乾燥肌の予防や改善対策は、正しいエイジングケアが大切!

プロテオグリカンの効果で保湿された女性

乾燥肌の予防や改善は、エイジングケアの視点からも大切です。なぜなら、乾燥肌が多くのお肌悩みや老化の原因につながるからです。つまり、乾燥肌の予防や改善が、そのままエイジングケアと言えるのです

 

一方、乾燥肌の原因は多岐に渡るので、スキンケアや日常生活で気を付けるポイントもたくさんあります。

 

この記事では、そんな乾燥肌の予防や改善の対策を網羅して解説しています。

そのため、全てを一度に理解するのは難しいと思いますので、少しずつ読んでくださいね。

 

また、各章ごとに「まとめ」を作成していますので、そこだけを読んでも乾燥肌も改善対策の全貌が理解できるようにしました。

 

乾燥肌を予防・改善するエイジングケア化粧品なら「ナールスコム」

 

 

乾燥肌は、ドライスキンとも呼ばれる多くの女性が気になる肌悩み。

どんな女性でも一度は、お肌が乾燥した状態を経験したことがあるでしょう。

 

また、ずっと乾燥肌で悩んでいる方も。

「早く、乾燥肌を改善したい!」

「乾燥肌でかゆみや赤みで困っている!」

「どんな改善対策が本当に乾燥肌によいの?」

「まだ大丈夫だけど、乾燥肌の予防を心掛けたい」

「ニキビも乾燥肌が原因って聞いたけど本当?」

など、多くの女性のスキンケアの関心事である乾燥肌。

 

乾燥したお肌、つまり「乾燥肌」とは、どのような状態をいうのでしょうか。

実際、どれだけの方が、乾燥肌を正確に理解しているでしょうか?

 

あなたはいかがでしょうか?

 

もし、不安があればぜひ、続きを読んでくださいね。

 

目  次

序章 お肌の乾燥と乾燥肌

 

お肌の保湿物質である「皮脂膜」、「NMF(天然保湿因子)」、「角質細胞間脂質(セラミドなどの脂質)」が減ってしまうことで保湿する力が弱まり、水分量が減って角層の水分が20%を下回った状態になってしまうのが「お肌の乾燥」です。

 

そして、

  • そのような状態が定常化してしまって、乾燥を感じ続ける
  • 温度変化や季節変化など、ちょっとした刺激でお肌の乾燥を感じる

ようになれば、「乾燥肌(ドライスキン)」と呼びます。

 

他にも次のような症状があれば乾燥肌かもしれません。

 

  • 洗顔後、よく顔がつっぱる
  • 唇が乾燥することが多い
  • 肌が白い粉をふくことがある
  • 肌の表面が厚く、触るとざらざらする
  • 化粧のノリが悪いことが多い
  • 目尻の小じわが目立つときがある
  • 肌がよくかゆくなる
  • 肌に赤みがでることがある

 

乾燥している肌状態と乾燥肌(ドライスキン)を明確にどこで分けるかは難しい問題ですが、「スキンケアによって短期的な工夫で改善する場合なら乾燥状態」、「一朝一夕には改善しない場合なら乾燥肌」と考えて差し支えないでしょう。

 

 

肌悩みのある女性

 

 

この記事では、幅広く、かつ深く乾燥肌の予防や改善のための対策について解説します。

なぜなら、乾燥肌の予防や改善のための対策こそが、スキンケアやエイジングケアのすべてにつながるからです。

つまり、乾燥肌の予防や改善ができれば、多くのお肌悩みから解放されるのです。

 

もちろん、予防を行うことや「肌が乾燥している状態」で早めに改善できれば、未来のお肌のトラブルも減らすことができるのです。

 

しかし、乾燥状態が進み、「乾燥肌」になれば、湿疹、肌荒れ、にきびなどの肌トラブルや皮膚の病気の原因になったり、さらに乾燥が続くことで、インナードライ肌、敏感肌になることもあります。

また、お肌の老化が早く進んで、あらゆるエイジングサインの原因の1つになってしまうこともあります。

 

さらには、バリア機能の低下で、外部から異物の侵入が容易になっているので、細菌やウイルスなどが侵入して感染症などを引き起こすことさえもあります。

 

そんな乾燥肌を招く原因は、「乾燥肌の原因の11の要素とは?~エイジングケアの視点から~」でご説明したとおり、内的要素と外的要素があります。

 

乾燥肌の原因の内的要素としては、年齢を重ねてお肌が薄くなること、女性ホルモンの分泌の低下、乱れた食生活、病気やよくない生活習慣などがあります。

 

また、スキンケアやエイジングケアでは、間違った洗顔、刺激の強いクレンジング剤の使用、誤った化粧品の使い方、不十分な紫外線ケアなども内部的な乾燥肌の原因です。

 

乾燥肌の原因の外的要素としては、外気の乾燥、急激な温度や湿度の変化、大気汚染、花粉などのアレルギー源など外部環境などが挙げられます。

 

内部や外部のさまざまな要素で、乾燥がはじまり、それが続くことで乾燥肌になるメカニズムは、下図の「乾燥肌が進むメカニズム」を見ていただければ、よくご理解いただけると思います。

 

乾燥肌が継続すれば、インナードライ肌や敏感肌などにつながるプロセスや老化へのプロセスもこの図でご理解いただけると思います。

 

 

乾燥肌のメカニズム

 

 

そんな乾燥肌は、はやく改善の対策を行って「乾燥がない」状態に戻すことが大切です。

乾燥がない、つまり、十分に保湿されたお肌とは、角質層の中に20%~30%程度の適切な量の水分があり、保湿の3大要素である「皮脂膜」「NMF(天然保湿因子)」「細胞間脂質」のはたらきや表皮常在菌のはたらきで、バリア機能が十分に備わっているとともに、ターンオーバーも正常な速度で行われている状態のことです。

 

保湿については、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」で詳しく取り上げていますが、ここでは、そんな乾燥肌を改善して、いつも瑞々しい潤いのあるお肌でいるための対策について紹介します。

 

この記事は、エイジングケアの基本知識の大半を手に入れていただくことを願って書きました。

そのため、文字数は2万字を超えてしまいました。

これを一気に読むのはなかなか大変だと思いますので、乾燥肌の方も、そうでない方もエイジングケアの一環として、ブックマークしながらでも、是非、すべて読んでいただきたいと思っています。

 

理解して実践していただければ、乾燥肌の予防や改善に必ずつながり、未来の健やかな素肌が手に入るはずです。

 

 

ただ、もしひどい乾燥肌でお悩みの場合は、敏感肌を改善する対策が必要です。

その場合は、「敏感肌の改善のために!症状・原因と10のエイジングケア対策」を、先にお読みください。

 

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<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • 乾燥肌を改善する対策は、スキンケアやエイジングケア化粧品はもちろん、身体の内側と外側のさまざまな観点から考える必要があります。
  • エイジングケア化粧品による乾燥肌対策では、保湿成分の特性について理解することや正しい使い方をすることが改善の早道です。
  • 乾燥肌の改善対策には、規則正しい生活習慣、とりわけバランスの取れた食事による身体の内側からの保湿が大切です。
  • 紫外線による光老化は、お肌のコラーゲンやエラスチンにダメージを与えるだけでなく、乾燥肌の原因にもなるので注意が必要です。
  • 空気が乾燥しやすい冬場は、お部屋の湿度を保つ工夫をするなど、外部環境にも気を配って、改善の対策を行いましょう。

 

 

1.乾燥肌の予防と改善の基本

 

乾燥肌を予防し、改善する対策の基本は、保湿のメカニズムを理解した上で、乾燥の原因を取り除いて、バリア機能ターンオーバーを正常化することで、自ら潤いを維持できる状態を取り戻すことです。

つまり、お肌を乾燥から守り「乾燥肌」になるのを防ぐには、乾燥を招く生活習慣やスキンケアの習慣を改善することです。

 

また、適切なエイジングケアやスキンケアで、外部の乾燥を招く要素から防御することも乾燥肌の改善には大切です。

 

身体の内側と外側からの乾燥肌対策で、全身の健康と健やかで美しい、十分に保湿されたお肌が維持できるのです。

 

さらに、お肌の乾燥はエイジングケアと密接な関係があります。

なぜなら、エイジング自体が、乾燥肌のリスクになるからです。年齢とともに、表皮の角質層の水分量、セラミドコラーゲンヒアルロン酸などお肌の潤いを保つ成分の量が減ります。

 

したがって、誰もがエイジングとともに、乾燥肌傾向になるのです。だからこそ、「乾燥肌対策とエイジングケアは同じ」という意識で取り組くむことが大切なのです。

 

お肌の老化と年齢の関係についての詳しい情報は、「年代別エイジングケアの道標「エイジングインデックス」とは」に詳しい情報があります。

 

最近よく聞かれるようになった「インナードライ肌」というものがあります。

これは「インナードライ」、つまり、肌表面は皮脂が多くテカテカしていても、お肌の内側はカラカラと乾燥している状態を指します。

インナードライ肌も乾燥が主な原因です。

 

このインナードライ肌については、「インナードライ肌の改善のためには?~エイジングケアの視点から~」で詳しく説明していますので、ご参考にしてください。

 

さらに、乾燥肌とターンオーバーの不調も大きな関係があります

ターンオーバーは、遅すぎても早すぎても乾燥肌の原因になるので、目指すべき改善の方向は「正常化」なのです。

そんなターンオーバーについての詳しい情報は、「お肌のターンオーバーの改善と正常化は、促進だけを意識するな!」をご覧ください。

 

まず、乾燥肌を予防し改善する対策が、エイジングケアの視点で考えた「保湿によるバリア機能の正常化」と「ターンオーバーの正常化」であることを理解しておきましょう。

 

そのための手段として最も大切なスキンケアとエイジングケアの基本となる3つが、

  • 保湿
  • 紫外線対策
  • 清潔(洗顔とクレンジング)

なのです。

その結果、お肌の細胞は、

  • お肌を元からつくる力
  • 生まれ変わる力
  • 自ら潤う力

を育てるのです。

 

その点について詳しくは、「エイジングケアの意味と目的は?3つの素肌力で美肌を保つ!」をご覧ください。

 

それでは、次から乾燥肌の改善の具体的な対策を紹介します。

 


 

<第1章のまとめ>

乾燥肌とは、内部と外部のさまざまな原因でバリア機能やターンオーバーが乱れ、表皮の角質水分量が、20%を下回っている状態です。

 

乾燥肌の改善対策は、その原因を取り除くことで、バリア機能とターンオーバーを正常化することです。

基本的な改善対策は、適切な保湿、紫外線対策、お肌を清潔に保つことです。

 

敏感肌やインナードライ肌も乾燥が原因なので、乾燥の改善はこれらの肌悩みの対策にもつながります。

 

 


2.正しい洗顔とクレンジングによる乾燥肌の改善

 

洗顔やクレンジングは、お肌を清潔に保つもので、スキンケアやエイジングケアの基本です。

お肌を清潔に保つことが、乾燥肌の予防や改善につながるからです。

 

また、洗顔に続く化粧水などの美容成分を浸透しやすくさせることで乾燥肌の改善にも役立ちます。

 

しかし、その洗顔やクレンジングが乾燥を招いてしまうリスクがあります。

それは、刺激の強い洗顔料やクレンジング料を使ってしまったり、強く擦ったり長い時間の洗顔やクレンジングです。

 

さらに、年齢とともに皮脂やセラミドなどが減るので、お肌は洗顔料やクレンジングの刺激に弱くなる傾向にあります。

 

だから、お肌の質や状態に応じた正しい洗顔やクレンジングが大切なのです。

 

 

洗顔

 

 

では、洗顔は、どのようにされていますか?

 

  • 洗顔に3分間以上かけている
  • お肌をしっかり、こすって洗っている
  • 泡立ては、便利な泡立てネットを使っている
  • すすぎは、しっかり20回以上している
  • 仕上げは引き締めに、冷水を使っている
  • 洗顔料は、しっとりした感触が残るものを使っている

といった方法で洗顔をされていませんか?

 

実は、これらは、乾燥対策としては全てNG、あるいはエイジングケアにとっては注意が必要なことばかりなのです。

乾燥肌が改善するどころか、悪化するリスクが大きいのです。

洗顔の目的は、お肌に負担をかけずに、汚れを落とすことで、お肌を清潔に保つことです。

 

やりすぎてしまって、皮脂を洗い流し過ぎたり、まだ未成熟な角質を剥がしてしまうことで、乾燥肌の原因になってしまいます。

「洗いすぎ」「こすりすぎ」「流しすぎ」がないように意識して、やさしくて刺激の少ない、適度な洗顔を心がけてみてください。

 

乾燥肌対策としての、優しい洗顔のポイントは、

 

★洗顔時間

洗顔は、1分~2分程度が目安です。時間をかけすぎると、お肌に負担がかかり過ぎてしまいます。

 

★洗い方

洗顔は、「摩擦」ではなく、洗顔料の「泡」で汚れを落とすことが大切です。こすり過ぎは、角質層を剥がしてしまいます。

 

★泡立て方

泡立てネット自体は、便利なので使用しても問題ありません。

しかし、「水分」を加えなくても、泡が立ってしまうので、洗顔料の濃度が高すぎる場合があります。泡立てネットを使う場合は、水分を適度に含ませて使いましょう。

 

ただ、水を含ませすぎると、泡のキメが粗くなるので、その洗顔料の「適度」なところを見つけて泡立てるのが、ポイントです。

泡で洗う順番は、皮脂の多い額や鼻のTゾーンから、頬やあごなどのUゾーンへと進めてください。

 

★すすぎ方

すすぎは、10~15回程度で十分です。皮脂の多い方や若い方でどうしても気になるなら、もう少し回数が多くてもよいかもしれませんが、20回は超えないように気を付けましょう。

ただ、髪の毛の生え際やあごの下など、泡が残りやすい部分は、注意してしっかり取るようにしましょう。

 

★引き締め

冷水などによる急激な温度変化は、お肌に刺激が強く、赤ら顔の原因になることもあります。

毛穴が引き締まったように感じるのは、毛細血管が収縮しているだけです。

人肌の温度(33~35度程度)のぬるま湯を使うことが、最もお肌に負担をかけません。

 

★洗顔料の選び方

最近は、さまざまな形状、さまざまな成分の入った洗顔料が登場して、選ぶのも大変です。

そんなときは、基本に立ち返ることが大切です。

  • お肌に負担をかけず、しっかりと汚れだけを落とすこと
  • 洗顔後のスキンケアアイテムの浸透を妨げないこと
  • 洗い流すので、美容成分の配合にはこだわらない

を意識すればよいと思います。

 

「しっとり感が残る」こと自体は問題ないのですが、油分の含まれる洗顔料を使うと、肌に油膜を張ってしまうことがあります。

その結果、洗顔後に使う化粧品の浸透を妨げてしまうことがあるのです。

これも乾燥を招くリスクになるのです。

 

また、最近、人気の酵素洗顔にはメリットとデメリットがあるので、乾燥肌の方には慎重に取り組んでいただきたい洗顔方法です。

 

上手に使えば、乾燥肌の改善対策につながりますが、やりすぎはかえって乾燥肌の改善から遠ざかってしまいます。

 

洗顔や酵素洗顔に関しての詳しい情報は、「洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方」や「酵素洗顔とパウダーを学ぶ!ランキング無用の正しいエイジングケア」をご覧ください。

 

クレンジングについては、油性の強いメイクを落とすために刺激の強い界面活性剤の割合が多いものもあります。

そうしたクレンジングは、皮脂を取りすぎて乾燥をまねくリスクがあるので、お肌が突っ張る、あるいはカサつくなど、乾燥の兆候が現われる場合には、クリームタイプやミルクタイプなどお肌に優しいタイプのクレンジングに切り替えることを考えましょう。エイジングケア世代の方は、特に注意が必要ですね。

 

クレンジングについての詳しい情報は、こちらの記事も参考にしてください。

クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方

 

また、クレンジングも洗顔同様に長すぎたり刺激を与えることは、バリア機能を維持し、乾燥を防ぐ役割を持つ自分自身のセラミドを洗い流すリスクもあります。

そんなクレンジングを避けるには、「セラミドを減らさないスキンケア!間違ったクレンジングはNG」をご覧ください。

 


 

<第2章のまとめ>

クレンジングや洗顔は、お肌を清潔に保ち、また、次に続く化粧水などの美容成分の浸透を高めるので、乾燥肌の改善には有効です。

 

しかし、刺激の強いクレンジング料や洗顔料は皮脂やNMFなどを洗い流すリスクがあるので注意が必要です。洗顔料やクレンジング料は、エイジングケアの観点からも年齢に応じて見直し、刺激の少ないものに変えるようにしましょう。

 

また、洗顔は、できるだけ優しく、また、必要最低限の時間で済ますことが乾燥肌の予防や改善につながります。

 

 


3.スキンケア化粧品による乾燥肌の予防・改善の対策

 

1)スキンケア化粧品による乾燥肌対策の基本的な考え方

若いときは、スキンケア化粧品に頼らなくても、保湿が維持できますが、年齢を重ねていくにつれ、お肌本来の保湿力が低下してきます。

そのため、乾燥対策の一環として、スキンケア化粧品で保湿成分を補うことが、必要になってきます。

 

10代や20代前半であれば、化粧水だけでも、プチプラコスメでのケアでも、乾燥知らずのお肌を保てたり、乾燥を感じてもすぐに改善できたと思います。

しかし、25歳にもなると、お肌の曲がり角を迎えるため、乾燥しやすい年齢に差し掛かります。だから、スキンケアによる乾燥対策に本気で取り組む必要があるのです。

 

特に、30歳前後からは、お肌の老化の速度も早まることもあり、エイジングケア化粧品でお肌の乾燥対策を行うことも必要になってきます。

また、すでに乾燥を感じているなら、早急に改善するための対策が必要です。

 

そんな際には、数あるエイジングケア化粧品から自分にあった化粧品を選び、適切な使い方を心掛けることが大切です。

 

つまり、乾燥肌の予防や改善対策のためには、

  • 自分のお肌のタイプを理解する
  • 季節や健康状態を考え、お肌のコンディションを把握する
  • 保湿成分の特性を理解する
  • お肌に備わる保湿力を邪魔しない

ことが大切なのです。

 

エイジングケアであっても、乾燥肌対策でもこのポイントは同じです。

 

自分のお肌の質やタイプに合ったスキンケアやエイジングケアの考え方は、「肌質(肌タイプ)の診断と改善のコツは?」をご覧ください。特に、乾燥肌の方は読んでいただきたい内容です。

 

 

化粧品

 

 

2)人が持つ保湿成分と化粧品の保湿成分の違いは?

今回の記事では、乾燥対策のために、エイジングケア化粧品の使い方の基本といくつかの保湿成分の特性についてご説明しますが、その前に、エイジングケア化粧品やスキンケア化粧品を理解する上で、とても大切なポイントについて説明します。

 

ご存じの方も多いと思いますが、保湿成分としては「セラミド」、「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」などが有名です。

最近では、「プロテオグリカン」も認知度が高まっています。

実は、これらは化粧品成分でもありますが、人のお肌に元々ある成分なのです。

 

セラミドは、角層にある細胞間脂質の主要な成分で、コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンは、真皮にある細胞外マトリクスの主要な構成成分です。

 

一方、化粧品成分の場合は、動物や魚、植物などから抽出したり、化学合成などでつくります。

そのため、人が本来、備えている成分と全く同じではありませんし、そのはたらきも異なります。

たとえば、化粧品成分のコラーゲンには、保湿のはたらきはありますが、真皮に届いて人のコラーゲンと置き換わることはありません。

 

また、人のコラーゲンのように、お肌の弾力を支える力を発揮することはありません。

ただし、保湿をサポートして乾燥を防ぐことで、ハリやツヤをもたらすことはあり得ます。

つまり、化粧品成分のコラーゲンと自分が持っているコラーゲンでは、お肌でのはたらき方が違うのです。

 

コラーゲンのように、名前が同じであっても、化粧品成分となった場合と自分自身の身体にある場合のはたらきの違いを理解することは、化粧品を適切に理解する上で重要です。

 

セラミドについてもう少し説明します。

セラミドは、もともと表皮の角質層の細胞と細胞の間にあり、保湿成分としてはたらき、バリア機能を維持することで乾燥を防いでいます。

化粧品成分のセラミドも、人のセラミドと全く同じものではありませんが、同じ特性を持ち、保湿成分としてはたらき、乾燥を防ぎます。

つまり、セラミドの場合は、人が持っている成分と化粧品成分が同じはたらきをしているのです。

 

スキンケア製品による保湿の基本的な考え方は、元々お肌が持っている成分と同じものや、それに近いはたらきをするものを補うことで、お肌が本来もっている機能を維持することなのです。

そのため、人のお肌にある成分と同じ名前の成分が化粧品成分の中にたくさんあるのです。

 

しかし、コラーゲンとセラミドの例でおわかりの通り、はたらきが違うものと同じものがあります。

このことを知っておくと、同じ名前でも化粧品成分とお肌に備わっている自分自身の成分を分けて考えることができるようになり、エイジングケアに役立ちます。

もちろん、ここで紹介した成分は、どれもが優れた保湿成分であり、乾燥対策には大切です。

 

コラーゲン、セラミド、プロテオグリカンについては、こちらの記事も参考にしてください。

コラーゲン化粧品ってたくさんあるけど、エイジングケアに大切?

セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方

プロテオグリカンの効果は保湿とエイジングケア化粧品の要!

 

3)エイジングケア化粧品の使い方の正しい順番と役割

エイジングケア化粧品によるお肌の乾燥対策は、乾燥した肌に潤いを与え、お肌の中に適切な水分(20%~30%程度)が保持されている状態を維持することです。

そして、バリア機能やターンオーバーを正常化させ、お肌が自らの力で潤える状態になるのをサポートすることです。

 

そのためには、単にお肌の中に水分があるだけではダメで、お肌の中が水分を保った状態になり、かつ、水分が蒸発していかないようにすることが大切です。

特に冬場は、空気中の湿度が下がって、水分が蒸発しやすい環境にあるので、余計に注意が必要です。

 

そう考えると、「化粧水だけをたくさん使って、水をお肌に与える」だけでは、保湿ができているとは言えず、乾燥を防ぐことにはならないことが、お分かりいただけるのではないでしょうか。

 

保湿のためには、文字通り水分を「保持」する「保湿成分」を適度に与えることが大切です。

その上で、乳液やクリームを使って、油分でフタをすることで、より保湿効果が高まり、乾燥の対策には効果的です。

 

エイジングケア化粧品によるお肌の乾燥対策の要の1つとして、

化粧水 → 美容液 → (乳液) → 保湿クリーム

といった順番で使うことです。

 

 

もちろん、乾燥対策にこれら全てを使う必要はなく、季節や乾燥の有無など、お肌の状態に合わせて使うことが基本です。

 

化粧水、美容液、乳液、保湿クリームといっても、さまざまな製品があって、水溶性成分と脂溶性成分の配合比率もさまざまです。

美容液といっても化粧水に近いものもありますし、保湿クリームといってもジェルに近いものもあります。現在のようにあまりにも多くの化粧品がある状況では、その組み合せは無数にあります。

 

美容液、保湿クリームと名乗るのに、決まった成分や決まった濃度の定義があるわけではなく、個別のアイテムを選ぶのは、本当に難しいですね。

そんな状況の中で、組み合わせを考えるのは大変ですが、

  • 水分を与える
  • 保湿力の高い保湿成分で水分を保持する
  • 油分でフタをして水分蒸発を防ぐ

この3つができる組み合わせを考えればよいでしょう。

 

その観点では、

  • 化粧水やローションは、あまり保湿成分にこだわらず、細胞を活性化や抗酸化が期待できるものを選ぶ
  • 美容液は、保湿力の高い保湿成分がしっかり配合されたエイジングケア化粧品を選ぶ
  • 乳液と保湿クリームは、どちらか1つを好みで選んで、お肌がコーティングできる成分があればよい
  • 2つの化粧品で済ませたいなら、化粧水と美容液、化粧水と保湿クリームの組み合わせを考えてみる。その場合、美容液であれ、保湿クリームであれ、選ぶ製品は保湿成分とお肌をコーティングする油性成分がともにしっかり配合されたものを選ぶ

という考え方もできます。

 

化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの役割は、下の図を見ればよくご理解いただけると思います。

 

化粧品の役割

 

さらに、お肌が自ら潤いを取り戻すことを目指すには、お肌の細胞力の活性化をサポートしてくれる成分が配合されたエイジングケア化粧品を選ぶことも、よい選択肢の1つです。

 

ただし、スキンケアやエイジングケア化粧品の使用で注意したいのは、過剰な保湿が乾燥肌の改善の対策にならず、かえってトラブルを招く場合もあるということです。

 

表皮ブドウ球菌やアクネ菌などの表皮常在菌は、コレステロールやスクワランなどの皮脂の成分を餌にしているので、化粧品などを過度に使えば、それが常在菌のエサになって、菌のバランスが崩れてしまうこともあります。

 

その結果、お肌の表皮のバランスが崩れ、さまざまなお肌のトラブルの原因になることもあります。

せっかくのエイジングケアも台無しになってしまいますね。

 

保湿も洗顔と同じで「適度」が大切なので、乾燥肌対策とはいえ、過度に保湿成分を与えたり、油分を与えたりといった、「与えすぎ」にも注意しましょう。

 

4)乾燥肌を予防・改善する代表的な保湿成分

保湿成分には、①水分をサンドイッチのように挟み込んでしっかり保湿する成分、②水分を抱えこむタイプの保湿成分、③水分をつかむタイプの保湿する成分の3つのタイプがあります。また、④肌表面をカバーして水分の蒸発を防ぐ油分もあります。

いずれも、乾燥肌の予防と改善に役立ちます。

 

①水分を挟み込むタイプの保湿成分

3つのタイプの中で最も保湿力が強い成分です。

  • セラミド
  • スフィンゴ脂質
  • ステアリン酸コレステロール
  • 水素添加大豆レシチン

 

②水分を抱え込むタイプの保湿成分

水分を挟み込むタイプの保湿成分よりは若干保湿力が弱いものの、湿度が下がっても水分を保持する力があります。

 

③水分をつかむタイプの保湿成分

3つのタイプの中では保湿力が最も弱い成分です。水分を吸湿することで保湿力を発揮しますが、冬場などの湿度が低い場合は保湿力が低下します。

 

④肌表面をカバーする成分

皮脂と同じ油分がこれにあたります。ただ、油分は保湿力があまりなく、水分を蒸発させないようにお肌をコーティングする成分です。

 

乾燥対策の基本となる保湿成分は以上です。

 

エイジングケアを意識する場合は、下記の成分もよい選択肢の1つとなります。

ただし、ビタミンA誘導体やビタミンC誘導体などは、乾燥肌の場合には注意が必要です。

 

⑤細胞の力を活性化させる成分

 

⑥抗酸化成分

 

5)乾燥肌を予防・改善するエイジングケア化粧品の選び方

エイジングケアアカデミーでは、エイジングケア化粧品、化粧水、美容液、保湿クリームなどの選び方に関する記事も多数用意しています。

 

これらの記事は、基本的にはエイジングケア化粧品の選び方を中心に解説していますが、エイジングケアの基本は「保湿」なので、その点についても詳しく解説しています。

したがって、これらの記事は乾燥肌の予防や改善の対策にも使える化粧品の選び方です。

 

最近では、口コミやランキングなどウェブサイトに数多くの情報がありますが、幅広く情報を整理しているものは多くありません。

乾燥肌対策としての保湿成分やエイジングケア化粧品成分の正しい知識があれば、口コミやランキングに頼ることなく、自分に合ったよい化粧品が選べます。

乾燥肌の予防や改善のために、是非、参考にしてみてください。

 

 

化粧品シリーズ

 

 

①乾燥を改善する化粧品の基本

乾燥肌を改善する上で最も大切なポイントは、

  • よい保湿成分がバランスよく配合されていることと
  • アルコールなどの乾燥を促す成分が配合されていないこと
  • PGほかバリア機能のよくない影響を与えるリスクのある成分が配合されていないこと

です。

 

エイジングケア化粧品の効果とその選び方は、7ステップで!

ノンアルコール化粧品って、本当はどんな化粧品?

敏感肌化粧品の選び方は、ランキングやイメージでは危ない!

 

②乾燥肌を改善する化粧水の基本

乾燥肌対策として、最初のステップに使います。

乾燥肌の化粧水選びの基本は、柔軟化粧水あるいは保湿化粧水を選ぶことです。

ふき取り化粧水、収れん化粧水などは避けましょう。

 

化粧水ランキングを超える!エイジングケア化粧水の選び方

アルコールフリー化粧水のエイジングケアで失敗しない選び方の秘密

敏感肌化粧水の選び方は、ランキングより正しい知識で!

化粧水の種類による効果と選び方は、ランキングより大切!

 

また、乾燥肌対策として、化粧水の美容成分をより浸透させる方法にハンドプレス化粧水パックがあります。

 

③乾燥肌を改善する美容液の基本

乾燥肌対策の要です。

バリア機能を改善するセラミド、中でもヒト型セラミドが配合された美容液を選びましょう。

 

美容液の効果的な使い方と順番があった!美肌への近道を公開

美容液ランキングではわからない「エイジングケア美容液」の選び方 7つの秘密

目元美容液の選び方。ランキングよりエイジングケアの知識で!

 

④乾燥肌を改善する保湿クリームの基本

乾燥肌対策の最後のステップで、しっかり水分の蒸発を防ぎます。

セラミドやシアバターやスクワランなどが配合された保湿クリームがオススメです。

 

保湿クリームの使い方を知ることは、エイジングケアの基本

保湿クリームランキングを超える!保湿クリームの正しい選び方

 

⑤乾燥を改善するフェイスマスクの基本

フェイスマスクは、マスクで美容成分をより浸透させることで乾燥肌の改善することが可能です。

 

フェイスマスクの選び方とオススメ・ランキングの関係は?

 

 

なお、「オールインワン化粧品は乾燥肌対策にどうなの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

答を言えば、「オールインワン」と言う表現に流されずに正しく理解して使えば、乾燥対策に十分使える化粧品です。

実は、「オールインワン」というのは少しおかしな言葉なのです。

 

そのことについて知りたい方は、「オールインワン化粧品とは?ゲルとジェルの違いとその真実」をご覧ください。

 


 

<第3章のまとめ>

乾燥肌の改善のためのスキンケア化粧品は、保湿成分が適切な濃度でバランスよく配合されたものを選ぶことが基本です。

自分の肌質や肌状態などを考えて自分に合う化粧品を選びましょう。

 

乾燥肌は、化粧水だけでの保湿は改善が難しいので、美容液や保湿クリームを取り入れたり、場合によってはフェイスマスクも使いましょう。

 

保湿成分にはいくつかのタイプがありますが、バリア機能の改善という点では、セラミドがオススメです。

また、じっくり保湿できる、抗酸化作用がある、コラーゲンやエラスチンをサポートするという機能を持つナールスゲンも乾燥肌の対策のエイジングケア化粧品成分としておすすめの1つです。

 

 


4.乾燥肌が原因の皮膚の病気と医薬品による改善や治療法

 

1)乾燥肌が原因となる皮膚の病気

乾燥肌が進んでひどい状態になれば、皮膚の病気と診断されることもあります。

いくつか例を挙げます。

 

①かかとの角化症(かくかしょう)

角化症とは、角質層が過度に厚くなって、皮膚の形に異常が起こる皮膚の病気です。

角化症には、かかとの角化症、日光角化症、脂漏性角化症などもありますが、主な原因が乾燥によるものは、かかとの角化症です。

 

かかとはもともと角化しやすいパーツですが、角化症になると、セラミドやNMF(天然保湿因子)が減って、保湿力も弱い状態に陥ってしまいます。

もちろん、原因は乾燥ですが、足に合わない靴、クッション性の低い靴などを長い時間はくことも原因です。

 

②乾皮症(かんぴしょう)・皮脂欠乏症(ひしけつぼうしょう)

乾皮症は、皮脂欠乏症(ひしけつぼうしょう)とも呼ばれます。

乾皮症は、表皮を覆う脂分が減少することで、水分の蒸発を防ぐことができなくなった結果、皮膚がカサカサに乾燥してしまう病気です。

手肌や足の膝から下でよく見られ、皮膚が乾燥しすぎて剥がれ落ちたり、赤味を帯びたりひび割れすることもあります。

 

また、強いかゆみを伴うため、掻き過ぎて湿疹になってしまうこともあります。

これは、皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)と呼ばれます。

 

かつては、高齢の方に多かったのですが、最近では若い方にもみられるようです。

乾燥肌と同じで、秋や冬に症状が悪化し、春から夏には軽快する傾向があります。

老人性乾皮症になった場合は、セラミドが減っていることが多いのも特徴です。

 

詳しくは、「乾皮症と皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)の原因と対策」や「セラミドと加齢と乾燥による病気「老人性乾皮症」の関係は?」を参考にしてください。

 

③手荒れ

手荒れがひどくなった場合は、進行性指掌角皮症(しんこうせいししょうかくひしょう)または手湿疹(てしっしん)と呼ばれる病気です。

これらはよく似た症状で、いずれも手肌への刺激や乾燥が原因です。

 

詳しくは、「進行性指掌角皮症とはどんな皮膚病?症状・原因とケアと治療」及び「手湿疹は、主婦や美容師に出来やすい手の病気。原因と対策は?」をご覧ください。

 

 

こうした乾燥肌が原因となる皮膚の病気は、医薬品で治療する方が早く改善する可能性が高いので、「病気かな?」と思ったら、早めに薬局で相談するか、皮膚科などに相談しましょう。

 

2)医薬品に使われる保湿剤

乾燥が原因となる皮膚の病気で使われる医薬品は2つに分かれます。

皮膚科などの医師による処方せんが必要な医薬品は「医療用医薬品」と呼ばれます。

また、処方せんがなくても薬局で買える医薬品は「一般医薬品」と呼ばれます。

 

医薬品は、その効果も高い代わりに、副作用のリスクも高いのです。

 

一般的には、効果・リスクとも

医療用医薬品 > 一般医薬品 > 医薬部外品 > 化粧品

となります。

 

ただ、保湿剤に関しては、古くから使われ、安全性が高いものが多いのが特徴です。

高濃度であったりする場合には、注意が必要ですが、薬剤師や医師の指導を守れば、それほど副作用を恐れる必要はありません。

 

なお、「乾燥肌」は病気ではないので、医療用医薬品は単に「乾燥肌」では使えません。

医療用医薬品を使うには、医師の診断を受け、処方せんを発行していただく必要があります。

 

ここでは、医療用医薬品や一般医薬品でよく使われる成分の分類と代表的な保湿成分について紹介します。

 

①ワセリン

ワセリンは、皮膚表面をコーティングして、水分の蒸発を防ぐエモリエントです。刺激や副作用が極めて少ないことから、乾燥肌の改善対策の化粧品でも使われています。

一方、べたつきが大きいのでテクスチャーを嫌う方も多い保湿剤です。

 

ワセリンは、その純度によって3つの種類があり、純度が高いほど価格は高く、不純物による刺激のリスクは少なくなります。

3種類は純度の低い方から、「白色ワセリン」、「プロペト」、「サンホワイト」です。

 

保湿力そのものには、大きな差はありませんが、

  • 皮膚の薄い口元や目元などにはプロペト
  • 敏感肌の方や乳幼児にはサンホワイト

などといった使い分けをします。

 

ワセリンは、保湿力、つまり、お肌の角質層の水分保持力を高めるはたらきはなく、水分の蒸発を防ぐ一時的な保湿によって、お肌の保湿力が改善するまでの時間的猶予を与える成分です。

 

 

保湿成分配合

 

 

②尿素

尿素も化粧品でよく使われている成分で、水分を保持するとともに、角質層を柔らかくして不質要な角層を取り除くために乾燥の改善対策に使われています

ただし、尿素の角層を溶かすはたらきがデメリットになることもあるので、顔に使われることはほとんどありません

皮膚の薄い箇所や敏感肌の方は避けた方がよい保湿剤です。

また、長期の使用も避ける方がよいのです。

 

尿素についての詳しい情報は、「尿素のメリットとデメリットは?エイジングケアの視点から」をご覧ください。

 

③ヘパリン類似物質

ヘパリン類似物質は、乾燥肌の改善対策のために1950年代から乾燥肌の治療の医薬品として使われてきました。そして、もちろん、現在も使われています。

ヘパリン類似物質という名前より、「ヒルドイドクリーム」や「ヒルドイド軟膏」の名前がよく知られています。

 

ヘパリン類似物質とは「類似」の名の通り、「へパリン」とその構造がよく似た成分です。

ヘパリンとは、人の体にもある抗凝固物質ですが、これは乾燥の薬ではなく、血液が固まるのを防ぐやはたらきがあります。

 

そのため、血栓症、肺塞栓、心房細動などの際、血液の凝固を防ぐ「抗凝固薬」として使われます。

つまり、ヘパリンそのものとヘパリン類似物質では、その役割は全く違うのです。

 

保湿作用としては、角質層に浸透し、水分を抱え込むタイプで、NMF(天然保湿因子)のような役割を果たします。

 

また、ヘパリン類似物質は、保湿作用だけでなく、血行促進や抗炎症作用もあります。血行促進や抗炎症作用によって、新陳代謝を促してお肌のバリア機能を高め、乾燥による肌荒れなどを修復してくれます。

 

この3つのはたらきから、乾燥肌の根本的な改善が期待される医薬品です。

また、低刺激なので、赤ちゃんから高齢の方でも使えます。

 

以上、医薬品として使われる3つの保湿剤について説明しました。

保湿化粧品では乾燥肌が改善しない場合は、薬剤師や医師の指導の下、医薬品に切り替えてみることも選択肢の1つと考えましょう。

 


 

<第4章のまとめ>

乾燥肌がひどくなって皮膚の病気なる場合があります。角化症、乾皮症、皮脂欠乏性湿疹、手湿疹などがそうです。乾燥肌がひどい場合は、早め皮膚科などを受診しましょう。

ワセリン、尿素、ヘパリン類似物質などの医薬品の保湿剤にも乾燥肌の改善のはたらきがあり、こうした皮膚の病気で処方される外用薬です。

 

 


5.バランスのよい食べ物によるお肌の乾燥の改善対策

 

食べ物で内側から保湿できる身体をつくることは、エイジングケア化粧品で保湿成分を補う乾燥肌対策よりも大切です。

 

お肌の乾燥を防ぎ、保湿されたお肌のためによいと言われるのは、良質のたんぱく質、ビタミン類、ミネラルです。

 

この中で、特に乾燥肌によいのは、ビタミンA、B、C、Eなどのビタミン類、亜鉛や鉄などのミネラル、それ以外ではセラミド、α-リノレン酸です。

ビタミン類の多くは抗酸化作用があり、亜鉛には細胞分裂を助ける力があります。

つまり、これら成分を含む食べ物は、乾燥対策だけでなくエイジングケアの力も兼ね備えているのです。

 

ただし、食べてすぐにお肌の乾燥がなくなり、保湿力がアップするものではありません。

毎日、バランスよく適度に摂り続けることで、乾燥しないお肌の力をつけるものなので、エイジングケアのためには継続することが大切です。

 

それによって、食べ物や栄養素で美肌をつくることができるのです。

乾燥肌の改善のための栄養素や成分のポイントをご紹介します。毎日の食生活の参考にしてくださいね。

 

 

食べ物 栄養

 

 

★ビタミンA(ベータカロテン)

角質層のNMF(天然保湿因子)の生成を助けるので、乾燥を防ぎ、皮膚や粘膜に潤いをもたらします。

また、お肌のコラーゲンをつくるのを助けたり、新陳代謝を活発にします。

<多く含まれる食品>

レバー、ウナギ、アナゴ、サバ・イワシなどの青魚、乳製品、卵、

モロヘイヤ・にんじん・かぼちゃ・春菊などの緑黄色野菜、ノリ、ワカメ、緑茶など。

 

★ビタミンB

お肌のターンオーバーを正常に保つのをサポートします。お肌が乾燥することで起きる肌荒れを抑えるはたらきがあります。

<多く含まれる食品>

豚肉、レバー、卵、大豆、納豆など。

 

★ビタミンC

お肌のコラーゲンをつくるのを助けたり、抗酸化作用、つまり血液中の増えすぎた活性酸素を取り除いたり、酸化したビタミンEを元に戻すはたらきもあります。

<多く含まれる食品>

キウイフルーツやイチゴなどの果物、パプリカやパセリ、芽キャベツ、ブロッコリーなど。

レモンにも豊富ですが、そのイメージほど多くはありません。

 

★ビタミンE

血行を促進し、お肌の新陳代謝を活発にします。

また、抗酸化作用もあります。ビタミンCの力で、酸化してしまったものが元に戻るので、ビタミンCと一緒に摂れば、効率的です。

<多く含まれる食品>

ゴマ、アーモンドなどのナッツ類、大豆、アボカドなど。

特に、アボカドは食物繊維や必須脂肪酸も多く含み、カロテンの吸収率も高める美肌食材の代表選手です。

 

★セラミド

角質間細胞脂質の代表で、高い保湿力がありますが、食品でも摂ることができます。ただし、そのままお肌でセラミドになるわけではありません。

<多く含まれる食品>

コンニャク、しらたき、大豆、黒豆、小豆、ひじき、ワカメなど。

 

★亜鉛

細胞分裂を助けるはたらきがあります。お肌だけでなく、髪の毛、爪などの健康を維持するのに必要です。

<多く含まれる食品>

牡蠣、赤身の肉、卵黄、たらばがに、タラコなど。

 

★鉄

お肌に栄養を届ける血液の源です。

<多く含まれる食品>

レバー、しじみ、かつお、まぐろ、ひじき、大豆、小松菜、菜の花など。

 

★α-リノレン酸

α-リノレン酸は、セラミドをつくる原料となります。

<多く含まれる食品>

アマニ油・エゴマ油・魚油など。

 

 

以上ご紹介した成分は、身近に手に入るので、乾燥肌対策のために、是非、毎日の食べ物で取り入れてください。

食べ物で不足しがちな場合は、サプリメントでとることを考えてみてもよいでしょう。

 

乾燥肌によい食べ物については、「乾燥肌は食べ物と飲み物で保湿、そしてエイジングケア化粧品!」の記事も併せてお読みください。

 


 

<第5章のまとめ>

乾燥肌の改善には、食べ物を上手に取り入れることも大切です。エイジングケア化粧品のような即効性があるわけではありませんが、日々の習慣で保湿力の高いお肌をつくる上でとても大切です。

乾燥肌の改善によい栄養素は、ビタミンA、B、C、Eなどのビタミン類、亜鉛や鉄などのミネラル、それ以外ではセラミド、α-リノレン酸です。

 

 


6.運動や睡眠など日常生活による乾燥肌の改善対策

 

運動不足で代謝が落ちると、摂り入れた食べ物が分解されにくくなったり、血行が悪くなって、分解されたあとの栄養分がお肌に届きにくくなります。

 

適度な運動も、バリア機能やターンオーバーなどのお肌の正常な機能を維持する上では大切で、結果的にお肌の乾燥肌の改善対策にもなるのです。

 

特に、上手に汗をかくことも、乾燥肌の改善対策になるので、「エイジングケアは自分の汗で!汗は最高の美容液?!」や「エイジングケアに良い姿勢とウォーキング」も参考にしてみてください。

 

また、寝ている間は成長ホルモンが分泌されて、お肌が回復する時間です。特に、寝始めてからの3時間に分泌が盛んになるので、その時間の睡眠の質を上げることが大切です。

お風呂に入る、就寝1時間程度前から部屋を暗くする、スマホやPCなどを見るのを止めるなど、リラックスした時間をつくるよう工夫しましょう。

 

また、就寝時間は毎日規則正しくするとともに、睡眠時間は6時間以上を目安にするとよいでしょう。

 

睡眠をしっかりとることで、乾燥肌の改善ができる場合もありますので、「化粧品より大切?!眠りとエイジングケアの深い関係」も参考にしてみてください。

 

さらに、間違ったお風呂の入り方や温泉の入り方も乾燥肌の原因になります。アルカリ性や酸性の傾いた温泉に長い時間入ったり、何度も入ることは避けましょう。乾燥肌対策になるお風呂と温泉は、「乾燥肌、敏感肌の方のためのお風呂と温泉の知識」をご覧ください。

 

それ以外では、喫煙は活性酸素を発生させ、老化の原因にもなります。

もちろん、乾燥を進ませる原因にもなるので、乾燥肌の改善を目指すなら避けましょう。

 


 

<第6章のまとめ>

適度な運動は代謝アップや血行促進によい影響を与えるので乾燥肌の改善の対策となりえます。また、十分な睡眠で寝ている間に成長ホルモンが分泌されることで、お昼に疲れたお肌が回復することで、乾燥肌の改善につながります。

 

 


7.女性ホルモンを考えた乾燥肌の予防と改善

 

女性の場合は、女性ホルモンの周期とエイジングによる女性ホルモンの減少を考えた乾燥対策が必要です。

 

1)女性ホルモンの周期を考えた乾燥肌の改善

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。

 

エストロゲンは、「美のホルモン」とも呼ばれます。

その名の通り女性らしさをつくるホルモンで、お肌では水分の保持やコラーゲンを増やすはたらきがあります。

 

プロゲステロンは、お肌との関係では皮脂の分泌と関わっていて、その分泌が正常なら脂性肌傾向に、分泌が少なすぎれば乾燥肌傾向に傾きます。

 

この2つの女性ホルモンの分泌量は周期的で、排卵日の頃が最もバランスがよく、お肌のキメも整い、美しい時期です。

そして、生理開始前は皮膚のバリア機能が低下し、乾燥肌になりやすいのです。

一方、排卵を境に、プロゲステロンの分泌が増え、生理前にはニキビができやすくなります。

 

また、この生理前は、乾燥肌だけでなくインナードライ肌や敏感肌にも進行するリスクのあるタイミングです。

 

したがって、この時期は普段以上に

  • 丁寧な洗顔
  • 刺激の少ないスキンケア

を心掛けましょう。

 

エストロゲン

 

2)女性ホルモンの減少を考えた乾燥肌の改善

通常の女性ホルモンの分泌とは別に、25歳から30歳をピークにエストロゲンもプロゲステロンも減少します。

これが、年齢を重ねると誰もが乾燥肌傾向になる1つの原因です。

 

女性ホルモンの減少

 

 

特に、50歳前後に閉経を迎えた後は、女性ホルモン量は激減します。

そのため、コラーゲンの生成量も大きく減ってしまいます。

だから、50歳前後からは、乾燥対策と同時にエイジングケアを強く意識することも大切なのです。

保湿力の高いエイジングケア化粧品でしっかりと乾燥肌の予防や改善を行いましょう。

 


 

<第7章のまとめ>

女性ホルモンのバランスの乱れや減少も乾燥肌の原因となります。だから、乾燥肌の予防や改善の対策としては、生理周期と加齢によるホルモン減少も意識することが大切です。

具体的には、月経から排卵日までが乾燥肌に傾きやすいのでしっかり保湿を行いましょう。

 

また、50歳前後で閉経を迎えると、女性ホルモン大きく減少するので、この時期からは乾燥肌対策とエイジングケアのために保湿力の高いエイジングケア化粧品を使いましょう。

 

 


8.お部屋の湿度の調整による乾燥肌の予防と改善

 

お部屋にいる時、お肌の乾燥対策で考えるポイントは、お部屋の「湿度」です。

特に、お部屋が乾燥しやすい冬の時期は、お部屋を乾燥させないことが大切です。

 

人が快適に過ごせる適度な湿度は、「40~60%」と言われています。

しかし、湿度が40%以下では、目やのどの粘膜が乾燥し免疫力が低下しますし、ウイルスの活動も活発になります。

ですから、お肌にとってもよくない上に、風邪やインフルエンザにもかかりやすくなります。

厚生労働省は、インフルエンザ予防の観点からは、湿度50%~60%の状態を推奨していますので、50%以上を意識しましょう。

 

一方、60%を越えると窓の結露がひどくなったり、冬でもカビやダニが発生しやすくなるので、衛生的な問題も発生しやすくなってしまいます。

 

したがって、お部屋の乾燥対策のために、湿度は40~60%、できれば、50~60%でキープすることを目安にしましょう。

そのためには、加湿器を使って湿度を調整する、湿度計で図ることが基本です。とはいっても、そこまでは出来ないというのが、現実かもしれません。

 

他の手段としては、加湿器を使う代わりに、

  • 洗濯物を部屋干しにする
  • 濡れタオルを部屋で干す
  • 観葉植物を置く
  • 水槽や洗面器、大きめのコップなどに水を入れて部屋に置く
  • 噴霧器で、時々水をまく
  • お鍋料理などをしたりして、蒸気を出す

などといった、水分が部屋に多くなるような工夫で乾燥対策を行いましょう。

 

 

加湿器

 

 

そして、もう1つ、ワンポイントアドバイスです。

お部屋の乾燥対策は、スキンケアだけでなく健康全般の対策になります。

冬は空気も乾燥しやすいので、是非、身体の内外や外部環境といったトータルでの乾燥対策を考えて、実践いただければと思います。

 

こちらもお読みください。

エアコンによる乾燥肌には保湿と加湿~冬を乗り切るエイジングケア~

 

エアコンなどお部屋の環境を意識することも、乾燥肌改善の大切な対策の1つです

 


 

<第8章のまとめ>

乾燥肌の対策のためには、お部屋の湿度を50%~60%に保つことが大切です。夏場はエアコンの使いすぎに注意し、冬場は加湿器などで湿度を保ちましょう。

湿度を保つことで、水分の蒸発が防ぐことができるので、乾燥肌の予防な改善につながります。

 

 


9.外出時の紫外線対策などによるお肌の乾燥の対策

 

紫外線は、メラニン色素の沈着によるシミや、光老化によるコラーゲンやエラスチンへのダメージを与えるエイジングケアの大敵です。

また、お肌の乾燥の原因にもなります。

 

お肌が乾燥するメカニズムは、紫外線がお肌にあたることで、

  • 角質層がダメージを受ける
  • 角質層の水分量が低下する
  • ダメージを回復させるためにターンオーバーが早まる
  • 未成熟な角質層が、どんどんお肌表面に上がって角質層が肥厚する
  • 十分な保湿ができない状態となって、乾燥が悪化

というように、バリア機能にもターンオーバーにも悪影響を与えるのです。

 

強い紫外線の影響があると、肌の深層部でも炎症が起こり、深刻な乾燥肌になってしまうこともありますし、夏の時期なら、エアコンの使用が乾燥を悪化させるといった悪循環を招くこともあります。

 

紫外線線を防ぐことは、エイジングケア、美白ケア、保湿ケアの全てに通じるので、夏以外でもしっかり紫外線対策を怠らないようにしましょう。

紫外線対策が、乾燥肌の予防と改善の最重要対策であることを肝に銘じて置いてくださいね。

 

また、ビタミンACEなど抗酸化成分を食べ物で摂ることやエイジングケア化粧品で補う紫外線のアフターケアもお肌の老化や乾燥肌の予防や改善のために、意識的に実践しましょう。

 

紫外線対策については、「紫外線ダメージ、効果的に防ぐには?」や「紫外線によるエイジング「光老化」とフォトフェイシャル治療」も参考にしてください。

もちろん、冬の紫外線対策も忘れずに!

 

 

紫外線

 


 

<第9章のまとめ>

紫外線は、角質層にダメージを与えバリア機能やターンオーバーに悪影響を与え、乾燥肌の原因となります。

だから、紫外線対策はお肌の老化防止だけではなく、乾燥肌の予防や改善のためにも大切なのです。

日焼け止めや衣類などで年中、紫外線対策を行いましょう。

また、ビタミンACEなどによる紫外線のアフターケアもお肌の老化予防や乾燥肌の改善に役立ちます。

 

 


10.季節別の乾燥肌の予防と改善

 

これまで説明した乾燥肌の改善対策の注意点について、季節別に整理しておきます。

いろんな乾燥肌対策を少しずつ行うよりも、季節に合った対策を集中することで改善できることもあるので、是非、季節ごとに乾燥肌の対策を調整しましょう。

 

1)春の乾燥肌対策

春は、冬に比べると暖かくなってきますが、

  • まだ、湿度が低い
  • 昼夜の温度差が大きい

などの特徴があります。

 

また、紫外線の照射量も増えてきます。

 

花粉の飛散によるアレルギーのリスクも高まるのが春。

 

さらに、新学期、新生活、異動などストレスが増えるライフイベントも多くて、ホルモンバランスも崩れがちです。

だから、「もう暖かいから化粧水だけでOK」などと美容液や保湿クリームを使わないと、お肌が乾燥してしまう場合もあります。

 

春の乾燥肌対策は、春の季節的な特徴を意識して実践しましょう。

 

なお、花粉対策は、「花粉による肌荒れはエイジングケア化粧品成分で保湿」を参考にしてください。

 

2)夏の乾燥肌対策

夏は、気温、湿度とも上昇してピークを迎える季節。

本来、こうした環境は、お肌は乾燥しにくいのです。

 

一方、ご存知のとおり、紫外線の照射量はピークを迎えます。

そして、エアコンによるお部屋やオフィスの空気の乾燥。

夏の乾燥肌のリスクは、主にこの2つです。

 

だから、まず夏の乾燥肌対策は、紫外線対策を一層強化すること。

 

次いで、エアコンや扇風機は、直接、風に当たることを避けたり、意識的にエアコンを使う時間を調整するなども大切です。

 

スキンケアアイテムとしては、皮脂量が十分と感じるなら化粧水だけでも大丈夫な場合もあります。ただし、30代以上の方は、エイジングケア化粧水を使いましょう。

 

汗をかきやすい季節なので、「汗」を上手に美肌に活かすこともよい方法です。

汗を乾燥対策やエイジングケアに活かす方法は、「エイジングケアは自分の汗で!汗は最高の美容液?!」を参考にしてください。

また、外出が多い方、夏でもスポーツを楽しむ方は、「スポーツを楽しむ女性のためのスキンケアの基本~10年後、20年後も健やかで美しい素肌のままでいるために~」が、とても参考になります。

 

さらに、紫外線のアフターケアを意識して、

  • ビタミンACE(エース)を摂ること
  • ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体配合のエイジングケア化粧品で、乾燥対策とエイジングケアを行いましょう。

 

3)秋の乾燥肌対策

暑かった夏も終わり、温度、湿度ともバランスのよい秋。

本来、秋はお肌が最も健やかに育まれる季節です。

だからと言って、油断してしまうのは危険です。

 

  • 湿度が低下傾向にあること
  • 依然として紫外線照射には注意が必要なこと
  • 昼夜の温度差が大きくなること
  • ブタクサやヨモギなどによる秋の花粉も飛散すること

などのリスクがあります。

 

したがって、乾燥肌対策も紫外線対策を忘れずに、夏より保湿の強化を図りましょう。

気温が下がることで皮脂の量は減るので、美容液、乳液、保湿クリームで油分を補うこともよい方法です。

 

また、夏のお肌の疲れを身体全体に感じる季節でもあるので、ビタミンACE(エース)を摂取するなど、冬に備えて食べ物による保湿を強く意識しましょう。

食べ物による乾燥対策は、「5.バランスのよい食べ物によるお肌の乾燥対策」ですでに紹介していますが、「エイジングケアの味方!話題のスーパーフードとは?」もエイジングケアと乾燥肌の両方の対策の参考にしてみてください。

 

 

身体の冷え

 

 

4)冬の乾燥肌対策

温度、湿度ともに最も低い冬は、乾燥のリスクが最も高まる季節です。

この記事でも冬の乾燥肌対策を意識して、さまざまな方法を紹介しています。

 

ここで、ポイントを列挙すると

  • 保湿力の高い成分が入った化粧品を使ってしっかり保湿をする
  • お風呂や温活などで身体を温めて血行をよくする
  • 風呂上がりは、すかさず保湿
  • 食べ物は、ニンジンやゴボウ、ショウガなど身体を温める野菜を意識して摂る
  • エアコンを使う場合は、加湿を心掛ける
  • 静電気対策も行う

などです。

 

静電気や冬のインナードライ肌対策は、次の記事も参考にしてください。

乾燥肌は静電気になりやすい?~冬の乾燥肌を乗り切るエイジングケア~

乾燥しているのにテカる冬のインナードライ肌!その対策は?

 

「5.バランスのよい食べ物によるお肌の乾燥対策」や「8.お部屋にいる時の湿度の調整によるお肌の乾燥対策」もしっかり実践しましょう。

 

また、顔が冷えることによるダメージを避けることも大切なので、「顔冷え対策も、エイジングケアの1つ!」も参考にしてみてください。

 


 

<第10章のまとめ>

日本には四季があり、季節による気温、湿度、花粉の飛散などでお肌が影響を受けます。乾燥肌対策は、そんな季節の特性も理解することが大切です。

特に、冬は、気温・湿度とも低下するのでしっかりと保湿を心掛けましょう。

一方、夏も今ではエアコンが乾燥肌の原因になることも、あります。

いずれの季節も乾燥肌のリスクがあることを理解し、油断せずに乾燥肌対策を行いましょう。

 

 


11.顔のパーツや手肌・ボディの乾燥肌対策

 

顔の中でも、目元や口元、唇などお肌が乾燥しやすい箇所があります。

また、顔だけでなく手肌、足、デコルテ、ボディなども乾燥します。

顔なら目元や口元などのパーツに合わせた乾燥肌対策が、そして、身体のパーツ別にも乾燥肌の予防や改善対策が必要です。

 

なぜなら、お肌はパーツによって特徴があり、その動きの有無、刺激に触れる頻度なども違うからです。

そのため、基本的な保湿の考え方は同じでよいのですが、顔のパーツや身体のパーツで工夫したり、少し方法を変えることが必要な場合があるのです。

 

1)口元・目元・唇の乾燥肌の改善

目元や口元の乾燥肌対策は、皮膚が顔の他のパーツよりも薄いので、より刺激の少ないスキンケアを行う必要があります。また、より保湿をしっかりしないといけない場所なのです。

 

目元や口元のお肌の特徴やスキンケアやエイジングケアについて、詳しくは、「目元・口元のお肌の特徴。なぜ、エイジングケアの悩みが多いの?」をご覧ください。

 

また、顔のパーツの中でも、唇は特殊で皮脂腺や汗腺がありません。

唾液で濡らすことで乾燥を防ぐことはできますが、お顔よりも乾燥しやすいのです。

唇の特徴やエイジングケア、乾燥肌対策の詳しい情報は、「唇からエイジングケア」をご覧ください。

 

2)デコルテ

「デコルテは顔の一部」と公言される美女もいます。

それだけ、デコルテのケアを意識した言葉です。

 

デコルテは、

  • 皮膚が薄い
  • デコルテは衣類やアクセサリーなどの摩擦や刺激が多い。
  • 顔に比べて皮脂が少ない

といった特徴のため、顔よりも乾燥しやすいデリケートなパーツです。

 

だから、お顔と同等、もしくはそれ以上に保湿や紫外線対策が必要なのです。

 

デコルテの乾燥対策やエイジングケアについての詳しい情報は、「デコルテのケアなら、効果的な化粧品で魅せる素肌へ導く」をご覧ください。

 

 

デコルテ

 

 

3)手肌の乾燥肌対策

手肌は皮膚が厚い一方で皮脂腺が少ないのが特徴です。

そのため、本来は刺激に強く、乾燥しにくい特徴を持っています。

 

しかし、水仕事や手仕事で無理をしてしまうケースが多いのです。

特に、冬場の水仕事は、手肌の乾燥や手荒れの原因になってしまいます。

 

そして、もう1つ知っておきたいのは、手肌がダメージを受けると、角層が厚い分だけ改善が難しいということです。

手荒れで悩む多くの方が、なかなか改善しない理由はここにあるのです。

 

だから、この記事で何度も説明しているように、「保湿力の高い手肌」のためには、春や夏から取り組むことが、手肌の乾燥の予防や改善の対策になります。

 

そんな手肌のためのおすすめのハンドクリームが、ダマスクローズ配合ハンド美容ジェル「ナールスロゼ」です。

なお、手荒れの原因や対策についての詳しい情報は、「手荒れ予防の対策とは?丸わかり!ハンドケア 」をご覧ください。

また、乾燥肌対策のハンドクリームの選び方は、「ハンドクリームランキングでは明かされないハンドクリームの選び方」をご覧ください。

 

4)ひじ・ひざ・かかとの乾燥肌の予防と改善

ひじ、ひざ、かかとのお肌に共通する特徴は

  • 皮脂腺が少なく皮脂分泌が少ない
  • 角質層が厚い

ということです。

 

また、さまざまな動きによって、衣類や靴などの摩擦による刺激を受けやすいところです。

そのため、これらのパーツも乾燥しやすいのです。

 

乾燥してしまうと、角質が厚いためにカサカサになりやすいのです。

だから、やはり改善のために大切なのは、保湿による乾燥対策。

また、カサカサを改善したいなら、必要に応じてピーリングなどの角質ケアも必要です。

 

ひじ・ひざ・かかとの乾燥肌対策は、「ひじ・ひざ・かかとのエイジングケア 3つのポイント」や「かかとのエイジングケアは保湿から」をご覧ください。


 

<第11章のまとめ>

顔のパーツでは目元や口元、唇は乾燥しやすいパーツです。また、顔だけではなく、デコルテ、手肌、ひじ、ひざ、かかとなども乾燥しやすいパーツです。

それぞれのパーツの特性を理解したうえで、しっかり保湿を行うことで乾燥肌対策を行いましょう。

 

 


12.まとめ

 

乾燥肌の改善のための対策や保湿、またスキンケアやエイジングケアについて、きちんとご理解いただけたでしょうか?

この記事でお伝えしたかったのは、お肌の乾燥対策は、エイジングケア化粧品やスキンケア化粧品だけでなく、さまざまな観点から考える必要があるということです。

 

お肌はお1人おひとりで違うため、「お肌の乾燥対策」「お肌の乾燥の改善」といっても一筋縄ではいきません。

それでも、何をどのように考えればよいのか?は、この記事でその全貌がご理解いただけると思います。

 

また、乾燥肌の予防や改善のための具体的な対策もさまざまな角度から紹介しました。

是非、この記事を参考に、エイジングケアの基本を実践いただき、乾燥知らずの健やかで美しい素肌を目指していただければ幸いです。

 

乾燥肌の改善を考えるエイジングケア化粧品ならナールスコム

 

なお、この記事の冒頭で、乾燥肌がさまざまなエイジングサインの原因となることをお伝えしました。

それらは、「くすみ」、「しわ」、「ほうれい線」、「毛穴」、「くま」、「しみ」などです。

ここでは、エイジングサインの対策を1つひとつ紹介していませんので、下記をご覧ください。

 

肌のくすみの原因と改善・解消の7つのエイジングケア対策!

しわ対策 | エイジングケアの10の対策と7つの美容医療

ほうれい線を消す対策の全てとエイジングケア化粧品の役割

毛穴ケアで黒ずみや開きをなくす!?目立つ毛穴の原因と対策

目の下のくま(クマ)の原因・種類と解消のためのエイジングケア

シミを消す対策は、美白だけに頼らない紫外線対策と美容医療

 

乾燥肌はすべてのエイジングサインの第一歩であることを意識して、エイジングケアに取り組んでいただければ幸いです。

 

 

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