HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす5つの方法

HSPを増やすために入浴する女性

「ヒートショックプロテイン(HSP)」は、免疫アップや健康で注目を浴びていますが、美肌にも大切な成分。

HSPを増やすことで、ハリやツヤのある健やかな素肌を導くことができるのです。

そこで、この記事ではHSPを増やす5つの方法についてご紹介します。

HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす5つの方法の目次

1.ヒートショックプロテイン(HSP)を増やしたいあなたへ

HSPを増やしたい女性

「ヒートショックプロテイン(HSP)」という言葉は、最近よく聞きますよね。

このHSPは、自分の身体の中にあるたんぱく質でエイジングケアにとって強力な味方。

美肌をつくる大切な成分です。

でも、HSPは年齢とともに減少していきます。ここでは、美肌成分のHSPを増やす方法をご紹介します。

「ヒートショックプロテイン(HSP)ってそもそも何なの?教えて!」

「ヒートショックプロテイン(HSP)って健康によいって聞くけど、本当?なぜなの?」

「ヒートショックプロテイン(HSP)ってお肌にどんなはたらきがあるの?肌悩みを防げる?」

「ヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法は?どうすればよいの?」

「ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすエイジングケア化粧品成分って?」

などを知りたい方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<HSPを増やすエイジングケアのために!>

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<この記事の大切なポイント>
  • ヒートショックプロテイン(HSP)とは、「熱ショックたんぱく質」のことです。熱ストレスが身体やお肌に加わると増えるたんぱく質です。
  • ヒートショックプロテイン(HSP)は、抗炎症作用、免疫作用、美肌作用があることから、最近ではとても注目が高まっています。例えば、健康増進やアンチエイジング医療などへの応用も期待されています。
  • HSPにはたくさん種類があります。美肌と関係の深いのは、HSP47、HSP70です。
  • HSP47は、コラーゲンとだけ結びついて、コラーゲンが正しい形になるのを助けます。また、HSP70には、紫外線ダメージを防ぐ作用があります。
  • HSPを増やす方法は5つあります。入浴ほか、身体を温めることで増やすことができます。また、42度洗顔、βグルカンを含む食べ物、ナールスゲン、適度な運動でも増やすことができます。

2.HSP(ヒートショックプロテイン)の効果

HSPの効果に驚く女性

病気からの回復やエイジングケアとの関係で注目を浴びるHSP(ヒートショックプロテイン)。

最近、雑誌やTV番組でも取り上げられ、話題になることもありますよね!

このHSP(ヒートショックプロテイン)、みなさんはどんなものかご存知ですか?

HSPとは、「熱ショックたんぱく質」とも呼ばれる、人間の細胞の中にあるたんぱく質のひとつです。

そもそも、私たちの身体は、皮膚や筋肉、血管など、あらゆる組織や細胞はたんぱく質からできていて、紫外線やウィルス、気温の変化、精神的ストレスなど、外部から過度のストレスを受けると、たんぱく質が傷ついて正常なはたらきができなくなってしまいます。

一方で、たんぱく質が傷つくと、それを修復しようとはたらくたんぱく質が生まれるのですが、それがHSP(ヒートショックプロテイン)。

このようにHSP(ヒートショックプロテイン)は、ストレスによって生まれることから、「ストレスたんぱく」とも呼ばれます。

このHSPは、私たちの身体に備わっている自己回復力を呼び覚ますことで健康をサポートしたり、しわシミなどの予防にも効果を発揮し、美肌をもたらしてくれることもわかってきたのです。

具体的には、ストレス防御作用以外に、次の作用があります。

  • 炎症を抑える作用
  • 免疫を高める作用
  • たんぱく質の合成をサポートする作用(分子シャペロン作用)

特に、免疫を高める作用は、がんなどの病気との関係でも注目されています。

それは、HSPには、がん細胞や病原微生物などを攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させるはたらきがあるからです。

こうしたHSPのはたらきが、医療への応用でも期待されています。

その点については、「ヒートショックプロテイン加温健康法(伊藤要子 著)」や「42℃温めで素肌美人(水島徹 著)」で詳しく解説されています。

美肌との関係では、たんぱく質の合成をサポートする作用が影響を与えています。

お肌も多くはたんぱく質なので、合成が促進されることで美肌になるからです。


3.HSPと美肌の関係

HSP(ヒートショックプロテイン)が増えて美肌になる女性

1)HSP(ヒートショックプロテイン)47を増やそう

HSPがもつ美肌パワーの中でも、注目したいのがコラーゲンへの作用です。

HSPにはいくつかの種類があって、そのひとつ、HSP 47(分子量47000ダルトンのヒートショックプロテインという意味です)は、主に真皮にある成分です。

コラーゲンと結びついて、コラーゲンを正しい形に導き、質の高いコラーゲンにするのを助けるはたらきがあります。

コラーゲンはお肌のハリや弾力を保ち、その衰えがシワたるみと深く関わっていることはご存じですよね。

美肌のためにはコラーゲンを減らさないこと、衰えさせないことが大切ですが、HSP47がそのために一役買っているのです。

つまり、日頃から体内にHSPを増やしておけば、コラーゲンへのはたらきが高まり、たるみが原因のイヤ~なエイジングサインであるほうれい線たるみ毛穴などの予防につながるというわけなのです。

これは、HSPの分子シャペロン作用の1つです。

シャペロンとは、「介添え役」という意味で、HSP47は、自分自身が「分子」として、コラーゲンの「介添え役」を担っているのです。

なお、HSP47とコラーゲンの関係についての詳しい情報は、「ヒートショックプロテイン47(HSP47)とコラーゲンの深い関係」をご覧ください。

2)HSP70を増やそう!

HSP70も分子シャペロンの1つで、主に表皮にあって、分子量が70000ダルトンのHSPです。

HSP70は、メラニンを抑えることで紫外線ダメージを防ぎます。

つまり、シワやシミなどのお肌の老化を防いでくれるヒートショックプロテインです。

それについて詳しくは、「シミを予防するHSP(ヒートショックプロテイン)の効果とは?」をご覧ください。

このように、HSP70を増やすことはお肌のアンチエイジングやエイジングケアに大切なのです。

では、普段の生活の中でできる「HSPを増やす5つの方法」をご紹介します。


4.HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす5つの方法

HSPを増やす方法について説明する女性

1)お風呂はちょっと熱めの40~42℃でHSPを増やす!

まず、もっとも手軽なHSPアップの方法は、入浴によって適度な熱ストレスを与えること。

HSPは、熱の刺激を受けて細胞が「熱い」と感じた時に増加します。

その温度の基準は、40~42℃のちょっと熱めです。

ですので、下記の温度と時間を目安に入浴して、しっかり身体を温めるのがポイントです。

<温度と目安時間>

42℃の場合:10分程度

41℃の場合:15分

40℃の場合:20分

お風呂でヒートショックプロテインを増やす女性

身近で手軽なお風呂を利用して、HSPを増やすことができるならウレシイですね。

その他のHSP入浴法のポイントとして、次に点に注意しましょう。

  • 熱いのが苦手な方は、ふだんよりは少し高め、身体が気持ちいいと感じるくらいの温度で試してみる。
  • 入浴前後の水分補給は、冷水より常温のお水やスポーツドリンクで。
  • 入浴後はHSPや水分が減らないように、しっかり保温

※HSP入浴法は、心臓に負担がかかりますので、高血圧などの方は注意が必要です。その他の病気を含め、何らかの病気がある場合は、お風呂の入り方を医師などに相談されることをおすすめします。

2)42℃洗顔でHSPアップ!お肌もツヤツヤ

全身のHSPを増やすには42℃の場合10分程度はかかるのですが、皮膚表面の細胞だけなら熱が伝わりやすいので、5分ほど温めれば増やすことができます。

そこで、美肌のためには、お顔を温める42℃洗顔が効果的。

やり方は、次の通りです。

①3分間42℃のお湯で洗いながら顔を温める。

②顔が温まったら、42℃のお湯で温めたタオルで約2分間お顔を保温する。

これなら、湯船に浸かりながらできますし、とってもカンタンですね。

クレンジングは、この前に済ませておいてくださいね)

3)HSPを増やすには、食材選びもひと工夫

しっかりと選んだ食材で食事をする女性

食べ物の中では、水溶性食物繊維の一種であるきのこや海藻類、酵母などに多く含まれるβグルカンが、HSPを増加させる作用があることがわかっています。

また、唐辛子などを使った辛い料理は、胃腸に適度な刺激を与えることで、HSPを増やす効果が期待できます。

バランスのよい食事が基本ですが、こうした食材を上手に利用することで、HSPアップにつなげたいですね。

4)HSPを増やすエイジングケア化粧品成分

エイジングケア化粧品成分には、HSP(ヒートショックプロテイン)47を増やす成分があります。

それが、京都大学と大阪市立大学で共同開発されたナールスゲン

ナールスゲンは、HSP47を約1.3倍増やすことが実験でわかっています。

ナールスゲンは、HSP47以外にも、表皮でグルタチオンを増やしたり、線維芽細胞を活性化させることで、エラスチン、コラーゲンを増やすことが知られています。

5)運動でもHSPを増やすことができる!

運動でHSPを増やす女性

ご存知のとおり、運動を行えば、体温が上がります。

だから、運動でもHSPを増やすことができます。

では、運動でなぜHSPが増えるのか、もう少し詳しくみましょう。

運動を行えば、ストレスを感じます。

そのストレスには、次の3つの種類があります。

  • 体温が上がる熱ストレス
  • 疲労で、乳酸が増加し酸性に傾き筋肉が固くなる酸性ストレス
  • 息苦しくなってしまう低酸素ストレス

もちろん、運動を行えば活性酸素も増えます。

こうした状態は、一見、よくないように思えますが、「適度な運動が身体によい」ことは誰もが知っている常識ですね。

こうしたストレスは、それが適度であれば、だんだん身体は慣れてくるのです。

つまり、「慣れる」ことで、体力や免疫が上がっていくのです。

この運動の際に、体温が上がり、血流が促進されます。

その際に、酸素が消費されると、身体は温熱と同じようなストレスを受けます。

その結果、HSPが増えるのです。

もちろん、運動で血行促進すれば、くすみ目の下のクマ(青クマ)などの肌悩みも改善されるので、HSPが増える以外の効果も期待できますね。

HSPを高める方法をご紹介してきましたが、HSPはあくまで健康や美肌のための1つの要素です。

つまり、HSPを高めることだけを意識しすぎるのではなく、エイジングケア全体や日常生活全体のバランスが大切です。

美肌のため、エイジングケアのための日常生活については、「エイジングケアより大切な日常の生活習慣で肌老化の予防を!」も併せてお読みいただければ幸いです。


5.まとめ

HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす5つの方法のまとめ

HSP(ヒートショックプロテイン)がどんなものかご紹介しました。

また、自宅で簡単にできる、身体の中からのアンチエイジングやエイジングケアとして、HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす方法をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

HSPのはたらきや健康、美肌との関係についてもご理解いただけましたでしょうか?

HSPは、私たちの身体に備わっている自己回復力を呼び覚ますことで、健康をサポートしたり、しわやシミなどの予防にも効果を発揮し、美肌をもたらしてくれる成分。

ぜひ、アンチエイジングやエイジングケアのために日々の生活のなかでHSPを増やす工夫をしてくださいね。

(参考文献)

42℃温めで素肌美人  水島 徹 (著) (幻冬舎)

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