ソバカス(雀卵斑)はシミと同じ?原因と予防法・消す方法

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ソバカスは、子供の頃に目の周りや頬などに現れるシミ。

医学的には雀卵斑(じゃくらんはん)と呼ばれています。

子供なら可愛いですが、20代以上になると消したいですね。

この記事では、ソバカスと老人性色素班との違いや原因と予防・改善の方法をご紹介します。

<この記事の大切なポイント>
  • ソバカスは、子供の頃から思春期にかけて頬などで目立つ小さく茶色いシミです。医学的には、雀卵斑(じゃくらんはん)と呼ばれます。
  • ソバカスの原因には、遺伝的な要素が強い影響を与えていると考えられています。また、紫外線ダメージや女性ホルモンも原因の1つと考えられています。
  • 先天性のソバカスを予防することはできませんが、後天性のものは可能です。日焼け止めや衣類、サングラスなどによる紫外線対策、美白化粧品、刺激や摩擦の小さいエイジングケアやスキンケア、十分で質の高い睡眠などです。
  • ソバカスを消す美容医療には、レーザー治療、光治療、医薬品を使う方法があります。最も効果が高いのは、レーザー治療です。
  • ソバカスは、コンシーラーなどメイクでカバーすることも可能です。上手に行いましょう。

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この記事の監修者
医学博士、大阪府女医会理事、旭区医師会理事、日本医師会認定スポーツ医、大阪市難病指定医、化粧療法士、産業医
<メディア登場歴>
◆健康手帖 TV 大阪
◆毎日新聞 寄稿 手は口ほどに物を言う
◆毎日新聞 寄稿 マスク皮膚炎
◆毎日新聞 寄稿 多汗症
◆NHKラジオ 手荒れのお話し

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1.ソバカスが気なるあなたへ

ソバカスを気にする女性

「ソバカス(雀卵斑)はシミと同じ?原因と予防法・消す方法」をお届けします。

ソバカスがチャームポイントといえば、あの有名な少女漫画「キャンディキャンディ」の主人公の少女「キャンディ・ホワイト」。

また、ハリーポッターに出演して有名になった女優エマ・ワトソンさんもソバカスが魅力的です。

確かに子供や若い女性は、ソバカスがあってもチャーミングな場合もあります。

でもエイジングケア世代をはじめ多くの女性にとっては、ソバカスがあると美肌とはいえません。

だから、消したい肌悩みですね。

ソバカスは、医学的には雀卵斑(じゃくらんはん、ephelis)と呼ばれる皮膚にできるシミの一種です。

子供の頃から目立つことが多く、思春期になると一層目立ってきます。

色白の人によく現れる傾向があり、紫外線を浴びることで、濃くなったり広がったりします。

しかし、エイジングケア世代で目立つこともあります。

この記事では、ソバカスと老人性色素班との違いや原因と予防・改善の方法、消す方法をご紹介します。

「ソバカスとほかのシミの違いは?年齢を重ねると治るの?」

「ソバカスの原因って何?シミと同じなの?」

「予防法を教えて!やっぱり日焼け止めは大切?」

「ソバカスは美白化粧品で消せるの?消せないの?」

「ソバカスを美容医療で消す方法は?薬で治せるの?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<ソバカスの予防は日焼け止めで!>

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2.ソバカスとは?

ソバカスについて考える女性

シミやその仲間には、ソバカス以外にも老人性色素斑炎症性色素沈着肝斑後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)脂漏性角化症などがあります。

では、ソバカスとはどんなシミでしょうか?

1)ソバカスの症状の特徴

ソバカスとは、小さく茶色い直径3〜5mmの点々状のシミです。

子どものころに発生することが多く、鼻を中心に頬の広いエリアに左右対称で点在します。

ひとつひとつの大きさが比較的そろっていて、厚みや炎症がありません。

ソバカスは、手の甲、胸、背中、肩などにもできることがあります。

思春期になると一層目立ちますが、中高年になると目立たなくなったり、妊娠時に増えたり、またはなくなったりすることもあります。家庭内発生が多いですが、遺伝するかどうかはわかっていません。

スズメの卵(卵殻)の模様に色や形が似ていることから、医学的には雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれます。

白人に多く、日本人でも色白の方に多く目立ちます。

2)ソバカスとほかのシミはどう違うの?

ソバカスも老人性色素班などと同じく、メラニン色素が沈着することで目立ちます。

老人性色素班は、主に紫外線が原因の肌老化の1つです。

こちらは、ソバカスと違って、通常、40歳前後から目立ち始めます。





3.ソバカスの原因

ソバカスの原因のイメージ

ソバカスは、子供の頃から目立つことから、遺伝的な要素が原因として強い影響を与えていると考えられています。

しかし、紫外線ダメージによって後天的に目立ったり、妊娠によって増えたり消えることから、女性ホルモンも原因の1つと考えられています。

老人性色素班、肝斑、炎症性色素沈着などとは、少し原因が異なりますが、メラニン色素が沈着している点が同じです。

メラニン色素は、紫外線などの外的な刺激や心理的なストレスなどの刺激によって、表皮の基底層の色素細胞(メラノサイト)で生まれ、表皮細胞に受け渡されます。

肌が健やかで刺激が続かない場合は、その後、肌の代謝であるターンオーバーによって肌の表面から角質とともに自然にはがれ落ちます。

しかし、紫外線などのダメージが大きかったり、刺激を受け続けると、メラニンが過剰に生成されたり、ターンオーバーが乱れます。

その結果、肌に沈着してしまうのです。

<シミやソバカスができるメカニズム>
シミやソバカスができるメカニズムを表した図


4.ソバカスの予防法は?

ソバカスの予防法を実践する女性

1)日焼け止めによる紫外線対策でソバカス予防

先天性のソバカスを予防する方法はありませんが、後天性のものは紫外線対策で防ぐことが可能です。

地上に届く紫外線には、紫外線A波(UVA)、紫外線B波(UVB)がありますが、ソバカスは主に紫外線B波が原因です。

そのため、ソバカスを予防するための日焼け止めは、紫外線B波に対する防御効果を表す数値であるSPFを意識することが基本です。

とはいっても、実際には紫外線A波によるたるみほうれい線などの光老化を防ぐことも大切です。

だから、紫外線A波を防ぐ指標であるPAもあわせて選びましょう。

また、紫外線は年中降り注いでいます。だから、春や夏だけでなく冬でも紫外線対策が必要です。

なお、エイジングケア世代の方の日焼け止めは、乾燥肌敏感肌でも使える紫外線散乱剤でできた優しいタイプがおすすめです。

<参考記事>

紫外線ブロックの指標SPFとPAを知って正しく日焼け止めを選ぼう!

SPF値だけで決めてはダメ?! UVケアを完璧にする日焼け止め選びとは?

ノンケミカルの日焼け止めの選び方とおすすめは?人気11選をご紹介!

敏感肌におすすめの日焼け止め厳選11種をご紹介!選び方と使い方は?

2)日焼け止め以外でも紫外線対策を

紫外線対策用の帽子とサングラス
シミやソバカス予防のための紫外線対策は、日焼け止めだけに限りません。

衣類や帽子などのファッションによる紫外線対策も組み合わせましょう。

また、目から入る紫外線対策もメラニンをつくらせないために大切です。

UVカット機能の付いたサングラスを使いましょう。

最近では、近赤外線ブルーライトも目や肌のダメージになることがわかっています。

UVカットに加えて、これらの有害光線をカットできるサングラスやアイケアメガネがおすすめです。

3)美白化粧品でもソバカスを予防できる

医薬部外品(薬用化粧品)である美白化粧水などの美白化粧品もシミやソバカスの予防のためのアイテムです。

これらは、メラニン色素をつくるのを防ぐ美白成分やできたメラニン色素を還元して分解する美白成分が配合された化粧品です。

アルブチン、トラネキサム酸、ナイアシンアミドビタミンC誘導体プラセンタエキスなどが代表的な美白成分です。

4)正しいスキンケアやエイジングケアもソバカス予防に大切

正しいスキンケアでそばかすを予防する女性

正しいスキンケアやエイジングケアもソバカス予防に大切です。

なぜなら、バリア機能やターンオーバーが正常な健やかな肌なら、不要なメラニン色素が排出できるからです。

まず、洗顔クレンジングは刺激や摩擦を小さくすることが大切です。

ゴシゴシ擦ることは避けましょう。また、エイジングケア世代の方は優しいクレンジング料や洗顔料を使いましょう。

また、化粧水美容液などでしっかり保湿を行うことは、シミやソバカスの予防につながります。

ビタミンC誘導体を配合したエイジングケア化粧水エイジングケア美容液もおすすめです。

<参考記事>

シミを予防するクレンジング料の選び方と使い方

5)日常生活でソバカス予防

シミを予防するには、アンチエイジングを意識した生活も大切です。

まずは、食べ物。

食事はバランスのよい栄養素を摂ることが基本ですが、シミやソバカスを予防する美肌の食べ物としては、ビタミンAやビタミンCが豊富な野菜果物などがあります。

また、女性ホルモンを整える食べ物乾燥肌を防ぐ食べ物も大切です。

ほかでは、質の高い十分な睡眠でターンオーバーを整えることや女性ホルモンを整えること、ストレスを溜めないことなども大切です。





5.ソバカスを消す?美容医療による治療

美容医療のイメージ

目立つソバカスを消すには、美容皮膚科などで治療を受ける必要があります。

そんな場合は、信頼できる美容皮膚科を見つけて、十分相談して治療を受けましょう。

なお、ソバカスの診療には健康保険の適応はありません。

1)レーザーや機器を使うソバカスの美容医療

ソバカスはレーザーや光治療が効果的です。

レーザーによる治療には、Qスイッチアレキサンドライトレーザーがあります。

光治療はIPL=Intense pulsed lightを使う治療です。

①レーザー治療

Qスイッチアレキサンドライトレーザーによる治療は、ソバカスが確実に治療できて、ほとんどの場合1回で照射が終了することが大きなメリットです。

一方、顔が赤くなるダウンタイムがあることがデメリットです。また、顔のくすみを取ることはできません。

②光治療

光治療は、複数回の照射が必要で、治療効果に個人差があります。また、ソバカスが一部残ることもあります。

一方、顔が赤くなるダウンタイムがほとんどなく、くすみも目立たなくなります。

また、肌のハリを取り戻すことも期待できます。

2)医薬品を使うソバカスの美容医療

ソバカスの美容医療のイメージ

医薬品を使うソバカスの美容医療としては、主にビタミンC誘導体、ハイドロキノン、レチノイン酸とハイドロキノン併用の3つの外用薬治療があります。

残念ながら、外用医薬品による治療では、ソバカスを完全に消すことはできません。

①ビタミンC誘導体の外用薬

医薬品のビタミンC誘導体をそのまま皮膚に塗ったり、イオン導入で深く浸透させることでソバカスを改善する方法です。

ソバカスを薄くしたり、消すことができますが、治療を止めると次第にソバカスは元に戻ってしまいます。

一方、ソバカス以外でも毛穴の開き、ニキビ、小じわ肌のキメなどの改善が期待できます。

②ハイドロキノンの外用薬

ハイドロキノンには、メラニン産生を抑えたり、過剰にメラニンを産生する異常メラニン細胞を選択的に破壊するはたらきがあります。

ただし、ハイドロキノンによるかぶれなどがおこる場合は使えません。

③トレチノインとハイドロキノン併用外用薬

ハイドロキノンにビタミンA誘導体であるトレチノインを組み合わせることで、ソバカスを消す治療です。

トレチノインのはたらきで、ターンオーバーを促進させて表皮のメラニンを皮膚の外へ排出させます。

多くの場合は、治療開始後2~3日のうちに皮膚が赤くなりますが、ソバカスのない皮膚に生まれ変わることが期待できます。

ほかにも、L-システインやビタミンC、ビタミンEの内服薬を用いられることもあります。

<シミ・ソバカスの美容医療なら>

シミ・ソバカス治療の美容クリニック・美容皮膚科検索


6.メイクでソバカスを隠す方法

メイクでソバカスを隠す女性

メイクによってソバカスをカバーすることが可能です。

厚くならずに肌をカバーするコンシーラーを使えば、ソバカスを薄く見せることが可能です。

色の使い分けは、濃いソバカスの場合、肌とソバカスの中間の色がおすすめです。

一方、薄いソバカスには、少し明るい色をおすすめします。

目立つ範囲が狭い場合は、リキッドタイプのコンシーラーがおすすめ。

細いブラシでコンシーラーをソバカスより一回り大きい範囲につければカバーできます。

最後は、リキッドファンデーション用のスポンジを使って、メイクをなじませると仕上がりが自然です。

一方、ソバカスが広範囲にある場合は、カバー力が高く、肌にぴったりフィットするスティックコンシーラーがおすすめです。

コンシーラーを指の腹に薄くとって、気になる箇所にたたくように付けてぼやかしていきます。

<参考動画>

40代のしみ・そばかすはメイクでこうカバー!



40代のしみ・そばかすはメイクでこうカバー!|メイクレッスン動画


7.まとめ

まとめ

ソバカスと老人性色素班との違いや原因と予防・改善の方法、消す方法をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

ソバカスとは、主に遺伝が原因のシミで、子どもの頃に発生することが多く、思春期になると一層目立ちます。

また、紫外線も悪影響を与えることがわかっています。

だから、予防策としては紫外線対策が基本となります。

ほかにも美白化粧品、正しいスキンケアやエイジングケア、アンチエイジングを意識した日常生活も効果的です。

まずは、可能な限りソバカスを予防しましょう。

一方、できてしまったシミやソバカスを消すことは、美容医療でないとできません。

目立つソバカスを消したい場合は、美容皮膚科などを受診しましょう。

この記事「ソバカス(雀卵斑)はシミと同じ?原因と予防法・消す方法」が、若い女性からエイジングケア世代の女性のソバカスの対策に役立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
文部科学省後援日本化粧品検定1級
化粧品検定1級
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。

ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

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