40代の女性二人が、エイジングケア世代のクレンジング料の選び方や使い方などを皮膚科専門の医師に質問しました。
エイジングケア世代のお肌は、乾燥しやすくなってクレンジング料の選び方や使い方もだんだん難しくなっていきます。
そんなクレンジングに関するお悩みや疑問点について、皮膚科専門の先生に1つ1つ丁寧に回答していただきました。
エイジングケア世代でクレンジング料の選び方や使い方にお悩みの方は、必見の記事です。
- クレンジングの際の注意点や正しい方法がわかります。
- エイジングケア世代のクレンジング料の選び方のポイントがわかります。
- クレンジングでよくある疑問点とその答えがわかります。
化粧品成分上級スペシャリスト&京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
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ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
読みたいところから読める目次
1.誰もが悩む?エイジングケア世代のクレンジング
「皮膚科医に聞く!エイジングケアのためのクレンジングQ&A」をお届けします。
皮膚科医河本英恵先生
今回の記事は、大阪市の「かわもと医院きれいクリニック」の院長で、皮膚科専門の医師である河本英恵先生が、エイジングケア世代の中川ゆう子さんと宮田智子さんからのクレンジングに対する質問に回答するものです。
クレンジングは、メイクが欠かせない現代女性には、とても大切なスキンケア習慣です。
そして、今やさまざまなタイプのクレンジング料が世に登場しています。
そんな中で、エイジングケアを意識したクレンジングをどう実践していけばよいのでしょうか?
<質問した二人のエイジングケア世代の女性>
2013年 第6回 ミセス日本グランプリ ファイナリスト。2014年より京都市観光おもてなし大使としても活躍中。
2017年アジアを拠点とする企業主催の「アジアの美しい顔100人」に選出。
医療系大学出身の理系女子で、美容知識も豊富。公式ブログで上位を記録中。お二人の男子のママ。
夫がフレンチの料理人であり、経営するレストランで異業種交流会やランチ会なども行う。
以前はOLとして半導体開発の仕事や、産業用ロボットの企業で人事採用担当兼社長秘書を務めていた経験も。
お二人の男児のママ。
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2.クレンジング料の選び方に関するQ&A
メイクの落ち方や優しさなどを教えてください。(お二人からの質問です)
A.最近では、オイルの種類や界面活性剤の種類が増えたため、同じタイプでも洗浄力や刺激をはじめ、お肌への負担が異なります。
だから、どんなタイプかということを踏まえながらも、オイルの種類や界面活性剤の種類、また特徴などを知って、自分の年齢や肌質、肌状態に合ったクレンジング料を選ぶことをオススメします。
基本的にクリームタイプやミルクタイプは、洗浄力は高くありませんが、刺激は少ないので、ナチュラルメイクの場合にはエイジングケア世代にとってよい選択肢の1つです。
また、摩擦が少ないジェルタイプで、アミノ酸系界面活性剤を使ったクレンジング料は、洗浄力はほどほどですが、お肌への負担は少ないのでオススメできます。
もし、オイルタイプを使う場合は、アルガンオイルなどの油脂系の美容オイルを配合したものなら、オイルタイプの中でも脱脂力が高くないため、よい選択肢になります。
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*肌荒れを防ぎたい!おすすめのクレンジング料の選び方と使い方
A.はい。
肌質に合わせてクレンジング料を選ぶことが大切です。
①普通肌のクレンジング料の選び方
だから、30代以下ならどのタイプのクレンジング料でも大丈夫な場合が多いので、自分の普段のメイクに合わせて、十分にメイクを落とせるクレンジング料を選ぶことができます。
ただし、年齢とともにお肌は老化して乾燥肌に傾くので、優しいものへ切り替えていくことをオススメします。
②脂性肌のクレンジング料の選び方
脂性肌の方は、水分も十分ながら皮脂量も多い肌質です。
だから、洗い上がりのさっぱりとしたジェルタイプのクレンジング料がよい選択肢の1つです。
伸びがよくなめらかなテクスチャーで、摩擦も少ないため、肌への負担を軽減できます。
ジェルタイプには水性と油性がありますが、一般的に水性のほうが低刺激でエイジングケアの観点からもオススメです。
③乾燥肌・敏感肌のクレンジング料の選び方
30代以下のエイジングケア世代より若い世代でも、乾燥肌やインナードライ肌、敏感肌の場合は、優しいクレンジング料を選ぶことが大切です。
どのタイプのクレンジング料を選ぶかというより、次の条件を満たすクレンジング料を選ぶことが大切なポイントです。
- 界面活性剤ならアミノ酸系界面活性剤
- オイルなら油脂系オイル
お肌の刺激になる成分が配合されていない
オススメなのは、刺激が少なくお肌に優しいアミノ酸系界面活性剤配合の水性のクレンジングジェル、またはアルガンオイルやコメヌカ油など美容オイルと同じ油脂系オイルを使ったクレンジングオイルがオススメです。
④混合肌のクレンジング料の選び方
混合肌の方は、クレンジングだけでなく、スキンケア全体が難しい肌質なのですが、次のような特徴があることを知っておくことが大切です。
ただ、ニキビができている場合は、その時のみクレンジング後に洗顔することが必要な場合があります。
だから、乾燥肌やインナードライ肌と同じ考え方でクレンジング料を選べば大きな間違いはありません。
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*マスク生活に使いたいクレンジング料!擦らず落とせるおすすめは?
でも、クレンジング後にしっとりするタイプのほうが、潤いを取りすぎないためにはよい選択なのでしょうか?(宮田さんからの質問です)
A.一概にどちらがよいとはいえません。
「サッパリだからお肌の潤いを取り過ぎる」
「しっとりだからお肌の潤いを残す」
ともいい切れないのが、クレンジング料の選び方の難しいところです。
もちろん、お肌の潤い成分である皮脂、天然保湿因子(NMF)、セラミドなどを流してしまうクレンジングはよくありません。
先ほどもお話しましたが、クレンジングジェルやクレンジングリキッドなどの場合は、アミノ酸系界面活性剤を使ったもの、クレンジングオイルなら油脂系オイルを使っているものが潤いを取り過ぎません。
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*おすすめのオイルフリークレンジングと選び方の5つのポイント
こういうクレンジング料はよくないというものを教えてほしいです。(宮田さんからの質問です)
A.どんなクレンジング料であってもお肌に負担があります。
なぜなら、どんなクレンジング料にも、多かれ少なかれ、次の2つがあるからです。
- 洗浄力や脱脂力
お肌への摩擦
さらに、界面活性剤の種類によっては、アルカリ性が強く皮膚常在菌に影響を与えるリスクや静電気が起こるリスクもあります。
だから、メイクの濃淡、肌質や肌状態、年齢に合わせて、洗浄力と刺激のバランスを考えて「メイクがしっかり落とせる」「余分な負担をかけない」の両面をできるだけ兼ね備えたものを選ぶことが大切です。
オススメできないクレンジング料ですが、皮脂などを落とし過ぎるリスクのあるもの、お肌に刺激を与え乾燥肌の原因になるものなどです。
たとえば、エイジングケア世代には、脱脂力の強い鉱物油(ミネラルオイル)主体のクレンジング料や拭き取りタイプのクレンジングはあまりオススメできません。
また、アルコール、PG、DPGなどの刺激のある成分が全成分表示の3行目までにあるクレンジング料もあまりオススメできません。
3.クレンジング料の使い方に関するQ&A
「馴染む」とはどんな状態なのか?
また、顔全体に馴染ませるのに必要な時間の目安はあるのでしょうか?(中川さんからの質問です)
A.馴染むとは、界面活性剤が乳化した状態です。
たとえば、オイルタイプでは透明なクレンジング料が白濁したタイミングです。
一方、クリームタイプやミルクタイプで元から白いものは、白さがなくなって、手触りが軽くなったと感じるタイミングがお肌に馴染んだ状態です。
目安としては、決まった時間があるわけではなく、それぞれのクレンジング料で異なるので、一概に「何秒」とはいえませんが、洗浄力の強い界面活性剤のクレンジング料の場合は、お肌に馴染む時間は早く、逆にアミノ酸系界面活性剤などお肌に優しい界面活性剤のクレンジング料の場合は、お肌に馴染む時間は長くなる傾向にあります。
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日焼け止めを落とすのにもクレンジング料を使ったほうがよいのでしょうか?(宮田さんからの質問です)
A.日焼け止めには、石鹸や洗顔料で落とせるもの、クレンジング料が必要なものがあります。
日焼け止めのパッケージや説明書などに落とし方が明記されているはずなので、チェックしてみてください。
PA値やSPF値の低い日焼け止めであれば、洗顔料で落とせるものもあります。
一方、PA値やSPF値の高い日焼け止め、ウォータープルーフタイプの日焼け止めは、クレンジング料が必要です。
特に、ウォータープルーフタイプは、洗浄力の強いクレンジングオイルが必要な場合があります。
4.ダブル洗顔に関するQ&A
Q.クレンジング料でお化粧を落としてから洗顔料で洗うダブル洗顔が一般的だと思うのですが、クレンジング料1本でクレンジングと洗顔が可能なダブル洗顔不要のクレンジング料があります。
楽だし、お肌の摩擦回数も減るのはうれしいのですが、本当にメイクが落ちているのか、汚れは残っていないのか若干不安です。
やはり、クレンジングのあとは洗顔料を使ったほうがよいのでしょうか?(中川さんからの質問です)
A.ご質問でもコメントされているとおり、ダブル洗顔はお肌の負担になります。
クレンジングだけでメイクはもちろん、皮脂やそのほかの汚れも落とせるなら、ダブル洗顔はなしで済ませたほうがよいでしょう。
その点では、ダブル洗顔不要のクレンジング料はよい選択肢です。
ただ、もしダブル洗顔不要のクレンジング料でお肌の汚れが落ちない場合は、次のようなことが考えられます。
- クレンジング料の使い方が間違っている
- クレンジング料がお肌に合っていない
そもそもクレンジング料の洗浄力が低い
まず、使い方を見直してみましょう。
それでもダメなら、クレンジング料を代えることを検討してください。
<ナールスエイジングケアアカデミー関連記事>
*おすすめのダブル洗顔不要のクレンジング料!その選び方とは?
5.顔以外のパーツのクレンジングに関するQ&A
Q.首やデコルテにもクレンジングが必要といわれることがあります。
首やデコルテのクレンジングは、メイクをしていないときでも必要ですか?
また、メイクした場合、クレンジングを行っても大丈夫なのでしょうか?(中川さんからの質問です)
A.デコルテは、メイクをしてない場合は、クレンジングは不要です。
メイクをしているなら、クレンジングすることをオススメします。
クレンジングは優しく40秒程度で済ませましょう。
そして、クレンジング後は、しっかり保湿をしてくださいね。
6.クレンジング時のフェイスマッサージに関するQ&A
Q.クレンジングの時に顔のマッサージをしないほうがよいと聞いたことがあるのですが、実際はどうでしょうか?(中川さんからの質問です)
A.優しくクレンジングすることは大切ですが、フェイスマッサージをクレンジングの際に同時に行う必要はありません。
クレンジングは、40秒から1分程度の短時間でメイクを落とすものです。
クレンジング料が長い時間、お顔にのっていると負担になるので、クレンジングの際はクレンジングだけに集中することをオススメします。
<ナールスエイジングケアアカデミー関連記事>
7.ナールスエイジングケアアカデミー編集部コメント
メイクをする女性にとって、クレンジング料はマストアイテム。
今ではたくさんの種類があります。
だから、自分の肌に合うものを選ぶのはとても難しいと思います。
また、年齢とともに肌のバリア機能が低下したり、ターンオーバーが遅くなるなどが原因で、肌悩みが多くなるエイジングケア世代にとってはなおさらです。
今回、そんなエイジングケア世代の女性お二人のクレンジングに関する質問に、皮膚科医の河本英恵先生がわかりやすく回答してくださいました。
きっと、同じような疑問を持つエイジングケア世代の女性もいらっしゃると思います。
この記事はきっとそんな方々のお役に立てると思います。
また、ナールスエイジングケアアカデミーでは、クレンジングに関して年齢別、肌悩み別の記事を用意していますので、ぜひ、参考にしてください。
<年齢別のクレンジング料の選び方>
*40代にオススメのクレンジングはランキングだけで選ばない!
<肌悩み別のクレンジング料の選び方>
8.まとめ
エイジングケア世代の女性お二人からのクレンジングに関する質問と、皮膚科医河本英恵先生からの回答をご紹介しました。
この記事をお読みの皆様も、クレンジングで同じような疑問をお持ちではないでしょうか?
同じエイジングケア世代でも、肌質や肌状態はお一人お一人で異なります。
だから、クレンジング料の選び方や使い方に唯一の正解があるわけではありません。
しかし、エイジングとともに誰でもお肌は衰えていきます。
そのことを考えればメイクをしっかり落とすことに加え、お肌への優しさ、負担の少なさはとても大切です。
この記事「皮膚科医に聞く!エイジングケアのためのクレンジングQ&A」を参考に、ぜひ、ご自身に合った優しいクレンジング料を選んで正しくお使いいただければ幸いです。
<皮膚科医監修のクレンジングジェルもお試しできる>
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▼エイジングケア世代のためのクレンジングジェルの動画
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著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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