加齢黄斑変性症とは?原因・症状と対策や治療法

加齢黄斑変性ってどんな病気?

加齢黄斑変性症は最近よく聞く目の病気。

加齢に伴い、モノを見る際に大切なはたらきをする黄斑という組織がダメージを受け、視力低下や視野が欠けてしまうなどの症状を引き起こします。

この記事では、加齢黄斑変性症の原因、症状、検査、治療、予防法をご紹介します。

目次ちゃん

1.加齢黄斑変性症という目の病気が気になるあなたへ

人間の目

 

モノを見た時に、歪んで見えたりすることはありませんか?

実は、この症状は加齢黄斑変性症という目の病気の典型的な症状の1つです。

加齢黄斑変性症は、何かを見る際に大切な黄斑という組織が、エイジングを重ねるにつれてダメージを受け、視力の低下を引き起こす目の病気です。

加齢黄斑変性症は、高齢化と生活の欧米化により、とても患者さんの数が増えている病気です。

今では、日本人の失明原因の第4位に!

そんな加齢黄斑変性症は、失明を避けるためにも糖尿病網膜症や緑内障と同じく予防や治療が大切なのです。

この記事では、そんな加齢黄斑変性症の症状、原因、検査、治療や予防の対策を幅広くご紹介します。

お肌のエイジングケアも大切ですが、目のエイジングの一つである加齢黄斑変性症の予防や治療も大切なので、気になる方はぜひ、チェックしてくださいね。

<この記事の大切なポイント>
  • 加齢黄斑変性症とは、目の老化によって、黄斑部の老廃物を処理する能力が衰えることで黄斑部の機能が低下し、見ようとする部分が見にくくなったり、見えなくなる病気です。最近では日本でも患者さんの数が増えています。
  • 加齢黄斑変性症は、放置すると失明に至ります。予防、早期発見、早期治療が大切です。
  • 加齢黄斑変性症の原因は、加齢、よくない生活習慣、光線によるダメージ、遺伝があります。生活習慣の中では、喫煙習慣やバランスのよくない食生活が大きな問題です。
  • 加齢黄斑変性症の治療法は、主にレーザー光凝固術、抗VEGF薬治療、光線力学療法の3種類があります。抗VEGF薬が登場して治療が大きく進展しました。
  • アンチエイジングを意識した生活習慣を心がけ、加齢黄斑変性症を予防しましょう。喫煙しないこと、肥満にならないこと、紫外線などのダメージを避けることが大切です。

2.加齢黄斑変性症ってどんな目の病気?

加齢黄斑変性ってどんな病気?

1)加齢黄斑変性症とは?

①加齢黄斑変性症の特徴や症状は?

加齢黄斑変性症(age-related macular degeneration:AMD)とは、歳を重ねることにより、黄斑部の老廃物を処理する能力が衰えることで機能が低下し、見ようとする部分が見にくくなったり、見えなくなる病気です。

加齢黄斑変性症は、日本では、50歳以上の80人に一人が発症しています。

そして、歳を重ねるごとに発症率は高くなり、患者数は年々増えてきています。

視界の中心部分が見にくくなるため、文字が読みにくい、人の顔が識別できない、手元や足元が見にくいなど、日常生活に支障が出てしまうのが症状の特徴です。

加齢黄斑変性症は両眼性の病気ですが、両眼同時ではなく、どちらかの眼から発症するので両眼で見ていると気が付きにくく、発見が遅れてしまうこともあります。

放置すると失明に至る病気なので、自分でチェックし、早期発見、早期治療、またもう片方の眼に発症しないように予防することが大切です。

②加齢黄斑変性が発症するメカニズム

黄斑部とは、網膜の中心部にあり、直径約1.5mm~2mmの細かいものを見るのに最も重要な細胞が密集している部分です。

網膜を保護するためのキサントフィルと呼ばれる黄色色素が存在し、黄色く見えます。

キサントフィルは、ルテインとゼアキサンチンの2種類のカロチノイドからなっています。

さらに黄斑の中心部のへこんだ直径約0.2~0.35mm部分を中心窩と呼び、特に高度な視機能を司る部分です。

また、網膜の下には網膜色素上皮という細胞の層があり、その下に脈絡膜という血管が多く存在する組織があります。

網膜が正常に働くためには網膜の下にある網膜色素上皮や脈絡膜も正常でなければなりません。

網膜は常に新陳代謝を繰り返し、老廃物の処理と栄養成分の取り入れをして、健康な細胞を維持しています。網膜と脈絡膜の間にある網膜色素上皮がその機能を担う部分です。

加齢により、網膜色素上皮の機能が低下すると老廃物が溜まり、そこに炎症が起きます。

その炎症を抑えるためにケミカルメディエーターが出てきて、血管内皮増殖因子(VEGF)というタンパク質を放出します。

すると、新生血管が出てきて網膜に栄養を送っている脈絡膜からブルッフ膜を通り、網膜色素上皮の周りで増殖します。新生血管は非常にもろく破れやすい血管です。

新生血管自体が破れると、出血を起こし網膜の下に血液が溜まります。

また、新生血管から血液の中の水分が漏出すると網膜が腫れて、網膜の下に水分が溜まります。

その結果、網膜が正しくはたらかなくなり黄斑部の機能が低下し、視力が落ちたり、ゆがみ、暗点などの症状が現れます。

黄斑部は網膜の中でも、外から眼に入ってきた光線が集中し、酸化ストレスにさらされやすく、解剖学的にも網膜のほかの部分より最も薄く、異なった構造をしているため、障害が起きやすい部分です。

黄斑部が障害されると、視野の中心部にさまざまな症状が出ます。

人間は視点を動かして視野の中心でものを見ており、中心を外れたところでは細かいものを見ることはできません。

黄斑部以外の網膜がいくら正常であっても、黄斑部に異常があると、とたんに視力が低下し、日常生活に支障をきたすのです。

加齢黄斑変性に悩む女性

 

2)加齢黄斑変性症の2つのタイプ

加齢黄斑変性症は「滲出型(ウェットタイプ)」と「萎縮型(ドライタイプ)」に分類されます。

滲出型と萎縮型は大きくは脈絡膜新生血管があるか、ないかで分かれています。

①萎縮型加齢黄斑変性症(dAMD)

萎縮型は、ドライタイプとも呼ばれ、脈絡膜新生血管を認めず、境界明瞭な萎縮病巣を認めるものです。

網膜の細胞が加齢により変性し、老廃物を処理できずに溜まってしまい、その結果栄養不足となり、網膜色素上皮がだんだんと萎縮していきます。

老廃物は網膜色素上皮細胞とブルッフ膜の間に黄白色のドルーゼンとして溜まります。

進行が緩やかで徐々に中心部の視力が低下するのが特徴です。

そのため、気が付かない人も多く、加齢性の変化としてあまり問題視されません。

治療法は特にありませんが、新生血管が生じ滲出型に移行する場合もあり、定期的な眼科検査、診察が必要です。

一方、生活習慣の改善やサプリメント服用で効果があるという研究結果も出ています。

②滲出型加齢黄斑変性症(wAMD)

滲出型は、ウェットタイプとも呼ばれ、脈絡膜新生血管を認めるタイプです。

日本人の加齢黄斑変性症のほとんどはこのタイプです。

進行が早く、急激に視力が低下し、治療が遅れると一生見にくい状態となってしまいます。

脈絡膜新生血管の発生により、新生血管から漏れた成分が溜まり黄斑浮腫を起こしたり、新生血管が破れて黄斑出血を起こし、黄斑部の機能が低下します。

自覚症状としては、モノがゆがんで見える(歪視、変視症)、見ようとする部分が暗く見えたり、見えなくなる(中心暗点)、ぼやけて見える(視力低下)、色調などが不鮮明になる(コントラスト感度の低下、色覚異常)などがあげられます。

見ようとする中心部にのみこれらの症状が起こり、周りは正常に見えることが滲出型の加齢黄斑変性症の特徴です。

滲出型の加齢黄斑変性症は、積極的な治療が必要となります。

滲出型加齢黄斑変性症の特殊型として、ポリープ状脈絡膜血管症(polypoidal choroidal vasculopayhy:PCV)と網膜内血管腫状増殖(retinal angiomatous proliferation:RAP)があります。

ポリープ状脈絡膜血管症は、脈絡膜血管に由来する異常血管網とその先端の拡張したポリープ状病巣、漿液性または出血性の網膜色素上皮剥離や網膜剥離を認めるタイプです。

特殊型とはいえど、日本人に非常に多く見られます。

網膜内血管腫状増殖は、脈絡膜でなく網膜由来の新生血管に、網膜色素上皮剥離や網膜浮腫を認めるタイプです。

白人に多く日本人には少ないタイプです。治療の効果が得られにくく、進行が早く、予後不良な場合が多いことが特徴です。

加齢黄斑変性の見え方(例)

 

 


3.加齢黄斑変性症の原因は?

治療のイメージ

加齢黄斑変性症の1番の原因は、加齢による目の老化です。

さらに言えば、黄斑部の老化が原因です。

次いで、生活習慣、光線によるダメージ、遺伝が挙げられます。

生活習慣の中でも最も危険因子とされているのは喫煙習慣です。

喫煙は、血液中にある酸化ストレスを抑える物質を壊し、炎症を起こしたり、細胞の老化を促進します。

喫煙者と非喫煙者の加齢黄斑変性症の発症頻度は2.5倍から3倍の差があるといわれています。

食生活では、欧米化した脂肪の多い食事、それに伴う肥満、コレステロールが過多になる脂質異常が加齢黄斑変性症の一因といわれています。

また、塩分の取りすぎによる高血圧も加齢黄斑変性症の一因と考えられています。

さらに、偏った食事により、亜鉛不足、ベータカロテン不足、抗酸化物質の摂取不足なども起こります。これらも加齢黄斑変性症の原因です。

年々強くなってきている紫外線、パソコンやゲーム、スマホ習慣によるブルーライトなどの光線のストレス(光ストレス)も黄斑部にダメージを与え、加齢黄斑変性症を引き起こします。

親族に加齢黄斑変性症が多ければ、その傾向にあり、遺伝的要素も含んでいるといわれていますが、家族であれば生活習慣、環境が似ていることもあり、遺伝に関してははっきりとわかっていません。


4.眼科ではどんな検査をするの?

検査のイメージ

加齢黄斑変性症の診断のために、眼科ではどんな診療や検査をするのかをご紹介します。

1)問診

加齢黄斑変性症に限らず、眼科を受診してまず行うのが問診です。

いつから、どのような症状があるか、どんなときにおかしいと感じたのかを伝えましょう。

今までの眼の病気や手術歴、現在使用中の点眼薬や内服薬も併せて伝えてください。

また、身体疾患や喫煙歴、家族歴も重要な情報となります。

検査内容や治療方法、薬剤の選択にも、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧、不整脈、糖尿病、腎疾患、薬剤過敏などの既往歴が関わってきます。できるだけ詳しく伝えましょう。

2)視力検査

一般的な視力検査になります。

重要なのは、裸眼視力ではなく屈折を矯正するレンズを入れた上での矯正視力です。

眼に病気がない限り、矯正視力は1.0以上あるのが正常です。

1.0以上出ない場合は、白内障や加齢黄斑変性症など、なんらかの病気があると考えて他の検査を行います。

小さい頃から見えないような弱視や未熟児網膜症がある方は、事前に申し出てください。

3)アムスラーチャート検査

屈折矯正のめがね(近距離矯正=老眼鏡)をかけた状態で、目から30cm程度離してアムスラーチャートという下図の用紙を見ます。

片目をふさいで、中央の白い点を見つめます。

格子状の線にゆがみ、見えない部分、不鮮明な部分がないかチェックします。

 

4)眼底検査

眼の奥を見るために瞳孔(瞳)を開大するための散瞳薬を点眼し、眼の奥に光を当てて網膜、黄斑の状態を医師が直接観察します。

点眼後20分程で瞳孔が開きますので、その状態で医師による眼底検査を行い、眼底の写真を撮って記録に残します。

網膜、黄斑部の出血や滲出、ドルーゼン(老廃物の塊)の有無が分かります。

点眼薬の効果は4~6時間持続し、まぶしく見にくくなりますので、眼底検査のあとは車の運転や細かい仕事がないようにしておいてください。

瞳を閉じる縮瞳薬(サンピロ点眼液)もありますので、眼底検査後にどうしても早く瞳孔を閉じたい場合には点眼してもらうこともできます。

ただし、すぐには縮瞳しませんし縮瞳にかかる時間には個人差があるので、あまり期待しないようにしてください。

お天気がよい日は、サングラスや帽子を持参することをお勧めします。

#眼底写真

↑この写真はネット上のものです。添付の写真『OCT正常』のものから眼底写真をとってこれと同じように示してください。

5)網膜断層検査

光干渉断層計(OCT:Optical Coherence Tomography)を用いて網膜の層構造を断面的に撮影します。

網膜、黄斑部の新生血管、腫れ、剥離、滲出の状態が分かります。

写真を撮るだけなので、身体的な負担が少なく時間もかかりません。

散瞳薬で瞳孔を開いた状態の方が鮮明に撮れますので、散瞳状態で行うことが多いです。

6)蛍光眼底造影検査

(fluorescein angiography:FAG、indocyanine green angiography:IA)、OCTA(OCT-Angiography)

眼の奥の検査なのでまずは、散瞳薬で瞳孔を開きます。

蛍光色素(フルオレセインまたはインドシアニングリーン)の入った造影剤を腕の静脈から注射して、眼底カメラを用いて眼の血管に流れてくる様子を経時的に撮影します。

血管の形や位置、閉塞や狭窄、新生血管の有無、血管からの血液中の成分の漏出具合などが分かります。

造影剤が腕の静脈から眼の血管まで行き、眼の全体の血管まで行きわたる速度を測ったり、どの部位の血管から血液成分が漏出しているのかを知ることができるので、治療方針を決めるのに役立ちます。

また、この検査で頸静脈の狭窄や、動脈硬化など身体の疾患を発見できることもあります。

しかし、デメリットとして、散瞳して点滴をしながら眼底の写真を撮るので、30分以上時間を要します。

また、造影剤で気分が悪くなる方もいますので、事前に点滴から制吐剤(プリンペラン)を入れて行う場合もあります。

まれに造影剤にアレルギー反応を起こし、アナフィラキシー状態となり全身的な処置が必要となる場合もあります。

高齢者や腎機能、肝機能が低下している人、薬剤アレルギーがある人、アレルギー体質の人は、検査を施行するかどうか慎重に検討されなければなりません。

造影剤が排出されるまでは手のひらや尿に蛍光色素の色が出ますので、水分を多めに取って尿からの排出を促しましょう。

蛍光眼底造影検査は身体的な負担がありますので、最近はOCT-アンギオグラフィという検査方法も出ています。

OCT-Angiography(OCTA)は、造影剤を用いることなく、網膜・脈絡膜血管内の血流の状態を見ることができます。

OCTと同じように眼の奥の写真を撮るだけなので、身体的な負担も少なく、時間もかかりません。

この検査機器を持っている眼科であれば、まずOCTA検査をして、さらに血管の透過性や詳しい病型を知りたい場合に蛍光眼底撮影検査を実施する場合が多いです。


5.加齢黄斑変性症治療法は?

治療スタッフのイメージ

 

現在行われている治療は主に、レーザー光凝固術、抗VEGF薬治療、光線力学療法の3種類です。

中心窩から離れたところに新生血管がある場合は、レーザー光凝固術を行うことができます。

中心窩の下に新生血管がある場合は、抗VEGF薬治療、光線力学的療法となります。

1)レーザー光凝固術(PC)

①レーザー光凝固術(PC)とは?

中心窩から離れたところに新生血管がある場合は、レーザー光線で新生血管を焼き固めてしまいます。

新生血管が中心窩にある場合は、レーザー光線を当てようとすると、黄斑の大切な部分も焼いてしまうことになるため、レーザー光凝固術は選択肢から外れます。

新生血管を焼き固めることで中心窩に新生血管が及ぶことを防ぎ、進行を抑制し、それ以上の視力低下を防ぐことができます。

新生血管がなくなることで出血や滲出液が吸収され、網膜の浮腫がなくなり、視力が回復する場合もあります。

デメリットとしては、レーザー光線を当てた部分は新生血管だけでなく網膜も焼いてしまうので、その部分が見えなくなることです。

見えない部分があることを、日常生活を送る上で自覚し、不都合が生じるかどうかはレーザー光線を当てた範囲、反対の眼の視力などにより、個人差があります。

レーザー光凝固術の費用は3割負担で約48,000円、1割負担で約16,000円となります。

②レーザー光凝固術の方法

レーザー光凝固術はまず、OCTAや蛍光眼底撮影で病変の場所を確認してから行います。

散瞳薬で瞳孔を開大し、麻酔の点眼薬を入れます。

レーザー照射用のレンズを眼に当ててその上からレーザー光線を当てます。

部位によってはツーンと目の奥に響く痛みを感じることもありますが、たいていは我慢できる範囲の痛みです。

レーザー光凝固術自体の所要時間は、当てる範囲にもよりますが10分以内で済む場合がほとんどです。

レーザー光凝固術を受けたあとは、入浴や洗顔など日常生活の制限はありません。

ただし、手術当日の激しい運動は、炎症が強くなることがあるので制限される場合もあります。

レーザー光凝固術後は、内服、点眼薬などはたいてい必要ありません。

2)抗VEGF薬治療(新生血管阻害薬治療)

①抗VEGF薬とは?

加齢により黄斑部の代謝機能が低下すると、黄斑部の細胞に酸素や栄養成分の不足が起こります。

すると、その部分に酸素や栄養成分を運ぶために新しい血管をつくろうとします。

脈絡膜の血管内皮細胞を活性化させ、新しい血管を発生・進展させる因子を、血管内皮細胞増殖因子(VEGF:vascular endothelial growth factor)といいます。

VEGFは生体内に存在する天然のタンパク質で、通常の役割は組織や器官の成長を支える新しい血管の形成(血管新生)を促すことです。

しかし一方で、滲出型加齢黄斑変性などの特定の疾患においては、眼内における血管の異常新生にも関与しており、血管透過性を亢進させ、浮腫を誘発する不都合な物質となります。

この物質を抑制し、新生血管をなくす薬が抗VEGF薬です。抗VEGF薬は、内服や点眼薬ではなく、眼球の中の硝子体という部分に注射で投薬します。

抗VEGF薬が開発されてから、加齢黄斑変性症の治療が進展しました。

抗VEGF薬治療以前は、リスクの高い治療法しかなく、身体的な負担も大きく、積極的な治療を行えないまま失明に至ることも多くあったのです。

抗VEGF薬は主に3種類です。

アイリーア(アフリベルセプト)、ルセンティス(ラニビズマブ)、マクジェン(ペガプタニブ)があります。

②抗VEGF薬の作用機序

滲出型加齢黄斑変性症で発生する脈絡膜新生血管の形成や、血管透過性亢進(網膜浮腫)、炎症反応には、眼内にたくさんあるVEGFの中でもVEGF-A、VEGF-B、PlGF(胎盤成長因子)、PDGF(血管内皮増殖因子)などが深く関与しています。

3種類の薬はこれらのVEGFのどれかに結合しはたらきを阻害します。

・アイリーア(アフリベルセプト)

発売元:参天製薬 製造販売元:バイエル薬品

☆VEGFファミリー阻害薬:VEGF-A、VEGF-B、胎盤成長因子(PlGF)

アイリーア(アフリベルセプト)は、VEGFR-1およびVEGFR-2の細胞外ドメインとヒトIgG1のFcドメインからなる、遺伝子組換え融合糖蛋白質です。

本来の受容体よりも高い親和性の結合メカニズムを有し、VEGF-A、PlGFおよびVEGF-Bと1:1で結合します。

アイリーアは、VEGF-A、胎盤成長因子(PlGF)およびVEGF-Bと結合することで、VEGF受容体を介した血管新生や血管透過性亢進、炎症反応を抑制する薬です。

・ルセンティス(ラニビズマブ)

発売元:ノバルティスファーマ(アルコンファーマ)

☆VEGF-A阻害薬

ルセンティス(ラニビズマブ)はヒトVEGFを標的とし、網膜の血管形成を阻害するヒト化モノクローナル抗体のFab断片です。

VEGFと結合してVEGFの作用を阻害するため、新生血管の形成及び血管からの漏出に重要な役割を果たしているVEGF-Aを阻害します。

・マクジェン(ペガプタニブ)

製造元:ボシュロム・ジャパン

☆VEGF-A165阻害薬

マクジェン(ペガプタニブ)は、VEGF-A165を選択的に抑えるアプタマー(核酸製剤)です。

脈絡膜新生血管の成長を遅らせ、視力が低下する速度をゆるやかにします。

VEGFの善玉分子としての役割をなるべく温存させつつ、主に悪玉の役割を抑えることが期待されます。

③加齢黄斑変性症の治療にはどの抗VEGF薬を選択する?

どの薬剤を選択するかは、全身疾患、既往歴が重要となります。

アイリーアとルセンティスは脳梗塞の既往がある人は慎重投与となっています。

特にアイリーアは、脳梗塞の既往があり、誘発の因子となる高血圧や糖尿病、不整脈がある場合は基本的に投与を避けます。

効果の出やすさ、効き目の長さ、再発のしにくさとしては、アイリーアが優れていると最近の研究で明らかになってきています。

抗VEGF薬は非常に値段が高いものです。

薬剤だけの価格で、アイリーアは138,653円、ルセンティスは157,776円、マクジェンは109,648円です。

ですので、1回の抗VEGF薬治療にかかる費用は薬の価格に手技料と再診料を足して、3割負担で約3万円~5万円、1割負担で約1~2万円となります。

3種類の薬剤のメリットとデメリットを比較すると下記のようになります。

効果の強さ:アイリーア>ルセンティス>マクジェン

副作用の少なさ:マクジェン>ルセンティス>アイリーア

費用の安さ:マクジェン>アイリーア>ルセンティス

薬剤を選ぶのは医師ですが、ご自身がどの薬剤で治療を受けるのか、受けてきたのかを知っておくと費用や効果、副作用が把握できて治療に参加しやすいのではないでしょうか。

なお、現在開発中の長時間作用型抗VEGF薬として、ブロルシズマブとアビシパルペゴルがあります。

いずれもアイリーア(アフリベルセプト)やルセンティス(ラニビズマブ)よりも分子量が小さく、12週ごとの投与で効果を得られることが期待されている薬剤です。

また、抗VEGF薬の点眼としてVEGF-Aを阻害するPAN-90806点眼や、LHA510点眼などが開発中です。

さらに、抗VEGF薬の内服薬としては、PDGF(血管内皮増殖因子)、VEGF-A阻害作用のあるX-82などが開発中です。

④抗VEGF薬治療の実際

抗VEGF薬の効果は数週間持続しますが、1回の治療で終わることはほぼありません。

抗VEGF薬が効いて改善しても、改善と悪化を繰り返しやすい病気なので、長期の継続治療が必要です。

最適な治療目標は、治療初期の視力改善、改善した視力の長期維持、治療負担の軽減となります。

再発の繰り返しにより、黄斑部の病変が不可逆的な状態にならないよう、治療スケジュールに従ってきちんと治療することが大切です。

治療スケジュールとしては下記の3種類があります。

診察頻度、回数、注射頻度、悪化の有無(自覚症状の悪化、視力低下、黄斑浮腫悪化、出血増など) に違いがあります。

・PRN法(pro re nata)

・T&E法(Treat and Extend)

・Fixed dosing法

・PRN法(pro re nata)

PRN法は簡単にいうと随時投与です。

基本は1か月ごとに診察し、加齢黄斑変性症の状態を診て、悪化を認めた場合に抗VEGF薬の注射を行うことになります。

診察の日は、注射の予定となっていないため、だいたいは後日に予約をして注射を受けるという流れになります。

メリットとしては、抗VEGF薬の注射後、改善を認め、悪化しなければ最低限の投与で済むということです。

デメリットとしては、悪化してから後日抗VEGF薬投与をするため、事後対応的投与になってしまうことと、通院回数が多くなってしまうことです。

・T&E法(Treat and Extend)

T&E法は、診察日は抗VEGF薬の注射をするという前提で来てもらい、診察で加齢黄斑変性症の状態を診て、もしも悪化を認めなければその日の注射は見送り、2週間、4週間、8週間と注射をしない期間を延ばしていく方法です。

悪化を認めない場合に、最大何週間注射をせずに様子を見るか、次回診察日(=注射日)を2週間後にするのか、1か月後にするのかなどは、薬剤の種類や、個人の病状、病院や医師の考え方によって異なります。

メリットとしては、診察の日に抗VEGF薬の注射をすることが決まっているので、後日注射を受けに通院しなくてよいこと、悪化していなければ間隔を延長できるため、治療スケジュールの個別化ができることです。

デメリットとしては、いつまで治療を続けるのかの判断が難しく、過剰投与になる可能性があることです。

・Fixed dosing法

Fixed dosing法は定期的投与です。診察で悪化していても悪化していなくても、決まった期間で定期的に抗VEGF薬の注射を行う方法です。

悪化を避けるために事前に計画した適切な間隔で投与をするということになります。薬剤の種類により間隔は異なります。

メリットとしては、悪化を認めなくても抗VEGF薬の投与するので、他の方法よりも再発を防げる可能性が高いことです。

デメリットとしては、抗VEGF薬の注射をしなくても再発しなかったかもしれないので、場合によっては過剰投与になってしまうことです。

抗VEGF薬治療スケジュールの最近の傾向についてご紹介します。

抗VEGF薬の投与を開始する時期を導入期とし、最初の3か月間は1か月に1回、計3回は悪化の有無に関わらず抗VEGF薬の投与を行い(Fixed dosing法)、その後は T&E法、またはPRN法に移行し、12か月間安定した状態が続けば抗VEGF薬治療を中止し、3か月ごとの経過観察を行うというスケジュールが一般的となっています。

抗VEGF薬治療は長期の継続治療が必要なので、自己中断しないようにしましょう。

治療スケジュールに納得がいかない場合や、通院が困難な場合、治療費の負担が難しい場合などは医師と相談して、治療が続けられる方法を検討してみてください。

 

加齢黄斑変性の治療のイメージ

 

⑤抗VEGF薬の注射方法

注射3日前から抗菌の点眼薬をすることもありますが、最近は耐性菌の問題や、受診日当日に注射することもあり、抗菌薬の術前点眼はしない場合が多くなっています。

抗VEGF薬の前に散瞳薬点眼をして瞳孔を開きます。

医師が薬液が眼内に入る様子を確認しながら注射するために必要となります。

注射は無菌状態で行うので、手術室で行う場合もあります。

感染予防のためにマスクを装着します。

麻酔の点眼薬をし、眼の周りをヨウ素系消毒薬で消毒します。

注射中に目を閉じないように、まぶたを開ける開瞼器をつけます。

眼の中にPAヨードという消毒薬を点眼します。

白目の部分に0.05ml注射します。注射の痛みはチクッとする程度です。

注射後は抗菌点眼薬の処方と眼帯をする場合もありますが、最近は眼帯も点眼処方もせずに帰宅することが多くなっています。

抗VEGF薬注射後の生活制限としては、感染予防のために当日の洗顔、洗髪は禁止となっている病院が多いです。

注射した部位に結膜下出血が起こることがありますが、数日で吸収されます。

高眼圧症や緑内障の方は、一時的に眼圧が上がることがありますので注意が必要です。

また、注射部位から感染が起こっていないか確認するためにも、注射翌日か数日以内に診察を受ける必要があります。

3)光線力学療法(PDT)

①光線力学療法(PDT)とは?

光線力学療法(Photodynamic therapy: PDT)とは、腕の血管から光感受性物質ベルテポルフィン(ビスダイン)を注射し、黄斑部の中心窩にある脈絡膜新生血管に集まってきたときに、非常に弱い出力の専用のレーザー光線をあてる治療法です。

光感受性物質にレーザーをあてることで化学反応を起こり、強い毒性のある活性酸素が発生します。

その活性酸素により、新生血管の内壁が障害され、血管内を流れる血液が詰まって血管が閉塞します。

この治療に使うレーザー光線は熱がほとんど出ないので、中心窩の大切な細胞が焼けてしまうことはありません。

適応となるのは、中心窩に新生血管があって、視力が0.5以下に低下している方です。

まれに治療後に視力が低下することがあるので、視力が0.6以上の方は対象になりません。

また、病変のサイズが大きすぎる場合や、糖尿病性網膜症などで黄斑部の網膜そのものの機能が不良となっている場合は適応となりません。

光線力学療法単独で治療を行うことはほとんどなく、普通は抗VEGF薬治療と併用で行われます。

光線力学療法は、初回のみ2日間の入院が義務付けられています。

1回の光線力学療法にかかる費用は、使用する薬剤ビスダインの価格が約19万円、そこにレーザーの手技料が約18万円、入院費、個室ベット代などもかかるため、3割負担で13万円~18万円程度、1割負担でも数万円~10万円程度はかかる治療になります。

光線力学療法は、ビズラスPDTシステム(カールツァイス株式会社)という専用の半導体レーザー機器を持っている病院でしか治療が受けられません。

また、治療できる医師は、日本眼科学会認定の眼科専門医で、日本網膜硝子体学会および眼科PDT研究会主催の日本眼科学会により認定された講習会を受講し、認定書が発行されている認定医のみです。

②光線力学療法(PDT)の方法

蛍光眼底造影検査などで病変の部位や大きさを測定します。

散瞳薬で瞳孔を開き、点眼麻酔をします。

眼球が動いてしまう場合には球後麻酔といって眼球の後ろに麻酔の注射を行う場合もあります。

光感受性物質(ベルテポルフィン)を10分かけて腕の血管から注射します。

眼にレーザー専用のレンズを乗せます。

注射開始から15分後に83秒間、レーザー光線を照射します。

光線力学療法後48時間は光線過敏状態にあるため,投与後2日間は皮膚、眼などを直射日光、強い室内光(日焼けサロン、強いハロゲンランプ、手術室・歯科治療室で用いられる強力な医療用照明など)に曝されないよう注意する必要があります。

ですので、長袖、長ズボン、帽子、手袋、サングラスなどを準備して治療を受けに行ってください。

また、皮膚に残存しているベルテポルフィンは可視光線によって活性化されるので、紫外線用日焼け止め剤は光線過敏性反応から皮膚を保護するためには無効です。

光線力学療法後、3~5日目も直射日光や強い光への暴露は避けることが望ましいとされています。

しかし、室内光(通常の蛍光灯照明)を浴びることにより“photo bleaching”といわれるプロセスを介して皮膚に残存しているベルテポルフィンの不活化が促進されるので、PDT後は暗い室内でなく、室内では蛍光灯をつけて過ごしましょう。(強いハロゲンランプ、窓からの直射日光あるいはこれらに相当する光線は避けてください)

暖房器具のハロゲンヒーターや、ハロゲンを用いたコタツの使用も避けてください。

なお、テレビを見ることは問題ありません。

その他の生活制限、入浴や洗髪の制限はありません。

1回の治療では終わらないので、治療後は3か月ごとに定期検査を受け、活動性の新生血管を認めれば再度光線力学療法を受けることになります。

現在行われている治療法3種類のご紹介をしました。

レーザー光凝固術、抗VEGF薬治療、光線力学療法ともに、通院回数も多く、費用がかかる治療となります。

健康保険の高額療養費制度は、世帯年収に応じて1か月にかかる医療費の上限が決まっており、病院窓口での費用負担を減らすことができます。

また、民間の保険会社の医療保険に加入している方は、給付の対象となる、入院、手術、通院に当てはまる場合もありますので、問い合わせてみてください。


6.日常生活でできる加齢黄斑変性症の予防対策

加齢黄斑変性の予防イメージ

加齢黄斑変性症は、欧米人の失明原因の1位でしたが、日本人には少ない疾患でした。

しかし、今では日本人の失明原因の4位となりました。

その原因は、加齢だけでなく生活習慣の欧米化や環境が大きく影響していることです。

研究結果でもそれが示唆されています。

まずは、発症を予防、そして進行抑制のために生活を見直し、アンチエイジングを意識し、自分でできることからはじめてみましょう。

1)禁煙

喫煙は加齢黄斑変性症だけでなく、身体の細胞の老化も招きます。

喫煙習慣のある方は、禁煙することが予防法になります。

禁煙することは身体の健康や美肌にもよいことです。

禁煙できない方は、禁煙外来などにかかり、なるべく早く禁煙できるように努力してみてください。

2)肥満にならない

肥満は高血圧、高脂血症、糖尿病を引き起こし、血管に悪影響を与えます。

適度な運動とバランスのよい食生活で、健康な体型を維持できるように努めましょう。

すでに、高血圧や高脂血症、糖尿病のある方は、きちんと内科で治療を受けることをおすすめします。

3)光ダメージを予防

目の紫外線対策が大切です。

紫外線から目を守るために、日傘(UVカット加工されており、生地が分厚いもの、色の濃いもの)、帽子(上からだけでなくサイドからの紫外線も防げるように、つばが全周についているもの)、サングラス(すきまからなるべく紫外線の入らない顔に密着したもの、UVカット率が高いもの、色の薄いもの)などのファッショングッズで対策しましょう。

ブルーライトも網膜に光によるダメージを与えます。

パソコンやスマホにブルーライトカットのフィルムを貼ったり、ブルーライトカットの眼鏡をつけてください。

4)食生活の改善

食生活の欧米化が原因とされていますので、バランスのよい食事を心がけ、塩分や油分の多い食事はなるべく控えましょう。

また、加齢黄斑変性症の1番の原因である加齢による細胞の老化を抑えるためには、細胞が酸化することを防ぐ抗酸化物質の摂取が大切です。

以下の抗酸化作用のある栄養素を含む食品を積極的に摂りましょう。

これらは美肌やアンチエイジングにもよい効果が期待できます。

 

食生活の改善イメージ

 

①ビタミンA、C、E

いわゆる『ビタミンACE(エース)』です。

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは、抗酸化作用があります。

βカロテンは、生体内でビタミンAに変換されて、抗酸化作用が期待できます。

ビタミンCは細胞と細胞をつなぐコラーゲンの合成に必要なビタミンです。

ビタミンEと共同して体内に発生する活性酸素を速やかに除去します。

また、ビタミンCが欠乏すると毛細血管が弱くなり、血管の老化にもつながります。

ビタミンAはにんじん、ほうれん草、ニラ、春菊、小松菜、ピーマンなどの野菜、うなぎなどに多く含まれます。

ビタミンCはレモン、ゆず、いちごなどのフルーツ、赤ピーマンなどに多く含まれます。

ビタミンEはヘーゼルナッツ、アーモンド、ごま、西洋カボチャ、たらこなどに多く含まれます。

②ミネラル

ミネラルにはカルシウム身体の成長および細胞の代謝を促進し、細胞膜を安定させるのに不可欠なミネラル栄養素です。

亜鉛は、目の機能を正常に保つために不可欠なビタミンAの代謝を促進します。

また、体内にある200以上の酵素は亜鉛を原料としてつくられており、網膜においては活性酸素を除去する体内酵素(SOD)の構成要素としてはたらきます。

また、活性酸素に対しても重要な役割を果たしています。

牡蠣や煮干し、海草に多く含まれています。

③DHA・EPA

人間の脳や目の網膜に高濃度で含まれ、脳や目の発達・機能維持に不可欠な脂質です。

食べ物では、鯖や鰯、マグロなど青魚の魚油に多く含まれ、炎症を改善するはたらきや、血中コレステロールや中性脂肪を減らし、血液の流れをよくするはたらきもあります。

④アスタキサンチン

エイジングケア化粧品の成分として有名になった抗酸化作用の強い物質です。

サケやイクラ、カニ、エビなどに多く含まれています。

⑤クロセチン

クロセチンはクチナシの実に含まれる黄色の色素で、抗酸化作用を持つカロチノイドの一種です。

クロセチンには神経保護作用、抗炎症作用、眼の血流改善作用があります。

⑥アントシアニン

ブルーベリー、特にビルベリーに多く含まれる色素です。

網膜にあるロドプシンという色素の活性化、再合成を助ける色素です。

ロドプシンは網膜で光を感じ、脳に信号を送る光の認識の初期段階をつかさどる色素です。

しかし、ロドプシンは光に当たることでビタミンAに分解されてしまいます。

ですので、活性化、再合成のためにアントシアニンが必要となるのです。

また、アントシアニンには毛細血管を保護し、血流をよくしたり、コラーゲンを安定させる効果もあります。

⑦ルテイン・ゼアキサンチン

ルテインは、マリーゴールドの花から抽出される物質で、カロチノイドの一種です。

黄斑部は常に光による酸化にさらされていますが、目の水晶体と黄斑部には、ルテインが存在しており、目に発生した活性酸素を除去し酸化のダメージを防ぐ役割をしています。

加齢やストレスなどで目のルテインが不足すると加齢黄斑変性症が起こりやすくなることが分かっています。

ゼアキサンチンは、ルテインと同じく黄色のカロチノイド系色素です。

目の網膜上の中心部に多く存在し、紫外線などによる網膜の酸化を防ぎます。

また、網膜保護の作用もあることから加齢黄斑変性症の予防にも効果があると言われています。

この2つの成分はお互いに協力して、紫外線などの光ダメージにより生成される活性酸素から細胞を守るだけでなく、青色光を吸収することでこれらの有害な光に対して細胞を守る作用を発揮します。

しかし、加齢や眼を酷使することでどんどん減少するうえ、体内でつくることができません。

ほうれん草やケール、果物、とうもろこし、卵黄など、多く含まれる食品の摂取を心がけましょう。

5)サプリメント

食事だけでは必要な栄養素の摂取が難しいので、加齢黄斑変性症になっている方や、その傾向がある方は、積極的にサプリメントを取り入れましょう。

サプリメントとしては、加齢黄斑変性症に効果が期待できることが証明されている「ルテイン」が入っているものがオススメです。

①参天製薬のサプリメント

・サンテ ルタックス20+ビタミン&ミネラル

内容:1日3粒 ルテイン20mg、ビタミンC 300mg、ビタミンE 150mg、亜鉛15mg、銅1.2mg ゼアキサンチン3mg

定価:1箱90粒(約1ヶ月)4,600円+消費税

サンテルタックス20+ビタミン&ミネラル

・サンテ ルタックス20+DHA

内容:1日2粒 ルテイン20mg、DHA 200mg ゼアキサンチン3mg

定価:1箱60粒(約1ヶ月)4,600円+消費税

サンテルタックス20+DHA

②ボシュロムのサプリメント

・オキュバイト50プラス

内容:1日2粒 ビタミンC 150mg、ビタミンE 20mg、亜鉛9mg、ルテイン5mg、ゼアキサンチン1mg、EPA 160mg、DHA 90mg、

定価:1箱60粒(約1ヶ月)3,500円+消費税

ボシュロムオキュバイト50プラス

・オキュバイト+ルテイン

内容:1日2粒 βーカロテン1200㎍、ビタミンC 300mg、ビタミンE 60mg、ビタミンB2 3mg、ナイアシン12mg、亜鉛9mg、銅0.6mg、ルテイン6mg

定価:1箱90粒(約1ヶ月)2,800円+消費税

ボシュロムオキュバイト+ルテイン

③ロート製薬のサプリメント

・ロート製薬 クリアビジョンfl

内容:1日3粒 ルテイン20mg、ビタミンA 251㎍、ビタミンC 161mg、ビタミンE 125mg

定価:1箱90粒(約1ヶ月)4,500円+消費税

ロートクリアビジョンFL

 

 


7.まとめ

最近、日本でも患者が増加し、失明原因の4位となっている加齢黄斑変性症について、その原因、症状、検査、治療、予防法をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

最近まで治療法がなかった加齢黄斑変性も、今ではいくつかの治療法が開発されています。

その結果、患者の視力の維持や症状の改善が期待できる時代になっています。

それでも、できれば加齢黄斑変性を予防し、発症しないようにする方がもちろんよいですね。

原因を理解するとともに、日常生活でできる予防法もあるので、ぜひ、実践しましょう。

また、「加齢黄斑変性症では?」と思える症状を自覚した場合は、早めに眼科を受診しましょう。

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