真皮とは?その構造と役割をエイジングケアの視点で考える!

コットンで化粧水を使う女性

 

真皮(dermis)とは、その名の通り皮膚の本丸。

ベルトや靴などの原料は、動物の真皮です。

 

お肌は、表面から表皮、真皮、そして皮下組織から成り立っています。

皮下組織を別とすれば、お肌は表皮と真皮。

表皮の厚さは0.2mmなのに対して、真皮は1.8mmと、お肌の90%を占めます。

その点では、真皮こそがお肌の本体なのです。

 

表皮は、バリア機能とターンオーバーの役割を担っていましたが、真皮の役割は、お肌のハリや弾力を保つこと。

そして、真皮内の毛細血管によって栄養素と酸素を皮膚のすみずみまで届けることです。

 

真皮の状態が、私たちエイジングケア世代の悩みの種“シワ”や“たるみ”と大きく関係しているのはご存じですよね?

 

なぜか?

 

真皮内には、線維芽細胞というお肌のハリや弾力に大きな影響を与える細胞があります。この線維芽細胞は、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった「肌のハリ肌成分」を作り出していますが、紫外線や活性酸素、加齢によってそのはたらきが低下します。

 

そして、シワやたるみが目立っていると、5~10歳は老けて見えがちです。

お肌のハリや弾力が弱くなっていくのを、どうやったら緩やかにしていけるのか?

この記事では、「真皮」について、その仕組みや役割を理解し、真皮のために出来るエイジングケアを紹介します。

 

シワやたるみなど、とにかく少しでもなんとかしたい!という方はもちろん、今はそこまでお悩みでない方も、ぜひ、続きを読んでみてください。

 

この記事では、そんな真皮の構造と役割について紹介します。

 

<この記事でお伝えしたいこと>

  • お肌のハリと弾力に影響が大きいのは、表皮より真皮です。
  • 真皮には、お肌のハリや弾力の源であるコラーゲンとエラスチンがあり、それを作り出す線維芽細胞もあります。
  • さらに、真皮にはプロテオグリカンやヒアルロン酸も存在し、水分の保持も担っています。
  • 真皮は、表皮と違って、一度ダメージを受けてシワやたるみができると、改善や修復が難しいです。
  • 真皮の老化によるシワはエイジングケア化粧品だけでは消せません。対策の基本は、紫外線から予防することです。

 

 

1.真皮の構造

 

皮膚構造

 

 

1)真皮の構造の前に、お肌の構造を知ろう!

真皮の構造を理解する前に、皮膚全体の構造について簡単におさらいましょう。

皮膚は、「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の3つの層から構成されています。

 

①表皮の構造

「表皮」は4つの層に分かれていて、表皮の一番奥の基底層で新しい細胞を作り出しています。

それが約4週間かけて、表皮の一番上の角層まで押し上げられて、最後は垢となって剥がれ落ちるサイクルを繰り返しています。いわゆる、ターンオーバーです。

また、表皮は、からだを外界の刺激や紫外線から保護するバリア機能という役割も担っています。

 

表皮の構造やその役割については、表皮の構造と役割は?スキンケアでもっと意識すべきは、表皮で詳しく紹介しています。

また、お肌のターンオーバーについてお知りになりたい方は、お肌のターンオーバー。正常化には、促進だけを意識するな!を参考にしてください。

 

この表皮の奥が基底膜で、それと真皮の最上層がつながっているのです。

 

②皮下組織の構造

真皮の下には、皮下組織があります。

皮下組織は皮膚の3層構造のもっとも下方にある組織で、表皮と真皮を支えています。そして、皮下組織は多量の脂肪を含んだ組織で、血管・神経・汗腺などを保護しています。

皮下組織の平均的な厚さは、頭部、額、鼻などで約2mmと薄めですが、大部分は4mm~9mmです。

 

皮下組織は、真皮と筋肉の間に挟まれていて、中性脂肪いわゆる皮下脂肪を蓄えるところです。この皮下脂肪によって、外部からの衝撃や刺激を和らげるクッションの役目を果たしたり、体温の発散を防いだり、保温するはたらきがあり、からだを守る大切な役目を担っています。

さらに、皮下組織には動脈や静脈が通っているので、真皮へと栄養を送りこんだり、老廃物を運び出しています。

 

皮下組織については、皮下組織の構造と役割は?エイジングケアの視点で考える!をご覧ください。

 

2)真皮の構造を詳しく知ろう!

それでは、この記事の本題である真皮の構造を詳しく見ていきましょう。

いま、説明したように真皮は、表皮と皮下組織の間にあります。

 

①真皮の構造

真皮は、お肌の表面に近い方から、乳頭層、乳頭下層、網状層の3つの層から成り立っています。

真皮層としては、からだの部位にもよりますが、15~40倍の厚さがあります。

 

乳頭層は、真皮の最も上にあって、表皮と接している部分です。コラーゲンやエラスチンは少なく、毛細血管や神経、細胞がたくさんあります。

乳頭下層は、乳頭層の奥の部分で、乳頭層とよく似た構造です。

そして、その奥が網状です。網状層は、真皮の最も大きな層で、コラーゲンやエラスチンがたくさんあります。

また、まばらながらも血管や神経も走っていて、すぐ下には皮下組織があります。

 

ただし、表皮の層は明確に分かれていますが、真皮層はそれほど明確ではありません。

 

②真皮の中には何があるの?

真皮の役割はなんといっても、お肌を支えて「ハリ」と「弾力」を保つための重要な組織です。

 

このハリと弾力を保てているのは、真皮内に、

 

  • コラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質で出来た線維組織
  • その線維組織の間を埋めるプロテオグリカンやヒアルロン酸に代表されるゼリーのような間質成分
  • コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などをつくり出す線維芽細胞
  • その他の細胞成分として、組織球(マクロファージ)、肥満(マスト)細胞、形質細胞
  • 神経
  • 汗腺
  • 血管

 

があるからです。

 

なかでも、線維組織であるコラーゲンは、真皮全体の70%以上を占めています。コラーゲンはたくさんの種類がありますが、真皮にあるコラーゲンはⅠ型とⅢ型で大部分を占めます。そして、真皮内の毛細血管によって、お肌のすみずみまで、栄養素と酸素を届けています。

 

 


2.真皮の特徴と役割・はたらき

 

真皮の役割や働きを知りエイジングケアに役立てる女性

 

お肌のハリ・弾力をサポートする真皮内の成分ですが、それぞれがどういった特徴を持ち、どういったはたらきをするのかを説明します。

 

1)コラーゲンの特徴と役割・はたらき

コラーゲンは、3重のらせん構造になっていて、真皮の中で網目状のネットワークをつくり、お肌の弾力を維持しています。

コラーゲンは、アミノ酸からできたたんぱく質です。

コラーゲンの束は、膠原線維(こうげんせんい)と呼ばれます。

 

コラーゲンは、そのイメージから柔らかいゼリーのようなものを思い浮かべるかもしれませんが、あれは、コラーゲンに熱を加えた「ゼラチン」のものです。

実は、レザーのようにやや硬く、伸縮自在というような性質ではありません。イメージとしては、オートバイなどに乗る際に着る、「皮のスーツ」に近いものです。

 

真皮では、最も多いのがⅠ型コラーゲンで、皮膚の強さを生み出しています。

次いで多いのが、III型コラーゲンです。III型コラーゲンは、コラーゲン線維とは別の、細網線維(さいもうせんい)と呼ばれる細い網目状の構造を形成しています。

 

2)エラスチンの特徴と役割・はたらき

エラスチンは、ゴムのような弾力を持つ成分で、束になると「弾性線維」とも呼ばれています。

エラスチンもコラーゲンと同じく、たんぱく質です。

エラスチンは、真皮全体のたった2%程度しかありませんが、コラーゲンの網目状のネットワーク部分をしっかり束ねて、支えるはたらきをしています。

 

コラーゲン不足もそうですが、エラスチン不足も、「シワ」や「たるみ」の原因の1つとなるので、量は少なくてもお肌にとっては重要なたんぱく質です。

 

エラスチンについての詳しい情報は、エラスチンのエイジングケア効果と化粧品成分としての役割をご覧ください。

 

3)ヒアルロン酸の特徴と役割・はたらき

ヒアルロン酸は、コラーゲンとエラスチンによって形づくられたネットワークの隙間を埋めるゼリー状の成分で、真皮の構造を安定させる役割を担っています。

 

ヒアルロン酸は、アミノ酸と糖分が何重にも重なってできているムコ多糖類と呼ばれる成分で、ヒアルロン酸は、真皮だけではなく表皮にもあります。

 

ヒアルロン酸の詳しい情報は、ヒアルロン酸の効果を考える!正しいエイジングケアのためにをご覧ください。

 

4)プロテオグリカンの特徴と役割・はたらき

プロテオグリカンは、糖とタンパク質の複合体で、ヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促進する作用があります。

プロテオグリカンには何種類かあり、お肌の真皮層にあるものは「ヴァーシカン」などです

 

プロテオグリカンについては、エイジングケアの救世主?プロテオグリカンって本当は?をご覧ください。

 

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コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンは、エイジングケア化粧品の成分としても、よく耳にされると思いますが、もともと、真皮にあるものなのです。

そのため、混乱されることがありますが、化粧品に配合するこれらの成分は「保湿成分」であり、元来、人が持っている成分と同じはたらきをするものではありません。

また、化粧品で塗ったこれらの成分が、そのまま自分自身の成分になることもありません。

 

自分自身が元から持っている成分と外から補う成分が、同じ名前であることで混乱することがあるので、しっかり分けて考えましょう。

 

5)線維芽細胞のはたらき

コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンは、真皮の線維我細胞のはたらきによって作られています。

線維芽細胞が活発にはたらいている間はコラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸の産生や新陳代謝が適切に行われ、ハリと弾力あるお肌がキープできます。

しかし、老化や紫外線などのダメージにより、線維芽細胞が衰えてはたらきが悪くなると、コラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸を産生する力が減ってしまいます。

 

その結果、真皮の組織は緩んだ状態となり、皮膚のシワやたるみの原因となってしまいます。つまり、エイジングケアの観点からは、線維芽細胞を若々しい状態に維持することが大切なのです。

 

6)マクロファージ(組織球)のはたらき

真皮まで入ってきた細菌や異物の対応をしたり、組織の修復、抗炎症作用などの免疫系の調節機能を担っています。

 

7)マスト細胞(肥満細胞)のはたらき

マスト細胞は、肥満細胞とも呼ばれますが、肥満とは関係ありません。

肥満細胞は、真皮だけではなく気管支、鼻粘膜などの自分周りと接触する組織の粘膜や結合組織様々な組織の血管の周りの多くある免疫細胞です。

生体防御機構と呼ばれる、炎症や免疫反応などに重要な役割を持ちます。

 

8)その他のハリ、弾力をサポートするもの

真皮の主な役割を見てきました、他にもまだその役割やはたらきがあります。

 

汗腺は、汗を出すことで、体温を調節したり、お肌に水分を与えます。

血管は、皮膚に栄養や酸素をめぐらせる役割を担っています。

 

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このように、真皮はお肌にとっていくつもの重要な役割を担っているのです。そして、エイジングケアをする上でも、いかに真皮を健康な状態に保てるかがカギとなります。

そのために、まずは毎日、エイジングケア化粧品でのお手入れをされている方は多いと思います。

 

では、この真皮にまで、エイジングケア化粧品の成分は届いているのか?と問われれば、答えは「YES」とはいきません。

なぜなら、薬機法(旧 薬事法)では、化粧品や医薬部外品(薬用化粧品)について、その成分が届く範囲を「角質層まで」と定義しているからです。

だから、化粧品の広告でも「真皮層まで浸透する」という表現は禁止されています。

 

また、繰り返しになりますが、エイジングケア化粧品のケアの範囲は表皮であって、真皮ではありません。

 

だからと言って、全く化粧品や医薬部外品が絶対に真皮に届いていないとも言えませんが、基本的には、真皮は化粧品の対象外なのです。

そのため、自分自身の真皮を活性化させるには、食生活や適度な運動、十分で質の良い睡眠などで、線維芽細胞や真皮の血管など若々しくすることが重要なのです。

 

 


3.真皮が衰える原因

酸化した肌をイメージする写真

 

真皮の機能が衰える主な原因として、「紫外線」、「細胞の酸化」、「お肌の乾燥」「加齢」が挙げられます。年を取ることは自然の摂理のため、抗えません。でも、お肌の酸化や紫外線は、気を付けることができます。

 

真皮は、表皮と違って1カ月から数カ月以内でターンオーバーするのではなく、生まれ変わりに3年以上かかると言われています。

だから、真皮の老化をもたらす原因を避けることがエイジングケアになるのです。

 

まずは、酸化や紫外線、お肌の乾燥が真皮に悪い理由をお話しします。

 

1)細胞の酸化

私たちは生まれた時から、絶えず呼吸しています。そして、呼吸によって体内に取り込んだ酸素が一部、活性酸素に変化します。

活性酸素はある程度は必要ですが、過剰にできてしまって、脂質と結合することで過酸化脂質(酸化してしまった脂質)となります。

これが、細胞を「錆びさせる」んです。

 

細胞の錆びは、お肌や体内の組織にダメージを与えて、体内に溜まっていき、線維芽細胞のはたらきを弱めます。そして、真皮内のコラーゲンやエラスチンを硬くし、皮膚からハリや弾力を奪い、老化を進めます。

 

さらに、活性酸素で体内が酸化すると、老化だけでなく、生活習慣病や認知症、がん、動脈硬化などの病気を引き起こす大きな要因であるとも言われています。

 

活性酸素が産生される原因としては、紫外線、喫煙、ストレス、大気汚染といった外的要因や、脂質の多い食事、添加物の多い食事などが挙げられます。

 

とは言うものの、生きている限り、活性酸素を発生するのを避けることはできません。

日常生活などに気をつけて、なるべく活性酸素が発生しないような対策については、次にお話しします。

 

なお、酸化についてさらに知りたい方は、酸化はお肌の大敵!エイジングケアの視点からをご参考にしてください。

 

2)紫外線

紫外線も真皮の大敵です。

紫外線を長い間浴び続けていると、シワやシミ、たるみといったエイジングサインが出てきます。これを「光老化」といいますが、真皮が長い期間のダメージを受けた結果なのです。

お肌の老化の原因は、約2割が加齢によるもので、残り約8割が紫外線によるダメージです。

 

この紫外線にはUVA、UVB、UVCとありますが、お肌に届くのはUVAとUVB。このうち、真皮にまで届くのは、地上にある紫外線の約95%を占める「UVA」です。

真皮にまで届いた紫外線は、少しずつ蓄積していき、真皮内のコラーゲンやエラスチンを変性させます。そのため、真皮のはたらきが少しずつ低下していき、シワやたるみが起こりやすくなります。

 

また、紫外線は活性酸素を発生させる要因でもあります。

 

紫外線によるお肌の老化について詳しく知りたい方は、紫外線によるエイジング「光老化」とは?肌老化原因の80%!をご覧ください。

 

3)お肌の乾燥

意外かもしれませんが、お肌の乾燥も真皮の衰えの原因になることがあります。それは、お肌の乾燥が続くと、バリア機能が衰えるからです。

表皮と真皮はつながっているので、バリア機能の低下が長く続くと、真皮にも悪影響を与えるのです。

 

お肌の乾燥に対策は、乾燥肌の改善対策 | 正しいスキンケアとエイジングケアをご覧ください。

 

 


4.真皮の衰えによるお肌悩みと、そのエイジングケアの基本

 

真皮の衰え対策のためにエイジングケアをする女性

 

1)真皮の衰えによるお肌悩み

真皮の衰えが、原因でできるエイジングサインは、主にシワとたるみです。

シワでは、真皮じわが真皮の衰えによるものです。

たるみには、ほうれい線、マリオネットライン、ゴルゴライン、二重あご、目の下の黒くま、たるみ毛穴がありますが、これらは、すべて真皮の衰えがその原因の1つです。

 

その他では、目の下の黒くま、しみの一種であるADM(=Acquired Dermal Melanocytosis、後天性真皮メラノサイトーシスまたは遅発性太田母斑様色素斑とも呼ばれる)も真皮内でメラニンが増加したものです。

 

だから、真皮を守るスキンケアやエイジングケアは、さまざまなお肌悩みの対策になるのです。

なお、しわ、たるみ、くま、たるみ毛穴についての詳しい情報は、下記をご覧ください。

しわ対策 エイジングケアの10の対策と7つの美容医療

顔のたるみの症状と原因から予防のエイジングケアと改善対策

目の下のくま(クマ)の原因・種類と解消ためのエイジングケア

たるみ毛穴。原因・症状と10の改善対策

 

 

それでは、真皮のエイジングケアの基本として、具体的にどのようにしていけばよいか、ご紹介します。

 

2)紫外線対策

なんといっても、基本は、たるみやシワに大きな影響を及ぼす「紫外線からお肌を守る」ことが大切になります。

 

そのためには、

 

  • 紫外線の強い時間帯(午前10時~午後2時頃)の外出を避ける
  • 外出時はなるべく日陰を利用する
  • 日傘を利用したり、帽子をかぶる
  • 袖や襟のある衣服でからだを覆う
  • サングラスをかける
  • 日焼け止めクリームを使う

(環境省「紫外線環境保健マニュアル」)

 

といった予防策を取りましょう。

 

また、その他に、UV対策用化粧品やファンデーションをつけることもオススメします。

紫外線対策について詳しく知りたい方はコチラの記事もご参考にしてください。

紫外線を目に浴びるとお肌が日焼けする!その原因とは?

ファッションで差がつく?!紫外線ケア

外出とエイジングケア 日焼けのアフターケアはビタミンACEで

紫外線ダメージ、効果的に防ぐには?

 

3)線維芽細胞を元気にする

真皮にある線維芽細胞が弱るとコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などが減っていくので、これらの成分を補給したいところですよね。

最近では、コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分が出てきています。

 

ナールスゲンやネオダーミルといったエイジングケア化粧品成分は、コラーゲンやエラスチンを増やす実験データがあります。

その他に、レチノールやレチノイン酸トコフェリルなどのビタミンA(誘導体)やビタミンC(誘導体)、ビタミンE(誘導体)といったエイジングケア化粧品成分も、線維芽細胞の活性化に期待できます。

 

なお、線維芽細胞については、線維芽細胞とは?お肌のハリを保つエイジングケアの秘密で詳しくご紹介しています。

 

4)乾燥対策

真皮だけでなくお肌全体として、老化を緩やかに進めるには、エイジングケアの基本である「保湿」をしっかりすることです。

 

表皮の角質層の水分保持機能を正常に保てるよう、エイジングケア化粧品は、セラミドやヒアルロン酸、プロテオグリカンといった保湿力の高い成分を含んだ保湿をターゲットとした化粧水でお手入れしましょう。また、美容液や保湿クリームで、より保湿力を高めるケアをするのもオススメです。

 

真皮の構造を健康な状態に維持して、艶やかな素肌をサポートするために、ぜひ、お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分をお読みください。

 

 


5.真皮のために日常生活で出来るケアとは?

 

栄養バランスの良い食事で体の内側からエイジングケアをする

 

紫外線対策やエイジングケア化粧品以外で、真皮のために、というよりも真皮の細胞を元気にするためには、バランスの良い食事、質がよくて十分な睡眠、ストレスが少ない日々を送り、自分のからだ全体を健康的に維持するためのエイジングケアが必要です。

 

1)食べ物で真皮のエイジングケア

からだが酸化しないよう、抗酸化力の高い食べ物を積極的に取り入れましょう。からだの栄養バランスが整うと、お肌の隅々に栄養素と酸素を届ける血行もよくなります。

 

真皮のエイジングケアにも役立つ抗酸化力の高い食べ物としては、

 

  • ポリフェノール:カカオ、赤ワイン、ブルーベリーなど
  • リコピン:トマト、スイカ、柿など
  • イソフラボン:大豆、豆乳、豆腐など
  • ペクチン:りんご、みかん、イチゴなど
  • β-カロテン(ビタミンA):カボチャ、ほうれん草、ニンジンなどの緑黄色野菜
  • ビタミンC:レモン、キウイフルーツ、グレープフルーツなど
  • ビタミンE:アボカド、ブロッコリー、ナッツ類など
  • 亜鉛:牡蠣、レバーなど
  • セレン:玉ねぎ、魚介類、大豆など

 

があります。

 

その他には、最近話題のスーパーフード「ゴジベリー」。

“ベリー”とついているので、ラズベリーやブルーベリーなどのフルーツを思い浮かべてしまいますが、実は、「クコの実」のことです。

 

クコの実は薬膳でも用いられますが、最近の研究で、クコの実の抽出エキスには、紅斑や肌が黒くなるのを押さえたり、日焼けした肌の回復を早める効果があることが分かっています。また、活性酸素などによる酸化を押さえる効果があることも考えられています。

つまり、日焼けしづらい、からだの内側からシミのできにくい体質を作ることが期待できる食品で、真皮のエイジングケアにとって強い味方と言えますね。

 

ただし、食べ過ぎには要注意です。クコの実には月経促進や早産・流産などを引き起こす可能性のあるベタインが含まれています。また、血圧が下がり過ぎてしまう可能性もあります。

1日に摂取する量は、10~20粒ほどで十分です。

 

2)十分な睡眠で真皮のエイジングケア

言うまでもなく、お肌の細胞は夜に生まれ変わります。ですから、真皮のためにも、夜12時までには寝るようにして、質の良い、十分な睡眠がとれるようにしましょう。

 

「質の良い睡眠」をとる工夫の方法をご紹介します。

 

■ノンレム睡眠の周期にあわせる。

眠りは、レム睡眠とノンレム睡眠が約90分の周期で繰り返されます。レム睡眠はからだは深く眠っているけど脳が起きている状態。レム睡眠は脳が眠っている状態で、入眠直後に現れます。起床時刻を、ノンレム睡眠の周期に合わせると、すっきりと目覚めることができます。

■毎日決まった時間に起きる癖をつける

■昼間に適度な運動をする

■眠くなってからベッドに入る

■足元を冷やさないようにする

■自分にあった枕を使用する

 

3)ストレスをためずに真皮のエイジングケア

イライラしたりで、ストレスが続くと、私たちのからだは活性酸素が増えてきます。活性酸素が増えすぎると、前述したように、真皮の線維芽細胞にダメージを与えます。結果、コラーゲンやエラスチンを低下させ、お肌のハリ・弾力がなくなっていきます。

そして、真皮がダメージを受け、シワやたるみを刻んでしまうことになってしまいます。

 

ストレスをためない方法は千差万別です。スポーツをする、友人と話す、美味しいものを食べる、好きな香りに包まれる、部屋の明かりを少し暗くするなど、ご自分にあった気持ちの静め方で、真皮での活性酸素を増やしすぎないようにしましょう。

 

 


6.まとめ

 

今回は、真皮の構造と役割について全体像をご説明しました。

さらには、真皮の衰える原因、真皮の衰えによる肌悩みやエイジングサインと真皮のエイジングケアまで幅広く取り上げました。

 

最近のエイジングケア化粧品では、真皮のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸にアプローチする成分もありますが、それら化粧品がケアする部分は表皮が基本です。

真皮はエイジングケア化粧品だけでケアすることはできませんし、一度ダメージを受けると回復が難しいです。

だから、真皮を守るにはまず紫外線対策。そして、食べ物や睡眠でのエイジングケア。

 

真皮を健やかに保つには、外側からだけでなく、からだの内側からもケアしてサポートしてあげてくださいね。

 

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