皮脂を抑えるエイジングケアで美肌になる!不足もやりすぎもNG

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皮脂を取り巻くスキンケアは、すごく難しいのです。

なぜなら、皮脂はお肌にとって大切な役割を果たす一方、過剰になると抑えないといけないから。

でも、皮脂を取り過ぎると、また肌トラブルの原因に!

この記事では、皮脂と何かということと、正しいスキンケアやエイジングケアで美肌になる方法をお届けします。

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皮脂を抑えるエイジングケアで美肌になる!不足もやりすぎもNGの目次

1.皮脂を上手にコントロールして美肌を目指すあなたへ

皮脂のケアに悩む女性

あなたは、皮脂のケアに悩んでいませんか?

皮脂と聞けば、10代や20代の若い女性にとっては、「抑える」「取り去る」対象ですよね。

確かに、取らずにお肌に残ったまま古くなると肌老化の原因になります。

しかし、実は皮脂は大切な成分。

なぜなら、表皮バリア機能を果たす天然の保湿クリーム「皮脂膜」は、皮脂腺からでる皮脂とが混じったものだからです。

そう、保湿の3大因子の1つというわけです。

皮脂は過剰に分泌すると嫌われ者にもなることがありながら、一方で保湿も担う大切な成分です。

この皮脂、果たして実際、どのような役割があるのでしょうか?

また、どのように皮脂をコントロールすることで、美肌のための正しいスキンケアやエイジングケアができるのでしょうか?

この記事では、皮脂の成り立ちや役割、また、不足時のスキンケアやエイジングケアの対策から、過剰分泌した場合の抑え方など幅広く取り上げていきます。

また、皮脂をケアできるおすすめのエイジングケア化粧品をご紹介します。

さて、皮脂の分泌に影響を及ぼすものは、遺伝や性別以外で主に3つあります。

そのうち2つは「年齢」と「季節」。

もう1つは何かおわかりでしょうか?

エイジングケアやエイジングケア化粧品と、とてもかかわりの深いものです。

ご存じなければ、ぜひ、読み進めてくださいね。

また、

「エイジングケアの一環として皮脂について勉強したい!」

「皮脂不足でUゾーンがカサカサ。乾燥に悩んでいる!」

「皮脂が過剰なのでTゾーンがテカテカ。なんとか抑えたい!」

「季節に合わせて皮脂を意識したエイジングケア化粧品の使い方を知りたい!」

「皮脂を守りながらも過剰にならない日常生活ってどうするの?教えて!」

などが知りたい方も、ぜひ、続きをお読みください。

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<この記事の大切なポイント>
  • 皮脂は、皮脂腺でつくられ、保湿にとって大切な皮脂膜をつくるための成分です。だから、むやみに取り去ることはお肌の乾燥の原因になります。
  • 皮脂の分泌量は、遺伝、性別、年齢、季節、ホルモンの影響を受けます。したがって、季節や年齢、肌質にあったスキンケアやエイジングケアを考えましょう。
  • 夏は分泌が増えるので、古い皮脂を洗顔やクレンジングで洗い流すことが大切です。つまり、不要な皮脂は、過酸化脂質がお肌に留まらないように取り去ることが大切です
  • テカリが気になる場合は、皮脂分泌をコントロールすることも必要です。皮脂を抑えるには、ビタミンC誘導体化粧品を使いましょう。
  • 皮脂の取りすぎや過度に抑えることは、バリア機能を低下させ、過剰に分泌させる原因になります。インナードライ肌の方は、皮脂を抑えるスキンケアは避け、保湿を心掛けましょう。

2.皮脂とは?役割や特徴

皮脂を気にしている女性

1)皮脂とは?

皮脂(Sebum)は、乳濁した液体、つまりエマルション(エマルジョン)です。

皮脂とは、皮脂腺で生成される成分で、汗とともに皮脂膜をつくるために使われます。

季節や性別・年齢で異なりますが、1日に平均1~2g分泌されるといわれています。

皮脂腺の中では、線細胞が分泌物をつくりますが、それが蓄積されます。

その後、新陳代謝の過程で、皮脂腺細胞全体が崩壊します。

その際に、分泌物は皮脂腺の内部に放出され、皮脂腺の出口である毛穴から皮膚表面に分泌されるのです。

これが、皮脂です。

つまり、皮脂は皮脂腺細胞の崩壊物のすべてなのです。

2)皮脂の役割・はたらき

①皮脂に期待できること

皮脂は過剰に分泌すると、Tゾーンなどでお肌のテカリをはじめ、メイクの崩れなどお肌のイヤな状態の原因や肌悩みの原因にもなりますが、本来は、お肌の乾燥を防ぐ大切なものです。

また、皮脂に含まれる脂肪が、皮膚常在菌に分解され、お肌を弱酸性に保つことで病原体などの外部の異物や刺激からお肌を守る役割もあります。

さらに、皮膚や体毛の表面に常に薄い膜状に広がり、物理的にもお肌や毛髪を保護しています。

このように、もう1度、皮脂の役割を整理すると、大きく3つになります。

◎保湿作用
乳液状の皮脂がお肌を柔軟にするとともに潤いや肌ツヤを出します。

また、水分の蒸発を防ぎ、保湿の一部を担います。

◎抗菌作用

お肌を弱酸性に保つことで、皮膚常在菌や毛包虫(顔ダニ)のバランスを保ち、健やかなお肌を守ります。

◎保護作用
物理的に刺激から角質層を守りバリア機能の一端としてはたらきます

だから、スキンケアやエイジングケアでは、皮脂を理解し、上手に付き合うことが大切です。

②皮脂に期待できないこと

このようにお肌に大切な皮脂ですが、水分を保持する力、つまり「保水力」は期待できません。

これは、表皮の角質層のセラミド天然保湿因子(NMF)が担当します。

また、お肌の弾力やハリ、プルンとした感触を保つのは、真皮コラーゲンエラスチンヒアルロン酸プロテオグリカンなどが担当するのです。

このように健やかで若々しいお肌は、皮脂だけでなくさまざまな成分や機能が揃ってはたらくことでもたらされているのです。

だから、スキンケアにおいて皮脂のケアは大切なのですが、皮脂だけを意識しても不十分なのです。

3)皮脂の多いパーツと少ないパーツ

皮脂を分泌する皮脂腺は、手のひらと足の裏を除けば、からだ中にあります。

しかし、からだのパーツで皮脂腺の数が違うため、皮脂の多いパーツと少ないパーツがあるのです。

皮脂の分泌が少ないからだのパーツ「ひざ」

 

皮脂腺は、多い順に頭皮、顔、胸、背中、腕・足となっています。

だから、皮脂分泌量もこの順番で、多いパーツと少ないパーツに並びます。

最も皮脂分泌の多い頭皮は、頭を数日洗わなければ蓄積されて臭いが発生します。

これが、しっかりと洗髪、シャンプーをしなければならない理由です。

顔の中では、額、鼻や鼻の周り、いわゆるTゾーンに皮脂腺が多いので、このパーツに皮脂分泌が多いのです。

一方、フェイスラインであるUゾーン目元・口元などのOゾーンでは少ないのです。

手のひらや足の裏は、皮脂分泌がなく、他のパーツとは異なった特徴があります。

また、ひじ・ひざ・かかとも皮脂腺が少なく皮脂は極めて少ないのです。

だから、角質が厚くなりやすく角質ケアが必要になる場合が多いのです。

4)皮脂は、一体、何でできているの?

皮脂は、化学的には、「グリセリン脂肪酸エステル」です。

その内訳は、

①トリグリセリド+脂肪酸(約60%)
②スクワレン(約12%)
③ワックスエステル(約25%)

その他(3%)(無機塩類:ナトリウム、カルシウム、カリウム、塩素など)(水溶性有機物:アミノ酸、乳酸、ピロリドンカルボン酸尿素など)

で、できています。

①トリグリセリド

トリグリセリドは、毛包内常在菌で、ニキビの要因のひとつであるアクネ菌を好みます。

皮脂が過剰で、アクネ菌が増える原因となる物質の1つです。

皮脂の過剰分泌が問題となるのは、トリグリセリドが過剰になってニキビ(尋常性ざ瘡)を引き起こす原因になることです。

②スクワレン

コレステロールになる前の脂質(前駆体)です。

スクワレンは、お肌に酸素を運ぶ役割をしているので、必要な成分です。

また、アクネ菌の影響を受けません。

一方、酸化しやすい性質があります。

皮脂が酸化するのは、スクワレンの影響です。

皮脂を酸化したまま放置すると過酸化脂質になって、毛穴の黒ずみいちご鼻角栓の原因となってしまいます。

皮脂をしっかり洗い流すのは、酸化したスクワレンを洗い流し、角栓を防ぐためなのです。

なお、化粧品成分で有名な「スクワラン」は、「スクワレン」に水素を結合させたものです。

③ワックスエステル

「蝋(ろう)」や「ワックス」とも呼ばれます。

お肌の表皮に油膜を張ることで水分の蒸発を防ぐ力は、このワックスエステルが担っています。

また、ワックスエステルは安定した成分で、アクネ菌を増殖させる原因にもなりません。

このように、皮脂といっても1つの成分ではなく、いくつかの成分が混ざっているのです。

また、その1つひとつが、異なる特徴を持っていることを理解しておきましょう。


3.皮脂の分泌量に影響を及ぼすのは?

皮脂のお手入れをする女性

 

皮脂の分泌に影響を及ぼすのは、「性別や遺伝と主にホルモンの関係」、「年齢」、「気温」の3つです。

遺伝による肌質やその他の原因で皮脂分泌量が多い方は、脂性肌(オイリー肌)と呼びます。

また、性差では男性が女性より皮脂分泌量が多いことが知られています。

ここでは、それ以外の3つの要素がどのように皮脂分泌量に影響を及ぼすかについてご紹介します。

1)性別・遺伝とホルモン

皮脂量は、男性では主に男性ホルモンであるテストステロンで調節されます。

女性の場合は、副腎アンドロゲンや女性ホルモンの1つである黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響を受けます。

そのため、女性の場合は月経周期の影響を受け、生理前に皮脂の分泌が多くなります。

なので、生理前にお肌が荒れるなどの肌トラブルに悩む女性も多いのです。

2)年齢

皮脂は、新生児では多くつくられますが、小児期では少なく、思春期から再び増加することが知られています。

子供が乾燥肌になりやすいのはこれが理由の1つです。

また、女性では10~20歳代に、男性では30~40歳代に分泌量のピークを迎え、以後50代前後から減少します。

女性の場合、30代から減少しはじめ、更年期を迎えると急激に減っていきます。

思春期になると性ホルモンの影響を受けて皮脂分泌が活発になります。

その結果、毛穴の内側に古い皮脂が溜まりやすくなって、角質が大きくなってしまう傾向に。

それが、毛穴の中に溜まり続けることで、アクネ菌が大量に発生してしまうことがあります。

これが、思春期にニキビが多い原因です。

また、皮脂分泌が過剰な場合、テカリやベタツキを感じたり、脂漏性湿疹、肌荒れ大人ニキビなどの吹き出物も起こりやすくなります。

一方、女性が30代以降に乾燥肌に傾きやすい理由の1つは、皮脂量の減少です。

もちろんこの時期からは、セラミドや水分量も減少するので、それらも乾燥肌に傾く要素です。

その結果、乾燥による小じわ乾燥によるほうれい線乾燥によるくすみが目立つこともあります。

女性の年齢と皮脂をはじめとして、お肌に影響を及ぼす指標「エイジングインデックス」については、「エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化」で詳しく説明していますので、そちらをご覧ください。

一方、男性の場合、減り方は女性ほど大きくなく、実年期や老年期でも活発な人もいます。

だから、男性は年を重ねても比較的、乾燥肌に傾きにくいのです。

3)気温

気温が高い季節は、皮脂の分泌が増え、気温が低い季節は減ります。

つまり、春から夏は皮脂の分泌が増え、秋から冬は減るのです。

これが、季節によってお肌が脂性肌に偏ったり、乾燥肌に偏る原因の1つです。

皮脂分泌の減少が、冬の季節に乾燥肌対策として保湿が大切な理由の1つです。


4.皮脂量を考えたエイジングケアとは?

お肌の皮脂量について考える女性

 

皮脂量が、ホルモン、年齢、気温の影響を受けるため、お肌もその影響を受けることがわかりました。

そのため、スキンケアやエイジングケアも、この3つの変化によって考えることが大切になります。

ここでは、年齢に応じて減る皮脂をどう補うかの視点で、保湿やエイジングケアでの考え方、対策、方法をご紹介します。

1)加齢に伴う皮脂分泌の減少を考えた保湿対策

女性の場合は、男性ホルモンがもともと少なく、黄体ホルモンも年齢とともに減少し、更年期以降は、皮脂が急激に減ります。

また、女性は、30代以降のエイジングケア世代に入ると、年齢が上がるにつれて皮脂量が下がります。

そのことを踏まえて「保湿」をより意識することが大切です。

保湿全般に関しては「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」に詳しく解説しています。

皮脂と同じ成分を含む保湿クリーム

 

「水分を与える」、「水分を保持する」、「水分の蒸発を防ぐ」という保湿の中で、皮脂は皮脂膜をつくることで「水分の蒸発を防ぐ」役割を主に担っています。

皮脂が減るということは、「水分の蒸発を防ぐ力」が弱まることです。

したがって、年齢とともにエイジングケア保湿クリームで皮脂に近い成分を補うことも必要になってくるのです。

30代までの若い時期は、化粧水や美容液でも十分保湿できますが、年齢に応じて、保湿クリームを使うことを考えましょう。

水分の保持は、セラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどが、担っています。

一方、水分の蒸発を防ぐのは、皮脂に近いはたらきのスクワランやシアバターなどのエモリエント成分がオススメです。

なぜなら、スクワランは皮脂の成分であるスクワレンからつくられたものですし、シアバターには皮脂と同じ成分が含まれているからです。

とは言っても、黄体ホルモンの分泌が多い生理前は皮脂分泌が多いので、使い方は調整しましょう。

また、年齢が高くても脂性肌(オイリー肌)の方の場合は、皮脂が十分にあるなら、保湿クリームは必ずしも必要ではありません。

2)季節変化に伴う皮脂分泌量を考えたエイジングケア

もう1つの影響として、季節と乾燥の関係は、よくご存じだと思います。

秋から乾燥肌対策をしっかり行い、冬の皮脂分泌量の減少を考えた保湿を意識しましょう。

お肌の質やタイプ、状態もあるので一概には言えませんが、夏場の乾燥肌対策やエイジングケアは、どちらかと言えば、エイジングケア化粧水エイジングケア美容液を中心に考え、冬場のエイジングケアは、そこに保湿クリームを加えるなども1つの方法です。

女性ホルモン、年齢、季節に加えて、ご自身のお肌のタイプや状態に合わせて、エイジングケア化粧品の使い方を工夫しましょう。

3)皮脂を意識したオススメの保湿クリーム

エイジングケア化粧品としては、セラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸などの水分を保持する力の強いモイスチャー成分のいずれかと、スクワランやシアバターなど、水分の蒸発を防ぐエモリエント成分の両方を含んだ保湿クリームを1つ持っておいてはいかがでしょうか?

ここで、エイジングケアと皮脂不足を補えるオススメのエイジングケア保湿クリームをご紹介します。

それは、ナールスゲン油溶性ビタミンC誘導体VCIPレチノイン酸トコフェリルなどのコラーゲンやエラスチンをサポートするエイジングケア化粧品成分に加えて、3種のヒト型セラミド、スクワラン、シアバターなどをしっかり配合した「ナールス ユニバ」です。

皮脂を守る保湿クリーム「ナールスユニバ」

 

ナールス ユニバは、

  • 高い保湿力でお肌を守るエイジングケア
  • ナールスゲンの力でゆっくりと育むエイジングケア
  • ビタミンA誘導体やビタミンC誘導体でお肌のハリをもたらす攻めるエイジングケア

この3つをバランスよく行える高機能エイジングケア保湿クリームです。

ヒト型セラミド配合エイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」

また、冬場は顔だけでなくボディにも保湿クリームを使うことをおすすめします。

4)皮脂分泌減少に伴うひどい症状「皮脂欠乏性湿疹」の予防

この皮膚の病気は、「皮脂欠乏性」と名前がついていますが、皮脂の減少が原因の1つです。

皮脂分泌の減少が激しく、セラミドやNMF(天然保湿因子)なども減って、バリア機能が著しく低下すると、乾皮症あるいは皮脂欠乏性皮膚炎・皮脂欠乏性湿疹と呼ばれる乾燥肌がひどくなった状態になる場合もあります。

特に、高齢の乾燥肌の方の場合でこの症状は、老人性乾皮症と呼びます。

こうなると、皮膚科などで治療を受けることも必要になることもあります。

加齢に伴い皮脂欠乏性湿疹のリスクも上がるので、スキンケアの基本である保湿を十分に行い、予防を心掛けましょう。

皮脂欠乏性湿疹についての詳しい情報は、「乾皮症と皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)の原因と対策」をご覧ください。


5.過剰な皮脂を抑える方法は?

洗顔で過剰な皮脂を洗い流す女性

 

ここまでは、どちらかと言えば、加齢や季節変化に伴う皮脂の減少や不足に対するエイジングケアについて取り上げてきました。

ここからは、過剰な皮脂を抑える方法や対策について考えましょう。

ここで最も大切なことは、一見、「皮脂の過剰分泌」という現象があっても、皮脂を抑える対策が必要な場合と、皮脂を抑えてはいけない場合をしっかり見分けることです。

また、「不要な皮脂を早く取り去る」ことと、「皮脂の分泌を抑える」ことをしっかりわけて考えることが大切です。

1)皮脂を抑えるスキンケア

①洗顔で不要な皮脂を取る

実は、20代前半の若い方、生まれつき脂性肌(オイリー肌)で皮脂の多い方以外は、皮脂を抑えるスキンケアをすべき方はそう多くはありません。

また、皮脂を抑えてもよい方でも、過剰に皮脂を抑えると、かえって皮脂の分泌が増えてしまうこともあります。

20代前半や脂性肌の方のための皮脂を抑えるスキンケアとしては、自分に合った洗顔料でしっかりと皮脂を洗い流すことが基本です。

また、必要に応じてダブル洗顔を行うことも選択肢です。

皮脂を抑えるというよりも、むしろ、不要になった皮脂をしっかり取り去ることが大切です。

なぜなら、皮脂は時間が経つとお肌の表面で酸化して「過酸化脂質」に変わるからです。

過酸化脂質は、毛穴の開きや黒ずみ角栓の原因となってしまいます。

また、顔のくすみをもたらし肌の透明感をなくします。だから、不要な皮脂を取り去ることは大切なのです。

皮脂によるお肌のトラブルである脂漏性皮膚炎やニキビは、皮脂そのものではなく不要な皮脂を取るケアが不十分なことが原因です。

だから、洗顔でしっかり不要な皮脂を取りましょう。

皮脂が多い方でお肌がゴワゴワしているなどの場合は、酵素洗顔を試すことも考えてみましょう。

ただし、洗顔を過度に行ったり刺激が強い洗顔を行うと、かえって乾燥肌になり、より皮脂分泌が過剰になります。

洗顔のポイントは、

  • 洗顔回数は、皮脂が多くても1日2回をめどとする
  • 洗顔に時間をかけすぎない、長くても1分30秒程度を目安に!
  • すすぎは洗顔料がなくなるまでしっかり必要。でも20回以上はすすぎ過ぎ!
  • エイジングとともに、優しい洗顔料に変える
  • 基本は、石けんをベースとした洗顔、それでも刺激が強いならアミノ酸系界面活性剤の洗顔料を使う

などです。

絶対的なものではありませんが、「角栓を取るための酵素洗顔のメリットとデメリットとは?」や「酵素洗顔の頻度はどれくらいが適切?その回数と正しい方法」も参考にしていただければ幸いです。

②メイクはクレンジングでしっかり落とす

メイクの後は、クレンジングでしっかり皮脂を落としましょう。

メイク化粧品には油分が多く、放置すれば皮脂と混じって過酸化脂質になってしまいます。

メイクしたまま一晩放置するなどは止めましょう

また、しっかり落とす必要はありますが、刺激の強いクレジングはバリア機能を低下させるので控えましょう。

若い方でお肌がオイリーなら、脂性肌向けのクレンジング料でも構いませんが、

エイジングケア世代なら、敏感肌でも使えるクレジング料ダブル洗顔不要のクレジング料がおすすめです。

クレンジングについての詳しい情報は、「クレンジングの効果アップ!メイク落としの選び方と使い方」や「クレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す!」をご覧ください。

③皮脂を抑える基礎化粧品は?

ビタミンC誘導体化粧水などで皮脂をコントロールすることが基本です。

また、収れん化粧水などのアルコール(エタノール)配合の化粧水やふき取り化粧水などは皮脂のコントロールができる化粧水です。

しかし、アルコール濃度が濃い場合や使いすぎるとバリア機能が低下し、かえって皮脂分泌を促進することもあります。

皮脂過剰や脂性肌(オイリー肌)の方でも、刺激や負担の大きな化粧品には要注意です。

そのため、過度に皮脂を取ったり、抑えることは避けましょう。

また、冷水で毛穴を引き締めることも、ほとんど皮脂対策にはなりません。

これは、立毛筋という筋肉が収縮したり、血管が攣縮しているだけで、皮脂分泌とは関係ありません。

皮脂を抑えるエイジングケア化粧水を使用する女性の手

2)皮脂ケアにおすすめのエイジングケア化粧水

皮脂のコントロールにオススメしたい化粧水が、ナールスゲン配合のエイジングケアローション「ナールスピュア」

ナールスピュアは、2種のビタミンC誘導体配合で皮脂をコントロールします。

毛穴の黒ずみ対策の化粧水夏の化粧水としてもおすすめです。

また、アミノ酸化粧水であり、APPS化粧水アルコールフリー化粧水です。

ナールスピュアの特徴は、次のとおりです。

全成分表示

BG、グリセリン、ベタイン1,2-ヘキサンジオールPEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリンカルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチルアスコルビルリン酸Naトコフェリルリン酸Naパルミチン酸アスコルビルリン酸3Na水溶性プロテオグリカンフェノキシエタノール

3)それでも皮脂が多いので抑えたい場合は?

それでも皮脂分泌が多く、こまめに皮脂を取り除かないとテカって大変という方もいます。

そんな場合は、ティッシュなどではなく、お肌に優しい油取り紙を使って、昼間に皮脂を取りましょう。

なお、油取り紙は、何度も使うのではなく、常に新しいものを使ってください。

油取りのポイントを整理すると、

  • 皮脂分泌の多いTゾーンは、皮脂が浮けば取る
  • 決して擦らず、上から「押さえる」
  • 清潔な油取り紙を使う(2度使いはしない)
  • ティッシュなど油取り目的以外の素材は避ける
  • 品質の高い油取り紙を使うなら、「金箔打紙製法」でつくられたものを選ぶ

なお、油取り紙の使い方など脂性肌(オイリー肌)の対策は、「脂性肌(オイリー肌)は改善できる!7つの原因と5つの対策」をご覧ください。

4)皮脂を抑える日常生活

皮脂は、男性ホルモンの分泌が増えるにしたがって増えます。

そんな男性ホルモンは、ストレスや睡眠不足で増えてしまいます。

だから、日頃から過度なストレスを避けたり、しっかりと質の高い睡眠をとることが大切です。

また、皮脂を抑えるためには、食べ物でも脂の多い食べ物、刺激物なども避けるようにしましょう。

とくに、日本人はリノール酸を摂りすぎている傾向が高いようです。

コーン油、ひまわり油、ベニバナ油はリノール酸なので控えたい脂です。

これらの代わりに、エゴマ油や亜麻仁油などのα-リノレン酸や、オリーブ油などのオレイン酸を摂りましょう。

食べ物と栄養素の詳しい情報は、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」をご覧ください。


6.皮脂を抑えてはいけない肌質とスキンケア対策

皮脂を抑えてはいけないときを説明する女性

 

皮脂過剰であっても、皮脂を抑えるスキンケアを行うべきではない方はたくさんいます。

それは、バリア機能が低下することで、お肌がその回復を図ろうとして皮脂分泌が過剰になっている方です。

特に、脂性肌と間違ってしまいやすいのは、「インナードライ肌」の方です。

インナードライ肌の方は、その本質は乾燥肌なので、皮脂を抑えることに着目するのではなく、保湿中心のエイジングケアが大切です。

エアコンによる乾燥などで夏でもインナードライ肌のリスクがあります。

皮脂過剰でもインナードライ肌なら、香料、着色料、アルコール、石油系界面活性剤などが配合された化粧品は避けましょう。

だから、化粧品はノンアルコール化粧品から選ぶことをおすすめします。

もし、インナードライ肌の方が、誤って皮脂を抑えるスキンケアを続けると敏感肌になるリスクもあるので、注意してください。

インナードライ肌のチェック方法や詳しい情報は、「インナードライ肌の予防と改善の対策はエイジングケアで!」をご覧ください。

インナードライ肌や敏感肌で大切なことは、皮脂を抑えるのではなく、お肌の保湿力を取り戻し、バリア機能を正常化することです。

それができれば、皮脂が過剰だと考えている方でも、インナードライ肌や敏感肌を改善することにより、皮脂を抑えなくてもよい状態になるはずです。

さらには、ターンオーバーも正常化して健やかなお肌になるのです。


7.皮脂と肌老化と紫外線

肌老化と紫外線の関係について考える女性

 

皮脂のことをさまざまな視点でご紹介してきました。

ここでは、皮脂と肌老化と紫外線の関係をご紹介します。

1)皮脂は老化の原因になる!?

皮脂が、お肌の老化の原因になるとの考えもありますが、これは正しいのでしょうか?

答えを先にいえば、ある意味正しく、ある意味間違っています。

皮脂が酸化して過酸化脂質になると、お肌に悪影響を与えます。

メイクの洗い残し、紫外線のダメージなどで皮脂が酸化すると、お肌の老化が進むのです。

皮脂の酸化は、分泌後、5~6時間後に始まります。

これは、紫外線やメイクに関係なく起こります。

つまり、皮脂そのものはお肌の老化の原因ではなくても、紫外線や不十分なスキンケア、時間の経過で過酸化脂質ができると老化の原因になってしまうのです。

だから、日焼けを防ぐための紫外線対策、適切な洗顔やクレンジングが大切なのです。

2)皮脂と紫外線の怖い関係

ここでは、皮脂と紫外線の関係を詳しく検証してみます。

今、紫外線によって皮脂が過酸化脂質になることをお伝えしましたが、その最初のステップは、皮脂の成分であるスクワレンが、「スクワレンモノヒドロペルオキシド」という物質に変わることです。

紫外線はこの変化を促進する作用があるのです。

過酸化されたスクワレンは、さらに皮脂内の他の脂質の酸化を促進します。

これが、角化細胞(ケラチノサイト)や真皮にまでダメージを及ぼすのです。

その結果、シワほうれい線などに至るリスクを増やすのです。

なお、エイジングが進めば、皮脂中の過酸化脂質が増えることがわかっています。

だから、エイジングが進めば進むほど、紫外線対策は大切なのです。

夏の紫外線対策はもちろん、冬も紫外線対策が大切なのは、こうしたことからもおわかりいただけるのではないでしょうか?

また、食べ物でビタミンACEを摂ったり、ビタミンACEの誘導体配合のエイジングケア化粧品で紫外線のアフターケアを行うことも大切なのです。

さらに、30代からナールスゲンなどの抗酸化作用のあるエイジングケア化粧品成分を使う意味はここにもあるのです


8.知っておきたい皮脂のトピックス

皮脂のトピックスを伝える女性

 

ここでは、知っておくと便利な皮脂に関するトピックスを3つご紹介します。

1)冬でも大人ニキビが!皮脂対策は必要なの?

冬でもお肌がテカって、大人ニキビが悪化すると感じるエイジングケア世代の方もいます。

この皮脂過剰の原因な何でしょうか?

多くは、バリア機能の低下と冬の湿度の低下に伴う乾燥肌の悪化です。

つまり、「お肌がこれ以上乾燥するとまずい!」と感じて、その防衛手段として皮脂を分泌させているのです。

だから、冬になって乾燥肌がインナードライ肌になってしまったのです。

また、乾燥が原因でニキビになることもあります。

ここでは、皮脂を抑えたり、取り除くケアをすると・・・。

そうです。

皮脂過剰の悪循環が起こるのです。

だから、冬にお肌がテカることを防ぐために最も大切な手段は、「保湿」なのです。

冬場の皮脂対策は、こうした点を理解しましょう。

2)皮脂とメイクの関係

エイジングで、メイクのノリが悪くなってきたと感じることはありませんか?

これはもしかしたら、皮脂の影響です。

メイクがしっかりのるかどうかは、お肌の健康状態が大いに影響します。

その要素は、お肌の水分量と皮脂量です。

皮脂は、これまでお話ししてきたとおり、年齢、気温、ホルモンの影響を受けます。

だから、30代以降で冬の季節になれば、お肌は乾燥しやすくなってメイクのノリが悪くなります。

一方、30代以降でも夏や、生理前などプロゲステロンが優位になっている時は皮脂分泌が増えるので、メイクのノリはよくなるのです。

しかし、皮脂分泌が過剰になると、皮脂とメイクの油分が混じりあって、メイク崩れが起きやすくなるのです。

このように、皮脂はメイクのノリやメイク崩れにも影響を与えるのです。

3)皮脂と汗の違いって?

皮脂と似たものに「汗」があります。

皮脂膜は、皮脂と汗が混じったもので、両者は密接な関係にあります。

ここでは、皮脂と汗の違いを簡単にご紹介します。

皮脂は、皮脂腺から分泌されますが、汗は汗腺から分泌されます。

皮脂は、保湿やバリア機能を担いますが、汗は体温調節が主な役割です。

皮脂は主に油分で、汗は主に水分です。

皮脂も汗も、うまくはたらけばお肌を守りますが、逆に過剰に分泌したり、しっかり取り除かないとデメリットも大きくなる場合もあります。

なお、汗については、「汗をかいてエイジングケア!汗は最高の化粧水&美容液?!」を参考にしてください。


9.まとめ

皮脂を抑えるエイジングケアで美肌になる!不足もやりすぎもNGのまとめ

「皮脂を抑えるエイジングケアで美肌になる!不足もやりすぎもNG」をお届けしました。

また、おすすめの皮脂ケアのエイジングケア化粧品をご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

皮脂は、時に嫌われ者になりますが、お肌にとってとても大切な成分です。

エイジングケアにおいては、そんな皮脂と上手につきあっていくことが必要です。

皮脂が不足する場合には、皮脂とその量に影響を与えるホルモン、年齢、気温を考え、上手にエイジングケア化粧品を使っていただければ幸いです。

一方、皮脂が過剰で抑えることを考えたい場合には、「抑える」ことに注力するのではなく、「不要な皮脂だけを取り除く」ことと、「皮脂が過剰に分泌しないお肌」を目指すスキンケアやエイジングケアが大切です。

ぜひ、この記事「皮脂を抑えるエイジングケアで美肌になる!不足もやりすぎもNG」を参考に正しいエイジングケアを行っていただければ幸いです

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ

医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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