(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーはどんな化粧品成分?

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(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、化粧下地などで使われるシリコーンパウダーです。

医薬部外品では、架橋型メチルポリシロキサンと表示されます。

この記事では、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーの役割や安全性をご紹介します。

また、おすすめの(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合の日焼け止め・UV化粧下地をご紹介します。

この記事を読むことで得られることは?
  • (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーの特性や効果、はらたき、安全性がわかります。
  • (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーがどんな化粧品に配合されるかがわかります。
  • (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合のおすすめの日焼け止めの特徴がわかります。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。

この記事の目次を紹介する女性のイラスト

1.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーが気になるあなたへ

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーが気になる女性

「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーはどんな化粧品成分?」をお届けします。

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、シリコーンパウダーの1種です。

シリコーンオイルとしては、ジメチコンジフェニルジメチコンシクロペンタシロキサンがよく知られていますが、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、これらに対する膨潤性に優れており、化粧品の安定性を向上させるメリットがあります。

そんな(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、さまざまなメイクアップ用品やスキンケアアイテムに配合されているのです。

もちろん、エイジングケア化粧品にも配合されます。

一方、シリコーンオイルと聞くと不安を感じる方も少なからずいます。

しかし、シリコーンオイルには、一部でいわれているような皮膚呼吸を妨げるようなことはありません。

正しいエイジングケアの実践のためには、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーをはじめ、さまざまな化粧品成分について理解することが大切です。

この記事では、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーの特性、効果、安全性について詳しくご紹介します。また、おすすめの(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合の日焼け止めUV化粧下地をご紹介します。

「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーってどんな化粧品成分?特徴や役割は?」

「ジメチコンとどう違うの?」

「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーの安全性は?問題はないの?」

「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合の化粧品にはどんなものがあるの?」

「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合のおすすめの日焼け止めは?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

<(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合のおすすめの日焼け止め・UV化粧下地なら>

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ナールスゲン推奨濃度配合の日焼け止め・UV化粧下地ナールス ヴェール

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<この記事の大切なポイント>
  • (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、シリコーンパウダーの1種です。性状は粉体成分で球状です。
  • (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、化粧品にさらさら感や滑らかな感触を与えるはたらきがあります。また、毛穴や小ジワを隠して目立たなくする効果があります。さらに、マットな効果によりメイク効果の演出に優れています。
  • (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、数千種の化粧品に配合されています。その種類は、メイク用品、スキンケア化粧品、ヘアケア商品など多岐にわたります。
  • (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、基本的には安全な成分です。だから、どんな肌質でも使えますが、まれに刺激性を感じることがあるので皮膚炎などがある方は要注意です。
  • (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合のおすすめの日焼け止め・UV化粧下地はナールス ヴェールです。ノンケミカルですが、べたつきがなく使いやすいタイプです。

2.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーの効果やはたらき

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーのイメージ

1)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとは?

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、ジビニルジメチルポリシロキサンで架橋したジメチルポリシロキサン(シリコーンパウダー)で、球状の粉体成分です。

化粧品の全成分表示では、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーと表記されます。

一方、医薬部外品表示名称は、架橋型メチルポリシロキサンです。

よく似た名前の(ジメチコン/メチコン)コポリマーは、液状でシリコーンオイルから得られる樹脂なので、性状が違います。

2)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーの効果や役割は?

①感触改良効果

化粧品に(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーを配合することで、さらさら感や滑らかな感触を与えます。

特に、アイシャドー、アイブロー、チーク、リップスティックなど、感触が大切なメイク用品に使われます。

また、水をよくはじくため、ウォータープルーフのアイテムや化粧崩れを防ぐためにも使われます。

②毛穴や小じわを隠す効果

また、球状の粉体であることで、毛穴小ジワを隠して目立たなくするソフトフォーカス効果があります。

さらに、マットな質感によりメイク効果の演出に優れています。

これについて補足します。

肌表面のキメは、凸部の皮丘と窪んだ皮溝で形成されています。

皮丘に多くの光が当たるとそこが明るくなります。

一方、皮溝や小ジワ、毛穴など窪んだ部分には光が当たりにくいため、影ができます。

この凸部と凹部の明るさが大きくなることで、窪んでできる肌悩みが一層、目立つのです。

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、光を拡散反射させ、肌表面のキメや毛穴などの凹凸をぼかすことで、窪みを目立たなくする効果を発揮します。





3.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーの安全性

安全性のイメージ

1)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーの一般的な安全性

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、古くから長年に亘って使われてきた成分です。

皮膚感作性も認められていないのでアレルゲンとなって肌荒れを起こすこともありません。

つまり、アレルギーのリスクもない成分です。

また、現時点では大きな安全性の問題が起こっていません。

したがって、普通肌脂性肌はもちろんのこと、乾燥肌敏感肌乾燥性敏感肌インナードライ肌混合肌肌質の方でも使うことが可能です。

しかし、まれに刺激を感じる方もいます。また、肌荒れかゆみが出る可能性を100%否定することはできません。

だから、敏感肌がひどい方やアトピー性皮膚炎接触皮膚炎皮脂欠乏性皮膚炎などの方は注意が必要です。

2)シリコーンオイルの都市伝説

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーをはじめシリコーンオイルには、次のような不安を抱く方がいます。

  • シリコーンオイルは有害な化粧品成分なので使わないほうがよい
  • 毛穴を詰まらせて角栓イチゴ鼻の原因になる
  • 頭皮や毛髪をコーティングして毛髪を傷める
  • 皮膚常在菌のバランスを乱して肌荒れの原因になる

日焼け止めやメイク用品、化粧下地を夜のスキンケアで落とさなければ、そのリスクがないわけではありませんが、適切に使用すればその可能性は少ないのです。

なぜなら、化粧品に配合される濃度は小さく、シリコーンオイルは孔のある構造でビニールとは違う構造だからです。


4.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーが配合される化粧品

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーが配合される化粧品のイメージ

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、数千種類もの化粧品に配合されています。

メイクのアイテムでは、パウダー系メイクアップ化粧品、クリームファンデーション、リキッドファンデーション、化粧下地、UV化粧下地、日焼け止め、コンシーラー、口紅、リップグロスなど唇ケアアイテムです。

また、ウォータープルーフのファンデーションや化粧下地にも配合されています。

スキンケア化粧品では、化粧水美容液乳液保湿クリームなどに配合されています。

頭皮ケアのアイテムでは、シャンプー、コンディショナーなどにも配合されます。


5.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合のおすすめの日焼け止め

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合UV化粧下地「ナールスヴェール」

1)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合UV化粧下地「ナールス ヴェール」

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーのおすすめの日焼け止め・UV化粧下地がナールス ヴェールです。

「ナールス ヴェール」は、京都大学と大阪市立大学で共同開発されたエイジングケア化粧品成分である「ナールスゲン」を推奨濃度で配合したノンケミカルタイプの日焼け止めであり、UV化粧下地です。

ナールスヴェールでは、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーを配合することによって、つけているのを忘れるほど軽いテクスチャーを実現しています。

そんなナールス ヴェールは、乾燥肌や敏感肌、インナードライ肌でも使える、エイジングケア世代の女性のための優しいタイプのUV化粧下地です。

紫外線散乱剤のみの配合ですが、SPF50+・PA++++という高いUVカット力を実現しています。

だから、夏の紫外線対策でも使えます。

また、保湿もできるので冬の紫外線対策にもぴったりです。

ナールス ヴェールの特徴を整理すると、次のとおりです。

  • SPF50+&PA++++でどんな季節でも日常生活や外出時の紫外線をしっかりカット
  • 敏感肌の方にもオススメのノンケミカル&ノンパラベンでお肌に優しい処方
  • お肌になじみやすい独自処方の肌色で白浮きしない
  • べとべとしないノンオイリー処方でとても軽いつけ心地
  • でもメイクが崩れにくいウォータープルーフ処方
  • ナールスゲン&油溶性ビタミンC誘導体(VCIP)配合でエイジングケアもできる
  • スクワランセラミドヒアルロン酸グリセリンなどの保湿成分配合で春もうるおいをキープ

全成分表示

シクロペンタシロキサン、水、酸化亜鉛、ジメチコン、BG、ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、リンゴ酸ジイソステアリル、水酸化Al、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ハイドロゲンジメチコン、ステアリン酸、イソステアリン酸、グリセリン、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、スクワラン、ジステアルジモニウムヘクトライト、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(*)、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルセラミドNP、ヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2Kヒメフウロエキスイザヨイバラエキス、マグワ根皮エキス、トコフェロール、EDTA-3Na、フェノキシエタノール酸化チタン酸化鉄

(*)ナールスゲン

2)ブルーライトもカットする

酸化鉄配合のナールス ヴェールがブルーライトをカットすることがわかりました。

ブルーライトは、近赤外線などとともに太陽光線に含まれる有害光線です。

紫外線と同じく光老化による肌老化の原因となります。

ナールス ヴェールのブルーライトカット率のグラフ

このグラフでわかるとおり、波長の短いブルーライトの場合、ほとんど透過しません。

真ん中あたりだと15%程度透過、つまり85%程度をカット、最も長い500nmなら25%程度透過、つまり75%カットしています。

これは平均で84.8%のカット率です。

完全に十分とはいえませんが、ノンケミカルで敏感肌でも使えるタイプの日焼け止めなのに、ここまでブルーライトをカットできるなら、とても良い検証結果です。

<参考記事>

酸化鉄配合の日焼け止めでブルーライトはカットできる?検証結果!

3)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー配合の日焼け止め「ナールス ヴェール」のレビュー

「ナールス ヴェール」の使用者のレビュー記事は、下記をご覧ください。

UV化粧下地「ナールス ヴェール」モデル白山真希さんインタビュー

飯塚美香さんがナールス ヴェールの使用感をレビュー!

薬剤師・管理栄養士が考える紫外線対策と選びたい日焼け止め





6.まとめ

まとめ

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーがどんな化粧品成分か、特徴、効果、安全性についてご紹介しました。

また、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーが配合される化粧品のタイプ、おすすめの日焼け止め・UV化粧下地をご紹介しました。

いかがでしたか?

(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーは、化粧品にサラサラ感や滑らかな感触を与える成分です。

また、メイクの演出効果に優れた成分です。

ぜひ、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーを正しく理解し、上手に使ってスキンケアやエイジングケアに活かしましょう。

この記事「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーはどんな化粧品成分?」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。

著者・編集者・校正者情報

著者情報 株式会社ディープインパクト 富本充昭
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)

ナールスエイジングケアアカデミー編集長

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。

医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。

文部科学省後援日本化粧品検定1級

一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト

著作(共著)

KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ

医薬品マーケティングにおける市場・売上予測と戦略策定

(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。

当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。

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