夏になって急にお肌が老けたと感じることはありませんか?
それは、「夏老け肌」かもしれません。
医学的な用語ではありませんが、紫外線ダメージやからだの疲れなどが、お肌にも出てしまっている夏バテ状態。
この記事では、夏老け肌の原因や予防、解消のためのエイジングケアについてご紹介します。
- 夏老け肌とは、からだの健康状態の問題や夏の季節に合わないスキンケアで、お肌が夏バテした状態です。スキンケアやエイジングケアと生活習慣の見直しによって、からだとお肌の健康を取り戻すことで改善や解消が可能です。
- 夏老け肌は、決まった定義や症状があるのではなく、多くはお肌の乾燥によるバリア機能の低下とターンオーバーの乱れが原因です。乾燥肌や肌荒れなどと同じ原因なのです。
- 夏老け肌は、春からスキンケアやエイジングケア、生活習慣で予防することが大切です。夏を迎える前の4月から6月、7月までしっかりと予防を心がけましょう。
- 夏老け肌の解消は、保湿、紫外線対策、清潔の3つを意識して正しく行いましょう。これは、季節に限らないエイジングケアの基本です。中でも、紫外線対策はとても大切です。
- 夏老け肌の解消には、生活習慣の見直しも必要です。スキンケアだけではなく生活全般に気を付け、問題があれば改善しましょう。バランスの良い食事や質の高い睡眠を取ることが大切です。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
読みたいところから読める目次
1.夏老け肌が気になるあなたへ
「夏老け肌|原因と予防・解消の対策!2023年版季節のエイジングケア」をお届けします。
夏は盆踊りや花火大会など、イベントが盛りだくさんで楽しい季節ですが、高温多湿で肌に疲れも溜まりやすい季節。
2023年の夏は長かったコロナ禍によるマスク生活から解放された方も多いのではないでしょうか。
一方、夏前にはなかったはずのシミが目立ってきたり、肌の透明感が消え、顔のくすみが気になる、何となくお肌のツヤやハリがない…といった“夏老け肌”に悩まされることも。
回復するには、早めのスキンケアやからだの内側の対策が決め手になります。
乾燥が進む秋に備えるためにも、エイジングケア化粧水をはじめとするエイジングケア化粧品を正しく使い、夏のダメージを残さないことが美肌をキープするためのお手入れのポイントです。
また、肌疲労がたまらないように、夏場は美肌のために上手に水を飲むことや栄養バランスのよい食べ物を摂るなど、アンチエイジングを意識した生活も大切です。
ということで、この記事では、夏老け肌の原因や予防、解消のためのスキンケアやエイジングケアをご紹介します。
また、夏老け肌のレスキューのためのおススメのフェイスマスクをご紹介します。
「夏老け肌って何が原因なの?教えて!」
「夏になってなんだかお肌の調子がよくない!何をすれば戻るの?」
「毎年、夏になるとお肌がくすみがち!予防法は?」
「夏にお肌がゴワゴワになる!改善の方法は?」
「夏老け肌の予防や解消法を知りたい!おすすめのエイジングケアコスメは?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
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2.夏老け肌ってどんなお肌?
1)夏老け肌とは?
「夏の肌トラブルや肌悩みはスキンケア&エイジングケアで解消!」でもご紹介していますが、夏特有の肌症状です。
夏老け肌という医学用語はありませんし、明確な定義があるわけではありませんが、夏の季節的な影響やダメージで、夏バテしてしまったお肌を夏老け肌と呼びます。
夏になって、次のような肌悩みを感じことはないでしょうか?
こうした症状が夏老け肌の例です。
このことからもおわかりだと思いますが、夏老け肌とは、夏場に肌状態がよくないことの全般を指しています。
秋になって秋枯れ肌にならないように、予防や改善が大切です。
2)夏老け肌の危険度チェック
では、あなたの夏老け肌の危険度をチェックしてみましょう。
- 日焼け止めはいつでも同じものを使っている
- 日焼け止めは朝塗ったら付けなおさない
- いつでもエアコンでよく冷えた部屋にいる
- 夏は冷たいビールや炭酸飲料などをよく飲む
- 夏は脂っこいものをよく食べる
- あまりよく眠れない
- 夏なので毎日3回以上洗顔する
食欲がなく夏バテ気味
ここに3つ以上、チェックがつくなら、あなたの夏老け肌のリスクは高いといえます。
いますぐ、生活習慣を見直したり、スキンケアやエイジングケアを見直してみましょう。
3.夏老け肌の原因は?
それでは、夏老け肌の原因は何でしょうか?
それは、大きくは2つあります。
1)夏の季節特性による肌ダメージ
1つは、夏の季節によるからだの疲労や体調不良がお肌に出てしまうことです。
夏は高温多湿のため、不快な日が多く体力を奪われてしまいます。
暑さのために夏バテを起こしたり、イベントやスポーツなどの疲れ、ストレスなどによるからだの疲労がお肌の疲労となって表面に現れているのです。
2)夏向けのスキンケアやエイジングケアが不十分
もう1つは、夏の季節的な特徴に合わせたスキンケアやエイジングケアができていないことです。
具体的には、次のような原因があります。
- 不十分な紫外線対策で、お肌が紫外線ダメージを受けてしまった
- クレンジングによるメイク落としや皮脂のケアが不十分でお肌が酸化してしまった
- エアコンによる冷房の影響でお肌が乾燥してしまったり、からだが冷えた
- 室内と屋外の大きな気温差や湿度差
- 汗のケアが不十分
- 睡眠不足
冷たいモノの過剰摂取
これらの結果、夏にお肌が乾燥してバリア機能が低下したりターンオーバーが乱れてしまうことが、夏老け肌の根本的な原因なのです。
また、紫外線によって活性酸素が発生してダメージが大きいことも原因の1つです。
夏老け肌は、放置したりひどくなるとインナードライ肌や敏感肌になることもあります。
また、お肌の老化の原因にもなってしまいます。
<夏老け肌の参考記事>
4.夏老け肌の予防の対策
夏老け肌は、多くの場合、乾燥肌です。
だから、夏の前の春の時期からしっかり保湿を行うなど、乾燥肌対策を行うことで予防が可能です。
また、紫外線対策も同様です。
夏になって慌てて紫外線対策をするのではなく、春の紫外線対策や冬の紫外線対策も含め、年中行うことが大切なのです。
もちろん、特に夏の前の4月や5月は、その季節や月々の特徴をしっかり理解して何がスキンケアに大切なのか、優先順位を付けることが大切です。
スキンケアやエイジングケアの基本は、保湿、紫外線対策、清潔ですが、季節や月によって少しずつポイントが異なります。
夏老け肌の予防のための春のスキンケアについては、次の記事を参考にしてください。
また、毎年、夏が来るたびに年齢を1つ重ねています。
だから、30代から夏老け肌の予防にも、エイジングケアの視点を持つことも大切なのです。
5.夏老け肌の解消のスキンケア
ここからは、実践的な夏老け肌の解消のための対策についてご紹介します。
1)夏老け肌の解消にメイクはしっかり、優しく落とす
だから、しっかりとクレンジングで落としましょう。
もちろん、クレンジングは優しく行う、40秒~1分程度で行うなどお肌の負担にならないように注意しましょう。
最近では、「ダブル洗顔不要のクレンジング料」が多く登場しています。
お肌への負担を考えると、ダブル洗顔をしなくてよい工夫は大切ですが、ダブル洗顔が必要か不要かは肌質や年齢、メイク、日焼け止めなどによっても変わってきます。
ダブル洗顔の目的や肌質の違いによる注意点などについては「ダブル洗顔のメリットとデメリット!正しい方法は肌質や年齢で違う」を参考にしてください。
また、夏老け解消のクレンジングは、「夏もクレンジングで肌荒れのリスクが!上手な選び方と使い方」を参考にしてくださいね。
2)不要な皮脂は落としても、肌にやさしい洗顔を心がける
①洗顔の基本
洗顔では、しっかりと不要な皮脂を落とすことが大切です。
しかし、優しく肌に刺激を与えないことも同じくらい大切です。
ポイントは、洗顔料をしっかりと泡立てて、もっちりとした泡で汚れを包み込むようにして洗うこと。
めんどうだからとゆるい泡で洗ったり、ついゴシゴシこすってしまうのは角質層を傷つける原因になるので、気を付けましょう。
角質層が傷つくと天然保湿因子(NMF)やセラミドが流れ出てバリア機能が低下。
これがお肌の乾燥をもたらし、夏老け肌になってしまうリスクを高めるのです。
汗や皮脂でベタつくからと、洗顔回数を増やしてしまうのも厳禁。
洗顔回数は、1日2回までを目安としましょう。
お肌の大切なうるおいやバリア機能が奪われないよう要注意です。
正しい洗顔で、夏のダメージで乱れがちなターンオーバーを整えてくださいね。
また、泡立ちのよい洗顔料が必ずしもやさしい洗顔料とは限らないので、その点も注意が必要です。
洗顔料の選び方や使い方は、「ランキング不要!おすすめの洗顔料の選び方と種類」、「洗顔の正しい方法と洗顔料の使い方10選!乾燥肌なら特に注意!」を参考にしてください。
②ごわごわ肌の場合は、酵素洗顔も利用
夏老け肌でお肌がゴワゴワしている場合、毛穴の黒ずみやイチゴ鼻が気になる場合、角栓が目立つ場合には、酵素洗顔を行うこともよい方法です。
ただし、酵素洗顔は週に1~3回までにとどめましょう。
<夏老け肌解消の酵素洗顔の参考記事>
*脂性肌を改善したい!酵素洗顔の方法と選び方の5つのコツとおすすめ
3)保湿を見直して夏老け解消
皮脂や汗でベタベタしがちな夏は、肌が潤っていると思ってしまい、保湿を怠りがちです。
表面はテカっていても、肌の内側の水分はカラカラというインナードライ肌は、夏でも起こります。
特に、インナードライ肌は一見、脂性肌(オイリー肌)と間違ってしまうこともあるので要注意です。
夏のインナードライ肌の原因と改善のための対策については、「インナードライ肌に悩む夏!原因と失敗しない予防・改善のコツとは?」で詳しくご紹介しています。
ぜひ、参考にしてください。
さて、夏の保湿は、洗顔後は、たっぷりの保湿化粧水で水分を補いましょう。
1回目は顔全体に軽くなじませ、2回目は手のひらでハンドプレスを行なって、じんわりと押し込むなど、浸透を高めるつけ方も工夫してみてくださいね。
ただし、ここで注意したいのは、夏老け肌でお肌の状態がよくなければ、化粧水だけでは一時的に潤っても、時間がたてば乾燥してしまうリスクもあるということ。
そのためには、まず、口コミや化粧水ランキングなどだけに頼らず、化粧水成分をしっかり理解して保湿力の高い化粧水を選びましょう。
化粧水に配合する保湿成分としては、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、アミノ酸誘導体などがオススメです。
また、高保湿で夏向けのサッパリタイプの化粧水がおすすめです。
もちろん、夏老けを感じる場合は、化粧水だけではなく美容液や保湿クリームも使いましょう。
バリア機能をサポートするセラミドは、油溶性成分なので、セラミド化粧水よりもセラミド美容液、セラミドクリームで補うことをオススメします。
夏の美容液の選び方は、「夏の美容液のおすすめは?正しい選び方と使い方で肌老化を予防」を参考にしてくださいね。
4)やはり夏老けに大切なのは紫外線対策
「紫外線によるシミがあると見た目が10歳も老ける!ケアや対策は?」で取り上げているとおり、老人性色素斑があると老けて見えます。
また、ロングUVAなどの光老化によって、たるみがもたらされてしまいます。
さらに、紫外線が免役低下の原因にもなって体調にも悪影響を与えます。
だから、夏老け肌の対策で最も大切なものを1つ選ぶなら、紫外線対策です。
どんなにSPFやPAの高い日焼け止めを使っていても、朝塗っただけで後は放置では、対策ができているとはいえません。
海や山へ出かけるのではないなら、夏でもSPFならSPF25~30、PAなら++~+++で大丈夫なので、3~4時間おきにこまめに塗り直しましょう。
特に、ケミカルの日焼け止めは光劣化して紫外線ブロック力が低下します。
だから、ノンケミカルの日焼け止めがおすすめです。
もう1つ大切なのが目の紫外線対策。特に夏の紫外線は目の老化に加えて、まぶたのたるみや目の下のたるみの原因になってしまいます。
UVカットサングラスも使いましょう。
なお、紫外線対策については、次の記事も参考にしてください。
*紫外線対策こそエイジングケア!日焼けダメージの肌老化を防ぐ対策
*外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!
この4つが、夏老け肌の予防や解消の基本をまとめたものですが、6月、7月、8月の夏の季節は、月別のスキンケアも意識することが大切です。
月別のスキンケアは、次の記事も参考にしてください。
5)ブルーライトや近赤外線対策も夏老け解消に有効
最近、紫外線以外の有害光線として注目のブルーライトと近赤外線。
これらも夏老け肌の原因になります。
酸化セリウムや酸化鉄配合のノンケミカルの日焼け止めは、ブルーライトをカットすることができます。
だから、そんなアイテムで紫外線対策を行うことは、これらの有害光線カットにも役立つのです。
また、「スマホ老眼やPCの見過ぎによる目の疲れを解消する5つのコツ!」でも取り上げているとおり、これらの有害光線はスマホの液晶画面からも発せられます。
長時間のスマホ習慣も夏老け肌の原因になるので要注意です。
<参考記事>
*酸化鉄配合の日焼け止めでブルーライトはカットできる?検証結果!
6.夏老け肌には、効果的なエイジングケア化粧品成分を取り入れる
1)ビタミンC誘導体は、夏老け肌にピッタリ!
シミが気になっているという方は、紫外線によって生じてしまった活性酸素を減らすことがポイントですね。
また、ほうれい線やシワが気になる場合には、真皮のコラーゲンが減っているので、増やす対策が必要ですね。
その役割を果たしてくれるのが、抗酸化作用に優れたビタミンC誘導体。
ニキビや肌荒れを防ぐほか、線維芽細胞にはたらきかけて、コラーゲンの生成を促進し、またメラニン色素を抑制して、シミやくすみを予防します。
さらに、ほうれい線やシワ対策も可能です。
夏のスキンケアには、ビタミンC誘導体配合の化粧品を取り入れてみてはいかがでしょう。
ビタミンC誘導体には、水溶性、油溶性、そして両親媒性のものがあります。
水溶性ビタミンC誘導体では、「リン酸アスコルビルNa」、「リン酸アスコルビルMg」「ビタミンCエチル」などが代表的です。
両親媒性のAPPS(アプレシエ)というビタミンC誘導体は、高い浸透力があり、比較的低刺激なのでエイジングケアにはオススメです。
また、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やす美容成分です。
ビタミンC誘導体化粧水についての詳しい情報は、「ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で」や「乾燥肌対策の保湿にビタミンC誘導体化粧水は使っていいの?悪いの?」をご覧ください。
油溶性ビタミンC誘導体は、保湿クリームなどによく配合されます。
こちらは、刺激性も少ないのでべたつきが気にならないなら、使いやすい成分です。
また、夜のスキンケアやエイジングケアでレチノールを使うことでターンオーバーを改善することも良い方法です。
2)ナールスゲンは刺激もなく使いやすいエイジングケア化粧品成分
もうひとつおすすめしたいのが、肌が本来持つ力を高めるエイジングケア化粧品成分であるナールスゲン。
ナールスゲンは、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、HSP(ヒートショックプロテイン)47いう美肌たんぱく質を増やし、自らの素肌力で水分バランスを整え、ハリや弾力を引き出してくれます。
また、抗酸化成分グルタチオンやシミを防ぐHSP(ヒートショックプロテイン)70も増やします。
紫外線によって、コラーゲンが劣化することでおこるハリ不足に悩む方にもぴったりです。
夏老け肌が深刻になる前に、こうしたエイジングケア化粧品成分配合の化粧品でしっかりお手入れしておきたいですね。
また、年代別のエイジングケア化粧品の選び方は次のとおりです。
*60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
7.夏老け肌をレスキューするおススメのフェイスマスク
夏老け肌をレスキューするおススメのフェイスマスクをご紹介します。
「ナールス リジェ パーフェクトマスク」です。
1)ナールス リジェ パーフェクトマスクは、バイオセルロースのシートタイプ
ナールス リジェ パーフェクトマスクは、シートタイプのフェイスマスクの1種ですが、その素材は「バイオセルロース」です。
バイオセルロースとは、ナタデココの原料を主成分として、食用菌による発酵技術を用いてつくられた食物由来のナノ繊維のことです。
ナタデココのようなぷるぷるとしたゲル状のシートが、お肌にぴったりと吸い付くように密着します。
そのため、不織布のシートマスクと比べて美容成分の浸透力が高いのです。
<参考記事>
*フェイスマスクの保湿効果は高い!なぜ化粧水や美容液より良いの?
2)ナールス リジェ パーフェクトマスクは最先端美容成分を凝縮
ナールスリジェ パーフェクトマスクは、次のようなエイジングケアによい美容成分をたっぷり配合しています。
- EGFやFGFなどの成長因子含むヒト幹細胞培養液
- ナールスゲン
- リンパ管ケアに着目したキュアパッション
- 高い保湿力のあるヒアルロン酸Naやグリコシルトレハロース
- 美白作用のあるプラセンタエキス
- Ⅳ型コラーゲンを守り光老化を予防するヒメフウロエキス
- 糖化を防ぐカルノシン
- 酸化を防ぐはたきがあるビルベリー葉エキス
- 天然保湿因子(NMF)の元となる成分フィラグリンを増やすマンダリンオレンジ果皮エキス
保湿効果が高いアロエベラ液汁
1枚になんと25mlという、美容液1本分の美容成分が凝縮されたフェイスマスクです。
肌のキメを整え、夏老け肌をレスキューします。
8.夏老けにおすすめの美容医療
スキンケアやエイジングケアでセルフケアしても夏老けの症状が改善しない場合は、エステティックサロンや美容クリニックで美容医療の施術を受けることもおすすめです。
ここでは、より効果の高い夏老け肌におすすめの美容医療の施術を4つご紹介します。
1)ピーリング
皮脂が溜まり角質が蓄積しやすい状態になっている方は、ピーリングが向いています。
①マシンピーリング
マシンピーリングとは、機器を使ったピーリングのことです。
水流を使って、毛穴汚れや角栓などをキレイにするハイドラフェイシャルやハイドラジェントルは、痛みやダウンタイムも無いので夏老け肌におすすすめです。
②浸透型ピーリング
浸透型ピーリングとは、従来のケミカルピーリングとは異なり、薬剤を真皮まで届けることで真皮の線維芽細胞を活性化し、肌のハリをもたらしたり、色素沈着を改善する治療です。
コラーゲンピール(マッサージピール)やミラノリピールなど呼ばれる施術があります。
③ケミカルピーリング
グリコール酸やサリチル酸など酸性の薬剤が、表皮も角質層を剥がし、ターンオーバーを正常化することで、ゴワゴワ肌やシミやソバカスの改善が期待できる施術です。
<参考記事>
*ハイドラフェイシャルの毛穴への効果は?メリット・デメリットも解説!
*ハイドラジェントルの効果は?ハイドラフェイシャルとの違いも解説
*ケミカルピーリングの効果はいつから?ニキビ跡や毛穴にも効果が?
2)エレクトロポレーション
エレクトロポレーションは、日本語で「電気穿孔法」と呼ばれます。
専用の美顔器を使い電気の力で肌の奥まで美容成分を行き届かせる美容施術です。
イオン導入では浸透させることができないヒアルロン酸など分子の大きな美容成分まで肌の奥へ届けることが可能です。
その結果、肌のキメを整えてハリ・ツヤをアップさせ、しわやシミを改善することができます。
<参考記事>
*エレクトロポレーションの効果はいつから?頻度や回数、間隔は?
3)美容点滴・注射
美容点滴・注射は、血管から直接美肌成分を取り込むことができる施術です。
体や肌にダイレクトに体内に取り込むことでしっかりとした効果が期待できます。
夏老け肌に特におすすめなのは、高濃度ビタミンC点滴・注射や白玉(グルタチオン)点滴・注射、プラセンタ点滴・注射です。
<参考記事>
*高濃度ビタミンC点滴療法とは?カラダや肌への効果と危険性を検証
*プラセンタ注射の効果が出るまではどれくらい?効果的な打ち方も解説
9.夏老け肌は生活習慣の見直しも大切
夏老け肌対策は、エイジングケア化粧品によるスキンケアだけではなく、生活習慣でアンチエイジングを心がけることも大切です。
なぜなら、皮膚の状態は、からだの健康状態を反映したものだからです。
特に、夏は暑さや紫外線ダメージ、エアコンによるからだのダメージなど、からだが疲れてしまう要素がたくさんあります。
夏老け肌を予防、改善するためには、エイジングケアやスキンケアだけに頼らず、からだの健康状態もよくすることを考えましょう。
そのためには、食べ物や飲み物、睡眠などに特に気を付けましょう。
そんな生活習慣に関しては、次に記事を参考にしてください。
*8月の暑くて夏バテが気になる季節におすすめの食べ物とレシピ
*乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?
*美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策
*紫外線対策の食べ物と飲料!日焼けや肌老化を防ぐ7つの栄養素とは?
*夏は痩せやすい季節ってホントなの?脳腸相関でダイエットの工夫!
10.まとめ
夏老け肌の原因と予防・解消するスキンケアやエイジングケアのポイントについて解説しました。
夏老け肌は、春からの予防と夏の季節にあったスキンケアやエイジングケアで対策することで予防や解消が可能です。
そのポイントは正しい洗顔、保湿、そして紫外線対策です。
また、正しい生活習慣も大切です。
それでも改善が難しい場合は、エステや美容医療に頼る方法もあります。
この記事「夏老け肌|原因と予防・解消の対策!2023年版季節のエイジングケア」を参考に、スキンケアやエイジングケアの3つの基本と正しい生活習慣の継続をしっかり行って、夏老け肌を予防・解消してくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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