コロナ禍の手荒れ対策 薬剤師オススメの保湿成分・クリームとは?

ハンドクリームを塗る手

1日に何度も手を洗ったり、アルコールで消毒する日常が続いているため、手荒れに悩まされる人が増えています。

そのための対策として、こまめにハンドクリームで保湿することが大切です。

今回は、薬の専門家の薬剤師に聞いたオススメする保湿成分・クリームのアンケート結果と、ハンドクリームを正しく使う方法についてご紹介します。

この記事の目次を紹介する女性のイラスト

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1.頻繁な手洗い、消毒で手荒れ予防に良い保湿成分が知りたい?!

手荒れのひどい女性

「コロナ禍の手荒れ対策 薬剤師オススメの保湿成分・クリームとは?」をお届けします。

頻繁な手洗いやアルコール除菌が日常的となり、手が乾燥したり手荒れに悩まされている人が増え、手肌保湿のためにハンドクリームの需要も増えているのではないでしょうか。

手洗いなどのたびに、手肌の乾燥対策としてハンドクリームをこまめに塗りなおしますが、仕事やスマホ・パソコンなどの作業を邪魔しない使い心地で、かつ良い保湿成分のものが理想的ですよね。

そんな中で、ナールスエイジングケアアカデミー編集部ニュースでは、以前も「新型コロナウイルス感染予防で手洗いした後はたっぷり保湿を!」を取り上げました。

頻繁に手洗いや衛生管理が必要な職業は多いですが、その一つが薬剤師さんです。

薬剤師さんたちは、患者さんごとに消毒しなおす必要があります。

では、乾燥や手荒れを防ぐためにどういった成分入りの保湿クリームを利用しているのでしょうか?

薬剤師向け情報メディアハッピーファーマシスト(https://smast.co.jp/happypharmacist/)が行った、薬剤師の男女105人を対象にしたアンケート調査「薬剤師がおすすめの保湿成分と保湿クリーム等について」から、薬剤師さんが薬の専門家としておすすめする保湿成分をご紹介するとともに、コロナ禍が続く中でのハンドクリームの正しい塗り方についてご紹介します。

【調査概要】
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:薬剤師の男女
調査期間:2021年1月11日~1月15日
調査エリア:全国

サンプル数:105名


2.薬剤師に聞いた「薬剤師がおすすめの保湿成分と保湿クリーム等について」のアンケート調査結果

女性の薬剤師

ここからは、合同会社スマスタが運営する薬剤師向け情報メディア「ハッピーファーマシスト」が行った、薬剤師対象にした「薬剤師がおすすめの保湿成分と保湿クリーム等について」のアンケート調査の結果をご紹介していきます。

1)薬剤師がおすすめする保湿成分

保湿クリームの成分として有名なヘパリン類似物質ワセリンセラミド尿素のうち、おすすめの保湿成分の結果です。

最もおすすめの保湿成分として、約8割が「ヘパリン類似物質」と回答しています。次いで、ワセリン、セラミド、尿素と続きました。

<図 おすすめの保湿成分>おすすめの保湿成分の図

(ハッピーファーマシスト プレスリリースより)

回答の第一位は「ヘパリン類似物質」、第二位は「ワセリン」、第三位「セラミド」、第四位「尿素」でした。

2)おすすめする保湿成分を選んだ理由は?

それでは、薬剤師さんが選んだ保湿成分について、代表的なご意見を以下にご紹介します。

①第1位.ヘパリン類似物質(78.1%)

  • ヘパリン類似物質は、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促し、弱った肌バリア機能を取り戻すことができ、乾燥によって荒れてしまった肌の修復もできます。一時的な保湿だけでなく、乾燥による肌荒れの根本的な改善ができるところがいいです。
  • 敏感肌や乾燥肌でも使用することができ、オールシーズンでの使用が可能です。傷や分泌液を伴う炎症部分には良くない場合があります。ワセリンも冬季では大変効果的ですが、夏季は毛穴を潰してしまい湿疹の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
  • 軟膏、ローション、クリーム、泡状スプレー等、患者さんの使用勝手に応じて使い分けができ、この薬を使って効かなかったと言った人を聞いた事がなかったため。

<ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント>

ヘパリン類似物質は、表皮の奥の基底層まで達して、基底膜にはたらきかけ、保湿作用、抗炎症作用、血行促進作用を発揮します。

効能・効果は、進行性指掌角皮症皮脂欠乏症などの皮膚疾患です。これらの疾患が医師によって診断されて初めて、健康保険も適用されるものでした。

しかし、今では薬局で買える医薬品にも使えるようになっています。ですが、これを美容目的で使うことは正しい使用法ではありません。

 

②第2位.ワセリン(32.4%)

  • 保湿という面ではワセリンが最もよいから。ワセリンだけだと乾燥するので、ワセリンの前にヘパリン類似物質や化粧水などを塗布して水分を付加するとよいです。
  • ワセリンは不純物の含有率が低く刺激感も少ない。

<ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント>

ワセリンは、炭素と水素だけからできたエモリエント成分で「炭化水素」と呼ばれるカテゴリーに属します。そのため水には全くなじみません。だから、肌から水分蒸発を抑制する効果に優れています。

ワセリンには、純度の低い順から、黄色ワセリン、白色ワセリン、プロペト、サンホワイトの4種類があります。

黄色ワセリン以外が、子供の乾燥肌高齢の方の乾燥肌でもおすすめです。

なお、ワセリンと同じく炭化水素には、スクワランやミネラルオイルがあります。

 

③第3位 セラミド(11.4%)

  • セラミドは肌のバリア機能を保つだけでなく、べたつきが少ないのが特徴。塗布した後に水で手洗いしても流れにくい。飲むのは効果があるかわからないが、塗布は効果あり。
  • 高水分保持が期待できて、乾燥から皮膚を守りしっとり維持できるため、日々のハンドケアに最適です。

<ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント>

セラミドは今や誰もが知っている有名な保湿成分です。

もともと肌の角質層にあって、ラメラ構造を形成する角質細胞間脂質として、保湿の3大因子の1つとして、バリア機能を担っています。

そんなセラミドも実はたくさんの種類があって少しずつ特徴が異なります。

化粧品成分としてのセラミドには、ヒト型セラミドのほかにも馬セラミドやグルコシルセラミドユズセラミドなどがあります。

 

④第4位 尿素(8.6%)

  • 尿素は保湿成分として優秀なだけでなく、皮膚表面の余分な角質をとる働きもあるからです。潤いだけでなく、ヒビやあかぎれで荒れた手もつるっとした感じになります。
  • 尿素が肌の潤いを保つのは「水素結合」の力と関係しています。水分と尿素は水素結合を介してくっつき合い、混じり合うことができます。要するに水と尿素は非常になじみがいいということです。このため皮膚に尿素クリームを塗っておけば尿素がしっかりと水分子をつかまえ、肌の乾燥を防ぐというわけです。

<ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント>

尿素は、アミノ酸やPCA-Naとともに天然保湿因子の成分の1つです。

化粧品成分としての尿素は保湿効果に加えて、ケラチン(たんぱく質)を溶かすはたらきがあることから、手肌のカサカサのケア以外にもかかとのケアひじ・ひざのケアにも優れて効果を発揮します。

その一方、長く使いすぎるとこの効果が裏目にでてバリア機能を低下させるリスクもあるのです。

だから、手肌やボディの乾燥肌が改善したら使用を控えることをおすすめします。

 

3)薬剤師がおすすめの市販の保湿剤(保湿クリーム)とその理由

市販の保湿クリーム

市販の保湿剤(保湿クリーム)でおすすめのものを聞いたところ、最も多かったのがヘパリン類似物質包有の商品でした。

以前は処方薬でしか入手できなかったヘパリン類似物質も、今では市販の第2類医薬品として、ドラッグストアなどで気軽に購入できます。

第2位は、ワセリンの商品(11.3%)です。

ワセリン含有商品ではなく、内容成分がワセリンのみの商品が挙げられていました。

ワセリンは、無香料・着色料や防腐剤無添加であること、病院でも処方してもらえる白色ワセリンで、赤ちゃんから高齢者まで年齢を問わず使えるためです。

第3位は、アトリックスシリーズ(10.4%)です。

薬用成分配合のハンドクリームから、サラッとしたハンドジェル、濡れた手でも使えるハンドミルクといった様々なタイプがそろっています。

ベタつきも少なく、無香料で匂いも気にならない、尿素配合のものは他と比べてベタつき感がなく塗り心地が良いといった意見が聞かれました。

第4位は、ニベアシリーズ(8.5%)です。

チューブ型や、缶のタイプ、ローション状のものなど用途、場面によって使い分けができ、値段も高くなく、大抵のドラッグストアでは取り扱いがあるので入手しやすい。

成分的にもワセリン、グリセリンなどバランス良く配合されており、安価のわりに良いという点が挙げられました。

同率第5位は、ロコベースリペアシリーズ(5.7%)。ワセリンやセラミド、グリセリンなどの保湿成分が入っています。

固いクリームタイプは、セラミド3、コレステロール、遊離脂肪酸(オレイン酸・パルミチン酸等)の3つの肌脂質成分を配合しており、皮膚バリア機能を補います。

べたつきは少々ありますが、保湿作用の持続性は感じられるため乾燥肌の方にはおすすめとの意見が上がっています。

同率第5位は、アベンヌシリーズ(5.7%)です。

ミネラル豊富なアベンヌ温泉の温泉水を、化粧品として使用したシリーズでおなじみです。

アベンヌのコールドクリームは尿素のように皮膚を柔らかくする効果を感じベタつきも少なく使いやすい、アベンヌトリクセラNTフルイドクリームは肌が弱い人でも使えるし、匂いが気にならず、伸びが良くベタつかないといった意見が上がっています。

<図 おすすめの市販の保湿クリームの商品名>おすすめの市販の保湿クリームの商品名の図

(ハッピーファーマシスト プレスリリースより)

この「薬剤師がおすすめの保湿成分と保湿クリーム等についてアンケート」の詳細は、以下よりご覧いただけます。

https://smast.co.jp/happypharmacist/handcream


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3.コロナ禍の手荒れ予防のための正しいハンドクリームの使い方

ハンドクリームを塗る女性

手指の皮膚はアルコール消毒によって乾燥して、皮膚のバリア機能が落ちます。その結果手荒れが起こります。

また、1日に何度も手を洗っているのも、手肌の皮脂膜や、角質細胞間脂質(セラミド、コレステロールなど)、天然保湿因子を除去してしまいます。

だから、こまめにハンドクリームで潤いを与えて保湿をしっかりするのが、手荒れを予防となります。

少しでも「乾燥してるかな?」と思ったら、ハンドクリームを塗りましょう。

1)アルコール消毒の前後、どちらでハンドクリームを塗るのが良い?

アルコール消毒液は、乾燥するときに菌を殺すはたらきがあります。

そのため、乾燥するときに手の水分も一緒に失われてしまいます。

アルコールで消毒するときは、しっかり乾かした後に、ハンドクリームを塗って保湿しましょう。

2)手洗い後はしっかり拭いて、ハンドクリームを

感染症対策で手を洗った後にアルコール消毒をする必要はありません。

しっかりと手洗いをしたら、そのあとは、清潔なタオルでやさしく拭いて、ハンドクリームを塗りましょう。

手を洗うたびに、こまめにハンドクリームを塗ると、手肌がいつも保湿された状態をキープできます。

また、手荒れを予防するために、手洗い用の石けんやハンドソープの使い方も一工夫を。

殺菌成分入りの刺激の強いものは帰宅後に、それ以外はお肌にやさしい弱酸性の石鹸やアミノ酸系の界面活性剤や低刺激処方などのハンドソープを使うようにして、過度に手肌に刺激を与えないようにしましょう。

3)正しいハンドクリームの塗り方

ハンドクリームを塗る手

  • ハンドクリームの1回分の使用量は、人さし指の先から第1関節までの長さくらいです。
  • ハンドクリームを手に取って、手の甲や手のひらで揉むようにして、数秒程度、体温で温めます。
  • 手のひら全体になじませながら塗り、次に手の甲に塗ります。
  • 次に指1本ずつ、つけ根から指先に向かって丁寧に塗ります。特に親指と人差し指はよく使うので、しっかりと塗りましょう。
  • 指の間も忘れずにクリームをぬり、爪の周りにも塗って爪のケアも一緒にしましょう。
  • 乾燥が気になるところは、二度塗りをすると効果的です。

アルコール消毒で手のひらも荒れやすくなっています。

だから、手のひらもしっかりハンドクリームを塗り込みましょう。

ですが、仕事中などベタベタを避けたい時は、手の甲にハンドクリームを取って、手の甲同士で擦り合わせた後に、余った分を手のひらに塗るようにすると、ベタつき感が少なくなります。

また、手肌のハリツヤをキープするには、ハンドクリームを塗る前に化粧水を使うのもよい方法です。

<ハンドクリームについてもっと知りたい人への参考記事>

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<ハンドクリームの参考書籍>

できるオンナは「手」を捨てない 仕事にも家事にも育児にも負けない、手と爪の守り方(かずのすけ・川上愛子 著 トランスワールドジャパン株式会社)


4.ナールスおすすめのハンドジェル「ナールスロゼ」

ナールスロゼ

頻回な手洗いやアルコール消毒による手荒れの対策ができるハンドジェルとして、「ナールスロゼ」をご紹介します。

ナールスロゼには、天然のダマスクローズ(ダマスクバラ花水)を半分以上配合しているので、ほのかにバラの香りがするだけでなく、セラミドの中でも保湿力の高いヒト型セラミド「セラミド2」を配合しています。

さらに、ナールスゲンを推奨濃度配合しているので、手肌のコラーゲンエラスチンヒートショックプロテイン(HSP)47、ヒートショックプロテイン(HSP)70、グルタチオンヒアルロン酸を増やすサポートをするので、手荒れ予防するだけでなく、エイジングケアまでできます。

ジェルタイプですが、しっとり感がありながら、ベタツキが残らないテクスチャーです。また、香りも天然のバラを使っているので、塗った瞬間はほんのりと香りますがすぐに消えます。

だから、においを気にせず、仕事中でも使いやすいハンドジェルです。

これからの春の季節の手のお手入れアイテムとしてもピッタリです。

ナールス ロゼについてのより詳しい情報は、こちらをご覧ください。

ナールス ロゼは、ホンモノのダマスクローズのハンドジェル

<ナールス ロゼの使い方>

ナールス ロゼの使い方については、こちらの動画を参考にしてみてください。

ダマスクローズ高濃度配合ハンド美容ジェル「ナールス ロゼ」の使い方


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5.編集後記

「コロナ禍の手荒れ対策 薬剤師オススメの保湿成分・クリームとは?」をお届けしました。

新型コロナが流行する前までは、手荒れするのは冬の季節が多かったので、予防は特に冬に重点をおいていました。

でも今は、毎日の手洗い回数も増えて、アルコール消毒も頻繁にするので、家のあちこちや職場にハンドクリームをおいて、カバンの中にも忘れずに入れるようにしています。

乾燥を感じたら、いつでも塗れるように備えておかないと、あっという間にカサカサになってしまうためです。

私の使い方は、外出時以外は、ハンドクリームを塗る前にまず化粧水を塗って、保湿強化しています。

この「コロナ禍の手荒れ対策 薬剤師オススメの保湿成分・クリームとは?」が、ナールスエイジングケアアカデミーの読者の皆様にとって、お役に立てれば幸いです。

(執筆:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ

医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。

(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。コスメ検定1級。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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