ヒメフウロエキスとは、フウロソウ科フウロソウ属のヒメフウロ(姫風露)の全草から得られるエキスです。
ヒメフウロエキスは、炎症を引き起こす原因となる酵素トリプターゼのはたらきを抑えることで、光老化によるしわやほうれい線を予防します。
この記事では、そんなヒメフウロエキスの化粧品成分としての特徴やエイジングケアでのメリット、オススメのヒメフウロエキス配合のエイジングケア化粧品をご紹介します。
読みたいところから読める目次
1.ヒメフウロエキスでのエイジングケアを考えるあなた
ヒメフウロエキスは、美容成分としてそれほど有名ではありません。
しかし、紫外線ダメージによる光老化を抑えるなど、エイジングケアにとってよいはたらきがあることから注目されつつあります。
また、オランダのアムステルダムで開催された化粧品原料に関する世界的な展示会「IN-Cosmetic」で、ヒメフウロエキスが小ジワを改善し、肌のハリをアップさせるという研究成果が発表されたことから、美肌に大切な美容成分として注目されるようになりました。
今では、ヒメフウロエキスは、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液などのエイジングケア化粧品にも配合されるようになっています。
この記事では、そんなヒメフウロエキスの化粧品成分としての特徴やエイジングケアでのメリット、オススメのヒメフウロエキス配合のエイジングケア化粧品をご紹介します。
「ヒメフウロエキスってどんな化粧品成分?特徴は?」
「ヒメフウロエキスのエイジングケア効果は?どうよいの?」
「ヒメフウロエキスの安全性は?刺激はないの?」
「どんな肌悩みにヒメフウロエキスを使えばよいの?」
「オススメのヒメフウロエキス配合のエイジングケア化粧品は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みください。
<ヒメフウロエキス配合のナールス化粧品>
ヒメフウロエキス&ナールスゲン配合フェイスマスク「ナールス パッション」
- ヒメフウロエキスは、ヒメフウロ(姫風露)の全草から抽出されるエキスです。タンニン、フラボノイド 、ポリフェノールなどが主成分です。
- ヒメフウロエキスは、光老化に深く関わっている酵素「トリプターゼ」のはたらきを阻害することでお肌の老化を防ぎます。つまり、紫外線ダメージを抑えるはたらきがあるのです。
- だから、ヒメフウロウエキスで小じわやしわ、ほうれい線などの光老化によるエイジングサインを予防することができます。ただし、医薬品ではないので劇的な改善が望めるわけではありません。
- ヒメフウロエキスは、刺激性などがなく、どんな肌質にも使える安全な成分です。ただし、100%安全ではなく、個人差もあるため、合わない場合もあり得ます。
- ヒメフウロエキスは、最近ではさまざまな基礎化粧品に配合されています。もちろん、エイジングケア化粧品にも配合されます。
2.ヒメフウロエキスが抽出されるヒメフウロとは?
ヒメフウロは、漢字で「姫風露」と書きます。
科名・属名ともフウロソウで、学名は Geranium robertianumという一年草または越年草です。
また、別名は塩焼草(シオヤキソウ)です。これは、ヒメフウロの匂いが、塩を焼いた時の匂いに似ていることでこの名がついたようです。
世界的には、アジア、アメリカ、ヨーロッパなど、北半球に広く分布しています。
日本では、滋賀県の伊吹山、鈴鹿山脈北部の霊仙山など、養老山地北部や四国剣山などの山地帯の日当たりのよい石灰岩地質に生息しています。
ヒメフウロソウは、高さが20cm~40cmです。
花径は15mmから20mmほどで、薄紫の花びらが5枚で一輪の花をつくります。
ヒメフウロは、収れん作用や弱い利尿作用、止血、粘液分泌抑制、治癒促進作用があることから、薬草としても使われていました。
3.ヒメフウロエキスの化粧品成分としての特性
1)ヒメフウロエキスの基本特性
ヒメフウロエキスは、ヒメフウロ全草から抽出されたエキスです。
全成分表示は、「ヒメフウロエキス」です。
フラボノイド やポリフェノール といった酸化を抑える成分、タンニン、苦味成分 (ゲラニイン) 、揮発油、クエン酸などが主な成分です。
ヒメフウロエキスは、肌の角層の奥まで浸透して長くとどまる性質があります。
最近では、石けんなどの洗顔料、保湿化粧水、乳液、保湿美容液、保湿クリーム、フェイスパック、化粧下地、日焼け止め、ファンデーション、パウダーなどに使われています。
商品名としては、一丸ファルコスの「プリンセスケア」が有名です。
2)ヒメフウロエキスの光老化抑制のメカニズム
ヒメフウロエキスは,紫外線ダメージによる光老化に深く関わっている酵素「トリプターゼ」のはたらきを阻害することでエイジングケア効果を発揮します。
トリプターゼとは,皮膚組織の真皮の中の肥満細胞が放出する酵素です。
紫外線をはじめとするストレスを受けると、トリプターゼが発現します。
2000年代になって、トリプターゼが強く発現するとしわなど光老化が進むことがわかりました。
また、トリプターゼは、コラーゲンを直接分解したり、表皮の基底膜の破壊に深く関わっていることも解明されてきました。
ヒメフウロエキスには、トリプターゼの活性を抑える強い力があることから、光老化による肌老化や肌悩みを予防することができるのです。
4.ヒメフウロエキスの美肌効果と安全性
1)ヒメフウロエキスの美肌効果
ヒメフウロエキスは光老化を予防することから、紫外線ダメージが原因となる肌悩みを予防することができます。
シミ、小じわ、しわ、ほうれい線、たるみ毛穴、目の下のクマ(黒くま)、目の下のたるみなどのエイジングサインの予防が期待されます。
しかし、顔のたるみが原因の深いしわを消すことやほうれい線を解消することなどはできません。
2)ヒメフウロエキスの安全性
ヒメフウロエキスの皮膚刺激や危険性についての報告はなく、安全性の高い美容成分と考えられています。
逆に花粉症などのアレルギーを緩和させる効果、炎症を抑えて肌荒れを予防する効果も期待されています。
このように、ヒメフウロエキスは肌質を選ばずに使える安全な美容成分です。
つまり、普通肌、脂性肌、乾燥肌、インナードライ肌の4つの基本肌タイプに加え、混合肌や敏感肌にも使うことができるのです。
ただし、どんな化粧品成分でも100%安全とは言えません。肌に合わないこともあります。
5.オススメのヒメフウロエキス配合のエイジングケア化粧品
エイジングケアにオススメのヒメフウロエキス配合のフェイスマスク「ナールス パッション」をご紹介します。
ナールス パッションは、バイオセルロース製のシートタイプのフェイスマスクです。
バイオセルロースとは、ナタデココの原料を主成分として、食用菌による発酵技術を用いてつくられた食物由来のナノ繊維のことです。
不織布のシートマスクと比べて美容成分の浸透力が高いことが大きなメリットです。
ナールス パッションは、ヒメフウロエキス以外に、さまざまな美容成分を配合しています。
- コラーゲン、エラスチン、HSP(ヒートショックプロテイン)47、グルタチオンやヒアルロン酸を増やすナールスゲン
- リンパ管ケアのためのキュアパッション
- 高い保湿力のあるヒアルロン酸やグリコシルトレハロース
- 美白作用のあるプラセンタエキス
など、お肌の老化を予防するために大切な成分が配合されています。
1枚でなんと25mlという美容液1本分の美容成分が凝縮されたフェイスマスクです。
肌のキメを整え、ハリやツヤのある透明感に満ちたお肌に導きます。
また、次の肌悩みのケアや対策に役立ちます。
- むくみやくすみ
- 乾燥による小じわや乾燥によるほうれい線
- たるみ毛穴が気になった時
6.まとめ
ヒメフウロエキスの特徴をご紹介しました。
また、化粧品成分としての効果や安全性、用途についてもご紹介しました。
さらに、ヒメフウロエキス配合のオススメのフェイスマスクについてもご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
ヒメフウロエキスは、紫外線ダメージによる光老化の原因となる「トリプターゼ」のはたらきを阻害します。
だから、光老化によるエイジングサインを予防することが期待できる美容成分です。
また、刺激性もなく、どんな肌質にも使える成分です。
ぜひ、ヒメフウロエキスを上手にエイジングケアに取り入れてくださいね。
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