ほうれい線の表情筋対策と顔の運動・エクササイズを考える

ほうれい線の原因の1つが表情筋の衰えであるって聞いたことありますよね?

真皮の衰えや皮下組織・皮下脂肪の衰えと並んで、表情筋の衰えは、ほうれい線の大きな原因の1つ。

この記事では、そんな表情筋の構造と役割、ほうれい線を消すための表情筋対策をご紹介します。

お金を使わずに表情筋対策を試したいなら、ぜひ、この記事をチェックしてくださいね。

また、章ごとにまとめをつけているので、あなたの読みたい箇所を探して読んでいただくことも可能です。

ほうれい線の表情筋対策と一緒に使いたい!

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1.ほうれい線ケアのために表情筋対策や顔のエクササイズに興味のある方へ

ほうれい線の主な原因は、顔のたるみです。

そして、たるみの原因の1つが、表情筋の衰えです。

たるみは、真皮の衰えによるコラーゲンエラスチンの変性・減少、皮下組織・皮下脂肪の劣化も大きな原因ですが、加齢などによる表情筋の衰えとともに進行するのです。

また、表情筋の衰えは、ほうれい線だけでなく、むくみしわ目の下のたるみ目の下のくまなどのエイジングサインの進行の原因にもなります。

ですから、表情筋を健やかで若い状態にキープすることは、ほうれい線対策そのものであり、また、他の肌悩みやエイジングサインの対策にもなるのです。

つまり、表情筋を鍛えることは、ほうれい線の予防、ほうれい線の改善に加えて、お肌の老化の防止につながるのです。

エイジングケア化粧品では表情筋対策はできませんので、エクササイズなどの地道な取り組みがほうれい線の予防の1つの手段として大切です。

この記事では、表情筋の種類や役割からほうれい線対策のエクササイズなどまで、幅広く紹介します。

「エイジングケア化粧品以外のほうれい線対策を知りたい」

「お金をかけずに表情筋対策でほうれい線対策を行いたい」

「表情筋の知識をしっかり身に付けたい」

とお考えの方は、ぜひ、続きをお読みください。

なお、ここでは、ほうれい線の原因について、詳しく紹介しませんので、それについて深く知りたい方は、「ほうれい線の原因と20代、30代、40代、50代の年代別特徴」をご覧ください。

さらに、対策についての詳しい情報は「ほうれい線を消す、改善するための対策がすべてわかる!」をご覧ください。

表情筋の対策より、「早くおすすめのほうれい線ケアのエイジングケア化粧品を知りたい!」という方には、コラーゲンやエラスチンを増やすナールスゲンとビタミンC誘導体を配合し、乾燥による小じわでできたほうれい線を消すサポートをする「ナールスピュア」がおすすめです。

また、ほうれい線対策のエイジングケア化粧品の選び方は「ほうれい線を解消したい!エイジングケア化粧品選びのコツ」をご覧ください。

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • 表情筋の衰えは、ほうれい線の大きな原因の1つです。
  • 表情筋は、身体の筋肉とは違って、皮膚に直接つながっているため、表情に大きな影響を与えます。
  • 表情筋は、30種以上あって、相互に影響を与え合っていますが、ほうれい線と特に関わりの深いのは、口輪筋(こうりんきん)、小頬骨筋(しょうきょうこつきん)、大頬骨筋(だいきょうこつきん)、頬筋(きょうきん)、笑筋(しょうきん)の5つです。
  • 表情筋を鍛えることは、ほうれい線対策になります。
  • しかし、即効性があるわけではなく、また、どの方法がよいかのエビデンスがないので、試してみて自分に合う方法を見つける必要があります。

2.表情筋の役割とほうれい線の関係

1)表情筋とは

表情筋とは、その名の通り、顔の表情をつくっている筋肉です。

身体の筋肉は、骨と骨を繋いでいますが、顔の筋肉は皮膚に直接つながっています。

顔が豊かな表情をつくることができるのは、こうした表情筋が直接、顔表面のお肌を動かすことができるからです。

この表情筋は、30種類以上もあって、相互に関係しあうことで、顔の動きや表情をつくり出しています。

ですので、表情筋は、ほうれい線をはじめ、マリオネットラインゴルゴラインもお肌のたるみが原因でできてしまうのです。

このように表情筋は、お肌の深い悩みと関わっています。

ほうれい線対策をはじめ肌のたるみを防ぐために、顔の運動やエクササイズで表情筋のケアをしっかり実践しましょう。

2)主な表情筋の種類・役割とほうれい線の関係

表情筋の主な種類は、次の通りです。

顔の表情筋の詳しいイラスト

①前頭筋(ぜんとうきん)

眉毛の上から縦に伸びている表情筋です。

眉を上げるはたらきがあり、動かすとしわをつくります。

この筋肉が衰えると額に横ジワが目立ちます。

頭皮のたるみとも関係の深い表情筋です。

②皺眉筋(しゅうびきん)

眉間の縦じわをつくる表情筋です。

目がまぶしい時や不快な感情がわくとよく動きます。

③眼輪筋(がんりんきん)

目の周りある表情筋です。

眼瞼(まぶた)を閉じさせる働きをする筋肉で、顔面神経によって支配されています。

この筋肉が衰えると目尻のしわや上まぶたのたるみ、目の下のたるみが現れます。

④頬筋(きょうきん)

上下あご関節から口角に向かって伸びている表情筋です。

口角を斜めに持ち上げるはたらきがあります。

頬筋は、口輪筋につながっていて、フェイスラインをつくっています。

頬筋が衰えると口元がたるみます。

⑤口輪筋(こうりんきん)

唇の周りを円状に囲んでいる表情筋です。

口を閉じたり突き出したりすることで、口元のさまざまな表情をつくり出します。

この筋肉が衰えると口元のたるみ・しわにつながり、ほうれい線が目立つ原因となります。

他の表情筋の約7割とつながっているので、顔の表情への影響が大きい筋肉です。

⑥頤筋(おとがいきん)

唇の下から顎に向かって伸びる表情筋です。

下顎を押し上げて顎のラインを引き締める働きをします。

頤筋が緊張し、大きな負荷がかかると、下あごのしわ(梅干しじわ)の原因になります。また、頤筋の衰えは、二重顎の原因にもなってしまいます。

⑦小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

口元や頬を斜めに引き上げて、笑顔をつくるはたらきをする表情筋です。

小頬骨筋が衰えると、頬にたるみができて、ほうれい線の原因になります。

⑧大頬骨筋(だいきょうこつきん)

口角を引き上げて大きな笑顔をつくるのに中心的なはたらきをする表情筋です。

大頬骨筋を鍛えることで、ほうれい線の予防につながります。

⑨笑筋(しょうきん)

口元から外側のエラに伸びている表情筋です。

口元を引っ張ることで、笑顔をつくります。

口輪筋だけでなく、口角の皮膚やあごの皮膚ともつながっています。

⑩咀嚼筋(そしゃくきん)

食べ物を噛む際に、顎を閉じる表情筋で、咬筋(こうきん)とも呼ばれます。

柔らかい食べ物ばかり食べていると、咀嚼筋が発達せずに歯並びが悪くなってしまうことがあります。

⑪口角下制筋(こうかくかせいきん)

上唇と口角を下方に引っ張る表情筋で、頤三角筋とも呼ばれます。

この筋肉が弱まると、口角から下あごの縦じわ、つまり、マリオネットラインの原因になってしまいます。

⑫広頚筋(こうけいきん)

下あごから上胸までに伸びる幅の広い表情筋です。

首を支えるはたらきがあります。

広頚筋が衰え弱くなってくると、お肌の重みを支えきれずにたるみの原因になり、マリオネットラインを目立たせます。

代表的な12の表情筋を紹介しましたが、一般的な生活では、全体の30%しか使われないそうです。

表情筋は相互につながっているので、影響を与え合っていますが、特にほうれい線と関係が深いのが、口輪筋(こうりんきん)、小頬骨筋(しょうきょうこつきん)、大頬骨筋(だいきょうこつきん)、頬筋(きょうきん)、笑筋(しょうきん)の5つです。

したがって、ほうれい線の表情筋対策はこの5つを意識することが大切です。

表情筋の衰えによるほうれい線を気にする女性


<第2章のまとめ>

表情筋とは、顔の筋肉で皮膚に直接つながっています。表情筋は、30種以上ありますが、それぞれが互いに関与しながら、顔の表情をつくる役割を果たしています。

このうち、ほうれい線と関係の深い表情筋は、口輪筋(こうりんきん)、小頬骨筋(しょうきょうこつきん)、大頬骨筋(だいきょうこつきん)、頬筋(きょうきん)、笑筋(しょうきん)の5つです。

ほうれい線の予防や対策は、この5つの表情筋を意識しましょう。


3.顔の表情筋を鍛えるメリットとデメリットは?

しかし、本当に表情筋を鍛えることで、ほうれい線の予防や改善の対策になるのでしょうか?

表情筋を動かして鍛えるべきか、動かさないほうがよいかは、アンチエイジングに関わる専門家の間でもさまざま考え方があります。

例えば、「表情筋を過度に動かすことで、かえってしわが増える」という説と、「表情筋を鍛えれば、しわになりにくい」という説とで議論があるのです。

最終的な結論が確定したわけではありませんが、現時点では、大きな差はないとの考え方が主流のようです。

1)ほうれい線の表情筋対策のメリット

では、ほうれい線を解消するために、表情筋を鍛えるメリットはないのでしょうか?

絶対的な正解を出すのは難しいのですが、間違った方法や過度に行わなければメリットが多いと考えるべきです。

なぜなら、表情筋を鍛えることで、少なくとも血行がよくなるので、その効果があると考えられるからです。

具体的には、

  • 血行不良で起こる青グマ、むくみ、くすみが解消される可能性がある
  • 表情筋のたるみが改善して、ほうれい線の予防や解消が期待できる
  • 顔の肌の代謝にもよい影響を与え、ターンオーバーの正常化が期待できる

などです。

これらのメリットは、やはりほうれい線対策にもメリットとなりそうです。

大きな改善が期待できるかどうかは別としても、ほうれい線の予防や、今以上に進まないことが期待できるなら、エイジングケア化粧品を使うことと合わせて、表情筋の対策を行うことで相加効果も期待できるかもしれませんね。

他にも、

  • 口角を上げて笑顔をつくることを続けると、がん細胞などを攻撃するNK細胞が活性化するので、免疫力が高まる
  • 口元の表情筋が鍛えられると、噛み合わせが整い、神経やホルモンバランスにもよい影響を与える

なども期待できます。

笑いや笑顔が、健康やアンチエイジングによいことはエビデンスもあります。

また、顔の運動、エクササイズなどは、

  • 特別なことをしなければ、あまりお金がかからない
  • どこでも行うことができる
  • 安全性に問題がない(誤った方法で行わない限り)
  • 表情筋は、他の筋肉と比べて、鍛えれば効果が出やすい

などのメリットがあります。

2)ほうれい線の表情筋対策のデメリットは?

一方、

  • ほうれい線に即効的な効果があるわけではない
  • 根気よく続ける必要がある
  • やり方によっては効果がでないし、どんな方法でも合わないこともある

という場合もあります。

ほうれい線は、表情筋以外にも真皮の衰えや皮下脂肪の衰えなども原因なので、表情筋の対策だけで、解消するものではありません。

また、お肌の乾燥などもほうれい線の原因になるので、乾燥肌の原因を取り除くなど乾燥肌の対策も大切です。

3)ほうれい線の表情筋対策は、笑顔で!

しかし、表情筋の衰えがほうれい線の原因の大きなウエイトを占めることも事実です。

したがって、エイジングケア化粧品だけではなく、表情筋のマッサージやトレーニングなどを、ほうれい線対策に取り入れることもよい選択肢となりそうです。

さらに、ほうれい線対策以外でもメリットがあります。

ほうれい線のある・なしにかかわらず、顔の筋肉が健やかでやわらかく、笑った顔の美しい女性は周りによい印象を与えます。また、若く見える上に、女性らしさを強調することができます。

かつて、全く笑わない、表情を変えない人のことを「附子(ぶす)」と呼びました。これは、現在の「ブス」の語源のようですが、表情筋を健やかに保つことは、「附子(ぶす)」を解消する上でもよい方法になりそうです。

なお、笑いとエイジングケアの関係については、「笑いが美肌をもたらす?エイジングケア効果とアンチエイジング」も参考にしてください。

笑顔が素敵な女性


<第3章のまとめ>

表情筋の対策には、メリットとデメリットがあります。

メリットは、お金がかからない、場所を問わない、基本的には安全、他の肌悩みが解消できることも期待できるなどです。

一方、デメリットとしては、即効性はあまり期待できない、根気が必要、間違ったやり方で行えばお肌や筋肉を傷つけるなどです。

表情筋の対策にはメリットが大きいので、正しい方法で試してみるのには価値のある方法です。


4.ほうれい線のために表情筋や顔の運動・エクササイズの実際

ほうれい線を解消するための表情筋の対策は、美顔ローラー、顔面エキスパンダー、パタカラ体操など、器具やほうれい線対策グッズを使ってエクササイズを行うものから、舌を回す方法、頬を膨らませる方法、顔面マッサージなど多岐にわたります。

どれがよいのかは、人それぞれ異なるので、特定の方法をおすすめするのは難しいのが正直なところです。

■表情筋対策のポイント

  • 表情筋は、身体の他の筋肉より薄く繊細なので、過度な刺激を与えないように慎重に行う
  • 一方、身体の他の筋肉より効果が現れるのが早いことが期待できる
  • 表情筋の役割と構造を理解して、自分がどの表情筋を鍛えているかをイメージして行う
  • 表情筋を鍛えれば、ターンオーバーがよくなり、ほうれい線以外の肌悩み解消や美顔効果もある
  • 鏡を見ながら、こまめにチェックを行うことで意識付けを行う

また、どの方法も正しく行わなければ、かえってほうれい線を目立たせることになってしまいます。

器具などを使う場合は、必ず提供企業が推奨する方法で行いましょう。

ここでは、3つの表情筋のエクササイズとマッサージのポイントを紹介します。

1)あいうえお体操

あ・い・う・え・おの順で口を動かすのでこの名前が付いた表情筋のエクササイズです。

あいうえお体操 ①~⑤を10回程度繰り返す

①全体に大きく口を広げて「あ~」

②口の両端を左右に大きく広げながら「い~」

③唇を尖らせ、前に押し出して「う~」

④口角を上方左右に広げて「え~」

⑤口を大きく上下に伸ばて「お~」

これで血液やリンパの流れが改善したり、表情筋がほぐれることでしわの予防にもつながります。

こんな簡単なエクササイズで、ほうれい線のエイジングケアが行えるのですが、あいうえお体操は効果が表れるまで1カ月程度かかると言われています。

それを補完する上では、頭皮マッサージを足すこともよい方法です。

人間の顔の皮は頭部から続いているので、重力に逆らって皮膚を持ち上げてくれていた頭皮の引っ張る力を鍛えると、相乗効果も期待できます。

2)フグ体操

とても簡単で、ほうれい線対策としてはポピュラーな方法です。

フグ体操 ①②を数回繰り返す

①呼吸は鼻から行い、フグのように頬に空気をたっぷり入れて膨らます

②目の下の筋肉(眼輪筋)が動くまでを意識して、息を吐いて頬を目一杯くぼませる

無理をしてはいけませんが、少し口元がだるくなるくらい、あるいは少し筋肉痛になるくらい繰り返すことが効果的です。

3)ベロ回し体操

この体操もほうれい線対策としてポピュラーなものです。

ベロ回し体操

①口を閉じたまま口の中で舌を右に20回まわす

*この時、歯茎や歯の間、歯の土台と舌の間の空間まですべてを細かく舐めまわす

②口を閉じたまま①とは反対のまわし方で舌をまわす

1日3回やると早い人で数日後には効果が現れるそうです。

このベロ回し体操は、舌を回す際、頬の筋肉を持ち上げるようにして回すと頬の筋肉を柔らかくし、コリが取れやすくなります。

また、口周りの血行も促進し、二重顎の解消にも役立ちます。

さらに、唾液の分泌量も増えるので虫歯や口臭予防にもなると言われています。

ほうれい線以外でも、頬の筋肉を刺激することで代謝が高まり、タ―ンオーバーが促されるので、エイジングケア全体にとってもプラスです。

4)割り箸を使った表情筋トレーニング

割り箸を使って、口角を引き上げる表情筋トレーニングがあります。

この方法は、嚙み合わせの矯正も期待できるほうれい線対策の1つです。

①割り箸を横にして口にくわえる

割り箸を、糸切り歯で噛むような感じで、しっかりと深めに噛みましょう。

②歯の嚙み合わせのチェック

歯の嚙み合わせと歯茎の状態をチェックしましょう。

前歯が上下左右にずれていないかと歯茎の露出の状態を確認します。

歯茎が大きく露出している場合は、手で歯と口元のラインを修正しましょう。

③口角のリフトアップ

割り箸の線よりも口角を上げた状態を1分間継続しましょう。

口の力だけできないときは指先を使ってもOKです。

この状態を習慣化することで、表情筋を鍛えます。

5)ペットボトルを使った口輪筋のトレーニング

ペットボトルを使って表情筋を鍛えるトレーニングも、ほうれい線の予防や改善に役立ちます。

①500mlの空のペットボトルを1つ準備し、100ml程度の水を入れます。

②ペットボトルを歯は使わずに唇でくわえます。(難しい場合は、水を減らして調整)

③ペットボトルを持ち上げて、10秒間程度キープ。

④これを3回繰り返します。

最初は無理のない範囲で始め、慣れてくれば、時間、水の量を調整して自分にあった負荷をかけましょう。

表情筋のエクササイズによるほうれい線対策で、美しいお顔や素肌が手に入り、身体の他の部分のメンテナンスのきっかけがつかめることもあります。


<第4章のまとめ>

表情筋対策として、あいうえお体操、フグ体操、ベロ回し体操、割り箸を使ったトレーニング、ペットボトルを使ったトレーニングをご紹介しました。それぞれ、手順とポイントを示しましたので、参考にしてみてください。


5.表情筋のためのフェイスマッサージ

表情筋も身体の筋肉同様、血行が悪くなるとコリが起こります。その結果、ほうれい線にも悪影響を与えます。

そこで、エクササイズと並んでフェイスマッサージを取り入れることも、ほうれい線の表情筋対策の1つとなります。

マッサージは、エクササイズよりソフトな方法なので、効果もソフトですが、お肌に刺激を与えないように行えば、筋肉を傷めるリスクの低い安全な方法です。

ほうれい線のフェイスマッサージを行う女性

それでは、具体的に表情筋のマッサージについて紹介します。

1)フェイスマッサージの準備と環境

頬の筋肉がこっている場合、顔は体温よりも低い温度である可能性があります。顔が冷えている状態でマッサージをしてもすぐに血行は戻りません。

電子レンジでチンした蒸しタオルを顔に乗せたり、または30度から40度のぬるま湯で洗顔してからマッサージすることを考えましょう。

また、表情筋マッサージを行うタイミングは、1日で最もリラックスできる入浴時がよいでしょう。

朝の洗顔時にぬるま湯を使って行うのもいいのですが、朝は何かと忙しくなりがちなので、朝に余裕がないなら、夜の入浴時がおすすめです。

2)マッサージの支点もほうれい線ケアに大切

ほうれい線予防・改善のための表情筋マッサージでポイントとなることは、頬の筋肉を動かす時にどこに支点があるかということです。

頬や下あごの筋肉は首の後ろや頭と首の境目、耳の周辺からのびています。

頬の筋肉のコリをほぐそうと思ったら、これらの筋肉の大元から順番にもみほぐすことをおすすめします。

また、首周りを回転させることで、筋肉をほぐすのも有効な方法です。

これらの2つの動作によって、頭の周りの表情を司る筋肉をほぐすことができます。

3)表情筋のフェイスマッサージの手順

前で紹介したポイントを踏まえて、ほうれい線予防と改善に効果のあるマッサージ手順は、

  • 首を左右に回す(3回ずつ)
  • 首と頭の境目のツボを親指で押す
  • 親指で押した位置から耳を中心にして後ろから前に順にツボを押す
  • 耳の後ろから真上の部分を揉む

となります。

ここでのポイントは、顔の皮膚を頭に引き上げるようにして頭皮を揉むということです。そうすることで、たるんでいた皮膚が頭の方に引き上げられて本来のあごのラインにフィットします。なお、筋肉が固くなっている場合は、頭皮をずらすような揉み方はしない方がよいでしょう。

次いで、マッサージで柔らかくなった他の筋肉を「ベロ回し体操」や「あいうえお体操」などで動かし、頬の筋肉を鍛えることもよい方法です。

この時、まだ頬の筋肉が動きにくい場合は、お風呂のお湯にタオルを浸けて温め、水気を絞って顔に当て、筋肉を温めてみましょう。

そして、最後の仕上げに、たるみのできやすいほうれい線の周囲と下あごの周囲、目の周りを指圧して終了です。

ほうれい線対策だけでなく、顔面マッサージ後は血色がよくなって化粧のりもよくなるので、無理のない範囲で習慣にしましょう。

ほうれい線の予防と改善には、顔の運動やエクササイズだけでなくケアも必要です。これらの両方を入浴時にやることで一層の効果が期待でき、同時に他の身体の部位のマッサージ、エクササイズを行うきっかけにもなります。

その上、気持ちがいいとなれば、やってみる価値はあるのではないでしょうか。


<第5章のまとめ>

ほうれい線ケアの方法の1つとして、表情筋のフェイスマッサージをご紹介しました。それぞれ、手順とポイントを示しましたので、正しい方法で実践しましょう。


6.食べ物・食べ方で考える表情筋の対策

1)ほうれい線の表情筋対策は、食べ物や栄養素も大切

①筋肉に大切な必須アミノ酸

表情筋は、たんぱく質でできていますから、食べ物でたんぱく質の元となるアミノ酸やたんぱく質をつくるサポートをしてくれる栄養素を摂ることが大切です。

中でも大切なのは必須アミノ酸。

必須アミノ酸とは、体内では十分な量を合成できず、栄養分として摂取しなければならないアミノ酸のことです。

必須アミノ酸 9種

  • トリプトファン
  • リジン
  • メチオニン
  • フェニルアラニン
  • トレオニン
  • バリン
  • ロイシン
  • イソロイシン
  • ヒスチジン

このうち、バリン、ロイシン、イソロイシンを「BCAA」と呼びます。

BCAAは、Branched Chain Amino Acidsの頭文字の略号で、その分子構造から分岐鎖(ぶんきさ)アミノ酸とも呼ばれます。

BCAAは、主に骨格筋で代謝されエネルギー源になる必須アミノ酸であること、また筋たんぱく質中に多く含まれていることから、注目度が高まっているのです。

BCAAは、ほうれい線ケアのための表情筋対策には、積極的に摂りたいアミノ酸です。

バリンは、マグロの赤身やプロセスチーズに豊富です。

ロイシンは、カツオや鶏のむね肉に豊富です。

イソロイシンは、豚ロースや卵に豊富です。

なかでも、「ロイシン」に対する注目が高く、それは、ロイシンが筋肉を成長させる上で、大きな役割を果たしているからです。

ただし、ロイシンは皮脂を分泌させてニキビや毛穴の黒ずみや詰まりの原因になるリスクもあるので、摂り過ぎには注意が必要です。

②ビタミンDやオメガ3脂肪酸も大切

他では、ビタミンDは筋細胞にたんぱく質をつくるよう働きかけ、筋繊維を太くするのを助けるので、ほうれい線の表情筋対策のために必要です。

ビタミンDは、骨を丈夫にしてくれる栄養素として有名ですが、たんぱく質の合成とも深い関係があるのです。

ビタミンDは、カワハギ、さけ、ます、にしん、うなぎなどに豊富です。

さらに、イワシやサバなどの青背の魚の魚油に多く含まれるDHAやEPAといったオメガ3脂肪酸は、抗炎症作用があり筋繊維の老化を防ぐため、表情筋の萎縮を予防する可能性があります。

これらもほうれい線の表情筋対策のために積極的に摂りましょう。

2)今、注目!筋肉を増やす成分HMBとは?

ほうれい線対策の栄養素のイメージ写真

最近、アスリートや筋肉を鍛えたい方の間で注目の成分があります。

それが、「HMB」です。

HMBとは、「β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸」の略号です。

このHMBは、必須アミノ酸の1つであるロイシンを摂取すると、それが代謝されて体内で生合成されるのです。

このように、HMBはロイシンが代謝されてできるのですが、ロイシンの摂取量の5%しか合成できません。

つまり、100gのロイシンを摂っても5gのHMBにしかならないのです。

こうした理由から、HMBそのものを摂取する方が効率的だと考えられています。

それをサポートするのが、HMBサプリメントです。

HMBは筋肉を成長させる栄養素なので、表情筋にとっても何らかのよい影響を与える可能性もあると思われます。

どこまで直接的にほうれい線対策になるかは不明ですが、HMBに含まれるアミノ酸は、お肌のコラーゲンをつくる源です。

今後はHMBを活用したほうれい線対策のサプリなどが誕生するかもしれませんね。

表情が豊かな女性

3)食べ物をしっかりと噛むことも表情筋対策

最近では、昔に比べると柔らかい食事が多くなりました。

そのため、食べ物をしっかり噛む機会が減っています。

これが、顎の筋肉などが弱い原因の1つであり、若い時からほうれい線が目立つ原因の1つである可能性があります。

だから、食べ物をしっかり噛むことは、表情筋を鍛え、リフトアップやほうれい線の対策になるのです。

さらに、免疫力を上げる効果やダイエット効果もあるのです。

柔らかい食べ物ばかりでなやく、スルメや根菜、干物類などを食べる機会を増やし、自然に噛む習慣つける工夫で表情筋を鍛えましょう。

また、ガムなどを噛むことでその頻度を増やすことも表情筋対策になります。


<第6章のまとめ>

ほうれい線の表情筋対策には、食べ物や栄養素を摂ることやしっかりと食べ物を噛むことも大切です。

栄養素としては、たんぱく質のもととなるアミノ酸、ビタミンD、オメガ3脂肪酸、さらには今話題のHMBなども積極に摂りたい栄養素です。


7.まとめ

表情筋の種類や役割、ほうれい線との関係について、ご理解いただけたでしょうか?

表情筋の衰えは、ほうれい線の原因であるたるみの大きな原因です。

そして、表情筋はエイジングケア化粧品では改善できないので、エクササイズで鍛えたり、マッサージでコリをほぐして血行をよくするなどの方法で対策することが必要です。

その手段は器具を使うものから、手軽にできるものまでさまざまですが、正しい方法で続けることが大切です。

こうしたほうれい線対策は、即効性があるものは少ないので、地道に続けることが必要です。

それでもお顔全体のエイジングケアにとって、長い目で見ればメリットは大きいといえます。

ぜひ、エイジングケア化粧品や食事などの対策と合わせて、ほうれい線ケアの1つとして表情筋の対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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