エイジングケア世代の女性の敵であるほうれい線。
だから、ほうれい線の対策については、エイジングケアアカデミーでもたくさん紹介しています。
今回は、美容情報サイト「キレイナビ」代表で美容ライターの飯塚美香さんに、おすすめの予防法をご紹介いただきます。
Oゾーンとは何か、他にも目からうろこの方法もあるので、ぜひチェックしてくださいね。
*ほうれい線の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
読みたいところから読める目次
1.ほうれい線を目立たせたくないあなたへ
「ほうれい線予防はOゾーンから!飯塚美香さんおすすめの方法」をお届けします。
女性を悩ませるエイジングサインの代表と言えば、ほうれい線。
若いころは目立たなかったのに、30代や40代になるとだんだん目立ち始めます。
それは、エイジングで真皮が衰えたり、皮下脂肪が肥大化して顔のたるみが生じるから。
そんな目立つほうれい線を消すことは難しいので、大切なのは予防です。
そのためには、コスメによるエイジングケアやアンチエイジングを意識した生活が大切です。
そこで今回は、有名な美容ライターで美容情報サイト「キレイナビ」代表でもある飯塚美香さんに、ほうれい線を予防するおすすめの方法をご紹介いただきます。
飯塚さんは、ほうれい線がある口元をOゾーンと呼ばれています。
「Oゾーン?美容ライターの実践するほうれい線予防法を知りたい!」
「目立たない時からしっかりほうれい線を予防したい!」
「おすすめのほうれい線予防法を知りたい!良い方法は?」
「Oゾーンに化粧品以外の予防法ってあるの?」
「最近、ほうれい線が目立ってきた気がする。なんとかしたい!」
などとお考えの方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
美容情報サイト「キレイナビ」を運営する他、通販番組出演、雑誌やWEBでの美容コラム執筆・監修、化粧品・サプリメントプロデュースなど美容家として活動中。また、日本ホスピタリティセラピスト協会認定セラピストとして横浜市でリラクゼーションサロンを主宰し、自ら小顔整顔や深眠タッチセラピー、メディカルアロマトリートメントの施術をしている。
様々な美容・健康の資格を生かし、横浜市のカルチャーセンターをはじめ、全国各地でセミナー・ベントを開催している。
●保有資格
- 日本ホスピタリティセラピスト協会認定セラピスト(小顔整顔・深眠タッチセラピー)
- 日本ホスピタリティセラピスト協会認定深眠タッチセラピーインストラクター
- 日本ダイエット健康協会認定インストラクター
- 日本化粧品協会認定コスメコンシェルジュ
- AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
- JEOS認定エッセンシャルオイルスタイリスト
- 美容薬学検定1級取得
- 国際薬膳食育師3級取得(薬膳マイスター)
<飯塚美香さん参考記事>
*春に実践したい!おすすめのほうれい線対策で美肌へ(飯塚美香さん)
2.エイジングケアやスキンケアはOゾーンを意識する
ほうれい線を予防するには、Oゾーンを意識したスキンケアをすることがおすすめです。
Oゾーンとは目の周り、口の周りといった皮脂が少なく乾燥しやすい部分のことです。
化粧水や美容液、フェイスクリームなどを肌に「与える」スキンケアをする際には、必ずこのOゾーンから行いましょう。
また、逆にクレンジングや洗顔などで肌から「落とす」スキンケアをする際には、Oゾーンは最後に行います。
乾燥しやすいOゾーンを洗い過ぎないために、皮脂が多い鼻回りや額などのTゾーンからスタートし、次に頬と顎のUゾーン、最後にOゾーンの順番で洗います。
このようにOゾーンを意識するだけで、乾燥しがちな部分の潤いを守ることができます。
ほうれい線は肌の乾燥も大きな原因の一つ。
乾燥する隙を与えないように、いつものスキンケア方法を見直してみましょう。
<参考記事>
*Tゾーンのテカリが気になる夏!飯塚美香さんのスキンケアの対策は?
<ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント>
Oラインという言葉は比較的良く聞きますが、Oゾーンという言葉はあまり聞きませんね。
これは飯塚美香さんが名付けられた言葉のようです。
確かに、口元や目元はOのイメージがありますし、皮膚が薄く乾燥しやすいなどの特徴があるのでわかりやすいですね。
ぜひ、Oゾーンを意識してスキンケアやエイジングケアを実践しましょう。
なお、Oラインとは、肛門周りの部位です。
部位の形がO字に見えることから、Oラインと呼ばれています。
3.こんな美容成分の入ったコスメを使おう
ほうれい線を予防するためには、毎日のスキンケアでどんなコスメを使えばよいのでしょうか?
エイジングケアに有効と言われるさまざまな美容成分がある中で、どの成分がよいのか迷ってしまいますよね。
こちらでは、特にほうれい線対策に効果が期待できる3つの成分をご紹介しましょう。
Oゾーンをしっかり対策しましょう。
1)ビタミンC誘導体
お肌にいいビタミンといえばビタミンCを思い浮かべる方も多いかと思います。
ビタミンCは肌のハリの元になるコラーゲンの生成をサポートする大切な役割があります。
しかし、ビタミンCは大変不安定で、そのまま肌に付けてもなかなか浸透していってはくれません。
また、そのままでは刺激もあり、酸化もしやすく扱いにくい成分です。
そこで、浸透性や安定性を高めてビタミンCを肌にきちんと届けられる状態にしたのが、ビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体は、コラーゲンの生成をサポートするのはもちろん、活性酸素を除去する抗酸化作用に優れ、酸化から守ってくれる役割もあります。
また、毛穴の引き締めやニキビの予防・改善、美白などさまざまな効果が期待できます。
ほうれい線対策としてスキンケアに取り入れるには、水溶性ビタミンC誘導体配合の化粧水や美容液をたっぷりと肌になじませることがおすすめです。
ほうれい線部分には2度付け、3度付けをしたり、コットンパックをするのもよいでしょう。
<参考記事>
*ほうれい線の改善にビタミンC誘導体化粧水は効果があるの?ないの?
2)レチノール
レチノールはエイジングケアコスメによく配合されている成分の一つです。
レチノールは、皮膚や粘膜を強くし、シワやたるみなどの改善に効果が期待できます。
また、ターンオーバーを正常化することで、肌の新陳代謝をよくしてシミやくすみの改善や乾燥肌対策にも効果があると言われています。
ほうれい線対策には、レチノール配合の美容液やクリームを、気になる部分を中心にしっかりとなじませることがおすすめです。
<参考記事>
3)ナールスゲン
ナールスゲンは、京都大学で見出され、大阪市立大学との共同開発を経て、2012年に産学連携で創生された注目のエイジングケアサポート成分です。
通常のコラーゲンよりも、約1000分の3の大きさという小さい分子量のアミノ酸誘導体なので、肌の角質層の奥深くまでしっかり浸透してくれます。
肌のハリの元となるコラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47をサポートし、じっくりと時間をかけてお肌本来の健やかさをキープ。
ほうれい線対策には、ナールスゲン配合の美容液をスキンケアに取り入れることがおすすめです。
ほうれい線対策におすすめの、ビタミンC誘導体、レチノール、ナールスゲンという3つの美容成分をご紹介しました。
ビタミンC誘導体配合の化粧水の次にナールスゲン配合の美容液をなじませ、最後の仕上げにレチノール配合のクリームを使うなどの合わせ技もよいでしょう。
また、美容液やクリームは顔全体ではなく、ほうれい線予防として口元だけに部分使いをするのもおすすめです。
スキンケアアイテムは、なんとなく肌に付けて使うのではなく、気になる部分のシワに入れ込むようにして、きちんとなじませるようにすると効果的です。
ほうれい線の溝を指で優しく開き、そこに美容液やクリームを届けてあげるようにしてお手入れしてみて下さいね。
<参考記事>
*京都大学で生まれたナールスゲンとはどんなエイジングケア成分や10の特徴、効果、メカニズム
<ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント>
最近ではビタミンC誘導体の種類が増えています。
そんな中でエイジングケア世代のほうれい線対策におすすめが、両親媒性ビタミンC誘導体。
水にも油にもなじみやすいので化粧水だけではなく、美容液でも使えます。
最も有名なのでは、アプレシエ(APPPS)です。
また、最近ではセラミドを増やす両親媒性ビタミンC誘導体「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸」も登場しています。
これは敏感肌やエイジングケア世代に特におすすめです。
ぜひ、ほうれい線対策に試してみてくださいね。
<参考記事>
*3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすビタミンC
4.私、飯塚美香のおすすめのほうれい線予防法
それでは、年齢の割にほうれい線が全然ない!と言われる私が、実際に行っているほうれい線対策をご紹介致します。
1)口角を上げる
以前、無意識のうちに撮られた自分の写真を見た時に、ショックを受けました。
口角が下がっていて、いつも以上に老けた印象に写っていたからです。
写真を撮られることがわかっていたり、鏡を見たりする時は意識的に表情をつくりますよね。
しかし、無意識の時の表情は、他人から見たそのままの自分。
これはまずいと思い、それからはいつどんな時でも意識的に口角を上げておくようになりました。
一人でいる時でも軽く微笑んでいるような表情をつくるのです。
最初は大変でしたが、慣れてくると口角周りの表情筋が鍛えられて自然と口角が上がるようになりました。
表情筋の衰えもほうれい線の原因の一つ。
口角を上げておくことは、見た目が若々しく見えるだけでなく、ほうれい線予防にも繋がります。
2)口の中から舌マッサージ
ほうれい線を予防するのにおすすめなのが、手を使わずにできる舌マッサージ。
スキンケアでほうれい線の上からマッサージを行う方法もありますが、誤った方法で行うと逆にほうれい線やシワをつくる原因になってしまいますので、注意が必要です。
その点、舌マッサージなら安心ですし、いつでもできてとても簡単。
方法は、口の中から舌を尖らせてほうれい線の部分をなぞるだけです。
舌をアイロンだとイメージして、ほうれい線の溝にアイロンがけをするような感覚で行います。
そのまま舌で上下の歯の上の皮膚をなぞるようにするのもおすすめです。
普段あまり動かさない口回りや舌の筋肉を使うので、ほうれい線対策だけでなく小顔効果も期待できます。
一人でいる時などに毎日15秒ほど行ってみて下さいね。
3)フェイシャルヨガ
まだまだ続くヨガブームの中、フェイシャルヨガを行う方も増えています。
私もその一人で、毎日お風呂の中やお手洗いの中、車の運転中などの生活にフェイシャルヨガを取り入れています。
ほうれい線やたるみは、顔の筋力低下も原因の一つです。
前述の口角を上げておくことも表情筋を強化する方法ですが、合わせて簡単にできるフェイシャルヨガを行うのもおすすめです。
ほうれい線対策におすすめのフェイシャルヨガは、口を思いっきり動かして「あ、い、う、え、お」と言うこと。
また、顎を上に向けて舌を思いっきり突き出すのも効果的です。
さあ、フェイシャルヨガをやるぞ!と意気込んでやるのではなく、お風呂に入ったら、お手洗いに入ったら、というように、生活の中で必ず行う習慣にしてしまうと続けられます。
また、フェイシャルヨガと意識せずとも、日頃から顔の筋肉をよく動かして表情豊かに過ごすことで表情筋が鍛えられます。
楽しそうな明るい表情を見れば、周りの人からの印象もアップ。
より魅力的に映るでしょう。
<ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント>飯塚美香さんには、ほうれい線対策のケアの3つの方法をご紹介いただきました。
しかし、ほうれい線対策のマッサージやエクササイズはこの3つ以外にも色んな種類があります。
いずれの場合にも共通していることは、肌に刺激や摩擦などのダメージを与えず正しく行うこと。
ほうれい線対策のマッサージやエクササイズは正しく行いましょう。
<参考記事>
*マスク生活に負けない口角美を手に入れる|ナールスセミナーレポート
*ほうれい線対策に耳つぼマッサージは効果的?セラピストが伝授!
*テレビ「ためしてガッテン」で話題!ほうれい線を消すマッサージ
*顔のむくみはほうれい線の意外な敵!リンパマッサージで改善を
5.飯塚美香さんからのまとめのメッセージ
ほうれい線は深く刻まれてしまうと、なかなか消すことが難しいもの。
まだ浅いできかけのほうれい線は、スキンケアや表情筋を鍛えることで目立たなくすることができますが、やはりほうれい線ができないように日頃から予防することが大切です。
ほうれい線があるのとないのとでは、見た目年齢にぐっと差が出てきます。
いつまでも若々しいエイジレスな美肌を保つためにも、毎日しっかりとほうれい線予防をしていきましょう。
6.編集後記
美容家でキレイナビ代表でもある飯塚美香さんに、ほうれい線を予防して美肌をキープする方法をご紹介いただきました。
いかがでしたか?
30代からのエイジングケア世代が気にすることが多いほうれい線。
できれば目立つ前からしっかり予防して40代も50代も若いお肌でいたいですね。
でも、しっかりとその基本を理解しないと美肌から遠ざかってしまうことも。
エイジングケア世代の方は、この記事を参考に正しいほうれい線予防を実践して美肌をキープしてくださいね。
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著者・編集者・校正者情報
(2章から5章の執筆:美容ライター 飯塚美香)
プロフィールは前出
(1章及び6章、7章の執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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