人は皮膚呼吸をするの?化粧品と美容業界の誤った使い方!

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皮膚呼吸という言葉を聞いたことはないでしょうか?

美容ライターの記事をはじめ、一部の化粧品会社の広告やウェブサイトの記事で、「高分子ポリマーは皮膚呼吸を妨げるのでお肌によくない!」などといわれています。

はたして、これは本当なのでしょうか?
その真相に迫ります。

<この記事の大切なポイント>
  • 人は肺呼吸で生きる動物です。皮膚呼吸をまったく行っていないわけでありませんが、肺呼吸で取り入れる酸素の量と比べればわずか0.6%程度です。そのため、影響はとても少ないのです。
  • だから、仮に皮膚呼吸が妨げられても、生命の危機や肌ダメージの直接的な原因になるわけではありません。
  • 一部のメディアや美容系企業がいう「皮膚呼吸ができないことで肌ダメージを受ける」は都市伝説です。この情報を発信するメディアや企業は、基本的には信用しないほうが無難です。
  • 高分子ポリマーやシリコンなど攻撃の的になっている成分は、基本的に安全です。皮膚呼吸も妨げませんし、刺激も少ないので気にする必要はありません。
  • フェイスマスクや化粧水パックで長い時間お肌を密閉することは水分で角質が水浸しになってバリア機能が低下したり、乾燥肌の原因になります。皮膚呼吸の問題ではありませんが、誤ったスキンケアです。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

この記事の監修者
ナールスコム店長 村上清美

ナールスコム

ナールスコム店長 村上清美

メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。

<保有資格>
コスメコンシェルジュ
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト

記事の目次を紹介する女性のイラスト

1.化粧品成分で皮膚呼吸が妨げられることが不安なあなたへ

「人は皮膚呼吸をするの?化粧品と美容業界の誤った使い方!」をお届けします。

高分子ポリマーを使えば、皮膚呼吸を妨げられるのでお肌にダメージを与える!」などというお話を聞いたことはないでしょうか?

はたして、これは本当でしょうか?

美容業界や化粧品業界では、皮膚呼吸について玉石混交のお話が飛び交っています。

正しいスキンケアやエイジングケアのためには、皮膚呼吸について正しく理解することが大切です。

この記事では、皮膚呼吸を取り巻く真実と都市伝説を検証してみます。

「そもそも皮膚呼吸って何?」

「肺呼吸とどう違うの?」

「人は皮膚呼吸をするの?しないの?」

「シリコンやカルボマーは、皮膚呼吸を妨げてお肌にダメージを与えるの?」

「化粧品会社がいっている肌ダメージは本当?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

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2.皮膚呼吸とは何?

皮膚呼吸について考える女性

1)皮膚呼吸とは?

文字通り皮膚で行う呼吸のことです。

人間の場合、呼吸といえば肺呼吸を考えることが自然です。

しかし、なかには肺呼吸以外の方法を取り入れている生き物も存在します。

意外かもしれませんが、本来、肌表面は酸素を通過させる機能を持っているのです。

そのため、皮膚呼吸のみで生きる生物も生き残っています。

2)人は皮膚呼吸をほとんどしない

人は皮膚呼吸をするのでしょうか?

実は、ほとんどしません。

人は、皮膚から酸素を取り入れることは可能ですが、肺呼吸で取り入れる酸素の量と比べればわずか0.6%程度しか取り込んでいないのです。

皮膚呼吸ができない海などの水中にいても死なないですよね。

つまり、人間は皮膚呼吸に依存していないのです。

わずかな皮膚呼吸の役割は、皮膚のごく表面の細胞に酸素を供給するだけにとどまっています。

つまり、生命活動やお肌への影響はとても小さいのです。

簡単な例として、お風呂があります。

もし、皮膚呼吸しているなら、お風呂に10分も入っていれば、死んでしまいますよね。

でも、実際にはそんなことはありませんね。

人が皮膚呼吸をほぼしない理由は、主に2つあります。

①進化の過程で皮膚が厚くなりすぎた

人間の体液には0.9%の塩分が含まれています。

これは太古の海の塩分濃度と同じです。

私たち人間は、海から誕生しました。

太古の人間は陸上で生活するために、海と同じ環境を体内に取り込む必要があったのです。

太古の海と同じ塩分濃度を陸上でも維持するために、皮膚を厚くして乾燥から耐えられるからだになったと考えられています。

その過程で、皮膚呼吸には依存しないからだに進化したのです。

それが、いまの表皮真皮皮下組織です。

現在では肺が呼吸を担い、空気中から酸素を体内に取り入れて、不要になった二酸化炭素を体外に排出するはたらきをしています。

②皮膚呼吸に耐えられない体格

人間のからだには、肺に取り入れた空気を心臓がポンプのように動くことで全身に届ける能動的な仕組みがあります。

皮膚呼吸の場合、皮膚から取り入れた空気を自然な拡散で全身に届ける必要がありますが、人間のからだが大きいため、自然な拡散によって全身の細胞に空気を行き渡らせることは難しいのです。

大気中の酸素濃度が35%と高かった石炭紀のように、酸素濃度が高ければある程度からだが大きくても皮膚呼吸で維持できますが、現在の酸素濃度は21%。

現在の酸素濃度では、人が皮膚呼吸で生命を維持ししていくことは難しいのです。

また、近年大気中の酸素濃度が徐々に減っていることが研究で明らかになっており、今後も酸素濃度が高くなる見通しはたっていません。

いまさら、人間がこれから皮膚呼吸に戻ることはありえませんね。

3)皮膚呼吸する動物は?

皮膚呼吸する動物を調べる女性

皮膚呼吸をする生き物は意外とたくさんいます。

①カエル

たとえばカエルは、皮膚呼吸をする生き物。

カエルの場合、皮膚についているに含まれた酸素を体内に取り込み、反対に体内でできた二酸化炭素を皮膚から体外に排出します。

カエルの皮膚が湿っているのは皮膚呼吸を行っているからです。

カエルの皮膚は皮膚呼吸ができるように極めて薄く、また薄い皮膚を守るために常に濡れている必要があります。

そのため、からだの表面が乾くと死んでしまいます。

なお、カエルは皮膚呼吸の他に肺呼吸も行っていますが、肺だけでは全呼吸を賄うことはできません。

30%から50%を皮膚呼吸に頼っていると考えられています。

特に冬眠中は皮膚呼吸をして生命を維持していることがわかっています。

②ミミズ

皮膚呼吸をする代表的な生物はミミズです。

ミミズは100%皮膚呼吸に頼っています。

ミミズのからだが湿っているのはそのためです。

なお、ミミズも乾燥すると呼吸困難で死んでしまいます。





3.皮膚呼吸が誤解された背景

1)皮膚呼吸の誤解の源は?

皮膚呼吸の誤解の源はゴールドフィンガー
有名なスパイ映画である007の「ゴールドフィンガー」。

古い映画なので、見たことがある方は少ないと思いますが、ある女性が全身に金粉を塗られ死んでしまうというシーンがあります。

また、ビートたけしさんの「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」では、全身金粉のままでいると死んでしまうという金粉マラソンが流行りました。

どちらも強烈なインパクトがありますよね。

この映像を見た人たちが「全身を金粉まみれすると“皮膚呼吸ができなくて”死んでしまう」と誤解してしまったことが、誤った噂が広まった背景にあると考えられています。

美容業界が否定すれば話は変わったのかもしれませんが、一部の美容関係メディアが「皮膚呼吸しないと肌に悪い」という旨の内容で化粧品などを宣伝したために、「人間は皮膚呼吸をしている」「皮膚呼吸を阻害しない化粧品がよい」などの誤った認識が美容方面にも広まってしまいました。

これは都市伝説なので、人間は皮膚呼吸ができなくて死ぬことはありません。

2)皮膚呼吸と金粉を塗った人が死んだ理由

全身を金粉まみれにしてしまうと死の危険があるのは、“皮膚呼吸ができないから”ではなく“体温調節が上手くいかなくなる”“塗料に毒性があり、毒性を保つ成分が皮膚から吸収された”などが理由です。

原因は皮膚呼吸ではないのです。

ただ、窒息死しなくとも、肌パックやフェイスパックなどお肌に貼ることを想定してつくられた商品でない限り、顔やからだに何かを貼り付けたり塗りつけることは美容や健康によいとはいえません。

007の映画を撮影したときにも、万が一に備えて医者が付き添っていたといわれています。

お肌に塗ったり貼ったりするものは、その行為を想定してつくられた専門のものにとどめましょう。


4.美容業界と皮膚呼吸の都市伝説

皮膚呼吸ができないことで肌ダメージを受けるは都市伝説であると説明する女性

1)「皮膚呼吸ができないことで肌ダメージを受ける」は都市伝説

繰り返しになりますが、私たちヒトは皮膚呼吸に依存していません。

しかし、美容業界でまことしやかに「皮膚呼吸をしないとお肌に悪い」といった情報をいまだに流す企業があります。

肌荒れになったり、肌がボロボロになってしまった際に、「皮膚呼吸ができないことが問題」という情報に触れれば、信じてしまう方がいても無理はないでしょう。

そんな方をターゲットに化粧品の売り文句で、「皮膚呼吸を妨げない」というメッセージを流す美容系企業があることが、誤った認識を広めてしまった原因の一つといえます。

肌荒れほか多くの肌悩みの原因は、加齢、紫外線ダメージ、肌の乾燥、化粧品成分の刺激による化粧品かぶれ接触皮膚炎、誤ったスキンケア化粧品の使い方、ストレス女性ホルモンのバランスの崩れなどでバリア機能が乱れているか、ターンオーバーが乱れていることです。

また、真皮や表情筋の衰えなどで肌老化が起こっていることです。

皮膚呼吸が原因になることはありません。

お肌のトラブルの原因を美容成分による皮膚呼吸にあるとメッセージを送る企業は、知識がないか、意図的に他社を悪者にしようとしているかのどちらかです。

もしくは、お肌の新陳代謝を皮膚呼吸と読み替えて使っているケースもないといえません。

本来、新陳代謝が妨げられることと皮膚呼吸ができないことはまったく別の話ですが、曖昧に説明されている場合もあります。

現代では黙っていてもウェブサイトやSNSを通して、大量の情報が勝手に入ってきます。

何が正しいかを判断するのは難しいですが、「皮膚呼吸を妨げる」などの言葉は、まずは疑ってみましょう。

続いて、いくつかの都市伝説をご紹介します。

2)高分子ポリマーが皮膚呼吸を妨げる?

高分子ポリマー配合ジェル

①高分子ポリマーは安全な成分

ポリマーとは同じ物質がたくさんつながった「重合体」のことです。

たとえば、私たち「ヒト」の主成分であるたんぱく質も、アミノ酸の重合体です。

ポリマーのなかで、化学合成したポリマーは「合成ポリマー」と呼ばれます。

分子量が1万以上と高い分子量を持つものは「高分子ポリマー」です。

合成ポリマーは、化粧品にも使われています。

たとえば、有名な保湿成分であるヒアルロン酸も高分子ポリマーの1種です。

ヒアルロン酸が危険という認識を持つ方は少ないですし、事実、安全な成分です。

しかし、食品用のラップなどにも合成ポリマーが使われていることから、「合成ポリマーは(密封性があって)皮膚呼吸を妨げる」という誤った認識を持つ方が出てきました。

誤解しないでいただきたいのですが、化粧品に使われている合成ポリマーと、食品用のラップに使われている合成ポリマーは別物です。

化粧品に使われているポリマーは食品用ラップの合成ポリマーと違い、密封性はありません。

当然、皮膚呼吸も妨げませんので安心してください。

もちろん、完全に密封した状態で長い時間肌を覆えば、肌にダメージを与えてバリア機能を低下させて肌荒れを起こすなどのリスクがともないます。

しかし、化粧品に配合されている合成ポリマーは、それほど濃度が高くありませんし、食品用ラップのような密封性はありません。

さらに、親水性ポリマーであり、顔を水などで洗えば簡単に落ちてしまいます。

つまり、「合成ポリマーは肌に悪い」と誤った情報を配信しているメディアは誤っているのです。

正しい情報を得るためには、健全な批判精神で情報を疑う癖を付けることも大切です。

②高分子ポリマーでオールインワンジェルが進化

高分子ポリマー配合オールインワン化粧品

ポリマーは皮膚呼吸を妨げるどころか、むしろ、合成ポリマーは化粧品技術の進歩に貢献しています。

たとえばオールインワン化粧品クレンジングジェルなどに使われる「ジェル化」や「ゲル化」。

高分子ポリマーが連結して3次元の網目構造となっています。

その隙間に水分や油分などほかの成分を閉じ込めることで、液体と固体の中間のような独特の形状を持ちつつ、配合された成分を安全に保っています。

また、カルボマーなどの微量の高分子ポリマーを配合することで、お肌にストレスをかける界面活性剤の量を減らすことが可能です。

間違った知識は、美肌や正しいエイジングケアの敵です。

高分子ポリマーを正しく理解しましょう。

3)フェイスマスクや化粧水パックのトラブルは?

フェイスマスクや化粧水パックのイメージ
フェイスマスクや化粧水パックも皮膚呼吸に大きな影響はありません。

ただし、確かにお肌に刺激のあるものを付けたり、密閉した状態を長い時間続けるのはよくありません。

化粧水パックフェイスマスクは、10分~15分くらいが適切な時間ですが、時間が長く経つとシート自体が乾いて肌の水分や皮脂を吸い取ってしまうことがあります。

保湿のための集中ケアとしてフェイスマスクをしても、かえって乾燥肌の原因になってしまいます。

また、美容成分や水が入り過ぎても角質層が水浸しになって、バリア機能が低下します。

また、ターンオーバーの乱れをひき起こすことにもなってしまいます。

その結果、お肌のかゆみをまねいたり、敏感肌などになってしまうリスクもあります。

これらは、確かにダメージですが、皮膚呼吸が阻害されたことが原因ではありません。

4)シリコンやカルボマーが肌呼吸を妨げる?

シクロペンタシロキサンジフェニルジメチコンやジメチコンなどのシリコンも悪者扱いの多い成分です。

「被膜をつくって皮膚呼吸を妨げる」や「毛穴を詰まらせて角栓イチゴ鼻の原因になる」などと攻撃されることがあります。

ジフェニルジメチコンジメチコンは、まったく孔のない構造をしているのではなく、メッシュのような孔が開いた構造になっています。

また、大きな分子で安定性が高く、酸化しにくいという特徴があります。

だから、皮膚を密閉することもありませんし、毛穴に詰まりにくく、角栓などの原因になるリスクも低いのです。

5)メイクを落すのは皮膚呼吸させるため?

クレンジングする女性
クレンジングでメイクを落すのは、睡眠中に皮膚呼吸させるためでしょうか?

ここまで記事を読んでいただければ、それが間違いであることはご理解いただけますね。

メイクを落さないと、油分による肌の酸化で肌老化を促進したりし、顔ダニ(毛包虫)皮膚常在菌のバランスを崩す原因になります。

だから、その日のうちに落としてきちんとスキンケアやエイジングケアで乾燥肌対策を行うことが、美肌のために大切です。

しかし、皮膚呼吸を妨げないことが理由ではありません。





5.大切なのは皮膚やエイジングケアの正しい知識

大切なのは皮膚やエイジングケアの正しい知識を説明する女性

1)誤った皮膚呼吸の情報から解放されましょう

皮膚呼吸にまつわる誤解や都市伝説を解説してきました。

誤った情報に振り回されるとスキンケアやエイジングケケアで失敗するリスクが高まります。

そのため、正しい皮膚の知識やスキンケアやエイジングケケアの知識を身につけましょう。

特に、30代からはお肌の老化も進みます。

若いころは多少無茶をしても回復したかもしれませんが、年齢を重ねたお肌はダメージが残ってしまう場合があるので注意が必要です。

30代からは正しいエイジングケアを行なうことが大切なのです。

残念ながら、女性の関心が高い美容関連の情報には根拠のあいまいな情報が流布していることがあるので、惑わされないことが大切です。

こちらでご紹介したように、まずは皮膚呼吸に対する誤った思い込みから頭を開放しましょう。

2)皮膚の役割は皮膚呼吸ではない

皮膚、つまり、お肌のはたらきは、「皮膚(お肌)の構造と役割は?正しいエイジングケアのために!」で詳しくご紹介していますが、次のとおりです。

  • クッションのように物理的な外力を防ぐ
  • 角質で慢性の刺激から守る(特に手掌、足底、膝など)
  • 水分の侵入を防ぐ
  • 体液の不必要な喪失を防ぐ
  • 病原菌(細菌やウィルス)の侵入を防ぐ
  • 物理的、化学的に有害な物質の侵入を防ぐ(花粉などのアレルゲンなど)
  • 紫外線、熱線の侵入を防ぐ(メラニン沈着を防ぐ)
  • 体温調整作用(体熱喪失を防ぎ、外界熱の侵入を防ぐ)
  • 体温上昇時に発汗、血管拡張によって熱を放散する
  • 寒いときに、血管、起毛筋収縮によって熱放散を防ぐ
  • 知覚作用(触感、痛覚、温覚、冷覚、痒みを感じる)
  • 分泌作用(、脂質など)

このように、皮膚呼吸は、お肌のはたらきではないのです。

3)エイジングケアの基本は3つ

エイジングケアの基本を守る女性

毎日のスキンケアやエイジングケアの基本は3つです。

1つめは、正しいクレンジング洗顔でお肌を清潔に保つこと。

2つめとして、自分の肌質や肌状態に合った化粧水美容液乳液保湿クリームでしっかり保湿を行うこと。

そして、最後の3つ目が紫外線対策です。

エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」でも取り上げていますが、この3つを正しく行えばよいのです。

そして、スキンケアの後のお肌の状態もこまめにチェックすることも大切です。

まずは目で見て、触り、日々の変化をチェックしましょう。

なんとなくお肌の調子が悪くなっていると感じるなら、良かれと思っておこなっているスキンケアのどこかの手順が間違っているか、使用している化粧品がお肌に合っていない可能性があります。

反対に、お肌の調子が上向いてきたと感じるなら吉報です。

世の中にはたくさんの化粧品がありますが、お肌に合っているものを使っているサインといえます。

エイジングケアは、正しく続けることが大事です。

ぜひ自分のお肌に合ったエイジングケア化粧品を使って、コツコツケアを続けましょう。

きっと、年齢に負けないエイジレスな美肌がキープできます。

皮膚呼吸を意識するよりも、こちらのほうが大切なのです。


6.まとめ

皮膚呼吸の記事のまとめ

皮膚呼吸についてさまざまな視点から幅広く取り上げました。

いかがだったでしょうか?

美容業界や化粧品業界で使われている皮膚呼吸に誤解の多いことがおわかりいただけたのではないでしょうか?

また、化粧品で使うカルボマーなどの高分子ポリマーが皮膚呼吸を妨げることはありません。

美容業界にはまだまだ都市伝説がたくさんあるので、それを見破ることも大切です。

皮膚呼吸をはじめ、美容関連情報を正しく理解して、正しいエイジングケアを実践してくださいね。

この記事「人は皮膚呼吸をするの?化粧品と美容業界の誤った使い方!」が、エイジングケア世代の女性のお役に立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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