ヒト幹細胞コスメとは?効果と役割、安全性を知ろう!

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今、話題のヒト幹細胞コスメ。肌老化やエイジングケアに期待の美容アイテムです。

しかし、正しく理解できているのでしょうか?また、効果はどこまで期待できるのでしょうか。

この記事では、ヒト幹細胞コスメの正しい知識と効果、安全性について幅広くご紹介します。

<この記事の大切なポイント>
  • 幹細胞とは、自己複製能と分化能を持つ細胞です。つまり、自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂することができる能力と自分のからだをつくるさまざまな細胞をつくり出す能力とがあります。
  • 幹細胞コスメは、ヒトの脂肪細胞由来、臍帯血由来、植物由来の培養液を使った化粧品です。最近では、iPS細胞の培養液を使ったものも登場しています。
  • ヒト幹細胞培養液には、豊富なたんぱく質、糖質、脂質に加えて多様な成長因子やサイトカインが含まれています。それらが、肌の細胞の活性化やコラーゲンを増やすはたらき、ターンオーバーを促進するはたらきを担っています。
  • ヒト幹細胞培養液は、基本的には安全な成分で刺激性も報告されていません。だから、肌質を選ばず使うことが可能です。しかし、新しい成分なので未知の問題が出てくるリスクも否定できません。
  • ヒト幹細胞培養液でおすすめは、脂肪細胞由来です。なぜなら、さまざまな成長因子が豊富で効果への期待が高いからです。また、防腐剤ほか添加物を含まない成分がおすすめです。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

この記事の監修者
ナールスコム店長 村上清美

ナールスコム

ナールスコム店長 村上清美

メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。

<保有資格>
コスメコンシェルジュ
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト

ヒト幹細胞コスメとは?効果と役割、安全性を知ろう!の目次

読みたいところから読める目次

1.ヒト幹細胞コスメが気になるあなたへ

ヒト幹細胞コスメが気になる女性

「ヒト幹細胞コスメとは?効果と役割、安全性を知ろう!」をお届けします。

最近、化粧品成分の機能性はどんどん進化しています。

特にエイジングケア化粧品については、皮膚を健やかに保つための補うケアから、肌本来のイキイキとした活力を高めるケアへの期待値が高まっています。

そのひとつが、テクノロジーの発展と再生医療への期待から生まれたヒト幹細胞コスメです。

従来からもEGF(上皮成長因子)FGF(線維芽細胞増殖因子)といった成長因子、プラセンタエキスなども注目されていましたが、最近では幹細胞コスメへの関心と期待が高まっています。

その理由は、「自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂することができる能力(自己複製能)と自分のからだをつくるさまざまな細胞をつくり出す能力(分化能)」という、幹細胞の特性への期待によるものです。

今では、幹細胞は臓器や皮膚の再生医療に応用されています。

しかし、ヒト幹細胞コスメには、「幹細胞そのもの」が入っているのではありません。また、再生医療に期待されるようなはたらきや効果を期待できるものではありません。

エイジングケア世代の女性にとっては、肌老化肌悩みへの改善の期待が大きいのですが、まだ解明されていることが不充分であったり、過度な期待もあるようです。

そこで、この記事ではヒト幹細胞コスメとは何か、その効果と役割、安全性などをできるだけ詳しく、かつエビデンスを参照しつつご紹介します。

「幹細胞って植物にもあるって本当?ヒトのものとの違いは?」

「ヒト幹細胞コスメってどんな化粧品なの?細胞がはいっているの?」

「ヒト幹細胞コスメはどんな肌悩みのケアが期待できるの?たるみも改善できる?」

「ヒト幹細胞コスメの安全性は?どんな肌質でも使えるの?」

「ヒト幹細胞コスメの選び方は?おすすめはどんなものなの?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<参考記事>

美意識の高い30代~50代女性のエイジングケアとヒト幹細胞培養液

2.幹細胞とは何か?

1)幹細胞とは?

幹細胞(Stem Cell)とは、自己複製能と分化能を持つ細胞です。

自己複製能とは、自分とまったく同じ能力を持った細胞に分裂することができる能力です。

一方、分化能とは、自分のからだをつくるさまざまな細胞をつくり出す能力です。

この2つの能力を発揮することで、発生や組織の再生などを担うことから再生医療やアンチエイジング、美容やコスメへの応用が期待されています。

また、実際に始まり、一定の成果が上がっています。

そんな幹細胞には、胚性幹細胞(ES細胞)、成体幹細胞、iPS細胞など、いくつかの種類があり、それぞれ少しずつ特徴が異なっています。

2)種類と特徴

①胚性幹細胞=Embryonic Stem Cell (ES細胞)

胚性幹細胞(ES細胞)は、授精後、胚盤胞の段階に発生した胚(内部細胞塊)より分離された幹細胞です。

発生の初期段階に生まれた幹細胞なので、ほぼすべての細胞に分化する万能細胞と考えられています。

②iPS細胞=induced Pluripotent Stem Cell

iPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授によりマウスの線維芽細胞から人工的につくられた幹細胞で、あらゆる細胞になることができる特徴があります。山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したことで、注目が高まりました。

その後、ヒトの細胞を用いたiPS細胞の作製にも成功し、再生医療やアンチエイジングへの応用など多くの分野で注目を浴びています。

③成体幹細胞=Tissue Stem Cell

成体幹細胞は、からだのさまざまな組織に存在している幹細胞です。

骨髄や脂肪に存在する間葉系幹細胞(mesenchymal stem cell=MSC)がその代表です。

ES細胞に比べると、多分化能は万能ではなく、発生過程や細胞死、損傷組織の再生において、新しい細胞を供給する役割を担っています。

皮膚由来、骨髄由来、脂肪由来のものなどがあります。

自己の幹細胞を治療に用いることができることから、現在、多くの臨床応用が進められています。

最近では、脂肪由来のMSCが注目を集めています。

その理由は、脂肪由来の幹細胞は採取が簡単で安全性も高く、免疫調整能に優れているので効果も多岐に渡るからです。





3.化粧品に使われる幹細胞は?

幹細胞について考える女性

幹細胞はヒト由来以外でも、植物由来と動物由来があります。

このうち化粧品の成分としてよく使われるのは、ヒト由来や植物由来、動物由来です。

最近では、ヒト由来幹細胞コスメに注目が集まっています。

1)ヒト幹細胞由来の培養液

医療や美容において最もよく使われるのは、ヒトの皮下脂肪から採取した脂肪由来の幹細胞です。

ただし、化粧品に使われるのは幹細胞そのものではなく、幹細胞を培養する際の上澄み液(培養液)です。

また、臍帯血(へその緒)を培養したヒト臍帯血幹細胞培養液が化粧品に使われることもあります。

さらに、2021年にはiPS細胞由来の培養液のコスメも登場しています。

2)植物幹細胞のエキス

植物では、種子の中の胚や根の先端、茎の付け根といった生命維持や成長に大切なパーツに細胞を分化させる能力が高い細胞があります。

これが植物幹細胞と呼ばれているものです。

栄養成分が豊富で、細胞分裂が活性化しているので高いエネルギーを持っています。

抗酸化力や保湿力は期待できますが、ヒト幹細胞培養液に含まれる成分とは異なるものです。

奇跡のリンゴといわれるウトビラー・スパトラウバーやアルガン培養エキス(アルガンセルエキス)エーデルワイス、ライラックなどが有名です。

3)動物幹細胞の培養液

ヒトの皮膚幹細胞と構造が似ているといわれる羊やブタ、馬といった動物の胎盤から採取された幹細胞が用いられます。幼い羊の毛根や、羊のプラセンタの幹細胞が比較的使われるようです。

細胞の活性化が期待できるといわれていますが、アレルギーを発症するリスクも否定できません。

そのため、動物幹細胞は国内ではまだ流通していないようです。


4.ヒト幹細胞コスメには使われる培養液の中身は?

ヒト幹細胞コスメには使われる培養液には、アミノ酸やたんぱく質、糖質、脂質に加えてEGF、FGFをはじめVEGF、HGF、IGF、アディポネクチンなど多くの成長因子が含まれています。

人間の細胞の表面には、その特定の機能をスタートさせるレセプター(受容体)というカギ穴のようなものがあります。

ヒト幹細胞培養液には、その穴に合致するカギになる成分(成長因子や活性物質)が豊富に含まれ、細胞が活性化することで効果を発揮すると考えられています。

たとえば、脂肪幹細胞培養液は、皮膚の幹細胞にあるSCF(Stem Cell Factor)受容体の活性化作用と細胞膜の安定化作用があります。

その結果、幹細胞を増殖させるととともに安定して維持できます。

ここでは、いくつかの成長因子についてポイントをご紹介します。

サイトカイン(成長因子)の主な種類を表す図

<参照元>

「新常識 ウェルエイジングという考え方」(現代書林)

1)EGF(上皮成長因子)の効果

表皮の細胞を生み出し、肌のツヤ肌理を整えるはたらきがあります。

また、シワを予防・改善することで肌のハリをキープします。

さらに、傷を早く回復させるはたらきもあります。

2)FGF(線維芽細胞増殖因子)の効果

真皮にある線維芽細胞を増やすはたらきがあります。

また、血管内皮細胞を増やし、血管をつくるのを助けるはたらきがあります。

さらに、皮膚組織の修復や神経保護をサポートします。

3)TGF-α(トランスフォーミング増殖因子α)の効果

コラーゲンエラスチンの構造を強くして、肌の弾力を高めます。

また、新生細胞を生み出しシワを予防・改善します。

さらに、傷を早く回復させるはたらきもあります。

4)IGF-1(インスリン様成長因子-1)

新生細胞を生み出しシワを予防・改善します。

また、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を増やします。

さらに、毛根を刺激し毛髪を強くするはたらきや、無駄な脂肪を燃焼させる効果があります。

5)VEGF(血管内皮細胞増殖因子)

新生細胞を生み出しシワを予防・改善します。

また、血管内皮細胞を形成するはたらきがあります。

さらに、毛根に栄養を運び、発毛を促進します。

6)PDGF(血小板由来成長因子)

損傷を受けた皮膚細胞を修復するはたらきがあります。

また、コラーゲンの合成を促進し、シワを改善します。

さらに、育毛を促進します。





5.ヒト幹細胞培養液の化粧品に期待できる効果と安全性

1)期待できる効果は?

幹細胞培養液には今、説明したとおりさまざまなサイトカイン(細胞を活性化するホルモン)やグロースファクター(成長因子)含まれています。

それらが肌のエイジングケアにも良い効果をもたらします。

それらによって、表皮のターンオーバーが正常化することが期待できます。

その結果、表皮の角質層が健やかになることでキメの整った美肌が期待できます。

また、真皮の線維芽細胞にはたらきかけ、細胞外マトリックスであるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンをつくり出すはたらきがあります。

その結果、肌のハリやツヤをもたらします。

さらにメラニンを抑えるはたらきもあります。

ほかにもヒト幹細胞コスメには、発毛・増毛促進効果なども期待されています。

そのため、女性の薄毛ケア抜け毛予防にも使えます。

ヒト脂肪細胞培養液エキスの作用メカニズムを表す図

2)安全性は?

基本的には、化粧品成分として認可されているので、安全な成分と考えられます。

また、入っている成分がアミノ酸や糖質、脂質、成長因子などで刺激性のない成分です。

したがって、普通肌脂性肌はもちろん、混合肌乾燥肌敏感肌乾燥性敏感肌インナードライ肌のどんな肌質の方でも使うことが可能だと考えられます。

また、高齢の方の乾燥肌でも使えます。

しかし、どんな成分でも誰にでも安全とはいえません。

さらに、新しい成分なので未知な部分も否定できません、

だから、肌荒れかゆみ、赤みが出るほか、刺激を感じる可能性を100%否定することはできません。

つまり、化粧品かぶれ接触皮膚炎のリスクがまったくないとは言い切れないのです。

アトピー性皮膚炎があったり、肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。


6.どんな年代や肌悩みに使えるの?

幹細胞コスメはどんな年代や肌悩み、肌老化のケアに使えるのでしょうか?

1)どんな年代に良いの?

20代の若い世代はハリやツヤ、お肌の透明感も十分あります。

しかし、だんだん肌も衰えるので30代になるとエイジングケアが大切になってきます。

だから、ヒト幹細胞コスメは30代から使うことをおすすめします。

もちろん、40代や50代、それ以上の世代でも使えます。

また、20代で使っても問題はありませんが、高価なアイテムが多いので経済的な面からは、少し厳しいかもしれませんね。

<参考記事>

20代でもエイジングケア化粧品は必要?オススメと選び方

30代、初めてのエイジングケア化粧品。失敗で老け顔に!

40代だからこそ考えたいエイジングケア化粧品の選び方!

50代のエイジングケア化粧品の選び方と大切な7つの真実!

60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方

2)どんな肌悩みに良いの?

ヒト幹細胞培養液には、アミノ酸や糖質、脂質が含まれているので、保湿効果が期待できます。

だから、乾燥肌対策にも使えます。

しかし、それに加えて期待したいのは成長因子やサイトカインによる効果ではないでしょうか。

ここでは、ヒト幹細胞培養液ならではアプローチできる肌悩みについて取り上げます。

①ターンオーバーの乱れによる肌悩み

表皮は、4層に分けられ、下から基底層、有棘層、顆粒層、角質層に分かれます。

基底層でできた細胞は、細胞分裂を繰り返して徐々に押し上げられていきます。

そのプロセスでセラミド天然保湿因子(NMF)のもととなるフィラグリンが生まれます。

また、押し上げられた細胞は、最終的には角質(アカ)となってはがれ落ちます。

この一連の流れが、肌のターンオーバーです。

年齢とともにターンオーバーが乱れたり、遅くなっていきます。

また、ストレスや睡眠不足によって乱れてしまうこともあります。

その結果、乾燥肌や肌のゴワつきやザラつきがでたり、メラニンが排出されずにシミ顔のくすみが目立ったりします。

また、毛穴の悩み角栓などもターンオーバーの乱れやバリア機能の低下が原因です。

ヒト幹細胞コスメの成分である培養液は、ターンオーバーのサイクルを正常化するはたらきがあるので、これらの肌悩みのケアに効果が期待できます。

②エイジングサインの予防しわ・たるみ予防

しわや顔のたるみの原因はいくつかあります。

たとえば、乾燥によるほうれい線乾燥による小じわが目立ったり、紫外線によるコラーゲンやエラスチンなどのダメージ、加齢による女性ホルモン「エストロゲン」の減少で真皮が弱くなってしまうことです。

ヒト幹細胞培養液は、成長因子によって細胞を活性化することで、コラーゲンやエラスチンの産生をサポートします。

その結果、これらのエイジングサインに対して、予防美容的な効果が期待できます。

ほかにも目の下のたるみ目の下のくまたるみ毛穴などにも予防的に使うことができます。

しかし、皮下脂肪や表情筋などが原因の顔のたるみやしわ、ほうれい線を消すことはできません。

③紫外線のアフターケアにも

ヒト幹細胞培養液には、皮膚のダメージを防いだり炎症を鎮めるはたらきがあります。

そのため、紫外線のアフターケアにも使えます。

もちろん、紫外線は日焼け止めなどでしっかり対策することが大切ですが、ヒト幹細胞培養液配合のエイジングケア化粧品を使うこともおすすめです。





7.ヒト幹細胞コスメの選び方

ヒト幹細胞コスメの選び方のイメージ

1)おすすめは脂肪細胞由来

スキンケアやエイジングケアのためにヒト幹細胞培養液を選ぶなら、ヒト脂肪由来の幹細胞がおすすめです。

再生医療でも頻繁に活用されていて、成長因子もさまざまなものが含まれています。

脂肪細胞由来のものは、700種類以上のタンパク質、糖質と脂質、さらにEGF、FGF、VEGF、HGF、IGF、アディポネクチンなど30種類以上の成長因子を含んでいます。

2)安全性が高く信頼できるもの

まず、炎症を起こすサイトカイン(IL-6、IL-1)が入っていないことが大切です。

また、脂肪細胞の幹細胞培養液では、最先端の無血清かつ無菌的培養技術により培養したものがあります。

どれを選んでそれほど安全性に問題はありませんが、こうしたタイプがより安全です。

また、防腐剤ほか添加物を含まない成分がおすすめです。

製造工程で低分子化処理をするなどの工夫がされた幹細胞培養液なら、自然のままの培養エキスとして提供されています。

たとえば、ヒト脂肪細胞順化培養液(バチルス/ベニコウジ菌)/(ナツメ果実/ダイズ)発酵液は、天然の防腐作用のある「ナツメ果実発酵液」を使用することで防腐剤無添加を実現しています。

3)配合濃度は効果とバランスを考える

幹細胞培養液は、一定の濃度までは依存的に効果があがります。一方、価格もその分高くなってしまいます。

ずっと使い続けたいなら、高い濃度にこだわらずほかの成分とのバランスを重視して選びましょう。

一方、ヒト幹細胞培養液をダイレクトに実感したいなら、原液もおすすめです。

<参考記事>

インスタで多かった質問!私に合うコスメ・化粧品の選び方は?


8.ヒト幹細胞コスメだけに頼らないエイジングケアも大切

1)ほかの美容成分を一緒に使う

ヒト幹細胞培養液は、エイジングケアや美肌にとってとても良いはたらきがありますが、これだけですべての肌悩みをケアできるわけではありません。

従来からある保湿成分エイジングケア化粧品成分、また、そのほかの新しい機能性の高い成分もあわせて上手に使うことが大切です。

特に一緒に使って問題となる美容成分もないので、スキンケアの目的や肌悩みに合わせて考えましょう。

たとえば、保湿ケアに力を入れたいならセラミドと一緒に使うことがおすすめです。ほかにも最近ではフィラグリンを増やすマンダリンオレンジ果皮エキスやカワラヨモギ花エキスも保湿や肌荒れ予防におすすめです。

エイジングケアを強化したいなら、コラーゲンを増やす成分であるナールスゲンネオダーミルナイアシンアミドビタミンC誘導体レチノールレチノイン酸トコフェリルなどの成分と一緒に使うことで、肌のハリへの一層の効果が期待できます。

最近ではⅣ型コラーゲンを守るヒメフウロエキス(プリンセスケア)も注目の成分です。

また、酸化を防ぐはたらきのあるトコフェロール(ビタミンE)金コロイド、プラセンタエキス、糖化を防ぐはたらきで注目のカルノシンやビルベリーエキスを一緒に使うこともおすすめです。

1)内側からのアンチエイジングや健康も大切

美肌は化粧品だけでは実現できません。

ヒト幹細胞培養液を使いつつ、アンチエイジングや健康を意識した生活習慣を続けることでより高い効果を発揮できます。

まず、美肌のためには栄養素を食べ物で摂ることが大切です。

たんぱく質や糖質、脂質をバランスよく摂ったり、ビタミンABCEや鉄、亜鉛、銅などのミネラルも一緒に摂りましょう。

特に、ビタミンCはコラーゲンを増やすとともに美白効果もあるのでおすすめです。

また、質の高い睡眠を取ることやストレスを溜めないことも美肌に大切です。


9.ヒト幹細胞コスメに関するよくある質問

1)ヒト幹細胞コスメの効果とは?

ヒト幹細胞コスメは、成長因子やアミノ酸などによる効果を発揮します。

具体的には次のような効果があります。

  • 表皮のターンオーバーを正常化し、美肌へ導く
  • 線維芽細胞にはたらきかけ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を増やす
  • メラニンを抑えるはたらき
  • 保湿効果

 

2)ヒト幹細胞培養液は危険ですか?

ヒト幹細胞培養液は化粧品成分として安全性試験をクリアしているため、基本的には安全な成分といえます。

また、ヒト幹細胞培養液に入っているも、アミノ酸や脂質、糖質、成長因子などで、刺激性のある成分は見られません。そのため、どんな肌質の方にもお使いいただきやすい成分です。

しかし、未だ研究が続けられており未知な部分もあるという点と、化粧品成分が全ての人に必ずしも安全と言い切ることはできないため、不安な方はパッチテストを行うことをお勧めします。

 

3)ヒト幹細胞はシミに効果がありますか?

ヒト幹細胞培養液には、ターンオーバーの正常化を促す効果と、メラニンを抑えるはたらきがあることから、薄いシミ(出来始めのシミ)や顔のくすみには効果的と考えられます。

ただし、医薬部外品と認められた美白成分ではありません


10.まとめ

記事まとめ

ヒト幹細胞コスメとは何か、また効果と役割、安全性から選び方まで幅広くご紹介しました。

また、どんな肌質や肌悩みに使うのが良いかについても取り上げました。

いかがだったでしょうか。

化粧品はどんどん進化し、さまざまな美容成分が登場するようになりました。

そんな中で、再生医療でも使われているヒト幹細胞の培養液である幹細胞コスメは、美容マニアの間でも話題のエイジングケア化粧品。

さまざまな成長因子が含まれているので期待が大きな成分です。肌再生や細胞の活性化が期待できるので、エイジングサインの予防美容が可能です。

しかし、あくまで化粧品なのでアンチエイジングができるわけではなく、深いたるみやほうれい線までを消すことはできません。

ヒト幹細胞コスメもその役割や限界を知って正しく使うことが大切です。

この記事「ヒト幹細胞コスメとは?効果と役割、安全性を知ろう!」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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