トコフェリルリン酸Na(ビタミンE誘導体)の効果は肌荒れとシワ改善

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トコフェリルリン酸Naは、油溶性ビタミンE「トコフェロール」を改良した水に溶ける化粧品成分。

そのため、エイジングケア化粧水にも配合できます。2023年には医薬部外品の効能も取得。

この記事では、トコフェリルリン酸Naの効果や安全性を解説します。

また、どんな化粧品に配合されるのかを取り上げます。

さらに、トコフェリルリン酸Na配合のおすすめの化粧水をご紹介します。

ナールスゲン&トコフェリルリン酸Na配合エイジングケア化粧水「ナールスピュア」

<この記事の大切なポイント>
  • トコフェリルリン酸Naは、ビタミンEであるトコフェロールを改良した化粧品成分です。水にも油にも溶ける性質があります。
  • ビタミンEは、油溶性のビタミンで、その抗酸化作用から「若返りのビタミン」と呼ばれます。また、血行促進作用もある成分です。
  • ビタミンEは、不足すると動脈硬化などの生活習慣病にもなりやすいので、食べ物から十分に摂ることが大切です。食べ物ではアーモンドなどのナッツ類に豊富なので意識して摂取しましょう。
  • ビタミンE誘導体であるトコフェロールは、優れた成分です。しかし、その油溶性の性質から化粧水には配合しづらいというデメリットがあります。
  • トコフェリルリン酸Naは、水溶性、油溶性の両方がある改良型ビタミンE誘導体です。そのため、エイジングケア化粧水などにも配合しやすくなったことが大きなメリットです。
  • トコフェリルリン酸Naは、トコフェロール以上に皮膚への浸透効果が高いという特性があります。これはエイジングケアにとっての大きなメリットです。2023年にdl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムM (VEP-M)がシワ改善有効成分として承認されました。
  • エイジングケアのためには、トコフェリルリン酸NaほかビタミンC誘導体、ナールスゲンなどを配合した化粧水はとてもオススメです。
この記事の監修者
ナールスコム店長 村上清美

ナールスコム

ナールスコム店長 村上清美

メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。

<保有資格>
コスメコンシェルジュ
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト

この記事の目次を紹介する女性のイラスト

1.さまざまな効果を持つビタミンEとトコフェリルリン酸Na

ビタミンEとトコフェリルリン酸Naを表すイメージ

トコフェリルリン酸ナトリウムは、dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムが正式名称で、トコフェロールの1種です。

愛称は「TPNa」、慣用名は「VEP」です。

トコフェロールとはビタミンEまたはその誘導体のことで、美肌をキープするためにエイジングケア化粧品などに配合される成分として有名です。

しかし、油溶性なので化粧水などに配合するには不向きです。

そこで、本来、油溶性であるトコフェロールにリン酸基を加えて、水溶性の性質を得たのがトコフェリルリン酸Naです。

ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の脂質の酸化防止、体内の細胞膜の酸化防止によって、動脈硬化をはじめとする生活習慣病の予防効果が期待されています。

また、ビタミンEの血流改善効果によって、お肌のターンオーバーも活性化することで、肌荒れの改善にもつながります。

さらには、肌のハリ肌のツヤがでるといった効果も期待されています。

2023年には、dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムM (VEP-M)が「シワ改善」の医薬部外品として効能を取得しました。

今回の記事では、ビタミンEの基本知識をまとめ、ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Naのはたらきや効果、安全性をご紹介します。また、どんな化粧品に配合されるのかを取り上げます。さらに、オススメのトコフェリルリン酸Na配合エイジングケア化粧水をご紹介します。

「ビタミンEってそもそもどんな成分?特徴は?」

「どんな効果が期待できるの?」

「ビタミンE誘導体の化粧品ってどんなメリットがあるの?」

「トコフェリルリン酸Naってあまり聞かないけど、エイジングケアによいの?」

「トコフェリルリン酸Na配合のエイジングケア化粧品でおすすめは?」

などに興味がある方はぜひ、続きを読んでくださいね。

<ビタミンE誘導体を活かしたエイジングケアなら!>

トコフェリルリン酸ナトリウムを配合したエイジングケア化粧水「ナールスピュア」

トコフェリルリン酸配合のエイジングケア化粧品ナールス ピュア

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2.化粧品成分としてのビタミンE誘導体とトコフェリルリン酸ナトリウム

トコフェロールのような化学成分のイメージ

化粧品成分としてのビタミンE誘導体には、トコフェロールとトコトリエノールがあり、後で詳しくご紹介するトコフェリルリン酸Naもあります。

ここでは、トコフェロールについてご紹介しますが、いずれのビタミンE誘導体も最終的には、ビタミンEとして効果を発揮します。

1)化粧品成分としてのビタミンE誘導体

ビタミンE誘導体の1つであるトコフェロールは、天然のものは植物に多く含まれますが、化粧品成分としては合成のものです。

黄色または黄褐色の透明、やや粘性のある液体で、においはありません。

トコフェロールは、油溶性なので水にはほとんど溶けませんが、アルコールやオイルなどの油分にはよく溶けます。

トコフェロールは、化粧品では酸化防止剤、皮膚コンディショニング剤、保護剤などとして、スキンケア製品、ヘアケア製品などに幅広く使われます。

化粧品の全成分表示では、トコフェロールです。また、医薬部外品ではdl-α-トコフェロール、d-δ-トコフェロール、天然ビタミンEのいずれかで表記されます。

2)ビタミンE誘導体に期待されるエイジングケア効果

①血行促進作用

トコフェロールには、お肌の末梢血管を拡張して血行を促進するはたらきがあります。そのため、お肌のターンオーバーを促進して肌荒れを防いだり、角化を促進します。

また、お肌のカサカサ感を改善したり、肌のツヤや肌のハリが出るといった効果も期待できます。

②抗酸化作用

抗酸化作用で肌が綺麗な女性
トコフェロールには、優れた抗酸化作用があります。紫外線ダメージによる活性酸素を除去することで、シミくすみの予防に役立ちます。

また、紫外線のダメージで起こるお肌の酸化を防ぎます。

そのため、次のようなお肌の老化による肌悩みの予防につながります。

③炎症抑制作用

トコフェロールには、抗炎症作用があります。そのため、炎症を伴う肌荒れ、ニキビ、大人ニキビなどの予防に役立ちます。

④保湿効果

トコフェロールには、バリア機能を正常化するはたらきがあります。

その結果、表皮角質層にある角質細胞間脂質であるセラミドなどを増やします。

さらに、お肌のバリア機能が高まることで外部の刺激から肌を守る力も向上し、お肌が保湿された状態へと導きます。

3)ビタミンE誘導体の効果的な使い方

ビタミンE以外でアンチエイジングや美容、エイジングケアでいつも注目を浴びるビタミンといえば、ビタミンAとビタミンCがあります。

これらはエイジングケア化粧品の成分としてよく使われます。

ビタミンAは、ビタミンA誘導体としてレチノールレチノイン酸トコフェリルがエイジングケア化粧品に使われます。

ビタミンCは、水溶性ビタミンC誘導体油溶性ビタミンC誘導体があります。

水溶性ビタミンC誘導体には、APPSやアスコルビン酸Na、VCエチルなどがあります。

油溶性ビタミンC誘導体には、VCIPなどがあります。

ここで紹介した3つのビタミンは、ビタミンACE(エース)と呼ばれることがありますが、同時に使うことで、よりエイジングケア効果を実感できたり、紫外線による日焼けのアフターケアなどにも効果的です。


3.トコフェリルリン酸Naは化粧水にも配合できる!

トコフェリルリン酸Na配合の化粧水

本来、油性であるビタミンE(トコフェロール)を水溶性であるリン酸でエステル化することで安定性と親水性を付与してナトリウム塩とした最初の両親媒性ビタミンE誘導体です。

1)トコフェリルリン酸Naのメリットは?

従来は、化学的に不安定で酸化を受けやすく、お肌への浸透が十分でないというデメリットもありました。

そんなトコフェロールの1つである「DL-α-トコフェロール」にリン酸基を加えて、世界で初めて水溶性にしたビタミンE誘導体が、トコフェリルリン酸Na(TPNa®)です。

化粧品の全成分表示では、「トコフェリルリン酸Na」、医薬部外品では、「dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウム」と表示されます。

慣用的に、VEPやTPNaとも呼ばれます。

トコフェリルリン酸Naは、安定性が増すとともにお肌への浸透力も高まる上、水溶性の性質を得たことで、エイジングケア化粧水などにも配合しやすくなったのです。

もちろん、油溶性の性質をもったままなので、水と油のどちらにも溶けやすい両親媒性です。

トコフェリルリン酸Naは、トコフェロールと同じく、次のようなはたらきがあります。

  • 優れた肌荒れ防止効果
  • 抗酸化作用
  • 水分保持作用による保湿効果
  • 抗炎症効果

トコフェリルリン酸Naは、お肌では「フォスファターゼ」という酵素の力で、もとのビタミンE(DL-α-トコフェロール)に戻って、効果を発揮するのです。

①優れた肌荒れ防止効果

特に、紫外線ダメージによって増えた活性酸素を除去することでお肌の酸化を防ぐとともに、バリア機能を高めることがトコフェリルリン酸Naの特徴です。

さらに、バリア機能をもたらす細胞間の結合に必要なタイトジャンクションの正常化をサポートすることが大きなメリットです。

その結果、肌荒れを防ぐことができるのです。

そのため、トコフェリルリン酸ナトリウムは、医薬部外品の有効成分(効能:肌荒れ防止)として、承認を受けています。

②抗酸化作用

トコフェリルリン酸Naは抗酸化作用を発揮するので、添加剤としてほかの化粧品成分の酸化防止が期待できます。

③水分保持作用による保湿効果

トコフェリルリン酸Naは、バリア機能を守ることで保湿効果を発揮します。

④抗炎症効果

トコフェリルリン酸Naは、皮膚常在菌の1つであるアクネ菌に対して高い抗菌性があります。そのため肌の炎症やニキビを防止する効果が期待できます。

こんな特徴からトコフェリルリン酸Naは、エイジングケア化粧水にもよく配合されるようになったのです。

⑤シワ改善の効果

最近、トコフェリルリン酸ナトリウムは、医薬部外品名称「dl-α-トコフェリルリン酸ナトリウムM」として、従来の「肌荒れ改善」に加えて「シワ改善」の効能を取得しました。

ヒアルロン酸やセラミドを増やすとともに、紫外線や活性酸素からコラーゲンを守る効果があることがわかったからです。

<参考記事>

安定化ビタミンE誘導体VEP-Mは4番目のシワ改善の医薬部外品

2)安全性に問題ないの?

トコフェリルリン酸Naの安全性が気になる女性

トコフェリルリン酸Naは、皮膚への刺激性はほとんどありません。

また、アレルギーや、光毒性および光感作性もありません。

また、眼刺激性は全くないわけではありませんが、最小限と考えられています。

ただし、ある程度濃い濃度で連続的に使用した際に、軽度の刺激がありました。

これらを考えれば、トコフェリルリン酸Naは、安全性の高い成分であるといえます。

したがって普通肌脂性肌だけでなく、乾燥肌混合肌敏感肌乾燥性敏感肌インナードライ肌などのどんな肌質の方でも使うことが可能です。

しかし、どんな成分でも誰にでも安全とはいえませんし、肌荒れなどになる可能性を100%否定することはできません。つまり、化粧品かぶれによる接触皮膚炎になる可能性が、ゼロではないのです。

アトピー性皮膚炎がある方や肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。

3)トコフェリルリン酸Naはどんな化粧品に配合されるの?

まだ新しいエイジングケア化粧品成分ですが、さまざまなアイテムに配合されます。

具体的には、洗顔料クレンジング料保湿化粧水保湿美容液乳液保湿クリームフェイスマスクオールインワンゲルハンドクリーム日焼け止め、化粧下地、UV化粧下地などに配合されます。

また、ボディローションなどのからだの乾燥肌ケアのアイテムにも配合されます。

最近では、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液などにも配合されるようになっています。


4.オススメのトコフェリルリン酸Na配合の化粧水は?

トコフェリルリン酸Na配合のエイジングケア化粧水「ナールスピュア」

オススメしたいトコフェリルリン酸Na配合のエイジングケア化粧水は、ナールスピュア

@cosme(アットコスメ)で化粧水ランキング1位を獲得したエイジングケア化粧水で、500以上の口コミやレビューがあります。

ナールスピュアの特徴は、次のとおりです。

1)ナールスゲン推奨濃度配合

京都大学と大阪市立大学の共同研究で開発されたエイジングケア化粧品成分であるナールスゲンを推奨濃度で配合しています。

ナールスゲンは、分子量331ダルトンという小さな成分で、浸透性が高く、水分を保持することでお肌を保湿することに加え、次のようなエイジングケアにとってウレシイ効果があります。

2)ビタミンC誘導体配合

ナールスピュアには、水溶性のビタミンC誘導体であるアスコルビン酸ナトリウムと両親媒性ビタミンC誘導体APPSを配合しています。

ビタミンC誘導体は、抗酸化作用のほか、皮脂分泌の抑制、コラーゲンを増やす作用、メラニンを抑制する美白作用があり、ビタミンC誘導体化粧水は人気の高いエイジングケア化粧品です。

さらに、次のようなはたらきがあります。

  • ナールスゲンとビタミンC誘導体を加えるとコラーゲンが増える量がさらにアップする相乗効果がはたらく
  • ナールスゲンとビタミンC誘導体もイオン導入に向いたエイジングケア化粧品成分

そのため、ナールスピュアはイオン導入用の化粧水としても使えます。

3)プロテオグリカン配合

プロテオグリカン配合を表すイメージ

ヒアルロン酸に匹敵する保湿力を持つプロテオグリカンを配合しています。

プロテオグリカンには、コラーゲンやヒアルロン酸を増やすはたらきもあります。

トコフェリルリン酸Naとともにキメを整え肌の透明感をもたらすことが期待できる保湿成分です。

ナールスピュアは、プロテオグリカン化粧水の1つです。

4)エイジングケアにぴったりのローション

さらに、ナールスピュアにはビタミンE誘導体であるトコフェリルリン酸Naを配合。

ナールスゲン、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体の3つのエイジングケア化粧品成分は、ともに抗酸化作用があります。

そのため、お肌の酸化を防いだり、お肌の老化を防ぐのにはピッタリの組み合わせなのです。

また、ナールスピュアは、香料・着色料・界面活性剤はもちろん、アルコールなどを含まないシンプルな処方のアルコールフリー化粧水であり、無添加化粧水です。

だから、どんな肌質の方でも使いやすく、インナードライ肌や敏感肌でも使えるエイジングケア化粧水です。

乾燥肌対策に加えて、ほうれい線、たるみ毛穴、小じわ、くすみなどの肌悩みが目立つのを防ぐために使っていただきたいエイジングケア化粧品です。

なお、抗酸化のためのエイジングケアについては次の記事もご覧ください。

ほうれい線に負けない!美魔女が実践!抗酸化のエイジングケア

20代でもエイジングケア化粧品は必要?オススメと選び方

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50代のエイジングケア化粧水は優しさで!選び方と使い方

ナールスゲン&トコフェリルリン酸Na配合エイジングケア化粧水「ナールスピュア」


5.知っておきたい!ビタミンEの基礎知識

ビタミンEの説明をする女性

1)ビタミンEとは?

ビタミンEは、油溶性ビタミンです。

つまり、油には溶けやすく、水にとけにくいのです。

また、熱、酸には強く、光、紫外線、鉄などには弱い性質を持っています。

ビタミンEは、1920~1930年代に不妊のネズミの実験によって発見されました。

トコフェロール(tocopherol)という別名は、次のような意味からきています。

  • tocos = 子どもを産む
  • phero = 力を与える
  • ol = 水酸基をもつ化合物

その後、ビタミンEのもつ強力な抗酸化作用が注目されるようになったのです。

そして、今では、ビタミンEは「若返りビタミン」と呼ばれています。

2)ビタミンEの種類は?

ビタミンEは、トコフェロールとトコトリエノールの2種類に分けられます。

さらに、トコフェロールとトコトリエノールには、それぞれアルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4種類があり、この8種類の総称がビタミンEです。

このうち、α(アルファ)-トコフェロールを、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」のビタミンEの量として決めています。

3)ビタミンEのはたらきは?

ビタミンEが多く含まれるアーモンド

①抗酸化作用

細胞膜は不飽和脂肪酸でおおわれています。不飽和脂肪酸は酸化しやすく、活性酸素を浴びると過酸化脂質に変化します。これが細胞の酸化です。

ビタミンEは酸化した不飽和脂肪酸を安定した物質へと変化させ、酸化が進まないようにするはたらきがあります。

つまり、ビタミンEには抗酸化作用があるのです。

②動脈硬化の予防

酸化した悪玉コレステロールが増えすぎると、血管内に溜まってしまい動脈硬化の原因になります。

ビタミンEは、抗酸化作用によって、悪玉コレステロール(LDL)の酸化を防ぎます。

つまり、ビタミンEには、動脈硬化を予防するはたらきがあるのです。

③貧血の予防

赤血球の膜も不飽和脂肪酸でおおわれています。

だから、活性酸素で赤血球の膜が酸化すると、溶血性貧血を起こすリスクが高まります。

ビタミンEには抗酸化作用により膜の酸化を防ぐはたらきがあります。

つまり、ビタミンEには、貧血を予防するはたらきがあるのです。

4)ビタミンEが豊富な食べ物は?

ビタミンEが豊富なかぼちゃ
ビタミンEは、美肌に役立つ食べ物で植物性の油脂類に非常に多く含まれます。

特に、ひまわり油、綿実油、ベニバナ油に豊富です。

また、ナッツ類ではアーモンド、ヘーゼルナッツなどに豊富に含まれるほか、魚類では、うなぎ、にじます、あゆ、たらこなどに、野菜では西洋かぼちゃ、アボカドなどにも多く含まれています。

ビタミンEは油溶性なので、一緒に食べる脂質の量で吸収率が異なります。

ビタミンEを摂るときは、油やタンパク質も適度に摂りましょう。

<参考記事>

アーモンドミルクの日は5月30日!人気秘密はスゴイ美肌効果

5)ビタミンEの過不足でからだはどうなる?

ビタミンEの過不足で体調を崩す女性
ビタミンEの1日の摂取量の目安は、6.5~7.0mgで、その上限は650mg(30~60代は700mg)です。

からだの健康や内側からのエイジングケアのために、食べ物を中心として適度にビタミンEを摂りましょう。

外でスポーツをする機会が多い方やハードなスポーツをする方、ストレスが多い方、紫外線に当たる機会が多い方、喫煙習慣のある方は、積極的に摂ることをオススメします。

また、ビタミンEを摂る際は、ビタミンCも一緒に摂ると抗酸化作用が相乗的にはたらきます。

ビタミンEは抗酸化作用を発揮すると自分自身は酸化されてしまいますが、ビタミンCが一緒にあると、ビタミンEを復活させるのです。

①ビタミンE不足で出るからだの症状は?

ビタミンEが不足するとおきやすいからだの症状としては、次のようなものがあります。

  • 女性ホルモンのバランスの乱れによる生理不順
  • 自律神経失調症
  • 生殖機能の衰え
  • 肩こりや冷え
  • 頭痛・関節痛・腰痛
  • 貧血
  • 動脈硬化などの生活習慣病

②ビタミンE過剰で出るからだの症状は?

ビタミンEの過剰摂取によるリスクとしては、次のようなものがあります。

  • 吐き気
  • 下痢
  • 肝機能障害
  • 筋力の低下
  • 骨粗鬆症

普通の食事でビタミンEが過剰になることはあまり考えられませんが、サプリメントの過剰摂取には注意しましょう。


6.まとめ

ビタミンEとビタミンE誘導体、トコフェリルリン酸Naの特徴やエイジングケア化粧品での効果などについて説明しました。

また、オススメのビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Na配合のエイジングケア化粧水もご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Naは、本来油溶性であるビタミンE誘導体トコフェロールを改良することで、化粧水に配合しやすくなった成分。

比較的新しい化粧品成分ですが、さまざまな効果を発揮するとともに刺激もなく、とても使いやすい成分です。

そのため、さまざまなエイジングケア化粧品に配合されるようになってきました。

また、医薬部外品として肌荒れ予防とシワ改善の効能を取得しています。

ぜひ、トコフェリルリン酸Na配合の化粧品をあなたのエイジングケアに上手に取り入れてくださいね。

著者・編集者・校正者情報

(執筆:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ

医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

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