肌理(キメ)とは、お肌の表面の溝である「皮溝(ひこう)」と溝でできた盛り上がりである「皮丘(ひきゅう)」で囲まれた皮膚表面の凹凸(おうとつ)のことです。
肌理(キメ)が細かく見える肌は、お肌が健やかで透明感のある美肌です。
一方、肌理(キメ)が整わず粗く見えるお肌は、乾燥しているなど肌状態が悪いため、透明感がなくクスミが目立つことも。
この記事では、そんな肌理(キメ)を細かく保ち、健やかで美しい素肌のための対策について紹介します。
スポンサードサーチ
読みたいところから読める目次
1.肌の肌理(キメ)を整えて美肌になりたいあなたへ
あなたは、「肌の肌理(キメ)の細かい透明感のあるお肌を手に入れたい!」や「光が反射して肌ツヤのよい素肌でいたい」と思い、毎日、スキンケア、エイジングケアをしていても、お肌のしくみについて考えることは、あまりないのではないでしょうか。
でも、肌理(キメ)の整ったキレイなお肌を得るエイジングケアのためには、お肌の中がどうなっているのか、どんなはたらきをしているのか、自分自身のお肌のしくみや役割を知ることが大切です。
お肌のしくみを理解することで、エイジングケア化粧品の知識も身に付き、肌理(キメ)細かな美肌づくりにも役立ちます。
今回は、皮膚の構造やしくみとともに、美肌と関係の深い「お肌の肌理(キメ)」を整えるコツについて説明します。
また、問題がある場合の改善方法も取り上げます。
エイジングケア世代はもちろん、多くの女性にとってのあこがれ、肌理(キメ)が整ったきめ細かな素肌を手に入れるためにも、ぜひ読み進めてくださいね。
<3分間動画でキメの整った透明感のあるお肌を学ぼう!>
<PR>
お肌のキメを整えるエイジングケア化粧水なら
キメを整えるには潤いを逃さない優しいクレンジングを
- 肌理(キメ)を整えるエイジングケアの第1歩は、皮膚のしくみや役割について知ることです。美肌のために、しっかりと理解を進めましょう。
- 肌理(キメ)は、皮溝と皮丘によって形づくられ、バリア機能とターンオーバーが正常な場合は、整った状態になります。そんな肌は、光があたればツヤがあって透明感のある美肌です。
- 肌理(キメ)が乱れる原因は、乾燥、紫外線、老化、よくない生活習慣です。心当たりがあればあらため、健康やアンチエイジングを意識した生活習慣に改善しましょう。
- 肌理(キメ)を整えるには、保湿が最も大切ですが、紫外線対策、エイジングケアなども大切です。この3つを正しく行うことを心がけましょう。
- 肌理(キメ)を整えるには、肌に優しく保湿効果の高いエイジングケア化粧品を選びましょう。また、正しく使うことも大切です。
2.肌理(キメ)の前にお肌のしくみと役割を知ろう!
肌理(キメ)の細かい肌を目指す対策の前に、まず肌の仕組みと役割について簡単にふれておきましょう。
「お肌の仕組みは知っているので、早く肌理(キメ)の細かいお肌を手に入れる方法を知りたい!」という方は、この章を飛ばして3章へ進んでいただいて結構です。
1)皮膚は何層もの膜でできている
皮膚は1枚の単純な膜ではないことをご存知でしょうか?
皮膚は、外側から、表皮、真皮、皮下組織の3つでできています。
それらの中に「血管」「リンパ管」や神経系、「皮脂腺」「汗腺」などの付属器があり、それぞれが関わり合いながら機能しています。また、毛穴である毛包(もうほう)もあります。
表皮の最も表、つまり、目に見えている部分を、角質層と言います。
部位によって違いはありますが、
角質層は、たった0.02mm
表皮は、0.2mm程度
真皮は、1.8mm程度
皮下組織は、10mm程度
といった厚さです。
化粧品がスキンケアの対象とする部位は、角質層の奥までです。
エイジングケア化粧品も基本は、角質層奥までしか浸透しません。
つまり、化粧品によるエイジングケアがカバーするのは、たったの0.02mmなのです。
もちろん、この0.02mmのケアは、とても大切です。
お肌の肌理(キメ)は、この角質層のスキンケアで決まります。
しかし、肌理(キメ)をはじめお肌を健やかに保つためのエイジングケアを、化粧品のみで考えてはいけないことがおわかりいただけるのではないでしょうか?
角質層だけでなく、表皮、真皮、皮下組織まで含めたエイジングケアは、食事や運動、睡眠などを含めた全体的なケアを考える必要があるのです。
そのための第一歩が、身体全体のことやお肌のしくみと役割を知ることです。
2)皮膚の主なはたらき
では、お肌の肌理(キメ)について説明する前に、表皮、真皮、皮下組織のそれぞれのはたらきについて、もう少し詳しく見てみましょう。
①表皮
肌理(キメ)と最も関係が深いのが表皮です。
前述のように、表皮は厚さが平均約0.2㎜のとても薄い膜です。
皮膚のいちばん外側にあり、外部からの刺激が体内に入らないように守ったり、異物が侵入した場合には、その情報を神経に伝える大切なはたらきを担っています。
また、水分の蒸散を防ぐバリアとなってお肌のうるおいを保ち、内部を保護しています。
表皮は、外側から「角質層(かくそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」の4つの層から成っています。
中でも、最も表面にある角質層は、食品用ラップと同じくらいのわずか0.02㎜という薄さですが、バリア機能と保湿機能という大切な役目を果たしています。
また、ターンオーバーも表皮の新陳代謝のことです。
②真皮
真皮は、表皮の下にあって、皮膚組織の大部分を占めているお肌の土台のようなもの。
真皮の約70%を占めるコラーゲンや、コラーゲンをつなぐエラスチンなどによって、お肌を支え、ハリや弾力を保つはたらきがあります。
コラーゲンやエラスチン、そしてヒアルロン酸、プロテオグリカンも真皮の線維芽細胞でつくられるのです。
加齢によって真皮のはたらきが低下すると、お肌を支えることができなくなり、しわやたるみ、ほうれい線などのエイジングサインが目立ってしまうのです。
エイジングケア世代にとっては、悩みの種ですね。
真皮によるお肌の肌理(キメ)への影響は、表皮ほど直接的ではありませんが、真皮が衰えれば、悪い影響を与えてしまいます。
③皮下組織
皮膚の3層構造のうち、もっとも内側にあり、表皮と真皮を支えているのが皮下組織です。
皮下組織は大部分が皮下脂肪で、そこに「動脈」や「静脈」が通り、皮膚組織に栄養を届けたり、老廃物を運び出したりしています。
また、クッションの役割をして外部からの刺激や衝撃をやわらげたり、熱を伝えにくい性質から断熱・保温のはたらきをしたり、エネルギーを脂肪のかたちで蓄える役割もあります。
皮下組織も、真皮同様、お肌の肌理(キメ)と直接的な影響は小さくても、たるみがあれば、表皮の形に悪影響を及ぼすこともあります。
これら3つの層の中でも、スキンケア、エイジングケアのメインとして、美肌を支えているのが表皮と真皮の二重構造です。
表皮と真皮を合わせても、その厚さはわずか2㎜程度。
エイジングケア化粧品を使う際には、薄い膜を傷付けないように、やさしくお手入れするように気を付けましょう。
<第2章のまとめ>
お肌は、表皮、真皮、そして皮下組織から成り立っています。
肌の肌理(キメ)は、お肌の表面の角質層の状態の影響が最も大きいのです。
しかし、真皮や皮下組織もつながっているのでそれらの衰えは、肌理(キメ)に悪い影響を与えます。
真皮や皮下組織は化粧品でケアできません。
だから、肌理(キメ)を整えるためには、化粧品によるスキンケアだけではなく、身体全体の健康を維持することが大切です。
スポンサードサーチ
3.お肌の肌理(キメ)とは?
こうしたお肌のしくみの中で、主に表皮に関連しているのがお肌の肌理(キメ)であることをお伝えしました。
「肌の肌理(キメ)が整っている」
「肌の肌理(キメ)が細かい」あるいは「肌の肌理(キメ)が粗い」
などとよく言いますよね。
また、「肌理(キメ)が細かいお肌=美肌」というイメージもあるのではないでしょうか。
では、お肌の肌理(キメ)とは、そもそもどういうもので、細かい、粗いは何によって決まるのか、気になるポイントを見ていきましょう。
まず、一度、ご自身の手の甲をご覧になっていただけますでしょうか?
網目模様の凹凸がありますよね。
よく見ると、細かな溝があって、三角形や四角形の模様が見えると思います。
この溝を「皮溝(ひこう)」、そして模様を「皮丘(ひきゅう)」といい、皮溝と皮丘でつくられた皮膚表面の凹凸のことをお肌の「肌理(キメ)」と呼んでいるのです。
肌理(キメ)が細かく整っているお肌とは、皮溝の幅が細かく、1つ1つの皮丘が小さく、規則正しく並んでいる状態を指します。
肌理(キメ)が細かく整っていると、毛穴の詰まり・開きも目立たず、肌表面もつるつるして見えます。
さらに、光を多く取り込んで反射するので、お肌が輝いて見え、お肌の透明感も生まれます。
整った肌理(キメ)は、若々しくイキイキしたお肌の証しですね。
一方、皮溝が浅く広くなったり、皮丘の大きさが不揃いになると、お肌の色がくすんで見えたり、皮膚のザラつきが目立つなど、いわゆる肌理(キメ)が粗い状態になってしまうのです。
つまり、くすみの原因の1つは、肌理(キメ)が粗いことなのです。
ここで注意すべきことは、次の3点です。
- 肌理(キメ)そのものの、「細かい」と「粗い」は、遺伝的に決まるっているので変えられない
- 肌理(キメ)が整っていれば細かく見えるが、そうでなければ粗く見える
-
スキンケアやエイジングケアで目指すのは、肌理(キメ)を整えること、肌理(キメ)の細かいお肌に見せること
<第3章のまとめ>
お肌の肌理(キメ)の細かい・粗いは、その人の肌の特徴なので、本来、変えることはできません。
肌理(キメ)は、皮溝と皮丘で形づくられます。皮溝と皮丘でできる「線」がシャープで「面」がふっくらしている状態が、よい状態です。
つまり、「肌理(キメ)が整っている」お肌です。
また、バリア機能も正常な状態なら、お肌は肌理(キメ)が細かく見えます。逆にバリア機能が低下して乱れていれば、粗く見えるのです。
4.お肌の肌理(キメ)が粗く見える原因
もともと、日本人は欧米人に比べてお肌の肌理(キメ)が細かいと言われていますが、肌理(キメ)の細かさ、肌理(キメ)の粗さは、生まれつきのもので、個人差があります。
また、湿度や温度などの環境によるものや紫外線によるダメージ、ストレスによる肌への影響、睡眠不足などによっても肌理(キメ)の見え方は変化します。
1)お肌の乾燥が肌理(キメ)を乱す
特に、キメの状態はお肌の乾燥の影響を受けやすいといわれています。お肌が十分うるおっている場合は、皮丘がふっくらとしてキメが整った状態を保つことができますが、逆に乾燥してうるおいが不足すると、皮丘がしぼみ、形も不規則になって、肌理(キメ)が粗く見えてしまうのです。
つまり、乾燥肌の原因であるバリア機能の低下やターンオーバーの乱れも肌理(キメ)の乱れの原因となるのです。
肌理(キメ)が乱れたお肌は、皮膚の細胞と細胞の隙間が広がった状態です。
毛穴が目立ったり、ハリやツヤがなくなったり、メイクのノリも悪くなるなど、見た目の印象に大きく影響してしまうので注意が必要です。
2)加齢が肌理(キメ)を乱す
加齢によって角質は厚くなる傾向にあります。
お肌の皮脂と汗でできる皮脂膜、セラミド、天然保湿因子(NMF)が減って、バリア機能が低下して水分の蒸発量が増えるので、角質がそれを守ろうとするからです。
また、加齢で真皮層が薄くなることでお肌全体は、薄くなっていきます。
それは、線維芽細胞が活力を失いコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンが減ってしまうからです。
これによって、肌理(キメ)は乱れてしまうのです。
つまり、加齢が肌理(キメ)を乱す原因となるのです。
3)よくない生活習慣が肌理(キメ)を乱す
ストレスの多い生活、睡眠不足、バランスの悪い食事、運動不足、喫煙習慣など身体によくない生活習慣は、お肌にもよくない影響を与えます。
こうした生活習慣は、お肌の酸化や糖化などの原因にもなりえます。
よくない生活習慣は、お肌の肌理(キメ)を乱す原因であるとともに、ニキビや肌荒れなどさまざまな肌悩みの原因になったり、お肌の老化の原因になるのです。
<第4章のまとめ>
お肌の肌理(キメ)が乱れる原因は、お肌の乾燥、紫外線、老化、よくない生活習慣です。
エイジングケアやスキンケアだけではなく、日常生活も大きな影響があるのです。
お肌の肌理(キメ)は、これらによってバリア機能とターンオーバーが乱れ、お肌の表面がよくない状態になったため、それが見た目となって現れたものです。
スポンサードサーチ
5.お肌の肌理(キメ)を整える生活やエイジングケアの基本
1)肌理(キメ)を整える生活やエイジングケアの考え方
このように、お肌の肌理(キメ)は、「皮溝と皮丘の健康状態」や「皮溝と皮丘の若さ」を反映しているわけですが、これらをよい状態にするには、乾燥肌対策を中心としたエイジングケア習慣に加え、日々の食事や生活習慣など、身体の内側からのケアが欠かせません。
内側からのエイジングケアで、お肌のターンオーバーが正常化して、適切な周期になり、キメの整った若々しい素肌が維持できるのです。
スキンケアやエイジングケアは、適切な日常生活をベースとして、お肌の状態を一層、よくするための手段です。
もし、生活が少し乱れている、ストレスを感じることが多い、睡眠が少ない、食事が偏っているようでしたら、エイジングケア化粧品を使う前に、まずはそこから見直してみませんか?
生活習慣を少し変えることで、同じスキンケア、エイジングケアアイテムを使っても効果が変化し、お肌の状態をよりアップさせることも可能です。
たとえば、栄養バランスのとれた食生活を心掛ける、十分な睡眠をとるなど、キメが乱れる内的要因を減らすことが、キメを整える手助けとなります。
とくに、食べ物についてはより大切なので、
「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」を参考にしてくださいね。
ぜひ、「よい生活習慣=エイジングケア」を理解し、キメの整った素肌を目指してくださいね。
また、ターンオーバーの周期が乱れると、古くなった角質がお肌に残ったり、逆にターンオーバーが早まったりして、キメが乱れる原因に。
つまり、しっかりと保湿を心掛けることで、お肌は正常な状態に保ち、お肌のキメは整っていきます。
ターンオーバーを妨げる原因の1つ、紫外線対策を万全にして、キメの乱れを防ぐようにしましょう。
保湿や紫外線対策などの基本のエイジングケアも、キメを整えるためには大切です。
2)お肌の肌理(キメ)を整える食生活
お肌の肌理(キメ)を整え透明感のある美肌をキープするには、栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
ターンオーバーを正常化するには、良質のタンパク質や、皮膚・粘膜を正常に保つはたらきのあるビタミンA、さらには鉄分や亜鉛などのミネラルが大切です。
また、コラーゲンの生成をサポートするビタミンC、皮膚の代謝や血行を良よくしてくれるビタミンEも積極的に摂りたい栄養素です。
さらに、グルコシルセラミドも乾燥肌の予防や改善に役立つ栄養素です。
ビタミンAは、牛や豚のレバー、人参、ウナギ、ほうれん草などに豊富です。
ビタミンCは、いちごやレモン、ブロッコリー、煎茶、アセロラなどに豊富です。
ビタミンEは、アーモンドやレバー、うなぎ、いくら、植物油などに豊富です。
グルコシルセラミドは、米ぬか、小麦、乳製品、こんにゃく芋、大豆などに豊富です。
乾燥肌を防いでキメを整える食べ物の詳しい情報は、次に記事をご覧ください。
また、飲料や水も美肌にとって大切です。
コーヒーや緑茶は、お肌の酸化を防ぐポリフェノールが豊富なので健康やアンチエイジングにも役立ちます。
ただし、カフェインも入っているので飲みすぎや夜寝る前に飲むのは控えましょう。
なお、仕事や家事・育児などで忙しいため、食事でバランスのよい栄養が摂れない場合は、サプリメントで補うことも1つの方法です。
ビタミン、ミネラル、イソフラボンなど美肌によいサプリメントを選びましょう。
<第5章のまとめ>
お肌の肌理(キメ)を整えるには、保湿、紫外線対策と適切な生活習慣が大切です。
中でも、食生活で乾燥を防ぐことやバリア機能を整えることが重要です。
タンパク質、ビタミン類、ミネラル、グルコシルセラミドなどの栄養素を積極的に摂って肌のキメを整えましょう。
6.肌理(キメ)を整えるエイジングケアの実践編
今、肌理(キメ)を整えるエイジングケアやスキンケアの基本が、保湿による乾燥対策、紫外線対策、日常生活であることをお伝えしました。
ここからは、肌理(キメ)を整えるための実践的なワンポイントアドバイスについて、ご紹介します。
1)保湿について
①キメを整えるには、ヒト型セラミドがおすすめ
年齢を重ねるとお肌の肌理(キメ)は、粗くなる傾向にあります。
だから一層、保湿は大切です。
肌質や肌状態に応じて、保湿化粧水、保湿美容液、フェイスマスク、乳液、保湿クリーム、美容オイルなどを使いましょう。
お肌の肌理(キメ)は、バリア機能の低下が大きな影響を与えているので、正常化をサポートするには、セラミド配合の保湿化粧品がオススメです。
中でもヒト型セラミドは、敏感肌やインナードライ肌でも使え、刺激がなく保湿力の高い人気の保湿成分です。
セラミドは油溶性成分なので、セラミド化粧水よりもセラミド美容液、セラミドクリームがおすすめです。
<PR>
高い保湿力で肌理(キメ)を整えるなら、3種のヒト型セラミド配合
②保湿ケアは正しい方法で行う
化粧品を使って保湿ケアを行う際に、注意すべきは摩擦や刺激の少ない方法で行うことです。
化粧水をコットンで使う場合、強くパッティングすることや擦ることなどは、キメを乱す原因になります。
優しくハンドプレスを行いましょう。
また、化粧水パックなどを行う場合も10分以上行うと乾燥肌の原因になることもあります。
こうしたポイントを踏まえて、正しい保湿ケアでお肌のキメを整えましょう。
2)エイジングケアも一緒に考えてキメを整えよう
お肌の酸化や老化も肌理(キメ)に悪影響を与えるので、30歳を超えたころからは、エイジングケアも一緒に考えましょう。
1つの成分でさまざまなエイジングケアのはたらきが期待できるエイジングケア化粧品成分が配合されたエイジングケア化粧品を使うことをオススメします。
最近では、アットコスメなどの化粧水ランキングや美容液ランキング、美的や美人百花をはじめとする美容雑誌にさまざまなエイジングケア化粧品の特集などが掲載されています。
そんな情報に加えて、配合される美容成分を理解して肌のキメを整えるためのエイジングケア化粧品を選びましょう。
そんな美容成分としては、エイジングケアのためにコラーゲンやエラスチンの生成をサポートできることや他にもいくつかの機能を持っていることが大切です。
コラーゲンをサポートできるほか多くの機能を持ったエイジングケア化粧品成分は、ナールスゲン、プロテオグリカン、ビタミンC誘導体、ネオダーミルです。
中でも京都大学と大阪市立大学で共同開発されたナールスゲンは、ヒアルロン酸、エラスチンやヒートショックプロテイン(HSP)47、ヒートショックプロテイン(HSP)70、さらにはグルタチオンを増やすはたらきがあります。
ナールスゲンは水溶性成分(ヒューメクタント)なので、ナールスゲン配合化粧水がお肌のキメを整えるにはオススメです。
肌理(キメ)を整えるエイジングケアローションなら、
また、プロテオグリカンも水溶性成分なのでプロテオグリカン配合化粧水やプロテオグリカン配合美容液がおすすめです。
一方、ビタミンC誘導体には、水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体があります。
水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体はおもにエイジングケア化粧水に油溶性ビタミンC誘導体はエイジングケア保湿クリームに配合されます。
3)美顔器を使ってキメを整える
スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品に加えて、美顔器を使うことも肌のキメを整えるおすすめの方法です。
美顔器には、EMS美顔器やイオン導入美顔器などさまざまなタイプがあります。
また、最近では1台でいくつもの機能を備えたタイプもあります。そ
んな美顔器なら、肌のキメを整える以外にも使えるので、コスパもよくおすすめです。


★毛穴ケア、リフトケア※1、エイジングケア※2、目元ケア、ひきしめ、うるおい
★その日のお肌に合わせて自由にカスタマイズ!コースは全63通り!
★サークルRFリフトテクノロジーで角質層のすみずみまでアプローチ
★温めながら毛穴ケア・うるおい保湿
★海外でも使える
★販売価格:45,000円(税抜)送料無料・代引手数料無料
※1引き上げるように動かすこと ※2年齢に応じた肌ケアのこと
4)洗顔やクレンジングで潤いを落としすぎない
①優しいクレンジングでキメを乱さない
キメを乱すスキンケアの1つに誤った「クレンジング」あげられます。
クレンジングはメイクを落とすものですが、時間をかけたり、ゴシゴシとこすることで潤いを落とし過ぎてしまいます。
その結果、バリア機能が低下してキメが乱れるのです。
クレンジングは優しいものを使い、40秒~60秒程度ですますようにしましょう。
クレンジングを正しく使う方法は、くるくるとメイクを浮かせるようなイメージでやさしくクレンジング料をお肌になじませるようすることです。
自分のクレンジング法をチェックしてみましょう。
エイジングケア世代のキメを整えるためのクレンジング料のタイプですが、クレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングクリームがオススメです。
おすすめはアミノ酸系界面活性剤を使った乾燥肌や敏感肌向けのクレンジング料です。
さらに、できれば濃いメイクを控えたり、ダブル洗顔が不要のクレンジング料を使いましょう。
一方、毛穴に汚れが残ってしまうこともバリア機能の正常化のためにはマイナスです。
鼻の毛穴にメイクや汚れが詰まると角栓が大きくなって、いちご鼻になってしまいます。
毛穴の汚れをしっかり落とせるクレンジング料を使いましょう。
もちろん、メイクしたまま寝落ちてしまうこともNGです。
②洗顔も優しく汚れを落とす
また、同様に洗顔時の擦りすぎもバリア機能を低下させてキメを乱す原因になります。
たっぷりな泡でお肌を包み込むようにやさしく洗い上げましょう。
時間は1分~1分半程度を目安とし、すすぎはぬるま湯で(33~35℃程度)で行いましょう。
体温より少し低い温度のぬるま湯の方がお肌への負担が少ないからです。
また、エイジングケア世代や乾燥肌、敏感肌の方は、洗顔料もアミノ酸系や弱酸性がオススメです。
優しい洗顔でキメを整えることを目指しましょう。
5)お肌がごわごわしていると感じたら
年齢とともに角質は厚くなることに触れました。
これがひどくなると角質肥厚です。
おもにターンオーバーが遅くなることが原因なので、こんな場合は、酵素洗顔やピーリングもよい選択肢となります。
ただし、酵素洗顔やピーリングは刺激もあるので慎重に行いましょう。
<第6章のまとめ>
肌のキメを整えるためには、とくに保湿は大切です。30代を超えたころからは、セラミドなどバリア機能の正常化をサポートする保湿成分を補いましょう。
また、30代以上の肌理(キメ)対策は、エイジングケアを意識することも大切です。
ナールスゲン、プロテオグリカン、ビタミンC誘導体など1成分でいくつもの機能を有するエイジングケア化粧品成分配合の化粧品を使うことがオススメです。
また、洗顔やクレンジングで潤いを落とし過ぎないこともキメを整えるための効果的なポイントです。
スポンサードサーチ
7.キメの乱れがひどい場合は、医薬品や皮膚科で治療
化粧品でスキンケアを続けてもキメの乱れが改善しない、整わないなど肌の状態がひどい場合は、薬局で薬剤師さんに相談して医薬品を使ったり、皮膚科や美容皮膚科、美容クリニックを受診することもよい方法です。
もし炎症などが起きているなら、早めに受診しましょう。
放置するとキメが整わないばかりか、乾皮症などの皮膚疾患になってしまうリスクもあります。
皮膚科で処方される保湿剤には、白色ワセリン、ヘパリン類似物製剤(ヒルドイド)、尿素製剤、ビタミンE製剤などがあります。
また、炎症がある場合は、ステロイド外用薬が処方されることがあります。
<第7章のまとめ>
スキンケア化粧品によるセルフケアでキメの乱れが改善しない場合は、医薬品を使ったり、皮膚科や美容皮膚科で治療を受けることもよい方法です。
ひどくならないうちに受診しましょう。
8.まとめ
皮膚の構造やしくみとともに、女性にとって気になるお肌の肌理(キメ)について説明しました。
いかがだったでしょうか?
美しく整った肌理(キメ)は、お肌の健康状態に加えて、身体全体の健康状態のあらわれです。
肌理(キメ)を整えるには、エイジングケア化粧品に頼るだけではなく、お肌についての知識を深めるとともに、食事や睡眠といった日常生活を見直すなど、身体の内側からのケアが大切なことがおわかりいただけたのではないでしょうか。
エイジングケアの主役は、あなたご自身、エイジングケア化粧品は脇役。
そのことを忘れずに、お肌のキメを整えるエイジングケアに取り組んでいただければ幸いです。

nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。 nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、 ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、 お客様にご参加いただいた座談会や スキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。 きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。 下記から、どうぞ。 ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」