アロエベラ葉エキスの化粧品で美肌へ!エイジングケアの5つの効果

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アロエベラ葉エキスは、アロエから抽出した成分です。

効果としては、保湿をはじめ、美白や紫外線ダメージの軽減が期待されます。

この記事では、そんなアロエベラ葉エキスのエイジングケアの効果をご紹介します。

また、アロエベラ液汁との違いを取り上げます。

<この記事の大切なポイント>
  • アロエは大昔から下痢、火傷、皮膚病、さまざまな薬効のある成分として民間療法で用いられてきました。とても有用性のある植物なのです。
  • アロエベラ葉エキスは、そんなアロエの1種でアロエベラからアロインという成分を取り除くことで安全に使えるようにした化粧品成分です。今ではさまざまな化粧品に使われています。アロエベラ液汁との違いは、抽出方法です。
  • アロエベラ葉エキスには、保湿、ターンオーバーの正常化、ほかの成分の浸透力アップなどさまざまな効果があります。美肌やエイジングケアが期待できる成分です。
  • そのため、アロエベラ葉エキスは、化粧水や美容液をはじめ数千にも及ぶさまざまな種類のスキンケアアイテムに配合されます。また、化粧下地やファンデーションなどのメイク用品にも使われます。
  • アロエベラ葉エキスは、刺激性やアレルギーのリスクも少ないので、どんな肌質にも使えるエイジングケア化粧品成分の1つです。敏感肌やインナードライ肌でも使えます。ただし、100%安全とはいえません。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

この記事の監修医

岩手医科大学歯学部卒業後、都内歯科矯正施設で矯正歯科医として表側・裏側矯正や小児の顎骨成長発育誘導多数から成人矯正まであらゆる矯正治療を習得。
その後、矯正と審美歯科、美容皮膚科、美容外科、再生医療、免疫療法を組み合わせた日本で初めてのトータルビューティを実現できるクリニック「医療法人社団 サカイクリニック62」を開業。
歯と美容医療を組み合わせたパイオニアとしてドクター向け講師として活躍する稀有な存在として有名。
得意分野は、口元と肌の若返り美容。美容マシンに関する目利きがずば抜けており、世界でも安全・安心で効果の高いマシンを毎年数台導入するなど、常に患者さまにとって満足度の高い施術を行えるよう心がけている。

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1.アロエベラ葉エキスをエイジングケアに活かしたいあなたへ

アロエベラ葉エキスをエイジングケアに活かしたい女性

「アロエベラ葉エキスの化粧品で美肌へ!エイジングケアの5つの効果」をお届けします。

アンチエイジングやエイジングケアに詳しい方なら、アロエベラ葉エキスがエイジングケア化粧品などのスキンケアアイテムの成分として使われているのをご存知ではないでしょうか。

アロエベラといえば、あのクレオパトラが樹液でつくった化粧水を使って保湿紫外線対策を行ったとのエピソードがあります。

確かに、この成分には保湿、紫外線のダメージの軽減、美白のサポートなどの効果があるのです。

つまり、アロエベラ葉エキスは、美肌のために効果的な成分なのです。

また、エイジングケアにもよいはたらきがあります。

この記事では、そんなアロエベラ葉エキスの特徴や効果、安全性をご紹介します。

また、どんな化粧品に使われるのかを取り上げます。

さらに、アロエベラ液汁との違いについても取り上げます。

「アロエベラ葉エキスってどんな化粧品成分?特徴は?」

「アロエベラ葉エキスには、どんな効果があるの?保湿できるの?」

「安全性はどうなの?刺激性はないの?」

「アロエベラ葉エキスはどんな化粧品に配合されるの?種類は?」

「アロエベラ液汁との違いは?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

2.アロエとは?

アロエについて調べる女性

アロエは、世界各地に広く分布するユリ科の植物です。

300種類以上存在し、古くから下痢、火傷、皮膚病、頭痛など、万病に効く薬草として有名です。

アロエの語源は、アラビア語の「alloeh:苦味のある」と考えられています。

日本では、我が国では漢名「廬薈」(ろえ)を日本語読みして「ロカイ」とも呼ばれます。

アロエにはアロエベラ以外にも、ケープアロエやキダチアロエなどいくつかの種類があります。

ケープアロエは、日本薬局方に収載されているアロエに使われています。

ケープアロエの葉から得た黄色い液汁を乾燥させて固め、粉末にしたものが便秘の治療に使われるアロエ末です。

便秘への効果を発揮するのは、ケープアロエに含まれる独特の苦み成分のアロインです。

キダチアロエは、日本に多いアロエです。

「医者いらず」の民間薬として、古くから日本人の間でも親しまれてきました。

しかし、薬局方への記載がなく、医薬品の原料としては使われていません。

キダチアロエは、健康食品や化粧品の原料として使用されています。

ほかにも東アフリカ・ソコトラ島産のソコトラアロエや西インド諸島・キュラソー島産のキュラソーアロエなどがあります。


3.アロエベラとは?

アロエベラについて知りたい女性

アロエベラは、ケープアロエとは違って食品や化粧品に使われます。

アロエベラは、ユリ科アロエ属の常緑多肉多年草と呼ばれるアロエの1つの品種です。

今では世界各国に広く分布しますが、原産地はアフリカやアラビア、地中海地方ではないかと考えられています。

アロエベラは、「真実のアロエ」という意味があるそうです。

アロエベラの葉は、長さ70~80cm、幅10cm、厚さ3cm程に生長し、12~16枚集まってひとつの株をつくっています。

大きな葉であれば、1枚で1.5kg前後にもなります。

アロエベラは、葉が折り重なるように地面近くから葉が出ているため、 横から見ると逆円錐状に広がっているように見えます。

今では、アロエベラはアメリカやメキシコで多く栽培されています。

約200種類もの有効成分が含まれていますが、砂漠の厳しい環境でも生き抜くことができるよう、多くの栄養成分がその葉に蓄えられているといわれています。

葉のゼリー質の部分が多く、化粧品以外でもヨーグルトやドリンク剤などの健康食品に多く利用されています。


4.アロエベラ葉エキスとは?

アロエベラ葉エキスのイメージ

1)アロエベラ葉エキスの基本情報

アロエベラ葉エキスは、アロエベラの葉からアルコール(エタノール)、無水エタノール、BG(1,3-ブチレングリコール)などで抽出し、アロインを除去して得られるエキスです。

アロインとは、医薬品としても使われる下剤のはたらきがある成分です。

アロインは、食品や化粧品に使用できないため、除去しているのです。

化粧品の全成分表示に表記される場合は、「アロエベラ葉エキス」です。

医薬部外品としては、アロエエキス(2)と表記されます。

アロエベラ葉エキスの主成分は、エースマンナンというゼリー質に含まれる多糖体です。

また、マンノース、グルコースなど単糖類も含まれています。

ほかには、アラニン、アルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリントレオニン、チロシン、バリンといったアミノ酸、健胃作用のあるアロエモジン、殺菌作用のあるアロエチン、抗腫瘍性のあるアロミチンやアロエウルシンなどが含まれています。

また、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12(シアノコバラミン)、ビタミンC、ビタミンEといったビタミン類、カリウム、鉄分などのミネラル類など、多くの成分も含まれています。

アロエベラ葉エキスは、化粧品成分としてはアロインなどが取り除かれています。

2)アロエベラ葉エキスの作用と特性

アロエベラ葉エキスには、保湿効果があります。

また、ほかの保湿成分との組み合わせによって相乗効果が得られることがメリットです。

アロエベラ葉エキス、クロレラエキス、クズ根エキス(カッコンエキス)の3つをバイオ技術で加工することで、プラセンタエキスに近い効果が期待できます。

つまり、メラニン抑制作用や細胞賦活作用も期待できるのです。

3)アロエベラ液汁との違い

アロエベラ液汁は、アロエベラの外皮を除去した葉肉を圧搾し、アロインを除去して得られる液汁で、天然成分です。

アロエベラ葉エキスとアロエベラ液汁の違いは、BGやエタノールといった抽出溶媒の使用の有無です。

基本的な成分組成は同じですが、アロエベラ液汁は、アロエベラが獲れる地域、時期によって成分組成にばらつきが多い可能性があることです。

効果は、アロエベラ液汁には、紅斑抑制による抗炎症作用のエビデンスがあります。

しかし、アロエベラ葉エキスにはありません。

それ以外はおおむね同じです。


5.アロエベラ葉エキスの効果と安全性

アロエベラ葉エキスの効果を実感する女性

1)アロエベラ葉エキスの5つの美肌効果

アロエベラ葉エキスには、豊富に含まれるムコ多糖体による保湿効果以外にもエイジングケアにウレシイさまざまな効果があります。

ムコ多糖体といえば、ヒアルロン酸プロテオグリカンがその仲間です。

アロエベラ葉エキスのはたらきは、ムコ多糖体やそのほかの成分が影響していると考えられています。

①ターンオーバーやバリア機能の正常化

アロエベラ葉エキスは、表皮のインボルクリン遺伝子の発現量を増やすはたらきがあります。

インボルクリンは、皮膚のバリア機能の形成に関わるCE(コーニファイドエンベロープ)の成分であり、ターンオーバーの指標です。

アロエベラ葉エキスには、バリア機能やターンオーバーの正常化をもたらす効果があるのです。

また、細胞同士を接着するインテグリンやカドヘリンというタンパク質を増やすことで、キメの整った健やかな肌をもたらします。

②ほかの保湿成分の浸透をサポート

アロエベラ葉エキスには、ヒアルロン酸Naなどの分子量の大きな保湿成分を角質層まで浸透させるはたらきがあります。

これによって、そのほかの成分も保湿効果を十分に発揮できるのです。

③コラーゲンを増やす

コラーゲン真皮に存在し、肌のハリや弾力をもたらします。

しかし、エイジングによってコラーゲンの量は減少してしまうことで、エイジングサインが目立ちます。

アロエベラ葉エキスを肌に塗ると、肌のコラーゲン量が増えたというエビデンスがあります。

④炎症を治める効果

アロエベラ葉エキスには、炎症を治める効果が期待できます。

そのため、紫外線のアフターケアとしてほてりを鎮めるためにもよい成分です。

また、ニキビが改善したという研究報告もあります。

⑤美白効果

アロエベラ葉エキスに含まれるアロエシンという成分は、ビタミンCと同程度、メラニン色素をつくるチロシナーゼの生成を抑えることができます。

そのため、シミそばかすを予防し、透明感のある肌をサポートします。

ただし、厚生労働省認可の美白成分ではありません。

2)アロエベラ葉エキスの安全性

アロエベラ葉エキスの安全性のイメージ

アロエベラ葉エキスは、植物エキスの1種なので、アレルゲンとなるのリスクがないわけではありません。

しかし、化粧品成分としては、アレルギーやかぶれの原因となるアロインが除去されています。

そのため、皮膚への刺激、アレルギーの可能性の低い安全性の高い成分であると考えられます。

また、ソラレンのような光毒性もありません。

したがって、普通肌脂性肌に限らず、混合肌乾燥肌敏感肌乾燥性敏感肌インナードライ肌などのどんな肌質の方でも使うことが可能です。

だから、40代からのエイジングケア化粧品の美容成分としてもオススメです。

また、高齢の方の乾燥肌対策子供の乾燥肌対策にも使える成分です。

さらに、アトピー性皮膚炎にも使うケースもあります。

しかし、どんな成分であっても、誰にでも安全とはいえません。

だから、肌荒れかゆみ、赤みが出るほか、刺激を感じる可能性を100%否定することはできません。

つまり、化粧品かぶれ接触皮膚炎)のリスクがまったくないわけではないのです。

肌が弱いなどで気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。

なお、化粧品でもキダチアロエはアロインを除去しなくてもいいとされているので、キダチアロエはアレルギーやかぶれが起こる可能性があります。


6.アロエベラ葉エキスの化粧品成分としての役割

アロエベラ葉エキス配合のスキンケア化粧品のイメージ

1)どんな肌悩みに使うの?

①乾燥肌

アロエベラ葉エキスで乾燥肌の予防や改善乾燥によるかゆみの予防、肌荒れの予防が期待できます。

その結果、乾燥肌が原因となって目立つくすみ小じわ毛穴大人ニキビなどの予防につながります。

②肌老化の予防

ほかの成分の浸透力を高めることは、肌の老化を防ぐ上でのメリットです。

また、コラーゲンを増やすことから、真皮の衰えによる顔のたるみの予防が期待できます。

ただし、深いシワを消すことや深いほうれい線を消すことは期待できません。

たるみ毛穴乾燥肌の改善である程度までは目立たなくすることはできますが、たるみそのものを改善することまではできません。

③ボディのケア

アロエベラ葉エキス配合のボディローションでケアをする女性

アロエベラ葉エキス配合のボディローションは、かかとの保湿ひじやひざの保湿などにも使えます。

つまり、ボディの乾燥肌対策に効果が期待できます。

また、ハンドクリームでは手肌の乾燥対策が可能です。

さらに、首やデコルテの乾燥肌対策にも使えます。

乾燥は首のシワをもたらす原因にもなるので、アロエベラ葉エキス配合のボディローションを首のケア、デコルテのケアに使うことで、デコルテのニキビ対策や首のしわの予防も可能です。

④毛髪のケア

アロエベラ葉エキスは、その保湿力で頭皮のケアも可能です。

頭皮を健やかに保つことで男性や女性の薄毛抜け毛の予防が可能です。

2)どんな化粧品に配合されるの?

今、お伝えしたようにさまざまなはたらきがあるアロエベラ葉エキスは、数千にも及ぶさまざまなスキンケアアイテムに配合されます。

洗顔料クレンジングジェルなどのクレンジング料保湿化粧水保湿美容液、まつ毛美容液、乳液保湿クリームフェイスマスクオールインワンゲル、ハンドクリーム、口紅やリップグロスなどの唇ケア用品、ボディケア用品、シャンプーやヘアムース、白髪染めなど頭皮ケア用品、の除光液などに使われます。

さらに、日焼け止め、マスカラ、ファンデーション、化粧下地などメイク用品や香水にも使われます。

最近では、エイジングケア化粧水エイジングケア美容液などにも配合されるようになっています。


7.まとめ

記事まとめ

アロエベラ葉エキスの特徴や効果、安全性をご紹介しました。

また、どんな化粧品に使われるのかを取り上げ、ケアできる肌悩みをご紹介しました。

いかがでしたか?

アロエベラ葉エキスには、保湿作用、美白作用をはじめ、エイジングケアによいはたらきがあります。

また、基本的にはどんな肌質でも使える成分です。

そのため、多くのスキンケア化粧品やメイク用品などでも使われています。

とても美肌に役立つ成分なので、ぜひ、アロエベラ葉エキス配合化粧品をエイジングケアに上手に取り入れてくださいね。

この記事「アロエベラ葉エキスの化粧品で美肌へ!エイジングケアの5つの効果」が、エイジングケア世代の皆様にお役に立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子

大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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