皮膚常在菌の種類と働きを知って一歩進んだエイジングケアで美肌へ!

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皮膚常在菌とは、皮膚の表面にいつも存在する細菌叢。

お肌の健康を保つためには、そのバランスを保つことが大切です。

誤ったスキンケアやエイジングケアでも悪影響を与え、お肌の状態が悪化します。

だからこそ、皮膚常在菌のバランスを意識した正しいスキンケアやエイジングケアが大切なのです。

この記事では、皮膚常在菌とは何か、種類と役割、またバランスを保つための方法をご紹介します。

この記事を読むことで得られること
記事の目次を紹介する女性イラスト

1.皮膚常在菌が気になるあなたへ

皮膚常在菌が気になる女性

「皮膚常在菌の種類と働きを知って一歩進んだエイジングケアで美肌へ!」をお届けします。

顔の皮膚、つまり表皮にも「菌」がいることをご存知ですか?

菌と聞くと、悪いイメージを思い浮かべがちですが、この「皮膚常在菌」あるいは「表皮常在菌」と呼ばれる皮膚の菌は、お肌にとってよいはたらきをしたり、悪いはたらきをしたりしながら存在しています。

皮膚常在菌には多くの種類があり、それらがバランスを保って共存しているのですが、そのバランスが崩れると乾燥肌肌荒れをはじめ、さまざまな肌悩み・肌トラブルを起こしてしまいます。

細菌がさまざまいる状態を「細菌叢」(フローラ)と呼びますが、健やかなお肌のために大切なのです。

この記事では、皮膚常在菌とは何か、またどのようなはたらきをしているのか、さらにエイジングケアとはどのように関わっていけばよいかをご紹介します。

また、美肌のために皮膚常在菌のバランスを保つスキンケアの方法をご紹介します。

「皮膚常在菌って何?どんな種類があるの?」

「美肌菌って聞くけど皮膚常在菌の1つなの?」

「皮膚常在菌の役割やはたらきは?教えて!」

「皮膚常在菌が乱れる原因は?また、乱れると肌はどうなるの?」

「アクネ菌はニキビの原因なので悪玉菌なの?」

「皮膚常在菌のバランスを保つエイジングケアとは?何に気をつければよいの?」

「バランスが崩れたらどうすればよいの?改善の方法が知りたい!」

などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みください。

<皮膚常在菌のバランスを保つエイジングケアのために>

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<皮膚常在菌のバランスを整えるために!>

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<この記事の大切なポイント>
  • 皮膚常在菌は、誰のお肌にもいて美肌に大切です。お肌が健康なら皮膚でバランスを取って生息しています。
  • 皮膚常在菌は、善玉菌、日和見菌、悪玉菌の3種類に分かれます。しかし、フローラのバランスがとれていれば悪玉菌が存在しても大きな問題はありません。
  • 表皮ブドウ球菌は、美肌菌とも呼ばれる善玉菌の代表的な皮膚常在菌です。この菌は、お肌にとってとても大切です。
  • アクネ菌はニキビの原因菌ですが、お肌を弱酸性に保つはたらきもあるので、殺菌すればよいというわけではありません。だから、バランスを保つことが大切です。
  • 黄色ブドウ球菌は、代表的な悪玉菌です。しかし、皮膚常在菌全体のバランスがとれていれば、この菌がいても感染症になるリスクは高くありません。
  • 刺激の強い化粧品を使うことや、過度なクレンジングや洗顔が皮膚常在菌のバランスを乱す原因の1つです。バランスが乱れると、肌荒れやニキビなどの原因になります。
  • だから、正しいスキンケアやエイジングケアはとても大切です。たとえば、皮膚常在菌と上手に付き合うには、優しいながらも不要な皮脂をしっかり取る洗顔が大切です。

2.皮膚常在菌とは?

皮膚常在菌とは?と考える女性

1)皮膚常在菌ってどんな菌

人の体内や皮膚には、100兆もの菌がいるといわれています。

そのうち80%は腸内細菌です。

皮膚には、数百億から1兆もの菌が存在し、顔だけでも80万もの常在菌がいるといわれています。

菌といえば、感染症を引き起こすことから、「悪いイメージ」が強いのですが、常に皮膚にいて、時と場合によってよいはたらき、悪いはたらきをするのが、皮膚常在菌です。

皮膚常在菌は、表皮常在菌とも呼ばれますが、その名のとおり表皮にいます。

数百もの種類があるなかでも、表皮ブドウ球菌、アクネ菌、黄色ブドウ球菌などがよく知られています。

これらの皮膚常在菌は、それぞれが活動するとともに、相互に影響を受けたり与えたりしながら、バランスを保って生存しています。

しかし、誤ったスキンケアやそのほかの刺激などでそのバランスが崩れた場合、ニキビや肌荒れ、乾燥肌の原因になるなどの肌トラブルを招くことがあります。

たとえば、ニキビの原因である「アクネ菌」も、全体にバランスの取れた数なら、「悪さ」をすることもなく過ごしています。

しかし、バランスが崩れ、過剰な数になれば、ニキビをつくる原因となって、「悪者」になってしまうのです。

つまり、皮膚常在菌が正しいバランスで生存することがお肌の健康にとても大切なのです。

2)皮膚常在菌とスキンケアの関係

皮膚常在菌は、顔の表皮にいるわけなので、クレンジング洗顔、あるいは化粧水美容液などのエイジングケア化粧品の影響を受けます。

最近では、除菌、抗菌への意識が高まって、「洗いすぎ」「除菌しすぎ」の傾向があります。

お肌を清潔に保つことはよいことですが、それが行き過ぎると皮膚常在菌のバランスが崩れ、問題も起こります。

皮膚常在菌は、ヒトと共存するのが本来の姿であり、「バリア機能」を維持する役割を担っています。

肌を健康に保ち、ハリツヤをキープするには、それを意識したエイジングケアに取り組むことが大切なのです。

<参考記事>

敏感肌では皮膚常在菌の1つ表皮ブドウ球菌が少ない!改善法は?

発見!季節や年齢肌で皮膚常在菌に違い。お肌でどんな変化が起こってる?


3.皮膚常在菌の種類とはたらきは?

皮膚常在菌の種類のイメージ

皮膚常在菌には、3つのタイプがあり、それぞれはたらきが違います。

1)表皮ブドウ球菌に代表される善玉菌

表皮ブドウ球菌は、グラム陽性球菌の1種です。

表皮ブドウ球菌は、空気を好むので、その名のとおりお肌の表面に住み、皮脂を餌にして生きています。

そして、3つのはたらきでお肌を健やかにするのを助けているのです。

そのため、美肌菌とも呼ばれます。

美肌菌については、「美肌づくりに欠かせない「美肌菌」!増やすためのプログラムとは?」も参考にしてくださいね。

①皮膚を弱酸性に保つはたらき

表皮ブドウ球菌は、皮脂を分解して、グリセリンと脂肪酸に分解します。

脂肪酸は酸性であり、表皮を弱酸性に保つ役割を果たします。

それによって、お肌のバリア機能をサポートしているのです。

②NMF(天然保湿因子)産生サポート

皮脂、と表皮ブドウ球菌が分解した成分が混じりあって、NMF(天然保湿因子)をつくり出し、表皮の潤いを保ちます。

つまり、お肌の保湿をサポートするはたらきをしています。

③菌のバランス維持による雑菌からの保護

弱酸性に保つことで、雑菌の生息や侵入を防いで、バリア機能を維持します。

また、感染症やアトピー性皮膚炎を引き起こす原因となる黄色ブドウ球菌を防御する抗菌ペプチドを産生します。

このように、表皮ブドウ球菌は、お肌を健やかに維持するために、大切な菌なのです。

実は、この表皮ブドウ球菌の餌(栄養)になるのが汗です。

また、汗も病原微生物を防御する抗菌ペプチドにより表皮ブドウ球菌のはたらきを助けます。

だから、汗をかくことは、皮膚常在菌をサポートして美肌につながるのです。

汗と美肌との関係については、「汗腺の力で美肌のエイジングケア!最高の化粧水&美容液は汗」をご覧ください。

2)アクネ菌に代表される日和見菌

アクネ菌は、先ほども例で取り上げましたが、ニキビの原因菌として有名です。

しかし、過多にならなければ、健康な皮脂膜をつくる「善玉菌」としてはたらくのです。

アクネ菌は、空気を嫌うので、毛穴の奥や皮脂腺などの空気の入りにくい場所にいますが、表皮ブドウ球菌と同様に、皮脂を食べて、脂肪酸とグリセリンに分解してくれるのです。

つまり、肌を弱酸性に保って守るはたらきをしているのです。

ところが、食生活の乱れ、ホルモンバランスの乱れやストレスなどで毛穴に皮脂が詰まれば、 空気が遮断され、餌となる皮脂が毛穴にたくさんある状態になります。

そうなれば、アクネ菌は、毛穴の中で過剰に繁殖してしまいます。

そして、アクネ菌が皮脂を大量に食べた結果、脂肪酸が増えすぎ、その刺激によって、毛穴の炎症を引き起こし、ニキビの原因になってしまうのです。

なお、皮脂腺の中に住む毛包虫(顔ダニまたはニキビダニ)もニキビの原因になりますが、これは皮膚常在菌ではありません。

3)黄色ブドウ球菌に代表される悪玉菌

①黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌は、腸炎ほか感染症の起炎菌として有名ですが、顔にも常在しています。

表皮ブドウ球菌がたくさん繁殖していて、皮膚常在菌のバランスが取れ、お肌が弱酸性のときは、問題になることはありません。

しかし、お肌の表面がアルカリ性に傾き、表皮ブドウ球菌が少なくなると黄色ブドウ球菌が大増殖します。

その結果、お肌は痒みや炎症を引き起こしてしまいます。

ひどい場合は、化膿したり、「とびひ」になったりしますので、そんなときは、すぐに皮膚科を受診することをおすすめします。

②マラセチア菌

マラセチア菌は、カビの一種です。

アクネ菌ほどではありませんが、痒みや痛みのある炎症の原因になります。

マラセチア菌にはマラセチア・ダーマティス、マラセチア・シンポディアリス、マラセチア・グロボーサ、マラセチア・ファーファー、マラセチア・レストリクタの5種があります。

このうちマラセチア・ファーファーは毛穴に侵入すれば、すぐに免疫反応による炎症が発生します。

このように皮膚常在菌には、善玉菌、日和見菌、悪玉菌がいるので、そのはたらきの違いを理解しておきましょう。


4.皮膚常在菌のバランスを保つエイジングケア

皮膚常在菌を保つ優しい洗顔

ここまでで皮膚常在菌のバランスを維持することが、エイジングケアにとって大切なことがご理解いただけたと思います。

ここからは、皮膚常在菌を意識したスキンケアやエイジングケアについて考えてみます。

1)皮膚常在菌を考えた洗顔

ここでのポイントは、朝のスキンケアでいきすぎた洗顔で皮膚常在菌を洗い流しすぎると、皮脂も減り、皮膚のバリア機能を弱めてしまう可能性があるということです。

適切な洗顔であれば、洗顔後に皮脂は正常にでてくるので、それを餌にして皮膚常在菌のバランスは戻ります。

また、石鹸も弱アルカリ性ですが、通常なら、洗顔後にお肌は弱酸性に戻ります。

しかし、刺激の強い洗顔料の使用、過度な回数の洗顔、擦りすぎ洗顔で、まだ肌に留まっているべき角質まで落とした場合は、皮脂の生成が遅れたりすることで皮膚常在菌のバランスは崩れてしまうことがあります。

その結果、お肌の乾燥を助長してしまうのです。

このほかアトピー性皮膚炎も、過度な洗顔や洗浄がその原因の一端であるともいわれています。

お肌のバリア機能の強さは人それぞれですが、過度な洗顔は避けるべきです。

こうした洗顔の後に、どんなによいエイジングケア化粧品を使ってもその効果を実感することは難しいでしょう。

皮膚常在菌は、ヒトと共存してエイジングケアをサポートしてくる大切なものです。

そのバランスを維持する第一歩は、「適切な洗顔」です。

エイジングケア化粧品によるスキンケアの前に、まず、適切な洗顔を意識しましょう。

優しい洗顔については、「乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切! 」でも紹介していますので、参考にしてください。

2)クレンジングも皮膚常在菌のバランスに影響

皮膚常在菌のバランスに影響するクレンジング

皮膚常在菌のバランスのためには、洗顔と同様、あるいはそれ以上にクレンジングに注意が必要です。

なぜなら、メイクを落とす夜のスキンケアでは、クレンジングは洗顔以上にお肌の負担になるからです。

そのため、セラミドやNMFなどを落とし過ぎない優しいクレンジング料を使うことをおすすめします。

タイプとしては、クレンジングジェル、クレンジングクリーム、クレンジングミルクがおすすめです。

特に、肌質が乾燥肌や敏感肌インナードライ肌の場合は、アミノ酸系界面活性剤などの乾燥肌・敏感肌向けのクレンジング料を使いましょう。

一方、メイクが肌に残ることも問題です。

お肌の酸化が進み皮膚常在菌のバランスが崩れたり、お肌の老化の原因になるからです。

特に毛穴の汚れが残ると、角栓が過剰になっていちご鼻の原因になってしまいます。

クレイアーチチョーク葉エキスなどを配合した毛穴汚れをしっかり落とすクレンジング料を使いましょう。

皮膚常在菌のバランスをキープするためには、クレンジング料を正しく使うことも大切です。

クレンジングの方法については、「クレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す!」をご覧ください。

また、夜、メイクを落とさず寝落ちした際のリカバリーは、「メイクを落さず寝落ちした私!翌朝のスキンケアと対策は?」を参考にしてください。

3)アクネ菌の除去は本質的なニキビ対策ではない!

皮膚常在菌を考えたニキビ・毛穴対策を考える女性

先ほど、アクネ菌が日和見菌であることを説明しました。

冬でも乾燥肌でニキビが目立つことがありますが、これもアクネ菌の過剰繁殖が原因です。

しかし、大切なことは、ニキビ対策としてアクネ菌を除去することではないのです。

もちろん、炎症があるニキビはアクネ菌を除去することが先決ですが、そこまでニキビがひどくない場合やニキビ予防のためには、毛穴の詰まりを防いでアクネ菌を過剰に増やさないことが大切なのです。

サリチル酸などはアクネ菌を殺菌できるので、ニキビ対策の化粧品などで使われる成分です。

これらを長い期間使うことはかえって皮膚常在菌のバランスが崩れるので、炎症が治まったら使用をやめるほうが望ましいのです。

大切なのは、ニキビを予防することで、毛穴が詰まらないようにしっかりと不要な皮脂を取り除くことなのです。

優しい洗顔と不要な皮脂を取る洗顔を両立させるのは難しいのですが、特に思春期から20代前半の場合は、不要な皮脂をしっかり取ることが大切です。

皮脂の詰まりを感じたり、毛穴の黒ずみが気になる場合などは、酵素洗顔を試してみることもよい選択肢です。

ただし、ニキビがひどくなると炎症が起きてしまい、治ってもニキビ跡が残ることも。

ニキビがひどい場合には、早めに皮膚科を受診しましょう。

最近では、抗菌薬のほか毛穴の詰まりを除去する外用薬が開発され、薬物治療の選択肢が広がっています。

4)皮膚常在菌のバランスを考えたニキビ・毛穴対策

皮膚常在菌を考えたニキビ・毛穴対策を実践する女性

それでは、洗いすぎない洗顔やアクネ菌の殺菌など以外で、皮膚常在菌と共存するためのエイジングケアをどう考えればよいのでしょうか?

それは、何といってもバランスのよい日常生活と過度なメイクを避けること、そして、エイジングケア化粧品を正しく使うことです。

お肌を健やかに育てる上では、食べ物を基本としてバランスのよいアンチエイジングを意識した生活が大切です。

皮膚常在菌のバランスも正しい食生活や適度な運動など、日常生活の上に成り立つのです。

食べ物については、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」を参考にしてください。

また、メイクが濃いとどうしても強いクレンジング料が必要になったり、ダブル洗顔も必要です。

そのため、洗いすぎて皮膚常在菌のバランスを崩すリスクが高くなります。

だから、健やかなお肌のためには、メイクはほどほどがよいのです。

5)ボディの皮膚常在菌バランスも大切

顔だけではなく、からだ全体に皮膚常在菌はいます。

だから、ボディの皮膚常在菌バランスも大切です。

これが、からだ全体の乾燥肌対策になります。

長時間あるいは頻回の入浴や温泉などは、皮膚常在菌のバランスを乱す原因です。

特に、冬に寒いからといって、お風呂に長時間入りすぎると乾燥肌の原因になるのです。

また、過度な手洗いも手肌の皮膚常在菌のバランスを乱すことになります。

これが手肌の乾燥手荒れの原因になることもあります。

大気が乾燥しやすい冬の乾燥肌対策は、バリア機能を守るために皮膚常在菌のバランスを意識しましょう。

6)新型コロナ感染予防の皮膚常在菌への影響

感染対策として欠かせないマスクですが、マスクの繊維による刺激やマスク内のムレは皮膚常在菌のバランスを乱し、肌トラブルを引き起こします。

布製のマスクなどはこまめに洗って清潔に保ち、マスクをはずした後はしっかりと保湿することを心がけましょう。

<参考記事>

マスクによる肌荒れ・肌ダメージを防ぐ!選び方と使用時のスキンケア

マスク生活になって半年、あなたは敏感肌になっていませんか?

新型コロナウイルス感染予防で手洗いした後はたっぷり保湿を!


5.皮膚常在菌のバランスを保つエイジングケア化粧品の選び方

皮膚常在菌のバランスを保つエイジングケア化粧品のイメージ

エイジングケア化粧品による保湿は、皮膚常在菌のバランスを保つ上で大切です。

肌のキメを整え、くすみのない透明感のある皮膚をもたらすためにしっかり使いましょう。

しかしながら、油溶性成分(エモリエント成分)を過度に使うこと、刺激の強い成分が配合された化粧品を使うことなどは、皮膚常在菌のバランスを崩すリスクにもなってしまいます。

エイジングケアは、皮膚常在菌の存在を意識して行うことで、お肌の老化防止にもつながることを覚えておきましょう。

そんなエイジングケアを行なうための化粧品選びのポイントは、保湿で潤いをキープできることと刺激が小さいことです。

1)保湿がしっかりできる化粧品で潤いキープ

十分に保湿されている肌はターンオーバーやバリア機能が正常です。

この状態であれば、皮膚常在菌のバランスも整っています。

そのための基礎化粧品は、保湿化粧水保湿美容液乳液保湿クリームです。

ほかにもフェイスマスク美容オイルなどがあります。

これらは、保湿に対する役割が少しずつ異なるので、うまく使い分けて乾燥肌を予防・改善することで、皮膚常在菌のバランスをキープしましょう。

<基礎化粧品のアイテムと期待できる保湿のプロセス>

基礎化粧品のアイテムと期待できる保湿のプロセスを示す表

特に保湿力が高くエイジングケアもできる化粧水としては、ナールスゲン化粧水プロテオグリカン化粧水などのエイジングケア化粧水があります。

エイジングケア美容液ならプロテオグリカン美容液セラミド美容液がおすすめです。

エイジングケア保湿クリームならセラミドクリームシアバターなどが配合されたものがおすすめです。

基礎化粧品は、化粧水ランキング美容液ランキングだけに頼らずに、美容成分やエイジングケア化粧品成分の特徴を理解して自分の肌質や肌状態に合ったものを選びましょう。

2)皮膚常在菌のバランスを乱すこんな成分には要注意

注意が必要な成分を伝える女性

皮膚常在菌のバランスを保つために、注意したい成分としては、刺激が強いアルコール(エタノール)や合成着色料、合成香料などです。

特に、ふき取り化粧水収れん化粧水の中には、アルコール濃度が高いもいのがあるので要注意です。

また、保湿成分ではPGなどは濃度が高いと刺激があり、肌トラブルを起こすことがあります。

これらの成分が無添加の化粧品ノンアルコール化粧品がおすすめです。

特に、年齢を重ねるほど優しいエイジングケア化粧品を使いましょう。

一方、誤解の多い成分としては、高分子ポリマー、界面活性剤、パラベンフェノキシエタノールなどの防腐剤があります。

これらは、刺激がないわけではありませんが、配合される場合も濃度は低く、それほど心配する必要はありません。

<参考書籍>
「皮膚常在菌ビューティ!」の内容とエイジングケアへの活かし方


6.まとめ

まとめ

皮膚常在菌とは何か?

また、その役割と洗顔、ニキビ、エイジングケアの関係をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

皮膚常在菌は、お肌にとってなくてはならない存在であることがおわかりいただけたのではないでしょうか?

エイジングケアには、エイジングケア化粧品を使う前に意識して実践することがたくさんありますが、皮膚常在菌との共存もその1つです。

ぜひ、大切にしたいものです。

あまり知られていない皮膚常在菌ですが、お肌のバリア機能を保つためにとても大切です。

それを活かす洗顔やエイジングケア化粧品の使い方を実践しましょう。

この記事「皮膚常在菌の種類と働きを知って一歩進んだエイジングケアで美肌へ!」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ

医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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