あなたは、ヒートショックプロテインという言葉を聞いたことがありますか?
ここ数年、テレビなどでも話題になっているので知名度も上がってきた言葉です。
そんなヒートショックプロテインのなかで、
美肌と関係の深いのがヒートショックプロテイン47(HSP47)なんです。
では、HSP47は美肌とどう関係があるのでしょうか?
この記事では、そんなHSP47の秘密にせまってみます。
また、HSP47を増やすエイジングケア化粧品成分をご紹介します。
読みたいところから読める目次
1.ヒートショックプロテイン(HSP)が気になるあなたへ
ヒートショックプロテイン(HSP)は、日本語で「熱ショックたんぱく質」と呼ばれています。
その名の通り、身体に熱が加わった時につくられる「たんぱく質」です。
最近では、「HSP(ヒートショックプロテイン)療法」という治療法の研究も進んできて、傷付いた細胞の修復や再生を促すという試みが、医療において実践されてきています。
また、「42度洗顔」や「野菜の50度洗い」などを聞かれたことがあるかと思います。
「42度洗顔」の美肌効果や、「野菜の50度洗い」で野菜がシャキッとすることなども、実は、HSP(ヒートショックプロテイン)がよい影響を与えているからなんです。
それは、HSP(ヒートショックプロテイン)が、熱ストレスや、そのほかのさまざまなストレスから細胞を守るはたらきがあるからです。
そして、HSP(ヒートショックプロテイン)は、エイジングケアでももちろん注目されている物質です。
HSP(ヒートショックプロテイン)が増えることにより、身体が元気になる、つまり細胞が元気になることにつながります。
HSP(ヒートショックプロテイン)は、研究が進み、たくさんの種類があることがわかってきました。
なので、HSP(ヒートショックプロテイン)の種類を表すために、HSPの後ろに数値が付くようになったのです。
この記事では、HSP(ヒートショックプロテイン)の中でもお肌のエイジングケアに関連が深いコラーゲンやエラスチンを増やす、「HSP(ヒートショックプロテイン)47」を中心にご紹介します。
また、HSP47を増やすエイジングケア化粧品成分をご紹介します。
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- HSP(ヒートショックプロテイン)47は、お肌の細胞の回復を助けるはたらきがあります。
- HSP(ヒートショックプロテイン)47は、コラーゲンやエラスチンと同じく、お肌の真皮にある線維芽細胞でつくられています。コラーゲンを正しい形に導くのを助けます。
- HSP(ヒートショックプロテイン)は身体を温めることで増やせます。
- HSP(ヒートショックプロテイン)はエイジングケアに有用な物質です。最近は化粧品で補うことができるものも出てきています。
- HSP(ヒートショックプロテイン)47を増やすことができるのは、京都大学発のエイジングケア化粧品成分 ナールスゲンです。ナールスゲン配合の化粧品をエイジングケアに役立てましょう。
2.ヒートショックプロテイン(HSP)って?
1)ヒートショックプロテイン(HSP)のはたらき
①HSPとは?
ヒートショックプロテインは、英語でHeat Shock Proteinなので、HSPと略して表記されることがあります。
ヒートショックプロテイン(HSP)とは、からだに熱が加わった時につくられるたんぱく質のことで、「熱ショックたんぱく質」と呼ばれています。
②HSPがメディアで話題になる理由
最近では、42度洗顔や、HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法などがテレビなどのメディアで取り上げられ、その名前が知られるようになってきました。
また、HSP(ヒートショックプロテイン)療法という治療法の研究も進み、身体を温めることでHSP(ヒートショックプロテイン)を増やし、痛みやつらい症状を緩和したり、傷付いた細胞の修復や再生を促すという試みが、医療の中で実践されるケースも増えてきました。
このようにHSPの医療や健康に対する研究が進み、メディアでも取り上げられる機会が増えてきたのです。
③HSPは免疫を高めて身体を守る
それは、HSP(ヒートショックプロテイン)に免疫細胞の一つであるナチュラルキラー細胞を活性化させるはたらきがあるからです。
ナチュラルキラー細胞が活性化すると、がん細胞や病原微生物(細菌やウイルス)を攻撃する力が高まり、病気からの回復を助けることができるのです。
また、HSP(ヒートショックプロテイン)は、がん細胞と結合し、ナチュラルキラー細胞ががん細胞を見つけやすくするはたらきもあるのです。
さらに、HSP(ヒートショックプロテイン)は、お肌の老化を防いでくれます。
お肌も、熱や紫外線にさらされた時、細胞がストレスを感じて傷付いてしまいます。
このとき、お肌の細胞の回復をサポートし、守ってくれるのがHSP(ヒートショックプロテイン)です。
一方、回復できないほど傷付いてしまった細胞を選んで壊すのも、HSP(ヒートショックプロテイン)のはたらきです。
つまり、HSP(ヒートショックプロテイン)は外部のストレスに対して反応し、お肌の細胞の品質を維持するために活躍する成分です。
このように、HSP(ヒートショックプロテイン)には、熱ストレスやその他さまざまなストレスから細胞を守るはたらきがあることから、注目が高まってきました。
そんなHSPについてもっと詳しく知りたい方は、「42℃温めで素肌美人 水島徹」や「ヒートショックプロテイン加温健康法 伊藤要子」をご覧ください。
2)HSP(ヒートショックプロテイン)の種類
HSP(ヒートショックプロテイン)の後ろについている数字は、分子量を表しています。
代表的なものにHSP47がありますが、それ以外にも、HSP60、HSP70などたくさんの種類があります。
この数値は、分子量を1/100で表したもので、HSP47は、4700分子のヒートショックプロテインです。
また、同じ分子量の中でもさまざまなHSP(ヒートショックプロテイン)があるので、「HSP47ファミリー」といった呼び方がされることもあります。
HSP(ヒートショックプロテイン)のはたらきは、まだまだ解明されているわけではありませんが、その研究は進みつつあります。
HSP47以外の種類別の特徴を簡単にご紹介します。
①HSP(ヒートショックプロテイン)60
たんぱく質が、正しい立体構造になるのを助けるヒートショックプロテインです。
②HSP(ヒートショックプロテイン)70
紫外線によるダメージの軽減、メラニンの抑制によるシミの抑制、シワができるのを防ぐなどエイジングケアにとって有益なはたらきのあるヒートショックプロテインです。
シワやシミへの効果についての詳しい情報は、「HSP(ヒートショックプロテイン)でシワやほうれい線が予防できる!」や「シミを予防するHSP(ヒートショックプロテイン)の効果とは?」をご覧ください。
③HSP(ヒートショックプロテイン)90
たんぱく質が、正しい立体構造になるのを助けるヒートショックプロテインです。
熱ショックとは関係のない、非ストレス性の細胞にもたくさんあり、たんぱく質に関係のあるはたらきをしています。
それでは、HSP47とはどんなものでしょうか。
3.HSP47とそのはたらき
1)HSP47とは?
HSP47は、分子量が4700のヒートショックプロテインです。
この成分は、1986年、京都大学名誉教授・永田和弘 先生によって、偶然、発見されました。
それを機に、たくさんの研究が進められ、そのはたらきがかなり解明されてきています。
HSP47は、コラーゲンやエラスチンと同じく、お肌の真皮にある線維芽細胞でつくられます。
そして、お肌のハリや弾力を増すのに必要不可欠な成分「コラーゲン」とだけ結びついて、コラーゲンを正しい3重のらせん構造になるのを助けています。
2)HSP47は分子シャペロン
HSP47のように、他のたんぱく質を助けるたんぱく質のことを分子シャペロンと呼びます。
シャペロンとは、もともとフランス語で、若い女性が社交界にデビューする際に付き添う「介添え役」の年上の女性を意味するものです。
まさにHSP(ヒートショックプロテイン)は、「シャペロン」として、美容界の花形成分であるコラーゲンをサポートするのです。
つまり、コラーゲンが正しく機能するように手助けするのがHSP47なのです。
このはたらきは難しい言葉で言えば、「タンパク質のフォールディングを補助する」と表現します。
4.HSP(ヒートショックプロテイン)を増やすには?
1)身体を温めるとHSPが増える
HSP(ヒートショックプロテイン)はもともと私たちの細胞内に存在しますが、コラーゲンなどと一緒で、加齢とともに減少します。
しかし、傷付いたたんぱく質を修復するには、より多くのHSP(ヒートショックプロテイン)が必要になります。
では、HSP(ヒートショックプロテイン)は、どのように増やしていけばよいでしょうか?
HSP(ヒートショックプロテイン)は、身体に圧をかけたり低酸素状態にするなど、少し身体にストレスをかけることで増えることが分かっています。
一番手軽に取り入れられる方法としては、身体を温めること。
つまり入浴です。
入浴でHSP(ヒートショックプロテイン)が増えると、コラーゲンの減少が緩やかになり、また汗をかくことで老廃物が排出されるので、お肌のハリやツヤの回復につながります。
また、疲労物質の「乳酸」の産生が遅れるため、疲れにくくなったり、免疫力が上がったりする効果もあります。
身体を温めるだけで、コラーゲンが少なくなるのをストップできるなんて、簡単にできるアンチエイジング&エイジングケアですよね。
それでは、HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす入浴法をご紹介します。
ただし、体調の悪い時はしないでくださいね。
2)HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす入浴法
①入浴の前に500mLほどの水分を補給します。
②湯船につかる温度・時間はそれぞれ以下を目安にします。
湯船につかるときは、浴槽のふたから首だけ出す形にすると、より効果的です。
- 42度の場合は、10分間
- 41度の場合は、15分間
- 40度の場合は、20分間
③湯船からでたらタオルなどを巻いて10~15分間保温します。保温中は冷たい飲み物はガマンです。
④保温後は、500mLを目安に水分補給します。
さて、その効果は、以下のように報告されています。
- 体温が38℃で、HSP(ヒートショックプロテイン)は2~1.5倍増加、38.5℃で1.8~2倍増加します。
- 入浴してから2日後よりHSP(ヒートショックプロテイン)は増加していき、4日後まで増加し続けます。1週間後には元に戻ります。
この結果から、HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法は、週に2回で十分とされています。
長く続けることで、お肌や身体の改善につながります。
もし、3ヵ月ほど続けていて、効果が感じられなくなったりしたら、身体が慣れてきたことが原因なので、1~2週間ほどあけてから、また始めるとよいそうです。
ただし、乾燥肌、敏感肌、インナードライ肌の方が、42度以上の温度のお風呂に10分入ることはあまりおすすめできませんので、温度を少し下げる、時間を短めにするなどで工夫しましょう。
また、心臓に負担がかかりますので、高血圧などの方も注意が必要です。
その他の病気を含め、病気のある場合は、お風呂の入り方を医師などに相談されることをおすすめします。
なお、HSPを増やすその他の方法は、「HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす5つの方法」をご覧ください。
5.HSP47とエイジングケア化粧品
1)開発が進むHSP配合化粧品
HSP(ヒートショックプロテイン)のお肌へのはたらきから、 HSP(ヒートショックプロテイン)配合の化粧品やHSP47を高めるエイジングケア化粧品の原料の開発が進んできました。
そんな化粧品の原料には、HSP47を増やすナールスゲンやチューリップエキス、HSP70を増やす野馬追(ヤバツイ)などがあります。
また、HSP70を豊富に含む酵母エキスなどからできている「バイオファクターHSP SP」があります。
2)HSP47を増やすナールスゲン
京都大学発のエイジングケア化粧品成分ナールスゲンは、HSP47を増やす注目の成分です。
ナールスゲンは、真皮の線維芽細胞を活性化して、コラーゲン、エラスチンに加えて、HSP47を増やすことがわかっています。
得られた科学的エビデンスによると、次のことがわかりました。
- コラーゲンを2倍以上に増やす
- エラスチンを約5倍に増やす
- HSP47を約3倍に増やす
に増やすはたらきがあることがわかりました。
また、抗酸化成分であるグルタチオンを表皮で増やしたり、光老化を防ぐなどのお肌の酸化を防ぐはたらきも認められています。
つまり、ナールスゲンは、お肌のハリやツヤの源であるコラーゲンを増やすことに加えて、正しい形になるサポートもするのです。
ナールスゲンについての詳細は、こちらの記事をご参考にしてください。
*ナールスゲン 京都大学発エイジングケア化粧品成分の10の秘密
*大学発エイジングケア化粧品成分ナールスゲンの作用メカニズムは?
ナールスゲンが配合されたエイジングケア化粧品を選ぶ際は、こちらを参考にしてください。
3)ナールスゲンの肌悩みへの効果
真皮にとって、大切なコラーゲン、エラスチン、HSP47の3つを増やすのを助けるエイジングケア化粧品成分はまだほとんどありません。
その中で、ナールスゲンのこうしたはたらきは特筆すべきものだと思います。
なぜかというと、この3つの物質が増えれば、お肌の弾力やツヤがアップします。
つまり、お肌に弾力が戻るということは、お肌の内側の水分量のバランスがよい証拠です。
乾燥肌予防にもつながるので、しわやたるみ、肌荒れなども予防することが期待できます。
さらに、ナールスゲンは、くすみ、たるみ毛穴、ほうれい線、目の下のたるみ、目の下のくま(黒クマ)などの予防にもよい選択肢です。
このようなナールスゲンの特徴から、エイジングケア化粧水、エイジングケア美容液、エイジングケア保湿クリームなどのエイジングケア化粧品から、ハンドクリーム、シャンプーなど、さまざまな製品が登場するようになりました。
4)HSP化粧水「ナールスピュア」
特に、ナールスゲンは、水溶性成分であることから、エイジングケア化粧水にぴったりです。
その中でもオススメは、ナールスピュア。
ナールスゲンを推奨濃度配合しており、余計な成分は入っておらず、ナールスゲンを含めて12成分しか配合していません。
そんなナールスピュアは、2017年7月にリニューアルされました。
以前のナールスピュアは、@コスメの化粧水ランキングで1位になったことがありますが、新しいナールスピュアは、発売1ヶ月と少しで3位にまでなりました。
そんなナールスピュアの特徴は、次の通りです。
◎水溶性ビタミンC誘導体と両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合
◎高い保水力のあるプロテオグリカン配合
◎界面活性剤完全フリーを実現
*新しいタイプのHSP(ヒートショックプロテイン)化粧品「ナールスピュア」
6.まとめ
最近、エイジングケア化粧品でも増やせることが可能となったヒートショックプロテインとHSP47(ヒートショックプロテイン47)について、ご紹介しました。
また、HSP47が、エイジングケアと関係の深い成分であることも、ご紹介しました。
いかがでしたか?
HSPを増やすことで、細胞が活性化し、エイジングケアにとって重要な「コラーゲン」「エラスチン」も増え、加齢によるシワ、たるみの進行を遅らせることが可能です。
また、ナールスゲンはそんなエイジングサインの予防を助けるエイジングケア化粧品成分です。
ぜひ、HSP47をはじめ、HSP(ヒートショックプロテイン)を意識した日常生活でエイジングケアに取り組んでいただければ幸いです。
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。 nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、 ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、 お客様にご参加いただいた座談会や スキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。 きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。 下記から、どうぞ。 ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」