お肌のターンオーバーの改善と正常化は、促進だけを意識するな!

ターンオーバーの乱れに悩む女性

エイジングケアに興味のあるあなたは、何度もお肌のターンオーバーという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

お肌のターンオーバーとは、表皮の新陳代謝

つまり、お肌の生まれ変わりのことです。

そして、このはたらきはお肌の潤いや美肌のためにはとても大切です。

しかし、ターンオーバーは意外にも誤解されている面も。

そこで、この記事では、お肌のターンオーバーについてできるだけ詳しく取り上げました。

スキンケアでとても大切なターンオーバーをしっかりと理解したい方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。

ターンオーバーの正常化をサポートするナールスゲン配合エイジングケア化粧品「ナールス」

1.お肌のターンオーバーが気になるあなたへ

ターンオーバーの正常化は、エイジングケアの基本。

健やかな美肌を育むためには、お肌のターンオーバーの機能はとても重要です。

しかし、加齢とともにターンオーバーの周期が変化したり、また紫外線やストレス、睡眠不足や食事の影響によってもターンオーバーの機能は低下、つまり、ターンオーバーが遅くなってしまうのです。

こうした印象から、「ターンオーバーは促進しないといけない!」と思う方が多いのですが、誤ったエイジングケアによってターンオーバーが進みすぎてお肌のトラブルにつながることもあります。

だからこそ、お肌のターンオーバーについて、きちんと理解したうえで、正常化のための正しいケアが大切なのです。

では、ターンオーバーを常によい状態、つまり、正常に保つためにはどうすればよいのでしょうか。

今回は、ターンオーバーの仕組みとともに、ターンオーバーの乱れによって起こる肌トラブルを改善するための対策やエイジングケア化粧品、酵素洗顔について説明します。

「お肌のターンオーバーってそもそも何?」

「お肌のターンオーバーについて理解を深めたい」

「ターンオーバーとシミの関係って?」

「お肌のターンオーバーが早すぎたり、遅すぎるとどうなるの?」

「お肌のターンオーバーを正常化するためのスキンケアやエイジングケアは?」

「ターンオーバーを改善するコスメってどんなのがあるの?」

「ターンオーバーと栄養素・食べ物・飲み物の関係って?」

などを知りたい方は、ぜひ、続きを読んでみてください。

また、ターンオーバーが遅すぎる場合の洗顔には、酵素洗顔もオススメです。

酵素洗顔に興味をお持ちの方、基本を知りたいという方は、酵素や酵素洗顔について詳しく解説した「酵素洗顔とパウダーを学ぶ!ランキング無用の正しいエイジングケア」をお読みください。

さらに、ターンオーバーの低下にはバリア機能の低下が関わっているため、バリア機能の正常化をサポートするセラミドにも注目が集まっています。

ターンオーバーの正常化を助けるヒト型セラミドとナールスゲン配合のエイジングケア化粧品や、保湿について具体的に知りたい方は「ターンオーバーの乱れが原因で、インナードライ肌や敏感肌に!」「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」をご覧ください。

<この記事でお伝えしたい大切なこと>
  • お肌にとって大切なのは、ターンオーバーを促進することではなく、正常化することです。
  • ターンオーバーは、年齢を重ねると遅くなる傾向にありますが、無理に促進することが、改善ではありません。
  • 毛穴の黒ずみや角栓は、ターンオーバーの過度の促進、つまり「早すぎる」ことで起こる場合があります。
  • ターンオーバーを正常化させる基本は、スキンケアの前に日常生活を見直すことです。
  • ターンオーバー正常化のスキンケアとエイジングケアの基本は、正しい洗顔、保湿と紫外線対策です。

2.お肌のターンオーバーとは

ターンオーバーが正常に働いている女性

1)お肌のターンオーバーのおさらい

まずは、ターンオーバーについてのおさらいです。

ターンオーバーは、英語で「Turn Over」、元の意味は、「引っ繰り返す」「入れ替わる」ことです。

お肌のターンオーバーもこの意味に準じて使われていて、お肌の表皮部分の「新陳代謝」、「生まれ変わり」のことをいいます。

皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」から成り、さらに「表皮」は一番下から「基底(きてい)層」「有棘(ゆうきょく)層」「顆粒(かりゅう)層」「角層(角質層)」という順に並んで構成されています。

ターンオーバーを説明するための皮膚構造

ターンオーバーが起こるのは表皮の部分で、一番下にある「基底層」で新しい細胞が生まれ、徐々に角層まで押し上げられていき、バリア機能を果たした後、最後は垢となってはがれ落ちるというサイクルを繰り返します。

この1サイクルがターンオーバーの期間です。

ターンオーバーの速度は、身体の部位によって異なります。

顔などの部位は早く、手や足などは遅く、顔の倍程度の期間だといわれています。ターンオーバーの部位による違いは、皮膚の厚さや血行との関係が影響していると考えられています。

いずれの部位でも、健康な状態であれば、ターンオーバーによって細胞は絶えず入れ替わっているため、たとえば表皮に傷がついてもかさぶたになってはがれ落ち、健やかな状態が取り戻せるようになっているのです。

ここでしっかり理解しておきたいポイントは、お肌のターンオーバーは、「表皮」で起こることで、「真皮」で起こっているわけではないことです。

もちろん、真皮も生まれ変わるのですが、その期間は表皮よりずっと長い期間を要するのです。

なお、表皮の構造やその役割についての詳しい情報は、「表皮の角質層の構造・はたらきと角質ケアの方法・対策は?」や「表皮の構造と役割を知って正しい保湿とスキンケアを知ろう!」を参考にしてください。

また、真皮については、「真皮とは?その構造と役割をエイジングケアの視点で考える!」を参考にしてください。

2)ターンオーバーのメカニズム

では、ここからターンオーバーのメカニズムを詳しくみていきましょう。

ターンオーバーは次の①~⑤の一連のメカニズムのことを示します。

①基底層で、細胞分裂開始

表皮の一番奥の基底層は、ケラチンやメラニン色素がつくられるケラチノサイト(角化細胞)とメラノサイト(色素細胞)という細胞でできています。

まず、ケラチノサイトから分裂した細胞が、すぐ上の有棘層へ上がっていきます。

②有棘層で、細胞が扁平化

有棘層では、不要な成分が分解されます。

そのため、細胞は少しずつ扁平な状態に変化します。

③顆粒層で、NMF(天然保湿因子)と細胞間脂質を生成

顆粒層では、3大保湿因子のうちのNMF(天然保湿因子)と細胞間脂質の2つがつくられます。

④角質層でターンオーバー完成

基底層、有棘層、顆粒層を通過した細胞は、それぞれの層で役割を果たし終え、角層に達した時には、核のない状態になっています。

つまり、すでに分裂する生命力を失っているのです。

これを角化と呼びます。

ただし、角質層は不要なのではなく、水分の貯蔵庫として14日間程度はたらきます。

ここでは、皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から出た汗とが混じり合ってできる3大保湿因子の1つである皮脂膜が、水分蒸発を助けて、保湿しているのです。

⑤角質の離脱

そして、不要になった角質は、その後にできた細胞に押し上げられて、最後は垢として剥がれ落ちるのです。

健やかなお肌であれば、このメカニズムが一定のリズムではたらいています。

しかし、外部や内部の刺激などでターンオーバーは促進しすぎたり、遅くなったりするのです。

こうした状態が、ターンオーバーの乱れやターンオーバーの異常です。

3)ターンオーバーとメラニン・シミの関係

ここで、エイジングサインであるシミの元「メラニン」とターンオーバーの関係についてのお話をしておきます。

メラニンは、お肌が紫外線を浴びると、表皮の基底層のメラノサイトでチロシンというアミノ酸から生成されます。

チロシンは、紫外線によって活性化されるチロシナーゼと呼ばれる酸化酵素によって、メラニンに変化するのです。

ターンオーバーが正常であれば、メラニンはターンオーバーとともに、基底層から角層まで押し上げられて、角質とともに垢として剥がれ落ちるのです。

だから、紫外線のダメージが過度でなければ、メラニンがシミになることはありません。

しかし、紫外線のダメージが大きかったり、長期間浴びることで、メラニンの生成が過剰になってしまいます。

その結果、メラニン色素が、ターンオーバーとともに排出しきれずに残ってしまうことがあるのです。

これがシミのできるプロセスです。

だから、ターンオーバーが促進していようと、遅かろうと、紫外線のダメージが大きければシミはできてしまいます。

さらに、ターンオーバーが正常でなければ、問題はより大きくなるリスクがあります。


3.ターンオーバーと年齢の関係は?

加齢でターンオーバーが遅くなっていて憂鬱な女性の写真

ターンオーバーの周期(サイクル)は、個人差があり、また年齢によっても違ってきます。

一般的に、年齢を重ねるにつれ新陳代謝は低下し、20歳代の女性では28日程度で行われていたものが、30~40歳代では約45日程度あるいはそれ以上といわれています。

さらに、50代、60代、70代になれば一層、ターンオーバーは遅くなります。

年齢とともに傷の治りが遅くなったり、シミができやすくなったりするのは、このためなのです。

また、ターンオーバーの速度は「表皮」内でも層ごとに異なり、これも身体の部分によっても違ってきます。

先ほど、ターンオーバーのメカニズムを説明しましたが、

  • 基底層から顆粒層までは14~42日程度を要する
  • その後、角質細胞となってはがれ落ちるまで14日程度を要する
  • これらを合計すると、ターンオーバーの周期は28日~56日

というのが、おおまかな目安です。

ここで、注意すべきは、年齢ととともにターンオーバーが遅くなるので「促進させないと!」と思ってしまうことです。

年齢とともに、ターンオーバーの速度がゆるやかになって、遅くなるのはむしろ正常です。

ターンオーバーの促進が必ずしもお肌の改善につながらないことを、理解しておきましょう。

私たちは、ターンオーバーを、お肌の老化の指標である「エイジングインデックス」の8つの要素の1つとして捉え、エイジングケアにとって大切な要素であると考えています。

つまり、エイジングケアでもっとも意識すべきものの1つと考えているのです。

年齢別のターンオーバーの詳細は、「年代別エイジングケアの道標「エイジングインデックス」とは?」をご覧ください。


4.ターンオーバーが乱れる原因とは?

ターンオーバーが乱れる原因について悩む女性

お肌は、細胞がターンオーバーによって定期的に入れ替わることで健やかさをキープしています。

つまり、一定のサイクルでターンオーバーが行われることが、美肌への第一歩。

ターンオーバーは遅すぎても早すぎても肌トラブルのもととなるため、正常に保たれることが大切です。

また、ターンオーバーは、年齢が上がるにしたがって遅くなりますが、それを無理に促進させるのはよいことではありません。

ターンオーバーは、年齢に応じた正常な速度であることも大切です。

しかし、ターンオーバーは、身体の内部と外部のさまざまな原因によって乱れてしまいます。

■ターンオーバーの乱れの原因

  • お肌の老化
  • 加齢
  • お肌の乾燥
  • 紫外線
  • 酸化
  • 糖化
  • 誤った洗顔やクレンジング、スキンケア
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • バランスの悪い食生活
  • ホルモンバランスの低下
  • 身体の冷え
  • 喫煙
  • 気温や気候の変化
  • アトピーやアレルギーなどによる皮膚の病気
  • 老人性乾皮症皮脂欠乏性湿疹などの皮膚の病気
  • アルカリ性や酸性度の高いお風呂や温泉への過度な入浴

こうしてみると、加齢による新陳代謝の低下は別として、正常なターンオーバーを導くためには、日常の生活習慣のあり方とスキンケアが重要な要素であることがわかります。

また、ターンオーバーが乱れる原因は、さまざまな肌悩みやエイジングサインをもたらす原因と同じです。

だから、それぞれの年代でターンオーバーの改善や正常化を目指すことは、エイジングケアそのものと言えるのです。

ターンオーバーは、お肌の内側の代謝活動なので、ターンオーバーの乱れを感じる場合には、まず栄養のもととなる食事や睡眠といった基本の生活習慣を見直し、身体の内側からターンオーバーを整えることを意識しましょう。

では次に、ターンオーバーが乱れると、お肌にはどのような影響が出るのかをみていきます。


5.ターンオーバーの乱れでお肌はどうなる?

ターンオーバーの乱れによるお肌への影響

1)ターンオーバーが早すぎる場合

以下のお肌のトラブルのうち、ターンオーバーが促進されて、早くなりすぎることと関係があるのではどれでしょうか?

答えは、「すべて」です。

今、挙げたお肌のトラブルは、ターンオーバーが促進されて、早くなりすぎることが原因なのです。

もちろん、これらはお肌のターンオーバーが遅くなった場合にも起こるものですが、早すぎることが原因であることも多いのです。

早くなる要因として考えられるのは、外部からの刺激。

たとえば、紫外線が強い夏はお肌が紫外線によるダメージをすぐに修復しようとするため、ターンオーバーの周期を早めてしまうことがあります。

紫外線でターンオーバーが促進する女性

また、洗浄剤の界面活性剤が肌に残ること、フルーツ酸などのピーリング剤や尿素を配合した化粧品の過度な使用、耐水機能を強化したベースメイク製品の影響などでターンオーバーの周期を早めてしまうことがあります。

さらに、洗顔方法やクレンジング方法の誤り、化粧水をコットンなどでつける際の刺激も影響を与えます。

顔をゴシゴシ洗いすぎたり、角質ケアばかりしていると、ターンオーバーの乱れにつながってしまいます。

その他にも、熱い湯や長時間の入浴、アルカリ性または酸性などの温泉への頻回な入浴、誤った汗の処理など、お肌との何らかの接点で過度な刺激を与えるとターンオーバーの促進につながり、場合によっては早くなりすぎてしまうのです。

なぜなら、こうした刺激によって、無理やり角質が剥がれ落ちることで、その角質層よりお肌の深くにある細胞が角質層に押し上げられるからです。

つまり、ターンオーバーが過度に早くなったお肌というのは、準備ができていない未成熟な細胞がお肌の表面(角質層)に押し上げられてしまった状態です。

そのため、お肌は弱くて傷付きやすく、肌荒れなどを起こしやすくなります。また、水分を保持することが難しくなり、乾燥したり、敏感肌になることも。

ターンオーバーの乱れというと、遅くなる方に目が向けられがちですが、今説明した通り、適切なスキンケア、エイジングケアができていないことで、過度に早めてしまっている場合があるので、注意が必要です。

特に、敏感肌の方は、ターンオーバーが促進して早くなりすぎている可能性があるのでより注意が必要です。

なお、敏感肌についての詳しい情報は、「敏感肌の改善のために!症状・原因と10のエイジングケア対策」をご覧ください。

2)ターンオーバーが遅すぎる場合

ターンオーバーの周期が長くなると、古い細胞がお肌に留まって出ていかないため、新しい細胞がつくられにくくなります。

さらに、自然にはがれるはずの垢(老廃物)がいつまでもはがれず、お肌の表面を覆ったままになり、角質が厚くなる(角質肥厚)ことでさまざまな肌トラブルがあらわれます。

また、先ほど説明したように、メラニンがお肌に留まってシミもできやすくなるのです。

  • くすみがちで肌の肌理(キメ)も乱れている
  • 表面がごわついてメイクのノリが悪い
  • お肌がザラザラ、ガサガサでツヤがない
  • 急にシミが増えたり、濃くなってきたように感じる
  • 擦り傷や切り傷が治りにくい

などは、ターンオーバーが遅くなっているサインです。

ターンオーバーが遅くなるのは、お肌の代謝の低下が原因です。

年齢によって身体全体の代謝が低下してしまうこともその原因ですが、これは誰にも起こることです。

年齢に応じて、ターンオーバーがゆっくり低下してしまうことは大きな問題ではありません。

ストレスや睡眠不足などの要素で、過度にターンオーバーが遅くなることが問題なのです。

また、体温の低下もターンオーバーが遅くなる原因です。冬は、気温、湿度が低くなり、体温も下がります。そうなるとお肌の代謝も下がり、ターンオーバーが遅くなってしまいます。

さらに、夏でも汗をしっかり拭かないなどで、肌表面の角質は剥がれ落ちにくくなり、ターンオーバーを遅らせる場合があります。

お肌の細胞と細胞の間には、潤い成分である「天然保湿因子(NMF)」やセラミドなどの「角質細胞間脂質」が存在しますが、これらは新陳代謝の過程でつくられるものなので、ターンオーバーがスムーズにいかないとつくられにくくなり、バリア機能が低下し、乾燥を招くことにもつながります。

お肌が乾燥すると、化粧水美容液、乳液、保湿クリームなどで保湿成分を補おうとしますが、古い角質が留まったままのお肌には、大切な保湿成分も浸透していきません。

きちんとスキンケア、エイジングケアをしているのに乾燥が改善されない場合など、まずはターンオーバーの周期を整えることを心掛けましょう。


6.ターンオーバーを整える生活

バランス良くビタミンを含む食べ物

では、乱れてしまったターンオーバーを正常に導くにはどうすればいいのでしょうか。

まず基本となるのは、身体の内側からターンオーバーを整えること。

そのために、「食事」や「睡眠」などの生活習慣を見直してみましょう。

1)ターンオーバー正常化のための栄養素

バランスのよい食事は特に大切。たんぱく質、炭水化物、脂質をバランスよく摂りましょう。

また、皮膚や粘膜を丈夫にし、肌荒れや老化を予防する効果が期待できるビタミンA、抗酸化作用に優れ保湿にも有効とされるビタミンC、お肌の新陳代謝を高め、皮膚細胞を活性化するビタミンB2、B6などを豊富に含む食品を積極的に摂取しましょう。ビタミンEも抗酸化作用があるので合わせて摂りたい成分です。

さらに、鉄や亜鉛などのミネラルもターンオーバーの改善に大切です。

◎ビタミンAを豊富に含む食べ物は、うなぎ、レバー、卵、牛乳、チーズなどです。

◎ビタミンCを豊富に含む食べ物は、赤パプリカ、黄パプリカ、ブロッコリー、ゆず、パセリ、芽キャベツ、レモンなどです。

◎ビタミンB2を豊富に含む食べ物は、牛・豚・鶏のレバー、うなぎ、キャビア、うずらの卵、納豆などです。

◎ビタミンB6を豊富に含む食べ物は、にんにく、マグロ、カツオ、酒かす、牛レバーなどです。

◎ビタミンEを豊富に含む食べ物は、アーモンド、落花生、ひまわり油、サフラワー油、コーン油、うなぎ、はまちなどです。

◎亜鉛を豊富に含む食べ物は、牡蠣(生)、ビーフジャーキー、パルメザンチーズ、煮干、ピュアココア、

豚レバーなどです。

◎鉄分を豊富に含む食べ物は、あさり佃煮 、干しエビ 、豚レバー 、鶏レバー、 パセリ、卵黄などです。

どうしても食べ物だけで栄養素が不足する場合は、サプリメントなどで補うのもよい方法です。

積極的に摂取したい栄養素とその食品については、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」を参考にしてください。

2)ターンオーバー正常化のための睡眠

また、お肌のターンオーバーは、眠っている間に行われるため、睡眠時間もしっかりと確保したいですね。

なぜなら、睡眠と活性酸素を取り除くメラトニンという物質が深くかかわっているからです。

メラトニンは、21:00頃からその分泌が始まり、真夜中に分泌のピークを迎えます。

この時間帯に眠っていれば、活性酸素が睡眠とともに取り除かれ、ターンオーバーの正常化をサポートするのです。

また、成長ホルモンが多く分泌されるのは、ゴールデンタイムと呼ばれる22:00~02:00頃です。

成長ホルモンもお肌のターンオーバーのために欠かせない物質です。

成長ホルモンのおかげで、寝ている間にお肌が、ターンオーバーで新しく生まれ変わっているのです。

もし、睡眠時間が短い日が続いたり、熟睡できない日が続けば、メラトニンや成長ホルモンに加えて、女性ホルモンも影響を受けます。

美肌ホルモンとも呼ばれる女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減ると、お肌が乾燥しやすくなってターンオーバーまで遅れをもたらします。

眠りについては、「夜寝る前のエイジングケアと質の高い睡眠でハリ・ツヤ美肌!」をぜひお読みください。

3)ターンオーバー正常化のための運動・温活・マッサージ

また、血液の流れを促進するために適度な運動も大切です。

特別なことでなくても、ストレッチやウォーキングなど自分ができる範囲の中で、ちょっとした合間に行うとよいでしょう。

フェイスマッサージも血行促進にはプラスです。

ターンオーバーの正常化のためのウォーキングについては、「エイジングケアに良い姿勢とウォーキング | 高岡よしみさん特別寄稿」を参考にしてみてください。

さらに、冬には「温活」で冷え対策を行うこともターンオーバーを正常化するために効果的です。

温活でエイジングケア!冷え性対策、まずは足元から始めよう

顔冷え対策も、エイジングケアの1つ!

このように、「食事」「睡眠」「運動」は、ターンオーバーの正常化に大きな影響があるのです。

4)日常生活で気を付けたいその他のこと

ターンオーバーの原因としてリストアップした他の原因、つまり、ストレス、酸化、糖化、女性ホルモン減少、喫煙などを避けることが大切です。

また、便秘など胃腸の不調も悪影響を及ぼします。

これらについては、次の記事を参考にしてください。

お肌の酸化は老化の大敵!防ぐための対策とエイジングケア

肌老化の原因「糖化」を予防する対策は5つのポイントで!

喫煙がお肌の老化を加速!タバコで老け顔になる原因と対策

肌荒れの敵、便秘を知りましょう!

エイジングケア化粧品だけじゃない!アロマでエイジングケアを!


7.ターンオーバーを整えるスキンケアとエイジングケア

正しい洗顔の様子

ターンオーバーを整える、つまり正常化の基本はスキンケアの基本と同じです。

それは、「清潔を保つ正しい洗顔」、「保湿」、「紫外線対策」の3つです。

食事や睡眠などの日常生活もしっかり意識しているのに、ターンオーバーが乱れてしまう場合は、この3つのいずれか、または複数に問題があるはずです。

ここからは、この3つやその他の実際的なスキンケアやエイジングケアについて説明します。

1)ターンオーバーと洗顔

スキンケアの中で、特にターンオーバーと関わりの深いものが「洗顔」です。

正しく洗顔を行えば、ターンオーバーの正常化に役立ちますが、誤った洗顔はターンオーバーの乱れにつながります。

洗顔は、汗やほこり、酸化した皮脂などの汚れを取り除き、素肌を健やかにして、ターンオーバーを正常化するための大切な手段です。

皮脂が酸化すれば、エイジングを加速する「過酸化脂質」が肌表面に増えます。

また、ホコリなどの汚れをそのままにしていれば、表皮常在菌のバランスが崩れ、肌荒れやニキビの原因にもなります。こうした肌トラブルを防ぐために、肌の表面に押し上げられた古い角質を洗顔で落とすことは、極めて大切です。

しかし、刺激の強い洗顔や洗いすぎで、お肌を傷付けたり、セラミドを流しすぎたりすると、ターンオーバーを早めてしまうのです。

洗顔や洗顔料の選び方については、

洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方

ダブル洗顔の正しい方法は?肌質・肌状態・年齢で考える

エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔

こちらで具体的な方法を解説していますので、こちらをご覧ください。

2)酵素洗顔を利用してターンオーバーを正常化する

酵素洗顔の泡

ターンオーバーが遅すぎる場合、ターンオーバーを正常化するために取り入れたいスキンケアが「酵素洗顔」です。

酵素洗顔とは、たんぱく質や脂肪などを分解する酵素を配合した洗顔料を使って洗顔すること。

酵素洗顔のエイジングケア効果としては、

①遅すぎるターンオーバーを正常化する

②古い角質や角栓を取り除く

という、2つを期待することができます。

酵素洗顔の基本からエイジングケアへの効果、使い方のポイントまでを詳しくまとめた「酵素洗顔とパウダーの全て!ランキング無用の正しい選び方」を参考にしてください。

実は、お肌の角質や角栓の70%はたんぱく質でできています。

酵素洗顔は、ターンオーバーの周期が遅くなったお肌に使用すると、古い角質や角栓、余分な皮脂を分解して取り除き、新しい角質をつくろうとするはたらきを促してくれます。

その結果、ターンオーバーが正常化し、くすみやごわつきの改善、お肌の透明感アップ、また毛穴の黒ずみが目立たなくなるという効果も期待できるのです。

週1~3回程度を定期的に使用することで、健全なターンオーバーを保ち、肌トラブルのない素肌へ。

また化粧品の浸透性もよくなることから、エイジングケア化粧品の効果も高まります。

ただし、酵素洗顔の使いすぎはターンオーバーを早めてしまいます。

使用する際には、ご自身のお肌の状態を把握し、適切な方法で使用するようにしましょう。

年齢を重ねたお肌にとっての効果的な酵素洗顔の取り入れ方を「酵素洗顔活用法!40代や50代からのエイジングケアのために」に解説しています。こちらも参考にしてください。

ターンオーバーの遅れが原因の毛穴の黒ずみの対策は、「毛穴の黒ずみは、酵素洗顔で解消!?正しいエイジングケアは?」を参考にしてください。

3)ターンオーバー正常化のためのメイクとクレンジング

ターンオーバーのことを考えれば、メイクはどちらかといえばマイナスです。

メイクのメリットは、紫外線対策になり得ることですが、それを除けばマイナスが大きいのです。

なぜなら、メイク自体が刺激になってしまうことと、メイク落としのためにクレンジングをせざるを得ないからです。

女性にとってメイクは日常における必須のもの。これ自体を止めることは現実的ではありません。

お肌が健康な状態であれば、自分の肌に合ったクレンジングを選んで、刺激のないクレンジングを行えば問題はありません。

しかし、お肌の状態がよくない場合には、できるだけ濃いメイクを控えることが、ターンオーバーの正常化の点では大切です。

なお、メイクをしたままクレンジングしないでいると、過酸化脂質ができて肌トラブルの原因になるので、メイクをした日は必ずクレンジングを行いましょう。

クレンジングについては、「クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方」や「セラミドを減らさないスキンケア!間違ったクレンジングはNG」をご覧ください。

4)ターンオーバーの正常化のための保湿とは?

①保湿の基本をおさらい

保湿がターンオーバー正常化の基本なので、基礎化粧品、保湿化粧品もその役割を担います。

エイジングケア世代の女性の場合は、洗顔や酵素洗顔以外にも、エイジングケア化粧品もターンオーバーの正常化をサポートする手段の1つです。

ターンオーバーが遅くても早くても、お肌のバリア機能が低下している場合が多いのです。そんな場合、大切なのはバリア機能を正常化することです。

保湿の3大要素は、「皮脂膜」、「天然保湿因子(NMF)」、「細胞間脂質」です。この3つが健やかな状態であれば、表皮常在菌のはたらきと相まって、乾燥がない、つまり、角層の中に20%~30%程度の適切な量の水分がある十分に保湿されたお肌を得ることができます。

この状態であれば、バリア機能も正常であって、ターンオーバーも整っています。

洗顔後のスキンケアで目指すのは、この状態なのです。

ここで気を付けるべきは、過剰なスキンケアです。

人の肌は、もともと、自ら保湿できる力が備わっているので、スキンケアはそれをサポートすることが本来の役割です。

ですから、日常生活のバランスの悪さをスキンケアだけで取り戻すというのは、誤った考え方であることも理解しておきましょう。

保湿成分については、エモリエントとヒューメクタントがあります。

エモリエントの代表はアルガンオイルなどの美容オイル、シアバター、ワセリンなどです。

ヒューメクタントとしては、アミノ酸グリセリンヒアルロン酸コラーゲンプロテオグリカン、セラミドなどが有名です。

その情報は、下記の図を参考にしてください。

化粧品に含まれる主な保湿成分の分類

なお、保湿については、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」を参考にしてください。

乾燥肌の原因や対策については、「乾燥肌の原因の11の要素とは?~エイジングケアの視点から~」、「乾燥肌の予防や改善対策は、正しいエイジングケアが大切!」を参考にしてください。

②エイジングケア化粧品でターンオーバーを正常化

では、エイジングケア世代の女性にとって、どんなエイジングケア化粧品がターンオーバーの正常化をサポートするのでしょうか?

当たり前の答えですが、お肌の「保湿力」をアップさせるエイジングケア化粧品成分が配合されたものがオススメです。

そんなエイジングケア化粧品成分の1つは「ヒト型のセラミド」です。

ヒト型のセラミドは、バリア機能をサポートすることで、お肌の保湿力をアップさせ、ターンオーバーを正常に導くエイジングケア化粧品成分です。

セラミドについての詳しい情報は、こちらをご覧ください。

セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方

セラミドを使ったスキンケア

もう1つのエイジングケア化粧品成分は「ナールスゲン」です。

ナールスゲンとは、京都大学と大阪市立大学で共同開発されたエイジングケア化粧品成分で、お肌の表皮の水分を保持することで、じっくりと時間をかけてお肌が本来持つはたらきを取り戻すサポートをします。

その結果、ターンオーバーの正常化をもたらします。

2012年に開発された新しいエイジングケア化粧品成分ですが、今は10種以上のエイジングケア化粧品に配合されています。

ナールスゲンについての詳しい情報は、こちらをご覧ください。

ナールスゲン 京都大学発エイジングケア化粧品成分の10の秘密

今まで、セラミドやナールスゲンを試したことがなく、これらが配合された化粧品を初めて使う場合は、ターンオーバーの期間プラス2カ月、できれば3カ月間は続けましょう。

その理由は、「ターンオーバーの周期で考えるエイジングケア化粧品の使い方をご覧ください。

また、年代別のエイジングケア化粧品の選び方は、次の記事を参考にしてください。

30代、初めてのエイジングケア化粧品。知らないと損する真実!

40代だからこそ考えたいエイジングケアと化粧品の選び方!

50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!

5)ターンオーバー正常化のための紫外線対策

紫外線を浴びると、その刺激で細胞の「膜」と「核」が過酸化することでダメージを与えます。

活性酸素が細胞膜にダメージを与え、ターンオーバーを乱す図

そうなると、お肌は防御機能でメラニンをつくったり、お肌の修復のために角質細胞を早くつくろうとするのです。これが、紫外線がお肌のターンオーバーを早める原因です。

ターンオーバー正常化のための紫外線対策といっても、特別な対策があるわけではありません。

夏場は特に意識して、日焼け止めは忘れないこと、衣服や日傘、サングラスなども利用して紫外線対策を行うことが大切です。

また、冬でも紫外線A波(UV-A)は降り注いでいるので、全く何もしないのは危険です。

通常なら、ファンデーションでも十分ですが、長い時間陽に当たる場合は、日焼け止めを使いましょう。

紫外線対策の詳細は、「紫外線ダメージで肌老化!効果的に防ぐ対策でエイジングケア」をご覧ください。

なお、夏でも冬でも紫外線のアフターケアが大切です。

抗酸化作用のあるビタミンACE(エース)の豊富な食べ物を摂ったり、ビタミンA誘導体(レチノールレチノイン酸トコフェリルなど)、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体の配合されたエイジングケア化粧品を外出の前後に使うこともよい対策の1つです。

中でもビタミンC誘導体化粧水は、ニキビ予防や美白効果もあるので、脂性肌(オイリー肌)の方のターンオーバー改善にはオススメです。

紫外線のアフターケアは、「外出とエイジングケア 日焼けのアフターケアはビタミンACEで!」をご覧ください。

6)ターンオーバー正常化とピーリング

ピーリングもお肌のターンオーバーの正常化の1つの手段です。

ピーリング化粧品は、フルーツ酸などの酸が配合されたものです。

ピーリングとは、酸などの力で古くなった角質を取り除き、お肌を生まれ変わらせる、つまりターンオーバーを促進させる方法です。

したがって、ピーリングはお肌のターンオーバーが遅くなっている場合には有効な手段の1つです。

しかし、逆にターンオーバーを過度に促進させるリスクもあるのです。

これは酵素洗顔などと同じです。

ターンオーバーが遅い場合は、試してみる価値のある方法ですが、週1~2回程度でとどめましょう。

また、強い刺激を感じる場合には使用しない方がよいでしょう。

なお、ピーリングや酵素洗顔の後は、刺激が強くなりすぎるのでふき取り化粧水は使わないようにしましょう。

<コラム>

さまざまなお肌の悩みとターンオーバー

コラム

しわ、ほうれい線、毛穴、くすみ、しみなどお肌の悩みにはさまざまなものがあります。

これらの肌悩みは、年齢とともに深くなっていきます。

さて、これらとターンオーバーにはどんな関係があるのでしょうか?

荒っぽく言えば、エイジングサインはすべてターンオーバーの乱れが原因なのです。

なぜなら、多くの肌悩みには、ほとんどお肌の乾燥が関わっているからです。

そして、お肌の乾燥をもたらしている原因の1つがターンオーバーの乱れです。

また、逆にターンオーバーの乱れが、お肌の乾燥の原因になることもあるのです。

こう考えると、しわ、ほうれい線、毛穴、くすみ、目の下のくま、シミなどお肌の悩みの原因には、ターンオーバーの乱れが関わっている可能性が高いことがおわかりいただけると思います。

エイジングケアアカデミーでは、しわ、ほうれい線、毛穴、くすみ、目の下のくま、シミなどさまざまな肌悩みの原因と対策についての記事を用意しています。

それらをお読みいただくとおわかりになると思いますが、対策の基本はすべて同じなのです。

それは、バランスの取れた日常生活を基本として、正しい洗顔、保湿、紫外線対策をしっかり行うこと。

つまり、この基本さえしっかり実践すれば、多くの肌悩みの対策になるのです。

もちろん、それぞれのお肌の悩みには、固有の原因もあるので、すべてが解決するわけではありませんが、基本はカバーできるのです。

バランスの取れた日常生活は、身体全体の健康にもつながります。基本に忠実であることが大切なのは、すべてにおいて共通していますね。

 

それぞれのお肌悩みの対策は、次の記事を参考にしてください。

しわ対策

しわ対策 エイジングケアの10の対策と7つの美容医療

毛穴対策

毛穴ケアで黒ずみや開きをなくす!?目立つ毛穴の原因と対策

ほうれい線対策

ほうれい線を消す対策の全てとエイジングケア化粧品の役割

目の下のくま対策

目の下のくま(クマ)の原因・種類と解消ためのエイジングケア

くすみ対策
肌のくすみの原因と改善・解消の7つのエイジングケア対策!


8.まとめ

お肌が新しく生まれ変わるターンオーバーのしくみ、正常に保つことの大切さを理解していただけましたか?

ターンオーバーは、促進が大切なのではなく、正常化が大切であることがおわかりいただけたと思います。

ターンオーバーの正常化の基本は、バランスの取れた日常生活とスキンケアの基本である「正しい洗顔」、「保湿」、「紫外線対策」の3つです。

まずは、このことをしっかり理解し、実践しましょう。

また、加齢とともに低下するお肌の新陳代謝を促し、トラブルのない素肌へと導く酵素洗顔やエイジングケア化粧品についてもご説明しました。

ぜひ、日頃のスキンケア、エイジングケアでターンオーバーを正常化し、健やかな素肌づくりにお役立てください。

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