NMF(天然保湿因子)は保湿に大切!表皮の角層にある成分

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NMF(天然保湿因子)とは、表皮の角質層にある成分です。

その名のとおり保湿に大切な成分で、バリア機能を担っています。

また、NMFはアミノ酸をはじめいくつかの成分でできたもので、アミノ酸はエイジングケア化粧品にも配合されます。

この記事では、NMFのはたらきや特徴を幅広くご紹介します。

<この記事の大切なポイント>
  • NMFは、天然保湿因子とも呼ばれる表皮の角質層にある保湿やバリア機能を担う大切な成分です。「ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター」の略称です。
  • NMF(天然保湿因子)は、単一の成分ではなく、50%程度が複数のアミノ酸で成り立っていて、ほかには乳酸塩、尿素やミネラルなどが含まれています。また、ターンオーバーの過程でフィラグリンからつくられます。
  • NMF(天然保湿因子)は、年齢とともに減少します。だから、必要な場合はエイジングケア化粧品成分であるアミノ酸成分で同じものを補うことも大切です。
  • 擦りすぎのクレンジングや洗顔など、誤ったスキンケアはNMF(天然保湿因子)を洗い流すリスクになるので避けましょう。また、洗浄力の強いクレンジング料や洗顔料も洗い流すリスクになるので避けましょう。
  • 食べ物でバランスよくたんぱく質を摂ることで、長期的にNMF(天然保湿因子)を維持することに繋がります。アンチエイジングを意識した日常生活を送りましょう。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

この記事の監修者
ナールスコム店長 村上清美

ナールスコム

ナールスコム店長 村上清美

メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。

<保有資格>
コスメコンシェルジュ
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト

乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
この記事の目次を紹介する女性のイラスト

1.NMF(天然保湿因子)に興味があるあなたへ

NMF(天然保湿因子)に興味がある女性

「NMF(天然保湿因子)は保湿に大切!表皮の角層にある成分」をお届けします。

NMF(エヌ・エム・エフ)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

また、エイジングケア化粧品によく配合されているアミノ酸は、NMFの原料であることをご存知でしょうか?

エイジングケア世代の方でも知らない方もいますが、NMFとは、天然保湿因子のことです。

元々お肌の角質細胞内にある成分で、角層水分を守っている保湿成分の1つです。

お肌のうるおいにとって大切な成分ですが、残念なことにほかの成分同様、NMF(天然保湿因子)も加齢によって減少してしまいます。

また、外的な刺激などで減ってしまうことも。

そのため、エイジングケア化粧品などで、外から補うことが必要になります。

この記事では、NMF(天然保湿因子)が何からできているのか、そのはたらきやエイジングケア化粧品との関係をご紹介します。また、外から補うためのおすすめのエイジングケア美容液を紹介します。さらに、NMF(天然保湿因子)を維持するためのスキンケアや日常生活について説明します。

「NMF(天然保湿因子)って一体何?どんな成分でできているの?」

「エイジングでNMF(天然保湿因子)は減るの?どうすればキープできるの?」

「NMF(天然保湿因子)の役割やはたらきは?教えて欲しい!」

「NMF(天然保湿因子)は、なぜ、エイジングケアに大切なの?理由を知りたい!」

「化粧品でもNMF(天然保湿因子)が補えるって本当?おすすめの化粧品は?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みください。

なお、保湿全般に関しては「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」で解説していますので、あわせてご覧ください。

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2.NMF(天然保湿因子)とは?

NMF(天然保湿因子)について教える女性

1)NMF(天然保湿因子)とは?

NMFとは、エヌ・エム・エフと呼ばれるお肌の表皮の角質細胞内にある水分を保持するはたらきをする成分です。

NMFは、Natural Moisturizing Factorの頭文字を取った略称で、「ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター」がその正しい名称です。

日本語では、「天然保湿因子」(てんねんほしついんし)と呼びます。

また、自然保湿因子と呼ばれることもあります。

NMF(天然保湿因子)は、表皮で皮脂からできる皮脂膜角質細胞間脂質セラミドコレステロールなど)と並んで、お肌のバリア機能保湿を担うとても大切な成分です。

NMF(天然保湿因子)は、単一の成分ではなく、ヒトが元々持っているアミノ酸やミネラルなど、となじみがよく水分を抱え込む機能がある成分の総称です。

2)NMF(天然保湿因子)は、どうやってできるの?

NMF(天然保湿因子)は、どうやってできるの?と考える女性

ここからは、かなり専門的な内容になりますが、ぜひ、お付き合いください。

表皮のいちばん内側の基底層では、細胞分裂によって毎日新しいケラチノサイト(角化細胞)が生まれます。

これが、有棘層を通り、顆粒層に進みます。

顆粒層にいくと、プロフィラグリンというたんぱく質ができます。

このプロフィラグリンは、表皮のターンオーバーに従って、角層細胞に移行してから分解されてフィラグリンというたんぱく質に変わります。

次に、このフィラグリンが、アミノ酸に分解されます。

そして、その一部がさらに代謝を受けると、NMF(天然保湿因子)になると考えられています。

さらに詳しくいえば、グルタミンはピロリドンカルボン酸に変わります。

また、ヒスチジンがtrans-ウロカニン酸に、アルギニンは尿素とオルニチンに、アスパラギン酸はアラニンに変わるのです。

また、最近では、フィラグリンからNMF(天然保湿因子)ができる際に、表皮で「ブレオマイシン水解酵素(BH)」という酵素がそのはたらきを助けていることがわかってきました。

このように皮膚では、NMF(天然保湿因子)を生成する過程で、複雑なメカニズムがはたらいているのです。

もちろん、ここまでの詳しいことは理解せずとも、NMF(天然保湿因子)はターンオーバーの過程でつくられることを知っておけば十分です。

<天然保湿因子ができるメカニズム>

天然保湿因子ができるメカニズムの図




3.NMF(天然保湿因子)の中身とはたらき

NMF(天然保湿因子)の中身とはたらきを調べる女性

1)NMF(天然保湿因子)の中身は?

NMF(天然保湿因子)は、アミノ酸(40%)、ピロリドンカルボン酸(およびその塩)(12%)、乳酸塩(12%)、尿素(7%)のほか、ミネラル塩類、有機酸(およびその塩)などの低分子の成分で組成されています。

最も多いアミノ酸も1 種類ではなく、グリシンアラニンプロリンセリンアルギニンリシングルタミン酸トレオニンなどさまざまなアミノ酸が混じっています。

また、ピロリドンカルボン酸ナトリウムもアミノ酸の代謝物です。

つまり、NMF(天然保湿因子)の半分以上がアミノ酸系の成分なのです。

<NMF内の遊離アミノ酸の組成>

セリン              30%

グリシン             18%

アラニン              9%

スレオニン             7%

アスパラギン酸           5%

その他               31%

2)NMF(天然保湿因子)のはたらきは?

水分を吸着するはらたきがあるNMF(天然保湿因子)

NMF(天然保湿因子)、角質細胞間脂質、皮脂膜の3つを保湿の三大因子と呼びます。

NMF(天然保湿因子)は、親水性が高いので、水分を吸着するはらたき、つまり保湿力が高く、角質層の弾力性や柔軟性を保つはたらきがあります。

つまり、NMF(天然保湿因子)が十分にあれば、お肌の潤いが保たれます。

また、NMF(天然保湿因子)は、肌のpHを下げ、弱酸性に保つはたらきもあります。

これによって皮膚常在菌のバランスも整います。

その結果、キメが整い肌のハリツヤがもたらされるのです。

逆に、NMF(天然保湿因子)が少なければ、お肌の水分を保つことができないので、化粧水などで水分を与えても、お肌の乾燥を防ぐ力が弱い状態になってしまうのです。

その結果、乾燥肌やそれが原因の肌悩みであるくすみ肌荒れになってしまうこともあります。

もちろん、NMF(天然保湿因子)だけで保湿が担えるわけではありませんので、角質細胞間脂質や皮脂膜もバランスよく保たれていることが必要です。

しかし、NMF(天然保湿因子)だけが不足しても、やはり乾燥しやすくなってしまうのです。

例えば、冬の乾燥肌乾皮症と皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)乾燥性皮膚炎老人性乾皮症アトピー性皮膚炎などでは、NMFの成分であるアミノ酸が減少し、角層内の水分が減ってしまうことが報告されている論文もあります。

また、老人性乾皮症やアトピー性皮膚炎では、セラミドが減っていることも報告されています。

お肌の乾燥の原因は「乾燥肌とは?原因は12の要素!メカニズムを知ることで対策」で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。

3)お肌の保湿におけるNMF(天然保湿因子)の位置付け

お肌の保湿におけるNMF(天然保湿因子)の位置付けを説明する女性
保湿とは以下の3つがすべて機能することが大切です

  • お肌に水分を与える(Give Water)
  • その水分を保湿成分で保持する(Keep Water)
  • 水分が蒸発しないようにふたをする(Cover Water)

そのうち、NMF(天然保湿因子)が担う役割は「Keep Water」です。

NMF(天然保湿因子)は、皮脂膜や角質細胞間脂質(セラミドなど)とともに、角質層の保湿の大きな役割を果たしています。

ただ、そのはたらき方はそれぞれ異なります。

NMF(天然保湿因子)は、水分を吸着して保湿を担います。

一方、角質細胞間脂質(セラミドなど)は、水分を角質の中で層をつくって、サンドイッチのように水分を挟み込んで保湿を担います。

そして、皮脂膜は油分なので天然の保湿クリームとして、水分の蒸発を防ぐのです。

このように3つの成分が、それぞれの特徴である役割を果たすことにより、保湿機能全体を担っています。

さらに、この3つが正常にはたらくことで、正常なバリア機能が保たれ、潤いのあるお肌を保つのです。

なお、保湿の詳しいお話は、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」をご覧ください。

<参考記事>

肌の保湿能に大切な角層は部位・年齢・季節で水分量が違う!

モデルが実践している美肌キープのケアはやっぱり「保湿」?!

角層細胞が顔のたるみ、シワの形を決めていることがわかった!


4.NMF(天然保湿因子)はエイジングなどで減少する

外からNMF(天然保湿因子)を補う女性

1)NMF(天然保湿因子)は、加齢などで減少する

お肌では、常に一定量のNMF(天然保湿因子)が毎日つくられます。

NMF(天然保湿因子)は、お肌のターンオーバーが正常な場合、お肌の細胞の生まれ変わりとともにつくられています。

そのため、ターンオーバーが遅くなればうまくつくれないこともあります。

また、NMF(天然保湿因子)は、皮脂、セラミドなどのほかのお肌の成分と同じく、年齢とともに減少してしまいます。

これが乾燥肌をもたらすリスクになるのです。

こうした状態になるとどうしても、外からNMF(天然保湿因子)を補うことが必要になってくるのです。

こうした背景から、乾燥肌の対策の1つの成分として、エイジングケア化粧品にNMF(天然保湿因子)を構成するアミノ酸が配合されるようになったのです。

2)酸化や糖化も悪影響を及ぼす

NMF(天然保湿因子)は、角質細胞のなかのケラチン線維によって守られています。

しかし、ケラチン線維が、外的ストレスにさらされると糖化酸化をうけやすい状態になります。

その結果、NMF(天然保湿因子)は流出しやすくなります。

3)角化が不十分でも天然保湿因子は減る

ターンオーバーの過程で角化が十分に進まないと、NMF(天然保湿因子)のもとなるアミノ酸量が低下します。

また、フィラグリンの分解が進まないので、アミノ酸変換率も低下します。

アトピー性皮膚炎などでは角化が不充分でフィラグリンも少なく、その変換も進まないので、NMF(天然保湿因子)の量が少なくなります。

さらに、タイトジャンクション(密着結合)が弱くなることもフィラグリンが減り、NMF(天然保湿因子)の減少の原因になります。





5.NMF(天然保湿因子)とエイジングケア化粧品

1)エイジングケア化粧品の成分としてのNMF(天然保湿因子)

NMF(天然保湿因子)で潤ったお肌

「アミノ酸化粧品」や「アミノ酸化粧水」という言葉を聞いたことがあると思いますが、そこに配合されるアミノ酸は、さきほどNMF(天然保湿因子)の中身で説明した成分であることが多いのです。

エイジングケア化粧品には、セラミド、プロテオグリカンヒアルロン酸コラーゲンなどの保湿成分が配合されるものが有名ですが、NMF(天然保湿因子)の基になるアミノ酸成分を含む製品も、保湿力を高めるために存在しているのです。

エイジングケア化粧品の成分としてのアミノ酸は、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンで、お肌のNMF(天然保湿因子)の成分と一致します。

また、PCA-Naや尿素も化粧品の成分として使われます。

アミノ酸成分にかかわらず、エイジングケア化粧品などの化粧品成分には、元々お肌にある成分を動物や植物から抽出・精製した成分が多いのです。

2)フィラグリンを増やす成分もある

フィラグリンを増やす成分もあります。

これはNMF(天然保湿因子)のもととなるたんぱく質なので、増やすことでバリア機能を守ることが可能です。

①インチンコウエキスとカワラヨモギ花エキス

インチンコウエキスがフィラグリン遺伝子発現促進作用を持つことが発表されています。

インチンコウエキスとは、キク科植物であるカワラヨモギの成熟した頭花を乾燥させて得られる生薬です。

似た化粧品成分として、カワラヨモギ花エキスがあります。

②サガラメエキスとマンダリンオレンジ果皮エキス

サガラメエキスおよびマンダリンオレンジ果皮エキスの混合物を配合したスキンケア製品において、フィラグリン遺伝子の発現促進効果が認められました。

マンダリンオレンジ果皮エキスは、フィラグリン分解酵素の産生促進作用によって、天然保湿因子(NMF)を増やす作用があることが知られています。

③デフェリフェリクリシン

月桂冠総合研究所は、日本酒、酒粕などに含まれるペプチドであるデフェリフェリクリシンが、フィラグリンを増やすことを発見しました。

これら以外でも、脂溶性ビタミンB6の誘導体トリスヘキシルデカン酸ピリドキシンにもフィラグリンを増やすはたらきがあります。

3)NMF配合のオススメのエイジングケア美容液

NMF成分配合エイジングケア美容液ナールス ネオ

ここで、NMF成分、つまりアミノ酸を多く含むエイジングケア美容液をご紹介します。

ナールスブランドの中の「ナールス ネオ」がオススメのエイジングケア美容液です。

ナールス ネオは、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニン、PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)とNMF(天然保湿因子)に含まれるアミノ酸を配合した目元・口元専用美容液です。

しっかりと保湿をサポートし、目元・口元のエイジングサインのケアにピッタリの美容液です。

保湿成分としては、ほかにもヒト型セラミドを6種、さらに、最近注目のプロテオグリカンなども配合しています。

そして、コラーゲンやエラスチンをサポートするエイジングケア化粧品成分であるナールスゲンネオダーミルを推奨濃度配合することで、保湿に加えて、しわ目尻の小じわたるみ毛穴ほうれい線などのケアをサポートします。


6.NMF(天然保湿因子)を意識したスキンケアと日常生活

NMF(天然保湿因子)を意識したスキンケアをする女性

必要に応じて、エイジングケア化粧品を使うことは大切ですが、その前に、NMF(天然保湿因子)を維持するためのスキンケアや日常生活を考えることが必要です。

1)NMF(天然保湿因子)を意識したスキンケア

スキンケアに関しては、洗浄力の強いメイク落とし(クレンジング料)洗顔料で過度に洗顔をする、掻く、こするといった強い刺激を避けることを心掛けてください。

NMF(天然保湿因子)をエイジングケア化粧品で補っても、誤った洗顔などで、お肌のNMF(天然保湿因子)が流出しては、保湿ができませんので、ご注意ください。

特に、敏感肌インナードライ肌などの肌質の方は、洗顔料やクレンジング料は、肌荒れを防ぐためにも優しいものを使いましょう。

中でも、メイクを落とすクレンジング料は、強い界面活性剤が配合されているとNMF(天然保湿因子)が流出しやすくなります。

アミノ酸系界面活性剤などを配合した乾燥肌・敏感肌向けのクレンジング料を使いましょう。

また、日焼けなどの肌トラブルが起こっている場合も、NMF(天然保湿因子)が流出しやすくなるので、紫外線ケアにも気を配りましょう。

2)NMF(天然保湿因子)を意識した日常生活

NMF(天然保湿因子)を意識して高アミノ酸スコアの卵を食べる

コラーゲン、エラスチンなどもアミノ酸でできていますし、このNMF(天然保湿因子)も50%以上がアミノ酸です。

このようにアミノ酸は、お肌にとって大切な成分です。

そのため、食生活の中で、しっかりアミノ酸を摂り入れることがNMF(天然保湿因子)をつくるためにも大切です。

良質のたんぱく質を食べることで、それが消化され質の高いアミノ酸ができます。

そして、その一部がNMF(天然保湿因子)、コラーゲン、エラスチンなどをつくる原料として使われるのです。

もちろん、「今日食べたたんぱく質が、明日NMF(天然保湿因子)になる」ということではありませんので、毎日の食習慣が大切です。

また、適度な運動や質の高い睡眠で生活リズムを整えることも基本的なことです。

エイジングケア美肌のための第一歩は、食べ物をはじめとしたアンチエイジングを意識した日常生活にあることを理解して、実践しましょう。

美肌を食べ物や飲み物でつくる方法については、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」を参考にしてください。

<本記事全般の参考書籍>

あたらしい皮膚科学第3版(清水宏 著、中山書店、2018年2月)」

「皮膚科医のための香粧品入門」(〔皮膚科の臨床 2014年10月臨時増刊号[56巻11号] 〕金原出版株式会社)


7.まとめ

まとめ

NMF(天然保湿因子)について、幅広く取り上げました。

いかがだったでしょうか?

NMF(天然保湿因子)のはたらきや、エイジングケア化粧品との関係についてご理解いただけましたでしょうか?

NMF(天然保湿因子)は、ヒトの表皮にあって、皮脂や角質細胞間脂質とともに、保湿やバリア機能を維持するためにとても大切な成分です。

しかし、年齢とともに減少することが知られています。

また、酸化や糖化などでも減ってしまいます。

ぜひ、毎日のバランスのよい生活とエイジングケアやスキンケアでNMF(天然保湿因子)の維持を意識しましょう。

この記事「NMF(天然保湿因子)は保湿に大切!表皮の角層にある成分」が、エイジングケア世代の皆様にお役に立てば幸いです。

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著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。

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