予防美容で肌老化を防いでキレイな素肌へ!エイジングケアと生活習慣

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予防美容という言葉が、数年前から頻繁に登場しています。

予防美容とは、お肌の老化や肌悩みが目立つ前から、対策を行って未然に予防を行うことです。

実はこれは、私たちが唱えるエイジングケアと生活習慣で健やかな美肌を目指す考え方と同じなのです。

この記事では、そんな予防美容とエイジングケアや生活習慣のコツをご紹介します。

この記事を読むことで得られることは?
  • 予防美容の考え方の基本が理解できます。
  • 予防美容とエイジングケアの関係やエイジングケア化粧品の役割がわかります。
  • 予防美容を実践するためのスキンケア方法や生活習慣がわかります。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります

記事の目次を紹介する女性のイラスト

読みたいところから読める目次

1.予防美容でキレイな素肌になりたいあなたへ

「予防美容で肌老化を防いでキレイな素肌へ!エイジングケアと生活習慣」をお届けします。

予防美容という考え方をご存知ですか?

エイジングともに現れるお肌の悩み

ほうれい線しわたるみシミたるみ毛穴などが目立ってきてから、スキンケアや美容の対策を考える方が多いのが実際です。

しかし、実はそんな肌悩みや肌老化は、目立つ前からお肌のなかで進んでいるのです。

それを踏まえて、エイジングサインが現れる前から、予防することでエイジレスな美肌をキープしようというのが予防美容のコンセプトです。

ナールスエイジングケアアカデミーの記事を読んでいただければわかると思うのですが、私たちが唱えている「エイジングケア」も予防美容なのです。

では、「実際、予防美容ってどんなことを実践すれば良いのか?」となると戸惑うかたも少なからずいます。

そこで、この記事では、予防美容につながるエイジングケアや日常の生活習慣の全体像と実践方法をご紹介します。

「予防美容ってそもそも何?何歳から始めれば良いの?」

「予防美容を取り入れたいけど実際どうすればよいの?具体的な方法を教えて!」

「予防美容とエイジングケアは同じなの?それともアンチエイジングのこと?」

「予防美容のための生活習慣ってどんなこと?毎日、何をすれば良いの?」

「予防美容で本当に美肌を維持できるの?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みください。

<予防美容にもおすすめ>

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<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • 予防美容とは、年齢とともに目立つエイジングサインの原因を考えて、あらかじめ対策を実践するというコンセプトの美容方法です。20代の方にとっても30代以降のエイジングケア世代にとっても大切です。
  • エイジングケアも予防美容の一部と考えることができます。つまり、スキンケア以外のアンチエイジングを意識した対策も含みます。
  • 予防美容は、エイジングケア化粧品に加えて食べ物、睡眠など日常生活の工夫が大切です。からだの内側からの対策で健やかな素肌をキープしましょう。
  • スキンケアでできる予防美容で大切なことは、保湿、清潔、紫外線対策です。この3つはエイジングケアの基本でもあるのです。
  • 女性ホルモンを味方につけることは予防美容ではとても大切です。女性ホルモンのバランスを整えることを強く意識しましょう。

2.予防美容とは?

予防美容を始めたい女性

1)予防美容の前に予防医学をかじっておこう!

医学の世界でも「予防医学」という考え方が提唱されています。

予防医学とは、その名のとおり病気を予防するための考え方です。

  • 病気の原因を知って、あらかじめその原因をなくす
  • 病気になりにくい心身の健康増進を図る
  • 民間療法や伝統医学など健康保険外の医療で病気を未然に防ぐ

ことなどです。

予防医学は、広い意味では医師やコメディカルが、予防医学に関する学術研究を行うことも含まれますが、一般の人の場合は、病気を未然に防ぐためのセルフケアや医療と考えればよいと思います。

たとえば、インフルエンザを防ぐインフルエンザワクチン、糖尿病予防のために食事に気を付けることや運動することも予防医学の実践です。

予防美容は、そんな予防医学の考え方を美容にも取り入れようとするものです。

2)予防美容とは?

予防美容に、学問的で明確な定義はありません。

私たちは、「予防美容とは、お肌の老化の原因を知って、その原因を日常のスキンケアや生活習慣で抑えることで、エイジングサインが目立つことを予め予防する美容方法」と考えます。

学問的なことではなく、エイジングケア世代になる前からエイジングケアを実践的に取り入れることで、いつまでも美肌を維持することが予防美容なのです。

だから、20代でもエイジングケアを始めることも予防美容です。また、何歳でもエイジングケアを始めてもよいのです。

もちろん、予防美容の実践には、皮膚の構造やはたらき、化粧品やその成分、保湿成分、アンチエイジングなどの知識を身につけたうえで実践することが大切です。

だから、次のような考え方は、予防美容からは程遠いのです。

  • お肌の知識に興味はないけど、キレイになりたい
  • じっくり時間をかけるのではなく手っ取り早い美容法を知りたい
  • 化粧水ランキングや口コミだけで化粧水を選ぶ
  • 一瞬で美しくなるエイジングケア化粧品がどこかにあると探し続ける
  • 生活習慣には気を配らず、すべてを化粧品で解決しようとする

予防美容の3つの大切なポイントは、次のとおりです。

  • お肌の構造や役割など美容に必要な基本知識を身につける
  • スキンケアは予防美容の一部であって、その役割と限界を知って正しく実践する
  • 生活習慣を大切にして内側から美肌になる方法を実践する

では、ここから予防美容を具体的に考えていきましょう。


3.知っておきたいエイジングと肌老化

エイジングと肌老化について教える女性

1)エイジングの状態を見える化「エイジングインデックス」とは?

予防美容の実践は、お肌の状態を「見える化」することが大切です。

先ほどふれましたが、まだエイジングサインが目立っていない状態であっても、お肌は年齢とともに内側で変化しています。

私たちが目にすることができるのは、お肌の状態だけですが、お肌の内側の成分のなかでお肌の老化と関係の深いものが、「見える化」できれば便利ではないでしょうか?

それが、お肌の老化の指標「エイジングインデックス」です。

エイジングインデックスとは、肌の老化の原因となるお肌の成分や新陳代謝の状態を8つの要素で指標化したものです。

8つの要素とは、次のとおりです。

お肌の見た目は、大まかにいえばこの8つの状態が肌表面に現れたものです。

私たちは、この8つの要素を5歳刻みで指標化し、レーダーチャートを作成しました。

このレーダーチャートでは、各項目の指標として以下を用いました。

  • お肌全体のエイジングの指標は、「ターンオーバー」「エストロゲン量」
  • 表皮のエイジングの指標は、「お肌の水分量」「皮脂分泌量」「セラミド量」
  • 真皮のエイジングの指標は「コラーゲン量」「エラスチン量」「ヒアルロン酸量」

これらを用いて、それぞれのピークを100として、年代ごとに相対的に表しています。

お肌のエイジングインデックスの図

2)予防美容は、エイジングインデックスを知ると進めやすい

いま、エイジングインデックスについてご紹介しましたが、これを見るとお肌の老化が実際どのように進むかが、ある程度数値的に理解できます。

数値が若いころに比べて、エイジングで減っていくことは仕方がありませんが、減り方を少なくする、つまり、「お肌の老化を遅らせる」には何を意識すればよいかがわかるのでないでしょうか?

エイジングインデックスは、予防美容を実践するための指標でもあるのです。

年代別のエイジングインデックスは、「エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化」をご覧ください。


4.エイジングケアと予防美容

予防美容の一環としてエイジングケアをする女性

1)エイジングケアは、予防美容の一部?

ここでエイジングケアと予防美容の関係を考えてみましょう。

一般的にいわれているエイジングケアの定義は、「エイジング(加齢)に応じて、お肌をケア(お手入れ)する」という意味です。

エイジングケアは、化粧品が「緩やかな作用」を示すものなので、化粧品業界の広告などでは「アンチエイジング」という言葉が使えないことから生まれた言葉です。

もともと化粧品には、「若返り」をさせるほどの作用はないのです。

だから、本質的に「エイジングケア」は予防的な意味があるのです。

一方、予防美容には、エイジングケア化粧品を使う以外の美容法も含まれます。

そう考えると、エイジングケアは予防美容の一部なのです。

ただ、私たちが考えるエイジングケアは、食べ物など生活習慣を含めて広い意味での老化の予防と考えています。

つまり、予防美容は私たちが考えているエイジングケアと極めて近いのです。

なお、エイジングケアの全体像などを知りたい場合は、次の記事を参考にしてください。

エイジングケアの全てを知っていつまでも美肌をキープ!

エイジングケアって、いつから(何歳から)始めればいいの?

エイジングケアの意味と目的は?3つの素肌力で美肌を保つ!

2)アンチエイジングも予防美容?

アンチエイジングとは、「年齢に抗う」という意味があります。

これが「若返り」のようなニュアンスがありますが、アンチエイジングを医学的に研究する「日本抗加齢医学会」の設立趣旨の一節に「医師ならびに医生物研究者らが中心となって設立した目的は、加齢現象や老化の研究が進むなか、 老化の病的プロセスを予防する抗加齢医学を積極的介入する方法を基礎医学的、臨床医学的に追求して実践することにより、 生活者のQOL(Quality of Life)の向上を図る。」とあります。

つまり、アンチエイジングも若返りというよりは、老化の速さを遅くするという予防的な意味合いが強いのです


5.予防美容におけるエイジングケア化粧品の役割

予防美容の一環としてエイジングケア化粧品を使う女性

1)エイジングケア化粧品でできること

エイジングケア化粧品を上手にスキンケアに取り入れることも予防美容です。

というより、エイジングケア化粧品にできるのは、基本的にはエイジングサインの予防だけなのです。

これらのことはできても、お肌の酸化お肌の糖化などによって、お肌の老化が進んで目立つエイジングサインを改善することはできないのです。

たとえば、エイジングケア化粧品では、顔のたるみ、深いシワ、深いほうれい線を改善することはできません。

たるみが原因のゴルゴラインマリオネットラインも改善できません。

エイジングケア化粧品の役割は、こうしたエイジングサインを保湿で予防することです。

2)予防美容のスキンケアで大切なのは3つの基本を正しく行う

予防美容のスキンケアで大切なのは、次の3つです。

これはエイジングケアの基本です。

どんな肌悩みであれ、この3つを正しく行うことが予防美容の基本です。

詳しくは、「エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」をご覧ください。

また、予防美容を意識した年代別のエイジングケアについては、次に記事を参考にしてください。

20代でもエイジングケア化粧品は必要?オススメと選び方

30代、初めてのエイジングケア化粧品。失敗で老け顔に!

40代だからこそ考えたいエイジングケア化粧品の選び方!

50代のエイジングケア化粧品の選び方と大切な7つの真実!

60代・70代でも大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方


6.代表的な肌悩みの予防美容

私たちが、2015年に行った、「エイジングケアに関するアンケート」の結果から、エイジングによるお肌の悩みのなかで最も多いものは、次の順であることがわかりました。

1位 「たるみ」 46.4%

2位 「ほうれい線」 40.7%

3位 「毛穴」と「しみ」 24.9%

2015年アンケート結果:肌悩みの棒グラフ

 

また、2019年のエイジングケアのアンケート結果では、次のとおりでした。

1位「しみ」    30.95%

2位「毛穴」    17.75%

3位「乾燥」    14.39%

2019年アンケート結果:肌悩みの円グラフ

このアンケート結果の上位5つの肌悩みの予防を美容のワンポイントアドバイスです。

1)たるみの予防美容

顔のたるみの主な原因は、次の4つです。

  • お肌の弾力の低下
  • お肌の筋力の低下
  • 皮下脂肪の衰え・肥大化
  • 身体全体の姿勢の影響

これらはエイジングケア化粧品で改善できないことなので、日々の生活習慣で予防することが大切です。

食べ物は特に大切で、たんぱく質、ビタミン類、ミネラルなどをバランスよく摂りましょう。

たるみ予防や改善のための方法として、美顔器かっさ表情筋のトレーニング、サプリメント、ウォーキングなどといったものもあります。

どれか1つでたるみが予防できる特効薬があるわけではないので、たるみの予防美容はさまざまな手段を組み合わせましょう。

たるみの対策の詳しい情報は、「顔のたるみの症状と原因から予防のエイジングケアと改善対策」をご覧ください。

2)ほうれい線の予防美容

ほうれい線の主な原因は、顔のたるみです。

その顔のたるみの原因は先ほど挙げたとおりです。

そんななかでお肌と関係しているのは、真皮の衰えです。

加齢や紫外線ダメージで、真皮のコラーゲンやエラスチンが減ってお肌のハリが失われることがほうれい線の一因です。

そんなほうれい線を避ける方法も紫外線対策が大切です。

また、ほうれい線には表情筋対策も効果的です。

スキンケアとしては、ナールスゲンネオダーミルなどのコラーゲンやエラスチンにアプローチする成分が入ったエイジングケア化粧品で予防的なケアが期待できます。

もちろん、ほうれい線を消す対策は、たるみと同じくさまざまな手段の組み合わせが大切なのです。

ほうれい線の対策の詳しい情報は、「ほうれい線を消す、改善するための対策がすべてわかる!」をご覧ください。

3)毛穴の予防美容

毛穴の悩みといえば、皮脂が詰まって毛穴が黒ずんだり、詰まってしまうことが代表的です。

しかし、皮脂以外でも乾燥肌メラニン、老化などさまざまな原因で毛穴が目立ちます。

どの毛穴にも大切なのは、保湿、紫外線対策、そして毛穴の汚れを落として清潔に保つクレンジング洗顔なのです。

脂性肌で古い皮脂などがたくさん詰まって角栓になっている場合なら、酵素洗顔で取り除くことがオススメです。

保湿成分としてはセラミド、なかでもヒト型セラミドがオススメです。

セラミド美容液セラミドクリームでしっかり保湿しましょう。

毛穴の対策の詳しい情報は、「毛穴ケアで黒ずみや開きをなくす!?目立つ毛穴の原因と対策」をご覧ください。

4)シミの予防美容

シミ対策といえば思いつくのは美白化粧水ですが、もっと大切なのは紫外線をカットすることです。

紫外線は年中降り注いでいますから、冬も紫外線対策を行いましょう。

また、食べ物でβカロテン、ビタミンC、ビタミンEを摂ることも有効です。

化粧品や化粧水は、ビタミンC誘導体化粧水がオススメです。

シミ対策の詳しい情報は、「シミを消す対策は、美白だけに頼らない紫外線対策と美容医療」をご覧ください。

5)乾燥肌の予防美容

乾燥肌のスキンケアは、保湿、紫外線対策、清潔の3つが基本です。

パーツや年齢で肌の特徴が異なるので、乾燥肌の予防美容のためのスキンケアは次の記事を参考にしてください。

子供・赤ちゃんの乾燥肌対策は正しい保湿で!NGに注意

高齢の方の乾燥肌と肌トラブル!原因と対策・治療は?

ボディの乾燥肌対策も大切!からだの保湿ケアを

また、乾燥肌の予防美容のためには、3つに加えて、乾燥肌を防ぐ食べ物セラミドの多い食べ物を摂ることがおすすめです。

また、エアコンによる空気の乾燥を防ぐことお風呂の入り方で乾燥肌を防ぐこと静電気を避けることなどが必要です。


7.生活習慣で予防美容

生活習慣を正し予防美容を実践する女性

1)生活習慣こそが予防美容のキモ!

生活習慣については、「エイジングケアより大切な日常の生活習慣で肌老化の予防を!」で詳しく取り上げていますが、お肌の老化を予防するためには、とても大切です。

予防美容を実践するには、エイジングケア化粧品よりもむしろ正しい生活習慣が大切なのです。

だから、いくら高価でよいエイジングケア化粧品成分が入ったエイジングケア化粧品を使っても、生活習慣をおろそかにしていては予防美容にもエイジングケアにもよい結果は得られないことを心得ておきましょう。

2)美肌を維持する食生活

You are what you eat.

これは、英語の有名なことわざで、直訳は「人のからだは食べたものでできている」という意味です。

つまり、人のからだもお肌もその健康状態や老化は、食べ物の影響が大きいという意味です。

まさにそのとおりで、たんぱく質、炭水化物、脂質など偏りなく食べることが予防美容です。

また、抗老化という観点ではビタミンやポリフェノールなどの栄養素も大切です。

さらに、お肌の乾燥は老化の原因の1つであり、老化の結果でもあります。

だから、乾燥肌を防ぐための食べ物も大切なのです。

食べ物に関する情報は、下記を参考にしてください。

美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで

美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?

便秘からくる肌荒れの予防や解消は食事の方法の見直しから

スーパーフードはアンチエイジング・美容・ダイエットに効果!

コーヒーで美肌をつくる?美容効果とアンチエイジング!

緑茶の美肌・美容効果とアンチエイジングへのメリットは?

からだを温める食べ物で冷えの予防と改善!

女性ホルモンを増やす食べ物でエイジレスな美肌へ!

「エイジングケアは、まず身体の内側から」…エイジングケアセミナーレポート

チョコレートのカカオで美肌・美容効果とアンチエイジング

野菜の食べ方で美肌に差がつく!?エイジングケアによい野菜

3)予防美容と睡眠の関係

質の高い睡眠をとる女性

質の高い睡眠を十分に取ることも予防美容にはとても大切です。

しっかり眠ることでお肌が疲労を回復し、翌朝、ハリやツヤを感じられるのです。

睡眠中に分泌されるホルモンのうちで美容と関係の深いホルモンは、成長ホルモン、メラトニン、セロトニンの3つです。

メラトニンは、脳の松果体(しょうかたい)と呼ばれる部分から分泌されるホルモンで、「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。

メラトニンには、眠りとの関係以外にも抗酸化作用があります。

そのためシミやしわなどお肌の老化を防いでくれるのです。

セロトニンは人間の精神面に大きな影響を与えるホルモンです。

セロトニンは、心身の安定に関与するため、『幸せホルモン』とも呼ばれています。

そんなセロトニンが不足すると、精神が不安定になりうつ病や不眠症などのリスクが高くなってしまいます。

そんな状態ではストレスも大きくなり、女性ホルモンが乱れるなど、お肌にも悪影響があります。

睡眠不足になると免疫力や回復力を発揮することが出来ず、体調も肌の調子も整えることができないのです。

お昼間は活発な活動のために、内臓器官などにエネルギーがたくさん使われますが、夜になるとお肌の回復を促します。その際に必要なのが成長ホルモン。

夜になって脳から成長ホルモンが脳から分泌されると表皮の新陳代謝が活発化します。

つまり、お肌のターンオーバーが進むのです。

成長ホルモンは、睡眠後の2~3時間で最も活発になるといわれているので、眠る間から熟睡できる環境を整えることが大切なのです。

就寝前は、次のようなことで、自分が心地よいと思える環境をセットしましょう。

  • カフェインやアルコールを含む飲み物を避ける
  • アロマなど好きな香りでリラックス
  • 寝る前はお部屋を薄暗くしてリラックスする
  • ベッドではスマホを手放す
  • 音楽などでリラックスする

なお、睡眠については、「夜の上手なスキンケアとエイジングケアでハリ・ツヤ美肌!」や「美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策 」も参考にしてください。

4)適度な運動で予防美容

少し疲れる程度の適度な運動も代謝を活発にするので予防美容につながります。

運動でをかくことも過度でなければ美容効果もあるので、よいことなのです。

ウォーキングやストレッチなどでよいので、ぜひ、予防美容のために運動習慣を身につけましょう。

5)冷え性なら温活も大切

冷え性顔冷えは、美肌の大敵です。冷えを予防したり、改善することで血行を促進すればむくみくすみ目の下のクマ(青クマ)の予防や改善が期待できるのです。

お風呂やマッサージ、運動、身体を温める食べ物で冷え性を防ぐことも予防美容の一環なのです。

6)これでお肌の老化が進む!避けたい生活習慣

予防美容にとってよくない生活習慣やスキンケアを、いくつかピックアップしました。

もし心当たりがあるなら、早くストップしましょう。

最後の「気になることがあると頭から離れない」は、少し難しいかもしれませんが、意識的に笑ったり、お笑い番組などを見ることなどで努力してみましょう。

なぜなら、笑うことも予防美容につながるからです。

詳しくは、「笑いと笑顔で美肌を?エイジングケア効果とアンチエイジング」をご覧ください。


8.知っておきたい!予防美容のQ&A

予防美容のQ&Aのイメージを表すクエッションマーク

この章では、予防美容との関係で知っておいていただきたい5つのテーマについて、ご紹介します。

1)美白は予防美容なの?

シミやソバカスがなく、透明感のあるお肌は、予防美容で目指す肌の1つです。

そんな肌のために美白美容液や美白化粧水などを使うことは、予防美容といえるのでしょうか?

結論をいえば、「美白化粧品で美白をすることは予防美容」だといえます。

ただし、ここで注意したいことがいくつかあります。

まず、美白とは、「肌を本来のお肌より白くする」ことではありません。

美白化粧品でいう美白は、「メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」ことです。

だから、シミやソバカスを予防するという観点から、美白も予防美容の1つです。

もう1つ気を付けたいのは、美白化粧品に含まれる美白成分のリスクです。

美白成分は、何らかの方法でメラニンの生成を阻害する、できたメラニンを還元する、メラニンの排出を促進することで、シミ・ソバカスを防ぎます。

メラニンは、本来、刺激やダメージからお肌を守るために表皮のメラノサイトでつくられる成分です。

2)コラーゲンを食べるとお肌のコラーゲンになる?

最近では、コラーゲンサプリメントをはじめ、美容によいとされる成分のサプリメントがたくさん市販されています。

「コラーゲンのサプリメントやゼリーは予防美容になるの?」

「コラーゲンのサプリメントを食べるとコラーゲンは増えるの?」

といった疑問をお持ちのエイジングケア世代の女性も多いのではないでしょうか?

この質問に対する答えは、難しいのです。

まず、コラーゲンは食べると消化されて最終的にはアミノ酸になります。

そのアミノ酸はもはやコラーゲンそのものではありません。

ただし、一部はコラーゲンの原料の一部ですから、お肌のコラーゲンをつくる材料の一部になるとは考えられます。

でも、どれだけがコラーゲンになるかわからないのです。

とはいっても、コラーゲンを摂ること自体はよいことです。

食べ物であれサプリメントであれ、コラーゲンを適度に摂ることは予防美容の一助となるといえます。

一方、最近の研究では、コラーゲンが少し分解された状態である「コラーゲンペプチド」として血管に入ると、コラーゲンを増やすことがわかりました。

これは、コラーゲンペプチドがコラーゲンに変わるのではなく、線維芽細胞にシグナルを送ってコラーゲンを増やすのではないかという仮説が唱えられています。

つまり、「コラーゲンのサプリメントやゼリーは予防美容になるの?」に対しては、「Yes」です。

一方、「コラーゲンのサプリメントを食べるとコラーゲンは増えるの?」に対しては、「その可能性は否定できないけれど、どの程度影響があるかわからない」ということになります。

コラーゲンについての詳しい情報は、「コラーゲンのエイジングケアとアンチエイジングにおける役割」をご覧ください。

また、コラーゲンについては次の記事も参考にしてください。

マリンコラーゲンとフィッシュコラーゲンに大きな違い!真実は?

100%天然海水魚から抽出したマリンコラーゲンの秘密

3)女性ホルモンを増やして予防美容をするには?

肌を美しく保つためには女性ホルモンのバランスが大切なことは多くの女性がご存知です。

そんな女性ホルモンの分泌量は思春期から上昇し、20代から30代でピークを迎えた後は徐々に減少していきます。

そして、40代頃から急激に減少し、閉経とともにほとんど分泌しなくなります。

そんな女性ホルモンと予防美容はどんな関係があるのでしょうか?

女性ホルモンのなかでも、お肌のハリやツヤに関係が深いのが美肌ホルモンと呼ばれるエストロゲン。

エストロゲンが減少するとコラーゲンやヒアルロン酸の生成量が低下します。

そのため、肌老化につながってしまうのです。

一方、プロゲステロンは妊娠をサポートするホルモンです。

また、体内の水分保持、食欲増進、基礎体温を上げるはたらきもあります。

プロゲステロンは、排卵から月経までの高温期の14日間で分泌が多く、この期間は、お肌が脂性肌に傾く傾向にあります。

<月経周期による女性ホルモンの増減>

月経周期による女性ホルモンの増減グラフ

<年齢による女性ホルモンの増減>

年齢による女性ホルモンの増減グラフ

これらの女性ホルモンのバランスが崩れたり、減ってしまうとお肌の老化につながります。

だから、女性ホルモンのバランスを整え、キープする対策も予防美容の一環です。

そんな女性ホルモンのバランスを整え、キープする方法には、次の3つが基本です。

  • 女性ホルモンに似た成分を含む大豆などの食べ物を積極的に摂る
  • 過度なストレスを減らして、自律神経を整える
  • 質の高い睡眠を十分な時間確保する

が基本です。

ほかにも、次のような方法も予防美容です。

  • 恋をする
  • 女性ホルモンに似た植物成分をサプリメントで摂る
  • アロマセラピーなどでリラックスする

また、予防美容の範囲を超えますが、更年期などでは病院やクリニックなどでホルモン補充療法によって治療する方法もあります。

ただし、長期投与の副作用などの問題も指摘されています。

ホルモン補充療法を受ける場合は、専門医と十分に相談して考えましょう。

女性ホルモンと予防美容に関しては、「シンデレラ座談会 in 京都祇園 ~ 女性ホルモンとコラーゲンと美白のお話~」も参考にしてください。

4)話題のHSPは、予防美容に役立つ?

ヒートショックプロテインという言葉を聞いたことがありますか?

ここ数年、テレビなどでも話題になっているので知名度も上がってきた言葉で、熱のショックで発生するたんぱく質です。

ヒートショックプロテインには、免疫アップや細胞の修復などのはたらきがありますが、美肌と関係の深いのがヒートショックプロテイン(HSP)47。

HSP47は、線維芽細胞で生まれコラーゲンをキレイな形に導くはたらきがあります。

だから、HSP47をキープしたり増やすことも予防美容につながります。

そんなHSP47を増やすには、入浴法を工夫することでも可能です。

ほかには、次のようなことも効果的です。

  • きのこや海藻類、酵母などに多く含まれるβグルカンを摂る
  • 適度な運動を行って体温を上げる

さらに、エイジングケア化粧品成分であるナールスゲンもHSP47を増やすエビデンスがあります。

そんなHSP47に着目して一歩進んだ予防美容を目指しましょう。

また、HSP70 も予防美容に役立ちます。

HSP70にはしわを防ぐはたらきがあります。さらに、HSP70はシミも防ぐことができるのです。

5)皮膚常在菌って?予防美容と関係あるの?

皮膚常在菌とは何かを考える女性

皮膚には、数百億から1兆もの菌がいるといわれ、顔だけでも80万もの皮膚常在菌がいると言われています。

そんな皮膚常在菌は、予防美容と関係があるのでしょうか?

皮膚常在菌は、表皮で皮脂などを食べて生息しています。

皮膚常在菌は、善玉菌、日和見菌、悪玉菌の3種類に分かれますが、お肌が健康ならばそれぞれの数のバランスが取れています。

表皮ブドウ球菌は、美肌菌とも呼ばれる善玉菌の代表的な皮膚常在菌です。

また、アクネ菌はニキビの原因菌ですが、お肌を弱酸性に保つはたらきもあるので、殺菌すればよいというわけではないのです。

普段あまり意識することはありませんが、摩擦や刺激の多いクレンジング、洗顔などで皮膚常在菌のバランスが崩れてしまうこともあるのです。

だから、美肌を維持するためには、優しいながらも不要な皮脂をしっかり取る洗顔を行なったり、正しいスキンケアで皮膚常在菌のバランスをキープすることが大切です。

このように、皮膚常在菌のバランスを意識することも予防美容の一環といえます。

なお、顔の毛穴や皮脂腺に棲んでいる毛包虫である「顔ダニ」のバランスをキープすることも予防美容です。バランスをキープする方法は皮膚常在菌と同じなので、特別に意識する必要はありません。


9.予防美容のまとめ

予防美容で肌老化を防いでキレイな素肌へ!エイジングケアと生活習慣のまとめ

予防美容について幅広くご紹介してきました。

考え方や実践方法をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

美容は女性にとっては人生の大きな要素でどんな方も興味があると思います。

美しい肌をキープするには、予防美容が大切なのです。

とはいっても、特別なことではありません。

エイジングケアも予防美容ですし、食べること、眠ることなど生活習慣をちょっと工夫すれば予防美容が可能です。

この記事「予防美容で肌老化を防いでキレイな素肌へ!エイジングケアと生活習慣」を参考に、ぜひ、予防美容を実践して、いつまでも美しい素肌をキープしてくださいね。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。

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