混合肌の原因と改善の対策は、スキンケアと日常生活にあり!

30歳を超えるとホルモンバランスの関係で増える「混合肌」。

顔のパーツによって肌質が異なるお肌のことです。

混合肌は、パーツによってスキンケアを変えないといけないタイプの肌質。

でも、混合肌はスキンケアやエイジングケアに加え、日常生活の工夫でも改善可能です。

そんな混合肌の原因と改善の対策をご紹介します。

混合肌の改善のためのエイジングケア化粧品「ナールス」

目  次

1.私は混合肌かも?とお悩みのあなたへ

夏場も気をつけるべき乾燥肌対策

あなたは、「もしかしてご自分が混合肌では?」とお悩みではありませんか?

肌質とは、通常、普通肌、乾燥肌脂性肌乾燥性脂性肌(インナードライ肌)の4つのことです。

しかし、最近、30代以上のエイジングケア世代をはじめ、多くの女性に増えているのが、混合肌。

もちろん、10代や20代の若い女性や男性でも混合肌でお悩みの方はいます。

  • Tゾーンはべたつくのに、口元、目元、頬はカサカサ
  • 30歳を過ぎてから、あごやフェイスラインがテカる
  • デコルテや背中など皮脂が多い場所に大人ニキビができる
  • 季節によって肌質がころころと変わる
  • 洗顔後、顔のパーツによってツッパリを感じる

もし、あなたに今、挙げたような症状があれば混合肌かもしれません。

混合肌とは、コンビネーションスキンとも呼ばれますが、顔のパーツによって肌質が違うお肌で、その状態の差が大きいお肌のことです。

お肌のパーツで肌状態が異なるのは、当たり前のことです。

なぜなら、皮脂分泌量角質層の厚さなどが顔のパーツで違いますから、肌状態にある程度の差がでてしまうのは自然のなりゆきなのです。

問題は、

  • その差が大きくなって、脂性肌と乾燥肌が同時に起こること
  • 誤ったスキンケアで肌状態が悪化してしまうこと

です。

この記事では、そんな混合肌の原因と改善の対策をご紹介します。

「私って混合肌かしら?」

「まだ、混合肌ではないけど予防ってできるの?」

「混合肌で悩んでいるのでスキンケアやエイジングケアで改善したい!」

などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みください。

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • 混合肌とは、お顔のパーツでカサカサした乾燥肌とオイリーでテカリのある脂性肌が混在するタイプのお肌です。
  • 混合肌は多くの場合、乾燥肌がベースにある方が多いので、オイリーな部分もバリア機能の低下による皮脂分泌過剰な場合も少なくありません。
  • 混合肌の原因は、大気の乾燥をはじめとする外的な原因だけではなく、ストレス過多や生理不順などで女性ホルモンが乱れる場合も多々あります。
  • 混合肌をはじめあらゆる肌悩みで目指すべきは、バリア機能とターンオーバーが正常な状態です。
  • スキンケアによる混合肌の改善は、正しいクレンジング、洗顔によって清潔に保つこと、基礎化粧品で潤いを保つこと、紫外線対策の3つが基本です。
  • 30歳からの混合肌の対策は、エイジングケアの視点も取り入れて、エイジングケア化粧品を使いましょう。
  • それに加えて正しい生活習慣も混合肌の予防や改善のために大切です。

2.混合肌とは?

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1)4つの肌質と混合肌の関係

肌質については、「肌質(肌タイプ)の診断と改善のコツは?」で詳しく取り上げていますが、ここでもう1度、簡単におさらいます。

肌質は、お肌の表皮の角質層の水分量と皮脂の量で4つのタイプに分類されます。

肌質は遺伝的要素もありますが、体調や季節など、内部、外部の要因で変わりますので、むしろ「何らかの原因によるある時期の肌状態」と理解した方がよいかもしれません。

また、どこで線を引くかも難しいので、明確に分けきれるものではありません。

そんな肌質は、次の4つです。

①普通肌

水分と油分の量のバランスがよく、肌悩みが少ないタイプの肌質

②乾燥肌

水分と油分の量がともに少なく、カサカサするタイプの肌質

③脂性肌(オイリー肌)

水分と油分の量がともに多く、テカリやべたつきのあるタイプの肌質

④乾燥性脂性肌(インナードライ肌)

水分は少なく油分の量が多いので、テカリを感じるのに内部がカラカラのタイプの肌質

<お肌の質・タイプの分類>

お肌の質・タイプの分類の図

混合肌は、顔のパーツで脂性肌、乾燥肌ほか今あげた肌タイプが混在しているお肌です。

最初にお伝えしましたが、顔の皮膚の特性を考えると、感じるかどうかは別として誰もが、ある程度は混合肌とも言えます。

2)混合肌の特徴

混合肌の基本的な特徴は

  • 皮脂線の発達したTゾーンの皮脂分泌が多くテカテカの脂性肌
  • こめかみを含めたUゾーンは、皮脂分泌が少なくカサカサに乾燥肌
  • デコルテにニキビができたり、背中にニキビができる

の状態です。

多かれ少なかれ、誰もがこの状態です。

しかし、頬の状態は人によってそれぞれです。

なぜなら

・頬の皮脂線の多い少ないは人によってバラつきがある

・スキンケアや肌状態で異なる

そのため混合肌であっても、本来、乾燥肌、脂性肌のどちらのタイプなのかは頬をチェックすればある程度わかります。

なお、Tゾーンとは額から鼻、顎をつなぐ「T字」になるところで、オイリーになりやすいパーツです。Uゾーンとは頬とあごをつなぐ「U字」になる部分で、フェイスラインとも呼ばれ、どちらかと言えば、乾燥しやすいパーツです。

3)混合肌の問題は?

混合肌の問題は、パーツごとに出ている症状が進んでしまう傾向にあることです。

つまり、脂性肌はより脂性肌に、乾燥肌はより乾燥肌に傾いてしまうのです。

その原因は、後で詳しく取り上げますが、間違ったスキンケアやお肌によくない日常生活などです。

だから、「もしかしたら、混合肌?」と感じる場合は、「正しいスキンケアと日常生活を送ろう!」「早く混合肌の改善の対策を行おう!」というお肌からのシグナルだと理解しましょう。

この状態を放置すれば、バリア機能の低下が進んだり、ターンオーバーが乱れることで、インナードライ肌敏感肌になってしまうこともあります。

だから、混合肌は早く改善の対策が大切なのです。

4)混合肌には種類がある?!

混合肌は、一般的には脂性肌と乾燥肌が混合した肌状態です。

しかし、

  • 普通肌でTゾーンが脂っぽいので混合肌と考えてしまう場合
  • 普通肌でUゾーンがカサカサする乾燥肌なので混合肌と感じてしまう場合

などがあります。

これらの場合は、混合肌の症状が軽い状態です。

だから、

  • Tゾーンが脂っぽいなら脂性肌のスキンケア
  • Uゾーンがカサカサするなら乾燥肌のスキンケア

を行うことになります。

ここで注意をするポイントは、目指すべきは瞬間的に症状を無くすことではないということです。

例えば、皮脂は強い洗顔料などを使えば簡単に取ることができます。

しかし、何度とっても次から次へと皮脂がでることもあります。

これは、「偽の脂性肌」で実は、「乾燥肌」です。

つまり、バリア機能が低下していることが原因です。

本来、目指すべきはバリア機能とターンオーバーが正常な健やかな素肌なのですが、症状の早急な改善対策が逆の結果になってしまうことがあるのです。

この記事の後半で詳しく取り上げますが、混合肌の改善の対策は、他の肌悩みと同じくバリア機能とターンオーバーの正常化であることを理解しておきましょう。


3.混合肌の原因は?

冬の紫外線

混合肌の原因は、乾燥肌の原因とほぼ同じです。

何か1つの特別なことが原因というよりいくつかの原因が重なった際に、混合肌として症状がでてしまいます。

それらは、内部の原因と外部の環境的な原因があります。また、年齢と女性ホルモンの影響も大きいと考えられています。

1)30歳から多くなる混合肌の原因って?

お肌のツヤや潤いを保つ要素である

は、保湿の3大因子と呼ばれますが、これらは20代後半から少なくなり30代、40代、50代と年齢を重ねるとどんどん減っていきます。

だから、20代まではバランスが整っていて普通肌、あるいが健康な肌状態であったものが、30代になってUゾーンだけ乾燥を感じるけどTゾーンはテカっている、などという肌状態になってしまう場合があります。

また、30代になって、季節によっては、テカリを感じるパーツが多くなったり、カサカサを感じやすくなったりと、季節による差が大きくなることもあります。

他にも、目元や口元は乾燥して小じわが目立つのに、Tゾーンはテカっているなどを経験することもあります。

つまり、お肌の潤いやバリア機能を支える要素がエイジングで減ることで、バランスが崩れた結果、混合肌だと感じてしまうことがあるのです。

また、30代後半からは、女性ホルモンの分泌が減少します。

エストロゲンはお肌の潤いをもたらし、プロゲステロンは脂性肌に影響を与えますが、このバランスが崩れることも混合肌の原因となるのです。

2)混合肌の内的な原因

混合肌の内的な原因としては、今、挙げた加齢以外に、

  • ストレス過多
  • 生理不順
  • バランスの悪い食生活
  • 睡眠不足
  • 代謝が悪い

などが考えられます。

これらは、他の肌悩み肌老化とも共通の原因です。

特に、生理が不順であったり、生理前後はホルモンバランスが乱れて、肌荒れや混合肌の症状が出てしまうことがあります。

3)混合肌の外的な原因

混合肌の外的な原因としては、

などです。

これらは、すべてお肌の刺激になる要素です。

また、活性酸素を増やしお肌の酸化を促進する要素でもあります。

これらの中でも、

紫外線ダメージは蓄積されて、肌のたるみやそれが原因のほうれい線しわたるみ毛穴など、混合肌以外の肌悩みももたらすので特に注意が必要です。

また、間違ったスキンケアは、良かれと思っていることがかえってお肌を傷つけることがあります。

このように、混合肌の原因は多種多様であるとともに、他のさまざまな肌悩みと同じであることがお分かりいただけたのではないでしょうか。


4.混合肌がもたらす肌悩み

では、混合肌がもたらす肌悩みはどんなものがあるでしょうか?

混合肌の肌悩みは、脂性肌になりやすいTゾーンと乾燥肌に傾きやすいUゾーンで変わる場合もありますし、頬には、脂性肌、乾燥肌のどちらかの肌悩みがでてしまいます。

1)Tゾーンの肌悩み

主に皮脂の過剰分泌による肌悩みが多くなります。

毛穴の黒ずみ角栓が溜まるいちご鼻、ニキビ、大人ニキビなどや化粧崩れが目立ちやすくなります。

出ている症状は、皮脂の過剰分泌であっても、バリア機能の低下で未成熟な角質ができているための防御手段として、お肌がSOSを出している乾燥肌の場合もあります。

この場合は、角栓や皮脂を取るスキンケアを行うとかえって肌状態が悪化してしまうので要注意です。

2)Uゾーンの肌悩み

主に乾燥が原因の肌悩みが多くなります。

乾燥による小じわ乾燥で目立つほうれい線くすみなどがあります。

また、意外かもしれませんが、乾燥でニキビができる場合もあります。

3)頬の肌悩み

頬は、脂性肌、乾燥肌どちらの場合の肌悩みがでるかは人それぞれです。

にきび、くすみ、毛穴が目立つ、角質肥厚などの肌悩みが症状として出ることがあります。

このように、混合肌によってお肌のパーツごとに違う肌悩みが出てしまうことがあるのです。


5.混合肌を改善するスキンケアとエイジングケアの基本

1)混合肌のスキンケア・エイジングケアの基本

これから、混合肌を予防したり、改善するためのスキンケアやエイジングケアをご紹介します。

混合肌は、乾燥しているパーツとオイリーなパーツが顔の中で混在しているので、スキンケアが複雑です。

しかし、混合肌の本質は、多くの場合、乾燥肌なのです。

とはいっても、季節や体調などによって乾燥するパーツ、脂っぽくなりやすいパーツが変わることもあるでしょう。

だから、その時々に応じた臨機応変なスキンケアを行うことが大切なのです。

もう1つ大切なポイントの1つは、何か新しい方法で混合肌を改善することを考える前に、今やっているスキンケアやエイジングケアを振り返って、間違っている点をあらためるということです。

つまり、自分のスキンケアで混合肌を生み出している原因になることをやめるということです。

2)皮脂を取り過ぎていないか?

なかでも、気を付けるべきは、「混合肌のテカっている部分は、実は乾燥肌かもしれない」ということです。

Tゾーンのテカリがあると、皮脂を取り除きたいと思ってしまいますね。

でも、これがバリア機能の低下によるお肌の防御反応だとすれば、必要なのは「保湿」であって、皮脂を取り除くことではありません。

もとから皮脂の多い脂性肌や夏などで皮脂が過剰な場合は、取り除くことが大切ですが、一見、脂性肌のパーツが実は乾燥肌というケースでは、Tゾーンの皮脂の取り過ぎは、混合肌の改善にはつながらないのです。

ご自分の混合肌がバリア機能の低下でないかチェックする方法は

  • Tゾーンの皮脂の除去を続けているけど、改善しない
  • 最近、ピーリングを何度か行った
  • エアコンの効いた部屋に長時間いることが多い
  • 仕事が忙しかったり、不安なことがあったりでストレスが多い
  • 洗顔料を洗浄力の強いタイプに変えた

などです。

もし心当たりがあれば、あなたの混合肌は、乾燥肌でTゾーンがテカっている可能性があります。

そうならやるべきは乾燥肌対策なのです。

3)他にやってはいけないことは?

混合肌をはじめ多くの肌悩みで多いことは、不要なスキンケアで肌トラブルを招いてしまうことです。

例えば、

  • 洗顔の回数を1日3回以上行っている
  • 熱いお湯で洗顔している
  • 20回以上洗顔ですすぎをやっている
  • 保湿化粧水を大量に使っている
  • 油取り紙で皮脂を取っている

これらは、すべて混合肌にとってNGです。

まずは、やりすぎスキンケアを行っていないかをチェックしてみましょう。


6.混合肌を改善するためのクレンジングと洗顔

1)基本は、清潔

混合肌の場合も、クレンジングや洗顔では、不要なメイクや汚れを落としてお肌を清潔に保つことが大切です。

メイクをしたまま寝てしまうことは混合肌をさらに悪化させる原因になるので、NGです。

不要な汚れを翌日に持ち越さずに、毎日、お肌を清潔に保ちましょう。

2)混合肌のためのクレンジング

混合肌のクレンジングは、乾燥肌のクレンジングを基本としましょう。

オイリーなパーツが気になるので、オイルタイプを使う方もいますが、洗浄力が高い分、お肌に負担も大きいので、乾燥肌のパーツにはあまり好ましくありません。

クリームタイプやジェルタイプなら優しいアミノ酸系などの界面活性剤配合のクレンジングを選びましょう。

また、濃いアイメイクやリップメイクなどをしている場合は、ポイントメイク専用のリムーバーを使いましょう。

ただし、混合肌の状態がよくない場合は、濃いメイクは控える方がよいでしょう。

どんなタイプのクレンジングの場合も、

  • 肌への刺激に注意して優しく行う
  • Tゾーンから始めて、Uゾーンは短い時間で行う
  • 丁寧にぬるま湯(32~34℃)でメイクを落とす
  • 時間は1分30秒以内、すすぎは20回程度を目安とする
  • 髪の生え際など、すすぎ残さない

が基本です。

決して必要な皮脂まで落とさないように強いクレンジングは避けてくださいね。

3)混合肌のための洗顔

混合肌の洗顔もクレンジング同様に乾燥肌の洗顔の考え方を基本にしましょう。

だから、洗顔料は、優しいものを選びましょう。

一般的には「その肌の状態に応じた洗顔料を選ぶ」のがよいとされています。

洗顔料は、固形タイプ、フォームタイプ、泡タイプ、ジェルタイプ、さらに、酵素洗顔などのパウダータイプやピーリングタイプなどの種類に分けることができますが、固形タイプ、石鹸がベースの洗顔料、アミノ酸系界面活性剤を使った洗顔料がオススメです。

乾燥肌に寄った混合肌なら、洗顔料は夜にだけ使って、肌の汚れが少ない朝の洗顔では、ぬるま湯で洗顔するのもよい方法です。

また、ダブル洗顔不要のクレンジングを使っている場合は、洗顔料は不要ですね。

混合肌の洗顔の基本は

  • 泡をたっぷり立てて優しく行う
  • 手でゴシゴシ擦るのは、NG
  • Tゾーンなどオイリーなパーツから始め、余分な皮脂をしっかり落とす
  • Uゾーンなどは、過度な洗顔を避けて皮脂を落とし過ぎない
  • すすぎは、ぬるま湯(32~34℃)で
  • 時間は1分30秒以内、すすぎは20回程度を目安とする
  • 髪の生え際など、すすぎ残さない
  • 洗顔後はしっかり保湿

です。


7.混合肌の予防と改善のスキンケアの基本

1)基本は保湿と紫外線対策

①UゾーンもTゾーンも保湿が大切

混合肌は、乾燥を感じるパーツとテカリを感じるパーツでスキンケアを分ける必要がありますが、混合肌に限らずあらゆる肌質のスキンケアの基本は保湿です。

乾燥しがちなUゾーンはもちろん、テカリのあるTゾーンも洗顔後には必ずしっかりと保湿しましょう。

②紫外線対策

紫外線ダメージはありとあらゆる肌悩みや肌老化の原因。

だから混合肌も紫外線対策は必ず必要です。

特に、Tゾーンは特に紫外線を浴びやすいので注意しましょう。

Tゾーンで皮脂が酸化すると肌荒れやくすみの原因になることもるので、特にTゾーンの紫外線対策はしっかり行いましょう。

2)混合肌のための基礎化粧品の選び方の基本は?

混合肌の化粧品を選ぶ基本は、乾燥肌の化粧品を選ぶことと同じです。

だから、保湿力を重視して化粧品を選べばよいのです。

  • 化粧水の場合は、水溶性の保湿成分で保湿力の高い成分が配合されたもの
  • 美容液の場合は、水溶性と油溶性の両方の保湿成分が配合されたもの
  • 保湿クリームでは、油溶性の保湿成分で保湿力の高い成分が配合されたもの

を選びましょう。

3)水溶性の保湿成分

混合肌でも使いやすい水溶性の保湿成分をご紹介します。

①プロテオグリカン

最近話題の保湿成分で、ヒアルロン酸と同等の保湿力を発揮すること、ヒアルロン酸より粘性が低いテクスチャーなどが特徴です。

保湿効果以外にも、EGF(上皮成長因子)のような作用で、

  • コラーゲンを増やすはたらき
  • ヒアルロン酸を増やすはたらき
  • EGF様作用

などがあります。

プロテオグリカンについての詳しい情報は、「プロテオグリカンの効果は保湿とエイジングケア化粧品の要!」をご覧ください。

②ヒアルロン酸

お肌表面で水分を抱え込んで高い保湿力を発揮し、お肌のキメを整える保湿成分です。

分子量の大きなヒアルロン酸Na、分子量の小さな加水分解ヒアルロン酸などいくつかの種類があります。

普及が進んでいて比較的安価な成分もあるのでプチプラ化粧水などにも配合されることがあります。

刺激が少なく使いやすい保湿成分です。

ヒアルロン酸についての詳しい情報は、「ヒアルロン酸の効果を考える!正しいエイジングケアのために」をご覧ください。

また、ヒアルロン酸はほうれい線の美容医療などにも使われます。

③コラーゲン

もっとも有名な保湿成分で、水分を抱え込んで高い保湿力を発揮します。

アテロコラーゲン、加水分解コラーゲンほかいくつかの種類があります。

普及が進んでいて比較的安価な成分もあるのでプチプラ化粧水などにも配合されることがあります。

刺激が少なく使いやすい保湿成分です。

コラーゲンについての詳しい情報は、「コラーゲン化粧品ってたくさんあるけど、エイジングケアに大切?」をご覧ください。

なお、化粧品成分としてのコラーゲンが真皮でお肌のコラーゲンになることはありません。

④エラスチン

もともとお肌の真皮にあってコラーゲンを助け、お肌のハリをもたらす成分です。

最近、保湿成分としても注目されています。

水分を抱え込んで高い保湿力を発揮しますが、化粧品成分としてのエラスチンが真皮でお肌のエラスチンになることはありません。

エラスチンについての詳しい情報は、「エラスチンのエイジングケア効果と化粧品成分としての役割」をご覧ください。

⑤トレハロース/グリコシルトレハロース

トレハロースは、デンプンを分解して作られる成分です。それにブドウ糖がひっつくとグリコシルトレハロースです。

トレハロースやグリコシルトレハロースは、水分を吸着して保湿力を発揮します。

⑥グリセリン

やや粘性がある無色の保湿成分で水分を吸着して保湿します。

肌へのなじみがよいことから、さまざまな化粧品の基本成分として使われます。

高濃度では発熱性があるので温感化粧品に使われることもある成分です。

グリセリンについての詳しい情報は、「グリセリンは、化粧品や化粧水に適した成分!効果と安全性は?」をご覧ください。

4)油溶性の保湿成分

混合肌でも使いやすい油溶性の保湿成分をご紹介します。

①セラミド

セラミドは、もともと表皮の1番上の層である角質層の中に存在している「細胞間脂質」を構成する成分の1つです。

化粧品成分としてのセラミドには、合成由来のヒト型セラミド、疑似セラミドと天然由来天然セラミド、植物性セラミドがあります。

化粧品の全成分表示で「セラミド」と表記されるのはヒト型セラミドだけです。

セラミドは、水分を挟み込んで保湿する成分でバリア機能の正常化をサポートします。

特に、ヒト型セラミドは、角質細胞に存在するセラミドとほぼ同じ構造を持つセラミドで、高い保湿力と刺激が少ないという特徴を持つため、混合肌や乾燥肌に使っていただきたい成分です。

セラミドについての詳しい情報は、「保湿成分セラミドのはたらきとエイジングケア効果とは?」「セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方」をご覧ください。

②シアバター

シアバターは、「シア脂」と表示される油溶性の保湿成分です。

シアバターは、顔や身体のお肌を覆って、お肌を滑らかにしたり、水分の蒸発を防ぎます。

シアバターは、36℃が融点なので、通常の気温では固形です。しかし、ヒトの手のひらで温めると、融点に達してだんだんとろける性質があります。

シアバター、本来は、「オイル」ですが、この特性から、「バター」と呼ばれているのです。

シアバターの主成分は「脂肪酸」で、ステアリン酸、オレイン酸が最も多く40%程度ずつで、リノール酸、パルミチン酸を加えると95%以上になります。

また、シアバターには、抗酸化作用を持つトコフェロール、抗炎症作用を持つアラントインが微量含まれています。

混合肌や乾燥肌の方に、保湿クリームで使っていただきたい成分です。

シアバターについての詳しい情報は、「シアバターのエイジングケアでの効果と上手な使い方の秘訣!」をご覧ください。

③スクワラン

スクワランとは、哺乳類や植物などに含まれている「スクワレン」という成分を水素添加させた無色の液体です

スクワレンは、深海鮫の肝油から抽出する動物性のものとオリーブ油やコメヌカ油化エア抽出する植物性のものがあります。

スクワランは親油基と親水基を併せ持ち、肌に馴染みやすく浸透性が高い成分です。保湿効果が高くお肌のバリアとして働きます。

④ワセリン

ワセリンは、水分の蒸発を防ぐエモリエントです。刺激や副作用が極めて少ないことから、化粧品でも使われています。

一方、べたつきが大きいのでテクスチャーを嫌う方も多い保湿剤です。

ワセリンは、その純度によって3つの種類があり、純度が高いほど価格は高く、不純物による刺激のリスクは少なくなります。

3種類は純度の低い方から、「白色ワセリン」、「プロペト」、「サンホワイト」です。

⑤オイル成分

美容オイルには、馬油、アルガンオイル、椿オイル、オリーブオイルなどがあります。

スキンケアの最後に使うことでお肌をカバーして水分の蒸発を防ぎます。

美容オイルについての詳しい情報は、「美容オイルなどのコスメでアンチエイジングはできるの?」をご覧ください。

5)混合肌で気を付けたい成分は?

ここまでは、混合肌に使いやすい水溶性と油溶性の保湿成分をご紹介しました。

逆に混合肌では、どんな成分に気を付ければよいでしょうか?

混合肌の方の多くは、乾燥肌がベースでありそのパーツはバリア機能が低下しています。その点では、敏感肌化粧品や敏感肌化粧水の選び方を考えればよいのです。

「敏感肌化粧品の選び方は、ランキングやイメージでは危ない!」の中で詳しく説明していますので、ここではポイントをご紹介します。

①アルコール(エタノール)

揮発性があるので、乾燥肌や混合肌には要注意です。

②PG(プロピレングリコール)

刺激性があるので、要注意です。

最近では、この成分を使った化粧品は減ってきましたが、混合肌の方には避けて欲しい成分です。

③香料・着色料

機能的には、混合肌の改善には不要な成分です。

④防腐剤

パラベンやフェノキシエタノールが代表的な成分です。

ほとんどの化粧品に品質保持のために使われています。

過度に心配する必要はありませんが、刺激を感じる方もいます。

混合肌の方は、自分がどの防腐剤に刺激を感じるかチェックしましょう。

⑤界面活性剤

乳化の目的のためにほとんどの化粧品で使われています。

基礎化粧品に使う界面活性剤は安全性が高く、混合肌でもそれほど心配する必要はありませんが、刺激を感じる方もいます。

⑥オーガニック成分

植物由来の成分、天然由来の成分は必ずしも「優しい」「安心」な成分ではありません。混合肌の方は、イメージだけで勘違いしないようにしましょう。

6)混合肌でこんなアイテムはOK?

①オイリーなパーツに、収れん化粧水を使うことは?

混合肌で若いころからの肌質が脂性肌の方は、オイリーなパーツにはサッパリタイプで皮脂を抑制するアイテムを使ってもよいでしょう。

乾燥肌のパーツにつけないように気を付ける必要がありますが、もとの肌質が脂性肌の方は、オイリーなパーツに収れん化粧水を使うことも選択肢の1つです。

ただし、もともとが乾燥肌でオイリーなパーツも乾燥肌が原因の場合は、収れん化粧水は控えましょう。

②混合肌にオールインワン化粧品はよい?

混合肌でもオールインワン化粧品やオールインワンジェルでスキンケアができたら便利ですが、いかがでしょうか?

オールインワン化粧品の基本は乾燥肌対策の化粧品なので混合肌に使って問題があるわけではありません。

しかし、きめ細かなスキンケア、顔のパーツに合わせてスキンケアという点では、不十分な場合も多いと言えます。

だから、混合肌ではオールインワン化粧品はオススメできません。

ただし、オールインワン化粧品と脂性肌用のパーツで使うアイテム、乾燥がひどいパーツで使うクリームなどを組み合わせれば、混合肌で使うことが可能です。


8.混合肌のための化粧品の選び方と使い方

1)混合肌のスキンケアのステップ

混合肌に限らず基礎化粧品は、

化粧水→美容液→乳液→保湿クリーム

の順番で使います。

乳液と保湿クリームは、役割がほぼ同じなので、どちらか1つを使うことが基本です。

ここで、悩ましいのは、オイリーなパーツとドライなパーツでどのように基礎化粧品を使い分けるかですね。

アットコスメ他混合肌対策の基礎化粧品のランキングやブログでも口コミやオススメがありますが、お一人お一人にとって、混合肌の状態は違います。

だから、混合肌の化粧品の選び方のヒントになるポイントをご紹介します。

2)混合肌の化粧水の選び方

乾燥肌にはしっとりタイプ、脂性肌にはサッパリタイプが基本ですが、混合肌の場合は、乾燥肌の傾向の方が多いので、基本はシットリタイプです。

ただし、これはちょっと古い考え方です。

なぜなら、最近ではそれほど粘性が高くなくても保湿力の高い成分が登場しているので、サッパリタイプでも十分保湿力の高い化粧水があるからです。

例えば、プロテオグリカンはヒアルロン酸に匹敵する保湿力がありますが、テクスチャーはヒアルロン酸よりも軽めです。

例えば、プロテオグリカンはヒアルロン酸に匹敵する保湿力がありますが、テクスチャーはヒアルロン酸よりも軽めです。

ポイントしては、乾燥肌がベースの混合肌の方は、

を基本にしましょう。

一方、少ないながらもともと脂性肌傾向の方もいますが、その方は、Tゾーンなどのテカリの多いパーツは、収れん化粧水やビタミンC誘導体配合化粧水を使っても結構です。

3)化粧水の使い方

混合肌であっても特別な化粧水の使い方をするわけではありません。

洗顔後、すぐに化粧水をつけて水分と美容成分を補います。

過度に使ったり、少なすぎることなく適量に使いましょう。

なお、化粧水の使い方の基本は、「化粧水の使い方で美肌効果を高める!上手なエイジングケア」をご覧ください。

また、新しく使い始めた化粧水は、肌に刺激が無く使えるなら

  • 20代なら3週間から1カ月
  • 30代なら1カ月から1カ月半
  • 40代なら1カ月半から2カ月
  • 50代以上なら2カ月またはもう少し様子をみる

ことが基本です。

なぜ、1カ月以上継続することが大切かについては、「ターンオーバーの周期で考えるエイジングケア化粧品の使い方」をご覧ください。

これは、美容液や保湿クリームも同じです。

化粧水のつけ方には、ハンドプレス化粧水パックパッティングなどがあります。

いずれも混合肌で行っても正しく行えば問題ありませんが、間違った方法だと刺激になるので、注意しましょう。

また、化粧水は「手」でつけるべきか、「コットン」を使うべきか悩む場合もありますが、どちらも正しく行えば問題ありません。

4)混合肌の美容液の選び方

美容液の選び方は、化粧水で補いきれない保湿成分が配合されたものを選ぶことが基本です。そんな成分の代表がセラミドです。中でも、ヒト型セラミド配合の美容液がオススメです。

セラミド配合の化粧水もありますが、セラミドは油溶性成分のため、相性は美容液が勝ります。

セラミドは、もともと角質層の角質細胞間脂質の約半分を占める成分で、ラメラ構造という水と油が交互に繰り返す層状の何重もの膜を作ってバリア機能を果たしています。

化粧品成分のセラミドも近いはたらきでバリア機能の正常化を助け、肌の乾燥部分が解消されていくのです。

混合肌で乾燥肌がベースにある方は、顔全体にセラミド美容液を使いましょう。

一方、もともと脂性肌がベースの方は、オイリーぽいパーツはべたつきが気になるなら、合わせてビタミンC誘導体配合のセラミド美容液を使うことをオススメします。

混合肌で乾燥が強い目元や口元なら

ヒト型セラミド&ビタミンC誘導体配合エイジングケア美容液「ナールスネオ」

5)美容液の使い方

混合肌であっても特別な美容液の使い方をするわけではありません。

化粧水の後に美容液をつけて美容成分を補います。

美容液の使い方は、「美容液の効果的な使い方と順番があった!美肌への近道を公開」をご覧ください。

なお、美容液を複数使う場合は、テクスチャーの軽いものから使います。

また、パーツで使う美容液は、最後に使いましょう。

また、フェイスマスクと美容液の順番ですが、これもテクスチャーの軽い方を先に使いましょう。

6)混合肌の保湿クリームの選び方

保湿クリームの役割の基本は、主に油溶性の成分で皮脂膜に近いはたらきをし、お肌表面の水分の蒸発を防ぐことです。

混合肌でも

  • 乾燥がきつい方
  • 秋や冬の季節
  • インナードライ肌や敏感肌

なら、乳液または保湿クリームをお使いになることをオススメします。

そんな保湿クリームの選び方は、保湿力が高くて刺激が少ないものを選ぶことは基本です。

できれば、敏感肌でも使える保湿クリームを選びましょう。

また、美容液でセラミドが不十分ならセラミド配合クリームがオススメです。

中でも、ヒト型セラミドが複数配合している保湿クリームもあるので、それらはバリア機能を正常化し乾燥肌を改善してくれるでしょう。

混合肌で乾燥肌がベースにあってオイリーなパーツのある方は、そんなパーツにも保湿クリームを使いましょう。

一方、もともと脂性肌で混合肌の方の場合ならオイリーなパーツには保湿クリームは薄く塗ったり、場合によっては使わなくても結構です。

あるいは、油溶性ビタミンC誘導体配合の保湿クリームを使うこともよい方法です。

混合肌でも使いやすい!

3種のヒト型セラミド&油溶性ビタミンC配合クリーム「ナールスユニバ」

7)保湿クリームの使い方

混合肌であっても特別な保湿クリームの使い方をするわけではありません。

美容液の後に保湿クリームをつけて美容成分を補います。

保湿クリームの使い方は、「保湿クリームの正しい使い方を知ることはエイジングケアの基本!」をご覧ください。


9.混合肌も30代からは、エイジングケア

1)混合肌のエイジングケアの基本

混合肌そのものの改善のためのスキンケアは大切ですが、30代からはエイジングサインが気になる年齢。だから、混合肌に加えてエイジングケアも意識する必要があります。

だから、混合肌でも使えて、それに伴う肌悩みや肌老化などの予防も可能なエイジングケア化粧品を使いたいものです。

先ほども混合肌の対策の基本が保湿であることをお伝えしました。

だから、混合肌のエイジングケア化粧品を選ぶ上でも、保湿を重視することが基本であることは変わりません。

それに加えて、混合肌でも使えて、エイジングケアも可能なエイジングケア化粧品成分を配合した化粧品を使いたいですね。

2)混合肌でも使えるエイジングケア化粧品成分

ここでは、混合肌でも使えるエイジングケア化粧品成分をいくつかご紹介します。

①ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、抗酸化作用を持つとともに、線維芽細胞にはたらきかけて、コラーゲンの生成をサポートする成分です。

また、ビタミンC誘導体には、美白作用もあるので、美白化粧水にもよく配合されます。

さらには、皮脂の抑制作用もあります。

水溶性ビタミンC誘導体油溶性ビタミンC誘導体両親媒性ビタミンC誘導体(APPS)の3種があります。

水溶性のビタミンC誘導体のメリットは、即効性があることですが、デメリットは、刺激があることです。一方、油溶性ビタミンC誘導体は、即効性は劣りますが、刺激が小さいことが特徴です。

また、水溶性、油溶性のビタミンC誘導体のメリットを重ね合わせるために開発されたのが両親媒性ビタミンC誘導体(APPS)で、水にも油にもなじみやすく、浸透力が高くて刺激が小さいのが特徴です。

こうした特性から、混合肌のエイジングケアにとって

  • 脂性肌のパーツには、ビタミンC誘導体はよい成分
  • 乾燥肌のパーツには、控えたいまたは注意したい
  • 混合肌全体に使うなら保湿クリームなどで油溶性ビタミンC誘導体
  • 両親媒性ビタミンC誘導体(APPS)は刺激が少ないため、乾燥肌のパーツでも化粧水などで取り入れることが可能

といえる成分です。

ビタミンC誘導体化粧水についての詳しい情報は、「ビタミンC誘導体化粧水の選び方~エイジングケアの視点から~」「乾燥肌対策の保湿にビタミンC誘導体化粧水は使っていいの?」をご覧ください。

②ナールスゲン

ナールスゲンは、京都大学化学研究所と大阪市立大学院の共同研究で創製されたエイジングケア化粧品成分です。

ナールスゲンは、分子量331.26の小さな水溶性成分のため、角質層の奥まで浸透することが期待できます。ナールスゲンは、基礎実験で、コラーゲンを2~3倍に、また、エラスチンを1.5倍に、「HSP(ヒートショックプロテイン)47」を1.3倍に増やすことが明らかになりました。

また、ナールスゲンは、表皮で抗酸化成分であるグルタチオンを増やすことで抗酸化作用も発揮します。

そんなナールスゲンとグルタチオンの関係は、「抗酸化物質グルタチオンとナールスゲンのとても不思議な関係」をご覧ください。

さらに、ナールスゲンにビタミンCを加えることで、コラーゲンの増加に相加効果が発揮される基礎実験データもあります。

刺激性も認められていないので、混合肌でも気にせず使えるエイジングケア化粧品成分です。

③ネオダーミル

ネオダーミルは、スイスのインデュケム社によって開発された新しいエイジングケア化粧品成分です。

2013年の世界の化粧品展示会(in cosmetics)で、イノベーションアワード金賞を受賞しました。

ネオダーミルは単一の成分ではなく、グリセリン、水およびメチルグルコシド6リン酸・銅・リシン・プロリン複合体の混合物です。

メチルグルコシド6リン酸が、細胞のエネルギー源です。

リシン・プロリンは、コラーゲンの成分であるアミノ酸、銅はコラーゲンの生成を助けます。

ネオダーミル配合の化粧水は、銅のイオン化で青い色を呈するのが特徴的です。

ネオダーミルは、I型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンの産生をサポートします。Ⅲ型コラーゲンは、お肌の中ではI型コラーゲンより少ないのですが、I型より柔らかく、「若さのコラーゲン」とも呼ばれています。

ネオダーミルは、刺激性も認められていないので、混合肌に使いやすいエイジングケア化粧品成分です。

④ トコフェリルリン酸ナトリウム

トコフェリルリン酸ナトリウムとは、ビタミンE誘導体であるトコフェロールにリン酸を加えて改良した両親媒性の成分です。

ビタミンE誘導体は、抗酸化作用や血行促進作用などエイジングケアによいはたらきがありますが、本来、油溶性の成分です。

しかし、トコフェリルリン酸Naは、水溶性の性質も併せ持っています。

トコフェリルリン酸ナトリウムは、刺激性も認められていないので、混合肌に使いやすい成分です。

⑤ラセンタエキス

プラセンタエキスは、馬、豚、羊の胎盤(プラセンタ)から抽出した成分で、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが豊富な成分です。

保湿、抗酸化、美白などの作用があり、人気のエイジングケア化粧品成分の1つです。

プラセンタエキスは、刺激性も認められていないので、混合肌に使いやすい成分です。

⑥ビタミンA誘導体

ビタミンA誘導体と言えばレチノールのことです。また、レチノールを改良したレチノイン酸トコフェリルもあります。

油溶性の成分なので多くはクリームに配合されます。レチノール配合のクリームは、レチノールクリームと呼ばれ、しわやほうれい線のケアに使われます。

レチノールには、

  • ターンオーバーの促進
  • コラーゲンの産生のサポート
  • 皮脂分泌の抑制
  • 紫外線ダメージの軽減

といったエイジングケアに有用なはたらきがあります。

一方、刺激が強い、安定性が低く紫外線などで分解されるなどのデメリットもあります。

だから、ビタミンA誘導体は、混合肌には注意して使う必要がある成分です。

3)Tゾーンを中心に紫外線のアフターケア

混合肌のTゾーンは皮脂過剰な場合が多いので、紫外線を防ぐことが大切であることをお伝えしました。

さらに、ナールスゲンやビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体配合のエイジングケア化粧品でTゾーンを意識した紫外線のアフターケアを行うことも混合肌のエイジングケアに効果的です。


10.混合肌のメイクって?

ハテナ

混合肌のメイクはとてもややこしいですね。

混合肌と言っても、どのパーツがテカっていてどこが乾燥しているかは人それぞれなので、メイクも人によって変わります。

メイク時の崩れやヨレなども不安ですし、しっとりしたテクスチャーのリキッドファンデーションを使うべきか、さらっとしたテクスチャーのパウダーファンデーションを使うべきかについても難しいポイントです。

人それぞれの場合も多いので、ここでは基本的なポイントをご紹介します。

1)化粧下地

メイクを美しく仕上げるためには、化粧下地は大切ですね。化粧下地にはクリームタイプや乳液タイプなどの種類がありますが、混合肌のパーツで塗り分けるのが基本です。

Tゾーンなどオイリーでテカリのあるパーツは薄く、Uゾーンなど乾燥のあるパーツには、たっぷり塗りましょう。

また、保湿力の高い下地、皮脂抑制効果のある下地などをパーツごとに使い分けることもポイントです。

オイリーな具合、乾燥の具合で自分に合った下地づくりを行い、次に重ねるファンデーションのフィット感を高めるともに、メイクの持ちをよくしましょう。

2)ファンデーション

ファンデーションにはさまざまなタイプがあるので、混合肌の方はどれを選ぶかは難しいところです。

乾燥が気になるパーツにはリキッドファンデーション、べたつきやすいパーツはパウダーファンデーションというふうに、使い分ける方法を試してみてはいかがでしょう。

とはいっても、やはり乾燥肌がベースにある可能性が高いので、混合肌の方は、「乾燥肌の方のためのファンデーションの選び方と使い方」を参考にしてファンデーションを選んでください。

3)フェイスパウダー

Tゾーンなどオイリーなパーツでは、フェイスパウダーを使うこともよい方法です。

フェイスパウダーを使うことで、皮脂や汗を吸着しますので、化粧崩れを予防することが期待できるので、上手に活用しましょう。

しかし、肌荒れやにきびなどの場合は、控えた方が無難です。どうしても使いたい場合は、皮膚科の医師などに相談しましょう。


11.混合肌を改善する日常生活

混合肌を改善する対策は、スキンケアだけではなく生活習慣を見直すことも大切です。

といっても、他の肌悩みである乾燥肌や肌の老化を防ぐための生活習慣と同じ対策を行えばよいので、特別なことはないのです。

つまり、今からお伝えする混合肌を改善するための生活習慣は、内側からのエイジングケアであり、ほとんどの肌悩みの改善の対策になるのです。

1)バランスのよい食事で混合肌を改善

混合肌の方は、肌質が乾燥肌と脂性肌の両方を意識してバランスよく栄養素を摂る必要があります。

とはいっても、自分が脂性肌、乾燥肌に寄った混合肌かはわかないので、過度に意識せず、全体的にバランスよく栄養素を摂れるようにしましょう。

つまり、炭水化物、たんぱく質、脂質の3大栄養素とミネラル、ビタミン、食物繊維、フィトケミカルを加えた7大栄養素をバランスよく摂ることが、混合肌をはじめとする肌悩みの予防や改善につながるのです。

①炭水化物

炭水化物は、糖質+食物繊維で構成されています。糖質が多く含まれる食品としては、穀類であるご飯、パン、麺類やいも類、また果物や砂糖があげられます。

糖分の摂り過ぎ、特に焦げた糖分を摂るとお肌の糖化につながるので避けましょう。

一方、糖質は体内に入ると分解されブドウ糖となり、脳のエネルギー源になります。

ダイエットなどで極端に摂取を控えるのも問題。適度に摂ることを心がけましょう。

②たんぱく質

たんぱく質は、身体やお肌の源です。コラーゲンやエラスチンなどもたんぱく質なので、お肌を育てる上でとても大切です。

たんぱく質は、「アミノ酸スコア」の高い食べ物で摂ることがベターです。具体的には、牛乳、卵、大豆、鮭、イワシ、しじみ、豚ロース、鶏ささみなどがアミノ酸スコアの高い食べ物です。

③脂質

脂質は、三大栄養素の中ではもっともエネルギーが高く、菜種油やごま油のように常温で液体の「油」と、バターやマーガリンのように常温で固体の「脂」があります。

脂質の主な構成成分である脂肪酸は、大きく「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分類されますが、ラードなどに豊富なステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸など飽和脂肪酸の摂り過ぎは、生活習慣病の原因になるので要注意です。

一方、不飽和脂肪酸には、オメガ6(n-6)脂肪酸とオメガ3(n-3)脂肪酸の多価不飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸があります。

これらの中で、魚に含まれるDHAやEPAなど、オメガ3に分類される油が不足しがちと言われています。また、今話題のアマニ油もオメガ3の油です。

体内でつくることができない油のため、食べ物で積極的に摂取しましょう。

④ミネラル

ミネラルは、

  • まとまった量を摂ることが必要なナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、塩素、硫黄の量ミネラル
  • 必要量がわずかな鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンの微量ミネラル

があります。

ミネラルも過不足なく摂ることが混合肌の予防や改善につながります。

⑤ビタミン類

ビタミンは、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6が特に混合肌の予防に大切です。

ビタミンCは、皮脂の抑制のはたらきがあるので脂性肌寄りの混合肌では多く摂りたいビタミンです。

また、コラーゲンの合成をサポートするので、たるみ、ほうれい線、シワ、たるみ毛穴などの予防にも有効です。

ビタミンCは、パプリカ、ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、アセロラ、いちごなどに豊富です。

ビタミンB2は、たんぱく質の合成に深い関係があり、お肌を健やかに保つのを助けます。

また、脂質や糖質を分解する作用もあるため、脂性肌寄りの混合肌や大人ニキビには積極的に摂りたいビタミンです。また、ビタミンB2は皮脂分泌量をコントロールするので、乾燥肌寄りの混合肌の方も心配なく摂ることができます。

ビタミンB2は、豚レバー、牛レバー、ウナギ、ズワイガニ、納豆などに豊富です。

ビタミンB6には、体内で糖質や脂質が不足している時は体内のアミノ酸を分解してエネルギーに変えるはたらきがあります。一方、脂質が多すぎる場合は、分解することで、皮脂分泌量を調整してくれるのです。

だから、混合肌をはじめお肌悩みには心強い味方です。

ビタミンB6は、にんにく、まぐろ、レバー、鶏肉、サケなどに豊富です。

⑥食物繊維

食物繊維には、水に溶けにくい不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維があります。

不溶性食物繊維は、便秘を予防したり改善することで美肌をもたらすことが期待されます。

穀類やきのこ類、イモ類、豆類に豊富です。

一方、水溶性食物繊維は、大腸内での発酵により腸内細菌叢を整えることで、お肌を健やかかに保つことが期待できます。

りんごやみかんなどの果物、こんぶやわかめなどの海藻に豊富です。

⑦フィトケミカル

フィトケミカル(ファイトケミカル)は、植物に含まれる身体によいはたらきのある化学物質のことで、抗酸化作用を発揮することで、お肌の酸化を予防します。

ブルーベリーに含まれるアントシアニン、大豆に含まれるイソフラボン、緑茶に含まれるカテキン、人参やかぼちゃに含まれるカロテン、トマトに含まれるリコピンなどがフィトケミカルです。

2)十分で質のよい睡眠で混合肌を改善

混合肌に限ったことではありませんが、美肌のためには十分な時間、質の高い睡眠をとることが大切です。

美肌と関係の深い成長ホルモンは、入眠後、3~4時間の間に活発になります。

この時間に質の高い睡眠につく状態、つまり熟睡できていると混合肌をはじめあらゆる肌悩みの予防や改善の有効です。

質の高い睡眠のためには、さまざまな工夫も必要です。

そのポイントは、

  • 忙しくても6時間30分以上、最低でも4時間半以上は眠る
  • 寝る前にクラシックなど心地よい音楽を聴いてリラックスする
  • コーヒーなどカフェインの含まれた飲み物は寝る前は控える
  • 就寝前のスマートフォンの使用は控える
  • 就寝時は、部屋の照明は暗くする
  • 自分に合った枕やベッドを選ぶ
  • 朝の起床後は、すぐ日光にあたって、体内時計をリセットする。
  • 軽い運動(歩くことなど)を生活習慣に組み込み、適度な疲労感を身体に与える
  • 休日でも寝だめをせず、同じ時間、同じリズムの睡眠を取る

などです。

睡眠とお肌についての詳しい情報は、「美肌は、睡眠中のホルモンによってつくられるってホント!?」をご覧ください。

3)その他の混合肌を避けるためにできること

他にも日常生活の中で、混合肌の予防や改善につながる対策をご紹介します。

①喫煙習慣・受動喫煙を避ければ混合肌改善つながる

混合肌だけではなく身体の健康やお肌の老化予防のためには、喫煙、そして副流煙による受動喫煙を避けることが大切です。

喫煙とお肌の関係についての詳しい情報は、「喫煙がお肌の老化を加速!タバコで老け顔になる原因と対策」をご覧ください。

②適度な運動や身体の冷え対策で混合肌改善を

適度な運動は代謝アップで血行が促進します。エイジングケア世代になれば、無理せずストレッチやウォーキングなどで身体を動かすことで混合肌の予防や改善につなげましょう。

身体の冷えや顔冷えなども血行不良でお肌の乾燥の原因になることもあります。混合肌だけではなく、目の下のくま(青クマ)などの原因にもなります。

また、下着を工夫して温活を行う、靴下を工夫して温活を行うことも冷えを解消する対策の1つです。

③部屋の乾燥対策も混合肌対策

夏や冬のエアコンをよく使う季節は、その影響でお部屋の湿度が下がって乾燥肌を招きやすくなります。

また、バリア機能が低下することで、皮脂の過剰分泌が起こることもあります。

だから、エアコンで乾燥したお部屋に長くいると、混合肌の状態になりやすいのです。

それを防ぐためには、特に夏や冬はお部屋を乾燥させない工夫が大切です。

加湿器を使ったり、洗面器に水を貼るなどでお部屋の保湿を行いましょう。

「エアコンによる乾燥肌には保湿と加湿~冬を乗り切るエイジングケア」も参考にしてください。

④長時間の熱いお風呂で混合肌のリスクに

お風呂は健康や身体を温めるためにアンチエイジングやお肌の健康にも役立ちますが、40度を超え熱いお風呂に20分以上入浴すると、天然保湿因子(NMF)やセラミドが溶け出してしまって乾燥肌の原因になることもあります。

また、汗腺を緩め、汗をかきやすい体質になり、皮脂が過剰に分泌してしまることもあるのです。だから、熱いお風呂に長時間入ることは混合肌のリスクになることもあるのです。

お風呂の入り方に関しては、「乾燥肌、敏感肌の方のためのお風呂と温泉の知識」も参考にしてください。

⑤ストレス解消で混合肌対策

ストレスも混合肌の原因になることがあります。なぜなら、ストレスで女性ホルモンのバランスが乱れるからです。

また、生理中もプロゲステロンが優位にはたらくことで混合肌になってしまうこともあります。

趣味やスポーツ、おしゃべりなど自分に合ったストレス解消法を見つけることも混合肌の対策の1つです。

また、笑うことも免疫アップにつながるので美肌のためには笑顔で過ごすことも大切です。

笑いと美肌の関係については、「笑いが美肌をもたらす?エイジングケア効果とアンチエイジング」も参考にしてください。


12.まとめ

5つのポイントについて説明する女性

混合肌とはどんなお肌か、またその原因と改善のための対策を幅広くご紹介しました。混合肌という言葉が定着した今では、あたかも決まった肌質のような印象を受けます。しかし、肌の特徴を考えれば、どんな人でも混合肌の傾向はあります。

だから、混合肌という言葉に過度に振り回されずに、バリア機能やターンオーバーの正常化を目指すスキンケアやエイジングケアが大切なのです。

混合肌の多くは乾燥肌がベースにあります。

だから、混合肌のスキンケアは、場合によってはオイリーなパーツと乾燥したパーツで分けて考えることも必要です。その場合、肌表面に出ている症状だけに焦点を当てるのではなく、その根本的な原因に焦点を当てて改善の対策を実践しましょう。

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