誘導体は、美白、ニキビ対策、エイジングアなどさまざまな肌悩みに使える優れた成分です。

しかし、たった1つですべての効果を期待するよりも、そのほかの成分との組み合わせで肌老化や肌悩みの対策を考えましょう。

①美白には?

たとえば、美白が目的であれば、アルブチンやカモミラETなど、異なる美白成分を含む医薬部外品のビタミンC誘導体化粧水がよいでしょう。

なお、美白化粧水は、医薬部外品(薬用化粧品)です。

②エイジングケアなら

また、しわ、ほうれい線、たるみ毛穴などのエイジングケアを考えるなら、ナールスゲン、ビタミンA誘導体(レチノールレチノイン酸トコフェリル)、ネオダーミルなどのコラーゲンなどの生成をサポートする成分やプラセンタエキス、アスタキサンチン、フラーレン、コエンザイムQ10エルゴチオネインなどの抗酸化成分が一緒に配合されているビタミンC誘導体配合のエイジングケア化粧水がおすすめです。

③若い世代でコスパ重視なら

若い女性

あなたがまだ20代でエイジングケアが不要だったり、あまり意識せず、コスパのよい比較的安価なものを選びたいなら、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの汎用性の高い保湿成分が一緒に配合された比較的値段の安いビタミンC誘導体化粧水がおすすめです。

なかには、プチプラのビタミンC誘導体化粧水もあります。

④保湿重視なら

どんなビタミンC誘導体化粧水でも多くは、グリセリンBGアミノ酸などの基本成分が含まれています。

さらに保湿効果を期待したいならコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸のほかに、プロテオグリカンなどの保湿力の高い成分を一緒に配合したビタミンC誘導体化粧水を選びましょう。

なお、セラミドバリア機能をサポートするよい保湿成分で保湿化粧水でも補えますが、油溶性成分なのでセラミド美容液などでの使用がおすすめです。

4)余計な成分が無添加のビタミンC誘導体化粧水を選ぶ

ビタミンC誘導体そのものに刺激性があるので、ほかに刺激性のある成分が無添加の化粧水を選びましょう。

アルコールフリー、無香料、無着色のビタミンC誘導体がおすすめです。

また、PGDPG全成分表示の3行目までに入っているものは避けましょう。

ビタミンC誘導体化粧水を選ぶときの注意点を指摘する女性

パラベンフェノキシエタノールなどの防腐剤や界面活性剤はそれほど心配ありませんが、人によって合う合わないはあるので、あくまでもその方自身でパッチテストなど行ってみて、安全かを確認して、自分に合うものを見つけてみてください。

なお、低刺激の化粧水の選び方は、「おすすめの敏感肌化粧水!選び方はランキングより刺激成分を避ける」を参考にしてください。

5)信頼できる企業からビタミンC誘導体化粧水を選ぶ

いまやビタミンC誘導体化粧水は豊富にあり、製品の品質も悪いものは少なくなっています。

逆に、多くの化粧品メーカーは、その企業努力でよいビタミンC誘導体化粧水をつくっていますので、ある程度の価格帯のものなら、品質の差がそれほど大きいとはいえません。

品質差がないならば、次のようなポイントを最後の決め手にしてはいかがでしょうか。

  • どれだけ親身になってくれる企業か?
  • スキンケアやエイジングケアの正しい情報を提供してくれる企業か?
  • 全成分表示で製品情報をしっかり開示してくれる企業か?

また、トラアルキット、お試しサンプル、返金・返品保障などのあるビタミンC誘導体化粧水なら金銭的なリスクも少なくて済むので安心です。

なお、美容液については、「ビタミンC誘導体美容液のランキングに頼らない選び方」をご覧ください。


8.ビタミンC誘導体化粧水によるおすすめスキンケア

イオン導入器でビタミンC誘導体化粧水を使う女性

ビタミンC誘導体のエイジングケア効果や美容効果について、お話してきました。

さらに、ビタミンC誘導体の効果を最大限利用するためには、プラスαのスキンケアの方法を知っておくと便利です。

1)ビタミンC誘導体化粧水をイオン導入で使う

1つには、美顔器の1種であるイオン導入器を使うことです。

イオン導入器でビタミンC誘導体化粧水を使うと、より浸透しやすくなります。

しっかりとビタミンC誘導体の効果を実感したい方は、イオン導入器をお使いになることをおすすめします。

ちなみに、ビタミンC誘導体以外でも、ナールスゲン、トラネキサム酸、プラセンタエキス、アミノ酸などが配合の化粧水は、イオン導入に向く化粧水です。

2)ビタミンC誘導体化粧水をローションパックで使う

もっとお手軽な方法は、ローションパック。

ビタミンC誘導体化粧水によるローションパック(化粧水パック)はとっても簡単です。

ローションパックは、コットンを使う場合が多いのでコットンパックとも呼ばれます。

◎ローションパックの方法

まずは、やさしく洗顔しましょう。

もし、角質が溜まっている感じがしたり、お肌にくすみやごわごわした感じがあるなら、酵素洗顔がおすすめです。

その後で、ビタミンC誘導体配合の化粧水やローションでローションパックを行います。

具体的には、次のとおりです。

①水で湿らせたフェイスシート、または、大判コットンにビタミンC誘導体配合の化粧水やローション500円玉大を含ませて全体になじませるようにします。

コットンに化粧水を馴染ませる女性

フェイスシートの場合は、そのままお顔全体にぴたりと密着させます。

大判コットンの場合は、数枚に裂いて、お顔全体に、できるだけ隙間なく貼り付けて密着させます。

②2分~3分置いてパックしてから取り外します。

パックの時間は3分以上だと、逆にお肌が乾燥してしまうので注意が必要です。

③そしてローションパックのあとは、必ず乳液や保湿クリームでお肌を保湿しましょう。

ローションパックは、エステティックサロンなどでも取り入れている方法ですが、あまり高い頻度で行うとターンオーバーが促進しすぎて、お肌の乾燥を助長するので、週1~2回程度を目安にしましょう。

また、ローションパックと通常のスキンケアのバランスに気を付けながらお肌のケアを行いましょう。

3)ビタミンC誘導体化粧水はハンドプレスがおすすめ

化粧水や乳液などの化粧品を顔につけるとき、お肌を押さえながら、深くまで美容成分が浸透するようになじませる方法がハンドプレスです。

ビタミンC誘導体化粧水も、ハンドプレスを行うことで肌の奥へ浸透させることが可能です。

ほかにもフェイスマッサージの効果や手の体温による血行促進も期待できます。

このほか、化粧水のつけ方にパッティングがあります。

化粧水を顔につけるとき、コットンや手でお肌を軽く叩きながらなじませる方法です。

パッティングも美容成分をより深くまで浸透させることができる方法ですが、たたくことで刺激になるリスクがあります。

ビタミンC誘導体化粧水などをつける場合は、パッティングよりハンドプレスをおすすめします。

なお、ビタミンC誘導体化粧水を含め化粧水全般の使い方は、「化粧水の正しい使い方とつけ方で美肌に!上手なエイジングケア」をご覧ください。


9.オススメのビタミンC誘導体化粧水

おすすめのビタミンC誘導体配合エイジングケア化粧水ナールスピュア

私たちがおすすめするのは、「素肌サプリメント」と呼んでいるエイジングケア向けのナールスゲン配合のローションナールスピュアです。

水溶性ビタミンC誘導体であるアスコルビルリン酸Naと両親媒性ビタミンC誘導体APPSの2種のビタミンC誘導体と、エイジングケア化粧品成分ナールスゲンを配合したエイジングケアローションです。

ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47グルタチオンを増やすはたらきのあるエイジングケア化粧品成分です。

また、最近ではヒアルロン酸やシミを防ぐヒートショックプロテイン(HSP)70を増やすこともわかってきました。

ナールスゲンの特性を活かすべく、相乗効果のあるビタミンC誘導体に加えて、両親媒性ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Naなど、厳選した化粧品成分のみを配合したシンプルな処方のエイジングケア化粧水です。

前回のリニューアルでは、プロテオグリカンもプラスで配合されました。

いちばんのポイントは、ビタミンC誘導体とナールスゲンを同時に使うと、それぞれ単独の場合よりも多くのコラーゲンを増やすデータがあることです。

つまり、「1+1」が「2以上」になるのです。

ナールスピュアは、お肌の健康と美しさを保つ「素肌サプリメント」として、1カ月、2カ月と使い続けるほどに効果を発揮する心強い味方です。

◎エイジングケア化粧水 ナールスピュアの特徴

  • 従来のカテゴリーとは一線を画する「素肌サプリメント」をコンセプトとしたエイジングケア化粧水(エイジングケアローション)。
  • 洗顔後、いつもの化粧品の前に使っていただく、100%水溶性成分でできたエイジングケア化粧水。
  • 最先端エイジングケア化粧品成分ナールスゲンが、お肌のターンオーバーをサポート。
  • ナールスゲンと相乗効果のある2種のビタミンC誘導体と抗酸化成分ビタミンE誘導体配合。
  • プロテオグリカン&ウィルブライドS-753配合でシンプルな処方でも高い保湿力を発揮。
  • たるみ毛穴、しわ、ほうれい線などの予防対策になるエイジングケア化粧品。
  • お手持ちのスキンケアアイテムを変更するのではなく、プラスして使える便利なエイジングケア化粧品。
  • 無香料・無着色、界面活性剤フリー、アルコールフリー、鉱物油無添加。
  • 男性(メンズ)でも使えるサッパリなテクスチャー。

いままでのビタミンC誘導体化粧水にはない特徴を持つAPPS化粧水ともいえるナールスピュアをおすすめします。

そんな、ナールスピュアは、新たに3つの美容成分を追加して2020年11月にリニューアル。

1つ目は、先ほどもご紹介したビタミンC誘導体の3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)。

2つ目は、ナイアシンアミド

ビタミンB群の一種で、別名「ニコチン酸アミド」または「ビタミンB3」とも呼ばれる成分です。

シワ改善肌荒れ対策、美白ケアの医薬部外品の有効成分としての認可を得ています。

もちろん、化粧品成分としての使用も可能です。

3つ目がPCA-Na

これは潤いアップのための美容成分。

ピロリドンカルボン酸ナトリウムのことで、もともとお肌にある天然保湿因子(NMF)の12%を占め、アミノ酸に近いはたらきがあります。

これで、ナールスピュアには3種のビタミンC誘導体が含まれることになりました。

ビタミンC誘導体配合エイジングケアローション「ナールスピュア」

<ナールスピュア全成分表示>

、BG、グリセリン、ベタイン1,2-ヘキサンジオールPEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、PCA-Na、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホシホン酸メチル、アスコルビルリン酸Na、ナイアシンミド、トコフェリルリン酸Na、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na水溶性プロテオグリカン、フェノキシエタノール





10.人気やランキング上位のビタミンC誘導体化粧水

おすすめのビタミンC誘導体化粧水を使う女性の手

ビタミンC誘導体化粧水は、エイジングケア世代に人気です。

ここでは、@コスメや楽天、アマゾン、美容雑誌などで人気が高く、ランキングも上位にある、おすすめのビタミンC誘導体化粧水をご紹介します。

エイジングケア世代の方がビタミンC誘導体化粧水を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

また、最近ではAPPS配合のビタミンC誘導体化粧水の人気が高くエイジングケアには、APPSの人気がアップしているようです。

そのラインナップには、次のようなアイテムがあります。

  • グレイスワン/薬用ディープホワイト ローション
  • サイクルプラス/エンリッチローション
  • ドクターシーラボ/ VC100エッセンスローションEX
  • エトヴォス/薬用アクネVCローション
  • シーボディ/VCシリーズ VCローション
  • キャシーズチョイス/C-マックスローション
  • NOKOHONPO/APPSプラスEローションor Gローションセット/APPS1%化粧水
  • アンプルール/ ラグジュアリーホワイト VC エッセンスウォーター
  • エスト・コミュ/グラングレース ローション
  • トゥヴェール/薬用ホワイトニングローションαEX
  • ドクターケイ/ ケイカクテルVローション
  • アクセーヌ/ ホワイト エマルジョン ディープ モイスチュア C
  • ドクターライン/ BAエッセンス
  • タカミ/ タカミローションⅠ
  • フェリーチェトワコ/ FTC パーフェクト トリートメント ミストエッセンスRS
  • ロート製薬(オバジCシリーズ)
  • アサヒ食品/素肌しずく ぷるっとしずく化粧水C

このうち、最初に示した10のビタミンC誘導体化粧水について詳しくご紹介します。

これは人気やおすすめの順ではありません。

また、ランキングの順でもありません。

特徴や気になる点などをご紹介しますので、ビタミンC誘導体化粧水を選ぶ際の参考にしてください。

1)グレイスワン 薬用ディープホワイト ローション

グレイスワン 薬用ディープホワイト ローション

メーカー: コーセーコスメポート

容量: 180ml

価格: 1,080円(税別)

<特徴や評価>

50代からのエイジングケアのために開発したKOSEのブランド「グレイスワン」からおすすめするのがディープホワイトシリーズです。

シミやソバカスを防ぐ美白有効成分である高純度ビタミンC誘導体がお肌のトーンを明るく保つ薬用美白化粧水。

3種類のコラーゲン・ヒアルロン酸などのうるおい成分がたっぷり配合されているので、乾燥小ジワを目立たせず、ハリとうるおいに満ちた肌へと導きます。

プチプラなのに、「抗シワ製品評価試験ガイドライン」に基づいた効果が認められるなど、大変コスパが高くなっています。

「しっとり」(M)と「とてもしっとり」(R)の2タイプがありますが、どちらも保湿力が高く、華やかなバラの香りでリッチな余韻に浸れます。

また、ビタミンC誘導体(L-アスコルビル酸2-グルコシド)の濃度が高いのでエイジングケア効果はある程度期待できそうですが、ビタミンCとしての効果は疑問です。

エタノールが全成分表示の2行目に記載されているので、アルコールの配合濃度が高い点が気になります。

<全成分表示>
L-アスコルビル酸2-グルコシド※、精製水、1,3-ブチレングリコール、濃グリセリン、ジプロピレングリコールエタノール、アセロラエキス(A)、サクシニルアテロコラーゲン液、トマト果汁、ノバラエキス、ヒアルロン酸Na(2)、ブドウ酒、加水分解コラーゲン末、加水分解ヒアルロン酸、水溶性コラーゲン液(A)、天然ビタミンE、エデト酸二Na、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、リン酸一水素Na、リン酸二水素Na、水酸化ナトリウム、エチルパラベン、サリチル酸、フェノキシエタノール、プロピルパラベン、メチルパラベン、香料

※は、有効成分

2)サイクルプラス エンリッチローション

サイクルプラス エンリッチローション
メーカー:ナリス化粧品

容量: 80ml

価格: 2,800円(税別)

<特徴や評価>

保湿力の高いEGF様ペプチドFGF様ペプチドと高浸透型ビタミンC誘導体(APPS)、さらにAPPSの効果を高める水溶性ビタミンE誘導体を配合。
乾燥肌はもちろん、肌のハリやくすみなどに効果が期待できます。

エンリッチローション最大の特徴は、2剤式の化粧水であること。

APPSの効果を最大限に発揮させるために、パウダー状になった成分とローションを直前に混ぜて使用します。

自分で混ぜる必要があるのでその点がデメリットです。

一方、ほかにつくりたての新鮮な状態のビタミンC誘導体化粧水を使用できることはまずありません。

<全成分表示>

【ローション】水、グリセリン、BG、オリゴペプチド-24、アセチルデカペプチド-3、パルミトイルトリペプチド-5、α-アルブチン、カンゾウ葉エキス、イタドリ根エキス、ダイズエキス、バラエキス、グルコシルセラミド、トコフェリルリン酸Na、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ヒアルロン酸クロスポリマ-Na、ヨクイニンエキス、サリックスニグラ樹皮エキス、ポリクオタニウム-61、ノバラエキス、グリチルリチン酸2K、シロキクラゲ多糖体、ヒドロキシエチルウレア、コハク酸ジエトキシエチル、水添ポリイソブテン、オレイン酸ポリグリセリル-10、ラウリン酸ポリグリセリル-10、オレイン酸ポリグリセリル-2、クエン酸Naクエン酸、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、α-グルカンペンチレングリコール、フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、HEDTA-3Na

【パウダー】パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、マンニトール、クエン酸Na、オウレンエキス

3)VC100エッセンスローションEX

VC100エッセンスローションEX

メーカー:ドクターシーラボ

容量: 150ml

価格: 4,700円(税別)

<特徴や評価>

ドクターシーラボのなかでも人気のビタミンC誘導体化粧水。

肌の引き締めをはじめ、キメを整えてうるおいを保持するなど、多角的にアプローチします。

浸透型ビタミンC誘導体(APPS)と浸透発酵コラーゲンを配合することにより、美容成分の浸透力を高め、角層のすみずみまでうるおわせ、肌にハリ・ツヤをもたらします。

また、ビタミンC誘導体が、4種類配合されているほか、セラミドなども配合されています。

エイジングケアだけでなく、ニキビや毛穴の悩みを改善するなど、肌を整えるスキンケアも得意です。

美容液のように濃厚なテクスチャーなのに肌馴染みがよく、柑橘系のスッキリとした香りが幅広い世代に好評です。

ただ、あまりも配合成分の種類が多いのが気になります。

<全成分表示>

水、DPG、グリセリン、1,2-ヘキサンジオール、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、ナイアシンアミド、オリーブ果実エキス、PPG-20メチルグルコース、オレイルアルコール、アスペルギルス培養物、水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、イソステアロイル加水分解コラーゲン、水溶性プロテオグリカン、フラーレン、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、トレオニン、リシンHCl、グリシンアラニンセリン、ヒスチジン、ヒスチジンHCl、グルタミン酸プロリン、タウリン、アルギニン、アスパラギン酸、エクトイン、PCA、PCA-Na、リン酸アスコルビルMg、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、アスコルビルグルコシド、オレンジ果皮エキス、ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマーNa、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、加水分解ヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸Na、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP、コメヌカスフィンゴ糖脂質、ポリクオタニウム-51、ツバキ葉エキス、ユビキノン、チャ葉エキス、アラントインフィトスフィンゴシンコレステロール、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、イソステアリン酸、トレハロース、グルコース、BG、ペンチレングリコール、ベヘニルアルコール、PPG-10メチルグルコース、PEG-32、PEG-75、キサンタンガム、カルボマー 、PVP、水添レシチン、リゾレシチン、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ポリソルベート80、PEG-30グリセリルココエート、PEG-10メチルエーテルジメチコン、ラウロイルラクチレートNa、ステアロイルラクチレートNa、乳酸メンチル、乳酸Na、塩化Na、クエン酸、クエン酸Na、リン酸Na、リン酸2Na、水酸化Na、ヒドロキシアセトフェノン、フェノキシエタノール、グレープフルーツ果皮油、オレンジ果皮油

4)薬用アクネVCローション

薬用アクネVCローション
メーカー:エトヴォス

容量: 150ml

価格: 3,800円(税別)

<特徴や評価>

有効成分のビタミンC誘導体「VCエチル(3-O-エチルアスコルビン酸)」と甘草エキスにより、ニキビケアをしながら、メラニンの生成を抑え、シミやくすみを予防する美白効果も発揮します。

また、大人ニキビは乾燥が原因で起こることに着目し、ヒアルロン酸やリピジュアなどの保湿成分を配合し、お肌を乾燥から守り明るくツヤのある肌に整えます。

パラベンやシリコン、界面活性剤、鉱物油などを使用しない低刺激処方で、オイルフリーにもこだわっています。

サッパリとした使い心地で、年齢や季節を問いません。

肌荒れしがちで敏感なお肌にも使うことができるようですが、クエン酸やクエン酸Naなどピーリングに使う成分が高濃度な点が気になります。

<全成分表示>

3-O-エチルアスコルビン酸、グリチルリチン酸2K、精製水、濃グリセリン、1,2-ペンタンジオール、クエン酸、クエン酸Na、ヒアルロン酸Na-2、メタクリロイルオキシエルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、アロエエキス-2、カッコンエキス、クロレラエキス、オウゴンエキス、DL-PCA・Na液、グリシン、DL-アラニン、プロリン、セリン、トレオニン、アルギニン、リジンHCl、L-グルタミン酸、タウリン、L-ロイシン、L-ヒスチジン塩酸塩、L-バリン、アスパラギン酸Na、L-イソロイシン、L-フェニルアラニン、チロシン、5′-イノシン酸二ナトリウム、5′-グアニル酸二ナトリウム、アラントイン、ビルベリー葉エキス、サクラ葉抽出液、ドクダミエキス、BG、フェノキシエタノール

5)VCシリーズ VCローション

VCシリーズ VCローション

メーカー:シーボディ

容量: 150ml

価格: 8,000円(税別)

<特徴や評価>
VCローションに配合されているのは最新型のビタミンC誘導体「VC200」。

従来のビタミンCと比較して200倍の効果があるといわれている成分です。

通常、ビタミンCはとても壊れやすいので肌に浸透して効果を発揮することは難しいのですが、VC200は壊れにくく肌への浸透率が高くなっています。

ビタミンC誘導体配合の化粧水で気をつけたいのが刺激性ですが、VC200は肌への刺激が少ないのが特徴。

アルコールフリーパラベンフリー、鉱物油フリーです。

ほかにも植物由来の美容成分やビタミンA誘導体、ビタミンE、サリチル酸などが大人のニキビに効果を発揮します。

VCシリーズには共通成分が配合されているので、ライン使いすることでニキビや毛穴の黒ずみなどにもより高い効果を感じられます。

雑誌やメディアでも注目され、@コスメの口コミ部門などビタミンC化粧品においても1位を獲得。

皮膚科専門医からも高い評価を受けています。

しかし、高価格であることやビタミンC誘導体の濃度が高いので、敏感肌の方やバリア機能が低下している場合は要注意です。

<全成分表示>

水、ペンチレングリコール、イソステアリルアスコルビルリン酸2Na、レチノイン酸トコフェリル 、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トコフェロール、サリチル酸、セイヨウオトギリソウエキス、オウレンエキス、カンゾウ根エキス、セイヨウハッカ葉エキス、オウバクエキス、アルギニン、クエン酸、グリセリン、BG、フェノキシエタノール、EDTA-4Na

6)C-マックスローション

C-マックスローション

メーカー:キャシーズチョイス

容量: 100ml

価格: 8,000円(税別)

<特徴や評価>

一般的な化粧水では、3%程度配合されているビタミンC誘導体を、6%という高濃度で配合した高価格のビタミンC誘導体化粧水です。

濃度が高い分、毛穴を引き締め、ニキビやニキビ跡の色ムラ、テカリなどの肌悩みを解消します。

ただし、ビタミンC誘導体の配合濃度が高いため、刺激を感じる場合もあります。

ビタミンC誘導体化粧水を初めて使う人などは、注意が必要です。

ほかにも、ビタミンA(レチノール)やプロビタミンB5、ローズマリーエキス、アロエベラ葉エキスなどの美肌成分が多数配合されていることから、乱れがちなターンオーバー周期や弱ったバリア機能を整える効果もあります。

ホームケア用にイオン導入器を持っているなら、ローションを馴染ませた後に使うと浸透率が高まり、より効果を実感できます。

<全成分表示>

水、リン酸アスコルビルMg、クエン酸Na、BG、グリセリン、PEG-32、PEG-6、アスコルビルリン酸Mg、メチルグルセス-10、パルミチン酸レチノール、カンゾウ根エキス、パンテノール、ローズマリーエキス、プルーン分解物、マグワ根皮エキス、アロエベラ葉エキス、ダイズ種子エキス、コーン油、カプリリルグリコール、PEG-60水添ヒマシ油、PPG-6デシルテトラデセス-30、クエン酸、EDTA-4Na、フェノキシエタノール

7)APPSプラスEローションor Gローションセット APPS1%化粧水

APPSプラスEローションor Gローションセット APPS1%化粧水

メーカー:NOKOHONPO(濃厚本舗)

容量: 60ml

価格: 1,460円(税別)

<特徴や評価>

ビタミンC誘導体のなかでも浸透率の高いAPPSをたっぷり1%も配合しています。

APPSの成分がパウダーになっていて、使う直前にローションに溶かすタイプなので手間がかかります。

ビタミンC誘導体は安定した状態で使わないと効果が発揮されません。

混ぜた後は冷蔵庫で保存して、1ヶ月で使い切ることが大切。

ローションは目的別に2種類あり、保湿・エイジングケアにはEローション、毛穴の引き締めにはGローションがおすすめです。

Eローションの主成分はビタミンE誘導体ですが、立体構造で肌を保湿する3Dヒアルロン酸と高い保水力をもつプロテカグリオンが配合されています。

Gローションには毛穴を引き締める作用の強いグリシルリシンが3%も配合されています。

毎日のパックはもちろん、イオン導入器や超音波美顔器でも使用できます。

<全成分表示>
パウダー:パルミチン酸アスコビル3Na、
Eローション:水、BG、ジグリセリン、トコフェリルリン酸Na、1,2-ヘキサンジオール、ペンチレングリコール、水溶性プロテカグリオン、ヒアルロン酸クロスポリマーNa、塩化Na、グリチルリチン酸Na

Gローション:水、BG、グリシルグリシンペンチレングリコール、グリチルリチン酸2K、アルギニン、クエン酸、クエン酸Na、フェノキシエタノール

8)アンプルール ラグジュアリーホワイトローションAOⅡ

アンプルール ラグジュアリーホワイトローションAOⅡ

メーカー:ハイサイド

容量: 120ml

価格: 5,000円(税別)

<特徴や評価>

新安定型ハイドロキノンやトリプルセラミドなどの美容成分が凝縮された美白ローション。

速効型ビタミンC誘導体をはじめとする4種類の抗酸化成分をナノサイズに閉じ込めたAOカプセルが、新安定型ハイドロキノンを酸化から守り、美白作用を最大限に高めます。

さらに、トリプルセラミドや浸透型コラーゲンなどの保湿成分が、肌のバリア機能を高めてキメの整ったハリのある肌へと導きます。

濃厚でとろみがあるのに、肌へと浸透するのが早いのが特徴です。

保湿成分が肌に潤いをもたらしつつ、美白成分をすみずみに届けてくれます。

乾燥肌でもしっとりした肌に仕上がり、ザラつきがなくなります。

1ヵ月以上使い続けている人のなかには、全体的な肌のトーンが明るくなったという口コミもあります。

爽やかで上品な香りも人気ですが、アルコールやパラベンが3種配合されているのが気になるところです。

<全成分表示>

水、ラフィノース、ポリソルベート60、BG、ペンチレングリコール、グリセリン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、アルギニン、マンニトール、グルコン酸Na、ラウロイルラクチレートNa、PCA-Na、加水分解コラーゲン、ハイドロキノン、ジラウロイルグルタミン酸リチンNa、ゲンチアナ根エキス、クズ根エキス、グルコシルルチン、プラセンタエキス、アロエベラ葉エキス、グリチルリチン酸2K、クロレラエキス、コレステロール、水添レシチン、セラミドEOP、セラミドNP、セラミドAP、フィトスフィンゴシン、フェルラ酸、ワルテリアインディカ葉エキス、キサンタンガム、ダイズステロール、3-O-エチルアスコルビン酸、アリストテリアチレンシス果実エキス、ブドウ葉/種子/皮エキスレスベラトロール、ムラサキ根エキス、チオクト酸、カルボマー、シクロデキストリン、デキストリン、セタルコニウムクロリド、クエン酸、クエン酸Na、エタノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、香料

9)グラングレース ローション

グラングレース ローション

メーカー:エスト・コミュ

容量: 40ml、120ml

価格: 4,200円(税別)、9,500円(税別)

<特徴や評価>

最新の老化研究から生まれた化粧水で、全国の皮膚科・美容皮膚科クリニックでも取り扱われています。

高浸透ビタミンC誘導体APISによって、肌に透明感とハリを与えます。

さらに老化と深い関わりのある“糖化”と“炎症”に効果を発揮するペプチドを4種類配合しているのでエイジングケアにぴったり。

保湿成分のヒアルロン酸が肌の外側から、そしてセラミドが内側からとダブルで保湿し、乾燥肌を改善してふっくらとした肌に導きます。

美容液や乳液がいらないくらいに濃密な化粧水ですが、ベタベタせずさらりとした使用感。

肌への刺激になる着色料や香料、エタノール、パラベンは不使用です。

しかし、容量あたりの価格はかなり高額な点が気になります。

<全成分表示>

水、BG、グリセリン、ペンチレングリコール、ラウロイルグルタミン酸(ジフィトステリル/オクチルドデシル)、イソステアリルアスコルビルリン酸2Na、トコフェリルリン酸Na、レチノイン酸トコフェリル、デカルボキシカルノシンHCl、ナノペプチド-1、加水分解ダイズタンパク、オリゴペプチド-34、アセチルデカペプチド-3、ポリクオタニウム-61、オウレンエキス、1,2-ヘキサンジオール、水添レシチン、ラウリン酸ポリグリセリル-10、トコフェロール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、デキストラン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒアルロン酸Na、クエン酸、クエン酸Na

10)薬用ホワイトニングローションαEX

薬用ホワイトニングローションαEX

メーカー:トゥヴェール

容量: 120ml

価格: 3,364円(税別)

<特徴や評価>

トゥヴェールの化粧品のなかでも、美白に特化した高濃度のビタミンC誘導体を配合した化粧水です。

ビタミンC誘導体の中でも、シミに有効性のあるAPS(リン酸型ビタミンC誘導体)を美容専門機関と同レベルの6%も配合しており、効能が認められることから薬用化粧品として認定されています。

美白はもちろん、毛穴やニキビのケアにも効果が期待できます。

また、最先端のシミ研究から、シミができるすべての段階に作用する美容成分を厳選して配合。

くすみの予防や紫外線ダメージのケアなど、さまざまな方向からアプローチします。

当然、保湿やエイジングケアにもはたらきかける配合バランスにより、年齢肌にもおすすめ。

肌のトーンが明るくなるだけでなく、くすみのない透明感のある肌に近づきます。

価格も手頃ですが、ビタミンC誘導体が高濃度なので刺激性は強くなります。

<全成分表示>

L-アスコルビン酸リン酸エステルNa、グリチルリチン酸モノアンモニウム、精製水、DL-アラニン、異性化糖、オウゴンエキス、カモミラエキス、カンゾウフラボノイド、グリシン亜鉛、シロキクラゲ多糖体、セイヨウナシ枝エキス、ダイズエキス、タイソウエキス、党参抽出物加水分解液、トリメチルグリシン、ヒアルロン酸Na、ヒナギク花エキス、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、ムラサキシキブ果実エキス、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、ユキノシタエキス、ローズマリーエキス、ローズ水、濃グリセリン、ジグリセリン、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ペンタンジオール、1,3-ブチレングリコール、クエン酸、クエン酸Na、乳酸Na液、フェノキシエタノール

<参考書籍>
美人に化粧水はいらない(吉木伸子 著、講談社)


11.まとめ

まとめ

ビタミンC誘導体や、ビタミンC誘導体化粧水のエイジングケアへの効果はご理解いただけましたでしょうか?

ビタミンC誘導体化粧水は、エイジングケアにとって優れた化粧品の1つです。

しかし、メリットだけでなくデメリットもあります。

さらには、その種類もたくさんあります。

それだけにビタミンC誘導体化粧水はしっかりと選ぶことが大切です。

それが美肌への近道。

そのためには、ビタミンCそのもの、ビタミンC誘導体とその種類、どんな肌悩みにどのように使うかを理解することが大切です。

この記事では、ビタミンC誘導体化粧水を選ぶための情報に加えて、人気やランキング上位、おすすめのビタミンC誘導体エイジングケアローションを紹介しました。

ぜひ、化粧水ランキングに頼らなくても正しいエイジングケアの知識を身につけていただき、自分にピッタリのビタミンC誘導体化粧水を見つけていただければ幸いです。

この記事「ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で」が、エイジングケア世代の女性の皆さまのお役に立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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