女性に最も多い肌悩みと言えば、お肌の乾燥。スキンケアやエイジングケアの基本も保湿でお肌の乾燥を予防、改善することです。
さて、あなたはそんなお肌の乾燥の原因について、どのくらいご存知でしょうか?
実は、お肌の乾燥やそれが長く続く肌質になってしまう乾燥肌(ドライスキン)の原因は、たくさんあります。
分け方は色々ですが、私たちの分け方では12に分類できます。
乾燥肌の予防、改善には、その原因を理解して、1つ1つを避けること。
そして、保湿能力を高めることです。
この記事では、そんなお肌の乾燥や乾燥肌の原因を幅広くご紹介します。
- 乾燥肌とはバリア機能の低下とターンオーバーの乱れがお肌に現れた状態です。原因はさまざまで、加齢など身体の内部原因と紫外線など外部原因があり、多種多様です。
- お肌の乾燥が原因でバリア機能が崩れると、肌荒れほかさまざまな肌悩みを引き起こします。だからこそ、予防や早期改善が大切なのです。
- インナードライ肌や敏感肌の原因の多くは、乾燥肌の原因と同じです。だからこそ、スキンケアを正しく行うことが大切なのです。
- お肌の乾燥はお肌の老化を加速させてしまいます。だから、年齢に応じてしっかりとエイジングケケアを行うことが大切なのです。
- 意外かもしれませんが、乾燥肌が原因で、ニキビになることもあります。また、脂性肌の方でも皮脂を取りすぎると乾燥肌になります。
- 乾燥肌の原因は、身体の内側にもあります。だから、食べ物をはじめ日常生活に気をつけることも大切です。
- 乾燥する原因をしっかり理解して、その対策を実行することが大切です。
岩手医科大学歯学部卒業後、都内歯科矯正施設で矯正歯科医として表側・裏側矯正や小児の顎骨成長発育誘導多数から成人矯正まであらゆる矯正治療を習得。
その後、矯正と審美歯科、美容皮膚科、美容外科、再生医療、免疫療法を組み合わせた日本で初めてのトータルビューティを実現できるクリニック「医療法人社団 サカイクリニック62」を開業。
歯と美容医療を組み合わせたパイオニアとしてドクター向け講師として活躍する稀有な存在として有名。
得意分野は、口元と肌の若返り美容。美容マシンに関する目利きがずば抜けており、世界でも安全・安心で効果の高いマシンを毎年数台導入するなど、常に患者さまにとって満足度の高い施術を行えるよう心がけている。
都内美容クリニックで勤務した後、PICO BEAUTY CLINIC新宿院院長、
東京中央美容外科福島院院長、IDGクリニック日本橋院長を経て、
現在はYou’s clinic Aoyama院長として勤務。
*乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
*高齢者の乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
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1.乾燥肌とは?
1)乾燥肌が気になるあなたへ
ほとんどの女性が気になる乾燥肌は、ドライスキンとも呼ばれます。
皮膚の表面が乾燥して、なめらかさがないザラザラした肌状態です。
あなたもきっと、そんな乾燥肌が気になっているのですね。
ご存じのとおり、スキンケアといえば、その最も大切な基本は「保湿」です。
保湿が大切なのは、乾燥肌が多くの肌トラブルの原因になってしまうからです。
例えば、小じわ、毛穴、肌荒れなども乾燥が原因で起こるトラブルです。
これらの肌悩みは、キメ(肌理)が乱れ、お肌の透明感もない状態です。
だから、乾燥肌は美肌の敵なのです。
また、お肌の老化を進ませる原因にもなりますので、エイジングケアにおいても、乾燥肌対策はとても大切です。
特に年齢を重ねると、乾燥が進みやすくなります。30代、40代と年齢を重ねるほどに乾燥肌のスキンケアをしっかり行いましょう。
2)乾燥肌とはどんな肌状態?
それでは、乾燥肌とは何でしょうか?
また、「お肌が乾燥している」とはどんな状態のことなのでしょうか?
そんな疑問もわいてきますが、まずは健やかなお肌について説明します。
お肌が潤った健康な状態では、自分自身のお肌のはたらきで、表皮の角層内の成分によってお肌が乾燥から守られています。
そして、紫外線などの外部刺激や花粉などのアレルゲンからお肌を守り、お肌内部の水分を十分に保つことができるのです。
これは、角層の水分が20~30%程度であり、お肌の乾燥がなく、健やかに保湿されている状態です。
この状態が崩れる、つまり「角層の水分が20%を下回った状態」がお肌の乾燥した状態です。
そして、その状態が継続したり、常態化すれば「乾燥肌」(ドライスキン)です。
乾燥肌とは、お肌の保湿の3大要素である「皮脂膜」、「NMF(天然保湿因子)」、「角質細胞間脂質」のいずれかまたは複数に問題があって、バリア機能が低下したり、ターンオーバーが乱れている状態なのです。
このような肌状態は、原因やメカニズムを正しく理解することで、早く改善したいですね。
この記事では、そんな乾燥肌の原因を詳しくまた幅広く解説します。
「私の乾燥肌の原因は?スキンケア対策を頑張ってやっているけど、なぜか改善しない」
「スキンケア製品を変えても乾燥肌はあまり変わらない!何が問題なの?」
「なぜか、最近、お肌が急に乾燥し始めた!赤ちゃんのお肌に戻りたい!」
「脂性肌だから乾燥肌対策は不要だと思っていたら、最近、乾燥肌に・・・。どうして?」
「私は、いちご鼻なので角栓をとったら、お肌の内側が乾燥してきた!なぜだろう?」
などのお悩みがある方は、乾燥肌の原因に気付いていない可能性があります。
乾燥肌の改善には、まずその原因を突き止めることが大切です。
まずはこの点をしっかり進めましょう。
美容雑誌やウェブなどで乾燥肌の原因のさまざまな美容情報が掲載されているのを見かけます。その内容が断片的なために、かえって混乱を招くことも。
だから、乾燥肌とその原因を含む全体像を理解することが大切です。
中には意外な乾燥肌の原因が発見できるかもしれませんので、乾燥肌がなかなか改善しないとお悩みの方は、ぜひ、続きをお読みください。
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2.お肌の乾燥の原因は?
1)お肌の乾燥の原因の全貌
では、乾燥肌の原因は何が考えられるのでしょうか?
肌の乾燥の原因は自分自身の「内部的な問題」と外部環境による「外部的な問題」に分かれます。
乾燥肌の原因となる内部的な問題には、次の7つがあります。
- 加齢や肌の質(肌タイプ)
- 女性ホルモンのバランスの乱れや減少
- よくないライフスタイル(偏った食生活、睡眠不足、運動不足、喫煙習慣など)
- 皮膚病などの病気(アトピー性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹、老人性乾皮症)
- 間違った洗顔やクレンジング
- 間違ったスキンケアや化粧品の使い方
精神的なストレス
乾燥肌の原因となる外部的な問題には、次の5つがあります。
- 紫外線によるお肌の酸化やダメージ
- 外気の乾燥
- 急激な温度や湿度の変化
- 大気汚染(PM2.5など)
- 花粉などのアレルギー源
こうした12個の乾燥肌の原因となる内部と外部の問題によって、次の3つのうちのいずれか、あるいはすべてが減少して、バランスが崩れてしまいます。
2)乾燥肌の表皮の状態
乾燥肌でバランスの崩れた表皮について説明します。
①表皮の皮脂・皮脂膜の減少
皮脂膜は、お肌の表面で油膜を張ることで、天然の保湿クリームとして水分の蒸発を防いでいます。
また、皮脂膜は、まだ必要な角質がはがれるのを防いだり、お肌の柔らかさや滑らかさを保ちます。
そんな皮脂膜ですが、保湿への貢献度は、2%程度と考えられています。
その皮脂膜は、皮脂と汗腺からでる汗などが混じってできるのですが、加齢をはじめとするさまざまな原因で皮脂腺から分泌される皮脂の量が減ると、皮脂膜も減ってしまうのです。
その結果、乾燥肌の原因の1つとなります。
なお、皮脂腺は目元や口元などで少ないため、それらの部位は乾燥しやすいのです。
また、男性よりも女性の方が皮脂腺の数が少ないので、そもそも女性は乾燥肌になりやすいのです。
②角質の細胞内のNMF(天然保湿因子)の減少
角質の細胞内のNMF(天然保湿因子)は、アミノ酸類(グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム)が半分以上あり、それ以外の乳酸、尿素、クエン酸塩などから成り立っています。
NMFは、角質層内で水分を吸着することで、水分を保持して保湿力を発揮しています。
この力で、お肌の柔軟性と弾力性のサポートをするのです。
NMFは、表皮の顆粒層の細胞内にあるタンパク質が角質層に押し上げられていく際に、つくられます。
NMFは、お肌の水分保持力の約18%を担うはたらきがあると考えられています。
しかし、加齢をはじめとする内外の原因で、NMFが減少してしまい、乾燥肌の原因の1つなるのです。
③角質細胞間脂質(セラミドなどの脂質)の減少
角質細胞の中では、油分と水分が交互に何層にも重なり合うことで水分を保持しています。
その構造をラメラ構造と呼びますが、油分が水分をサンドイッチのようにはさみ込むことでバリア機能を発揮しているのです。
その油分が、角質細胞間脂質です。
角質細胞間脂質はセラミドが半分以上を占めています。
他には遊離脂肪酸やコレステロールが含まれます。
お肌のターンオーバーでは、1番奥の基底層で新しい表皮細胞が生まれます。
そして、それが形を変えながら表皮へと上がってきます。
その際に、表皮細胞は核を捨てて死んでいき、角層となるのですが、同時にセラミドを生成するのです。
このセラミドは化粧品成分としても有名ですが、セラミドを含む細胞間脂質は、保湿への貢献度が80%ともあると言われていて、水分の保持で乾燥肌を防ぐ最大のキーなのです。
セラミドを含む角質細胞間脂質が、加齢をはじめとする内外の原因によって減少することも乾燥肌の原因の1つとなるのです。
この3大保湿因子の減少の結果、お肌表面のバリア機能が崩れ、水分のバランスを保てない状態になってしまうのです。
さらに、角質細胞を包む膜であるCE(コーニファイドエンベロープ)や、お肌の中で隣り合う上皮細胞同士を密着させる結合装置のはたらきをするタイトジャンクションが加齢で衰えることも乾燥肌をもたらします。
これが、お肌の乾燥が起こる原因です。
また、何か1つの原因でお肌が乾燥してしまえば、ターンオーバーやバリア機能にも悪い影響を与え、負の連鎖が始まってしまうこともあります。
だから、乾燥肌のお悩みには、早く原因を突き止めて、対策することが大切なのです。
3)乾燥肌の原因とメカニズム
結局のところ、乾燥肌とは、今説明した通り、外部や内部のさまざまな原因でバリア機能の低下またはターンオーバーの乱れがお肌内部で起こっている状態です。
今挙げたお肌の乾燥の原因の1つ、または複数で「お肌が乾燥した状態」になります。
適切なスキンケアで保湿がうまくいけば、お肌は潤って健やかな状態に戻ります。
しかし、スキンケアがうまくいかなかったり、内部や外部の原因が取り除けないと、それが慢性化して「乾燥肌」になってしまうのです。
乾燥肌になってしまうプロセスを、下図の「乾燥肌が進むメカニズム」にまとめました。
これを見ていただければ、全体的なメカニズムがよくご理解いただけると思います。
なお、表皮やNMFについての詳しい情報は、
「表皮の構造と役割を知って正しい保湿とスキンケアを知ろう!」
「NMF(天然保湿因子)は、保湿に大切!表皮の角質にある成分」をご覧ください。
3.乾燥肌が原因となってあらわれるトラブル・肌悩み
実は、お肌のトラブルや肌悩み、エイジングサインのほとんどは、何らかの関係で乾燥が原因になっているといっても過言ではありません。
エイジングケアアカデミーをはじめ、どんなスキンケアの教科書や美容皮膚科などの専門家も、「スキンケアやエイジングケアの基本は“保湿”」と言っているのは、適切な保湿によって乾燥肌を防ぐことが、健やかで美しいお肌の基本中の基本だからです。
ここでは、そんな乾燥肌が原因となって引き起こすお肌のトラブルやエイジングサインを紹介します。
1)白く粉を吹いたように見える鱗屑(りんせつ)
お肌が乾燥すると、お肌の表面のうるおいがなくなり、柔軟性がなくなって、もろくなってしまいます。
さらに乾燥が進むと、お肌は一層、カサカサになって白く粉を吹いたように見える場合があります。
これは鱗屑(りんせつ)と呼ばれ、乾燥によって角質層の結合力が弱くなった結果、起こるものです。
ヒリヒリするような痛みを感じるほどではないかもしれませんが、ビジュアル的にとても恥ずかしい思いをしてしまうものですね。
2)肌荒れ、かゆみ、蕁麻疹、発赤
表皮のいちばん外側にある角層には、天然保湿因子「NMF」があり、保持する水分と、角層細胞間を埋める「細胞間脂質」による隙間のない構造や、角層表面の「皮脂膜」がバリアの役割を果たしています。
しかし、このバリア機能が乾燥によって破壊されてしまい、お肌が雑菌などの外敵や外部などの刺激に弱くなります。
その結果、肌荒れ、かゆみ、蕁麻疹、発赤といった症状が出やすくなります。
また、低下したバリア機能を正常化しようと、防御機能がはたらき、お肌は急いで角層をつくろうとします。
すると、不十分な角化の未に未成熟な細胞がお肌の表面に上がってきてしまいます。
その結果、バリア機能はますます低下し、より一層の乾燥をもたらしてしまうのです。
この場合は、お肌のターンオーバーが早くなりすぎている状態です。
3)角質肥厚(かくしつひこう)
お肌が乾燥すると、角質は本来のはたらきができなくなってしまい、ターンオーバーが早まって、急ぎ足で新しい細胞がつくられることを説明しました。このターンオーバーの乱れによってお肌の防衛反応が機敏になり、より硬い角質層をつくり上げてしまうのです。
一方、ターンオーバーが遅くなりすぎても、古い角層が剥がれ落ちずにお肌にとどまってしまいます。
こちらも角質肥厚の原因になってしまいます。
つまり、ターンオーバーが遅すぎても早すぎても乾燥肌の原因になってしまうのです。
このように、乾燥はバリア機能やターンオーバーにも悪影響を与え、ひどくなると、これら3つの症状が相互に悪循環をおこしてしまうのです。
4)敏感肌やインナードライ肌
こうした症状がひどくなった状態を敏感肌といいます。
また、お肌表面だけが脂っぽくなってテカり、お肌内部が乾燥している状態をインナードライ肌ともいいます。
さらに、最近ではUゾーンなどお肌の一部が乾燥する混合肌ろいわれる女性も増えています。
乾燥肌は、敏感肌やインナードライ肌の原因にもなってしまうのです。
なお、敏感肌についての詳しい情報は、
「敏感肌を改善!症状・原因と10のエイジングケア対策」をご覧ください。
インナードライ肌については、
「インナードライ肌の予防と改善の対策はエイジングケアで!」をご覧ください。
5)にきび
意外かもしれませんが、乾燥肌がニキビの原因にもなってしまうこともあります。
乾燥肌は、「水分」と「皮脂」の保持のバランスが崩れた状態です。
お肌は、バランスが崩れるとそれを保とうとする力がはたらきます。
「水分」が減ると、お肌を守るために反応して「皮脂」がたくさんでます。
その結果、相対的に皮脂が増えすぎてしまいます。
それが、皮膚常在菌のバランスを崩し、ニキビの原因菌であるアクネ菌の繁殖を促進してしまうことがあるのです。
このように、乾燥がニキビの原因になってしまうこともあるのです。
また、思春期を超えて成人になってからできる大人ニキビも乾燥肌が原因の1つです。
6)くすみ
くすみとは、お肌の透明感やうるおい、明るさが失われ、顔全体が暗く見えるようになるお肌の状態です。
くすみの原因は、冷え性などによる血行不良や糖化などもありますが、ターンオーバーの乱れやメラニン、乾燥肌なども関わっています。
なお、くすみの原因についての詳しい情報は、
「肌のくすみの原因と改善・解消の7つのエイジングケア対策!」をご覧ください。
7)しわ
しわは、大きくわけて「小じわ」、「真皮じわ」、「表情じわ」の3つがありますが、小じわの直接的な原因は乾燥肌です。
「真皮じわ」や「表情じわ」は、真皮の衰えや表情のクセなどが主な原因ですが、乾燥肌も深いしわをより進行させるリスクがあります。
つまり、どのタイプのしわも少なからず、乾燥肌が原因となっている場合があります。
特に、目元や口元は乾燥しやすいので、目尻・目の下のしわや口元のしわは、乾燥が一つの原因である場合がよくあります。
なお、しわの原因についての詳しい情報は、
「しわの原因とメカニズムを理解してエイジングケア!」をご覧ください。
また、乾燥が原因のしわ対策は、
「小じわ・ちりめんじわを消す対策ならエイジングケア化粧品!」を、
しわ対策全般については、
「しわを取る、消す対策は本気で!10の改善方法と7の美容医療」をご覧ください。
8)ほうれい線
ほうれい線が目立ってくる主な原因は、お肌のたるみです。
お肌のたるみは、真皮の衰え、表情筋の衰え、皮下組織や皮下脂肪の衰えや肥大が原因です。
しかし、20代などの若い時にほうれい線が目立つのは、乾燥肌が原因の場合もあります。
また、エイジングケア世代のほうれい線も、乾燥肌が進行を早めてしまう場合もあるのです。
なので、やはりほうれい線が目立ってくる場合も、乾燥肌が原因の1つと言えるのです。
なお、ほうれい線の原因についての詳しい情報は、
「ほうれい線の原因と20代、30代、40代、50代の特徴」をご覧ください。
また、乾燥肌が原因のほうれい線ケアは、
「乾燥によるほうれい線は保湿ケアで消す!年代別のスキンケア」をご覧ください。
さらに、ほうれい線対策の全般は、
「ほうれい線を消す、改善するための対策がすべてわかる!」をご覧ください。
9)毛穴
毛穴には、皮脂過剰で目立つ「詰まり毛穴」をはじめ、「開き毛穴」、「黒ずみ毛穴(いちご鼻)」、「たるみ毛穴」、「メラニン毛穴」、「乾燥毛穴」などと呼ばれるいくつかのタイプがあります。
それぞれの毛穴については、いくつかの原因が絡み合っていますが、いずれの場合も乾燥肌が原因の1つとなっている可能性があります。
また、いちご鼻の原因となる角栓もお肌の乾燥が進んでいるから過剰につくられるのです。
なお、毛穴の原因についての詳しい情報は、
「毛穴ケアで黒ずみや開きをなくす!?目立つ毛穴の原因と対策」をご覧ください。
10)シミ
シミは、メラニンがその直接的な原因で目立ってしまうお肌悩みの1つです。
しかし、それだけではなく、乾燥肌とも関係があるのです。
仮に紫外線のダメージでメラニンができたとしても、お肌のターンオーバーが正常であれば、メラニンは古い角質とともに皮膚から剥がれやすいので、お肌の中に留まるリスクは減ります。
逆に、お肌が乾燥していて、ターンオーバーが乱れていれば、角質層が硬く厚くなり、メラニンは排出されずにお肌に留まるリスクが高まるのです。
また、バリア機能の低下もメラノサイトを刺激してシミの原因になります。
そのため、乾燥肌はシミを目立たせる原因の1つになってしまうのです。
11)手荒れ・手湿疹
冬場になりやすく、水を使う仕事の方に多い肌悩みである手荒れも、乾燥が主な原因の1つです。
もちろん、手荒れがひどい状態になったひび割れやあかぎれ、手湿疹や進行性指掌角皮症も手肌の乾燥が原因の1つです。
手荒れの原因や対策については、
「手荒れ予防と改善の対策とは?丸わかり!ハンドケア」をご覧ください。
12)皮脂欠乏性湿疹(乾皮症)
乾燥肌の原因はバリア機能の低下ですが、それに伴い角質が剥がれ、ひび割れができたり、炎症で痛みが起こっている状態を「皮脂欠乏性湿疹(乾皮症)」と呼びます。
バリア機能の低下は、外部刺激に弱く、異物が接触したり、病原微生物が角質層にはいってしまうことで、皮脂欠乏性湿疹を発症してしまうことがあります。
炎症がある場合は、ステロイド外用薬などの薬が必要な場合があります。
これらの症状がひどい場合は、早めに皮膚科やクリニックなどを受診して、医師の治療を受けましょう。
皮脂欠乏性湿疹(乾皮症)について詳しくは、
「乾皮症と皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)の原因と対策」をご覧ください。
13)頭皮のフケ
頭皮も基本的な構造は、顔のお肌と同じです。そのため、湿度の低下や間違ったシャンプーやブラッシングなどで頭皮がダメージを受けると乾燥肌の原因になります。
それが、フケの原因の1つになってしまいます。
さらに、頭皮のケアが不十分だと女性でも薄毛の原因になることも。
ですので、ヘアケアも大切です。
4.乾燥肌の原因の深く知ろう!
ここからは、乾燥肌の原因の1つ1つについて、詳しく見ていきます。
1)加齢と肌の質(タイプ)
肌質には、乾燥肌、普通肌、脂性肌、インナードライ肌(乾燥性脂性肌)、混合肌などがあります。
遺伝的な肌質や体質で幼い頃から乾燥肌になりやすい方もいますし、生活習慣で肌質が乾燥肌に傾いている女性や男性は少なからずいます。
あるいは便秘など内臓の問題も乾燥肌の原因の1つとなります。
一方、どんな健康的な生活をしていても、加齢による老化は誰にでもやってきます。
もちろん、その速度を遅くすることが、アンチエイジングでありお肌のエイジングケアです。
しかしながら、加齢によってお肌の機能は低下し、水分量、セラミド、皮脂、コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカン、女性ホルモンなどが減ってしまうのです。
だから、どんな方でも年齢とともにお肌は乾燥傾向になるのです。
エイジングケアアカデミーでは、加齢によるお肌の機能の低下について、「エイジングインデックス」という独自の指標を作成しています。
この指標を理解することで、年齢によるお肌の中の成分の減少と対策すべきポイントが理解できます。
エイジングインデックスについては、
「「エイジングインデックス」は、エイジングケアの道しるべ!」をご覧ください。
もちろん、生まれ持った肌の質にもよりますが、肌質も後天的な要素で変わることもあります。
だから、「わたしの肌質か乾燥肌だから改善は難しい!」とあきらめる必要はないのです。
肌質に関しての詳しい情報は、
「肌質(肌タイプ)の診断と改善のコツは?」をご覧ください。
もう1つ覚えておいていただきたいのは、顔の部位の中で目元や口元は乾燥肌になりやすい箇所ということです。
なぜなら、皮膚が薄く、刺激に弱いからです。
だから、乾燥肌以外にも、しわやほうれい線などの原因になってしまうのです。
目元・口元のお肌の特徴についての詳しい情報は、
「目元・口元の乾燥・肌悩みと特徴を考えたエイジングケア」をご覧ください。
2)女性ホルモンのバランスの乱れや減少
女性ホルモンには、お肌の潤いをもたらすはたらきがあります。
だから、そのバランスが崩れたり、加齢に伴う減少で乾燥肌の原因となるのです。
女性ホルモンの分泌で潤うお肌
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。
エストロゲンは、「美のホルモン」とも呼ばれる女性らしさをつくるホルモンです。
お肌では、水分の保持やコラーゲンを増やすはたらきがあります。
一方、プロゲステロンは、お肌との関係では皮脂の分泌と関わっています。
その分泌が正常なら脂性肌傾向に、分泌が少なすぎれば乾燥肌傾向に傾きます。
①ホルモン周期とバランスの乱れ
この2つの女性ホルモンの分泌量は周期的に増減します。
排卵日のころが最もバランスがよく、最もお肌が健やかで美しいタイミングです。
しかし、生理開始前は、皮膚のバリア機能が低下します。
だから、お肌は乾燥しやすい時期です。
一方、排卵を境に、プロゲステロンの分泌が増えます。
そのため、生理前にはニキビができやすくなります。
通常は、脂性肌に傾くのですが、体調が悪い場合やホルモンバランスが乱れれば、乾燥肌に傾くこともあります。
今、説明した周期が一般的な女性ホルモンの分泌量の増減ですが、よくないライフスタイル(不規則な生活や睡眠不足、喫煙など)や過度なダイエットや急激なダイエット、過度な運動など、身体に負担がかかることでホルモンバランスが乱れてしまうこともあります。
それが、乾燥肌や他の肌トラブルの原因になることもあるのです。
②加齢による女性ホルモンの減少
通常の女性ホルモンの分泌とは別に、25歳から30歳をピークにエストロゲンもプロゲステロンも減少します。
これが、年齢を重ねると誰もが乾燥肌傾向になる1つの原因です。
生活習慣やスキンケアの方法を変えていないのに、エイジングケア世代になってからなぜかお肌の乾燥を感じるようになるのは、女性ホルモンの減少が原因の可能性があります。
特に、更年期であり、50歳前後に閉経を迎えた後は、女性ホルモン量は激減します。
すると、コラーゲンの生成量も大きく減ってしまいます。
そのため、表皮だけでなく真皮も弾力性を失って、お肌全体が薄くなってしまいます。
これが、さらに乾燥肌の原因になるのです。
なお、女性ホルモンの減少は、お肌の乾燥だけではなく、髪の毛の乾燥、骨粗しょう症、生活習慣病、認知機能の低下、更年期障害など、女性にとってはさまざまな病気や不調を引き起こす原因にもなりえます。
3)よくないライフスタイル(食生活、睡眠、運動など)
①バランスの悪い食生活
身体が健康で、バランスのよい食生活を送っていれば、食べ物が原因で乾燥肌になることはありません。
しかし、バランスの悪い食生活、誤ったダイエットなどを続けると、乾燥肌の原因になってしまいます。
また、飲み物も緑茶やコーヒーなど利尿作用のある飲料を飲み過ぎると乾燥肌の原因になることがあります。
たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン類などは、さまざまな野菜やフルーツ、肉やジビエ、魚など、豊富な種類の食べ物をバランスよく食べていれば問題ありませんが、乾燥肌の原因で、特に注意したいのは「必須アミノ酸」「必須脂肪酸」「亜鉛」です。
「必須アミノ酸」「必須脂肪酸」は、人が合成できない成分なので、食べ物で補う必要があります。
「必須アミノ酸」には、バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、リジン(リシン)、フェニルアラニン、トリプトファン、スレオニン(トレオニン)、ヒスチジンの9種で、マグロやカツオなどの魚類、牛・豚のレバー、鶏むね肉、鶏卵、チーズなどに多く含まれます。
「必須脂肪酸」には、「オメガ-6(リノール酸など)」と呼ばれている脂肪酸と、「オメガ-3」(アルファ・リノレン酸など)と呼ばれる脂肪酸があります。
両方をバランスよく摂ることが大切ですが、現代人の食生活では、オメガ-6は足りている(または過剰な)場合が多く、オメガ-3が不足している傾向にあります。
オメガ-3脂肪酸はサーモン、サバ、イワシなどの魚介類に多く含まれており、オメガ-6脂肪酸はコーン油、大豆油、ゴマ油、ベニバナ油などに多く含まれます。
「亜鉛」は、身体やお肌の健康のために大切なミネラルの1つで、髪の毛、爪などにも影響を与えます。
体内で300種類以上の酵素に関わっていて、お肌のターンオーバーと深くかかわっています。
そのため、亜鉛が不足すると、ターンオーバーが遅れて、角質肥厚の原因になってしまうことがあるのです。
しかし、亜鉛は摂りすぎると、毒性もあるので注意が必要です。
亜鉛は、生牡蠣(かき)・豚レバー・ほや・牛肉・パルメザンチーズ・煮干し・ゴマ・卵黄・カニ・いかなご・しゃこ・たらこなどに多く含まれます。
なお、食べ物による乾燥肌の対策の詳しい情報は、次の記事をご覧ください。
「セラミドを食べ物、飲み物で!乾燥肌とシワにも効果が期待?」
また、栄養素や食事の摂り方などの記事も、乾燥肌の予防や改善の参考になります。
②睡眠不足・ストレス・喫煙ほか
睡眠不足も成長ホルモン分泌が減ってしまうので、乾燥肌の原因1つになってしまいます。
メラトニンの分泌が減り、お肌のターンオーバーが乱れたり、疲れたお肌が回復しないことでさまざまな肌悩みの原因になるのです。
睡眠とお肌の関係については、次の記事をご覧ください。
「美肌は、睡眠中のホルモンによってつくられるってホント!?」や「夜の上手なスキンケアとエイジングケアでハリ・ツヤ美肌!」
また、過度なストレスによって、ホルモンバランスが崩れ、肌の水分量が減ったり、体温が下がることで、タイトジャンクションのはたらきが低下して、乾燥の原因になるこがあります。
意外なところでは、長時間の入浴、42度以上の温度での入浴、アルカリ性や酸性の強い温泉などもバリア機能に悪影響を与え、乾燥肌の原因になってしまうことがあります。
乾燥肌の方が、入浴で気を付けるべきポイントについては、次の記事を参考にしてください。
もちろん、喫煙も活性酸素を発生させることで、お肌の乾燥の原因になります。
また、自分がタバコを吸わなくても、他の人のタバコの煙を吸う受動喫煙もお肌や身体の健康に悪影響を及ぼすので注意が必要です。
タバコと乾燥肌や老化との関係については、下記が参考になります。
③運動不足
運動不足も身体の代謝の低下の原因となるので、乾燥肌の原因になることがあります。
もちろん、乾燥肌だけではなく、多くのお肌のトラブルの原因にもなりえます。
なぜなら、代謝の低下によって、血行不良、腸をはじめとする内臓のはたらきの低下で栄養分がお肌まで届きにくくなったり、便の排せつが滞って便秘になってしまうこともあるからです。
さらに、体温が低くなるリスクもあります。
過度な運動や激しい運動はかえってストレスの原因になりますが、自分ができる範囲で運動を行うことで乾燥肌を避けることができるのです。
乾燥肌対策とエイジングケアをかねた運動については、次の記事をぜひお読みください。
4)皮膚の病気など
乾皮症(皮脂欠乏症)などの皮膚の病気もお肌の乾燥の原因です。
乾皮症とは、その名の通り、皮脂が欠乏することで、お肌の水分量が減少して、乾燥を生じてしまう病気です。
特に、エイジングケア世代を迎えるころから、皮脂が減少し、手足に多く見られます。
症状は、空気が乾燥する秋から冬にかけて悪化する傾向が多く、あかぎれやひび割れになってしまうこともあります。
手肌のエイジングケアについては、下記の記事も参考にしてください。
また、乾燥肌は、セラミドが少ないアトピー性皮膚炎や老人性乾皮症とも深く関係しています。
詳しくは、次の記事をご覧ください。
「セラミドが少ない!皮膚の病気「アトピー性皮膚炎」の原因は?」
5)間違った洗顔やクレンジング
メイクや毛穴汚れをクレンジングで落とすことは大切です。
また、古い皮脂をしっかり落とすことも顔を清潔に保つために大切です。
一方、刺激の強い洗顔料やクレンジング料を選んで使ったしまうこと、洗顔やクレンジングの回数が多すぎたり、時間が長すぎることもお肌の乾燥の原因になります。
また、ダブル洗顔もやり過ぎると乾燥肌の原因になることがあります。
正しい洗顔については、次の記事を参考にしてください。
「洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方」
正しいクレンジングについては、次の記事が参考になります。
「敏感肌や乾燥肌に使いたい!おすすめのクレンジングの選び方」
6)間違った化粧品の使い方
化粧水をバシャバシャ使っても、水分や保湿成分は必要以上にお肌に浸透しません。
逆にお肌の表面の化粧水に含まれる水分が蒸発する際に、一緒にお肌の水分も蒸発してしまうこともあります。
また、美容液や保湿クリームも適量以上に使うと、効果よりも肌への刺激の方が強くなってしまうこともあります。
このような誤った化粧品の使い方が、乾燥肌の原因になるのです。
だから、化粧水をはじめ化粧品は適量で正しく使うことが大切です。
さらに、自分に合わない化粧品を使ってしまえば、どんな使い方をしても乾燥肌の原因になってしまうことがあります。
例えば、APPSやVCエチルなどを高濃度で配合したビタミンC誘導体化粧水が乾燥肌の原因になることもあります。
また、レチノール配合のエイジングケア化粧品も刺激性があります。
まずは、自分の肌質やお肌の状態に合った化粧品を選びましょう。
また、乾燥肌の場合は、年齢を意識したエイジングケア化粧品を正しく選ぶことやアルコール成分を避けることに加え、化粧水、美容液、保湿クリームそれぞれを正しく選ぶことが大切です。
酵素洗顔なども上手に使えば乾燥肌の方にとっても強い味方になりますが、誤って使えば逆になります。
下記に乾燥肌の方に参考となる記事を紹介します。
乾燥肌対策の化粧品を選ぶためには、アットコスメなどのランキングや口コミに加えて、正しいエイジングケア知識を身に着けてくださいね。
①化粧品全般について
②化粧水
③美容液
④保湿クリーム
⑤フェイスマスク
⑥酵素洗顔
⑦ファンデーション
7)紫外線によるお肌の酸化やダメージ
紫外線は、お肌の中に活性酸素を過剰に発生させることで乾燥肌の原因となります。
紫外線は微量であっても長い間浴びると、お肌は防御のために角質を厚くしようとはたらきます。
その結果、角質肥厚が進んで乾燥肌になるのです。
その一方で、肌の内部が活性酸素によってダメージを受けるためバリア機能が低下してしまい、一層、乾燥が進んでしまうことがあります。
この状態がインナードライ肌です。
更に、紫外線を浴びることによって、肌の炎症や、メラニン色素が過剰に生成され、肌表面に色素沈着を起こします。
保湿と並び、紫外線対策はスキンケアの基本中の基本と言われますが、それは乾燥肌をはじめお肌の老化の原因として大きなウェイトを占めるからです。
紫外線に関しては、次の記事も参考にしてみてください。
「外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!」
8)外気の乾燥
外気が乾燥すればそれに伴いお肌が乾燥しやすくなります。
春や夏に比べると冬は湿度が下がり、乾燥肌の外部の原因となってしまいます。
角層は、バリア機能でお肌の水分蒸散を守っていますが、冬期などで外気が乾燥すると皮脂の量の減少、低温によるターンオーバーの遅れなどでバリア機能が低下し、お肌の乾燥の原因になるのです。
乾燥しやすい冬は外部的な問題が揃っているので、特に注意が必要です。
冬を乗り切るためのスキンケアはコチラをご覧ください。
9)急激な温度や湿度の変化
夏のエアコンの効いた部屋と外の温度差、冬の暖房の効いた部屋と外の温度差、春や秋でも季節の変わり目による急激な気温の変化なども乾燥肌の原因になります。
なぜなら、温度差がストレスとなって自律神経が乱れることで、体調やお肌のコンディションにも悪影響を与えるからです。
さらに、部屋の温度を上げると湿度が低下し、肌から水分が逃げて乾燥しやすくなります。
季節の変わり目の肌の不調である夏老け肌、ゆらぎ肌、肌疲労、秋枯れ肌、顔冷えなどもお肌の乾燥による場合が多いのです。
季節別の乾燥肌の原因と対策は次の記事を参考にしてください。
*冬(12月・1月・2月)の乾燥肌対策は保湿とエイジングケア
10)大気汚染
大気汚染とは、黄砂やPM2.5、車の排気ガスや工場の煙などで、空気中に人体によくない化学物質が飛散している状態です。
これらの化学物質は、お肌の刺激になってバリア機能に悪影響を与えるため、お肌の乾燥の原因になってしまいます。
11)花粉などのアレルギー源
花粉にはアレルゲンがあります。
その花粉が原因で、目を強くこすったり、鼻をかむ回数増えることで、お肌に刺激を与えてしまいます。
その結果、お肌のバリア機能が低下して乾燥肌になったり、ひどい場合は、花粉皮膚炎になってしまいます。
花粉は春に飛散することが多いのですが、植物によっては秋などに飛散する花粉もあるので、春だけ注意が必要というわけではありません。
花粉による肌荒れについては、下記の記事を参考にしてください。
「花粉による肌荒れ「花粉症皮膚炎」は治療とスキンケアで保湿」
12)ストレス
ストレスには、物理的なストレス、化学的なストレス、精神的なストレスがありますが、いずれも脳でそれを感じます。
ストレスと感じた脳は、ホルモン分泌で対応しますが、過度になるとホルモンのバランスが崩れてバリア機能やターンオーバーの乱れをもたらします。
これが乾燥肌の原因になってしまうのです。
以上、乾燥肌の
原因となる12の要素を見てきましたが、乾燥肌の原因がいかにたくさんあるかお分かりになられたのではないでしょうか?
5.顔・身体のパーツ別の乾燥肌の原因
ボディで乾燥しやすいパーツとそうでないパーツがあります。
ここでは、ボディの特徴と乾燥肌の関係を整理します。
1)デコルテや首
デコルテは、次の特徴があります。
- 皮膚が薄い
- デコルテは、皮脂が少ない
- デコルテは、頭部の負荷がかかる
- 衣類による摩擦、外部からの刺激を受けやすい
首から鎖骨にかけては、皮脂腺が少なく、1年を通してお肌が乾燥しやすい状態にあります。そのため、乾燥肌になりやすいのです。
だから、乾燥で首のしわが目立つことがあります。
一方で、胸元は皮脂腺や汗腺が多く、あせもやデコルテのニキビになりやすいパーツです。
2)かかと
かかとは次の特徴があります。
- かかとは角質層が異常に厚い
- ターンオーバーが長い
- 足裏には皮脂腺がない
- かかとにはメラノサイトがない
- 物理的刺激を受けやすい
こうした特徴から、かかとは角質が厚くなりやすいのです。
角質肥厚がひどくなるとひび割れを起こし、そのためにストッキングが破れることもあります。
だから、かかとを保湿して乾燥を防ぐことが大切です。
3)ひじやひざ
ひじ・ひざは次の特徴があります。
- 角質層が厚い
- ターンオーバーが長い
- 皮脂腺が少ない
だから、ひじやひざは乾燥しやすいのです。
また、角質肥厚やメラニンでひじやひざに黒ずみが目立つことがあります。
ひじやひざも保湿をすることで乾燥肌を予防することが大切です。
最後に、顔、かかと、ひじ・ひざの違いをまとめます。
6.まとめ
お肌の乾燥や乾燥肌の原因について、ご理解いただけましたでしょうか。
お肌の乾燥は、長く続けば乾燥肌をもたらし、バリア機能やターンオーバーに影響を与え、悪循環をもたらすエイジングケアの大敵です。
そんな乾燥肌の原因は多種多様であることがお分かりいただけましたね。
また、乾燥肌が、ほとんどのお肌の悩みやトラブルに悪影響を与えていることもご理解いただけたのではないでしょうか。
エイジングケアの第一歩のためには、乾燥肌の原因をしっかり理解することから。そして、そうならないための日常生活をおくることやスキンケアで適切な保湿を行うことが大切です。
また、乾燥肌の原因やバリア機能が低下するメカニズムを正しく知っていれば、効果的なスキンケアやエイジングケアを行うことができます。
内部的な問題、外部的な問題、両方を意識して健やかで美しいお肌を目指していただければ幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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