エイジングケアの意味と目的は?3つの素肌力で美肌を保つ!

あなたは、エイジングケアの意味エイジングケアで目指すものが何かをご理解されているでしょうか?

 

スキンケアやエイジングケアを行う目的は、清潔、保湿、紫外線防止の3つですが、それは、

  • お肌を元からつくる力
  • 生まれ変わる力
  • 自ら潤う力

3つの素肌の力を維持したり、取り戻すためなのです。

 

この記事では、そんな素肌の力を整える大切なポイントを紹介しています。

自ら潤い弾む素肌を手に入れたい方は、ぜひ、チェックしてくださいね。

 

なお、この記事では各章ごとに「まとめ」をつけていますので、まずそちらを読んで全体像をご理解いただくことも可能です。

 

エイジングケアアカデミーでは、7つのカテゴリーにわけて、エイジングケアに関するコンテンツを掲載しています。

 

そのすべてのコンテンツは、エイジングケアの目的であり、ゴールである「エイジングケア化粧品と日常生活を上手に組み合わせ、お肌の老化を予防し、いつまでも美しい素肌をできるだけ長く維持すること」を目指すためのものです。

 

どんな人気ランキングの高いエイジングケア化粧品であっても、海外のコスメでも、最先端のエイジングケア化粧品でも、その目的は同じです。

 

この記事では、そんなエイジングケアの意味と目的、そして、素肌の3つの力と美肌の関係についてご紹介します。

 

 

「お肌にとって大切な3つのはたらきって?」

「エイジングケアの意味って?」

「エイジングケアを行う目的って?」

 

を知りたい方は、ぜひ、この記事をお読みください。

 

エイジングによってさまざまな肌悩みが目の前にあると思いますが、まず、大切なのは素肌が本来持っている力に注目して美肌を目指すことです。

 

 

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • エイジングケアの目的は、「素肌が本来持っている力を年齢に応じて健やかな状態に維持すること」です。
  • エイジングケアの意味は、「年齢に応じたお肌のお手入れ」ですが、アンチエイジングという言葉が、エイジングケア化粧品の広告で使えないことが背景にあります。
  • エイジングケアで行うスキンケアの3本柱は、清潔、保湿、紫外線対策。
  • 素肌の大切な3つの力は、ターンオーバー、バリア機能、細胞の健やかさです。
  • 内側と外側のエイジングケアで、素肌の力を高めることを実践することで、健やかな素肌が手に入ります。

 

 

1.エイジングケアの意味と目的

 

 

エイジングケアとは何かを考える女性

 

 

1)エイジングケアの表面上の「意味」は?

エイジングケアアカデミーのトップページでもこの点については触れていますが、エイジングケア=Aging Careという言葉は、もともと、英語ではなく造語です。

化粧品では薬機法(前の、薬事法)で、広告表現として、「アンチエイジング」と言う言葉が使えません。

 

なぜなら、アンチエイジングには、「年齢に抗(あらが)う」」という意味ですが、化粧品には、「年齢に抗う」はたらきがないことが薬機法で規定されているからです。

 

そこで、「エイジングケア」=「年齢に応じたお肌のお手入れ」というよくわからない言葉が生まれたのです。

 

化粧品会社としては、30代以上をターゲットとした化粧品を、「エイジングケア化粧品」と呼び、「エイジングケア」と記載することで、ターゲットに響く言葉としてエイジングケアを使っているのです。

年齢に応じたお肌のお手入れなら、20歳でも60歳でも必要ですね。

 

もちろん、エイジングケアは、20代からでも必要なので、

その点については、「エイジングケアって、いつから(何歳から)始めればいいの?」で、その理由を説明しています。

 

しかし、これでは、エイジングケアが何を意味するのか、本当のところはよくわからないですね。

 

2)エイジングケアの本当の意味と目的は?

では、実際面として、エイジングケアの意味や目的をどのように考えればよいでしょうか?

 

それは、「素肌が本来持っている力を年齢に応じて健やかな状態に維持すること」です。

 

 

肌の本来の姿を取り戻す女性

 

 

エイジングケア化粧品は、医療技術や医薬品ではありませんから、顔のたるみが原因でできた深く刻まれたほうれい線シワなどたるみを改善する力はありません。

あくまで緩徐な力でお肌をケアするものです。

つまり、素肌が本来持っている力の手助けをすることなのです。

 

素肌はもともと、

  • お肌を元からつくる力
  • 生まれ変わる力
  • 自ら潤う力

を持っているのです。

 

エイジングケアの目的は、洗顔などでお肌を清潔に保ち、保湿によって乾燥肌対策、そして、紫外線対策を行うことで、この3つの力を、年齢に応じて維持することなのです。

エイジングケアという言葉をスキンケアに置き換えて考えても答えは同じです。

 

洗顔、保湿、紫外線対策がなぜ大切かについては、「エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」をご覧ください。

 

また、エイジングケアの範囲がどこまでなのかを理解するためには、「エイジングケアの全てを知るとは?」をご覧ください。

 


 

<第1章のまとめ>

エイジングケアとは、化粧品に関する広告などで薬機法(旧 薬事法)上、アンチエイジングという言葉が使うことができないためにつくられた言葉です。

エイジングケアの意味は、「年齢に応じたお肌のお手入れ」ということで、具体的にはよくわからない言葉です。

 

その意味がどうであれ、エイジングケアを行う目的は、「素肌が本来持っている力を年齢に応じて健やかな状態に維持すること」だと考えるとわかりやすくなります。

それは、

  • お肌を元からつくる力
  • 生まれ変わる力
  • 自ら潤う力

によってもたらされます。

 

スキンケアの基本である清潔、保湿、紫外線対策は、この3つの素肌の力を取り戻したり、維持するためのものです。

 

 


2.お肌の仕組みと老化の原因を知る

 

1)お肌の老化とは?

エイジングケアの最終ゴールの1つは「細胞の老化を防ぐこと」です。

 

お肌の老化の原因として挙げられるものは、加齢に加えて

  • 紫外線によるダメージ
  • 酸化や糖化
  • お肌の乾燥
  • 女性ホルモンの減少
  • お肌が薄くなること
  • 血管やリンパ管の劣化

などです。

 

 

お肌の老化のイメージ

 

 

これらの結果、細胞が老化してしまうのです。

 

また、紫外線のダメージなど外部の原因を除けば、細胞の老化の結果がお肌に現れているとも言えます。

そして、これらはお肌だけではなく身体全体でも起こります。

だから、お肌の老化は、お肌に加えて身体全体で考えることも大切なのです。

 

お肌の老化の原因についての詳しい情報は、「お肌の老化の原因とメカニズムを知って、エイジングケアを!」をご覧ください。

 

2)お肌の仕組みとエイジングケア

ご存知のとおり、人の身体は、単独で生命活動ができる最小単位である「細胞」から成り立っています。

お肌にも多くの細胞があり、それが相互にはたらき「お肌の仕組み」をつくり上げています。

 

ご自身のエイジングケアのためには、まず、表皮真皮皮下組織から細胞に至るまで、お肌の仕組みをしっかりと理解することが大切です。

なぜなら、エイジングケアの本質は、細胞の老化を防ぎ、お肌が若さを失わず、「お肌の仕組み」が、健やかにはたらくことにあるからです。

 

お肌の仕組みの根本が「細胞」の力にあることを知ることで、細胞を大切にする意識も高まりませんか?

 

 

エイジングケアで細胞が美しい女性

 

エイジングケアは、エイジングケア化粧品だけでは実現することはできません。

むしろ、化粧品以外のエイジングケア対策が重要です。

そのためにも、お肌の仕組みを理解することは極めて大切です。

 

もちろん、エイジングケア化粧品を選んだり使ったりする場合でも、お肌の仕組みを理解していることは役立ちます。

お肌の仕組み全体については、「エイジングケアの第一歩! お肌の仕組みと役割を知ろう」をご覧ください。

 

では、続いて、大切な3つの素肌の力を高める方法についてご紹介します。

 


 

<第2章のまとめ>

お肌の老化の原因は、加齢に加えて、紫外線によるダメージ、酸化や糖化、お肌の乾燥、女性ホルモンの減少、お肌が薄くなること、血管やリンパ管の劣化などがあります。

 

お肌も身体とつながっているので、これらは身体全体の影響を受けたり、細胞1つひとつとも関係しています。

だからエイジングケアを考える場合は、化粧品だけではなく、食べ物などの内側からの健康を考えることが大切なのです。

 

さらに、お肌と身体の関係を理解し正しいスキンケアを行うためには、お肌の仕組みや役割を理解することも大切なのです。

 

 


3.健やかな表皮はターンオーバーで決まる。

 

 

女性の素肌のイメージ

 

 

表皮の生まれ変わりは、お肌のターンオーバーと呼ばれます。

 

ターンオーバーは、表皮の一番下にある基底層で生まれた基底細胞が、表皮の上に押し上げられ、有棘細胞、顆粒細胞、角化細胞(ケラチノサイト)、角質細胞へと変化しながら、表皮の一番上にある角質層に届き、最後は垢となって剥がれ落ちるプロセスです。

この期間をターンオーバーの周期と呼びますが、20代では28日程度と考えられています。

しかし、年齢とともに周期は遅くなり、30代では40日前後、40代になると45日以上となります。

 

なお、ターンオーバーについての詳しい情報は、「お肌のターンオーバーの改善と正常化は、促進だけを意識するな!」で解説していますので、ここでは素肌の力との関係について、大切なポイントをまとめてみます。

 

1)ターンオーバーと素肌の潤いの関係

ターンオーバーの過程で、細胞はNMF(天然保湿因子)、細胞間脂質(セラミドやコレステロール)、ヒアルロン酸をつくり出します。

このプロセスが正しくはたらくことで、表皮は十分に保湿され、潤いに満ちた状態になります。

そして、バリア機能も正常にはたらくのです。

 

その結果、肌理(キメ)の整った透明感のあるお肌が得られるのです。

 

2)ターンオーバーの正常化で素肌力アップ

しかし、ターンオーバーは年齢とともに周期が遅くなったり、紫外線ダメージなどの外部要因でもターンオーバーは乱れます。

 

ターンオーバーは、アトピー性皮膚炎や敏感肌どの場合は、早くなってしまうこともありますが、この場合は未成熟な角質細胞ができてしまうのでバリア機能が弱くなってしまいます。

 

エイジングケアの目的の1つもターンオーバーの正常化で、早すぎず遅すぎないことが大切なのです。

 

 

日常生活でのターンオーバーの改善

 

 

①日常生活で素肌力アップ

加齢によって、血液の循環が悪くなると栄養分が表皮の細胞に届きにくくなります。

その結果、ターンオーバーが遅れる原因になります。

 

化粧品でエイジングケアの前に、バランスのよい食事、フェイスマッサージ、お風呂で温まる、適度な運動もターンオーバーの正常化に繋がるのです。

 

フェイスマッサージは、クルクルと優しくこすると、角質ケアに効果的ですが、ゴシゴシこするのは肌を傷めますので避けましょう。

 

②エイジングケア化粧品で素肌力アップ

洗顔、保湿、紫外線対策はスキンケアの基本あり、もちろん、エイジングケアの基本です。

 

どれも大切ですが、エイジングケア世代なら、セラミドなどを配合した保湿力の高いエイジングケア化粧品を使うこともターンオーバーの正常化に役立ちます。

 

③角質ケアで素肌力アップのエイジングケア

エイジングケア世代は、20代に比べると角質が厚くなっていきます。

お肌がゴワゴワしている場合は、角質ケアでターンオーバーを促進することも必要です。

酵素洗顔、ゴマージュ、スクラブ、フルーツ酸やグリコール酸などによるピーリングが角質ケアの選択肢です。

 

いずれもやりすぎはターンオーバーを過度に促進してしまうのでマイナスですが、適度に行うことで素肌力アップの手段になります。

 

また、エイジングケア化粧水エイジングケア美容液の浸透を高める効果もあるので、角質ケアのあとはしっかり美容成分がお肌に届きます。

 


<第3章のまとめ>

素肌の力もたらす1つ目の要素に、表皮が生まれ変わるターンオーバーがあります。

 

ターンオーバーのプロセスでお肌の潤いの元であるNMFやセラミドがつくられます。

だから、潤いだけではなく、バリア機能にも影響を与えるのです。

 

ターンオーバーは、遅すぎず速すぎない正常な状態にすることが大切です。

そのための方法としては、バランスのよい食べ物、フェイスマッサージ、洗顔、保湿、紫外線対策、角質ケアなどがあります。

 

 


4.お肌の潤いを守るバリア機能のエイジングケア

 

潤いに満ちた女性

 

 

エイジングケアやスキンケアで目指したいのは、バリア機能が正常な潤いに満ちた素肌です。

なぜなら、バリア機能には、外的な刺激や紫外線をブロックするはたらきと内側から水分を逃がさない2つのはたらがあるからです。

 

だから、バリア機能が正常で健全なら、お肌は守られ、逆にバリア機能が低下すれば、深刻な肌トラブルになることもあるのです。

 

バリア機能の詳しい情報は、「お肌のバリア機能低下の原因と対策は?知らないと肌老化が!」で解説していますので、ここでは大切なポイントをまとめてみます。

1)バリア機能と素肌の関係

バリア機能を担っているのは、皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質です。

皮脂膜は、皮脂と汗が混じってできる天然の保湿クリームで、潤いを逃さないはたらきをします。

NMF(天然保湿因子)は、水分を抱え込み保湿することでお肌の潤いをキープします。

細胞間脂質は、セラミドやコレステロールで、多重に重なりラメラ構造を形成して、物理的に細胞と細胞の間を埋めることで水分の逃げないようにします。

また、セラミドは水分を抱え込むことで保湿します。

 

2)バリア機能の正常化のエイジングケア

しかし、バリア機能は、乾燥、紫外線のダメージ、間違ったスキンケアで低下します。

その結果、赤み、ヒリヒリ、炎症を伴ったり、敏感肌やインナードライ肌になってしまうこともあります。

 

 

敏感肌に悩む女性

 

 

こうした肌トラブルを避けるには、ターンオーバーの正常化も意識しながら、バリア機能の正常化を考えることが大切です。

 

①何といっても保湿が大切

バリア機能を高めるエイジングケアには、何といっても保湿が肝心。

保湿とは、水分を与え、保持し、蒸散を防ぐことです。

このプロセスをしっかり行うことがバリア機能を高めることにつながります。

 

基本は、化粧水で水分を与え、美容液で水分を保持し、乳液または保湿クリームで蒸発を防ぐことが保湿です。

 

しかし、お肌はお1人おひとりで肌質も違えば、年齢や季節によっても肌状態も変わります。

だから、実践面では正しいバランスを見つけるのは難しいのが正直なところです。

 

お肌のバリア機能に問題がなければ、化粧水、美容液、乳液または保湿クリームの3アイテムを使わなくてもよいかもしれませんし、オールインワン化粧品でも十分かもしれません。

 

 

さまざまな化粧品

 

 

いずれの場合も、バリア機能を補完する成分が含まれています。

 

天然保湿因子に近いはたらきをする成分としては、グリセリンアミノ酸などです。

細胞間脂質に近いはたらきをする成分としては、セラミド、スフィンゴ脂質などです。

皮脂膜に近いはたらきをする成分は、ワセリンやオイルです。

 

この3つが揃って保湿のバランスがとれるのですが、バリア機能が大きく低下して乾燥がきつい場合は、まず、水分の蒸散を防ぐことが大切です。

その場合は、スクワランオイル、ホホバオイル、アルガンオイル、椿オイル、マカダミアナッツオイルなどの油分を補うことも必要な場合もあります。

 

基本的なスキンケアアイテムによる保湿のプロセスは、

  • 水分の多いもの先に、油分が多いものを後に
  • 軽いテクスチャー、サッパリタイプから、重いテクスチャー、コッテリタイプ

です。

 

最近では、ブースター美容液、最初に使うオイルなども登場してきましたので、各コスメ店や化粧品メーカーに確認しましょう。

 

②紫外線対策

紫外線を浴びることで、角質を厚くして自らを守ろうとします。

その結果、水分や美容成分の浸透力は低下します。

また、一旦は、ターンオーバーも加速して未成熟な角質細胞が表皮上部に上がってくることも。

 

つまり、バリア機能も低下し、ターンオーバーも乱れてしまうのです。

 

 

紫外線

 

 

もちろん、真皮にもダメージを与えて、活性酸素を増やして光老化をもたらします。

 

そんな紫外線は、冬でも夏の1/4~1/3は降り注いでいます。

だから、冬でも夏の3~4倍の時間外出して紫外線対策を浴びれば、ダメージは同じです。

紫外線対策は、年中行いましょう。

 

③乾燥を防ぎセラミドを増やす食事

バリア機能の正常化を考えるには、食べ物での対策も大切です。

乾燥を防ぐ食べ物やセラミドを増やす食べ物を意識的に摂りましょう。

 

乾燥肌の予防や改善のために、積極的に摂りたいのが、ビタミンA、B、C、Eなどのビタミン類、亜鉛や鉄などのミネラルです。

 

セラミドは、ポリフェノールやイソフラボン、カテキン、リコピン、アスタキサンチンなどのフィトケミカルを含有する食材に豊富に含まれています。

 

また、セラミドの1種であるグルコシルセラミドは、こんにゃく、黒ごま、黒豆、小豆、ひじき、わかめ、ごぼう、コーヒー、黒胡椒などの食品に豊富に含まれています。

 

これらについて詳しくは、「乾燥肌は食べ物と飲み物で保湿、そしてエイジングケア化粧品!」や「セラミドを食べ物、飲み物で!乾燥肌としわにも効果が期待?」をご覧ください。

 

③セラミドを減らさない洗顔やクレンジング

洗顔やクレンジングで、皮脂、NMF、セラミドを流しすぎないこともバリア機能を守るためには大切です。

 

 

クレンジングや洗顔をする女性

 

 

特に、エイジングケアでは、刺激の少ないクレンジング・洗顔料を選ぶことや、優しいクレンジング・洗顔でバリア機能を保持する成分を落とさないようにしましょう。

また、ダブル洗顔も上手に行わないとバリア機能の低下をもたらしますので、エイジングケア世代は注意が必要です。

 

バリア機能を守るクレンジングや洗顔については、次の記事を参考にしてください。

セラミドを減らさないスキンケア!間違ったクレンジングはNG

クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方

ダブル洗顔の正しい方法は?肌質・肌状態・年齢で考える

洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方

 


 

<第4章のまとめ>

素肌の力もたらす2つ目の要素に、外的な刺激をブロックすると同時に、潤いを閉じ込め角質層を守るバリア機能があります。

バリア機能を高めることはエイジングケアの目的の1つです。

 

バリア機能は、皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質が担っていますが、低下すればターンオーバーにも悪影響を与えます。

 

バリア機能は、エイジングケア化粧品による保湿、紫外線対策、食べ物、優しいクレンジングや洗顔で健やかな状態を目指しましょう。

 

 


5.お肌の細胞の力とエイジングケアの関係

お肌が生まれ変わったり、肌理(キメ)が整い潤いのある健やかな状態を維持する上で大切なのは、お肌の表皮と真皮の細胞が健やかで活力があることが条件です。

 

その根源となるのは、幹細胞です。

 

幹細胞とはiPS細胞の話題でも有名になりましたが、さまざまな細胞に分化したり、自分自身のコピーをつくることができる細胞のことです。

 

幹細胞をはじめ全ての細胞を元気にするには、バランスよく栄養分を取って、血液を通してそれをお肌に送り込むことが必要なのです。

表皮と真皮の細胞とエイジングケアの関係を見ましょう。

 

 

エイジングケア

 

 

1)お肌の細胞とエイジングケア

①表皮の細胞とエイジングケア

表皮の細胞の根源は、表皮幹細胞です。

表皮幹細胞は、基底細胞に変化します。

また、同時に自身をコピーするので、人が生きている限り永続します。

 

基底細胞は、最終的に角質細胞になって役目を終えますが、このプロセスがターンオーバーで、細胞のこの期間での栄養素が十分で活力があることがお肌にとっても大切です。

表皮の角質層はエイジングケア化粧品で直接サポートが可能な範囲です。

 

②真皮の細胞とエイジングケア

真皮の細胞の根源は、真皮幹細胞です。

真皮幹細胞が、コラーゲンやエラスチンを産生しますが、一方で古くなったコラーゲンやエラスチンを分解します。

このはたらきによってお肌のハリやツヤが保たれのです。

 

真皮の生まれ変わりは、3年から数年かかると言われていて、ターンオーバーよりもずっと長いのが特徴です。

 

真皮も年齢や紫外線ダメージなどで、活力が低下すると細胞の生産能力が衰えます。

その結果、ハリやツヤはなくなり、しわ、たるみ、ほうれい線、たるみ毛穴くすみなどさまざまな肌悩みをもたらすのです。

 

だから、真皮のエイジングケアは日焼け止めなどで光老化を防ぐことが第一です。

 

 

エイジングケア成分

 

 

2)細胞の衰えを防ぐエイジングケア

お肌の細胞は、年齢とともに衰えます。

だから、それを防ぐためには内側からお肌の老化の原因をつくらないことが必要です。

それに加えてスキンケアでも細胞を守ることを意識してエイジングケアを行いましょう。

 

エイジングケア化粧品は真皮まで浸透するものではありませんが、肌表面に抗酸化成分やエイジングケア化粧品成分を使うことで真皮を守るサポートが可能です。

 

ナールスゲンネオダーミル、ビタミンA誘導体(レチノールレチノイン酸トコフェリル)、ビタミンC誘導体(水溶性ビタミンC誘導体油溶性ビタミンC誘導体)などはコラーゲン産生をサポートします。

 

抗酸化成分としては、アスタキサンチン、フラーレン、コエンザイムQ10、プラセンタ、ビタミンE誘導体、リコピン、ポリフェノールの1種であるレスベラトロールなどがあります。

 

もちろん、紫外線ダメージを防ぐために紫外線対策は大切です。

 

3)抗酸化で細胞を守ろう

抗酸化は、エイジングケアの要の1つ。

不要な活性酸素を発生させないようにすることや、体内から不要な活性酸素を取り除くことは、細胞の老化を防ぐために極めて大切です。

 

体内には、グルタチオンなどの抗酸化物質がありますが、加齢とともに減ってしまいます。

だから、エイジングケア世代の方にとっては、抗酸化はとても大切なのです。

 

エイジングケア化粧品で取り入れることに加えて、食べ物でも抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eを多く含む果物や野菜などを摂る、揚げ物や炒め物は控えるなども必要です。

 

酸化について詳しくは、「酸化はお肌の大敵!エイジングケアの視点から」をご覧ください。

 

4)抗糖化も細胞を健やかに

抗糖化もエイジングケアには大切。

 

糖化とは、身体がおこげのような状態になって、老化物質 AGEs(Advanced Glycation Endproducts=最終糖化生成物)が作られてしまうことです。

 

 

 

 

ビールなどのお酒、パンやケーキなどで糖質を摂りすぎると、たんぱく質と糖が結びついてコラーゲンやエラスチンなどが変性してしまうのです。

その結果、お肌は黄ぐすみになってしまうことあるのです。

糖化もお肌の細胞の健やかさを損なう原因の1つなので、予防が大切です。

 

糖化の予防や対策は、「肌老化の原因「糖化」を予防する5つのポイント」をご覧ください。

 


 

<第5章のまとめ>

素肌の力もたらす3つ目の要素は細胞の健やかさです。

 

人の身体は、細胞でできているのでお肌ももちろん細胞でできています。

ターンオーバーもバリア機能も細胞に問題があれば正しくはたらかないのです。

 

表皮だけではなく真皮の細胞も意識してエイジングケア、紫外線対策、バランスのよい食べ物など抗酸化、抗糖化を実践しましょう。

 

 


6.まとめ

 

エイジングケアの意味、エイジングケアの目的、そして素肌の力を支える3つの要素であるターンオーバー、バリア機能、細胞の力についてご紹介してきました。

お肌をいつまでも若々しく美肌に保つためにエイジングケアは、この3つを意識して実践することが大切です。

 

エイジングケア化粧品でできることもできないこともありますので、内側からの対策お肌表面からの対策を上手に組み合わせましょう。

 

 

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