肌荒れとは、肌が赤くなる、カサカサする、大人ニキビがある、キメが乱れるなど、肌トラブルのさまざまな状態です。
そんな多様な肌荒れを予防し、改善する化粧水の選び方はどうすればよいでしょうか?
この記事では、肌荒れ対策の化粧水の選び方と使い方をご紹介します。また、オススメの化粧水をご紹介します。
スポンサードサーチ
読みたいところから読める目次
1.肌荒れ対策に化粧水を使いたいあなたへ
「肌荒れの予防と改善のためのオススメの化粧水の選び方は?」をお届けします。
誰でも一度は、肌荒れに悩んだことがあるのではないでしょうか?
あるいはいまも肌荒れでお悩みでしょうか。
肌荒れといっても症状はさまざま。
肌が赤くなる、乾燥でかゆみがある、カサカサする、大人ニキビがある、キメが乱れる、肌に透明感がないなど、さまざまな肌悩みがあらわれます。
そんな肌荒れを予防したり、改善する保湿化粧水は、どのように選べばよいのでしょうか?
また、化粧水をはじめとするスキンケアアイテムで改善しない場合の対策はどうすればよいのでしょうか?
肌荒れといっても、症状の重さもいろいろ。
肌荒れと皮膚の病気の境目がどこにあるかを判断することも難しいのが現実です。
エイジングケアで予防や改善できる肌荒れもあれば、医薬品や皮膚科などでの治療が必要なひどい肌荒れ、つまり皮膚の病気もあります。
この記事では、そんな肌荒れの予防と改善のための化粧水の選び方、また使い方をご紹介します。さらに、肌荒れにオススメの化粧水や、化粧水では解決できない肌荒れの対策などもご紹介します。
「肌荒れの症状にはどんなものがあるの?教えて!」
「肌荒れの予防にはどんな化粧水がよいの?選び方やおすすめが知りたい!」
「肌荒れでおすすめの化粧水の成分は?また、使ってはいけない化粧水の成分って?」
「化粧水などでのスキンケアを避けるべき肌荒れって?」
「化粧水以外の肌荒れ対策を知りたい!」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
本当にキレイになれる!動画「ナールス60日間美肌プログラム」とは?
<肌荒れになる前の乾燥肌対策に!>
肌荒れの予防とエイジングケアのために!
- 肌荒れの症状はさまざまで、お肌がカサカサしてかゆくなったり、赤くなることが肌荒れの代表的な症状です。また、ニキビなどの吹き出物が出ることもあります。
- 肌荒れの原因もさまざまです。化学的あるいは物理的な外部刺激による反応、バリア機能の低下、皮脂分泌過剰などが主な原因です。
- 肌荒れケアの化粧水にできることは保湿です。ひどい肌荒れを治したり、炎症を一瞬で鎮めるなどはできません。保湿化粧水でできるのは、肌荒れの予防や緩徐な改善なのです。
- 肌荒れの予防のためには、低刺激で高保湿な化粧水を選ぶことが基本です。アルコールフリーであることやPGなどの刺激性のある成分の配合がないものを選びましょう。
- 肌荒れといっても、バリア機能低下による敏感肌タイプと皮脂過剰な大人ニキビタイプとでは、選ぶ化粧水が異なる場合があります。ランキングや口コミだけに頼らずに、自分の肌質や肌状態をチェックして合うものを選びましょう。
2.肌荒れの症状と原因
1)肌荒れとその症状は?
肌荒れの症状はさまざまで、人によって違いがあります。
お肌がカサカサしてかゆくなったり、赤くなることが肌荒れの代表的な症状です。また、ニキビなどの吹き出物が出ることもあります。
ほかには、ターンオーバーも上手くいかなくなり、くすみが生じたり、毛穴が目立つようになることもあります。
女性の場合、ファンデーションのノリが悪くなるなどの変化も肌荒れが原因かもしれません。肌荒れがあると、メイクをしても粉が吹いたように見えたり、メイクができないこともあり、困ってしまいますね。
このように「肌荒れ」とは、決まった皮膚症状で定義されるのではなく、肌トラブルや肌悩みの総称として使われる言葉なのです。
2)肌荒れの原因
肌荒れには複数の原因が考えられますが、主な原因はお肌のバリア機能の低下です。
肌の構造や役割を理解すると、バリア機能についてわかりやすくなりますので解説します。
皮膚は、外側から表皮、真皮、皮下組織の3つの層でできています。
このうち、お肌の肌理(キメ)と最も関わりが深いのは表皮です。
表皮は、外側から「角質層(かくしつそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」の4つの層でできており、厚さはわずか0.2㎜しかありません。
特に一番外側にあたる「角質層」は、お肌を外部刺激から守るバリア機能とお肌のうるおいを保つ保湿機能において重要な役割を果たしています。
角質層には、次の3つがあります。
これらは保湿の3大因子と呼ばれます。
お肌が健康な状態なら、3大因子がお互いに助け合い、水分をキープして透明感のある肌をつくり出してくれています。
しかし、化学的な刺激や物理的な刺激、エイジングなどなんらかの原因で、いずれかの量や質に問題が起こってバランスが崩れるとバリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると、お肌の水分量が低下するとともに外部からの刺激に弱くなり、肌荒れになってしまうのです。
また、バリア機能の低下はターンオーバーの乱れにもつながります。
ターンオーバーが遅くなれば、角質肥厚などが起こって肌荒れになりますし、速くなっても弱い角質層ができて肌荒れの原因になるのです。
また、バリア機能低下は皮脂の過剰分泌の原因にもなります。
バリア機能が低下すると、お肌が肌を守ろうとして皮脂が普段以上に分泌されるのです。
それがうまく取り除かれずに古くなると肌の酸化が進み、過酸化脂質ができてしまいます。
その結果、顔ダニや皮膚常在菌のバランスが乱れ、肌荒れの原因になるのです。
特に、高齢で乾燥肌の方は要注意です。
3)肌荒れをもたらす要素
①ストレス
ストレスは肌荒れの原因となる要素の一つです。
脳がストレスを感じると、活性酸素が増えて肌の酸化が促進します。
そのため周辺の肌組織にダメージを与えるのです。
また、ダメージによってバリア機能が低下することで炎症を引き起こす場合があります。
さらにターンオーバーが低下し、皮膚のごわつきや乾燥肌になりやすくなります。
適度なストレスなら問題ありませんが、過度なストレスは肌荒れを引き起こすので注意しましょう。
②花粉
皮膚に花粉が付着すると、からだはアレルゲンとなる花粉を排除しようとします。
そのときに、乾燥や赤み、かゆみなどの症状が出る炎症反応を引き起こし、肌荒れになる場合があるのです。
保湿をしっかりすると花粉による肌荒れの予防に役立ちます。
なお、花粉症の肌荒れとアトピー性皮膚炎の症状が一緒にでていることもありますので、症状が酷い場合は皮膚科医に相談しましょう。
③紫外線ダメージやそのほかの有害光線
紫外線による刺激を繰り返し受けたり、強い紫外線を浴びるとメラニン増加や角質層の肥厚が生じます。
また、ターンオーバーが乱れることで、未熟な角質細胞が肌表面に出てしまい肌荒れを引き起こすことがあるのです。
肌のゴワつきやザラつき、皮めくれなどが症状として現れます。
紫外線ダメージは、
紫外線の強さ × 紫外線を浴びる時間
で決定されることを覚えておくとよいでしょう。
特にUV-Aは、じわじわと肌老化を進めるので、夏の紫外線対策だけでなく冬も紫外線対策を行うことが大切です。
また、最近では紫外線だけではなくブルーライトや近赤外線も肌ダメージを与えて、肌荒れの原因になることがわかってきました。
④間違ったスキンケア
よかれと思って行ったスキンケアが間違っていると、肌荒れにつながることがあります。
特に肌荒れを引き起こしやすいのが、間違ったクレンジングや洗顔です。
刺激の強いミネラルオイルのクレンジングやピーリング洗顔、酵素洗顔も過度に行えば肌荒れの原因になります。
また、必要以上に強い力でこすったり、お肌を洗いすぎてしまうと、本来皮膚に必要なセラミドや天然保湿因子(NMF)まで洗い流してしまい、お肌が刺激に弱くなります。
その結果、バリア機能が低下し、肌荒れが生じやすくなるのです。
年齢を重ねると、一旦低下したバリア機能を正常化するまでに時間がかかります。
日々、正しい方法でスキンケアをすることが大切です。
「肌荒れを防ぎたい!おすすめのクレンジング料の選び方」も参考にしてください。
また、化粧水をはじめ、化粧品に配合される成分が原因で化粧品かぶれや接触皮膚炎を起こすこともあります。
これも肌荒れの一種です。
⑤栄養バランスの悪い食事
お肌の細胞は、日々の食事から摂取する栄養素によってつくられます。
バランスの悪い食事を続けていると、肌荒れの原因となりますので気をつけましょう。
特にお肌に大切なのは、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCです。
ビタミンAは、抗酸化作用がありお肌や目の健康を維持することに役立ちます。
ビタミンB群は、炭水化物や脂肪、タンパク質の代謝に役立つことで有名です。ビタミンB群が不足すると疲れやすくなります。
ビタミンCは、抗酸化作用があることで知られていますよね。お肌の老化防止に役立つ栄養素です。
なお、栄養素の摂りすぎも肌荒れにつながります。
肌荒れの原因となる油分や塩分の摂りすぎは要注意です。
バランスのよい食事を心がけることで、肌荒れ予防につながるだけでなく美肌や健康を維持することにつながりますよ。
⑥睡眠不足
からだや肌の成長を促す成長ホルモンは寝ている間に分泌されます。
睡眠が不足すると、成長ホルモンの分泌量が少なくなり、肌荒れをはじめ肌トラブルを引き起こしやすいです。
成長ホルモンは汗のコントロールにも関与しています。
成長ホルモン分泌量が少なくなると、発汗量が減少して結果的に皮脂膜の量が減ります。
そのため乾燥肌になってしまうのです。
また、睡眠不足はストレスの増加を招き、肌のトラブルを引き起こします。
⑦女性ホルモンの乱れ
女性ホルモンの乱れは、ダイレクトに肌の状態に影響します。
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあります。
プロゲステロンは、月経周期の28日間のうちの排卵から月経までの高温期で分泌が多くなります。
この期間は、お肌が脂性肌に傾く傾向にあり、プロゲステロンが過度な場合、「お肌のテカリ」をもたらす場合があります。また、その期間に大人ニキビができたり肌荒れを感じやすくなります。
一方、エストロゲンは美肌に大切ですが、年齢を重ねると分泌が減少します。
その結果、お肌のハリやツヤが失われて乾燥肌や肌荒れになってしまうのです。
女性ホルモンの分泌を司る脳の視床下部はストレスなどの影響を受けやすいといわれています。そのためストレスが女性ホルモンのバランスを乱し、肌荒れの原因となることもあります。
⑧腸内環境の乱れや便秘
腸内に溜まった便などが原因で悪玉菌が増殖し、有害物質やガスを生成するのです。
特に便秘が長引くと、腸壁から有害物質が吸収されて、血液中をめぐり、肌荒れなどのトラブルを引き起こします。
特に、冬の便秘には注意が必要です。
また、抗菌薬も腸内細菌叢を乱して肌荒れの原因になります。
そんな便秘による肌荒れは、バランスのよい食事を前提とした上で食物繊維を摂ったり、ウォーキングなどの適度な運動をすることが対策としておすすめです。
スポンサードサーチ
3.化粧水でできる肌荒れ対策、できない肌荒れ対策
肌荒れ化粧水の役割は基本的に保湿です。
保湿をしっかり行うことで、バリア機能改善とターンオーバーの正常化を目指します。
また、抗炎症成分が含まれることがありますが、医薬品ではないので、一瞬で肌荒れが治るわけではありません。
緩徐な作用で少しずつ肌荒れを改善したり、予防するのが化粧水の役割です。
①肌荒れ化粧水にできること
②肌荒れ化粧水でできないこと
なお、「秋の肌荒れ!原因と予防や改善の対策を飯塚美香さんがご紹介」や「冬の肌荒れを防ごう!原因と飯塚美香さんおすすめの対策」も参考にしてください。
4.肌荒れを予防・改善する化粧水の選び方の基本
肌荒れの予防や改善のための化粧水の条件を考えましょう。
少なくとも、肌に刺激の少ないタイプの化粧水を選ぶことが大切です。
化粧水ランキングや口コミだけに頼らずに、自分の肌質や肌状態にあった化粧水を使いましょう。
以下の3点が基本的な条件として挙げられます。
- アルコールフリー化粧水である
- 刺激性の少ない保湿成分配合の高保湿化粧水
- 肌荒れケアに不要な成分が無添加の化粧水
1)なぜアルコールフリー化粧水がよいの?
年齢とともにお肌の状態は変わってきます。
お肌にもともとある保湿成分などの分泌が低下しますので、エイジングとともになるべく優しい化粧水に切り替えることを心がけましょう。
肌荒れ予防や改善のためには、刺激の少ない化粧水を選ぶことが基本です。
アルコールはサッパリする、抗菌作用があるなどのメリットがありますが、刺激がある、また揮発性が乾燥肌の原因になるなどのデメリットがあります。
だから、肌荒れケアのためには、アルコールフリー化粧水などのノンアルコール化粧品がおすすめです。
2)高保湿化粧水なら肌荒れは十分ケアできる?
保湿力の高い化粧水を選ぶこともポイントです。
肌荒れ状態のお肌は、うるおいが不足し、バリア機能が低下して刺激に弱くなっています。
バリア機能を高めるためにも保湿力の高い化粧水でうるおいを補いましょう。
化粧水に向く保湿効果の高いヒューメクタントとして、グリシンやリシン、PCA-Naなどのアミノ酸やBG、グリセリンなどが挙げられます。
また、水分を抱え込むプロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなども刺激がなく、肌荒れにおすすめの化粧水の成分です。
セラミドは有名な保湿成分ですが、ヒト型セラミドなどは油溶性のエモリエントです。
そのため、化粧水ではなくセラミド美容液やセラミドクリームを使うことをおすすめします。
もし、セラミド化粧水を使うなら、グルコシルセラミドやユズセラミドのような水溶性のセラミド配合のものがおすすめです。
また、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスなどもおすすめの成分です。
ただ、肌荒れの原因がバリア機能低下である場合、ケアを化粧水だけ行うのはよくありません。
なぜなら、セラミドのようなバリア機能を守る成分、シアバターやスクワランのような水分の蒸発を防ぐエモリエント成分が配合されていないからです。
だから、肌荒れは化粧水だけでなく美容液や保湿クリーム、乳液などによるケアも考えましょう。
3)何が無添加ならよいの?
いま、アルコールが無添加であればよいことはお伝えしました。
そのほかに刺激性のある成分は、PGやDPG、パラベンやフェノキシエタノールなどの防腐剤、界面活性剤、ビタミンC誘導体、レチノールなどです。
また、香料や着色料は刺激のあるものからないものまでさまざまですが、肌荒れのケアには不要です。
こうした成分をすべて避けることが理想ですが、なかには品質保持の観点から避けるのが難しい成分もあります。
次のポイントを考えて選びましょう。
- 最近ではPG無添加の化粧水が多いので避けやすいです。DPGは、配合されていても全成分表示の2行目くらいまでに記載がなければあまり気にしてなくてもかまいません。
- 多くの化粧水には、パラベンまたはフェノキシエタノールが配合されているので、両方避けるのは難しいです。低濃度の場合はあまり気にしなくてもよいのですが、自分のお肌にとってどちらが刺激になるのか、パッチテストすることがおすすめです。
- 界面活性剤もほとんどの化粧水に配合されています。無添加にこしたことはありませんが、化粧水などに配合される界面活性剤は低刺激なので、過敏になる必要はありません。
- ビタミンC誘導体やレチノールはエイジングケアには使いたいよい成分ですが、バリア機能の低下が原因の肌荒れの場合には控えましょう。
- 着色料や香料は、肌荒れケアには不要なので避けましょう。
スポンサードサーチ
5.肌荒れのタイプ別化粧水の選び方
肌荒れケアの化粧水を選ぶ基本は、いま、ご紹介したとおりです。
その上で、敏感肌タイプと大人ニキビタイプで少し視点を変えて化粧水を選ぶことも大切です。
1)バリア機能が低い敏感肌の化粧水の選び方
バリア機能とは、お肌の角質層が外部刺激からお肌を守り、からだの内側に蓄えている水分が逃げないようにする役割のことです。
また、外部からの異物の侵入を防いでお肌を守るはたらきもあります。
バリア機能が正常にはたらいていれば、肌理(キメ)が整った透明感のあるお肌を維持できます。
この機能が低下している場合、乾燥肌や敏感肌、乾燥性敏感肌、インナードライ肌などになりやすいのです。その結果、肌が赤くなったりかゆみがでることもあります。
そんな肌状態や肌質では、刺激の少ない化粧水を選ぶことが大切です。
このタイプの場合は、先ほど説明した3つの条件に合ったものを選びましょう。
ここで気になるポイントは、エイジングケア化粧水として人気が高いビタミンC誘導体配合化粧水。
コラーゲンを増やしたり美白作用があることから30代以上のエイジングケア世代に人気です。
しかし、刺激性があることがデメリットのため、敏感肌化粧水には配合されていないことが多くあります。
実は最近では、化粧水に配合される水溶性ビタミンC誘導体も種類が増えています。
VCエチル(エチルアスコルビン酸)などは比較的、低刺激です。
また、両親媒性ビタミンC誘導体APPSも比較的、低刺激です。
これらが低濃度であれば使える可能性もあります。
バリア機能がすごく低下して肌荒れがひどい状態なら控えたほうが無難ですが、少し安定して刺激を感じない場合には使用を検討してもよいでしょう。
2)大人ニキビや吹き出物に向く化粧水の選び方
10代のニキビは皮脂の過剰分泌が原因ですが、20代以降の場合はホルモンバランスの乱れや乾燥が原因でニキビが生じます。
だから、エイジングケア世代では、Uゾーンで大人ニキビが目立ったり、冬でもニキビが目立つことがあるのです。
大人ニキビや吹き出物に向く化粧水を選ぶ方法としては、以下の3点がポイントです。
- ノンコメドジェニック化粧水を選ぶ
- 抗炎症作用のある成分配合の化粧水を選ぶ
- 皮脂コントロールができる成分配合の化粧水を選ぶ
アルコールフリーであることや保湿力が高いことに加えて、ニキビができやすい成分を使用していないノンコメドジェニックテスト済の化粧水を選ぶこともおすすめといえます。
また、抗炎症作用のある成分としては、グリチルリチン酸2Kやアラントインなどが挙げられます。これらの有効成分が含まれている場合、医薬部外品の化粧水もあります。
皮脂をコントロールする成分としては、ビタミンC誘導体があります。先ほども説明したとおり、この成分には刺激性があるので、使用するかどうかは慎重に検討する必要があります。
3)肌荒れの際に避けたい化粧水
拭き取り化粧水や収れん化粧水は、アルコール濃度が高い場合が多く、グリコール酸などの酸を使って古い角質を溶かします。だから、肌荒れの化粧水には不向きです。
特にエイジングケア世代の方は、肌荒れ予防のための角質ケアは慎重に行いましょう。
また、アルカリ化粧水なども刺激性があるので控えましょう。
6.肌荒れにおすすめの化粧水
1)肌荒れにオススメのエイジングケア化粧水
肌荒れにおすすめしたいエイジングケア化粧水が、ナールスゲン配合のエイジングケアローション「ナールスピュア」。
ナールスピュアは、エイジングケアを考える方なら、どなたでも使っていただけるエイジングケア化粧水なので、肌荒れの予防にも使いやすいです。
ただし、ビタミンC誘導体を配合していますので、その刺激で肌荒れになった方にはおすすめできません。
つまり、脂性肌による大人ニキビにはオススメですが、敏感肌の方には少し注意が必要です。
ただし、実際には多くの敏感肌の方でもお使いいただける化粧水です。
このほかのメリットとしては、しわやほうれい線、たるみ毛穴、くすみなどエイジングサインの予防美容、エイジングケアにも使えることです。
2)ナールスピュアの配合のポイント
- ナールスゲンを推奨濃度で配合することによって、しっかりお肌に浸透し、保湿によって肌荒れを予防・改善
- ナールスゲンがコラーゲンやエラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47の生成を促し、また表皮で抗酸化成分であるグルタチオンを増やすなど、エイジングケアをサポート
- 両親媒性ビタミンビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)と水溶性ビタミンC誘導体アスコルビン酸Naが、大人ニキビを予防
- 高保湿成分プロテオグリカンやウィルブライドS-753配合による保湿効果で、バリア機能を改善して肌荒れ予防
- ビタミンE誘導体で肌荒れなどを防ぐ
- アルコールフリー、香料・着色料・鉱物油、界面活性剤などエイジングケアに不要な成分無添加
など、肌荒れのケアに向く化粧水です。
<全成分表示>
水、BG、グリセリン、ベタイン、1,2-ヘキサンジオール、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル、アスコルビルリン酸Na、トコフェリルリン酸Na、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、水溶性プロテオグリカン、フェノキシエタノール
<参考書籍>
*美人に化粧水はいらない(吉木伸子 著、講談社)
スポンサードサーチ
7.まとめ
肌荒れを予防・改善する化粧水の選び方やおすすめの化粧水をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
肌荒れはさまざまな原因で起こりますが、まずは刺激の少ない化粧水を選ぶことが基本です。
また、肌荒れには大人ニキビなど脂性肌が影響するタイプとバリア機能が低下したお肌が敏感なタイプ、さらにはその両方が影響しているものなどさまざまです。
化粧水ランキングや口コミだけに頼らずに、自分の肌荒れの原因を知って肌質に合う化粧水を選んで下さいね。
また、化粧水では改善できない肌荒れ症状もあるので、そんな場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
この記事「肌荒れの予防と改善のためのオススメの化粧水の選び方は?」が、エイジングケア世代の女性のお役に立てば幸いです。
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。流通関係を中心にマーケティングプランやPB商品の開発等を担当。1990年よりフリーとなり、飲食関連のコーディネート、企業広報誌や医療・健康関連情報誌のライティングやコスメ関係のブログ記事発信など、仕事の領域を広げつつ現在に至る。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。 nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、 ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、 お客様にご参加いただいた座談会や スキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。 きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。 下記から、どうぞ。 ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」