ここ数年、エイジングケア化粧品成分プロテオグリカン配合の美容液や化粧水が急増しています。
それには、どんな理由があるのでしょうか。
この記事では、人気上昇中のエイジングケア化粧品成分のプロテオグリカンとは、本当はどんな成分かを解き明かします。
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読みたいところから読める目次
1.プロテオグリカンに興味のあるあなたへ
プロテオグリカンは、今やエイジングケア化粧品やエイジングケア化粧水などによく配合される成分です。
プロテオグリカン配合化粧水などが化粧水ランキングなどで上位にランクインされる場合もあります。
プロテオグリカンの効果や化粧品については、「プロテオグリカンの効果は保湿とエイジングケア化粧品の要!」で詳しくご紹介しています。
そこで、この記事では、プロテオグリカンそのものについて、その成り立ちや作用をご紹介します。
「プロテオグリカンって一体どんな成分?」
「プロテオグリカンの人気の秘密は?」
「プロテオグリカンのはたらきは?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
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- プロテオグリカンは、「たんぱく質」と「糖」が結合してできた成分です。
- プロテオグリカンは、脳、皮膚、臓器など、身体の組織全体にあります。また、軟骨の主成分です。
- プロテオグリカンは、真皮で細胞外マトリクスの一部として、細胞と細胞の間を埋めて皮膚を支え、お肌のハリや弾力のもととなっています。
- プロテオグリカンには、保湿効果、コラーゲンやヒアルロン酸を増やすはたらき、EGF用作用、クッションのはたらき、抗酸化作用、炎症抑制作用など、アンチエイジングやエイジングケアにとってウレシイはたらきがあります。
- 化粧品成分としてのプロテオグリカンには、乾燥肌の改善や乾燥肌が原因の肌悩みを改善する効果が期待できます。
2.そもそもプロテオグリカンとは?
1)プロテオグリカンとは?
プロテオグリカンは、「たんぱく質」と「糖」が結合してできた成分です。
「プロテオ」はプロテインつまりたんぱく質、「グリカン」は多糖類の意味で、これがセットになってプロテオグリカンと名付けられました。
ある特定のたんぱく質に何本かの糖鎖(糖が結合してできた化合物)である「グリコサミノグリカン」が結合しているものの総称を「プロテオグリカン」と呼んでいます。
つまり、プロテオグリカンは唯一無二ではなく、いま説明した成分の「総称」なのです。
これは、セラミドも同じです。
そのため、グリコサミノグリカンを構成している糖鎖の種類によって、プロテオグリカンもいくつかのタイプに分類されます。
この2つだけでなく、多くの成分は「総称」で呼ばれることがあるので、一般に使われる「名前」が何を指しているのかを理解することが、エイジングケア化粧品の成分などを理解するための第一歩となります。
2)プロテオグリカン発見は、1970年
プロテオグリカンは、1970年に多糖類であるグリコサミノグリカンの研究中に発見された成分です。
グリコサミノグリカンとしては、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸が有名ですが、このグリコサミノグリカンを研究している過程で、グリコサミノグリカンとコアタンパク質のアミノ酸であるセリンが結合している成分として発見されました。
3)プロテオグリカンは大きな成分
グリコサミノグリカンは、神経系や免疫系などと共に多細胞動物にしか存在しない成分です。
プロテオグリカンは、このグリコサミノグリカンとたんぱく質とがたくさん結びついた成分で、分子量は数十万ダルトン以上という大きな成分です。
そんなプロテオグリカンもグリコサミノグリカンと同じく、多細胞動物にしか存在しません。
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3.プロテオグリカンはお肌にもあるもの?
1)プロテオグリカンは身体全体にある!
エイジングケア化粧品成分を理解する際、よく問題になるは、自分自身のお肌にある成分と化粧品として外から補うものが、同じ名前であることです。
プロテオグリカンもその1つ。
そんなプロテオグリカンは、脳、皮膚、臓器などを身体全体の組織中にあります。また、軟骨の主成分でもあるのです。
そして、さきほど説明したように、いくつか種類があります。
お肌の真皮層にあるものは「ヴァーシカン」などです。また、軟骨組織に存在するのは「アグリカン」です。
真皮では、プロテオグリカンは、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどと一緒に、細胞外マトリクスを形成しています。
2)プロテオグリカンは、細胞外マトリックスの成分
細胞外マトリクスとは、細胞と細胞の間を埋めて、皮膚の構造を支えるものです。
真皮は、細胞だけでは安定しないので、プロテオグリカンをはじめとする成分が組み合わさって、細胞が安定できる足場のような場所をつくっています。
また、毛細血管から出た酸素や栄養素、ホルモンなどを、一旦保持して、必要なものが必要な場所に移動できるようにはたらいています。
このはたらきは、身体にとって、とても大切ですが、肌の老化とともに細胞外マトリックスが衰えれば、その機能も低下します。
細胞外マトリクスであるコラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸は、エイジングケアにとって大切です。
「物質」としてハリやツヤ、弾力のもととしてだけではなく、はたらき自体が重要だからです。
4.プロテオグリカンのはたらきは?
プロテオグリカンは、単体としても、コラーゲンやヒアルロン酸同様、お肌のエイジングケアや、身体のアンチエイジングにとって重要な役割を担っています。
1)保湿効果
プロテオグリカンは、たんぱく質と糖が結びついてできた成分ですが、その糖である「グリコサミノグリカン」が、水分を吸収することで、高い保湿効果を発揮します。
その保湿力は、ヒアルロン酸と同等か、それ以上と言われています。
2)コラーゲンやヒアルロン酸を増やすはたらき
プロテオグリカンには、なんと、コラーゲンとヒアルロン酸を増やすはたらきがあります。
コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンは真皮にあって、お肌のハリやツヤ、弾力を維持するためにはたらいていますが、異なるはたらきがあるので、どれも大切な成分です。
プロテオグリカンが、コラーゲン、ヒアルロン酸を増やすことは、エイジングケアにとって心強いはたらきです。
3)EGF用作用
EGF(上皮成長因子、Epidermal Growth Factor)とは、人が持っている53個のアミノ酸から成るたんぱく質で、細胞の成長促進をつかさどる因子です。
EGFは、20代後半から急激に減少すると言われていますが、その結果、ターンオーバーが遅くなって、お肌の老化をもたらす一因になっています。
プロテオグリカンには、EGF様作用という機能があります。
EGF様作用というのは、あたかもEGFの様にはたらく作用ということで、プロテオグリカンがEGFの代わりをします。
これによって、アンチエイジングの効果が期待できるというわけです。
プロテオグリカンには、この減ったEGFの肩代わりをするようなはたらきがあります。
4)クッションのはたらき
プロテオグリカンは、ひざなどの関節では、軟骨にあります。
クッションとしてはたらくことで、外からかかる力を緩衝します。また、骨と骨の間の潤滑油的なはたらきもあります。
5)抗酸化作用と炎症抑制作用
プロテオグリカンには抗酸化作用や、体内で炎症を起こす細胞の生成を抑える炎症抑制作用があることもわかっています。
そのため、プロテオグリカンが経ると、関節が痛くなったり、炎症を起こすことがあります。
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5.プロテオグリカンのエイジングケア化粧品としての期待
こうしたプロテオグリカンの特性が、エイジングケアにとって魅力的なことから、期待と注目が集まっていたのです。
そこで、プロテオグリカンをエイジングケア化粧品の原料として応用が始まりました。
プロテオグリカンで改善が期待できる肌悩みは、乾燥肌の予防や改善です。
また、乾燥肌を改善すれば、バリア機能の正常化や乾燥肌が原因の肌悩みの改善も期待できます。
そんなプロテオグリカンは、保湿化粧水、エイジングケア化粧水、エイジングケア美容液によく配合されます。
プロテオグリカン化粧品で、肌荒れが改善したり、小じわ、ほうれい線、毛穴の開き、くすみなども目立たなくなるのです。
プロテオグリカンは、肌質を選ばないので、普通肌や脂性肌はもちろん、混合肌、敏感肌やインナードライ肌でも使える成分です。
なお、プロテオグリカンのエイジングケア化粧品としての詳しい説明は、こちらからお読みいただけます。
6.まとめ
エイジングケア化粧品の成分として人気が高まりつつある「プロテオグリカン」。
しかし、大切なのは、そもそもプロテオグリカンって何か?を理解することです。
今回、プロテオグリカンについての全体像を説明しましたので、エイジングケアの実践の知識の1つとしてお役立ていただければ幸いです。
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