20代のあなたはクレンジングをおろそかにしていませんか?
10年後の美肌のためには、肌質に合ったメイク落としをしっかり選ぶこと、正しく使うことが大切です。
この記事では20代のためのクレンジング料の選び方と使い方をご紹介します。
また、20代にオススメのクレンジングジェルもご紹介します。
- メイクをしっかり落とすことは肌を守ることなので、クレンジングは大切。同時に20代でもクレンジングはお肌の負担になります。だから、負担を減らすことを考えましょう。
- 20代も後半になると、少しずつ乾燥肌傾向。クレンジング料は優しいタイプを使いましょう。
- クレンジング料の選び方は、単純にクレンジング料のタイプだけではなく、自分の肌質や肌状態、エイジングについてしっかり理解することが大切です。そのためには、成分の知識も必要です。
- 20代後半になると、エイジングケアに適した油脂系のオイルやアミノ酸系界面活性剤がよい成分です。上手に肌に負担の少ないアイテムを選びましょう。
- エイジングケアのためには、正しいクレンジングの方法を実践することも大切です。特に20代後半からは、より優しいクレンジングを意識しましょう。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
読みたいところから読める目次
1.20代のクレンジングが10年後のお肌を決める
「20代にオススメのクレンジング。10年後の美肌のために!」をお届けします。
だから、メイクを落すクレンジングにもそれほどこだわりがないかもしれませんね。
また、エイジングケアやアンチエイジングなんてまだまだ先と思っている20代も多いのではないでしょうか。
確かにまだ実感はないと思いますが、20代からも自分の肌質に合ったクレンジング料を選ぶことが大切です。
特に、20代後半になるとエイジングケアを意識したクレンジング料を選ぶことが大切になります。
- 濃いアイメイクも落とせるメイク落ちのよさだけで選んでいる
- クレンジング料にお金をかけたくないので価格の安さを重視
- 以前からコスパのよいオイルタイプを使っている
などといった20代の女性も多いのではないでしょうか?
実はクレンジング料は、お肌に負担をかけるアイテム。
選び方や使い方の失敗で肌老化や肌悩みの原因になってしまうことがあります。
20代ではまだ大丈夫だからと思って、刺激の強いクレンジング料を使っていると、近い将来、乾燥肌や肌荒れを引き起こすリスクもあるのです。
もちろん、毛穴の黒ずみやほうれい線、シワ、シミなどのエイジングサインをもたらす原因になることも。
20代ではまだエイジングケア化粧品を使わない女性が多いのですが、後半になるとクレンジングではエイジングケアを意識することをオススメします。
自分に合ったクレンジングを使うことでお肌のバリア機能を守り、お肌のターンオーバーも整います。
つまり、20代の今から真剣にエイジングケアを考えることが、10年後も20年後もエイジレスな美肌をキープできるのです。
この記事では、ランキングに頼らない20代からのエイジングケアの視点によるクレンジング料選びや使い方を幅広くご紹介します。
また、おすすめのアイテムもご紹介します。
「20代だけど将来のためによいクレンジング料を使いたい!おすすめは?」
「20代も後半になってきたので、今のクレンジング料を使い続けてよいのか迷っている!」
「正直、クレンジング料の選び方や使い方がわからない!コツを知りたい!」
などとお考えの20代の女性は、ぜひ読み進めてくださいね。
なお、先にクレンジングに関する皮膚科の先生の実践的なQ&Aをチェックしたい場合は、
「皮膚科医に聞く!エイジングケアのためのクレンジングQ&A」をご覧ください。
20代にもオススメ。オイルフリーのクレンジングジェル
<エイジングケア世代のためのクレンジングジェルの動画>
*【衝撃】オチがすごすぎて、ハマる人続出!|ナールス史上初の素敵なストーリー
2.クレンジングの前に20代のお肌の変化を知ろう
20代のクレンジング料の選び方を考える前に、お肌の変化を知りましょう。
1)20代のお肌の表皮の変化は?
20代前半のお肌は潤いが十分なケースが多く表皮もよい状態です。
しかし、25歳を過ぎると肌の変化を感じる機会も増えてきます。
20代も後半にさしかかると、肌のうるおいを保つ保湿の3大因子と呼ばれる「皮脂膜」「角質細胞間脂質」「NMF(天然保湿因子)」の3つの減少が始まります。
保湿の3大因子は、文字通り、お肌の角質層でバリア機能を正常に保つことやターンオーバーの正常化をサポートします。
しかし、20代の半ばから、少しずつ減少し始め、「乾燥肌になりやすくなった」などと実感することが増えてくるのです。
同じ洗顔料やクレンジング料を使っていても20代後半ではお肌の老化が始まっているので、トラブルを感じることもあるのです。
だから、20代後半になると、来るべき30代に備えて保湿の3大因子の減少による影響を最小限に抑えるため、クレンジングにもエイジングケア発想を取り入れていくことが大切なのです。
①皮脂膜
20代ではまだ皮脂腺から分泌される皮脂が大きく減ることはありません。
そのため、皮脂と汗が混じってできる天然の保湿クリームである皮脂膜もまだ十分にでき、肌を守ります。
そのため、それほど皮脂不足による乾燥肌を感じることは多くないでしょう。
それでも、30歳に近づくにつれ、皮脂分泌量は減りつつあるので、20代後半からは優しいクレンジング料を選ぶことをオススメします。
②角質細胞間脂質
角質層の細胞と細胞の間に存在しているが角質細胞間脂質です。
ラメラ構造を形成して、肌の水分保持に関して非常に重要な役割を持っています。
角質細胞間脂質は、約半分近くがセラミドからできていますが、20代からセラミドが減少することで、バリア機能は少しずつ低下してしまいます。
特に、25歳以降では減少が顕著になっていきます。
20代後半に差しかかったら、セラミドを洗い流さないクレンジングを意識しましょう。
③NMF(天然保湿因子)
角質細胞内で水分を保つ役割をしているのがNMF(天然保湿因子)です。
単一の成分ではなく、アミノ酸やミネラル、尿素など、人がもともと持っている水分を抱え込む成分の総称です。
水分を取り入れるはたらき(吸湿性)と水分を抱え込むはたらき(保湿性)の両方を持ち、肌のうるおいを保つ上で重要なはたらきをしています。
NMFも年齢とともに減ってしまいます。
だから、20代でも後半になるとNMFを洗い流さないクレンジング料を選ぶことが大切なのです。
今から、エイジングケアや予防美容の考え方を取り入れましょう。
2)20代のお肌の真皮の変化は?
表皮の奥には、基底膜(表皮真皮結合部=DEJ)があり、さらにその奥に、真皮があります。
20代では、真皮の衰えも始まるのでしょうか?
真皮の70%はコラーゲンです。
ほかにも、バネの役割を担うエラスチン、潤いを担うヒアルロン酸やプロテオグリカンがあります。これらの成分をつくっているのが、真皮にある線維芽細胞です。
20代も後半になると真皮も衰えはじめます。
特に、コラーゲンとエラスチンの減少が目立ちます。
つまり、20代は25歳を1つの境目として、表皮と真皮の衰えを実感し始めるタイミングです。
だから、20代も後半になると優しいクレンジング料を選んで、摩擦などにも注意することが必要なのです。
3)20代のエイジングインデックスって?
私たちは、こうした表皮と真皮の衰えを数値で表せるように指標化しました。
それが、お肌のエイジングインデックスです。
エイジングインデックスとは、お肌の状態を、年代別に「お肌全体の代謝」「表皮の老化」「真皮の老化」の3つを軸に、それぞれに関連する要素を8つの指標で数値化し、レーダーチャートで表現したものです。
ぜひ、20歳、25歳、30歳のエイジングインデックスをチェックして、お肌の変化を理解しましょう。
4)20代でも目立つエイジングサインとエイジングケア
20代前半では、エイジングサインが目立ち始めることはまれです。
しかし、20代も後半に入ると目元のしわや口元のしわなどが目立つこともあります。
これらは、まだ乾燥肌が原因の小じわであることが多いのですが、放置すると年々、ひどくなってしまうこともあります。
皮膚・お肌の基本的なつくりは誰でも同じですが、スキンケアやエイジングケで若々しさは変わります。
エイジングケアは気になったら始めることが大切です。
クレンジングは、20代からエイジングケアを意識し始めましょう。
3.20代からのエイジングケアにオススメのクレンジング料のタイプ
20代からのエイジングケアを意識したクレンジングの選び方のポイントをご紹介します。
ただし、界面活性剤やオイルの種類が増えた今では、クレンジング料をタイプだけで判断できなくなってきました。
あくまでも1つの目安として考えてください。
<従来のタイプ別のクレンジングの洗浄力とお肌への刺激の強さ>
<最近のタイプ別のクレンジングの洗浄力とお肌への刺激の強さ>
1)オイルタイプで低価格のものは20代でも避けよう
オイルタイプは脱脂力と洗浄力が高いので濃いメイクも落とせます。
また、ミネラルオイルを使った安価なクレンジングオイルもたくさんあります。
洗い流しも短時間で済みますが、本来お肌に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥肌の原因になるなどダメージは大きくなりがちです。
だから、20代でもあまりオススメできません。
一方、アルガンオイルやオリーブオイルなど、美容オイルの成分としても有名な油脂系オイルを使ったクレンジングオイルの中には、敏感肌や20代後半からのエイジングケアにオススメのものがあります。
2)リキッドタイプは20代前半にはオススメ、後半からは使い分けを!
油分が少なく、水分が多めのクレンジングリキッドは、サラッとしたテクスチャーが特徴です。
オイルタイプに次いで洗浄力が高く、洗い上がりがさっぱりしています。
それほど刺激が強くないタイプは、20代前半にはよい選択肢の1つです。
洗浄力の強いリキッドは、濃いメイクも落とせますが、その分、肌への負担が大きくなるので20代後半からは気をつけたいタイプです。
また、サラサラした使用感のために、つい肌を強くこすってしまうなどの間違ったケアにつながる場合もあります。
20代からは、メイクが濃い部分のみに使用するなど、使い分けることをオススメします。
3)クレンジングジェルなら20代後半から水性を
クレンジングジェルは、その名のとおりジェル状のクレンジング。
肌に伸ばしやすいことから余計な摩擦を抑えられるなどのメリットがあります。
大きくは水性タイプと油性タイプの2種類があり、さらに水性タイプは、「オイルイン」と「オイルフリー」があります。
「マツエク」をしているなら、オイルフリーの水性タイプを使うなど、自分のメイクで使い分けることができます。
水性のものは、肌への刺激が少なく優しい使い心地ですが、油性のものよりメイクを落とす力は低くなります。
だから、ナチュラルメイクの方は、水性タイプのクレンジング料が20代後半からのエイジングケアにはオススメです。
油性のものは、オイルタイプと同様にメイクを落とす力に優れていますが、強い界面活性剤が含まれている場合が多いことがデメリットです。
20代後半のクレンジング料としてはあまりオススメできません。
<参考記事>
*おすすめのオイルフリークレンジングと選び方の5つのポイント
4)クリームタイプは20代でも乾燥肌ならオススメ
油分と界面活性剤のバランスがよいのがクレンジングクリームです。
洗浄力は高いとは言えませんが、十分にメイクオフする力があり、お肌への負担も少ないので、20代でも乾燥肌やインナードライ肌、敏感肌の方にはオススメです。
クリーム状のテクスチャーのため、お肌に密着してのばしやすく、余計な力を入れずに摩擦を少なくしてメイクを落とすことが可能です。
クレンジングクリームには、ふき取るタイプと洗い流すタイプがあります。
20代前半でも肌が弱い方や20代後半は、肌への負担が少ない洗い流すタイプがオススメです。
5)ミルクタイプは乾燥肌や敏感肌も使える
肌へのダメージが少なく、敏感肌や乾燥肌の人も使いやすいのがミルクタイプです。
水分が多いので、なめらかな使い心地です。
だから、20代前半で肌が弱い方や20代後半の方にオススメのクレンジング料です。
洗浄力はやや弱いですが、皮脂を落とし過ぎず、お肌のうるおいは残したまま汚れだけを落としてくれるというメリットがあります。
ただし、ベースメイクが落とせる程度の洗浄力なので、ポイントメイクを落とす場合には、ほかのものを使う必要があります。
濃いアイメイクなどは、ポイントメイク専用のクレンジング料で落としてから使用するなど、使い方を工夫することが大切です。
6)バームタイプ
クリームタイプとオイルタイプのよいところを組み合わせているのがバームタイプのクレンジング料です。
容器の中では固形で、体温で溶けて肌になじむとオイル状に変わります。
高い洗浄力を持っていますが、オイルタイプと比べると刺激が少なく、クリームタイプよりも洗い上がりがさっぱりしています。
20代にオススメのタイプです。
ただし、20代後半からのエイジングケアでバームタイプを使う場合は、優しいものを選びましょう。
7)シートタイプ
拭き取るだけでメイクオフができるシートタイプは、時間がない時や旅行の際に使うには便利なクレンジング料です。
しかし、拭き取る際にお肌をこすってしまい、摩擦による肌ダメージを受けやすいというデメリットがあります。
強くこすり過ぎれば、シミの原因になることもあります。
だから、シートタイプは、20代でもあまりオススメできないクレンジング料です。
4.20代のクレンジングで肌トラブルを避けるポイント
クレンジングによる肌トラブルには主に5つの原因があります。
20代でもこの5つを避けてクレンジング料を選ぶこと、使うことで、10年後、20年後のお肌が変わります。
1)強すぎる脱脂力と洗浄力は避ける
クレンジング料のオイルの脱脂力や界面活性剤の洗浄力が強ければ、お肌のセラミドや必要な皮脂まで取り去ってしまいます。
20代でも洗浄力が高いものを長期間使用し続けてしまうと、肌のバリア機能を損なってしまうので注意が必要です。
特に、20代後半からのエイジングケアのためには、強すぎない脱脂力、洗浄力のクレンジング料を選びましょう。
<参考記事>
*セラミドを減らさない!クレンジングと洗顔の選び方と使い方は?
2)肌への摩擦を避ける
20代でもメイクを落とそうとクレンジング料でゴシゴシこすってしまうと、摩擦が増えダメージが大きくなります。
その結果、ターンオーバーが乱れ乾燥肌やシミ、くすみなどをもたらすのです。
また、お伝えしたようにエイジングとともに皮膚は薄くなります。
そこに摩擦の大きなクレンジングを続けるとたるみの原因になってしまうリスクもあります。
つまり、刺激の強いクレンジングを続けると、20代からほうれい線、シワ、たるみ毛穴、目の下のクマ、目の下のたるみ、ゴルゴライン、マリオネットラインなどの原因をつくることになりかねないのです。
20代でも肌に摩擦のないクレンジングを心がけましょう。
3)20代でもクレンジングは時短で
優しいクレンジング料を使っても、洗い過ぎや過度なクレンジングをしていては問題です。
- 量を多く使いすぎる
- 所要時間が1分30秒を超える
- メイクをしていない朝のスキンケアにクレンジング料を使う
などは、20代でも避けたい行為です。
特に、20代後半からは、クレンジングの頻度、時間、クレンジング料の量を適切に守ることが大切なのです。
これが、エイジングケアにつながるのです。
4)静電気を避けよう
クレンジングが与えるお肌への負担であまり知られていないのが、静電気。
界面活性剤には、水と混じってイオン化するものが多くあります。
そして、イオン化することで静電気を帯びるのです。
しかし、非イオン界面活性剤なら、イオン化せず電気を帯びません。
また、アミノ酸系界面活性剤は、アニオン(陰イオン)界面活性剤ですが、静電気を帯びるリスクが少ない界面活性剤です。
5)メイク汚れを残さない
20代でも、何歳であっても、メイクをしっかり落とすことが大切です。
メイク汚れが残っていると、お肌の酸化につながり、お肌の老化の原因になるのです。
だから、しっかりとメイクを落とすことも大切なのです。
皮脂分泌の多い20代では、外出後は、できるだけ早くメイクを落しましょう。
もちろん、メイクをしたまま眠ることは、NGです。
5.20代でも知っておきたいクレンジング料の選び方
1)クレンジングのABC
クレンジングは、オイルや界面活性剤で油性のメイクを落すものです。
界面活性剤やオイルには一定の刺激がありますし、また、クレンジング料でお肌を擦る以上、ある程度の負担が伴います。
そんなクレンジングは、肌質はどうであっても、ポイントは次のとおりです。
- 肌の不要なメイクの汚れはしっかり落とす
- 肌に必要なうるおいは残してバリア機能は守る
正しい方法でクレンジングを行って、肌に余計なダメージを与えない
TゾーンとUゾーンの皮脂分泌に大きな差がある混合肌の方でも、この基本は変わりません。
2)クレンジングのランキングや口コミに過度に頼らない
20代の方は、インターネットネイティブ。
生まれた時からウェブがあったでしょうし、スマホなどに慣れ親しんでいますね。
だから、クレンジング料の情報もスマホで、@コスメやまとめサイト、インスタグラム、フェイスブック、ツイッターなどでチェックするのではないでしょうか?
また、通信販売のコマースサイトやアマゾン、楽天などの売れ筋もチェックしますね。
確かに口コミやレビューは参考になりますし、「20代のクレンジングランキング」などの情報も役立ちます。
しかし、肌はみんな違います。
20代でも肌質や肌状態が違うのです。
だから、本当に自分に合ったクレンジング料を見つけたり、これからのエイジングケアを考える場合は、成分の知識を持つことが大切なのです。
3)クレンジング料の選び方の基本
20代でも何歳でもクレンジング料の選び方を考える要素は、下記の3つです。
- 自分の肌質や肌状態
- 年齢による肌老化や肌悩み
自分のメイクの濃淡
肌質は遺伝的な要素はあっても年齢やスキンケアで変わります。
年齢は誰もが毎年1歳ずつ増えていきます。
一方、メイクは自分の意思でコントロール可能です。
エイジングケアのためのクレンジング料は、この3つの要素を考慮した上で、洗浄力と刺激の少なさのバランスを考えて選びましょう。
4)肌質で考えるクレンジング料の選び方
クレンジング料は、自分の肌質に合ったものを選ぶことが基本です。
肌質は、お肌の表皮の角質層の水分量と皮脂分泌量によって、普通肌、脂性肌、乾燥肌、インナードライ肌(乾燥性脂性肌)の4つのタイプに分かれます。
<肌質の分類表>
また、これら以外にも、乾燥肌がひどくバリア機能の低下が著しいお肌は、敏感肌や乾燥性敏感肌、顔のパーツで脂性肌と乾燥肌が混在するお肌を混合肌と呼びます。
①普通肌のクレンジング料の選び方
20代で普通肌の場合は、どのタイプのクレンジング料でも大丈夫な場合が多いでしょう。
しっかりと濃いメイクの方なら洗浄力が強いオイルタイプやリキッドタイプが基本ですが、ナチュラルメイクならジェル、ミルク、クリームなどがオススメです。
とはいっても、20代後半になるとメイクを少し薄くしたり、優しいクレンジング料に替ええるなども考えましょう。
②脂性肌のクレンジング料の選び方
20代に多いのが脂性肌。
角質の状態はよいのですが、皮脂量が多いので洗い上がりのさっぱりとしたジェルタイプがオススメです。
伸びがよくなめらかなテクスチャーで、摩擦も少ないため、肌への負担を軽減できます。
ジェルタイプには水性と油性がありますが、20代後半からは低刺激な水性タイプがオススメです。
③混合肌のクレンジング料の選び方
混合肌の方は、クレンジングだけでなく、スキンケアが難しい肌質です。
- 多かれ少なかれ、誰もがTゾーンはテカり気味で、Uゾーンは乾燥気味
- 実は混合肌は多くの場合で乾燥肌
ということを知っておくことが大切です。
だから、混合肌の方は、乾燥肌やインナードライ肌と同じ考え方でクレンジング料を選びましょう。
20代でも同じです。
基本をしっかり守るクレンジングが混合肌の予防や改善に役立つのです。
④乾燥肌・敏感肌クレンジング料の選び方
20代の若い世代でも、乾燥肌やインナードライ肌、敏感肌の場合は、優しいクレンジング料を選ぶことが大切です。
クレンジング料の選び方は、次の3つのポイントをチェックしましょう。
- 界面活性剤ならアミノ酸系界面活性剤
- オイルなら油脂系オイル
お肌の刺激になる成分が配合されていない
敏感肌の20代の方にオススメなのは、刺激が少なくお肌に優しいアミノ酸系界面活性剤配合の水性のクレンジングジェル、またはアルガンオイルやコメヌカ油など美容オイルと同じ油脂系オイルを使ったクレンジングオイルがオススメです。
5)20代の肌悩みとクレンジング料の選び方
20代前半で多い肌悩みといえば、毛穴の黒ずみやイチゴ鼻、角栓などです。
そんな肌悩みがある場合のクレンジング料の選び方は、次の記事を参考にしてください。
一方、20代後半からのエイジングケア世代ではエイジングサインに悩む方もいます。
そんなエイジングサインが気になる方は、次の記事を参考にしてください。
6)withコロナ時代のクレンジング料
2020年から続くコロナ禍によって、マスク肌荒れに悩む20代女性が増えています。
だからこそ、若くても刺激が小さなクレンジング料を選ぶことが、従来以上に大切な時代になっています。
アフターコロナにおいても、感染対策のためにマスク生活から完全に脱するのは難しいと思われるので、20代でもその点を意識してクレンジング料を選びましょう。
<参考記事>
*マスク生活に使いたいクレンジング料!擦らず落とせるおすすめは?
6.20代でも知っておきたい!よい成分と控えたい成分
1)20代でオススメの成分
①非イオン系&アミノ酸系界面活性剤
最近のクレンジング料に配合される界面活性剤の多くは、ラウリン酸ポリグリセリル-10などの非イオン系界面活性剤です。
これらは静電気による乾燥肌などのリスクも少なく、安全性の高い界面活性剤です。
また、より優しいタイプがラウロイルグルタミン酸Naなどのアミノ酸系界面活性剤です。
20代でも敏感肌の方のクレンジング料としては、これらの成分がオススメです。
②油脂系のオイル
アルガンオイルやオリーブ油などの美容オイルでよく使われる油脂系のオイルには、グリセリンや脂肪酸なども含まれています。
そのため、ほかのオイルに比べて水に馴染みやすい性質があります。
つまり、顔にオイルが残りにくく潤いを残せるメリットがあります。
こちらも20代の乾燥肌や敏感肌の方のクレンジング料としてオススメです。
③毛穴汚れによい成分
20代では毛穴の汚れを落すクレンジングが大切です。
毛穴汚れを吸着するタナクラクレイなどのクレイや、毛穴ケアをサポートするアーチチョーク葉エキスなどはオススメの成分です。
2)20代でも避けたい成分
①ミネラルオイル
ミネラルオイル、水添ポリイソブテン、イソドデカンなどミネラルオイル系の成分は、高い洗浄力と強い脱脂力があります。
だから、クレンジングによって必要な保湿成分まだ洗い流されるリスクがあります。
20代で普通肌や脂性肌なら大丈夫ですが、将来の美肌のためにはあまりオススメできません。
②アルコール
アルコールは、化粧品の全成分表示では「エタノール」と表記されます。
アルコールは刺激や揮発性があります。
こちらも、20代で普通肌や脂性肌なら大丈夫ですが、将来の美肌のためにはあまりオススメできません。
20代でもクレンジング料は、アルコールフリーがオススメです。
③PG・DPG
クレンジング料に、時々、この2つの成分が配合されることがあります。
PGは刺激性のある成分なので、20代でも避けたい成分です。
DPGは、PGほどではありませんが、刺激性があります。
だから、20代でも高い濃度で配合したものは控えることがオススメ。
この2つが全成分表示の1行目や2行目にあるクレンジング料は、配合濃度が高いので避けましょう。
④合成香料・合成着色料
これらはさまざまなものがあり、刺激性のあるものからないものまであります。
だから一概にはいえませんが、クレンジング料には特になくてもよい成分です。
20代では必ずしも避けなくても大丈夫ですが、オススメできるものではありません。
7.20代にオススメのクレンジング料は?
20代のエイジングケアにオススメのアミノ酸系界面活性剤配合クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」をご紹介します。
水性のオイルフリーのクレンジングジェルで、アミノ酸系界面活性剤が主な洗浄成分なので、敏感肌でも安心して使えるクレンジング料です。
ナールス エークレンズは、皮膚科医監修で、以下の特徴があります。
- アミノ酸系界面活性剤により、お肌に負担の少ないクレンジングが可能です。
- 粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも、優しく洗い上げます。
- クレイ(軟質多孔性の海泥)が毛穴の汚れを吸着し、クリアな素肌をサポートします。
- アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴のたるみ、毛穴の開きや詰まり、いちご鼻、ザラつきなどの毛穴の悩みにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌をサポートします。
- ナノサイズまで小さくした「金コロイド」を配合。永続する抗酸化効果で、お肌の老化の原因となる活性酸素を除去し、お肌の酸化を防ぎます。
- グルコシルセラミド、ユズ果実エキスの効果で、バリア機能の改善をサポートします。
- 肌荒れ防止成分のカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな素肌へと導きます。
- 10の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、旧表示指定成分フリー)を実現しています。
- マツエクもOKのクレンジング料です。
<全成分表示>
水、BG、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ペンチレングリコール、グリセリン、ラウロイルグルタミン酸Na、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、グルコシルセラミド、金、タナクラクレイ、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキス、ユズ果実エキス、アーチチョーク葉エキス、ダマスクバラ花油、α-グルカン、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、ポリアクリル酸Na、水酸化K
<ナールス エークレンズのサンプルプレゼント!>
なお、ナールス エークレンズの使い方の動画はこちらをご覧ください。
8.20代からの正しいクレンジング習慣
20代でも正しいクレンジング習慣を心がけることが大切です。
1)その日のうちにメイクを落とす
メイクはその日のうちにキチンと落としましょう。
メイクを残したまま寝ることは、不衛生で、お肌の老化を早めます。
皮脂分泌の多い20代では、角栓、肌荒れ、大人ニキビの原因に。
又は、顔ダニを増殖させてしまう危険性もあるのです。
メイクした日は、その日のうちに必ずクレンジングを行うことを習慣にして、お肌を清潔な状態を保つことが大切です。
<参考記事>
2)正しいクレンジングのポイント
クレンジングの方法については、「クレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す!」で詳しくご紹介していますので、ここではポイントをご紹介します。
20代でも何歳でもポイントは同じです。
ぜひ、チェックしてみてください。
- メイクを落とす前に手を洗う
- ポイントメイクは先に落とす
- クレンジング料は乾いた手で使う
- 使用量をしっかり守る
- Tゾーンから、頬、目や口の順で行う
- メイクをしているパーツに満遍なく馴染ませる
- すすぎは、ぬるま湯(30度〜35度程度)を使う
- 所要時間は、すすぎを含めて1分程度
クレンジング後は、清潔なタオルで優しく水分を拭き取る
3)クレンジング後はしっかり保湿を
クレンジングをした後は、保湿が大切です。
そのまま放置してしまうと、20代でも乾燥することも。
保湿化粧水、美容液、乳液や保湿クリームを使ってしっかり保湿ケアを行いましょう。
20代後半なら、クレンジング後にエイジングケア化粧水やエイジングケア美容液を使うこともよい方法です。
9.20代のクレンジングに関するよくある質問
Q1. 化粧をしなくてもクレンジングは必要ですか?
化粧をしていない日は、クレンジングは不要です。
クレンジングを使用する主な目的は、メイクアイテムなどに配合されている、通常の洗顔料では落としきることができない油性の汚れを落とすことです。
そのため、化粧しない日は、必要に応じて洗顔料や洗顔石けんで洗顔しましょう。
Q2. クレンジング不要と言われるのはなぜ?
クレンジングが不要と言われる理由は、クレンジングによってお肌の乾燥や肌荒れを招くことがあるからです。20代の方の多くはメイクをされていると思いますので、基本的にはクレンジングは必要です。メイクはきちんと落ちるけど、お肌への負担ができるだけ少ないクレンジング料を選び、正しく使用することで、クレンジングによる肌トラブルを十分防ぐことができます。なお、クレンジング不要のコスメや日焼け止めを使っている場合は、クレンジングは不要です。
Q3. 毎日クレンジングした方がいいですか?
毎日メイクしている場合は、毎日クレンジングした方が良いです。
理由は、メイクアイテムには通常の洗顔料では落としきることができない油性成分が配合されていることが多いからです。
ただし、石けん落ちコスメなどのクレンジングが不要なメイクアイテムを使用した日や、ノーメイクの日はクレンジングは不要です。洗顔料や洗顔石けんによる洗顔だけで問題ありません。
10.まとめ
20代のクレンジング料の選び方や使い方のポイントをご紹介しました。
また、20代後半のエイジングケアについても触れました。
さらにオススメのクレンジング料「ナールス エークレンズ」についてもご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
20代で心がけたいのは、正しい知識を持って自分のお肌に合ったクレンジング料を選ぶこと。
また、正しい使い方も同じくらい大切です。
ぜひ、この記事「20代にオススメのクレンジング。10年後の美肌のために!」を参考に、ランキングだけに頼らず、あなたの肌にピッタリのクレンジング料を選んでくださいね。
なお、30代、40代、50代の年代別のエイジングケアのためのクレンジング料の選び方は、次の記事を参考にしてください。
*40代にオススメのクレンジングはランキングだけで選ばない!
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
ぜひご登録をお待ちしております。
▶キレイと健康のお役立ち情報が届く、ナールスのメルマガ登録はこちらから
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
SNS Share
\ この記事をシェアする /