セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方

お肌を乾燥から守り、うるおいのある状態に保てるかどうかは、お肌の水分保持力によって左右されます。

そして、この水分保持力に大きく関わっているのが、「皮脂」「天然保湿因子(NMF)」「セラミド」「ヒアルロン酸」などの皮膚の組成成分です。

中でも、セラミドは、角質層の水分保持の80%以上を担っている細胞間脂質の主成分。お肌のうるおいを守る最強の保湿成分といえるのです。

保湿の鍵となるセラミドが不足すると、お肌の水分保持力が低下して、さまざまな肌トラブルが現れます。

この記事では、セラミドの効果やはたらきをはじめ、セラミド不足になる原因や改善対策、またセラミドを化粧品で補う場合のポイントなどについて説明しています。

セラミドとセラミド化粧品の正しい理解のために、また、いつまでもハリやうるおいに満ちたお肌を保つためにも、ぜひ読み進めてくださいね。

セラミド配合のエイジングケア化粧品ならエイジングケア保湿クリーム「ナールスユニバ」

0.はじめに

セラミドは、いまや誰もが知っている保湿成分。

しかし、本当に正しく理解できているでしょうか?

セラミドを正しく理解することは、保湿を正しく理解することにつながります。

なぜなら、セラミドと保湿には深い関わりがあり、それを理解しようとすると、同時に保湿のお話も登場するからです。

そして、保湿を理解することは、エイジングケアやスキンケアを理解することです。

なぜなら、どんな年齢、どんなお肌の方であっても、スキンケアやエイジングケアの基本は、保湿だからです。

この記事では、セラミドの正しい情報とセラミド配合化粧品の選び方やオススメのエイジングケア化粧品を紹介します。

また、セラミドと皮膚の病気の関係や食べ物の関係なども取り上げます。

さらに、多くの方が疑問に思っている以下のことも解説しています。

「実際、セラミドって本当に保湿に良いの?」

「セラミド化粧品を使ってみたいけど、実際、どれを選べば良いの?」

化粧水美容液保湿クリームがあるけどどれが良いの?」

「セラミドってたくさん種類があるって本当?」

「ヒトのセラミドと化粧品成分のセラミドってどう違うの?」

アットコスメなどのランキングやセラミド化粧品の比較サイト、口コミなどに頼らなくても、セラミドについて理解して、自分が求めるセラミド化粧品がわかるような内容になっていますので、ぜひ、続きをお読みください。

<この記事でお伝えしたい大切なこと>

①セラミドは、人のお肌にあって保湿にはとても大切な成分ですが、エイジングケア世代では外からセラミドを化粧品で補うことも必要です。→なぜなら、セラミドは、年齢とともに減ってきて自分のものだけでは不足するからです。

②とはいっても、保湿をセラミドだけで考えてはいけません。

→なぜなら、保湿には、皮脂膜や天然保湿因子などの要素も大切だからです。

③エイジングケア化粧品成分としてセラミドを配合した化粧品がたくさんありますが、ヒト型セラミドが配合されたものを選びましょう。

→なぜなら、ヒト型セラミドはヒトが肌に持っているセラミドとほぼ同じ構造であり、そのはたらきが自分自身のセラミドに近いからです。

④セラミド配合化粧品は、美容液や保湿クリームを選びましょう。

→なぜなら、セラミドは、脂溶性成分なので化粧水よりも美容液や保湿クリームに高い濃度で配合されるケースが多いからです。

⑤セラミドの維持のために洗顔やクレンジングにも注意を払いましょう。

→なぜなら、擦りすぎたり長すぎる洗顔やクレンジングは、セラミドを流してしまうリスクがあるからです。

⑥セラミドを減らさないような日常生活を心掛けましょう。

→なぜなら、エイジングケアやアンチエイジングは、化粧品だけ考えるのではなく、食べ物や睡眠、運動などを含めた生活習慣がより大きなウェイトを占めるからです。

⑦セラミド化粧品による肌悩みの改善への期待と限界を理解しておきましょう。

→なぜなら、セラミド化粧品が改善できる肌悩みはお肌の乾燥、表皮と関係するものであって、真皮より奥の問題の肌悩みは改善できないからです。

これらは、美容皮膚科などの専門家も指摘しているポイントであり、セラミドの特性を考えても納得できることです。

セラミド配合のエイジングケア化粧品

「セラミドの基本は、もう十分理解しているので具体的なセラミド化粧品について知りたい!」と言う方はコチラをご覧ください。

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セラミド2配合ハンド美容ジェル「ナールスロゼ」


1.セラミドとは?

1)セラミドはどこにある?

セラミドとは、ヒトが自分のお肌に持っている成分です。

セラミドは、表皮の1番上の層である角質層の中に存在している「細胞間脂質」を構成する成分の1つです。

細胞間脂質には、セラミドのほかにも遊離脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルなどがありますが、セラミドが約50%を占めています。

表皮の一番上の角層に変化する直前の顆粒細胞の細胞質には、層板顆粒(そうばんかりゅう)と呼ばれる顆粒が豊富にあります。

この顆粒細胞が死んで角質細胞に変化する際に、細胞の外に層板顆粒が分泌されます。

セラミドは、この層板顆粒の中で合成されるのです。

そして、コレステロールなどとともに、角質細胞と角質細胞の間で「細胞間脂質」となるのです。

細胞間脂質とは、その名のとおり、細胞と細胞の間に存在する脂質、つまり、油分です。

細胞間脂質は、8~10層の層状から成り、厚さ0.02mmの構造で、肌の水分保持とバリア機能のための重要なはたらきを担っています。

角質層では、角質細胞をレンガ、セラミドなどの細胞間脂質を、レンガとレンガの間を埋めるセメントに例えられます。

「セメント」であるセラミドと他の油分が十分な量であれば、「レンガ」である角質細胞をつなぎとめることで、バリア機能がしっかり発揮されて十分に保湿できるのです。

この構造は、水分、脂質、水分、脂質と交互に並ぶ精緻な構造をしています。

これをラメラ構造と呼びますが、これが正常に並んで適切にはたらくことで、バリア機能が保たれているのです。

セラミドについての全体的な概要はコチラ

保湿成分セラミドのはたらきとエイジングケア効果とは?

また、ナールスチャンネルの動画でワンポイントエイジングケア「セラミドの保湿力は?」でも、セラミドについてわかりやすく解説しています。

2)セラミドがエイジングで減ると?

しかし、お肌のセラミドは年齢とともに減少します。

例えば、50歳代では20歳代の約半分にまで減少すると言われています。

セラミドと量と年齢の関係

セラミドが不足すると細胞間脂質がスカスカになって隙間ができてしまいます。

それが、肌のバリア機能の低下や、肌の老化乾燥肌が進む原因の1つになっています。

こうして減ってしまったセラミドを補うのが、化粧品成分としてのセラミドなのです。

化粧品成分としてのセラミドには、その種類がたくさんありますので、詳しくは後程紹介します。

年齢別セラミドの量はコチラ

年代別エイジングケアの道標「エイジングインデックス」とは?

ただし、セラミドだけで保湿を考えるのは危険です。

なぜなら、保湿には「皮脂膜」や「NMF(天然保湿因子)」なども関わっているからです。

セラミドはとても大切な保湿成分であることに間違いはありませんが、セラミドさえあれば良いということではありません。

保湿は、セラミドに加えて皮脂膜やNMF(天然保湿因子)の3つのいずれも大切です。

他にもお肌にあるやスクワラン、表皮常在菌などもかかわっているので、過度にセラミドだけにこだわらず、保湿をサポートする成分1つ1つの役割も理解しましょう。

なお、保湿全般は「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてください。


2.セラミドの種類とはたらき

1)ヒトのセラミドの種類

セラミドとは、ヒトが自分の肌に持っている成分とお伝えしましたが、ヒトのお肌にあるセラミドにもたくさんの種類があります。

お肌のセラミドは、大分類で12、細かく分類すると300以上あると言われています。

しかし、まだまだ発見されていないセラミドもあります。

つまり、セラミドはまだわかっていないこともたくさんあるのです。

もちろん、どの種類も水分保持機能が中心ですが、ちょっと違ったはたらきもあるのです。

  • セラミド1    水分保持機能と外部刺激に対する優れたバリア機能を持つ
  • セラミド2    最も多くあるセラミドで水分保持能力が高い
  • セラミド3    水分保持機能とシワを浅くする
  • セラミド4    角質の脂質バリア層を作る
  • セラミド5    水分保持機能とターンオーバー改善、シワを浅くする
  • セラミド6    水分保持機能とターンオーバーの促進、シワを軽減する
  • セラミド7    細胞の増殖分化コントロールと表皮常在菌のバランスを整える

また、セラミド1、3、6の不足は、敏感肌、アトピー性皮膚炎と関係が深いと考えられています。

2)化粧品成分としてのセラミドの種類

そして、化粧品成分に使われるセラミドにもいくつか種類があります。

1つは、ヒトが持つセラミドとほとんど同じ構造を持つ「ヒト型セラミド」です。

ヒト型以外では、合成セラミド(疑似セラミド)、天然セラミド、植物性セラミドなどがあります。

※天然セラミドは、ヒト以外の馬などの動物由来のもので「動物セラミド」とも呼ばれます。

セラミドの分類や種類、またヒト型セラミドについての詳しい情報はコチラ

ヒト型セラミドと天然・合成セラミドの効果の違いは?

保湿効果の高いヒト型セラミド。種類による特徴と違いは?

3)セラミドのはたらき

①セラミドの水分保持の方法と強さ

先ほどもふれましたが、セラミドは、表皮の1番上の層である角質層の中に存在している「細胞間脂質」を構成する成分の1つです。

細胞間脂質は、NMF(天然保湿因子)が抱え込んでいる水分をサンドイッチのように間にはさみ込み、水分を逃がさないはたらきをします。

保湿成分には、セラミドのような「水分をはさみ込む」タイプ、ヒアルロン酸コラーゲンエラスチンのような「水分を抱え込む」タイプ、グリセリン、NMF、アミノ酸のような「水分を吸着する」タイプがあります。

その中でも、細胞間脂質のように水分を「はさみ込むタイプ」は最も水分保持力が強く、肌を健全に保つ上で大変重要な役割を担っています。

強力な水分保持力を持つ細胞間脂質の主成分がセラミドで、細胞間脂質の約50%を占めています。

セラミドのように水分を「はさみ込む」タイプは、とても強い保湿力を持つのが特徴です。

また、冬などの寒い時期に湿度が下がっても機能は低下せず、保湿力を維持することも大きな特徴です。

②セラミドの浸透力・はたらきと他の成分との違いは?

セラミドは、ヒト型の場合、もともと肌の表皮にあるセラミドと化粧品に含まれているセラミドと近いはたらきをするのです。

また、セラミドの分子量は、1,000ドルトン以下であるため、角質層の奥に届く可能性があります。さらに、コンニャクやコーン由来の植物性セラミドでは、線維芽細胞を増やす線維芽細胞賦活作用が認められているデータがあるものもあります。

一方、コラーゲンやヒアルロン酸はどうでしょうか?

浸透性の観点では、コラーゲンやヒアルロン酸は分子量が大きいことが欠点として挙げられます。もちろん、ナノ化技術で小さくした成分もありますが、その役割は保湿であって、その力はセラミドよりも劣るのです。

つまり、もともと肌の真皮にあるコラーゲンやヒアルロン酸と化粧品に含まれているコラーゲンやヒアルロン酸とでは役割が違うのです。

こうした点からも、セラミドを配合したエイジングケア化粧品は非常に高い保湿効果が期待できるといわれています。

4)組み合わせてより高い保湿効果を!

今、セラミドの保湿成分としての優れた点について触れましたが、人のセラミドの場合と同じで、化粧品成分としてのセラミドもそれだけにこだわらず、他の保湿成分を組み合わせることが大切です。

水分を保持する成分としては、次のものがあるので、参考にしてください。

多くの化粧品はセラミドだけでなく他の保湿成分やエイジングケア化粧品成分も配合されています。

セラミド化粧品の選び方は、後程詳しく説明します。

5)セラミドが向く肌質、向かない肌質は?

セラミドは、刺激も少なく使いやすい成分です。

だから、基本的にはどんな肌質にも合う化粧品成分なのです。

肌質には、普通肌、脂性肌(オイリー肌)、乾燥肌、乾燥性脂性肌(インナードライ肌)の基本的な4つのタイプに加え、混合肌などもあります。

このうち、乾燥肌、乾燥性脂性肌(インナードライ肌)は、特にセラミドが向く肌質です。

また、混合肌も顔の一部が乾燥しているので、セラミドが向く肌質です。

普通肌の方は、幸い乾燥が無いお肌なのでセラミドによる強い保湿の必要性を感じないかもしれませんが、加齢とともにお肌は乾燥しやすくなるので、エイジングケアを意識するならセラミド化粧品がオススメです。

最後に、脂性肌ですが、実はこの中には、生まれつきの脂性肌ではなく乾燥による脂性肌の方もいます。

そんな場合は、セラミド化粧品で保湿することが良い選択肢なのです。

6)セラミドは顔以外のパーツに使っても良いの?

顔以外のパーツにセラミド化粧品を使ってはいけない理由はありません。

問題はセラミドの価格です。一般的にボディクリームやハンドクリームなどは、価格がフェイス用に比べて安価です。

だから、セラミド、特にヒト型セラミドが含まれているスキンケアアイテムは高価格になる傾向にあります。

最近では、価格が少しアップしますが、ヒト型セラミドを配合したエイジングケア世代向けのボディクリームやハンドクリームも登場しています。

本格的に手肌のエイジングケアデコルテのケアを行いたいなら、セラミド化粧品を使いましょう。


3.セラミド化粧品を選ぶポイントは?

最近は、化粧水をはじめ、美容液や乳液、保湿クリームなど、セラミドを配合した色々なエイジングケア化粧品が開発されており、日々進化しています。また、手軽さで人気のオールインワン化粧品にもセラミドが配合されているものがあります。

たくさんある化粧品の中から、より良いものをどう選べばいいかのポイントを紹介します。

1)セラミドの種類で選ぶ

セラミドといっても、エイジングケア化粧品成分に配合されている種類は多数あります。

多数ある中でも、やはり「ヒト型セラミド」がオススメです。

なぜなら、「ヒト型セラミド」はヒトの肌に存在しているセラミドとほぼ同等の構造を持ち、他の合成セラミドなどに比べて保水力が高く、比較的刺激が少ないというメリットもあります。

化粧品原料としてのセラミドは、次の4種類に大別されます。

<合成由来>

①ヒト型セラミド

ヒトのセラミドに近い構造になるように、酵母を利用して生成された化粧品成分です。

化粧品成分の表示は、セラミド1セラミド2セラミドNPセラミドAPなどです。

②合成セラミド

セラミドに類似した物質を化学的に合成したもので、疑似セラミドとも呼ばれています。

化粧品成分の表示は、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどです。

<天然由来>

①天然セラミド

馬などの脳や脊髄から抽出される動物由来の化粧品成分です。

化粧品成分としての表示は、ビオセラミドセレブロシドウマスフィンゴ脂質です。

②植物性セラミド

コメ、トウモロコシ、大豆、コンニャクなど植物由来の化粧品成分です。

化粧品成分の表示は、植物性セラミドコメヌカスフィンゴ糖物質などです。

ヒト型セラミドの場合、化粧品の成分表示の際、必ず「セラミド2」「セラミドNP」「セラミドAP」など、「セラミド○○」と数値や英語の表示があります。

このヒト型セラミドの中で、人の肌に最も多いものは、「セラミド2」です。

基本は、セラミド2が入っていて、さらに「セラミド1」「セラミドNP」「セラミドAP」など、他のヒト型セラミドもいくつか含まれる化粧品がおすすめです。

2)セラミドは、化粧水ではなく美容液や保湿クリームで取り入れる

セラミドは保湿効果の高い成分ですが、どちらかと言えば、化粧水に配合するには不向きな成分です。

セラミドは「脂溶性」なので、「水」でできている化粧水にはやや溶けにくい性質があり、化粧水に配合されていたとしても配合量は少ないものが多いのです。

化粧水の主な役割は、水溶性の成分を与えて、次に使うエイジングケア美容液や保湿クリームの浸透を高めることです。化粧水の基本的な成分は「水」なので、「水」と相性の良いエイジングケア化粧品成分が配合されたものを選びましょう。

水溶性のエイジングケア化粧品成分は、ナールスゲンネオダーミルプロテオグリカン水溶性ビタミンC誘導体などがあげられます。

これらの成分はセラミドの保湿機能を引き上げる効果もあるので、化粧水にはナールスゲン、ネオダーミル、プロテオグリカン、水溶性ビタミンC誘導体が配合されたものを使い、美容液や保湿クリームにセラミドが配合されたものを使う方が保湿効果を高めることができます。

セラミド配合の化粧水に効果がないわけではありませんが、セラミドの保湿力を発揮させるには、エイジングケア美容液や保湿クリームからセラミドを取り入れることをオススメします。

セラミド配合の化粧水、美容液、保湿クリームの選び方については、下記の記事を参考にしてください。

セラミド化粧水は効果的?ランキングではわからない選び方

セラミド美容液のエイジングケア視点で考える選び方・使い方

セラミドクリームの口コミやランキングに頼らない選び方

セラミド配合の保湿クリーム

3)セラミドの配合濃度を確認する

化粧品の成分表示は、配合濃度の多い順に記載するようになっているので※、全成分表示の中でセラミドが上位に記載されているものを選びましょう。

※配合量が1%未満の成分と着色剤のみ順不同となっています。

配合量は企業秘密の場合が多く、尋ねても教えてくれないことが多いのですが、製品に自信のある企業は教えてくれる場合がありますので、配合濃度を尋ねてみるのも良い製品を選ぶポイントの1つになるかもしれません。

全成分表示について理解することは、化粧品を正しく理解することにつながります。ぜひ、「全成分表示は、エイジングケア化粧品の理解を助ける!?」の記事もお読みください。

4)セラミド化粧品の価格で選ぶ

セラミド配合のエイジングケア化粧品であまりにも低価格なものは避けた方が良いと思います。ヒト型セラミドは、一般的に高価格なエイジングケア化粧品成分です。十分な配合濃度で複数のセラミドを配合すれば、低価格で販売するのは難しいと言えます。

さらに、エイジングケア化粧品なら、保湿だけでなく、美白や抗しわなど他の機能を持つ成分を配合している場合も多いでしょうし、低価格の商品は避けた方が無難です。

5)セラミド化粧品の提供企業で選ぶ

その企業の広告や情報提供のあり方、接客などを鑑みて、信頼できる企業の化粧品を選びましょう。最近では、良心的で信頼できる企業も多いのですが、残念ながらそうでない企業があることも事実です。

花王「キュレル」やポーラ・オルビスグループのディセンシア「アヤナス」など、化粧品メーカーはもちろん、医薬品メーカーからも「ヒフミド」や「アルージェ」などのセラミド化粧品が開発されています。

それぞれの企業のホームページや発信している情報内容、評判などをしっかり確かめましょう。

6)セラミド以外の成分にも注目する

セラミドを配合している化粧品は、それだけを配合している場合はほとんどなく、他にも保湿成分やエイジングケア化粧品成分を配合しています。

セラミドとは違うタイプの保湿成分がどんなものかをチェックしましょう。

例えば、コラーゲン、ヒアルロン酸は、水分を抱え込むタイプの保湿成分です。

アミノ酸やグリセリンは、水分を吸着するタイプの保湿成分です。

これらの保湿成分は、美容液にも含まれているので、セラミドと一緒に使えば、より保湿効果が高まります。

また、皮脂膜に近いはたらきをするのが、シアバター、スクワランなどです。

これらは、保湿クリームによく含まれるので、これがあればセラミドの補完的なはたらきが期待できます。

また、セラミドには無いはたらきをするエイジングケア化粧品成分にも着目しましょう。

ビタミンA誘導体(レチノール)ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体などの抗酸化作用を持つ成分、またナールスゲンやネオダーミルなどのコラーゲンやエラスチンを増やすサポートをする成分が一緒に配合されていれば、エイジングケアへの効果がより期待できます。

一方、安全性に注意が必要な成分もあります。

防腐剤であるパラベンやフェノキシエタノールなどは多くの化粧品に含まれます。

これらは、基本的に安全ですが、中には刺激を感じる方もいます

自分に合わない防腐剤がある場合は、それらが配合されていないものを選びましょう。

また、合成香料や合成着色料は、スキンケアやエイジングケアには不要です。

これらは避けた方が無難なので、配合されていないセラミド化粧品を選びましょう。


4.ナールスのセラミド配合化粧品のご紹介

ナールスブランドの化粧品は、すべてエイジングケアを意識したものです。

3つのアイテムにセラミドを配合しており、美容液、保湿クリーム、ハンド美容ジェルがあります。

いずれも、合成着色料や合成香料はフリーで、できるだけ防腐剤にも配慮しています。

ナールスユニバ

「育む」「攻める」「守る」のエイジングケアを同時に実現することをサポートするナールスブランドの第2弾

ナールスゲン®を推奨濃度で配合し、3種のヒト型セラミド(セラミド2、セラミドNP、セラミドAP)、油溶性ビタミンC、シアバターなどを配合したエイジングケア保湿クリーム。

インナードライ肌や敏感肌などでセラミド不足を感じる方にピッタリの保湿クリームです。

パラベンもフェノキシエタノールも配合していませんので、この2つに刺激を感じる方でもお使いいただけます。

ナールスユニバの関連情報はコチラ

インナードライや敏感肌を改善するメカニズムは?

ナールスネオ

目元や口元のエイジングサインを集中的にケアするナールスブランドの第3弾

ナールスゲン®を推奨濃度で配合し、ネオダーミル、プロテオグリカン、ヒト型セラミド2などを配合したエイジングケア美容液。

ほうれい線やたるみ毛穴が気になる方にピッタリの美容液です。

ナールスネオには、キャリーオーバー成分として微量のパラベンとフェノキシエタノールが含まれます。

ナールスネオの関連情報はコチラ

美魔女がナールスネオを語る

ナールスロゼ

「香りを楽しむ」「リラックスしながら本格的な手肌のエイジングケア」をコンセプトにしたナールスブランドの第5弾

ナールスゲンを推奨濃度で配合し、バラの女王ダマスクローズを50%という超高濃度で配合。

さらに、ヒト型セラミドやビタミンC誘導体などを配合したハンド美容ジェル。

ベタつかないのでオールシーズン使っていただけます。

ナールスロゼには、パラベンもフェノキシエタノールも全く配合していません。


5.食べ物やサプリで補える?

お肌の中のセラミドが減少すると、角質層の保水機能やバリア機能が低下してしまいます。

セラミドは、化粧品でお肌へ補うことが可能ですが、食事やサプリメントから取り入れることもできます。

食べたセラミドが、そのまま肌のセラミドになることはありませんが、セラミドを作る力をサポートするため、エイジングケアにはとても良いことです。

セラミドを含む食べ物や増やす食べ物は、セラミドの生成を助けるはたらきがあるナイアシンと一緒に摂取すると一層効果が期待できます。

食事でセラミドを補給する

また、植物由来のセラミドを使用したサプリメントを毎日0.6g、4週間摂取した後、皮膚の水分蒸発量が減少し、皮膚の保湿性が向上したという結果が報告されています。

(坪井 誠.FOOD STYLE 2006;21:10)

食事からでは補いきれない場合の選択肢として考えるのもいいかもしれませんね。

セラミドを含む食品や、セラミドと一緒に取りたいナイアシンの情報はコチラ

*セラミドを食べ物、飲み物で!乾燥肌としわにも効果が期待?

また、セラミド以外にも、健やかな素肌にとって大切な栄養素について知りたい方は、コチラの記事をお読みください。

美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで

しかし、やはり即効性を期待するならセラミドはエイジングケア化粧品で補う方がいいでしょう。


6.セラミドを減らさない洗顔とクレンジング方法

スキンケアで、セラミドを減らしてしまうリスクが高いものとしては、洗顔クレンジングが挙げられます。

クレンジングはメイクを落とすもの。最近のメイクはくずれにくくできているため、それを落とすクレンジング料には、強い界面活性剤が使われています。クレンジング料で強く肌をこすりすぎたり、長時間顔にのせていると、メイクだけでなくお肌のセラミドも溶けて流れてしまうのです。

クレンジングは1分以内、できれば40秒以内で済ませ、比較的優しいクリームまたはジェルタイプのものを選びましょう。

また、洗顔も同様に強くこすりすぎたり、2分以上の長い洗顔、1日に何度も洗顔するなどは、お肌の角質層を傷め、セラミドが洗い流されてしまうことに繋がります。

優しいクレンジング料と洗顔料を選び、適度な時間と回数を心掛けてセラミドを減らさないようにしましょう。

クレンジングとセラミドの関係についての詳しい情報は、「セラミドを減らさないエイジングケア!間違ったクレンジングはNG」をご覧ください。


7.セラミドを減少させないスキンケアと生活習慣とは?

セラミドとは、自分の肌に存在している成分ということをご説明しましたが、皮膚の中で作られるセラミドは20歳を過ぎると徐々に減少し、40歳前後で約半分、70歳前後で約30%まで減少すると言われています。

では、どうすればセラミドの減少を予防できるのでしょうか。

ふだんのスキンケアや生活習慣を見直すことでできる、セラミド不足を防ぐための対策を考えてみましょう。

1)入浴

先程、間違った洗顔は、お肌の角質層を傷付け、セラミドが洗い流されてしまうことに繋がることを説明しましたが、入浴もセラミドを減少させてしまうことがあるので注意が必要です。

熱いお湯は角質層をふやかし、保湿成分を流出させる原因になってしまうため、38~39℃程度のぬるめのお風呂やシャワーがおすすめです。また、あまり長時間お風呂に浸かるのは避け、20分程度にしましょう。

ただし、HSP(ヒートショックプロテイン)を増やすという点では、40℃ぐらいの熱めのお湯につかることも有用なので、週1~2回程度取り入れても良いでしょう。

また、洗顔同様に、体をゴシゴシ洗うのも避けましょう。ボディソープをよく泡立て、手のひらを使ってやさしく洗うだけでも汚れは十分落とせます。

お風呂上りは、タオルなどで優しく水気を拭き取ってから、すぐに保湿するようにしましょう。

2)睡眠

お肌の生まれ変わりを促す成長ホルモンが最も多く分泌されるのが22:00~2:00と言われています。

この時間帯に良質な睡眠をとることができれば、お肌のターンオーバーを整え、セラミドの生産を促すことに繋がります。

良質な睡眠をとるためには、以下のようなことを心掛けてください。

就寝2時間前には食事を終わらせ、何も食べないようにしましょう。

これは、就寝前に血糖値を下げ、眠りにつく頃に体温が下がった状態にしておくためです。

就寝1時間前にはゆっくりと入浴し、副交感神経に切り替えます。

できるだけTVやPC、スマートフォンのブルーライトを見ないように心掛け、ストレッチなどで体をほぐしてリラックスしておくと、深い眠りにつきやすくなります。

睡眠不足は肌荒れの原因です。

睡眠不足が続くと、成長ホルモンの分泌が減り、ターンオーバーが遅れ、肌の中のセラミドも減少していく一方です。

大切なのは良質な熟睡をとること。そのためには、入浴で心身をリラックスさせたり、寝つきがよくなるアロマを炊いたりして、質の良い睡眠が取れるように心掛けましょう。

枕や寝具などにこだわるなど、少しの工夫で眠りの質を上げることができます。

睡眠と美肌の関係はコチラ

“美肌は夜つくられる”は、ホント!?

3)運動

適度な運動をすることは、血行やリンパの流れをよくして新陳代謝を促します。

血行やリンパの流れがよくなることで、食事から摂った栄養分がきちんと肌に届くようになりますし、ターンオーバーを促し、セラミドの生成を増やすことに繋がります。

定期的に体を動かすことが大切なので、ジョギングやウォーキングなど手軽にできるものから始めるのもいいでしょう。

時間を決めて運動をするのが難しい場合は、日常生活の中で体を動かす習慣をつけましょう。

階段を頻繁に利用したり、早歩きで歩いたり、お風呂上りにストレッチをするだけでも効果があります。

ウォーキングについては、コチラの記事を参考にしてください。

エイジングケアに良い姿勢とウォーキング | 高岡よしみさん特別寄稿

4)紫外線

紫外線は、セラミドによってつくられている皮膚のバリア機能を低下させるため、紫外線対策は万全に行ってください。

せっかく規則正しい生活をして、セラミドを化粧品で補っても、紫外線対策を怠ってしまっては全てが台無しです。

紫外線対策についてはコチラ

紫外線によるエイジング「光老化」とフォトフェイシャル治療

紫外線ダメージ、効果的に防ぐには?

5)その他のポイント

喫煙は血行が悪くなるので、お肌のターンオーバーをさまたげます。

さらに、セラミドの生成もさまたげてしまいます。

また、タバコの煙がお肌に付着することも、肌荒れの原因になります。

喫煙は、受動喫煙も含めできる限り避けましょう。

タバコがお肌に及ぼす影響はコチラ

喫煙がお肌の老化を加速!タバコで老け顔になる原因と対策

このほか、日常生活のなかで気をつけないといけないのが体の冷え顔冷え

体が冷えて血行不良になるとお肌のターンオーバーが乱れます。それと同時にセラミドの産生量が減少するからです。

また、ストレスも自律神経を乱してターンオーバーが乱れる原因となり、新しいセラミドの産生に影響を及ぼします。

お肌に必要なセラミドを保持するため、ターンオーバーを常に正常に保つように心がけましょう。

煙草 喫煙


8.セラミドの異常による皮膚の病気

セラミドの減少と皮膚の病気の関係も明らかになってきました。

ここでは、2つの皮膚の病気とセラミドの関係を紹介します。

1)セラミドと老人性乾皮症の関係

老人性乾皮症という皮膚の病気とセラミドの関係が明らかになってきました。

老人性乾皮症は、肌の乾燥が進み、角層にひび割れができて、粉をふいたようになってしまう病気です。

その名のとおり、「老化」と関係の深い皮膚の病気で、60歳以上の高齢の方に多く、秋から冬の乾燥の季節に症状が出やすいことが知られています。

実は、この老人性乾皮症、セラミドの減少と関係しているのです。

詳しくはコチラ

セラミドと加齢と乾燥による病気「老人性乾皮症」の関係は?

2)セラミドとアトピー性皮膚炎の関係

アトピー性皮膚炎は、免疫の異常とアレルギー反応が関わる皮膚の病気です。

日本皮膚科学会の定義では、「増悪・寛解を繰り返す、瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ(「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」より)」とされています。

アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚は、そうでない人に比べて、角層の水分保持機能やバリア機能が著しく低下していることがわかっています。

さらに、バリア機能に関連の深いセラミドが減少していることもわかってきました。

詳しくはコチラ

セラミドと皮膚の病気「アトピー性皮膚炎」の関係は?


9.セラミド化粧品による肌悩みの対策と限界

最後に、水分保持力が高くバリア機能の正常化をサポートするセラミドが改善できる肌悩みとセラミドでも改善できない肌悩みについて整理します。

セラミドを含むエイジングケア化粧品であっても、化粧品は医薬品ではありません。

だから、期待できる範囲と期待できない範囲を理解して使うことが大切なのです。

1)セラミド化粧品の改善が期待できる肌悩み

セラミドは乾燥肌の原因であるバリア機能の正常化をサポートして、乾燥肌の改善に役立つ保湿成分です。

だから、乾燥肌が原因となる肌悩みの改善には効果的です。

などがセラミド化粧品で改善できる肌悩みです。

2)セラミド化粧品でも改善が期待できない肌悩み

一方、真皮や表情筋皮下組織が原因の肌悩みやメラニンなどが原因の肌悩みはセラミド化粧品では改善できません。

もちろん、これらの肌悩みも表皮のダメージの影響を受けるので、セラミド化粧品を予防的に使うことは良いことですが、目立った肌悩みの根本的な対策ではないことを理解しましょう。

などは、一度目立つと、セラミド化粧品でも改善できない肌悩みです。


10.まとめ

いまや誰もが知っているエイジングケア化粧品成分である「セラミド」。

その種類、はたらきや、セラミドを配合したエイジングケア化粧品の選び方などについて幅広く説明しました。

セラミドが、エイジングケアや健やかな肌のためにも大切な成分であることがご理解いただけたと思います。

是非、エイジングケア化粧品でセラミドを上手に取り入れて、健やかで美しい素肌を目指してください。

なお、乾燥肌の対策はすべてのエイジングケアの基本です。

是非、「乾燥肌の予防や改善対策は、正しいエイジングケアが大切!」も合わせてお読みくださいね。

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