敏感肌の改善のために!症状・原因と10のエイジングケア対策

「私は敏感肌だから刺激のない化粧品じゃないとだめなの」

「なんだか年々、刺激に弱くなったみたい。ひょっとしたら敏感肌?」

「確か、敏感肌化粧品ってあったわね」

これまで、こんな会話を耳にしたり、ご自身も「敏感肌かも?」って思ったときが1度はあるのではないでしょうか?

 

敏感肌に悩む女性

 

ところで、敏感肌ってどんなお肌なのでしょう?

 

実は、皮膚医学では、敏感肌という分類はありません。

誰もが使っている敏感肌という単語ですが、医学用語ではなく、スキンケア化粧品の業界で生まれた言葉のようです。

なので、病気ではなく明確な定義もありません。

 

しかし、これだけ敏感肌という言葉が巷であふれている以上、敏感肌に悩む女性が多いのも事実。

ちょっとした刺激でピリピリしたり、赤みが出たり、使用する化粧品やメイクにも困ってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

敏感肌は、とにかく早く改善したいですね。

 

そんな前提の上で、敏感肌とはどんな状態をいうのか、またその原因と改善のための対策について、エイジングケアの視点もふまえつつ包括的に解説します。

なぜなら、エイジングケアが敏感肌対策そのものも含んでいるからです。

 

この記事で、敏感肌の症状、原因と具体的な改善の対策がご理解いただけるはずなので、気になる方は、ぜひ、読み進めてくださいね。

 

<この記事でお伝えしたい大切なこと>

  • 医学的に「敏感肌」という病名はありません。
  • 敏感肌の最も大きな原因は、バリア機能低下によるお肌の「乾燥」です。
  • 間違ったスキンケアや生活習慣によって、お肌が敏感肌に傾く場合もあります。
  • 敏感肌を改善するための基本は、「保湿」です。
  • 敏感肌対策には、食生活を中心とした内側からのケアも改善には大切です。
  • 敏感肌のための化粧品の選び方の基本は、シンプルさを大切にすることです。
  • 敏感肌の改善には、さまざまな対策があるのでしっかり実践しましょう。

 

 

1.敏感肌とは?

 

1)敏感肌の症状をチェック

最初に、敏感肌の症状をチェックしてみましょう。

 

  • 洗顔剤で顔を洗うと赤くなってしまう
  • 普通の化粧品を使っただけで、お肌がピリピリする
  • タオルや衣類などでも、お肌に刺激を感じることがある
  • 生理前にお肌が荒れる
  • 季節の変わり目は、お肌の調子が悪く、普段使っている化粧品でも使えなくなる時がある
  • お肌がカサついたり、ゴワついたりすることが多い

 

などが、一般的な敏感肌の症状です。

 

さまざまな症状がありますが、これらは、何らかの原因で、お肌のバリア機能が低下していることによる症状である場合が多いのです。

バリア機能の低下によって、角層が不健康な状態になって、ちょっとした刺激にも反応してしまう状態になっているのです。

 

また、自分自身が「敏感肌」と思い込んでしまうことで、心理的な影響もあるかもしれません。

 

さらには、季節の変わり目などに敏感肌の症状が出てしまう「ゆらぎ肌」と呼ぶお肌のトラブルもあります。これらは、敏感肌の手前の症状とも言えます。

 

敏感肌が長い期間続くと、乾燥が進んだり、ターンオーバーが乱れたりして、さらにバリア機能が低下するなど、悪循環を繰り返してしまうことがあります。

長年、悩んでいる方は、「敏感肌なので仕方がない」とあきらめてしまう場合もあるようです。

こうなると、使用するスキンケア化粧品、エイジングケア化粧品選びも困ってしまいますね。

 

2)敏感肌は乾燥肌が進行したお肌

でも、ちょっと待ってください。

原因は、さまざまですが、敏感肌の最も大きな要素は、バリア機能の低下による「乾燥」です。

 

先ほど説明した症状も、お肌の乾燥の症状と似ていますよね。

つまり、敏感肌は乾燥が続くことや、乾燥の程度がひどいことで、お肌が敏感になっている状態であることがほとんどです。

 

遺伝やアレルギーなどを除けば、「敏感肌の肌質は変えられない」のではなく、「敏感肌は乾燥が主な原因なので、ちゃんとした日常生活とスキンケアで改善できる」ものなのです。

 

もちろん、しっかり乾燥肌対策をしていて、お肌への刺激が少ない状態でも、アレルギー疾患などでお肌が敏感になっている可能性もありますので、その場合は皮膚科などの専門医に相談しましょう。

 

敏感肌かどうかをチェックする女性

 

 


2.敏感肌の原因は?

 

敏感肌になる主な原因はお肌の乾燥です。つまり、敏感肌の原因は乾燥の原因と同じであることがほとんどです

さらに、敏感肌は、いくつかの原因が絡みあって起こる場合もあります。

まず、敏感肌の原因となる要素を理解しましょう。

 

1)お肌の乾燥

敏感肌の原因の中でも多いのがお肌の乾燥です。

乾燥によってお肌のバリア機能が低下し、お肌が敏感になっているのです。

お肌の乾燥が、敏感肌の主な原因です。

お肌の乾燥は、外気の乾燥、急激な温度や湿度の変化、大気汚染、花粉などのアレルギー源などの影響や、エイジング、体質、体調、病気などの影響で

のいずれか、あるいはすべてが減少して、バランスが崩れることで起こります。

その結果、お肌表面のバリア機能が崩れ、水分のバランスを保てない状態になってしまうのです。

 

乾燥の原因についての詳しい情報は、「乾燥肌の原因。その11要素とは?~エイジングケアの視点から~」をご覧ください。

また、バリア機能を支えている際に、大きな役割を果たしているのは、細胞間脂質の1つであるセラミドです。

セラミド不足もお肌の乾燥を促進し、敏感肌を進行させることを覚えておきましょう。

 

尚、セラミド不足はアトピー性皮膚炎や老化とも関係していると考えられていますので、その関係について詳しい情報が知りたい方は、「セラミドと皮膚の病気「アトピー性皮膚炎」の関係は?」や「セラミドと加齢と乾燥による病気「老人性乾皮症」の関係は?」をご覧ください。

 

2)加齢による水分減少とお肌の菲薄化

お肌の水分量は、年齢を重ねることで減っていきます。

加齢が乾燥をもたらすリスクを高めるのです。

また、年齢を重ねることで、お肌は薄くなっていきます。

 

表皮を支え、弾力を保つ真皮層コラーゲンエラスチンの量が減少し、真皮層が薄くなるとともに、これらの肌の弾力のもとが少なくなると、表皮細胞をつくる力も弱まり、表皮の水分量の低下や弾力不足につながるのです。

 

このように、お肌が薄くなることで、化粧品などによるちょっとした刺激でも敏感に反応しやすくなってしまいます。
つまり、エイジング自体が敏感肌のリスクになるのです。

冒頭で、「敏感肌のスキンケアや対策には、エイジングケアの視点が必要である」とお話したのは、このことなのです。

 

つまり、加齢とともに誰もが敏感肌になるリスクが高まるのです。

 

尚、年齢に伴うお肌の状態の変化についての詳しい情報は、「年代別エイジングケアの道標「エイジングインデックス」とは?」をご覧ください。

 

3)不適切なスキンケア

不適切なスキンケアもお肌を乾燥させ、敏感肌を引き起こします。

なかでも、いちばん多いのが「やりすぎ洗顔」「やりすぎクレンジング」です。

強い洗顔料やクレンジング料、こする力が強すぎたり、洗う回数が多すぎたりすると、角層のダメージにつながり、乾燥、そして敏感肌の原因になってしまいます。

 

なぜなら、お肌の保湿に大切な皮脂、NMF(天然保湿因子)、セラミドを過剰に流しすぎて、バリア機能を低下させるからです。

また、その他お肌に合わない化粧品やハンドクリーム、ボディソープ、シャンプーなどのスキンケア製品も原因となる場合もありますので、敏感肌の方はできるだけ刺激の少ない製品を選ぶことが大切です。

 

擦りすぎの洗顔で敏感肌になった女性

 

4)紫外線ダメージ

紫外線もバリア機能やターンオーバーを崩すなど、悪い影響を与え、真皮や線維芽細胞にまでダメージをもたらします。敏感肌だけでなく、お肌の老化の原因にもなります。

 

紫外線は敏感肌だけではく、あらゆる肌トラブルに悪影響を及ぼすことを覚えておきましょう。

1年を通じて、日焼け止め化粧品などでしっかりと紫外線対策することが大切です。

 

5)遺伝・体質など

アレルギー体質や、遺伝的に肌が弱いなども敏感肌の原因になります。

体質や遺伝の場合は、通常の保湿を行っても敏感肌が改善しない場合があります。

アレルギー体質やアトピー性皮膚炎の可能性を感じる場合は、早めに皮膚科などの専門医に相談しましょう。

 

6)ストレス

ストレスに関しては、新しい研究成果も出てきました。

ストレスによって末梢神経が収縮し、体温が下がると、正常な角層を生み出す顆粒層の「タイトジャンクション」のはたらきが弱くなることがわかってきました。

 

タイトジャンクションは、肌のバリア機能の正常化のためにはたらいているのですが、お肌の温度が低下すれば、そのはたらきが鈍くなります。

そのため、過度なストレスが続けば、バリア機能が低下し、敏感肌になってしまう可能性が高くなるのです。

 

尚、タイトジャンクションとは、お肌の中で、隣り合った細胞同士を密着させ、隙間をふさぐことで、細胞の隙間を通して物質が出入りするのを防ぐ役割をするものです。

詳しくは、「タイトジャンクションとは?敏感肌との関係を考える」をご覧ください。

 

7)腸内環境

腸内環境が悪化した影響で、敏感肌になるケースもあります、

人の腸内には「腸内細菌」と呼ばれる微生物が、およそ1,000種類います。そして、腸内の総数は、600兆個から1,000兆個いると考えられています。

「腸内細菌」は、人にとっての有益性から、「善玉菌」と「悪玉菌」、「日和見菌」の3つに分けられます。

健康な人の場合、「善玉菌」が優勢で約2割、1割が「悪玉菌」、そして、残りの約7割は「日和見菌」です。

 

大腸のはたらきの低下をはじめ、何らかの理由によってこの「腸内バランス」が崩れると、身体の免疫機能が低下し、全身に良くない影響が出ることがあるのです。

 

腸内バランスが崩れる原因の1つが、便秘です。便秘になると体外に排出されるべきものが体内に留まることになり、その便をエサにする「悪玉菌」が増えてしまって、腸内バランスが崩れるのです。

 

腸内環境が悪化した様子

 

その結果、活性酸素が発生する、美肌の形成に深く関わっているビタミンB群の合成が阻害されることで、肌の老化や肌荒れの原因になってしまいます。便秘が長く続き、腸内環境が良くないまま過ごしていれば、敏感肌になってしまうリスクも高くなるのです。

 

8)睡眠不足

睡眠不足も肌荒れがひどい場合は、敏感肌やしみなどの原因になってしまうことがあります。

活性酸素がお肌の老化や肌荒れの原因であることは、何度もお話ししています。

睡眠を促すホルモンであるメラトニンには、活性酸素を防ぐ高い抗酸化力があります。その分泌が多くなる9時から真夜中くらいの間に、眠っていなければメラトニンの恩恵が減ってしまうのです。

 

また、睡眠不足は眠っている間のお肌を修復する成長ホルモンの分泌が不十分になります。その結果、睡眠不足は、敏感肌の原因にもなり得るのです。

 

睡眠と美肌やエイジングケアに関しては、「”美肌は夜つくられる”は、ホント!?睡眠と美肌の関係」をご覧ください。

 

9)不摂生な日常生活

喫煙、過度の飲酒なども乾燥や肌荒れなどのお肌の不調を引き起こすこともあります。

そして、それが続けば、敏感肌になってしまうことも。

もちろん、エイジングケアの基本は正しい日常生活なので、お肌の老化を防ぐためにも、スキンケア化粧品、エイジングケア化粧品だけに頼らず、規則正しい生活習慣を心掛けましょう。

 

なお、喫煙とお肌の老化の関係については、「タバコが見た目老化を促進する3つの理由」を参考にしてください。

 

 


3.怖い!魔の敏感肌ループ

 

1)敏感肌とバリア機能

乾燥が長く続いていたり、ひどい状態の敏感肌は、お肌の水分と油分の両方のバランスが崩れている状態です。

これは、水分、油分ともに減少している場合が多く、3大保湿因子である皮脂、天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)、細胞間脂質も減少し、お肌の保湿機能のバランスが崩れている状態をいいます。

 

この状態を放置したり、誤ったスキンケアを行えば、乾燥と同時にバリア機能も低下します。

 

そして、さきほど少し説明したタイトジャンクションが壊れることもバリア機能低下の原因です。

 

さらに、CE(cornified envelope=コーニファイドエンベロープ)もバリア機能と関係しています。

CEとは、角化外膜とも呼ばれる角質細胞の周りを覆う、頑丈なたんぱく質の膜状構造のことです。

CEが崩れることもバリア機能の低下の要素です。

 

敏感肌では、この5のいずれかまたは複数、ひどい場合はすべてが不十分なはたらきしかできない状態となっています。

 

2)敏感肌とターンオーバー促進

実はお肌をはじめ、生体には防御能が備わっています。

お肌は、敏感肌によるこの状態に危険を察知し、バリア機能回復のために角質を元通りにしようとはたらきます。

つまり、表皮の基底層で表皮細胞をつくって、早く角層に届けようとがんばってしまうのです。

その結果、ターンオーバーが早くなってしまって、未熟な細胞が角質まで上がってくるのです。

 

未熟なままの細胞が角層までくれば、角層は刺激を受けやすく、さらにバリア機能が十分にはたらかなくなってしまいます。

これでは敏感肌が改善することはなく、さらに敏感肌が続いてしまうのです。

こうなってしまうと、まさに魔の敏感肌ループです。

 

敏感肌の改善が難しいのは、適切なスキンケアができないなら、このような悪いループが回り続けてしまうからのです。

だからこそ、敏感肌の方は早く対策することが大切であり、敏感肌でない方も正しいエイジングケアを行うことで予防することが大切なのです。

 

敏感肌の悪循環は、バリア機能とターンオーバーの過剰な促進が絡み合ってしまいます。

早めに敏感肌を改善の対策を行い、「魔の敏感肌ループ」に陥らないようにしましょう。

 

 


4.敏感肌の改善のための対策の基本は?

 

敏感肌の原因の大きな要素を占めるのは乾燥なので、敏感肌を防ぐ基本は、乾燥対策、つまり保湿です。そのためには、外側からの保湿を意識するのではなくて、体全体の保湿力を高めることが大切です。

つまり、乾燥、敏感肌、バリア機能、ターンオーバーを別々に考えるのではく、お肌の生まれ変わりのメカニズム全体を考えた対策が必要なのです。

その3つの基本は、保湿とお肌への負担を減らすこと、そして食べ物に気を付けることです。

ここでは、3つの基本について取り上げ、7つの実践対策は次の項で解説します。

 

1)十分な保湿で敏感肌を改善

敏感に傾いたお肌は、角質の水分量が低下して乾燥し、外部からの刺激を受けやすい状態になっています。重要なのは、角質のバリア機能を高めるスキンケア。あわせて内部の水分量をキープすることも大切です。

そのためには、エイジングケアの基本である保湿を見直してみましょう。

 

保湿といえば、化粧品の中でも化粧水を思い浮かべる人が多いのですが、構成成分の大部分が「水」である化粧水だけを与えても、不十分な場合があります。

それは、化粧水には油溶性の成分が配合されることは少なく、水分の蒸発を防ぐはたらきがほとんどないからです。

また、乾燥を改善し、バリア機能のはたらきを高めるには、水分保持力に優れたセラミドなどの成分が有効なのですが、セラミドは水溶性の物質ではないので、化粧水の場合は高濃度で配合されることは多くありません。

 

つまり、敏感肌対策の基本は、刺激を減らしながら保湿をすることなのですが、化粧水だけで乾燥対策としての保湿をすることは難しいのです。

 

そこで、十分な保湿のためには、化粧水だけで敏感肌対策を考えずに、美容液や保湿クリームなど、他のタイプのエイジングケア化粧品との組み合わせを考えることが大切です。

 

敏感肌対策の化粧品

 

なかでも、「エイジングケア化粧品」を名乗る美容液や保湿クリームには、人が持つセラミドとほぼ同じ構造のヒト型セラミドを配合したものがあります。

 

オススメは、ヒト型セラミド配合のエイジングケア化粧品です。

 

セラミドやセラミド配合エイジングケア化粧品の詳しい情報は、

セラミドとは?保湿力と角質層での効果とはたらきを理解する

お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分

などの記事をご覧ください。

 

2)お肌への負担を少なくして敏感肌を改善

お肌が敏感だと感じている方は、お肌への負担がかからないスキンケア、エイジンケアを心掛けることが大切です。

自分に合わない化粧品を使っていないかどうかや、基本となるクレンジング・洗顔を見直してみることも必要となります。

 

特に、誤った認識で行っているクレンジングや洗顔によって、乾燥がさらに進み、敏感に傾いてしまうことがあります。

 

クレンジング剤は、メイクやほこりなどの汚れをきちんと落とすとともに、お肌への負担の少ないミルクタイプやクリームタイプを使い、過度な力をかけずに短時間で済ませるようにしましょう。

洗顔も同様に、ゴシゴシ洗うなどの摩擦は避け、しっかりと泡立てた泡で包み込むようにやさしく洗顔しましょう。


また、すすぎ残しがないように気をつけることもポイントです。

 

尚、洗顔とクレンジングについては、次の項で実践的な対策法も紹介しています。

他にも紫外線を避けたり、メイクをする場合の負担にも注意が必要なので、次の項で紹介しています。

 

3)食事に気を配り敏感肌を改善

敏感肌は、その原因が体の中にあることも考えられるので、ストレスや睡眠不足、不規則な食事といった、日常生活を見直してみることも大切です。

 

特に、美肌は、食物による栄養摂取と深く関わっています。

皮膚は、たんぱく質からできているので、まずはたんぱく質の摂取を心掛けましょう。

 

たんぱく質には動物性と植物性があり、体内に吸収されやすいのは動物性たんぱく質といわれています。肉・魚・卵・乳製品などをバランスよく摂るようにしたいですね。

 

敏感肌を改善する食べ物

 

便秘も肌荒れや敏感肌の原因になるので、便秘を解消する食べ物、腸内環境に良い食べ物を摂ることが大切です。

便秘解消には、食物繊維の摂取が不可欠です。また、腸内環境を改善する乳酸菌を多く含むヨーグルト・漬物・チーズなどの発酵食品を摂取も大切です。

 

便秘とお肌に関して、詳しくは、「便秘と美肌の気になる関係」や、「便秘からくる肌荒れ 解消には食事の見直しから」を参考にしていただければ幸いです。

 

さらに、ターンオーバーを促すとともに、お肌を丈夫にしてうるおいを保つビタミンAも意識して摂取しましょう。

 

ビタミンAは、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜、トマトなどの緑黄色野菜や卵、レバーなどに多く含まれています。

 

積極的に摂取したい栄養素とその食べ物については、「セラミドを食べ物、飲み物で!乾燥肌としわにも効果が期待?」や「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」の記事を参考にしてください。

 

 


5.敏感肌のエイジングケア化粧品を考える

 

1)敏感肌の改善のための基礎化粧品の選び方

敏感肌の方は、適切にエイジングケア化粧品を選び、使うことで改善が可能です。

 

何度も説明していますが、敏感肌の化粧品の選び方は、エイジングケア化粧品の選び方と相通じることが多いのです。

なぜなら、エイジングとともにお肌は刺激に弱くなっていくからです。

だからこそ、敏感肌の方もそうでない場合も、敏感肌のために化粧品を選ぶことで、改善と予防につながる可能性が高まります。

 

敏感肌の化粧品を選ぶポイントは、もちろん、「保湿」を重視することが第1ですが、刺激を避けることも同時に考えることが大切です。

 

そのためのポイントが、

①無添加化粧品だからという理由だけで敏感肌化粧品を選ばない
②オーガニックコスメ、自然派化粧品という理由だけで敏感肌化粧品を選ばない
③アルコール、合成着色料、合成香料配合の敏感肌化粧品を選ばない
④防腐剤、界面活性剤、合成ポリマーやシリコーンを必要以上に怖がらない
⑤敏感肌化粧品ランキングだけで選ばない
⑥たくさんの種類の化粧品を使う必要はなく、1つまたは2つで十分
⑦敏感肌では、化粧品を選ばない、使わないことも選択肢の1つ

の7つです。

これら1つひとつを含め、敏感肌の化粧品の選び方に関する詳しい情報は、「敏感肌化粧品の選び方 ランキングやイメージでは危ない!」をご覧ください。

 

また、敏感肌の化粧水に関しては、「敏感肌化粧水の選び方は、ランキングより正しい知識で!」をご覧ください。

 

ローションタイプの中でも、内部から水分量を高めるはたらきのあるエイジングケア化粧品成分ナールスゲンは、1カ月、2カ月と続けて使うことでお肌の水分量を増やすデータがあります。

 

ナールスゲン配合の化粧水やローションを選んでみることもよい選択肢です。「ナールスゲン配合のエイジングケア化粧品の選び方とは?」の記事も、ぜひ参考にしてください。

 

さらに、エイジングケアと敏感肌対策を同時に考えるためには、皮膚科学で考えるインナードライ肌・敏感肌対策の秘訣」をご覧ください。

 

2)敏感肌改善のための洗顔を考える

洗顔は、どんなタイプのお肌の方にとってもスキンケアやエイジングケアの基本なので、とても大切です。

特に敏感肌の方にとっては、刺激の少ない洗顔料を選び、やさしい洗顔を行うことが大切です。

 

そこで、敏感肌の方のための肌への負担が少ない洗顔料の選び方と洗顔のポイントをご紹介します。

 

①敏感肌の方のための洗顔料の選び方

洗顔料には、さまざまなタイプがありますし、同じタイプであっても配合されている成分も製品ごとに異なるため、洗顔料を選ぶことは非常に難しいのです。

たとえば、「石鹸」といっても千差万別ですし、「弱酸性の洗顔料」といってもさまざまです。

そのために、タイプで洗顔料を選ぶだけでは誤ってしまうケースもあることを理解しておきましょう。

 

どんな洗顔料を選ぶにしても、

  • 界面活性剤がお肌に残らない洗顔料
  • 刺激の少ない洗顔料
  • 洗顔の目的以外に余計な成分が入っていない洗顔料

を選ぶことが基本となります。

 

こうした条件から候補を考えると、弱酸性の洗顔料や石鹸が当てはまります。

お肌が弱酸性であることから、お肌と同じ弱酸性の洗顔料であれば、刺激が少ないと言う理由で敏感肌におすすめの洗顔料の1つです。

 

敏感肌の方は、弱酸性の洗顔料の中から、シンプルなものを選んでみましょう。

 

一方、洗浄力は、石鹸など弱アルカリ性のものと比べると低く、古い角質を落としきれないなどのデメリットもあるので、ニキビや毛穴などが目立つ原因になる場合もあることを知っておきましょう。

 

続いて、石鹸です。

 

石鹸は、弱アルカリ性の界面活性剤で、弱酸性の洗顔料に比べて刺激が強いのです。だから、必ずしも敏感肌の方にとって良い選択肢にならない場合もあります。

 

敏感肌の方にとっては、石鹸を選ぶというより、「石鹸が使えるお肌を目指す」という考え方で、敏感肌が改善した後の選択肢として考えれば良いでしょう。

 

なぜなら、

  • 洗い流すとすぐに分解されるので、界面活性剤がお肌に残らない
  • 洗浄力がある程度強いので、古い角質を落とすことができる
  • 良い石鹸なら、泡立ちも十分で刺激の少ない洗顔ができる

などのメリットがあるからです。

 

さらに、敏感肌がひどい方の場合の選択肢は、「洗顔料を使わない」ことです。

どんな洗顔料も一定の刺激がありますので、敏感肌には影響があります。

そこで、しばらくは洗顔料を使わずにぬるま湯などで洗顔することで、敏感肌からの改善を目指すことも考えてみましょう。

 

尚、敏感肌の方は、ピーリング剤での洗顔や酵素洗顔は避けましょう。

 

②敏感肌の方のための洗顔

敏感肌であっても普通のお肌の方でも、洗顔の基本は、手指と肌の摩擦で汚れを取らないことです。

そのための洗顔方法は、「乾燥肌の改善対策~正しいエイジングケアのために~」の中にある「2.正しい洗顔とクレンジングによる乾燥肌対策」をご覧ください。

 

洗顔方法を変えるだけでも敏感肌が改善することもあるので、ぜひ、真剣に取り組みましょう。

 

3)敏感肌の改善のクレンジングとクレンジング料

メイクを落とすのは、メイクするとき以上に、お肌に負担がかかります。

だから、敏感肌の方にとって、適切なクレンジング料を選ぶこと、お肌に刺激の少ないクレンジングを心掛けることは、とても大切なことです。

 

また、もともと敏感肌でなくても、年齢を重ねれば重ねるほどお肌は敏感になるので、エイジングケアの観点からも大切なのです。

 

そこで、敏感肌の方のための肌への負担が少ないクレンジング料の選び方とクレンジングのポイントをご紹介します。

 

①敏感肌の方のためのクレンジング料の選び方

製品によって様々なので、絶対的な指標ではありませんが、クレンジングはその刺激が強い順に、シートタイプ → リキッドタイプ → オイルタイプ → ミルクタイプ → ジェルタイプ → クリームタイプとなります。

 

したがって、敏感肌の方の場合は、ジェルタイプまたはクリームタイプがおすすめです。

また、製品によっては、ミルクタイプでも良いでしょう。

 

最近では、クレンジングにメイク落とし以外の機能を付加した製品もありますが、敏感肌の方は、本来の「メイク落とし」の機能に絞って選ぶのが、無難です。

 

尚、どのタイプのクレンジングでも、界面活性剤が一定量配合されています。

クレンジングや洗顔料の界面活性剤の多くは、非イオン系界面活性剤という刺激が低いものが使われていますが、それでも刺激が全くないわけではありません。

 

だから、敏感肌がひどい場合には、クレンジングそのものを避けた方が良いので、クレンジング料が必要になるメイクを行わないようにしましょう。

 

②敏感肌の方のためのクレンジング

敏感肌の方だけではなく、どんなお肌の方にもエイジングケアの一環として、実践して欲しい方法です。

 

  • クレンジング時間は、肌にクレンジング料を乗せてから、すすぎ終わるまでで1分程度、できれば1分以内で終わらせる
  • クレンジングの使用量は、少なすぎると、摩擦で刺激になるので、お肌に摩擦にならない適量を使う
  • 比較的、お肌が強いTゾーンから始め、Uゾーン、目元・口元の順で行う
  • 決して力を入れすぎない

 

敏感肌の方やエイジングケアのためのクレンジングの参考になる「セラミドを減らさないエイジングケア!間違ったクレンジングはNG」も併せてお読みいただければ幸いです。

 

4)敏感肌の予防と改善のための紫外線対策

紫外線そのもののダメージが敏感肌の原因の1つなので、敏感肌の方にとっては、紫外線対策はとても大切です。

しかし、紫外線対策のために使う「日焼け止め」が、刺激を与えるために慎重に選ぶことが求められます。

 

ここでは、敏感肌の方のための紫外線対策の基本と日焼け止めの選び方を紹介します。

 

① 敏感肌の方のための紫外線対策の基本

紫外線対策はエイジングケアの基本ですが、敏感肌の方は一層、紫外線対策に気を使わなければなりません。

 

しかし、日焼け止めの対策は、少なからず負担を与えるので、まずは日焼け止めを使わないでできる紫外線対策を先に行いましょう。

 

まずは、物理的な防御として、衣類、サングラス、日傘、帽子などで紫外線対策を行いましょう。

衣類は、白いものより黒っぽいものが紫外線の透過が少ないですし、デニムのジーンズなら、0.1%しか紫外線を透過しません。

紫外線の強い夏場などは、衣類の種類や色も考慮して、紫外線対策を行いましょう。

 

また、午前10時~午後2時ごろまでは、最も紫外線が強いので外出を避ける、または一層注意を払って外出することも必要です。

 

敏感肌改善の紫外線対策グッズ

 

②敏感肌の方のための日焼け止めの選び方

とは言っても、物理的防御だけでは、紫外線対策は難しいので、日焼け止めも使う必要があります。

そんな場合は、肌への刺激が少ないとされる日焼け止めを選ぶことがポイントです。

そんな日焼け止めの条件は、

  • ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)のもの
  • 無香料・無着色で低刺激のもの
  • 落ちやすいものお湯や石けんだけで落とせるもの

 

日焼け止めには、大きく紫外線散乱剤(ノンケミカル)と紫外線吸収剤(ケミカル)の2種類があります。

 

紫外線散乱剤は、肌表面で紫外線を反射させて紫外線をカットします。肌に吸収せず、刺激が少ないので敏感肌の方は、こちらをお使いになられることをおすすめします。

デメリットは、白浮きしやすい、塗り心地が悪い、汗で崩れやすい、紫外線吸収剤より弱いことです。

 

ただし、最近では、微粒子化や粉体の形を改良することで、白浮きが目立たない製品も登場しています。

主な成分は、酸化チタン、酸化亜鉛、マイカなどです。

 

一方、紫外線吸収剤は、いったん、お肌に成分が吸収されるので、敏感肌の方には刺激を感じることもあるので不向きです。

主な成分には、パラジメチルアミノ安息香酸2エチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2エチルヘキシルなどです。

 

成分を詳しく知らなくても、「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」などとパッケージに表記されることが多いので、見分けるのは簡単です。

日焼け止めを使う場合は、塗りむらがあったり、きちんと塗られていないと効果が半減しますので、敏感肌の場合でも、使う以上は、しっかり使いましょう。

 

尚、敏感肌の方は、紫外線対策を深く理解いただきたいので、ぜひ、「紫外線ダメージ、効果的に防ぐには?」の記事も参考にしてください。

 

5)敏感肌の予防と改善のメイクとは?

ここでは、メイク化粧品の中で化粧下地とファンデーションについて、敏感肌の方が注意すべきポイントと選び方について紹介します。

 

①敏感肌の化粧下地の選び方

化粧下地は、ファンデーションの密着効果、整地効果、保護効果などのために使うものです。したがって、メイクをよりキレイに仕上げるためには大切です。

しかし、刺激になってしまうこともあるので、敏感肌の方にとっては注意が必要です。

 

最近では、さまざまな製品があって敏感肌の方でも使えるものがありますので、一概に決めつけことはできませんが、次の点を意識して選びましょう。

 

  • 化粧下地を使う場合、クレンジングが必要な場合があります。優しいクレンジングで落ちるものを選びましょう。
  • UVカット成分配合のものは、紫外線散乱剤(ノンケミカル)を選びましょう。
  • 成分の配合がシンプルなもの、敏感肌用などを選びましょう。

 

②敏感肌のファンデーションの選び方

ファンデーションも化粧下地同様に、敏感肌の方の負担になりますので、慎重に選びましょう。

逆に、負担の少ないファンデーションは、敏感肌の予防や改善につながります。

 

ファンデーションもさまざまな製品があるので、一概に決めつけことはできませんが、次の点を意識して選びましょう。

 

  • つけ心地の軽いシンプルなファンデーションを選びましょう。
  • 一般的に、リキッドファンデーションよりパウダーファンデーションの方が肌の密着が軽いので、基本はそちらを選びましょう。
  • ミネラルファンデーションは粉状で、使用感も軽いものが多いので、良い選択肢の1つです。

 

敏感肌の女性がファンデーションを塗る写真

 

尚、固めのパフやブラシは避け、柔らかいものを使うこと、また、清潔なものを使うことも大切です。

 

6)敏感肌の予防と改善のための睡眠対策

敏感肌の予防や改善のための睡眠対策は、エイジングケアのための睡眠対策と同じです。

敏感肌の方のための特別な対策はありませんが、良質の睡眠のポイントを紹介します。

敏感肌の予防と改善のために実践を心掛けましょう。

 

  • 毎日、規則正しく6時間以上は睡眠を取り、寝だめは避けましょう。
  • 12時までには就寝するようにしましょう。
  • 眠りを促し、抗酸化作用のあるメラトニンを増やすためには、光の量を減らす必要があります。だから、睡眠時には照明を消しましょう。
  • 寝る前にカフェインや深酒は避けましょう。
  • リラックス効果があるアロマオイルの中で、ラベンダー、マンダリン、カモミールなど眠りを誘う香りも良い方法です。

 

7)敏感肌の改善のための入浴と温泉

敏感肌の方にとっては、入浴や温泉などでも注意していただきたい点があります。

それは、刺激やお肌へのダメージの少ない入浴を心掛けることです。

 

敏感肌の場合、入浴は、暖かい時期なら38度~39度程度、冬の寒い時期でも40度前後までとして、42度を超すような入浴は避けましょう。

入浴時間も、暖かい時期なら5分程度、冬の寒い時期でも10分程度までを目安としましょう。

 

温泉も、弱酸性泉(pH3~6未満)や弱アルカリ(pH7.5~8.5未満)の温泉は良いですが、強い酸性や強いアルカリ性の温泉は避けましょう。また、入浴時間や入浴回数も控えめにしましょう。

 

洗浄剤は、弱酸性でかつシンプルな成分配合のあまり洗浄力の強くないものを選びましょう。

 

詳しい情報は、「乾燥肌、敏感肌の方のためのお風呂と温泉の知識」をご覧ください。

 

 


6.まとめ

 

敏感肌の主な原因やその改善の対策のポイントについて説明しました。

敏感肌の大きな原因がバリア機能の低下や乾燥であること、そして、保湿を中心としたスキンケア、食事を見直すことなどで、改善できることをご理解いただけたと思います。

 

また、敏感肌の方は、普通肌の方以上にスキン化粧品やエイジングケアで気を付ける点も多いので、大変だと思います。

しかし、逆にその意識をもって、しっかりエイジングケアに取り組んでいただければ、年齢を重ねても、いつまでも若々しい素肌でいることも可能です。

 

この記事を活かすことで、敏感肌というピンチをチャンスに変えるエイジングケアに取り組んでいただければ、幸いです。

 

もちろん、敏感肌でない方にも役立つ内容なので、しっかりと理解して、敏感肌の予防にお役立てください。

 

 

 

 

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