2022年も早11月。
秋が終わりを迎えつつあり、冬が目の前に迫ってきました。
どんな季節でもスキンケアやエイジングケアの基本は、常に清潔、保湿、紫外線対策です。
これは、年齢・年代に関係ありません。
しかし、11月という秋の終わりと冬の始まりの季節特性や気温などの外部環境、また来るべき本格的な冬への備えを考慮し、優先順位を考えて、11月のスキンケアを実践することが大切です。
この記事では、そんな11月のスキンケアとエイジングケアのコツをご紹介します。
<おすすめの化粧水>
- 11月は、初旬は気温、湿度の点で過ごしやすい月ですが、後半は肌寒い日が増え、冬の乾燥に備えることが大切です。スキンケアをしっかり行いましょう。
- 11月で最も大切なスキンケアは、保湿です。冬に備えて保湿力の高いお肌を育てましょう。顔だけでなく手足やかかと、ひじ、ひざほか、全身の保湿も大切です。
- 11月からは、エモリエント成分がたっぷりの保湿クリームを使って水分の蒸発を防ぐことが大切です。もちろん、ヒューメクタントが十分に配合された化粧水や美容液などのスキンケアアイテムも使いましょう。
- 11月はスキンケアやエイジングケアに加えて、冷え性を予防するためにお風呂を上手に活用することが大切です。しかし、乾燥肌を防ぐためには、高い温度や長時間の入浴は控えましょう。
- 11月は、風邪やインフルエンザを予防することも大切な月です。パンデミックが予想される場合や高齢の方は、ワクチンなどで予防しましょう。
化粧品成分上級スペシャリスト&京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン配合エイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
読みたいところから読める目次
1.11月のスキンケアを実践したいあなたへ
「冬が目の前!2022年11月のスキンケアとエイジングケア」をお届けします。
2022年もとうとう11月になって、残り2か月。
秋が終わりを迎え、いよいよ冬の季節がやってきます。
この時期は、過ごしやすい秋が終わって、日に日に肌寒くなり、肌荒れや乾燥肌が心配な季節です。
気温、湿度ともますます下がり、本格的な冬の乾燥の季節を迎える前にしっかり保湿を行うなど、乾燥肌対策がとても大切な時期です。
深まる秋の乾燥肌対策をしっかり行いましょう。
この記事では、そんな11月にふさわしいスキンケアやエイジングケアをご紹介したいと思います。
ぜひ、冬でも美肌を保つ方法を身につけてくださいね。
ナールスエイジングケアアカデミーでは、前年までの気温や湿度、紫外線照射の状況を踏まえて、最新の季節別、月別のスキンケアやエイジングケアに役立つ情報を発信しています。
今回は、2022年の冬間近の11月のスキンケアやエイジングケア情報をお届けします。
気象庁などのデータを確認しながら、最新情報を発信しますので、2022年度の最新情報に基づく11月のスキンケアやエイジングケアをチェックしたいなら、ぜひ、続きをお読みくださいね。
<ナールスから、11月のワンポイントアドバイス>
11月は、気温、湿度とも日ごとに下がるので、乾燥肌になるリスクが高まる月です。
だから、保湿アイテムによる乾燥肌のスキンケアが大切です。
また、気温の低下や湿度の低下で冷え性になって、ターンオーバーが遅くなってしまう方も。
そのため、角質層は厚くなり気味です。
そんな11月、冬間近のスキンケアの基本は、しっかりと保湿を行ってバリア機能とターンオーバーを正常に保つこと。
また、顔だけでなく、からだや手足やかかとの保湿、角質ケアも大切です。
そこで、次の3つをオススメします。
今回は、その中からオススメしたいのがエイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」。
ナールスゲンを推奨濃度で配合。
エイジングケア化粧品成分ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47やシミを防ぐヒートショックプロテイン(HSP)70、ヒアルロン酸、お肌の抗酸化物質「グルタチオン」を増やしてくれます。
また、ヒト型セラミドであるセラミド2、セラミドAP、セラミドNPの3つのセラミドに加え、次の成分も配合しています。
べたつかずなめらかなテクスチャーで、伸びのよい保湿クリームです。
刺激性成分がほとんど配合されていないので肌質を選ばず、普通肌、混合肌、脂性肌、乾燥肌、インナードライ肌、敏感肌のどんなタイプのお肌にも使えます。
なお、特に今年は、秋の季節も引き続き新型コロナウイルス感染予防対策として、マスクや手洗いをしっかりしている方が多いので、肌荒れや手荒れのリスクが増えています。
<マスク生活が続く2022年11月に読みたい記事>
*マスクによる肌荒れ・肌ダメージを防ぐ!選び方と使用時のスキンケア
*新型コロナウイルス感染予防で手洗いした後はたっぷり保湿を!
*新型コロナウイルス感染予防は目も守ろう!大切な3つのポイント
<冬が迫る11月のスキンケアやエイジングケアの参考記事>
<11月にコラーゲンを生み出す力をチェックしたいなら!>
*本当にキレイになれる!動画「ナールス60日間美肌プログラム」とは?
2.11月の季節的特徴
スキンケアの前に、ここでは、2022年の11月の季節的な環境について考えてみましょう。
1)日増しに気温も湿度も下がる11月
11月の平均気温は、10月から5度程度下がります。
9月から10月への気温の低下も大きいのですが、10月から11月も1年で最も気温の低下が大きな月なのです。
2021年11月の場合は東京の平均気温は、13.7度。
ここ数年は、12度〜14度なので昨年は、例年なみの11月だったようです。
11月後半になると10度以下の日もあり、冬の寒さを感じ始める月なのです。
湿度については、2021年度の11月の平均相対湿度は65%でした。
11月の湿度は、ここ数年でも65%~71%と幅があることがわかります。
この湿度自体は、10月と比較してそれほど低いわけではありませんが、11月後半に入るとだんだん低下する傾向にあります。
11月のスキンケアやエイジングケアは、来るべき冬に備え、これからの保湿をしっかり考えることが大切です。
*1875年から2022年までの東京の月別の相対湿度(気象庁)
なお、相対湿度とは、ある温度の空気中に含みうる最大限の水分量(飽和水蒸気量)に比べて、どの程度の水分を含んでいるかを示す値で、百分率(%)で表します。
一般的に湿度といえば、相対湿度のことです。
このデータからいえることは、気温や湿度の観点からは、11月は気温の低下による乾燥肌のリスクが増える月だということです。
汗や皮脂分泌は10月よりも減ってくるので、保湿を強化することが大切なのです。
2)11月の紫外線は10月より少なくなる!
①紫外線と地域の関係
紫外線のデータは、気象庁の「紫外線に関するデータ」でチェックすることが可能です。
日本は、南北に伸びる縦長の国なので、紫外線量は地域によって異なります。
そのため、気象庁では、つくば、那覇、札幌のデータを公開しています。
それぞれ住んでいる地域がどこに近いかによって、自分の地域の紫外線量がどの程度かが推測できます。
基本的には、南へ行けば行くほど、紫外線照射量が大きくなるので、より高いレベルの紫外線対策が必要です。
これは、11月だけではなく、どの月でも同じ傾向です。
②紫外線の強さの指標「UVインデックス」とは?
紫外線は波長により、A波(UVA;波長315~400nm)、B波(UVB;波長280~315nm)、C波(UVC;波長100~280nm)に分けられます。
幸いにも紫外線C波は地上にくるまでにオゾン層で吸収され、紫外線B波も大きく吸収されます。
このように、紫外線は波長によって強度が大きく異なる状況を鑑みて、1つの指標として表す工夫をしたのがUVインデックスです。
日本では、UVインデックスを、弱い順から0〜13+までで表示しています。
もちろん、この値が大きいほど紫外線ダメージが大きいことを意味します。
環境省から「紫外線環境保健マニュアル」が刊行され、ダウンロード可能です。
このマニュアルでは、UVインデックスに応じた紫外線対策の具体的な例が示されていますので、お役立てくださいね。
③11月の紫外線
気象庁のデータで1994年から2008年までの札幌、つくば、那覇の「月最大UVインデックス(観測値)の時別累年平均値グラフ」を閲覧することが可能です。
詳細は、このデータを見ていただければわかりますが、11月のUVインデックスは10月に比べ、いずれの地域でも紫外線量がかなり少なくなります。
札幌では、10時~14時で0.7~2.0です。
一番大きな11時でも2.0なので、11月の札幌は紫外線ダメージのリスクは小さいといえます。
つくばでは、10時~14時で、1.5〜3.4です。11時、12時は3を超えているので、「中程度」のレベルです。
つくばの11月は10月ほどではありませんが、紫外線対策は必要です。
那覇では、10時~14時で、3.7~6.5です。
12時や13時は6以上で「強い」レベルです。
だから、沖縄や日本の南部の方は、11月もしっかりとした紫外線対策が必要です。
この数値からも、11月はどの地域でも、10月と比較して紫外線の強さは減ります。
しかし、冬でも紫外線対策が不要になるわけではありません。
紫外線B波によるシミのリスクは減るので美白を意識する必要はなくなってきますが、しっかりブロックしないと隠れシミの原因になることもあります。
紫外線A波による紫外線ダメージは、光老化によるお肌の老化の原因になるので、日焼け止めなどによる紫外線対策は常に意識しましょう。
<参考記事>
3)お肌やスキンケアに影響を与えるほかの要素
先ほどもお伝えしましたが、11月は10月と比べて気温が5度前後低下します。
11月も前半は過ごしやすいのですが、後半になると気温が急激に下がることもあります。
だから、気温の低下による乾燥肌と冷え性を避ける必要があります。
また、気温の低下で手足やひじ・ひざ・かかとなども乾燥しやすくなってきます。
3.11月のスキンケアとエイジングケアの基本
1)11月のエイジングケアの基本は?
今、見てきたように11月の季節的特徴はあっても、スキンケアの基本は、清潔、保湿、紫外線対策です。
これは、11月であってもほかの季節でも同じです。
しかし、その優先順位が季節の特徴や月の特徴で異なるのです。
また、秋が深まった冬間近の11月という状況に加えて、あなたご自身の肌状態や肌質などを意識することも必要です。
とくに、11月になると気温が下がりからだやお肌の代謝が下がりがちに。
だから11月には、次の状態などが考えられます。
- 気温が低下して、皮脂の分泌機能が低下し、乾燥しやすくなっている
- お肌の新陳代謝であるターンオーバーが遅くなって角質が厚くなる
空気の乾燥で細菌やウイルスなどの感染リスクが高くなっている
そのため、お肌がごわごわしたり、くすみが目立つこともあります。
そんな11月のスキンケアは、保湿による乾燥肌対策や角質ケア、からだ全体の代謝アップや血行促進を意識して、ターンオーバーを正常にキープすることが大切なのです。
そして、もう1つはエイジングケアの視点。
誰もがそうですが、毎年、11月を迎える時には、昨年の11月よりは1つ年齢を重ねています。
だから、去年の肌とは少し異なっているのです。
たとえば、肌の保湿を自ら保つ力である保湿能が低下します。
だからこそ、来年の11月も少なくとも同じ若さのお肌、エイジレスなお肌に保つためには、何をすればよいかを意識することも大切なのです。
11月は、冬を乗り切るために角質ケアと保湿力を高めるエイジングケアに注力しましょう。
<季節にかかわらず意識したいポイントの整理>
- スキンケアの基本は、清潔、保湿、紫外線対策の3つ。
- 肌状態や肌質を意識する。
来年の同じ季節、同じ月でも今年より老けないお肌を目指す。
その上で、11月の季節特性を考えてスキンケアやエイジングケアを実践しましょう。
2)11月も化粧品の保管に注意を!
化粧品や容器にもウイルスや細菌が付着します。
日本でも海外でも、使いかけの化粧品やパフなどに細菌が付着しているという研究報告があります。
また、新型コロナウイルスは、インフルエンザ以上に感染力を持つ時間が長いので、化粧品の取り扱いや保管に気をつけることが大切です。
11月ほか、いつでも化粧品の使い方や保管まで強く意識しましょう。
<参考記事>
*使いかけのメイクアイテムは細菌に汚染されている?研究で検証!
4.実践!11月のスキンケアとエイジングケア
1)11月のスキンケアは、保湿クリームが大切
11月は冬を意識して保湿クリームを使うことが必要な月です。
保湿化粧水やエイジングケア化粧水、美容液を使ったケアだけでなく、乳液や保湿クリームを使いましょう。
化粧水なら、セラミドを増やすナイアシンアミドやセラミドプロモーター(3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸)配合のものがおすすめです。
冬が近づくと空気の乾燥にともなうお肌の水分の蒸発を防ぐために、油溶性のエモリエント成分を補うことが大切です。
お肌のハリやツヤをキープするためには、水溶性のヒューメクタントが多いアイテムだけでなく、この時期は保湿クリームを使いましょう。
保湿クリームは、特にヒト型セラミド配合のセラミド配合クリームがオススメです。
また、手足やボディの乾燥肌対策も大切なので、ボディクリームやハンドクリームも上手に取り入れましょう。
ポイントは、「<ナールスから、11月のワンポイントアドバイス>」でお伝えしたとおりです。
なお、11月に秋枯れ肌などで肌荒れがある場合は、抗炎症作用のあるアラントインやパンテノール、グリチルリチン酸2K(ジカリウム)なども使いたい成分です。
<おすすめの成分の参考記事>
*ナイアシンアミドの効果は?話題のシワ改善化粧品のおすすめ紹介!
*3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすビタミンC
<秋のエイジングケア化粧品の選び方と使い方の参考記事>
*秋は化粧水でエイジングケア!おすすめと選び方・使い方のコツ
<11月のスキンケアやエイジングケアの参考記事>
*秋に多い肌のくすみ!原因と改善のスキンケア&エイジングケア
2)お肌がごわつくなら角質ケアも取り入れる
11月は、ターンオーバーが遅くなってお肌がごわごわしたりすることもあります。
そんな場合は角質ケアを適度に取り入れましょう。
また、必要に応じてピーリングや酵素洗顔も取り入れましょう。
手足やかかとの角質ケアには尿素配合のクリームもオススメです。
しかし、角質ケアのやり過ぎは、バリア機能の低下の原因になるので、過度にならないようにすることが大切です。
<参考記事>
3)11月は上手なお風呂の入り方で乾燥肌対策
11月からはお風呂でからだを温めて冷え症を予防することが大切です。
とくに、更年期を迎える40代からのエイジングケアは、体温をキープすることが美肌や健康にとって大きなポイントです。
そんな体温をキープする手段の1つがお風呂。
しかし、温まろうとして湯船のお湯の温度を上げすぎると、お肌の乾燥の原因になったり、乾燥によるかゆみが出てしまうこともあります。
特に、アトピー性皮膚炎の方はお風呂の温度は上げ過ぎないこと、長風呂をしないことが大切です。
そのため、湯船の温度は、普段なら38℃~39℃くらいを維持しましょう。
一方、免疫アップのための入浴法の1つにHSP(ヒートショックプロテイン)を増やす入浴法があります。
HSPは、健康増進に役立つほか、お肌のコラーゲンを美しく形つくることをサポートします。
だから、時々、HSP入浴法を取り入れることもエイジングケアにはよい方法です。
HSP入浴法の温度の基準は、40℃~42℃のちょっと熱めです。
具体的には、
42℃の場合:10分程度
41℃の場合:15分
40℃の場合:20分
程度を目安にし、週1~2回取り入れましょう。
ポイントは、次のとおりです。
- 熱いのが苦手な方は、ふだんよりは少し高め、からだが気持ちいいと感じるくらいの温度で試してみる
- 入浴前後の水分補給は、冷水より常温のお水やスポーツドリンクを飲む
入浴後はHSPや水分が減らないように、しっかり保温する
なお、HSP入浴法は、心臓に負担がかかりますので、高血圧などの方は注意が必要です。
そのほかの病気を含め、持病のある場合は、お風呂の入り方を医師などに相談されることをおすすめします。
お風呂上りは、あまり時間をおかずに保湿化粧水やボディクリームなどで顔や全身の保湿を行いましょう。
お風呂の入り方の詳しい情報は、「乾燥肌、敏感肌の方のためのお風呂・温泉の入り方」を参考にしてください。
<参考記事>
*2019年オススメ温泉ランキング第1位は?入り方も注意しよう!
*体温アップで免疫を高める!不眠・肩こりを改善して健康と美肌へ
*低体温は体調不良のもと!体温を高く保つ5つの生活習慣で健康と美肌
4)洗顔やクレンジングももちろん大切
ほかの月と同じく、優しく刺激の少ない洗顔とクレンジングを心がけましょう。
エイジングケア世代の方は、敏感肌でも使えるクレンジング料がおすすめです。
詳しくは、「秋におすすめのクレンジング料を正しく使ってエイジレスな美肌へ!」をご覧ください。
5)11月も適度な紫外線対策を続けよう
11月になると紫外線照射の量はかなり減ります。
だから、UVBの影響は小さくなっていくので、シミのリスクは減っていきます。
しかし、太陽光線の角度が低くなって斜め横から顔に紫外線があたります。
だから、お出かけやスポーツなどで長時間紫外線を浴びる場合には、日焼け止めやUV化粧下地などでしっかりと紫外線対策を行いましょう。
一方、UVAの照射量はそれほど低下しないので、光老化によるたるみが原因のほうれい線、たるみ毛穴、シワのリスクは依然として残ります。
紫外線の中でも、特に波長の長いロングUVAは危険です。
だから、秋の紫外線対策も大切なのです。
そんな11月の紫外線対策に関する情報は、下記も参考にしてください。
*外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!
*日焼け止めの使い分けと選び方は、年齢・季節・利用シーンで!
*日焼け止めは正しい塗り方と使い方が大切!紫外線をカットするコツ
*秋も紫外線対策は大切!斜め横からの光線を日焼け止めでブロック
6)11月は、手足、かかと、ひじ、ひざなどの保湿対策を
①ひじ・ひざ・かかとの保湿
11月になるとひじ・ひざ・かかとが乾燥しやすくなります。
さらに、角質も厚くなりがちです。
その理由として、皮膚の構造や役割は大きな意味ではからだのどのパーツでも同じなのですが、ひじ・ひざ・かかとは顔と比べて皮脂が少なく、ターンオーバーが遅いなどの特徴があるからです。
顔の肌との違いは次のとおりです。
<皮膚の構造と役割>
こうした特徴からひじ・ひざ・かかとは乾燥しやすいパーツなので、11月頃から冬にかけては、特に意識して乾燥対策を行うことが大切です。
②手肌のエイジングケア
11月は、手の乾燥肌対策も大切です。
ハンドケアは、次のような条件を満たすエイジングケアハンドクリームがオススメです。
- 高い保湿力がある
- エイジングケアができる
抗酸化ケアができる
ダマスクローズ、ナールスゲン、セラミド、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、シアノコバラミンを配合した「ナールス ロゼ」をオススメします。
11月の手肌のエイジングケアに!
<参考記事>
*コロナ禍の手荒れ対策 薬剤師オススメの保湿成分・クリームとは?
③デコルテのケア
デコルテは、表皮の角質層は厚いのですが、真皮が薄く、お肌の土台が弱いのです。
また、皮脂腺が少ないので皮脂分泌が少ないのです。
だから、次のような特徴があります。
- お肌のハリ不足やしわなど、年齢があらわれやすい
- 角質層が分厚いので、くすみ、ニキビ、大人ニキビなどがあらわれやすい
乾燥肌になりやすい
11月もしっかりと、首やデコルテのスキンケアやエイジングケアを行ないましょう。
7)11月のスペシャルケア
11月のスペシャルケアにオススメしたいのが「ヒト幹細胞培養液」配合のバイオセルロース製フェイスマスク「ナールス リジェ パーフェクトマスク」。
ナールス リジェには、EGFやFGFなどの成長因子を含むヒト幹細胞培養液とナールスゲン以外にも、糖化を防ぐカルノシンやビルベリー葉エキス、フィラグリンを増やすマンダリンオレンジ果皮エキスなどを配合しています。
5.11月に気をつけたい日常生活
1)11月は風邪やインフルエンザに気をつけよう!
11月になって気温が下がり、空気が乾燥してくると、風邪をひいたりインフルエンザにかかる方が増えます。
特に、抵抗力が下がっている高齢の方は注意が必要です。
くしゃみや鼻水、咳などの症状が出たらすぐに治療が必要です。
風邪の多くはウイルス感染によって人から人へとうつりますが、そのウイルスはコロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなどが有名です。
特に2020年は、新型コロナウイルス感染症が大流行しました。
しかし、これら以外にも風邪のウイルスは、200種類以上もあります。
だから、冬になると違うウイルスに感染して風邪をひくこともあります。
もっと怖いのがインフルエンザ。
風邪と比較すれば症状の進行も早く、熱も高くなります。
インフルエンザは感染して1~3日の潜伏期間後、突然38度以上の高熱や全身の倦怠感、食欲不振などの全身症状が強くあらわれます。
特に、糖尿病などの持病のある方は、免疫が下がっているので注意が必要です。
①風邪の予防と改善の対策
風邪の予防の基本は、次のとおりです。
- 外出後は、こまめに手洗いやうがいをする
- マスクを着用する
風邪をひいている人やその疑いのある人に近づかない
また、日常的に、次のポイントを意識することが大切です。
- 質の高い睡眠を十分とる
- たんぱく質やビタミンなど免疫を高める栄養素をバランスよく摂る
冷えを防ぐために適度な運動で代謝アップ
風邪をひいてしまったら、まず、十分な休養と睡眠をとることが先決です。
ほかには、次のようなことを意識しましょう。
- おかゆや汁物など温かく消化がよいものを食べましょう。
- 水分補給を十分に行いましょう。 冷たい水や清涼飲料水より白湯やビタミンが豊富な野菜ジュース、フルーツジュースなどがオススメです。
たんぱく質や糖質などのエネルギー源を摂取することも大切です。
②インフルエンザの予防と改善の対策
インフルエンザは例年12~3月頃に流行しますが、今、挙げた風邪の予防対策は、インフルエンザウイルスの予防対策にもなります。
さらに、加湿器などを利用して、お部屋の湿度を50~60%に保つことも大切です。
これで乾燥肌対策も可能です。
もちろん、ワクチンの接種もインフルエンザ予防に有効です。
ワクチン接種で、インフルエンザ感染予防とかかった時の重症化予防が期待できます。
なお、ワクチンの接種効果が現れるまでに2週間程度かかるため、12月中旬までの接種が推奨されています。
<参考記事>
*新型コロナウイルス感染予防に大切な市販・手作りマスクの効果と限界
*マスク生活になって半年、あなたは敏感肌になっていませんか?
*新型コロナウイルス感染予防で手洗いした後はたっぷり保湿を!
2)美肌に効く!11月の食べ物
11月は、秋の名残りがある冬のはじめ。
スキンケアも大切ですが、美肌の基本を支えるのは食べ物。
10月と同じくいろんな食べ物が旬を迎える11月の食べ物をご紹介します。
- 野菜では ⇒ 大根、春菊、ごぼう、ネギ、白菜、サツマイモ、自然薯、ブロッコリー、カリフラワー
- 果物では ⇒ りんご、キウイ、みかん、ゆず、柿、栗、梨、アボカド
- 魚では ⇒ はまち、かます、ししゃも、ふぐ、ひらめ、クエ、アンコウ、ズワイガニ、ホタテ貝
などが、11月の食べ物です。
どんな食べ物も旬が美味しく栄養価も高い場合が多いので、これらもオススメです。
もちろん、どの季節も抗酸化や乾燥肌対策を意識した食べ物や飲み物、栄養素を摂ることは大切です。
美肌のための食べ物や乾燥肌を防ぐ食べ物は、次の記事を参考にしてください。
*晩秋から初冬に美味しく食べよう!11月におすすめの食べ物とレシピ
*乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?
*スーパーフードはアンチエイジング・美容・ダイエットに効果!
6.まとめ
2022年、秋が終わり冬を迎える11月のスキンケアとエイジングケアについてご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
11月は、前半は秋の名残りで過ごしやすいですが、後半になると肌寒い日も多くなります。
そして、日に日に温度、湿度ともに下がって、お肌に厳しい冬も目の前に。
11月は、そんな季節的な特性を踏まえたスキンケアを考える必要がありますが、特に気をつけたいのが、やはり保湿。
そこでオススメは、保湿クリームを上手にエイジングケアに活かすこと。
また、どの季節も、どんな年齢でも「清潔」「保湿」「紫外線対策」がスキンケアの基本ですが、11月で優先順位が高いのは、保湿です。
11月は、保湿クリームでお肌の冬支度を始めましょう。
2022年の11月もしっかりとスキンケアとエイジングケアを!
この記事「冬が目の前!2022年11月のスキンケアとエイジングケア」が、エイジングケア世代の男性や女性の皆様のスキンケアの参考になれば幸いです。
<前月と翌月のスキンケア&エイジングケア>
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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