ふき取り化粧水の効果と安全性!メリットとデメリットと使い方のコツ

拭き取り化粧水を使う女性

あなたは、拭き取り化粧水を使ったことがありますか?

拭き取り化粧水は、お肌に残ったメイクの汚れや古い角質などを取り除いてくれる化粧水です。

ウェブや雑誌などで高い評価やランキングを得ているものもあります。

でも実はこの化粧水、エイジングケア世代にとってはリスクも大きいのです。

この記事では、そんな拭き取り化粧水のメリットやデメリットについて、幅広くかつ深くご紹介します。

ふき取り化粧水の効果と安全性!メリットとデメリットと使い方のコツの目次

読みたいところから読める目次

1.拭き取り化粧水を使おうかとお考えのあなたへ

拭き取り化粧水を使う女性

「ふき取り化粧水の効果と安全性!メリットとデメリットと使い方のコツ」をお届けします。

化粧水にはさまざまな種類がありますが、その中でも他の化粧水とかなり役割の異なるのが拭き取り化粧水。

「拭き取り化粧水で、あなたもツルツル美肌に!」などのコピーがあなたの購買意欲をそそります。

誰だって、美肌になれるならそんなアイテムを使いたいですよね。

はたして、そんな拭き取り化粧水とエイジングケアとの相性は、どうなのでしょうか?

その点は、この記事で詳しくご紹介しますが、それを先に知りたい方は、第7章を先にお読みくださいね。

さて、一般に化粧水といえば、保湿化粧水のことで、エイジングケア化粧水やその他の化粧水もその役割の中心が、「保湿」であることがほとんどです。

もちろん、美白、抗炎症、抗酸化などの付加的な機能はありますが、拭き取り化粧水ほど役割が違うものではありません。

収れん化粧水も保湿化粧水とはかなり役割が違いますが、化粧水を塗った後、「拭き取る」必要はありません。

その点では、拭き取り化粧水の特徴は際立っています。

そのため、実は使い方に注意が必要な化粧水です。

この記事では、そんな拭き取り化粧水の特徴と使い方のコツをご紹介します。

また、おすすめの拭き取り化粧水をご紹介します。

「そもそも拭き取り化粧水ってどんな化粧水?役割を教えて!」

「拭き取り化粧水のメリットとデメリットが知りたい!」

「私の肌に、拭き取り化粧水は必要?不要?」

「上手な拭き取り化粧水の使い方を知りたい!」

「拭き取り化粧水ってピーリングと同じ?違うの?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みください。

なお、化粧水全般やエイジングケア化粧水の選び方は、「化粧水ランキングを超える!エイジングケア化粧水の選び方」や「エイジングケア化粧水の選び方は、肌質と年齢で考える」で詳しく説明していますので、ここでは拭き取り化粧水を中心にお話を進めます。

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<この記事の大切なポイント>

  • 拭き取り化粧水とは、汚れ落としや角質ケアのために拭き取って使う化粧水です。だから、保湿化粧水とは役割が違います。
  • 拭き取り化粧水を特徴づける成分は、アルコール、AHA、尿素、界面活性剤などです。一般的な保湿成分とは違うのです。
  • 拭き取り化粧水のメリットは、古い角質をはがすことでターンオーバーを促進させ、角質肥厚やくすみを改善することです。これでお肌がツルツルになるのです。
  • 拭き取り化粧水のデメリットは、お肌の負担や刺激が大きくバリア機能低下のリスクがあることです。だから、敏感肌やインナードライ肌の方は要注意です。
  • 拭き取り化粧水は、正しい使い方をすることが大切です。特に40代以上のエイジングケア世代には、慎重な使い方をしていただきたいスキンケアアイテムです。ランキングだけに頼らずに成分を理解して選びましょう。

2.拭き取り化粧水とは?

拭き取り化粧水とはなにか考える女性

1)そもそも拭き取り化粧水って?

拭き取り化粧水は、その名のとおり、洗顔後のお肌を拭き取るようにして使う化粧水です。

クレンジング洗顔で落としきれなかった汚れ、メイク残り、古い角質などを取り除く役割があります。

また、軽めのメイク落としや、フェイスマッサージ後の余分な油分の拭き取りに活用される場合もあります。

さらには、ピーリング作用がある拭き取り化粧水も存在します。

あくまで化粧水なのでピーリングの作用自体は比較的マイルドなものが多いようですが、それでも刺激はあるので、その点の理解も大切です。

拭き取り化粧水は、スキンピールローション、ピーリングローション、AHAローション、クリアローションなどの名前で市販される場合もあります。

2)拭き取り化粧水の特徴は?

拭き取り化粧水の特徴はどんな点でしょうか?

一般的に化粧水といえば保湿化粧水をさします。

保湿化粧水とは精製水をベースにして、お肌に潤いをもたらす水溶性の保湿成分であるグリセリンBGヒアルロン酸コラーゲンなどのヒューメクタント、そして皮膚を柔らかくしてくれるエモリエント成分など、さまざまな成分が配合されたものです。

化粧水の成分や中身については、「化粧水の成り立ちと中身って?成分はオススメも人気も同じ!」や「化粧水の成分!保湿成分とエイジングケア化粧品成分」で詳しく取り上げています。

そんな保湿化粧水は、配合される成分によって、エイジングケア化粧水、ビタミンC誘導体化粧水セラミド化粧水アミノ酸化粧水などと呼ばれることがあります。

とはいえ、これらは基本的に保湿化粧水と同じ役割、使い方で、洗顔の直後に使用して肌を潤したり整えたりすることで、次のステップで使う美容液などの浸透を助けるものです。

拭き取り化粧水についての理解を深めるために、保湿化粧水との違いで特徴を整理してみましょう。

①役割が違う

拭き取り化粧水の役割は古い角質などを取り除くことにあります。

保湿成分は皆無とはいいませんが、保湿することを重要視していないので、一般的な化粧水よりも保湿成分は少ないものが多いのです。

対して化粧水、特に保湿化粧水は、肌をうるおわせて肌環境を整え、かつその後の美容液や乳液保湿クリームの美容成分が浸透しやすいようにしてくれるはたらきがあります。

同じ「化粧水」ですが、中身が違うものであることを理解しておきましょう。

②使用するタイミング

拭き取り化粧水は、洗顔のあと化粧水の前に、使います。

「洗顔の後」という順番は同じですが、クレンジングや洗顔を補うために使用するものです。

役割が違うので、保湿化粧水の代わりとして使用することはできません。

また、拭き取り化粧水は、洗顔の前の軽いメイク落しとして使用したり、フェイスマッサージのあと油分を拭き取る目的で使用するなど、随時用いられるものです。

メイク落しに関しては、クレンジング料の代替品として使うには不十分ですので、あくまで補足と考えておいてください。

なお、一般的な基礎化粧品の使い方の順番は、「化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの違いとつける順番は?」をご参照ください。

③使い方が違う

拭き取り化粧水は、コットンに染み込ませて、やさしく拭き取るように使用します。

保湿化粧水のように成分をなじませるようにパッティングしたり、ハンドプレスすることはありません。

また、手を使って塗ったりはしないものですので注意しましょう。

拭き取り化粧水を使用するときは、必ずコットンを使用します。

できるなら、拭き取り化粧水専用のコットンがオススメです。

肌への摩擦などによる負担が減り、より効率よく拭き取り化粧水を活用することができます。

なお、「拭き取って使う」のは、お肌の余分なものを取り除く目的とともに、成分がお肌に残ったままでは刺激になるリスクがあるということを覚えておきましょう。


3.拭き取り化粧水を特徴づける成分

拭き取り化粧水に含まれる成分のイメージ

1)アルコール

拭き取り化粧水を特徴づける成分の1つが、アルコールです。

全成分表示では、エタノールと記載されます。

アルコールには、殺菌効果、収れん効果、清涼感があるので収れん化粧水にも含まれます。

アルコールは、高濃度で配合すれば、お肌の汚れや皮脂などの油分を取り除く力を期待することができます。

反面、アルコールの持つ揮発性でお肌の乾燥を促進させてしまうなど、注意が必要な成分でもあります。

なお、アルコールやアルコールフリーについての詳しい情報は、「アルコールフリー化粧水で潤い素肌へ!失敗しない選び方の3つのコツ」をご覧ください。

2)AHA(アルファヒドロキシ酸)

AHA(アルファヒドロキシ酸)も、拭き取り化粧水を特徴づける成分の1つです。

グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、シトラス酸などを総称して「AHA(アルファヒドロキシ酸)」と呼びます。

フルーツにもたくさん含まれる成分なので、フルーツ酸とも呼ばれることがあります。

AHAは、水溶性の成分でお肌の角質層を溶かすはたらきがあり、ターンオーバーを促進します。

このはたらきは、ピーリング効果と呼ばれますが、サリチル酸などのベータヒドロキシ酸よりは穏やかです。

とはいっても、この角質を溶かすはたらきのため配合濃度が高いと、皮膚が薄く過敏な方には赤みや湿疹、かゆみなどの原因となるリスクがあります。

3)尿素

尿素は、お肌の表皮の角質層にあるNMF(天然保湿因子)に約7%含まれ、もともとヒトがもっている成分です。

尿素は、水分を吸着することで保湿力を発揮します。

また、角質層を柔らかくする作用もあります。

これは、尿素の角質を溶かすはたらきによるものです。

角質は、ケラチンというたんぱく質でできていますが、尿素は、その化学的な性質によって、ケラチンの分子の結合を切断することができます。

この効果を期待して、拭き取り化粧水に配合されるのです。

ちなみに、尿素がハンドクリームによく配合される理由は、ゴワゴワした手荒れの原因である古い角質を溶かすはたらきを期待してのことなのです。

4)界面活性剤

拭き取り化粧水に、クレンジングの補完的な役割を担わせる場合は、界面活性剤が何種類か配合される場合があります。

保湿化粧水などにも、乳化を目的として刺激性の少ない非イオン系(ノニオン系)界面活性剤が配合されますが、1種類程度です。

一方、拭き取り化粧水には、メチルグルセス-10、PPG-9ジグリセリル、PEG-7グリセリルココエートなどの非イオン系(ノニオン系)界面活性剤が複数種配合されることがあります。

今、挙げた4つの化粧品成分が、拭き取り化粧水を特徴づけています。

なお、拭き取り化粧水の成分は、「化粧品選びの常識が変わる!美肌成分事典(かずのすけ/白野実 著、主婦の友社)」や「化粧品成分ガイド 第6版(宇山侊男/岡部美代治/久光一誠 著、フレグランスジャーナル社)」で詳しく学ぶことができます。


4.拭き取り化粧水の効果とメリットは?

拭き取り化粧水の効果とメリットについて説明する女性

1)ターンオーバー促進で肌に透明感を!

ターンオーバーが遅くなっている場合やお肌がゴワゴワしている場合には、拭き取り化粧水のメリットが享受できます。

拭き取り化粧水には、肌の表面の古い角質を除去するはたらきがあります。いらなくなった角質を除去することで、肌のターンオーバーが促進します。

その結果、肌の肌理(キメ)が整ってくすみのない透明感のある肌が期待できます。

2)汚れを取り去り肌老化を防止

クレンジングや洗顔をしっかりしているつもりでも、肌には落としきれなかったメイクや洗顔料などの洗い残しがある場合があります。

これらは放置しておくと肌荒れの原因になることもあります。

もう1つの大きな問題は、古い油分がお肌に残るとそれが酸化してしまって、過酸化脂質に変わり、お肌の老化の原因になってしまうこともあるのです。

拭き取り化粧水を使うことで、これらの汚れを除去し、お肌の酸化の予防にもつながるのです。

3)ピーリングと比較すれば刺激は小さい

デメリットの部分でもお話しますが、拭き取り化粧水は配合成分の特徴からもおわかりいただけるように、お肌の負担や刺激になります。

これは、ピーリング、酵素洗顔などと同じです。

とはいってもピーリング剤のように強い刺激があるわけではないので、お肌のターンオーバーの遅れが気になった時には、ピーリングほど気を使わずに使えることがメリットです

また、拭き取りメインですが保湿成分などが含まれているタイプもあり、穏やかな使用感のものなど、自分の肌に合った拭き取り化粧水を選択することができます。

ただし、注意が必要であることは間違いありません。

4)後のスキンケアやメイクにプラスも

いつもの化粧水や美容液などのスキンケアアイテムが肌になじみにくいと感じている方にも効果があります。

化粧水などをつける前に、余分な古い角質などを取ってくれますので、拭き取り化粧水の後に使用する化粧水や美容液の浸透力もアップします。

また、メイク前に使うと、メイクの仕上がりや持ちがよくなることもあります。

ただし、長期的な使用は逆にマイナスになるのでこの点には注意しましょう。


5.拭き取り化粧水のデメリットは?

拭き取り化粧水のデメリットについて説明する女性

1)拭き取り化粧水が必要な肌状態が問題

拭き取り化粧水のメリットを挙げておいて腰を折るようなお話になりますが、根本的なことをいえば、そもそも拭き取り化粧水を使わなければならない肌状態やスキンケアが問題なのです。

たとえば、洗顔やクレンジングでしっかりお肌の汚れと取れば拭き取り化粧水は、不要です。

また、ターンオーバーは、本来、しっかりと保湿を行い乾燥肌対策ができていれば、正常なので不要です。

拭き取り化粧水は、本来、時間をかけて角質層を健やかに育むプロセスを、短期的に改善するものなので、便利ではある反面、お肌に刺激や負担をかけてしまいます。

拭き取り化粧水も進化し、保湿成分が入ったり刺激を少なくする工夫がなされているものもありますが、それでも荒療治的な側面のある化粧水なのです。

だから、理想的には使わないに越したことはありません。

2)そもそも刺激性のある成分が配合されている

先ほど、拭き取り化粧水の特徴的な成分をご紹介したので、おわかりだと思いますが、

そもそも、お肌に負担をかける成分が使用されています。

自分の肌質に合っているか、購入前に成分をチェックしたり、まずは少量から試すなど、見極めることが大切です。

また、使用する際の力が強すぎると、肌荒れになったり、肌を傷つけてしまうこともあります。

使用感はピーリング剤などに比べるとマイルドであるため、自分が力を入れすぎていることに気付かないと、長期間、継続的に使用するリスクがあります。

その場合、肌にダメージを与え続けることになってしまいます。

保湿成分やうるおい成分が配合されている場合でも、あくまで拭き取ることに付け足してその成分が加えられているだけですので、保湿効果などが十分でないことを理解しておくことが必要です。

特に、アルコール濃度が高く、AHAや界面活性剤の種類が多い拭き取り化粧水は、肌への刺激や負担が強いので、バリア機能を低下させるリスクが高くなります。

敏感肌インナードライ肌の方は、特に注意が必要ですし、普通肌脂性肌の方でも、刺激成分の多いタイプの拭き取り化粧水を長期的に使えば、バリア機能の低下のリスクが高まります。

だから、保湿化粧水などのように、日々のスキンケアやエイジングケアに組み込むタイプの基礎化粧品ではありません。


6.拭き取り化粧水の使い方の基本とコツ

拭き取り化粧水を使う女性

拭き取り化粧水を使う以上は、効果を上手に引き出すとともに、肌への負担をできるだけ少なくすることが大切です。

ここでは、そんなポイントをご紹介します。

基本的には、コットンで優しく拭き取るように使います。基本となるポイントは次の4つです。

1)適量をコットンに含ませて使う

保湿化粧水は手でなじませることが多いですが、拭き取り化粧水はコットンに含ませて使用します。

可能ならば、通常のコットンよりも柔らかい拭き取り化粧水専用のコットンを使うことがオススメです。

より肌への負担を軽減しつつ、拭き取り化粧水の効果を実感できます。

使用量の目安は、各商品によって異なりますのでよく注意書きなどをみるようにしましょう。

使用量が足りないと、コットンと肌の間に摩擦が生じやすくなり、お肌の負担になってしまう可能性があります。だから、使う場合には適量を使いましょう。

2)優しい力加減で行う

ゴシゴシと力を込めて使うものではありません。

拭き取るというより、肌をすべらせるようなイメージで使用すると間違いが少ないでしょう。

最近では、拭き取り化粧水の多くは、強い力を加えなくても、肌から効果的に不要な古い角質などを取り除けるように工夫されています。

優しく、肌の表面を撫でるように力を加減して使用しましょう。

コットンを肌に密着させてから撫でるという点もポイントでしょう。

拭き取り化粧水は、もともとそっと撫でるだけでよさを実感できる商品です。

はじめて使用する人は、今までの保湿化粧水と勝手が違って戸惑うこともあります。

慣れてくると、強い力でなくても拭き取れている実感が伴うので、無理に力を入れてしまうことも減るでしょう。

各商品の案内にそって、加減しながら使用することをオススメします。

3)拭き取ったあとはしっかり保湿する

拭き取り化粧水の後は、なるべくすぐに化粧水を使って保湿しましょう。放置すると肌の乾燥が加速してしまう危険性があります。

拭き取り化粧水を使用したら、通常の化粧水・美容液・保湿クリームなどのお手入れを忘れないようにしましょう。

拭き取り化粧水を使ったらすぐに保湿できるように、次のステップのアイテムを手元に用意しておくことがコツです。

拭き取り化粧水は、お肌の余分な皮脂や汚れを拭き取る役割のアイテムです。

保湿成分が配合されていても、十分な保湿ができているわけではありません。

余分な皮脂が落ちた状態の肌はよりデリケートになっています。

十分に保湿することで、肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌されてしまう事態も避けることができるでしょう。

あくまですぐに保湿することを前提に使用するものですので、保湿ケアは怠らないようにしましょう。

特に拭き取り化粧水を取り入れた当初は、慣れていないためにスムーズにケアできず、つい何かの行程を忘れてしまうこともあります。

慣れれば、それほど意識しなくてもテンポよくケアできます。

慣れるまで、手に取りやすい順番でスキンケア用品を並べておき、すぐケアできるように事前準備しておく方法は有効といえます。

適切な順番や頻度で使用することで、それぞれの効果をより高めることができます。

4)同じ目的のアイテムを重複してケアしない

拭き取り化粧水以外にも、汚れを取ったり、角質ケアをするアイテムはあります。

これらを一緒に使えば、刺激や負担が2倍になります。

例えばピーリング剤などを使った日は、拭き取り化粧水の使用は控えましょう。

酵素洗顔、スクラブ洗顔なども同様です。

また、拭き取り化粧水を使った後には、美容成分が浸透しやすくなりますが、過度に浸透させることで肌トラブルになることもあります。

だから、拭き取り化粧水を使った後は、イオン導入は控えたほうが無難です。

5)使用回数は?

拭き取り化粧水を使用するのは朝か夜の1回が適切です。

朝使う時は、洗顔の代わりとしても使えます。寝ている間に分泌された余分な皮脂を落とすことが可能です。

メイク前に使用するのもよい方法です。

旅行や出張先など、身近に清潔な水道環境がない場所でメイクしないといけない時には便利です。

拭き取り化粧水が、肌表面の古い角質や皮脂などを取り除いてくれるので、その後のメイクのノリがよくなり、崩れにくく仕上げることができます。

しかし、どちらかといえば、夜に活用する方法がさらに上手な使い方といえます。

日中メイクなどで負担をかけていますので、夜にしっかり汚れなどを拭き取ってあげる方法は効果的です。

基本的には、洗顔の後、化粧水の前にコットンを使って使用しましょう。

少し多めに、コットンがひたひたになるくらいまで拭き取り化粧水に浸しておくと、摩擦による肌への負担を軽減できます。

古い角質は、どうしても日々の生活の中で溜まっていきます。

肌のターンオーバーが正常に機能していれば、肌をよい状態に保つことができますが、ストレスや環境などの負担によって、ターンオーバーが乱れていると、なかなか古い角質がスムーズにとれません。

ザラつきやくすみの原因にもなります。

拭き取り化粧水を適切に活用すれば、早く新しい皮膚が表面に来るようにサポートすることができ、透明感のある肌を維持しやすいのです。

6)後で、化粧水パックやフェイスパックを行う

この方法は、全面的にオススメできる方法でありませんが、30代までの方、肌の強い方が即効的な実感を得たい場合の手段です。

拭き取り化粧水の後で、化粧水パックフェイスパックを行うことで、より美容成分を肌に浸透させることが可能です。

まず拭き取り化粧水を使い、その後、保湿化粧水を浸透させます。

その後でパックを行うことがコツです。

拭き取り化粧水の後、すぐにパックしてしまうと、逆に肌が荒れてしまうこともありますので注意しましょう。

左右どちらかだけ顔パックを試し、左右の違いで効果を実感してみるとわかりやすいかもしれません。

うまく活用すれば、キメの整った、毛穴の目立たない美肌へと育くむことができるでしょう。ただし、刺激を感じたり異常を感じる場合は、すぐに中止しましょう。


7.拭き取り化粧水の選び方と人気商品のご紹介

拭き取り化粧水の選び方を解説する女性

1)拭き取り化粧水の選び方の基本

上手に使うためには、自分の肌にあった拭き取り化粧水を選ぶこともポイントです。

拭き取り化粧水もたくさんの種類が市販されています。

ピーリング効果の強いものや、殺菌作用のあるものなど、さまざまです。

まず、自分の肌の状態を確認しておき、求めている効果を明確にしておきましょう。

敏感肌や乾燥肌の人は、拭き取り化粧水はオススメできませんが、中には敏感肌・乾燥肌用に特化した拭き取り化粧水も存在します。

どうしても使用したいときは、専用の商品を選んで活用することが大切です。

自分の肌に合っていて、自分が使いやすい拭き取り化粧水を選べば効果を実感できるアイテムとなります。

そのために、すでに説明した成分の特徴をしっかり理解してその必要性を考えた上で選びましょう。

ただし、いずれの場合も保湿をしっかり行って、乾燥肌の予防や改善対策を併せて行うことは必須です。

2)人気の拭き取り化粧水のご紹介

エイジングケアアカデミーでは、エイジングケアの視点からは必ずしも拭き取り化粧水をオススメしているわけではありません。その点については、次の章で詳しく説明します。

ここでは、@コスメや楽天、アマゾン、ヤフーショッピングなどで人気や高いランキングを得ていたり、売れ筋となっている拭き取り化粧水のポイントをご紹介します。

拭き取り化粧水を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

①イプサクリアアップローション 2

イプサクリアアップローション 2
メーカー:イプサ

容量:150ml

価格:3,500円 (税別)

<特徴や評価>

クエン酸Naの濃度は高くなく、アルコールやPGは不使用で低刺激な処方の拭き取り化粧水です。

エイジングケア世代でも使えます。

また、グレープシードオイル(ブドウ種子油)が、乾燥によりカサカサになった不要な角層をやわらかくほぐします。

グレープシードオイルの主成分はリノール酸やオレイン酸ですが、ほかの植物油と比較してビタミンE(トコフェロール)含有量が高いので、酸化に対して安定しています。

<全成分表示>

シクロペンタシロキサンDPG、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、グリセリン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ベタイン、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、キシリトール、PCA-Na、ブドウ種子油、アセチルヒアルロン酸Na、ラウリルベタイン、EDTA-2Na、クエン酸Na、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、クエン酸、イソステアリン酸、フェノキシエタノールメチルパラベン、安息香酸Na

②SK-Ⅱ フェイシャルトリートメント クリアローション

SK-Ⅱ フェイシャルトリートメント クリアローション

メーカー: P&Gプレステージ

容量:160ml

価格:7,000円 (税別)

<特徴や評価>

SK-Ⅱベストセラーの拭き取り化粧水です。

ピテラと3種のα-ヒドロキシ酸が古い角質や汚れを拭き取り、肌を整えます。

ピテラは、酵母の発酵過程で生み出され、天然保湿因子(NMF)のもととなるアミノ酸を含むSK-Ⅱの独自成分。

また、ビタミン類、ミネラル類などが豊富です。

アルコールフリーで肌の汚れを優しく拭き取ります。

また、透明感のある肌に導きながら、角質ケアで後からつける化粧水や美容液がなじみやすくなります。

なお、ピテラの表示名称は、ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)です。

<全成分表示>

水、ガラクトミセス培養液(ギュウニュウ)、BG、POE(20)ヤシ油脂肪酸ソルビタン、グリセリン、メチルパラベン、安息香酸NA、PEG1-50、EDTA-2Na、クエン酸Na、セルロースガム、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、サリチル酸、ヒアルロン酸Na

③kinema モイスチャライジング・スキントナー(拭き取り化粧水)

メーカー:newn studio

容量:180ml

価格:2,400円 (税別)

<特徴や評価>

これまでのスキンケアアイテムに1本加えるだけの拭き取り化粧水です。

植物や果物などに多く含まれるフルーツ酸を配合。古い角質に浸透し、やさしく取り除くことができます。

また、洗顔やクレンジングで落としきれなかった汚れもきっちり拭き取ってくれます。

アルコールフリーで、しかも保湿感のあるタイプ。朝のスキンケアでは洗顔の代わりに使うことができ、夜のスキンケアではいつものスキンケアの一番最初に使うのがポイントです。

<全成分表示>

水、グリセリン、PCA-Na、1,2-ヘキサンジオール、PEG-20ソルビタンココエート、フェノキシエタノール、BG 、クエン酸、ティーツリー葉水、乳酸Na、グリチルリチン酸2Kアルギニン、アスパラギン酸、PCA、ユーカリ葉油、アトラスシーダー樹皮油、ローズマリー葉油、セイヨウハッカ油、ベルガモット果実油、ティーツリー葉油、セイヨウネズ果実油、グリコール酸、マンダリンオレンジ果皮エキス、グリシンアラニンセリン、バリン、ヒアルロン酸Na、プロリントレオニン、イソロイシン、プロパンジオール、ヒスチジン、フェニルアラニン、ヒナギク花エキス、オシロイバナエキス、フェネチルアルコール

④ビオデルマ イドラビオ エイチツーオー

ビオデルマ イドラビオ エイチツーオー
メーカー: NAOS JAPAN

容量:250ml

価格:2,300円 (税別)

<特徴や評価>

皮膚科学に基づくスキンケアブランドのビオデルマ。そのなかのイドラビオは、皮膚に存在する水の通り道“アクアポリン”に着目して開発された、敏感乾燥肌のためのスキンケアシリーズです。

エイチツーオーは、「クレンジング水」という位置づけのスキンケアアイテム。

コットンにたっぷりと含ませ、ファンデーションやアイメイクとよくなじませ、やさしく拭き取って使用します。

洗い流しは不要。コットンに色がつかなくなったら、次のスキンケアステップに進みます。

ビオデルマ独自のD.A.F(複合体保湿成分)やアップルシードなどが配合されているため、メイクをしっかり落とすだけでなく、水分不足の肌の保湿ケアにも効果的です。

無着色、エチルアルコール・オイル・バラベン無添加、弱酸性。

<全成分表示>

水、グリセリン、PEG-6(カプリル酸/カプリン酸)グリセリズ、EDTA-2Na、マンニトール、キシリトール、セトリモニウムブロミド、香料、ラムノース、ナイアシンアミド、ヘキシルデカノール、水酸化Na、リンゴ種子エキス、アブラナステロールズ、トコフェロール

⑤SUQQU フェイス リフレッシャー R

SUQQU フェイス リフレッシャー R

メーカー: エキップ

容量:150ml

価格:5,000円 (税別)

<特徴や評価>

肌のべたつきや、余分な角質などをすっきりと取り除き、肌をさわやかに整える拭き取り用ローション。

アルコールの配合が少なく、顔マッサージの後の余分なクリームの除去にも適しています。

「酵母エキス」をはじめとするたっぷりの保湿成分を配合。

拭き取り後は、うるおいが角質層のすみずみに浸透しやすくなるので、美容液前の使用がおすすめです。

また、清々しくやさしい、東洋蘭の香りも特徴です。

ただし、このアイテムはアルコール(エタノール)の濃度が高いので要注意です。

<全成分表示>

水、エタノール、DPG、PEG-75、PEG-60水添ヒマシ油ポリソルベート20、香料、クエン酸Na、EDTA-2Na、クエン酸、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒアルロン酸Na、BG、酵母エキス、クチナシ果実エキス、チャ葉エキス、スギナエキス、フェノキシエタノール


8.エイジングケアの視点で考える拭き取り化粧水の必要性

拭き取り化粧水の必要性を実感する女性

これまで説明してきた拭き取り化粧水の役割やメリットとデメリットを踏まえて、エイジングケアの視点からその必要性を考えてみましょう。

1)エイジングケア世代と拭き取り化粧水

最初に結論をいえば、ポイントは次のとおりです。

  • 40代以上のエイジングケア世代では理想的には拭き取り化粧水は、使わない
  • 拭き取り化粧水を使う前に、洗顔やクレンジング、スキンケア全体を見直す
  • どうしても使う場合でも、週1回程度にする

年代別のエイジングケアについては、次の記事を参考にしてください。

20代でもエイジングケア化粧品は必要?オススメと選び方

30代、初めてのエイジングケア化粧品。失敗で老け顔に!

40代だからこそ考えたいエイジングケア化粧品の選び方!

50代のエイジングケア化粧品の選び方と大切な7つの真実!

60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方

2)エイジングと角質ケア

短期的な角質ケアには、ふき取り化粧水はよい選択肢の1つです。

エイジングとともに、お肌は全体として薄くなりますが、角質層は逆に厚くなって、角質からの水分蒸発量は減ります。

これは、肌のターンオーバー期間が年齢に応じて長くなることを理解しておくとわかりやすいでしょう。

肌は約28日周期で生まれ変わっているといわれていますが、それは20代の場合です。

20代以降は「年齢×1.5倍」かかるといわれています。

40代なら60~75日、50代なら75~90日ほど必要とします。

加齢にともなってターンオーバーの期間は長期化しますので、肌のごわつきなどを長く感じやすくなるのです。

しかし、ごわつきや黒ずみなどが長い期間残っているのはあまり望ましくありませんよね。

だから、エイジングとともに角質ケアがより大切になるのです。

そのような場合の角質ケアに効果を発揮するのが拭き取り化粧水です。

ターンオーバーの周期については、「ターンオーバーの周期で考えるエイジングケア化粧品の使い方」も参考にしてください。

3)エイジングケアに拭き取り化粧水は大切?

しかし、そんなエイジングに対して、拭き取り化粧水による角質ケアは、本質的には最後の手段としたい方法です。

なぜでしょうか?

①エイジングケア世代には負担が大きい

拭き取り化粧水は、古い角質がスムーズに取れるようにサポートするので、肌のターンオーバーを助けてくれます。

しかし、拭き取り化粧水の本質は、その成分が持つ特性によるもので、角質を溶かすことでターンオーバーを促進させるという方法です。

肌の強い方、若い方が一時的にこの方法を使うことはよくても、40代、50代、あるいは60代のエイジングケア世代の方にとっては、負担が大きくなります。

②バリア機能低下の悪循環のリスク

いま、説明したように、使った後のお肌の負担や刺激よりも怖いのは、アルコールやAHAなどによる角質を溶かすケアは、即効的な効果ゆえに悪いループにはまりやすいリスクがあることです。

角質をはがすことで、拭き取り化粧水の後で使う保湿化粧水やエイジングケア化粧水の浸透がよくなり、お肌は柔らかくなります。古い角質細胞だけがはがれてお肌が柔らかくなるのは、よいことです。

しかし、ターンオーバーの促進が過度になれば、表皮の基底層から角質層まで上がってきた角質細胞は未成熟でバリア機能が不十分です。

ここでさらに角質ケアを続けると、次の問題が起こります。

  • お肌を守るためにさらに角質細胞をつくろうとお肌がはたらく
  • お肌を守るもう1つの手段として、皮脂が過剰分泌される

これを引き起こしているトリガー(引き金)は、角質ケアの不十分な知識による拭き取り化粧水の使い過ぎや過度な角質ケアの継続なのです。

本来、角質は不要になればお肌から自然に剥がれ落ちます。

だから、お肌が健やかで正しいスキンケアができていれば、不要な角質はお肌にはありません。

しかし、年齢とともにターンオーバーが乱れ、角質は厚くなるので、古い角質が残ってしまうことは確かです。

そこでやってしまいがちなのが過度な角質ケアです。

そして、陥ってしまう最も大きなリスクは、まだ未成熟で必要な角質まで取り除き、さらに未成熟な角質がつくり続けられ、皮脂の過剰分泌の悪循環にはまることです。

このようにエイジングケア世代にとっては、拭き取り化粧水による過ぎた角質ケアは大きなリスクです。

だから、理想をいえば、40代以上は使わないことが正解なのです。

つまり、日ごろのスキンケアやエイジングケアで拭き取り化粧水を使う必要のない健やかな素肌を目指していただきたいのです。


9.拭き取り化粧水を使ってもよい場合、控えたい場合

拭き取り化粧水を使ってもよいか悪いか考える女性

最後にあらためて拭き取り化粧水と使ってよい場合と控えたい場合を整理します。

拭き取り化粧水にとって肯定的なお話も否定的なお話もしましたが、ポイントを整理しておきます。

1)拭き取り化粧水を使ってもよい場合

拭き取り化粧水を使用するのは、基本的にはターンオーバーが遅い場合とクレンジングや洗顔で汚れや皮脂が落としきれない状況にある時です。

だから、次のような場合なら使ってもよいタイミングです。

  • 肌のごわつきがあって角質肥厚のある方
  • ターンオーバーの遅れでくすみのある方
  • クレンジングや洗顔が不十分と感じる場合
  • 環境的に通常のクレンジングや洗顔が難しい場合

2)拭き取り化粧水の使用を控えたい場合

拭き取り化粧水の特徴の1つは、アルコールが多く含まれていることでした。

アルコール分には肌の乾燥を促進したり、炎症を起こす場合があります。

また、それ以外に角質を分解する成分が配合されていますので、バリア機能が低下している場合や、その影響でターンオーバーが促進している場合には、拭き取り化粧水の使用は控えるべきです。

だから、次のような場合には使用を控えましょう。

  • 肌が弱くよくかぶれる方
  • 生理などで肌荒れのある状態
  • 炎症のあるニキビができた状態(赤ニキビ、化膿ニキビ)
  • 敏感肌やインナードライ肌、あるいは乾燥がきついと感じる場合
  • 花粉症で肌荒れがある場合
  • 乾燥肌がひどくてかゆみがある場合
  • アトピー性皮膚炎など皮膚病がある場合
  • 洗顔やクレンジングをはじめスキンケアが上手くできていて特に問題のない方
  • 40代以上の方

また、拭き取り化粧水を使用して、炎症が起きたりするなど違和感が生じた場合は、すぐに使用を中止しましょう。

もし、肌荒れや赤みがひどい場合は、皮膚科など医療機関を受診しましょう。


10.まとめ

拭き取り化粧水とは何かを説明をする女性

拭き取り化粧水とは何か、その効果や安全性、メリット・デメリットについてご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

拭き取り化粧水は、肌状態に応じて上手に使えば、肌悩みの解消に役立つ素晴らしい基礎化粧品です。

だから、女性にとって心強い味方になることも。

しかし、使うべき肌状態でない場合に使えば、肌を傷つけたり、肌トラブルの原因になることもあります。

とくに、エイジングケア世代の方にとっては、使い方を誤ればリスクが大きくなってしまうこともあります。

そのため、拭き取り化粧水は、配合されている成分とともにその特徴を理解した上で正しく使いましょう。

この記事「ふき取り化粧水の効果と安全性!メリットとデメリットと使い方のコツ」がエイジングケア世代の女性にとって、お役に立てば幸いです。

(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。流通関係を中心にマーケティングプランやPB商品の開発等を担当。1990年よりフリーとなり、飲食関連のコーディネート、企業広報誌や医療・健康関連情報誌のライティングやコスメ関係のブログ記事発信など、仕事の領域を広げつつ現在に至る。

ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

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