20代でほうれい線が目立つことはまれです。なぜなら、ほうれい線の原因は、「顔のたるみ」であり、20代では顔のたるみが起こることは少ないから。
でも、あなたが20代でも、肌の中で老化は確実に進みます。
この記事は、20代のあなたが、30代以降になっても、ほうれい線で悩まないための予防の対策をご紹介します。
ほうれい線以外の肌悩みの予防にもつながるので、ぜひ、チェックしてくださいね。
また、この記事は、章ごとにまとめをつけているので、あなたの読みたい箇所を探して読んでいただくことも可能です。
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目 次
1.20代でほうれい線が気になるあなたへ
1)ほうれい線ケアは20代からでも早すぎない!
あなたは、まだ20代なのに、何かの理由でほうれい線が気になるのですね。
一般的に、口元の周りにできるほうれい線が目立ち始めるのは30代以降です。
なぜなら、ほうれい線の根本的な原因が「顔のたるみ」なので、20代ではたるみが起こることはまれだからです。
では、20代のうちは、ほうれい線対策をしなくてもよいのでしょうか?
いいえ、たるみが目立つ前の20代から、ほうれい線予防のエイジングケアは大切なのです。
20代からほうれい線予防の日常生活やエイジングケアをしっかり行えば、30代以降、ほうれい線だけではなく、他のお肌の悩みも減るのです。
30代や40代になって、「ほうれい線を消す」ことに悩まないように早く手をうちましょう。
エイジングケアといってもエイジングケア化粧品でスキンケアを行うことだけではなく、食べ物や運動ほか生活習慣の中でほうれい線対策を行うことが大切です。
2)10代や20代でもほうれい線が目立つのは?
一方、20代でほうれい線が目立つ場合は、乾燥肌や悪い姿勢などたるみ以外の原因である場合が多いのですが、それらも多くは予防が可能です。
他にも無理なダイエット、冷え性による顔のむくみ、生まれつきの顔の骨格の影響、顔の輪郭なども10代や20代でほうれい線が目立つ原因です。
「スキンケア以外の原因でほうれい線が目立つのでは?」と感じる方は、5章の「お肌に起因しない20代のほうれい線の原因と対策」をご覧ください。
この記事では、20代からのほうれい線予防のエイジングケア対策と改善方法を紹介します。
「30代、40代もほうれい線のない若々しく美しい素肌のままでいたい!」
「ほうれい線は、何歳になっても目立ってほしくない!」
「20代から正しいエイジングケアの知識を身に付けて、ほうれい線を予防したい!」
「20代なのにほうれい線が目立つときがあるのはなぜ?」
「10代からほうれい線が目立っているのでなんとかしたい!」
とお考えの方は、ぜひ、続きをお読みください。
お肌を若々しく保つヒントがいっぱいです。
なお、20代でもエイジングケア化粧品でほうれい線対策を行いたい方は、ほうれい線を消すサポートをするエイジングケアローション「ナールスピュア」を参考にしてください。
- 「25歳は、お肌の曲がり角」は本当です。20代でも、前半と後半ではお肌が大きく変わります。
- 20代は、ほうれい線予防のエイジングケアを始めるのに早すぎる年齢ではありません。
- たんぱく質を中心とした食べ物をはじめバランスのよい食生活でほうれい線予防を心掛けましょう。
- ほうれい線の予防は、表情筋の運動やエクササイズも大切なので、20代からも取り入れましょう。
- 全身の運動やスポーツもほうれい線予防や他の肌悩みの予防に役立ちます。
- 20代のエイジングケアは基本が大切!洗顔、保湿と紫外線対策を正しく行いましょう。
- お肌の問題以外の原因で目立つほうれい線の改善は、美容医療などによる治療が必要なケースもあります。
2.20代の肌状態とほうれい線
20代といっても、20代の初め、中盤、終わりではお肌の状態は異なります。
昔から、「25歳は、お肌の曲がり角」と言われていますが、実はこれは本当なのです。
20歳、25歳、30歳の「エイジングインデックス」を見ることで、20代のお肌の状態を検証してみましょう。
エイジングインデックスとは、お肌の状態を、年代別に「ターンオーバーを含むお肌全体の状態」「表皮の老化」「真皮の老化」の3つを軸に、それぞれに関連する要素を8つの指標で数値化し、レーダーチャートで表現したものです。
1)20歳のエイジングインデックス
20歳のお肌の状態は、ピークに近い状態であることがわかります。コラーゲンとお肌の水分量は、ピークではありませんが、これは10代またはそれ以下の年齢をピークとした方法で表現しているからです。
身体が健康な方、アトピー性皮膚炎などのお肌の病気のない方の場合は、最もお肌がみずみずしく美しい状態にあるはずです。
だから、身体が健康な多くの10代から20代前半の女性は、肌のキメが整って、透明感のあるお肌なのです。
もちろん、若いなりにニキビや毛穴、いちご鼻、角栓、脂性肌などの悩みはあっても、ほうれい線でお悩みの方は、ほとんどいない年齢です。
2)25歳のエイジングインデックス
25歳でもエイジングインデックスの各指標は高いレベルにあることがおわかりいただけると思います。
しかし、20歳に比べると、コラーゲン、エラスチン、セラミドが目立って減っていることがわかります。
コラーゲンとエラスチンは、お肌のハリとツヤの源で、これが減ったり衰えたりするとほうれい線が目立ってくるのです。
セラミドは、お肌の表皮の細胞間脂質の50%を占めるもので、お肌のバリア機能を担うことで、乾燥肌を防ぐために大切な役割を果たしている成分です。
このバリア機能はセラミドの減少によって低下し、乾燥肌の原因になるのです。
25歳前後からは、この3つの成分の低下が大きくなり、お肌の老化の原因となってしまうのです。
まさに「25歳は、お肌の曲がり角」なのです。
3)30歳のエイジングインデックス
30歳になると、25歳と比べコラーゲン、エラスチン、セラミドがさらに減っていることがわかります。
一方、その他の指標は、それほど大きな減少があるわけではありません。
30歳でも多くの女性のお肌はまだまだ若くみずみずしく、20歳や25歳と変わらないという方もいますが、お肌を構成する成分は減りつつあるのです。
このころから、ほうれい線を気にされる方も増えてきます。
30歳以降は、いずれの指標も大きく減少していくので、この時期になると、しっかりとエイジングケアを考えるタイミングです。
20歳、25歳、30歳のエイジングインデックスでご理解いただくべきポイントは、
- どんな方にも年齢とともに、確実にお肌の老化が訪れる。
- ほうれい線の原因となるコラーゲンやエラスチンの減少は、20代から始まっている。
- エイジングインデックスは、あくまで目安なので、個別で見た場合は健康状態やスキンケアで差がつく。
ということです。
エイジングインデックスは、一般的な傾向を示したものなので、少ないながら20代でもほうれい線が目立つ人もいます。
一方、30代以上でも全くほうれい線が目立たない人もいるのです。
この記事では、20代のほうれい線予防の対策を中心にお話を進めますので、30代や40代の改善の対策などについてはほとんど触れません。
ほうれい線の原因について詳しく知りたい方は、「ほうれい線の原因と20代、30代、40代、50代の年代別特徴」をご覧ください。
また、ほうれい線を消す対策についての詳しい情報は、「ほうれい線を消す、改善するための対策がすべてわかる!」をご覧ください。
<第2章のまとめ>
20代前半は、お肌の若さを保つ成分が豊富でほうれい線とは無縁の場合がほとんど。しかし、25歳を迎えると、バリア機能を支えるセラミド、ハリや弾力のもととなるコラーゲン、エラスチンの減少が目立ち始めます。その意味では、まさに25歳はお肌の曲がり角。
30代になる前から、そんな肌状態を意識してほうれい線予防のエイジングケアに取り組みましょう。
3.20代のためのほうれい線予防の基本
ここでは、ほうれい線のスキンケアの前に、日常生活や身体の内側からのアンチエイジングでほうれい線の予防を考えます。
1)20代からのほうれい線予防で肌悩み解消
ほうれい線予防を含め、お肌の悩みである「しわ」や「しみ」「くすみ」「たるみ毛穴」などに関しても、対策の基本は同じです。
だから、ほうれい線の予防対策は、他のエイジングサインの対策にもなるのです。
なぜなら、これらのお肌悩みの原因が、お肌の乾燥をはじめ共通したものがあるからです。
逆に、ほうれい線予防の対策を行わないなら、「しわ」「しみ」「くすみ」などのリスクも増えてしまうのです。
その点を知っておくことは、エイジングケアやスキンケアを行う上でとても大切です。
まず、当たり前のお話ですが、「正しい日常生活を送る」ことが、身体の健康をはじめ、お肌のエイジングケアの基本です。
具体的には、
- バランスのよい食事と食べ方
- 十分な睡眠をしっかり取る
- 適度な運動と正しい姿勢
などです。
それでは、20代のほうれい線の予防のために、それぞれのポイントを解説します。
なお、20代でも「たるみ」が気になる方は、「ほうれい線のタイプは、たるみの種類と骨格の違いで決まる!」をチェックしてみてください。
2)バランスのよい食事と食べ方でほうれい線予防
①酸化を防ぐ食生活で、ほうれい線対策
20代前半は食べ物が偏りがちな方も多いのではないでしょうか?
もし、唐揚げ、とんかつ、串かつ、フライ、ステーキ、焼き鳥、天ぷら、ポテトチップス、フライドポテト、パン類、麺類を好んで、これらばかり食べているとしたら危険です。
これらの食べ物でも、よい油を使って料理したものをつくりたての状態で、適度に食べる分には、問題はありません。
しかし、調理後、長時間経過したものや油の質が悪いものは、酸化してしまうこともあります。
酸化したものが100%身体に吸収されるわけではありませんが、酸化した物質は最終的に過酸化脂質となって、体内の活性酸素を増やしてしまうことになります。
20代でも、こうした食べ物を偏って摂れば、活性酸素が体内で増え、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまうリスクがアップします。
つまり、酸化はほうれい線が目立つリスクを高めるのです。
幸い、20代なら体内の抗酸化物質であるSODやグルタチオンも豊富ですが、30代、40代へとエイジングを重ねれば減ってしまいます。
20代の早い時期から10年後、20年後を考えた抗酸化を意識しましょう。
酸化についての詳しい情報は、「お肌の酸化は老化の大敵!防ぐための対策とエイジングケア」をご覧ください。
②糖化を防ぐ食生活でほうれい線対策
もう1つは、今、挙げた食べ物には、動物性脂肪が多く含まれていたり、たんぱく質と糖が加熱されてできたAGEs(終末糖化産物)という物質を含んでいることです。
AGEsは、たんぱく質を焼いたり揚げたりするなど、高温で調理することで、多く発生する物質です。
これらは、体内のコラーゲンやエラスチンと結びついて、「焦げた状態」にしてしまうのです。
例えば、イメージでいえば、ホットケーキが、こんがり焼けた場合ならよいのですが、焼きすぎるとそこだけ、黒っぽくなりますね。
これを「糖化」と呼びますが、酸化と同じくお肌の老化の大きなリスクであり、ほうれい線の原因になってしまうのです。
肉でも魚でも、てんぷらやフライには、ほとんどAGEsを含んでいます。
清涼飲料水、人工甘味料などもAGEsを増やす飲み物です。
これらの料理や飲料は、20代ぐらいの若い方が好んで食べている傾向があります。
こうした糖化の可能性のある食べ物を多く摂ることは、ほうれい線が目立つ時期を早めるリスクになるのです。
そのため、ほうれい線の予防には、酸化と糖化の両方を防ぐことが大切です。
糖化についての詳しい情報は、「肌老化の原因「糖化」を予防する5つのポイントで」や「糖化がお肌を老けさせる?|エイジングケアと糖化の関係」をご覧ください。
③ほうれい線を目立たせないために、急激なダイエットは避けよう!
もう1つ危険なのは、過度なダイエットや急激なダイエット。
過度なダイエットや急激なダイエットは、表情筋の筋力低下、コラーゲンやエラスチンなどの不足、血管やリンパ管の栄養不良をもたらし、ほうれい線の原因を自らつくってしまいます。
20代であっても、無理なダイエットは絶対に避けましょう。
ほうれい線とダイエットに関して詳しくは、「ほうれい線に急激なダイエットは悪影響!食べ物と運動を考える」をご覧ください。
④ほうれい線予防の食べ物は?
それでは、逆に、ほうれい線予防の対策になる食べ物には、どんなものがあるのでしょうか?
身体やお肌を形つくる基本は、たんぱく質ですから、肉や魚、大豆などから動物性と植物性のたんぱく質をバランスよく摂ることが基本です。
フライや唐揚げなどの摂りすぎは問題ですが、肉や魚を全く摂らないのも問題です。肉や魚は大切なたんぱく源です。
脂肪も大切で、よい油であるオメガ3脂肪酸を積極的に摂るようにしましょう。
オメガ3脂肪酸を含む食べ物としては、あゆ、いわし、さば、こい、うなぎ、イクラ、さけ、まぐろ、太刀魚、にしん、ぼら、さんまなどの魚類や高野豆腐などです。
一方、20代の方は、不飽和脂肪酸を摂りすぎの傾向にあるので、意識して制限した方がよいでしょう。
不飽和脂肪酸を含む食べ物としては、クリーム、バターなどの乳製品、霜降り肉、手羽先、ベーコン、ソーセージ、ココナッツ、ココナッツオイルなどです。
また、ビタミン類も抗酸化作用とともに、ほうれい線予防のためにも必要なので、日常の食べ物の中で意識して摂りましょう。
特に、ビタミンAやビタミンCは、コラーゲンをつくるのを助けるはたらきがあるので、積極的に摂りたい成分です。
また、ビタミンB群やビタミンEもお肌のターンオーバーを助けます。
ただし、残念ながら、口から摂取しても美容成分に即座に変わる食べ物はありません。
最近多いサプリメントのコラーゲンなども、直接、コラーゲンになるのでなく、いったん、アミノ酸に分解されて、全身に栄養分として再利用されるのです。大量に摂ったからといって、急激にお肌が若返るわけではないのです。
だから、食べ物であれ、サプリメントであれ、毎日、適度に摂り続けることが大切なのです。
20代であれば、バランスよく肉、魚、野菜や果物を食べていれば、通常、ビタミンもたんぱく質も不足することはないので、サプリメントまで考える必要はありません。
他では、納豆や漬物、味噌、チーズやヨーグルトなどの発酵食品も、腸内環境を整えるので、乾燥肌や肌荒れなど防ぎます。
便秘も美肌の敵なので、発酵食品や食物繊維を摂ることは、ほうれい線対策だけではなく、美肌のために大切です。
これらも結果的に、ほうれい線予防をサポートすることになるので、積極的に食べるようにしましょう。
食べ物や栄養素に関しては、下記の記事も参考にしてください。
⑤しっかり噛んでほうれい線予防
食べ物に関して、最後に“顎に適度な負荷をかける”こともほうれい線予防に大切であることを覚えておいて欲しいと思います。
柔らかいものばかり食べていると、口まわりの筋肉を使わなくなります。
その結果、口の周りの筋肉は鍛えられなくなって、将来、たるみが起こりやすくなっているのです。
だから、20代から固いものをしっかり噛んで食べることも、ほうれい線予防のために大切なのです。
3)十分な睡眠をしっかり取ってほうれい線予防
20代であれば、新陳代謝が活発なので、お肌のターンオーバーも早い傾向にあります。
お肌のターンオーバーを正常に保つ上で、大切なのは良質な睡眠を十分に取ることです。
なぜなら、夜の12時から明け方頃までは、成長ホルモンが多く分泌され、昼間の肌ダメージをしっかりと回復してくれるからです。
だから、この時間帯は、「シンデレラタイム」と呼ばれることがあります。
若いからと言って、睡眠不足が続いたり、睡眠時間が不規則になれば、成長ホルモンの分泌が不十分になってしまうこともあります。
そうすると、ターンオーバーが乱れてしまい、肌荒れや乾燥、そして真皮の栄養不足などの原因にもなってしまいます。
こうした状態が続けば、ほうれい線の原因にもなってしまうため、睡眠を大切にしましょう。
睡眠と美肌の関係については、「美肌は、睡眠中のホルモンによってつくられるってホント!?」を参考にしてください。
4)20代から適度な運動と正しい姿勢でほうれい線予防
現代社会は、便利になりすぎてしまって、学校などでの体力測定などでも、若い方の運動能力の低下が問題になっています。これは、運動不足によるものだと考えられます。
運動不足は体内の血行が悪くなってしまい、老廃物がたまりやすくなる原因となります。
その結果、むくみを引き起こしてしまうこともあります。
むくみがすぐにほうれい線を目立たせるわけではありませんが、身体全体にとってもお肌のターンオーバーにとっても運動不足はマイナスです。
運動不足以外でも、長時間のデスクワークを悪い姿勢で続けることも血行不良の原因になります。
悪い姿勢の中でも、とくに猫背は、頭の重力が強くかかり、顔を下に引っ張ってしまうので、たるみを招く原因になる可能性があります。
猫背は、直接的な、ほうれい線の原因になってしまいますので、もしそうなら、早く矯正しましょう。
運動や姿勢については、ナールスピュアのモデルをお願いしているウォーキングスタイリストで、一般社団法人 日本姿勢と歩き方協会 代表理事をお務めの高岡よしみさんが、唱える「正しい姿勢でのウォーキング」を参考にしてください。
全身運動以外でも表情筋のエクササイズもほうれい線対策になります。それについては、「ほうれい線の表情筋対策を考える」を参考にしてください。
表情筋のエクササイズは、ベロ回し体操や割り箸を使う方法、ペットボトルを使うものなどさまざまなものがありますので、20代から取り入れることでほうれい線予防が可能です。
詳しい内容については、「ほうれい線の表情筋対策と顔の運動・エクササイズを考える」を参考にしてください。
5)他に気を付けたいほうれい線の原因と対策
ほうれい線の原因は、顔のたるみと言いましたが、顔のたるみは真皮や表情筋の衰え、皮下組織・皮下脂肪の衰えや肥大化によるものです。
また、意外かもしれませんが、顔のむくみがほうれい線の原因になることも。
ただ、幸いにも20代ではこれらが起こることは多くありません。
しかし、早い時期からほうれい線の原因を意識した予防対策を行うことは大切です。
これらのほうれい線対策は、下記を参考にしてください。
*続けられる!ほうれい線予防のエイジングケアと日常の対策とは?
*ほうれい線と皮下組織・皮下脂肪 | そのエイジングケア対策
<第3章のまとめ>
20代のほうれい線予防の基本は、バランスのよい食事と食べ方、十分な睡眠をしっかり取る、適度な運動と正しい姿勢です。
特に、食べ物ではたんぱく質や抗酸化物質をバランスよく食べること、酸化や糖化を避けること、急激なダイエットを避けること、しっかり噛んで食べることが大切です。
4.ほうれい線予防のための20代のスキンケアとエイジングケア化粧品
1)20代のほうれい線予防のスキンケアの基本
スキンケアの基本の3つは、正しい洗顔、正しい保湿、そして正しい紫外線対策です。
これは、20代であっても30代以降のエイジングケア世代であっても同じです。
この点については、「エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」で説明しています。
20代でも、正しい洗顔、正しい保湿、そして正しい紫外線対策を行うことで、ほうれい線の予防にもつながります。
そして、この中で最もほうれい線と関係が深いのは、紫外線です。
そのため、どれか1つに集中することを選ぶなら、20代から紫外線対策をしっかり行うことが、ほうれい線予防の効果が最も高いのです。
それでは、3つのスキンケアについてポイントを紹介します。
①洗顔
強い洗顔料やこすりすぎの洗顔は、乾燥肌につながるケースがあります。お肌の乾燥もお肌の老化の要素の1つですから、ほうれい線予防の観点からも刺激のない洗顔で、乾燥を防ぎ、ほうれい線予防を心掛けましょう。
ほうれい線予防の洗顔といっても特別なことをする必要はありません。
基本に忠実な洗顔を行えばよいのです。
洗顔全般についての詳しい情報は、「洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方」や「ダブル洗顔の正しい方法は?肌質・肌状態・年齢で考える」をご覧ください。
また、洗顔方法については、「乾燥肌の改善対策は、本当に正しいエイジングケアが大切!」の、「2.正しい洗顔による乾燥肌対策とクレンジングによる乾燥肌の改善」を参考にしてください。
20代でもターンオーバーが遅くなってお肌がごわごわしている場合、角栓が詰まっている場合は、酵素洗顔を試してみてもよいでしょう。
もちろん、洗顔だけではなくクレンジングも正しく行うことが大切です。
クレンジングについての詳しい情報は、「クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方」や「セラミドを減らさないスキンケア!間違ったクレンジングはNG」をご覧ください。
②保湿
20代のお肌は、水分量、皮脂量も十分で、乾燥肌や敏感肌などでなければ、比較的、乾燥の心配は少ないと言えます。
とはいっても、25歳以降は、セラミドも少しずつ減少することで、バリア機能の低下も起こってきます。
ほうれい線対策に高価なエイジングケア美容液まで使う必要はありませんが、コラーゲンやヒアルロン酸など汎用性の高い保湿成分の配合された基礎化粧品を使って、洗顔後や朝晩などはしっかり保湿を心掛けましょう。
保湿成分としては、アミノ酸、グリセリン、トレハロース、プロテオグリカンなどもあります。
なお、化粧水をジャバジャバ使っても、「水」がお肌に乗っかるだけです。
角層には、一定量までの水分や保湿成分しか浸透しませんので、適量で十分です。
20代でも起こる乾燥によるほうれい線対策の詳しい情報は、「乾燥によるほうれい線は、保湿ケアで消す!年代別のスキンケア」をご覧ください。
また、保湿についての詳しい情報は、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」をご覧ください。
③紫外線対策
紫外線対策が、20代のほうれい線予防の対策として最も大切なことは、先ほどお話しました。
なぜなら、紫外線はお肌の活性酸素を発生させることで、遺伝子やお肌の線維芽細胞にダメージを与えるとともに、コラーゲンやエラスチンも変性させるからです。
つまり、直接、ほうれい線の大きな原因をつくるのです。
だからこそ、20代のほうれい線予防の中で、最も大切なものは、紫外線対策になるのです。
とはいっても、特別な紫外線対策をしなければいけないわけでありません。
「紫外線は、年中降り注いでいる」「ほうれい線の原因となるUV-Aは曇りでも降り注ぐ」など正しい知識を持って、適切な紫外線対策を行いましょう。
紫外線対策に関しては、「紫外線ダメージで肌老化!効果的に防ぐ対策でエイジングケア」や「紫外線によるエイジング「光老化」とフォトフェイシャル治療」を参考にしてください。
また、20代ではおしゃれもしたいでしょうから、サングラスや衣類などファッションでも紫外線対策を工夫しましょう。
さらに、屋外でスポーツをされる20代の方は、次の記事も役立ちます。
*スポーツを楽しむ女性のためのスキンケアの基本~10年後、20年後も健やかで美しい素肌のままでいるために~
2)20代のほうれい線予防のエイジングケア化粧品
今、説明した通り、正しい洗顔、正しい保湿、正しい紫外線対策を行っていれば、ほうれい線予防のために高価なエイジングケア化粧品を20代から使う必要はありません。
安いプチプラ化粧品でも、普通の保湿化粧水による保湿でほうれい線ケアを行っても十分です。
しかし、
- 外出やスポーツの機会が多く、今まで浴びてきた紫外線が気になる
- お肌の老化を感じたり、ほうれい線や小じわが目立ってきた気がする
- 今まで不摂生な生活をしていたので、お肌の若さに自信がない
などを感じるのであれば、エイジングケア化粧品を使ってみることも、ほうれい線予防の対策になります。
ほうれい線予防のエイジングケア化粧品を選ぶ場合は、抗酸化力のある成分やコラーゲンやエラスチンの産生をサポートする成分が入ったエイジングケア化粧品がおすすめです。
コラーゲンやエラスチンを増やすエイジングケア化粧品成分は、
- 水溶性成分としては、ナールスゲンやネオダーミル
- 油溶性成分としては、ビタミンA誘導体であるレチノールやレチノイン酸トコフェリル
などがあります。
抗酸化作用を発揮する成分には、
- 水溶性ビタミンC誘導体
- 油溶性ビタミンC誘導体
- 両親媒性ビタミンC誘導体(APPS)
- フラーレン
- アスタキサンチン
- プラセンタエキス
などがあります。
また、エイジングケア化粧品には、化粧水、美容液、保湿クリームなどがありますが、初めての場合は、洗顔後に最初に使う化粧水をおすすめします。
エイジングケア化粧品を選ぶ基本は、「エイジングケア化粧品の効果とその選び方は、7ステップで!」を、参考にしてください。
また、エイジングケア化粧水の選び方は、「化粧水ランキングを超える!エイジングケア化粧水の選び方」を、参考にしてください。
3)20代のためのほうれい線対策化粧品の選び方の知識
20代でも、30代以降を見据えて、ほうれい線対策のためにエイジングケア化粧品を選ぶための知識があった方がよいと思います。
それらのほうれい線対策でのエイジングケア化粧品の知識は、次の記事で学ぶことができます。
ほうれい線対策のエイジングケア化粧品の選び方の基本については、「ほうれい線を解消したい!エイジングケア化粧品選びのコツ」をご覧ください。
ほうれい線対策のエイジングケア化粧水の選び方は、「30代~40代でほうれい線を消す?エイジングケア化粧水の選び方!」と「50代からのほうれい線ケアの化粧水の選び方の秘密って?」を参考にしてください。
ほうれい線対策の美容液の選び方に関しては、「ほうれい線対策の美容液の選び方は、5つの視点で考える!」を参考にしてください。
ほうれい線対策のエイジングケア保湿クリームの選び方については、「ほうれい線対策の保湿クリームの本当に正しい選び方とは?」を参考にしてください。
ほうれい線対策のフェイスマスクの選び方に関しては、「ほうれい線ケアのフェイスマスクの選び方と使い方」を参考にしてください。
<第4章のまとめ>
20代のほうれい線予防のスキンケアは、正しい洗顔、紫外線対策、保湿が基本です。
この3つを正しく行えば、ほうれい線だけではなく多くの肌悩みの予防や改善につながります。
20代では、ほうれい線対策に高価なエイジングケア化粧品を使う必要はないので、保湿がしっかりできればどんな化粧品でも問題ありません。
ただし、20代でもお肌の老化を感じるなら、ほうれい線対策にエイジングケア化粧品も選択肢として考えましょう。
また、今、必要でない方もほうれい線対策のエイジングケア化粧品の知識について、20代から身につけておきましょう。
5.お肌に起因しない20代のほうれい線の原因と対策
ここまでは、スキンケアや日常の生活習慣などで目立つ20代のほうれい線の原因や予防、改善の対策を中心にご紹介してきました。
一方、20代のほうれい線の中には、遺伝や生まれつきの要因もあります。
それは、主に顔の骨格が原因となるほうれい線です。
ここでは、そんなほうれい線の原因と対策をご紹介します。
1)頬骨が高く、面長であごが細い
頬が高かったりあごが細いために顔の凹凸が大きかったり、顔に歪みが起こるリスクが高いことで、10代や20代など若くてもほうれい線が目立つと考えられています。
美容医療や美容整形の前にできることとしては、表情筋、骨格、リンパの3つにアプローチする骨格矯正の方法などがあります。
いくつかの方法がありますが、それぞれ専門家と相談されることをオススメします。
それらを試しても効果がないため、なんとかしたいという場合は、美容クリニックに相談することも選択肢の1つです。
2)出っ歯など歯並びが悪い
出っ歯など歯並びが悪いことも、10代や20代のほうれい線が目立つリスクの1つと考えられています。
歯が出ているためにかみ合わせが悪く、顔のたるみが生じたり、表情筋が若いうちから衰えることなどの可能性があります。
出っ歯などの歯並びやかみ合わせがほうれい線の原因の可能性がある場合は、矯正歯科などに相談しましょう。
3)丸顔の人
丸顔で頬に肉がつきやすい人も、頬の脂肪が過度にあることで20代でもそれが支えきれなくなり、ほうれい線が目立つことがあります。
丸顔が必ずしもほうれい線になるわけでありませんが、リスクが高いので早い時期から予防を行うことが大切です。
- 日ごろから体重管理をしっかり行いダイエットを不要な状態にすること
- ショウガなど身体を温める食べ物やお風呂で、冷え症や顔冷えを防いで、顔のむくみを予防すること
- ストレッチほか軽い運動を定期的に行うこと
- 表情筋のエクササイズを習慣づけること
などを日常的に心がけましょう。
<第5章のまとめ>
頬骨の高い人、歯並びの悪い人、丸顔の人は、20代など若い時からほうれい線が目立つリスクが高いと考えられています。
そんなリスクのある方は、早い時期から予防を行いましょう。
もし、骨格や歯並びが原因でほうれい線が目立っている場合、改善したいなら美容整形や矯正歯科など専門の医師に相談しましょう。
6.まとめ
本来、20代の肌は、若々しくハリがありたっぷりと水分を含んでいるため、ほうれい線とは、あまり縁がありません。しかし、30代以降のエイジングケアを考えた場合、早い段階から予防のための対策を行うことが大切です。
今回の記事を参考に、日常生活を見直してほうれい線の予防に取り組んでいただければ幸いです。
また、20代であっても何らかの原因で、すでにほうれい線が目立っているという場合もあります。そんな場合は、エイジングケア化粧品を使って対策することも必要です。
エイジングケアアカデミーでは、ほうれい線に関する記事をたくさん用意していますので、それらを参考に早くほうれい線を消したり、改善する対策に取り組んでいただければ幸いです。
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