ジメチコンが危険って本当?その効果と安全性!

ジメチコンについて考える女性

ジメチコンは、最も代表的なシリコーンオイルで無臭・無色透明の液体です。

シリコーンオイルは、肌を滑らかにする効果があり、基礎化粧品、日焼け止め、ヘアケア製品など数多くの化粧品に配合されます。

また、安全性が高いにもかかわらず、恣意的な情報提供などによって誤解されることの多い化粧品成分です。

この記事ではジメチコンの特性や効果、安全性について詳しくご紹介します。

また、ジメチコンがどんな化粧品に配合されるかについてもご紹介します。

ジメチコンが危険って本当?その効果と安全性!の目次

1.ジメチコンを詳しく知りたいあなたへ

ジメチコンを詳しく知りたい女性

ジメチコンは、最も代表的なシリコーンオイルです。

ジフェニルジメチコンシクロペンタシロキサンなども同じくシリコーンオイルです。

スキンケアや美肌に対する意識の高い方は、「シリコン」や「シリコーンオイル」と聞くと、「あまりお肌によくない成分じゃないの?」と感じるのではないでしょうか?

結論から言えば、「肌によくない化粧品成分」というのは誤解です。むしろ、ジメチコンなどのシリコーンオイルは、化粧品にとってはなくてはならないほど有用な成分です。

だからこそジメチコンは、美容液保湿クリーム日焼け止め、化粧下地、シャンプーなどの頭皮ケアアイテムほか、20000種を超えるさまざまなスキンケアアイテムに配合されているのです。

もちろん、敏感肌化粧品エイジングケア化粧品にも配合されます。

なお、シリコーンオイルとシリコンは混同されますが、シリコンとは珪素のことです。

正しいエイジングケアの実践のためには、ジメチコンをはじめ、さまざまな化粧品成分を理解することが大切です。

この記事では、ジメチコンの特性、効果、安全性について詳しくご紹介します。

「ジメチコンってどんな化粧品成分?特徴や役割は?」

「シリコーンオイルについて知りたい」

「ジメチコンは本当に安全なの?」

「シリコーンオイルが、皮膚呼吸を妨げるってホント?」

「ジメチコン配合の化粧品にはどんなものがあるの?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<この記事の大切なポイント>
  • ジメチコンは、オイルに溶けにくい性質をもった無臭・無色透明のシリコーンオイルです。鎖状シリコーンに分類され、皮膜力が高いことが特徴です。
  • ジメチコンと表示される成分には、デカメチルテトラシロキサンとメチルポリシロキサンがあります。
  • ジメチコンは、撥水性、皮膜性があり、安定性も安全性も高い成分です。化粧品の滑りやのびなど、テクスチャーをよくするために配合されます。
  • ジメチコンは、洗顔料やクレンジング料から顔・毛髪・手肌・ボディ向けのスキンケアアイテムなど、さまざまな製品に使われています。その種類は、2万種を超えます。
  • ジメチコンは、基本的には安全性が高い成分です。だから、どんな肌質でも使える化粧品成分です。

2.ジメチコンとは?

ジメチコンのイメージ

1)ジメチコンの基本特性

ジメチコンは、最も代表的なシリコーンオイルです。

オイルに溶けにくい性質をもった無臭・無色透明の液体です。

ジメチコンは、をはじく撥水性が高く、なめらかさをもたらす潤滑性に優れた化粧品成分です。

ジメチコンと表示される成分には、デカメチルテトラシロキサンとメチルポリシロキサンの2種があります。

化粧品の全成分表示名称では、ジメチコン、医薬部外品表示名称では、メチルポリシロキサンや高重合メチルポリシロキサン(1)です。

この、ジメチコンの一部のメチル基をフェニル基に置き換えるとジフェニルジメチコンになります。

ジフェニルジメチコンは、基本的にはジメチコンとよく似た特徴がありますが、油に溶解し、特にエタノールなどアルコール系溶媒にはよく溶ける点が、ジメチコンと異なります。

2)ジメチコンは鎖状シリコーン

ジメチコンは、鎖状シリコーンです。

その名の通り直線上に配列した鎖状構造をとっていて、立体的にコンパクトな分子です。

そのため、シリコーンオイルの中でも密集した皮膜をつくります。

また、ジメチコンは、鎖状に分子が長くつながるので、比較的重たい皮膜をつくることが特徴です。

鎖状シリコーンには、アモジメチコンやジフェニルジメチコンがあります。

一方、シクロペンタシロキサンなどは環状シリコーンです。

こちらは比較的軽い皮膜をつくるので、使用感がよくなります。


3.ジメチコンの効果・役割と安全性

安全性のイメージ

1)ジメチコンの効果やはたらき

ジメチコンは、化粧品の主役的なはたらきをする成分ではありません。

保湿成分のように水分を保持して保湿する効果や、界面活性剤のように洗浄力を発揮するはたらきはありません。

しかし、化粧品の質感や安定性を高めるためのサポート役として多様なはたらきを担います。

ジメチコンは、撥水作用や潤滑性が高く、皮膚頭皮・毛髪にべたつきの少ない薄く均一の皮膜を形成します。

また、さまざまな化粧品成分と相性がよいことから、基材としても幅広い化粧品に配合されています。

具体的には、次のはたらきがあります。

  • 撥水性の高さによって、肌表面に耐水性の高い光沢のある皮膜をつくります。
  • 潤滑性の高さによって、化粧品をなめらかなテクスチャーにします。
  • エモリエント効果など、肌や頭皮、髪にツヤを与えるはたらきをします。
    髪のツヤを感じる女性

2)ジメチコンの安全性

ジメチコンは、毒性や刺激性も少なく安全性が高い成分です。

また、皮膚感作性も認められていないのでアレルゲンとなって肌荒れを起こすこともありません。

そのため、肌のバリア機能を壊すなどのリスクが低い成分です。

したがって、普通肌脂性肌はもちろんのこと、乾燥肌敏感肌インナードライ肌混合肌のあらゆる肌質の方でも使うことが可能です。

しかし、どんな成分でも誰にでも安全とは言えません。また、肌荒れやかゆみが出る可能性を100%否定することはできません。

アトピー性皮膚炎などアレルギーのある方やお肌が弱い方は注意が必要です。

肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。

3)ジメチコンが配合される化粧品

ジメチコンは、オイルなので保湿化粧水クレンジング料洗顔料などに配合されることは少ないのですが、それ以外のさまざまなスキンケアアイテムに使用されます。

まず、多いのは、化粧下地やコンシーラー、パウダーファンデーション、リキッドファンデーションなどのメイク用のアイテムに使われることです。

また、シャンプーやトリートメント、ヘアコンディショナーなどの頭皮ケアアイテムや日焼け止めにもよく使われます。

他にも、保湿美容液乳液保湿(フェイス)クリームフェイスマスクオールインワンゲル、ボディクリーム、ハンドクリーム、マニキュアなど爪ケア用のアイテム、口紅やリップグロスなどの唇ケア用のアイテム、エイジングケア美容液エイジングケア保湿クリームにも配合されています。


4.シリコーンオイルの都市伝説を検証する

都市伝説のイメージ

1)シリコーンオイルの都市伝説

シリコーンオイルは、シリコンを含む高分子化合物の総称で、化学的には「シロキサン化合物」のことをいいます。

オーガニック化粧品や無添加化粧品に関連する記事の中には、できれば使わない方がよいといった論調のものがあります。

果たしてこれは、真実なのでしょうか?

結論を言えば、これは都市伝説です。

ジメチコンなどのシリコーンオイルは安定性が極めて高く、刺激性や毒性のない成分です。

また、被膜をつくっても、網目構造をしているので食品ラップのような密着性はありません。

2)なぜジメチコンは問題のない成分なの?

検証①ジメチコンは、皮膚に被膜をつくって皮膚呼吸や皮脂分泌を妨げる

ジメチコンは、全く孔のない構造をしているのではなく、メッシュのような孔が開いた構造になっています。

だから、サランラップのような密閉性はありません。

被膜をつくるはたらきはありますが、皮膚の代謝ができないほど皮膚を覆いつくすものではないのです。

また、化粧品に配合されるシリコーンオイルの濃度は、数パーセント以下なのでそれが皮膚を覆い尽くすとは考えられません。

さらに、皮膚呼吸と言う言葉は、いわゆる「美容用語」ですが、皮膚から酸素を取り入れる量は、肺呼吸で取り入れる酸素の量の0.6%程度です。

もちろん、「皮膚呼吸」が酸素を取り入れることだけでなく、皮脂分泌や代謝全般で使われることもあります。

ジメチコンは、シリコーンオイルの中では密着性の高い皮膜をつくるので、全く皮脂分泌を妨げないとは言い切れません。

しかし、配合濃度がそれほど大きくないので、悪影響を及ぼすリスクはとても小さいと言えます。

害が無く安心する女性

検証②ジメチコンは、毛穴を詰まらせて角栓やイチゴ鼻の原因になる

ジメチコンやアモジメチコンは、大きな分子です。

また、安定性が高く酸化しにくい特徴があります。

だから、毛穴に詰まりにくく、角栓などの原因になるリスクも低いのです。

ただし、注意すべきことがあります。

シリコーンオイルの上に油脂系の美容オイルなどを重ねて使うと、成分である椿オイルやオリーブオイルなどの植物系の油脂が酸化して臭いの原因になってしまうことがあります。

だから、シリコーンオイル配合の美容液やフェイスクリームの上に美容オイルをたくさんつけることはオススメできません。

検証③ジメチコンは、皮膚常在菌のバランスを乱して肌荒れの原因になる

皮膚皮常在菌は、表皮の上に存在するさまざまな菌で、表皮ブドウ球菌やアクネ菌などがあります。

これらがバランスを保つことで、バリア機能をサポートして、外の刺激から皮膚を守るはたらきを担っています。

皮膚常在菌のエサ(栄養分)は、皮脂などです。

化学構造を変えにくい安定した物質であるシリコーンオイルが栄養なるとは考えられません。

つまり、ジメチコンが皮膚常在菌に与える影響がある可能性はとても低いのです。


5.まとめ

ジメチコンが危険って本当?その効果と安全性!のまとめ

ジメチコンがどのような化粧品成分か、その特徴、効果、安全性についてご紹介しました。

また、ジメチコンがどんな化粧品に配合されるかをご紹介しました。

いかがでしたか?

ジメチコンは、皮膜をつくってお肌を滑らかにするはたらきがあることや撥水性があるなど、効果と安全性の高さからさまざまな化粧品に配合される成分です。

しかし、誤解が多く、その有用性を正しく理解されていない成分の代表でもあります。

ぜひ、ジメチコンを正しく理解し、上手に使ってエイジングケアに活かしましょう。

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