最近ではすっかりその名が知られるようになったプロテオグリカン。
多くのエイジングケア化粧品に配合されるようになってきました。
なかでもよく配合されているのは、エイジングケア化粧水です。
では、そんなプロテオグリカン配合化粧水はどのように選べばよいのでしょうか?
この記事では、プロテオグリカン配合化粧水の選び方と使い方のコツを幅広くご紹介します。
- プロテオグリカンは、高い保湿力のある水溶性の化粧品成分です。化粧水との相性がよいのが特徴です。
- プロテオグリカンは、保湿力以外にもヒアルロン酸やコラーゲンを増やすはたらきがあります。だから、エイジングケア化粧水で使いたい成分の1つです。
- プロテオグリカン配合の化粧水といっても、プロテオグリカンの配合濃度はさまざまです。また、ほかにもさまざまな成分が配合されています。
- プロテオグリカン配合の化粧水の選び方は、プロテオグリカンだけではなくほかの化粧品成分もチェックして、自分の肌質、年齢、肌状態に合ったものを選ぶことが大切です。エイジングケアのためには、安全で刺激の少ないものを選びましょう。
- プロテオグリカン配合の化粧水の使い方に特別なことはありませんが、基本を守って正しく使うことが大切です。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
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1.プロテオグリカン配合化粧水が気になるあなたへ
「プロテオグリカン配合エイジングケア化粧水の選び方と使い方」をお届けします。
プロテオグリカンは、美容やエイジングケアにご興味のある方なら、誰もがその名前を知っているようになってきました。
それはプロテオグリカンが、次のような特徴をもっているからです。
- とても高い保湿力を持っていること
- 保湿力以外にもエイジングケアにとって良いはたらきがあること
- 製造技術の進化で安定的に供給できるようになったこと
そのため、いまやプロテオグリカンは、エイジングケア化粧水や保湿化粧水に配合されるケースが増えてきました。
そして、アットコスメなどの化粧水ランキングや美容雑誌などでもプロテオグリカン配合のオススメの化粧水が増えています。
しかし、まだその歴史が浅く、プロテオグリカンについて十分にご存知ないエイジングケア世代の女性もたくさんおられます。
そこで、この記事では、プロテオグリカン配合化粧水の選び方と使い方のコツを幅広くご紹介します。
また、おすすめのプロテオグリカン配合化粧水をご紹介します。
「プロテオグリカンってどんな特徴があるの?なぜ、化粧水によい成分なの?」
「プロテオグリカン配合の化粧水の選び方は?コツが知りたい!」
「プロテオグリカン以外にどんな成分が入っていればよいの?おすすめを教えて!」
「プロテオグリカン配合の化粧水って安全?どんな肌質でも使えるの?」
「プロテオグリカン配合の化粧水の使い方は?」
などが知りたい方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
<おすすめのプロテオグリカン配合化粧水>
プロテオグリカン配合の化粧水なら
<ナールスピュアをお使いいただいた感想>
*本当にキレイになれる!動画「ナールス60日間美肌プログラム」とは?
<動画で理解するプロテオグリカン>
*プロテオグリカンの保湿効果で潤い美肌|動画で3分間エイジングケア
2.化粧水の選び方の前にプロテオグリカンを知ろう!
プロテオグリカンについては、「プロテオグリカンの効果は保湿とエイジングケア化粧品の要!」や「プロテオグリカンはアンチエイジングやエイジングケアで期待」で詳しくご紹介していますので、ここではポイントをご紹介します。
1)プロテオグリカンとは?
プロテオグリカンは、「たんぱく質」と「糖」が結合してできた成分、つまり「糖タンパク」の1種です。
「プロテオ」とはプロテイン(protein)のことでありたんぱく質を意味しています。
「グリカン」は多糖類という意味です。
ある特定のたんぱく質に何本かの糖鎖(糖が結合してできた化合物)である「グリコサミノグリカン」が結合しているものの総称として「プロテオグリカン」と名付けられています。
つまり、プロテオグリカンは単体の成分ではなく、成分全体の「総称」なのです。
そのため、グリコサミノグリカンを構成している糖鎖の種類によって、プロテオグリカンはいくつかのタイプに分類されます。
このほか、保湿成分として有名なセラミドやコラーゲンも、同じように総称として表された成分です。
同じ名前の成分でも少しずつ特徴が違う場合もあるので、エイジングケア化粧品の小さな特徴の差まで理解するには、成分をより深く知ることが必要なのです。
2)プロテオグリカンのお肌でのはたらき
プロテオグリカンは私たちの皮膚や軟骨などにもともと存在しています。
先ほどもお伝えしたとおり、プロテオグリカンにはいくつか種類がありますが、お肌の真皮にある「ヴァーシカン」、そして、表皮の最下層部にあり、表皮と真皮をつなぐ基底膜に含まれる「パールカン」などがあります。
真皮に存在するプロテオグリカンは、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどと一緒に、細胞外マトリクスを形成しています。
細胞外マトリクスとは、細胞の外にあって、細胞と細胞の間を埋める物質です。
表皮の下にありお肌の土台になる真皮は、細胞だけでは安定しません。
そのため、プロテオグリカンをはじめとする成分が組み合わさって、細胞が安定できる足場のような場所をつくっているのです。
お肌においてもクッションの役割を果たし、ハリや弾力を支えてくれます。
また、ひざなどの関節にある軟骨の中でも、外部からの衝撃を緩和するクッションとしてはたらきます。
一方、化粧水成分としてのプロテオグリカンは、鮭の鼻の軟骨から抽出されたもので、高い保湿力があります。
お肌の真皮にもともとあるプロテオグリカンとまったく同じ効果や効能を発揮するわけではありませんが、優れた効果がある上に使いやすいエイジングケア化粧品成分です。
ヒアルロン酸に劣らない高い保湿効果があり、お肌のツヤや潤いをもたらすとともに、キメ(肌理)を整え、透明感のあるお肌をサポートします。
また、コラーゲンやヒアルロン酸を増やすはたらきがあることで知られています。
さらに、EGF様作用というはたらきがあり、20代後半から急激に減少するといわれているEGF(上皮成長因子、Epidermal Growth Factor)と同じようにはたらいてくれます。
そのため、お肌のターンオーバーの促進や正常化に期待できます。
プロテオグリカンは、こうしたはたらきから乾燥肌対策に優れた成分の1つといえます。
3)プロテオグリカンが不足するとどうなる?
これまでの説明でわかるとおり、プロテオグリカンはからだにとって大切な成分の一つです。
プロテオグリカンが不足すると、真皮の水分保持力が低下し、お肌のハリやうるおいが失われたり、ターンオーバーの乱れなどで肌荒れや乾燥肌などの肌悩みの原因になることがあります。
膝などのクッションとしての機能が弱まってしまい、関節の軟骨がすり減るなど、滑らかな動きができなくなり、さらに痛みや腫れなどの症状を引き起こす関節症などのリスクが高まります。
また、長期的にプロテオグリカンが不足すると、からだは新しくプロテオグリカンを生成しようとして、コンドロイチン硫酸という成分を使い始めます。
コンドロイチン硫酸は、細胞の老化を防止する成分であるため、プロテオグリカン生成に使われることで、老化が進みやすくなってしまうのです。
プロテオグリカンは、加齢にともなって生産量が減ることもわかっています。
アンチエイジングを意識した良い生活習慣で、プロテオグリカンをキープすることを考えることも大切なのです。
3.プロテオグリカン化粧水を選ぶ前に化粧水の役割を知ろう!
プロテオグリカンを配合した化粧水を選ぶ前に、化粧水の役割についてポイントを整理します。
まずは、この点を押さえておくことがプロテオグリカン配合化粧水を選ぶ上で大切になります。
1)プロテオグリカン化粧水の役割とは?
化粧水にはたくさんの種類がありますが、ここでは保湿化粧水やそれにエイジングケア化粧品成分を加えたエイジングケア化粧水に絞ったお話を進めていきます。
プロテオグリカン化粧水をはじめ化粧水の役割は、次のとおりです。
洗顔後、何もしなければ水分はすぐに蒸発してしまいますので、化粧水で水分や保湿成分などを与えることが大切です。
お肌にはバリア機能があるので、ただ水分を与えても皮膚から真皮より奥に浸透しないようになっています。
化粧水の多くは80%あるいは90%以上は水分でできていますが、エイジングケア化粧品成分や保湿成分が含まれているので、お肌の角質層に浸透しお肌を柔軟にしてくれるとともに、水分を保持することをサポートしてくれるのです。
化粧水の後に使う美容液や保湿クリームの有効成分を、お肌にムラなく届けるサポートもしてくれます。
2)プロテオグリカン化粧水に期待できること
しかし、プロテオグリカン化粧水だけで保湿が完了するわけではありません。
化粧水でスキンケアに期待できることを理解するためには、保湿とは何かをより深く考えてみましょう。
私たちは、化粧品には「保湿」を行う上で、次の3つの役割があると考えています。
- 水分を与える(Give Water)
- 水分を保持する(Keep Water)
- 水分の蒸発を防ぐ(Cover Water)
化粧水はこの3つのうち、「水分を与える(Give Water)」と「水分を保持する(Keep Water)」ことが主な役割です。
ただし、「水分を保持する(Keep Water)」に関しては、化粧水に限定されているわけではなく、美容液、保湿クリームなどと役割が重複しています。
化粧水は、水分が主体なので、得意なのは水溶性成分を角質層に届け水分を保持することです。
水溶性の成分は水となじみやすいので、化粧水を最初に使うことで、プロテオグリカンなどの水溶性の保湿成分を角質層に届けることができるのです。
もちろん、メンズ化粧水も基本的な役割は同じです。
一方で、化粧水は油性成分(エモリエント)とは相性が悪く、油性成分が多く含まれることはほとんどありません。
保湿の「水分を保持する」や「水分の蒸発を防ぐ」には、油性成分も必要です。
その点、美容液には水溶性成分と油性成分のどちらも凝縮されて配合されているので、より高い保湿効果を発揮します。
保湿クリームは、一般的に油溶性成分の配合割合が高く、皮脂膜に近いはたらきをして、水分の蒸発を防ぐことが得意です。
洗顔の後に、化粧水→美容液→乳液→保湿クリームと順番に使うことで、保湿の3つのプロセスがバランスよくはたらくのです。
<参考書籍>
*美人に化粧水はいらない(吉木伸子 著、株式会社講談社)
4.プロテオグリカン配合のエイジングケア化粧水の選び方
プロテオグリカンは、高い保湿力とエイジングケアが期待できるとともに、刺激性もない成分です。
だから、肌質を選ばずスキンケアにとても幅広く使えます。
そんなプロテオグリカン配合化粧水を選ぶためのポイントは何でしょうか?
ここからは、プロテオグリカン配合化粧水の選び方のポイントを見ていきましょう。
1)プロテオグリカンの配合量はどうか?
ほんの少しでもプロテオグリカンが含まれていれば、「プロテオグリカン配合化粧水」として売り出すことが可能です。
基礎的な実験では、ある程度の濃度まではプロテオグリカンは含まれる量が多いほど、ヒアルロン酸の産生量が増えるなど、お肌にとって嬉しい効果が高まることがわかっています。
だから、全体量に対してプロテオグリカンの配合量が多い化粧水は、プロテオグリカンのよさを実感しやすいといえます。
化粧品は、化粧水を含め配合されている全成分の名称を表示するという「全成分表示」のルールが法律(薬機法)で定められています。
そのため、ボトルまたは化粧箱、説明書などのどこかに、配合成分名がすべて記載されているのです。
基本的に、配合量の多い順に記載して、配合成分1%以下は順不同で記載するというルールに沿って表示されています。
化粧水を選ぶ際は、裏面の成分表示を見て、プロテオグリカンの配合量が多いかどうか確認することが大切です。
化粧水の場合は、1番目は水で、2番目はグリセリンやBGなどの基本成分が記載されているケースが一般的です。
3番以降がそれ以外の美容成分です。
だから、プロテオグリカン配合化粧水では、3番目から5番目くらいなら比較的配合量が多いものです。
全成分表示は、ほかの成分を確認する時も有効な手段となりますのでチェックしてみましょう。
最近では、プロテオグリカン原液といって、プロテオグリカンだけを主要美容成分にしたものもあります。
これは、プロテオグリカンの濃度は高い傾向にありますが、100%というわけではなく、水、BG、プロパンジオール、フェノキシエタノールなどが配合されています。
2)プロテオグリカンを補完する水溶性成分は配合されているか?
プロテオグリカン以外の水溶性成分をチェックすることも重要なポイントとなります。
プロテオグリカンは、水分を抱え込んで保湿力を発揮するタイプの成分です。
だから、保湿成分としては、水分を吸着するタイプの成分を組み合わせることでお互いが補完できます。
グリセリン、アミノ酸などが水分を吸着するタイプの成分「ヒューメクタント」です。
グリセリンは、基本成分としてほとんどの化粧品に配合されていることが多いです。
あまりに汎用性が高いので、話題にあがることが少ないですが、吸湿性のある保湿効果に優れ、水になじみやすいという特徴があります。
刺激性も少なく使いやすい成分の1つです。
アミノ酸は、天然保湿因子(NMF)を構成する成分で、ヒドロキシプロリン、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンや代謝物であるPCA-Naなどがあります。
また、水分を抱えこむタイプの中でも、コラーゲンやエラスチンはプロテオグリカンと組成や構造が異なるため、一緒に配合することによってお互いに補完できる成分です。
化粧水に含まれるコラーゲンやエラスチンは、加水分解されているタイプであることが多く、お肌の真皮にまで届くことはありませんが、表皮を保湿してバリア機能を守るとともに、肌にツヤを与えます。
ヒアルロン酸は、プロテオグリカンと比較的よく似た成分です。
ヒアルロン酸は、真皮にある成分ですが、化粧水に含まれているヒアルロン酸は真皮に直接影響を及ぼすわけではありません。
水分を抱え込んで保湿効果を発揮する成分で、安全性も高いので敏感肌やインナードライ肌の方をはじめ肌質を選ばず使えます。
プロテオグリカンよりヒアルロン酸のほうが原料としては安いので、互いの濃度を下げてコストや価格を抑えることが可能なので、両方配合されている化粧水もよい選択肢の1つです。
ただし、ヒアルロン酸は過度の使用で乾燥肌のリスクがあるため、注意しましょう。
ヒアルロン酸については、次の記事も参考にしてください。
*ヒアルロン酸の新しい効果を発見!日焼けによるお肌の炎症を抑制
3)エイジングケア化粧品成分は?
プロテオグリカン配合化粧水に一緒に配合したいエイジングケア化粧品成分としては、コラーゲンを増やす成分や酸化を防ぐ作用のある成分です。
水溶性成分のナールスゲンや水溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)などがオススメです。
①ナールスゲン
ナールスゲンは、分子量が約321.26ダルトンという極めて小さな水溶性のアミノ酸誘導体で、近年開発されたエイジングケアの新成分として注目されています。
お肌の水分量を維持するだけでなく、真皮の線維芽細胞を活性化し、コラーゲン、エラスチン、 HSP47(ヒートショックプロテイン47)を増やす効果や表皮のグルタチオンを増やす効果もあります。
また、最近、ヒアルロン酸やシミ防ぐHSP(ヒートショックプロテイン)70を増やすこともわかってきました。
②ネオダーミル
ネオダーミルは、スイスのインデュケム社によって開発された新しいエイジングケア化粧品成分で2013年の世界の化粧品展示会(in cosmetics)で、イノベーションアワード金賞を受賞しました。
ネオダーミルは、I型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンの産生をサポートします。
③ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、水溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体がありますが、化粧水に配合されるのは水溶性ビタミンC誘導体と両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)や両親媒性ビタミンC誘導体の3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸です。
ビタミンC誘導体は、抗酸化作用を持つとともに、線維芽細胞にはたらきかけて、コラーゲンの生成をサポートする成分です。
また、皮脂の抑制作用、メラニンの生成抑制による美白作用があります。
④ビタミンE誘導体
ビタミンE誘導体であるトコフェロールにリン酸を加えて改良したトコフェリルリン酸Naは、両親媒性なので化粧水に配合しやすい成分です。
抗酸化作用や血行促進作用などエイジングケアによいはたらきがあります。
⑤プラセンタエキス
プラセンタエキスは、馬、豚、羊の胎盤(プラセンタ)から抽出した成分で、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが豊富な成分です。
保湿、抗酸化、美白などの作用があり、人気のエイジングケア化粧品成分の1つです。
⑥ナイアシンアミド
ナイアシンアミドは、ビタミンB群の一種で、別名「ニコチン酸アミド」または「ビタミンB3」とも呼ばれる成分です。
シワ改善、肌荒れ対策、美白ケアの医薬部外品の有効成分として認可を得ています。
⑦そのほかの抗酸化成分
コエンザイムQ10、レスベラトール、金コロイド、エルゴチオネイン、フラーレン、リコピン、アスタキサンチンなど、抗酸化作用を持つエイジングケア化粧品成分などもよい選択肢の1つです。
4)エイジングケアはプロテオグリカン配合化粧水+αで!
エイジングケア化粧品成分には、油溶性のものもありますので、プロテオグリカン配合化粧水だけでなく、美容液や保湿クリームなどを使って、バランスよく補うことがより効果的といえるでしょう。
信頼できるメーカーのエイジングケア化粧品を選ぶことも大切です。
どのような成分が含まれているのかを、わかりやすく情報公開してくれているメーカーのプロテオグリカン配合化粧水を選ぶとよいでしょう。
なお、「おすすめのプロテオグリカン美容液はランキングで選ばない!」も参考にしてくださいね。
5.プロテオグリカン化粧水で改善できる肌悩み
1)乾燥肌の改善
乾燥肌とは、角質層の皮脂量も水分量も少ない状態のお肌であり、加齢とともに誰もが乾燥肌傾向に。
エイジングケア世代にとっては最も多い肌悩みの1つで、肌老化の原因にもなります。
プロテオグリカン化粧水は、保湿力が高いので、お肌をしっかり保湿することができます。
継続して使用していくことで、乾燥肌に悩まされない肌を育むことができるでしょう。
乾燥肌が改善することで、肌荒れ、毛穴の悩み、くすみなどさまざまな肌悩みが解消されやすくなります。
もちろん、プロテオグリカン化粧水などでスキンケアをすると同時に、生活習慣を規則正しく整えることで、より乾燥肌が改善されやすくなるでしょう。
総合的にケアしていくことがポイントです。
2)エイジングサインの予防
シミやシワ、たるみ、ほうれい線、たるみ毛穴など、加齢にともなって生じてくる肌の変化をエイジングサインと呼びます。
エイジングサインがでると、見た目にも影響を及ぼします。
特に、女性ホルモンの減少が生じる30代以降に目立つことが多くなります。
プロテオグリカン化粧水の中でも、エイジングケア成分が入ったものも使うことで、エイジングサインの予防美容につながります。
加齢にともなって減少してしまうプロテオグリカンなどの成分を補うことができますので、老化が緩やかになり、若々しいエイジレスな美肌を保ちやすくなるのです。
3)年代別や悩み別の化粧水の選び方
プロテオグリカン配合化粧水は、さまざまな肌質、年代、肌老化、肌悩みなどに使えるアイテムです。
そんな化粧水の選び方は、次の記事も参考にしてください。
①年代別の化粧水の選び方
*30代におすすめのエイジングケア化粧水!選び方と使い方のコツ
*40代におすすめのエイジングケア化粧水!選び方・使い方は肌悩みで!
*50代のエイジングケア化粧水は優しいのがおすすめ!選び方と使い方
②肌悩み別化粧水の選び方
*おすすめの敏感肌化粧水!選び方はランキングより刺激成分を避ける
*シワ対策のエイジングケア化粧水!選び方の3つのポイントと使い方
*毛穴の黒ずみを解消したい!化粧水の選び方・使い方とスキンケア
*30代~40代でほうれい線を消すエイジングケア化粧水!選び方は?
*50代からのほうれい線ケア化粧水の選び方の秘密?おすすめもご紹介
*失敗で老け肌!くすみ対策の化粧水の正しい選び方の3つコツとは?
*もう間違えない!脂性肌を改善するオススメの化粧水の選び方と使い方
*混合肌を改善する化粧水!30歳からのオススメと選び方・使い方
③季節に合った化粧水の選び方
*夏はどんな化粧水がオススメ?エイジングケアのための選び方と使い方
*秋は化粧水でエイジングケア!おすすめと選び方・使い方のコツ
6.プロテオグリカン化粧水の使い方
プロテオグリカン配合の化粧水といっても特別な使い方があるわけではありません。
一般的な保湿化粧水と同じ使い方でよいのです。
詳しくは、「化粧水の正しい使い方とつけ方で美肌に!上手なエイジングケア」でご紹介していますので、ここでポイントを示します。
①クレンジングや洗顔後真っ先に使う
プロテオグリカン配合化粧水は、洗顔後真っ先に使用しましょう。
目安として、洗顔後5分以内のお肌が瑞々しい状態で使うのがベターです。
各化粧品メーカーによって適量は異なることがあるので確認が必要ですが、だいたい500円硬貨大くらいの量が目安です。
詳しくは「化粧品1回あたりの使用量の適量を知りたい!」をご覧ください。
②清潔な手で円を描くようにつけてハンドプレス
清潔な手に適量のプロテオグリカン配合化粧水を出して、両手のひら全体に広げます。
顔の中心から外側へ向かうように、手で顔を包み込みながら、大きく円を描くイメージでのばしていきます。
最後に目元や口元など、特に皮膚が薄い部分に、指の腹でそっと押さえるように伸ばしましょう。
優しい力加減でハンドプレスをすることも効果的です。
③デコルテや手にも使って保湿とシワ対策
プロテオグリカン化粧水は、エイジングサインがでやすい首やデコルテなどにも忘れずに使用しましょう。
首のシワ予防になります。
また、手に使うこともおすすめです。手のしわや手の乾燥を防ぐことができます。
もちろん、手荒れの予防にもなります。
④コットンより手がオススメ
プロテオグリカン配合化粧水は、手でもコットンでも使えますが、エイジングケアの視点からは、お肌の状態を手肌で感じることができる「手」をオススメします。
その詳しい理由は、「化粧水をコットンで使うことはエイジングケア世代に良いの?悪いの?」をご覧ください。
また、化粧水のパッティングも刺激になるリスクがあるので、上手にできない場合は避けたほうがよい方法です。
⑤化粧水パックは?
プロテオグリカン配合化粧水の化粧水パックも、密閉効果によって美容成分をお肌の奥まで浸透させるにはよい方法です。
また、あまり高い頻度で行うとターンオーバーが促進しすぎて、お肌の乾燥を助長するので、週1~2回程度を目安にしましょう。
⑥イオン導入器で使えるの?
美顔器の1種であるイオン導入器は、ビタミンC誘導体をはじめ、プラセンタやアミノ酸、ナールスゲンなどの成分をお肌の奥まで浸透させるはたらきがありますが、プロテオグリカンは分子量が大きいので肌の奥へ届きません。
ただし、プロテオグリカン配合化粧水の中で、いま挙げた成分も一緒に配合しているイオン導入化粧水の場合は、イオン導入が有効です。
7.オススメのプロテオグリカン配合化粧水
ナールスピュアは、2013年から販売されているエイジングケアローションです。
- ナールスゲン推奨濃度配合
- 水溶性ビタミンC誘導体アスコルビン酸ナトリウム配合
- 両親媒性ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸ナトリウム配合
もともと、全成分が10種というシンプルなスキンケアアイテムでした。
そのナールスピュアは、2017年7月のリニューアルによって、プロテオグリカンを加えるとともに、次の特徴が新たに加わりました。
- APPS(アプレシエ)をプラスで配合
- ウィルブライドS-753をプラスで配合
- 界面活性剤完全フリーを実現
これで3成分が増え、1成分が減ったことで、全成分は12成分。
シンプルな配合を維持しながらも、エイジングケアへの期待度がアップ!
自ら潤い弾む美肌をもたらすエイジングケア化粧水です。
30代からの初めてのエイジングケアはもちろん、40代のエイジングケアにも50代のエイジングケアにもオススメのエイジングケア化粧水です。
プロテオグリカンを補完するはたらきとして、次の3つが期待できます。
- ナールスゲンによるコラーゲン、エラスチン、HSP47を増やす作用
- ビタミンC誘導体によるお肌の酸化を抑える作用や皮脂分泌抑制作用
- ビタミンE誘導体によるお肌の酸化を抑えるや血行促進作用
そんなナールスピュアはオススメのプロテオグリカン配合化粧水です。
そんなナールスピュアは、2020年11月のリニューアルで3つの美容成分を追加しました。
1つ目は、両親媒性ビタミンC誘導体の3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸。
この成分はセラミドプロモーターとも呼ばれ、セラミドを増やしバリア機能を守ります。
そのため敏感肌でも使えます。
2つ目は、先ほどご紹介したナイアシンアミド。
3つ目はPCA-Na。
ピロリドンカルボン酸ナトリウムのことで、天然保湿因子(NMF)の成分の1つであるアミノ酸に近い成分です。
これらの成分を配合することによって、プロテオグリカンとともに乾燥肌や敏感肌のケアを一層サポートできるようになりました。
<動画で学ぶ化粧水のつけ方の基本>
エイジングケアローション「ナールスピュア」を使った化粧水のつけ方の動画です。
化粧水のつけ方、使い方の参考にご覧ください。
なお、さまざまな化粧品成分のはたらきは、次の表を参考にしてください。
<化粧水に配合されるさまざまな化粧品成分のはたらき>
プロテオグリカン配合化粧水なら、
*ナールスゲン配合エイジングケアローション「ナールスピュア」
初回限定価格!(4,950円→3,465円)(税込)
8.まとめ
プロテオグリカン配合化粧水の選び方や使い方について幅広くご紹介しました。
また、オススメのプロテオグリカン配合化粧水をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
あなたもこれで、化粧水ランキングや口コミなどだけに頼らないプロテオグリカン配合化粧水の選び方や使い方がおわかりいただけたのではないでしょうか?
プロテオグリカンは、いまでは知名度も高まり、人気のエイジングケア化粧品成分の1つです。
だから、たくさんのプロテオグリカン配合の化粧水が市販されるようになりました。
でも1つの成分だけにとらわれるのはおすすめできません。今ではほかにもスキンケアやエイジングケアに良い美容成分がたくさんあります。
そんないまだからこそ、正しいエイジングケアや化粧品の知識をもとに、あなたにピッタリのプロテオグリカン配合の化粧水を選んでくださいね。
この記事「プロテオグリカン配合エイジングケア化粧水の選び方と使い方」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ)
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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