老人性乾皮症は乾燥とセラミド不足!予防と改善の対策は?

老人性乾皮症に悩む女性

老人性乾皮症とは、エイジング(加齢)にともなって高齢の方のお肌の保湿因子が減少し、角質層の水分保持のはたらきが低下して、お肌が乾燥した状態のことです。

乾燥肌が進行したような状態で、皮膚に亀裂やかゆみ、湿疹をともなうことが多くなります。

この記事では、老人性乾皮症の症状や原因、予防方法、治療法、改善法などを幅広くご紹介します。

また、セラミドとの関係に迫ってみます。

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この記事を読むことで得られることは?

・ 老人性乾皮症の症状や原因がわかります。

・老人性乾皮症を予防するエイジングケアのポイントがわかります。

・老人性乾皮症を治療する医薬品の基本情報がわかります。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

この記事の目次を紹介する女性のイラスト

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1.老人性乾皮症かも?と気になるあなたへ

老人性乾皮症かもしれないと気にする女性

「老人性乾皮症は乾燥とセラミド不足!予防と改善の対策は?」をお届けします。

1)あなたの老人乾皮症の可能性は?

老人性乾皮症は、加齢が原因でお肌の乾燥が進んだものです。

あなたが60歳以上のご高齢で、次のような症状がありませんか?

ご高齢になると乾燥肌で悩むことが増えますが、今、挙げた症状があるなら、老人性乾皮症かもしれません。

年齢を重ねれば重ねるほどお肌は老化し、さまざまな肌悩みが増えますが、ドライスキンによる老人性乾皮症もその1つです。

だから、日常のスキンケアやエイジングケアで予防することが大切です。

また、症状がでたらひどくならないうちに医薬品での治療が必要です。

この記事では、老人性乾皮症の症状や原因、予防法、改善の対策を幅広くご紹介します。また、医薬品による治療の基本もご紹介します。

60歳以上の方で、からだのどこかの部位でお肌がカサカサしたり白い粉が吹いているなどが気になるなら、ぜひ、続きをお読みくださいね。

2)セラミドと老人性乾皮症の関係って?

セラミドのイメージ

エイジングケア化粧品保湿成分で有名なセラミド

実は、セラミドは表皮角質層にもとからあってバリア機能を果たすのに大切な成分です。

そして、老化と関係の深い「老人性乾皮症」。

最近、この皮膚の病気の一因に、セラミドの不足が関わっていることがわかってきました。

また、老人でない方で同じ病気を乾皮症や皮脂欠乏症または乾燥性皮膚炎といいますが、この場合もセラミドが少ない場合が多いのです。

60歳未満でもエイジングケア世代の方にとっては、冬の乾燥の時期には、特に知っていただきたいエイジングケアのトピックスです。

乾燥肌の対策乾皮症の予防を考えたい方も、ぜひ、続きをお読みくださいね。

<老人性乾皮症になる前に日々のエイジングケアでしっかり保湿>

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<この記事の大切なポイント>
  • 老人性乾皮症とは、乾皮症の1つ。60代以上の方に見られることが多く、乾燥肌が進むことで角質層にひび割れができ、粉をふいたような状態になったものです。
  • 高齢になればなるほど、セラミドなどが減ります。また、皮脂や天然保湿因子(NMF)なども減少します。そのため、お肌のバリア機能が下がり、老人性乾皮症になるリスクが高くなります。
  • 老人性乾皮症は、医薬品の保湿剤で治療を行います。ヘパリン類似物質、尿素、ワセリン、ビタミンA、ビタミンEなどが使われます。また、炎症がひどい場合は、ステロイドの外用薬も使われます。
  • 老人性乾皮症は、スキンケア化粧品を使って保湿することでも、予防が可能です。セラミド配合化粧品などでエイジングケアを行なうことが予防対策になります。
  • 老人性乾皮症は、肌に刺激を与えない入浴をはじめ日常生活で予防を心がけましょう。また、乾燥肌を防ぐ食べ物も積極的に摂りましょう。

2.老人性乾皮症とは?

老人性乾皮症とは何か考える女性

1)老人性乾皮症とは?

老人性乾皮症とは、お肌の乾燥が進み、表皮の角質層にひび割れができて、粉をふいたような見た目にまでなった症状の病気です。

老人性乾皮症では、乾燥によって皮膚のバリア機能が大きく低下しています。

<若い健康な肌>     <老人性乾皮症の肌>

若い健康な肌と老人性乾皮症の比較図

その名のとおり、「老化」と関係の深い皮膚の病気で、60歳以上の高齢の方に多く、秋から冬の乾燥の季節に症状が出やすいことが知られています。

また、春まで症状が続くことも多いようです。

そして、多くは湿度が高く汗をかきやすい時期である初夏になると症状が軽くなります。

症状の出やすい部位は、足(特に下腿伸側)、おなかから腰まわり、肩、太もも、腕などです。

さらに、手肌や足底でも深いひび割れが起こったり、真皮まで達してアカギレを起こすこともあります。

最近は、患者さんが増えていますが、高齢化と住まいの機密性が高まって、部屋が乾燥しやすくなっていることが影響しています。

そんな状況の中、高齢者では約95%に乾皮症の症状があり、その半数がかゆみを訴えているといわれています。

2)老人性乾皮症と乾皮症はどう違う?

老人性乾皮症と乾皮症の違いを考える女性

老人性乾皮症は、乾皮症の1つです。

加齢が主な原因で症状がでているものが老人性乾皮症です。

若い方や60歳未満での乾皮症は、加齢以外が原因によるものです。

たとえば、乾皮症の原因には、洗浄剤の影響、そのほかの刺激物との接触などがあります。

また、遺伝が原因の色素性乾皮症という病気もあります。

3)老人性乾皮症とアトピー性皮膚炎はどう違う?

老人性乾皮症とアトピー性皮膚炎は、その原因が違います。

アトピー性皮膚炎は、アトピー素因があることで起こる皮膚炎です。

アトピー素因とは、遺伝的または体質的にアトピーになりやすい素質です。

そんなアトピー性皮膚炎と老人性乾皮症の角質層の状態は似ている部分があります。

それは、ともにバリア機能が著しく低下していることです。ただ、その低下の程度は、アトピー性皮膚炎の方が大きいのです。

もちろん、異なるポイントもあるので、皮膚科医が診断で間違う可能性は極めて少ないでしょう。

具体的には、次の2点が異なります。

  • 角層細胞の面積は、老人性乾皮症では正常な状態より大きく、アトピー性皮膚炎では小さい傾向があります。
  • ターンオーバーは、老人性乾皮症では正常な状態より長く、延長傾向にありますが、アトピー性皮症炎では短い傾向にあります。

アトピー性皮膚炎の詳しい情報は、「セラミドが少ない!皮膚の病気「アトピー性皮膚炎」の原因は?」の記事をご覧下さい。


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3.老人性乾皮症の原因~セラミドの関係は?

老人性乾皮症に悩む女性のイラスト

1)お肌の老化が老人性乾皮症の原因

若くて健やかなお肌の方は、お肌のキメが整い、ハリツヤもあります。

また、くすみがなく、透明感のあるお肌、つまり、美肌です。

そして、素肌力が高く、アレルゲンや微生物などの外からの刺激にも耐えうるバリア機能を持っています。

しかし、加齢などによってバリア機能を守る保湿の3大因子である皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、角質細胞間脂質が少なくなっていくと、お肌が乾燥しやすくなります。

残念ながら年齢を重ねれば重ねるほど、この傾向は進んでしまうのです。

その結果、小さな外部刺激でも過敏に反応し、炎症による赤みやかゆみが起こってしまいます。

大まかにいえば、これが老人性乾皮症の原因ですが、もう少し詳しく見ていきましょう。

2)皮脂の減少

トリグリセライドを主成分とする皮脂は、老化とともに男性ホルモンの減少によって分泌が減りますが、もとから皮脂分泌の少ない下半身によく症状がでることが、老人性乾皮症が足でよく発症する原因の1つと考えられています。

皮脂は皮脂腺から分泌され、などと混じって天然の保湿クリームである皮脂膜をつくります。

この皮脂膜がお肌の水分の蒸発を防ぐはたらきをしますが、加齢によって皮脂の分泌量が減ると皮脂膜も減ってしまうのです。

また、皮脂は、主成分のトリグリセライドが皮膚常在菌によってグリセリンと脂肪酸に分解されることで保湿能を発揮しますが、加齢でその量が減ってしまいます。

このように、皮脂分泌量減少が老人性乾皮症の原因の1つとなるのです。

<年齢と皮脂の関係>
年齢と皮脂量の関係を表すグラフ

3)角質細胞間脂質の減少

角質細胞間脂質の約50%はセラミドです。

セラミドも、老化とともに減少しお肌の乾燥やバリア機能が弱まります。

老人性乾皮症がよくみられる下肢の皮膚では、若者の皮膚に比べて30%も低くなっていると言われています。

皮脂減少の影響よりもセラミドの減少の影響が、よりお肌の乾燥に影響を与えることから、セラミドの減少の影響が重要視されています。

つまり、セラミドの減少は、老人性乾皮症に大きな影響を与えているのです。

<セラミドの年齢の関係>
セラミドの年齢の関係のグラフ

<年齢と角質細胞間脂質の関係>
年齢と角質細胞間脂質の関係を表すグラフ

4)NMFの減少

NMF(Natural Moisturizing Factor=天然保湿因子)は、約50%がアミノ酸です。

また、PCA-Na尿素も含まれています。

NMFは、角質層内で保水をすることでバリア機能を担っていますが、加齢とともに減っていきます。

だから、NMFが減ることも、老人性乾皮症の原因の1つであることが推察されています。

<角質層の内部>
表皮の角質層の断面図

NMFの中でも、表皮顆粒層の細胞にあるケアトヒアリン顆粒に含まれるフィラグリンが代謝されてできたアミノ酸は、保水力に大きく貢献しています。

老人性乾皮症の患者さんでは、アミノ酸が減るほど重症度が高くなることが研究でわかっています。

<年齢と天然保湿因子の関係>
年齢と天然保湿因子の関係のグラフ

5)角質構造の衰え

高齢の方は、ターンオーバーが長くなります。

そうなると、古い角層が蓄積しやすくなり、若い方と比較して、20%~40%程度角層が厚くなることに。

その一方で表皮は萎縮していきます。

つまり、お肌がごわごわの角質肥厚になりやすいのです。

そのため、お肌の表面はキメの荒い凹凸の少ない状態となります。その結果、お肌が乾燥しやすいのです。

つまり、角質構造の衰えも老人性乾皮症の原因の1つです。

6)皮膚への強い刺激

年齢を重ねることに加え、皮膚への強い刺激を与えることも老人性乾皮症の原因の1つです。

具体的には、衣類による刺激、高温で長時間入浴するなど、不適切なお風呂の入り方、タオルでお肌を強くこする、石鹸を必要以上に使ってからだを洗う、刺激の強いボディシャンプーを使うなどがあります。

このように見ると、老人性乾皮症の原因は、お肌の乾燥、インナードライ肌敏感肌などと同じで、ターンオーバーやバリア機能が劣化してしまったことといえるのです。

この病気を予防するためには、保湿を中心としたエイジングケアの大切さが、ご理解いただけるのではないでしょうか?

ご自身がこの病気かも?と思われた場合は、エイジングケア化粧品だけでなんとかしようとせず、まずは皮膚科を受診されることをオススメします。


4.老人性乾皮症が進む前に対策を!

若い時は、バリア機能がうまくはたらいているとツヤツヤのお肌です。

<バリア機能が正常なお肌と低下しているお肌>
バリア機能が正常なお肌と低下しているお肌のイラスト

しかし、加齢でターンオーバーやバリア機能が劣化にともない、写真のようなガサガサに乾燥してしまいます。

乾燥したお肌のイメージ写真

老人性乾皮症は、この状態からさらに悪化した状態ですが、それが続くと、真皮に存在するかゆみの知覚神経線維が表皮にまで伸びてきます。

小さな刺激にもお肌が敏感に反応して、かゆみが出る皮膚瘙痒症になります。

かゆいのでかくと、皮膚の炎症を引き起こし、皮脂欠乏性湿疹(乾皮症性湿疹)に進みます。

さらに悪化すれば、貨幣状湿疹へと進んでしまいます。

こうした状態になると治療が大変になります。

だから、老人性乾皮症は早いうちに改善の対策を打つことが大切なのです。


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5.医薬品による老人性乾皮症の治療

老人性乾皮症を治療する皮膚科の医師

1)医薬品による治療の基本

老人性乾皮症の治療の基本は、医薬品の保湿剤を使うことです。

保湿剤は、「入浴後いつ塗るのが良いか」を示すエビデンスはありません。

10分以内でも1時間後でも保湿効果はかわりません。

それでも入浴後10分以内を目途に使うことがオススメです。

なぜなら、角質水分量は、清拭後、10分以降で急激に減ることが知られているからです。

また、保湿剤は連用で効果が高まることが知られているので、1日数回塗ることがよい方法です。

ただし、塗る回数を増やしても、効果がそれ以上ない「天井効果」が、乾燥肌では3~4回といわれているので、4回程度が目途ではないかと考えられています。

2)保湿剤の種類と特徴

老人性乾皮症の治療に使われる保湿剤は、モイスチャライザーと呼ばれます。

モイスチャライザーは、大きく油溶性のエモリエントと水溶性のヒューメクタントの2つに分かれます。

(保湿剤をモイスチャライザー(ヒューメクタントを含む保湿剤)とエモリエントの2つに分ける考え方もあります。)

①エモリエントとは?

エモリエントは、お肌の水分の蒸散、蒸発を防ぐことで、潤いを保持し皮膚を柔軟にする保湿剤です。

エモリエントは、白色ワセリン、黄色ワセリン、プロペト、天然油脂、ミツロウなどのロウ類など、密閉性の高い油分が用いられます。

エモリエントは、入浴後などの角質に水分を含んだ状態で使うと効果が高い製剤です。

安価ですが、べたつきなどのデメリットもあります。

医薬品のエモリエントとしては、ほかに酸化亜鉛セタノールなどが使われることがあります。

エモリエントのイメージ

②ヒューメクタントとは?

一方、ヒューメクタントは、水分を保持することで効果を発揮する水溶性の保湿剤です。

角質層の水分を保持するので、エモリエントより保湿効果が高いと考えられています。

ヒューメクタントには尿素製剤(ウレパールなど)、ヘパリン類似物質製剤(ヒルドイド)などがあります。

ヘパリン類似物質には、血行を促進させる効果もあります。

尿素には刺激があるため、連用には注意が必要です。

老人性乾皮症の治療薬は、医師や薬剤師の指示を守って使用することが大切です。

医薬品のヒューメクタントとしては、ほかにもビタミンAが主成分のザーネ軟膏、ビタミンAとビタミンEが主成分のユベラ軟膏があります。

3)かゆみがひどい場合の治療

老人性乾皮症で保湿剤だけでかゆみが軽減しない場合は、比較的作用に軽いステロイド外用薬を用いることもあります。

これは、短期間使って炎症やかゆみが軽減すれば中止して、保湿剤だけの治療に戻します。

また、痒み対策には、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤が用いられることもあります。


6.スキンケアやエイジングケア化粧品による老人性乾皮症の対策

乾燥肌対策のさまざまなエイジングケア化粧品

1)スキンケア化粧品による老人性乾皮症の対策の基本

老人性乾皮症は、医薬品による治療に加えてスキンケア化粧品による日常的な保湿も大切です。

つまり、乾燥肌のスキンケアをしっかり行うことが大切です。

特に、症状がひどくなる秋からは、皮脂欠乏性湿疹への移行を防ぐうえでも保湿をしっかり行うことが大切です。

スキンケア化粧品には、さまざまなタイプがありますが、保湿化粧水美容液では、グリセリンコラーゲン乳酸、アミノ酸、ヒアルロン酸プロテオグリカンなどのヒューメクタントが配合されています。

一方、シアバター、馬油などの美容オイルは、保湿クリームなどによく配合されます。

セラミドは、水分を挟みこんで保湿する成分ですが、グルコシルセラミドなどは水溶性なのでセラミド化粧水との相性がよい成分です。

一方、ヒト型セラミドなど他の多くのセラミドは油溶性のため、セラミド美容液セラミドクリームを使いましょう。

老人性乾皮症の対策でスキンケア化粧品を選ぶ基本は、刺激が少なくお肌に優しい製品を選ぶことです。

アルコール、合成着色料、合成香料などを含まない化粧品がオススメです。

基本的には、敏感肌向けの化粧水敏感肌向けの化粧品を選ぶようにしましょう。

ただし、使用後に刺激を感じたり、赤みやかゆみが出た場合は、使用を中止して早めに皮膚科医に相談しましょう。

2)エイジングケア化粧品で老人性乾皮症予防

エイジングケア化粧品で老人性乾皮症を予防する女性

お肌が乾燥しがちであっても、老人性乾皮症にまでなっていない場合、エイジングケア化粧品を老人性乾皮症予防に使うことも可能です。

老人性乾皮症予防のエイジングケアを考える場合、セラミドが保湿と深く関係しているからといって、セラミドが配合されていれば、どんなエイジングケア化粧品でもよいわけではありません。

セラミド配合のエイジングケア化粧品を選ぶ場合でも、極力、低刺激の化粧品を選んだほうがよいでしょう。

老人性乾皮症で化粧品を選ぶ考え方と同じで、エイジングケア化粧品の選択は、無香料、無着色、ノンアルコール、パッチテスト済みのものなど、安全性が高いものがよい選択肢です。

もちろん、皮脂の減少、NMFの減少の対策も大切ですから、セラミドに加えて、アミノ酸やスクワラン、シアバターなどが含まれた保湿クリームがオススメです。

3)乾皮症予防のエイジングケア化粧品の選び方

乾皮症予防のエイジングケア化粧品を選ぶ女性

エイジングケア化粧品は、年代別でも選び方が異なります。

化粧水ランキング美容液ランキングなどだけに頼らず、自分の年齢や肌質エイジングケア化粧品成分を理解して選びましょう。

エイジングケア化粧品の選び方は、次の記事も参考にしてください。

20代でもエイジングケア化粧品は必要?オススメと選び方

30代、初めてのエイジングケア化粧品。失敗で老け顔に!

40代だからこそ考えたいエイジングケアと化粧品の選び方!

50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!

60代・70代でも大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方

4)オススメのセラミドは?

老人性乾皮症を気にする女性

セラミドは、ヒト型セラミドがよい選択肢なので、エイジングケア化粧品の全成分表示に、「セラミド2」「セラミドNP」「セラミドAP」など、数値や英語の表記があるものがオススメです。

ヒト型セラミドの詳しい情報は、「セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方」の記事をご覧下さい。

なお、セラミド配合のエイジングケア化粧品でセラミドを補っても、自分自身のセラミドにはなりません。

ヒト型セラミドでも同じです。

エイジングケア化粧品などに含まれるセラミドで、自分のお肌のセラミドが増え、病気が治るわけではありませんので、ご注意下さい。

5)セラミドを増やす成分も老人性乾皮症におすすめ

最近、注目浴びているのがセラミドを増やす成分です。

ナイアシンアミド3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)、ライスパワーNo11があります。

このうち、ナイアシンアミドとライスパワーNo.11は医薬部外品の成分としても使われます。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)は、両親媒性のビタミンC誘導体です。

ナイアシンアミドは、シワ改善肌荒れ改善の効能を持つ成分です。

ライスパワーNo.11は、「醸造発酵」という技術によって、イネ科植物ジャポニカ米を複数の微生物によって発酵・熟成させて得られる米発酵エキスです。


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7.日常生活でできる老人性乾皮症を予防対策

正しい生活習慣で老人性乾皮症を予防する女性
老人性乾皮症になったら、まず皮膚科を受診し、治療に取り組むことが大切です。

その上で、日常のスキンケアによる保湿も大切です。

保湿は、エイジングケアの要であり、エイジングケア化粧品だけではなく、日常生活を通じて考えましょう。

エイジングケアやアンチエイジングにつながる生活は、「アンチエイジング的生活習慣は肌老化予防にエイジングケアより大切」を参考にしてください。

1)室温を湿度60%以上に!

老人性乾皮症の症状は、湿度が上がる春から夏では緩和されることから、湿度と関係が深いと考えられています。

秋、冬では、加湿器を使い、洗濯物を部屋干しにするなどで、湿度を60%以上に上げる工夫をしましょう。

この病気でなくても、エイジングケアの対策としても大切です。

また、夏場や冬場はエアコンをつけるので、特に気をつける必要があります。

乾燥肌や乾皮症の予防には、「エアコンによる乾燥肌には保湿と加湿~冬のエイジングケア~」を参考にしてください。

2)入浴方法と入浴剤は?

入浴する女性

入浴そのものは、お肌の表面の汚れや古くなった角層を洗い流し、皮膚を清潔に保つ上で大切です。

また、新陳代謝を活発にしてターンオーバーの常化をサポートします。

しかし、長時間の入浴、何度も湯船に入ることは、皮脂、NMF、セラミドなどを流しすぎてしまうので、避けましょう。

からだを洗う場合は、低刺激の洗浄剤を使って、優しく洗います。

ゴシゴシ洗いを避ける、ナイロンタオルの使用も避けて、木綿のタオルを使うなど、刺激を極力避けましょう。

入浴剤の使用は効果的ですが、硫黄が入ったものを避け、セラミド、グリセリン、スクワランなどの保湿成分が入った低刺激タイプのものを選びましょう。

また、温泉も上手に入らないと老人性乾皮症のリスクが高くなります。

お風呂や温泉については、「乾燥肌、敏感肌の方のためのお風呂と温泉の知識」も参考にしてください。

これらは、通常のエイジングケアでも同じですね。

ほかにも、洗剤などに触れる場合は、なるべくゴム手袋を使用することやお肌に直接触れる下着や寝具は、肌触りがソフトな素材を選ぶなど、手荒れ予防にもまだ工夫できることもあります。

3)食べ物でもお肌の乾燥を防ごう

乾燥肌を防ぐ野菜や果実

老人性乾皮症を予防するには、食べ物で内側から保湿を行うこともよい方法です。

老人性乾皮症を予防する上で、積極的に摂りたいのが、ビタミンA、B、C、Eなどのビタミン類、亜鉛や鉄などのミネラル、セラミドやα-リノレン酸です。

乾燥を防ぐ食べ物や美肌のための食べ物については、下記を参考にしてくださいね。

セラミドを食べ物、飲み物で!乾燥肌とシワにも効果が期待?

乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?

美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで

美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?

野菜の食べ方で美肌に差がつく!?エイジングケアによい野菜

フルーツで美肌になる!栄養素と美容効果と食べ方

年齢を重ねれば重ねるほど、老人性乾皮症のリスクは高くなるので、日常生活での予防や改善の対策を実践しましょう。


8.まとめ

まとめ記事

老人性乾皮症の症状や原因、予防方法、治療法、改善法などを幅広く紹介しました。

いかがだったでしょうか?

老人性乾皮症と有名なエイジングケア化粧品成分でもあるセラミドや皮脂、NMFの減少が関係していることがおわかりいただけましたでしょうか。

60代になれば誰もがリスクが高くなります。

もし老人性乾皮症の症状が現われたら、早く皮膚科を受診して治療しましょう。

また、予防のための乾燥肌対策も大切です。

老人性乾皮症でもエイジングケアでも、基本は保湿。

そして、食べ物などの日常生活、刺激の少ない洗浄や入浴も大切です。

エイジングケアでも老人性乾皮症のような皮膚の病気でも基本を大切にしましょう。

この記事「老人性乾皮症は乾燥とセラミド不足!予防と改善の対策は?」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。

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(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。

ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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