2020年春から続くマスクをした生活でマスク内のお肌の乾燥や肌荒れが増えている中、2020年の冬が到来し乾燥肌シーズンとなりました。
この冬のスキンケアは、乾燥知らずのお肌で過ごしたいと見直したいとの声がドクターシーラボのアンケートからもわかりました。
今回はこのアンケート結果と、効果が実感できる保湿ケアをご紹介します。
読みたいところから読める目次
1.2020年の冬はスキンケアを見直そう
「2020年だからこそ見直したい冬のスキンケア。今まで以上に「保湿」重視で」をお届けします。
2020年の冬は、春から続く新型コロナウイルス感染予防のためのマスク生活で、お肌が乾燥したり肌荒れを起こしたりと肌悩みを抱えたまま迎えて人もいるのではないでしょうか。
冬は気温、湿度ともに低下し空気も乾燥するので、ただでさえお肌が乾燥するリスクにさらされています。なぜなら、冬はバリア機能が低下するため、お肌の水分保持力が下がり、ターンオーバーの乱れが起こりやすくなるからです。
ターンオーバーが乱れると肌荒れや敏感肌を引き起こし、その結果、乾燥によるかゆみ・かさつき、お肌のゴワつきなどにつながります。
また、「2020年冬の肌荒れに備える!自分の地域の肌荒れ注意度は?」の記事でもご紹介したように、お住まいの地域の寒暖差によって肌荒れのリスクレベルに違いがあり、東日本エリアや内陸部の方は寒暖差の影響をより受けやすくなっています。
だからこそ、2020年から2021年冬にかけてのスキンケアでは、効果が実感できる保湿ケアを実践しましょう。
株式会社ドクターシーラボが行った冬のスキンケアに関するアンケート調査でも、半数以上の人がこの冬はスキンケアを見直すことを考えているようです。
今回の編集部ニュースでは、このアンケート結果をご紹介するとともに、効果を実感できる保湿ケアについてもご紹介いたします。
調査概要:「冬のスキンケア」に関する調査
【調査期間】2020年11月17日
【調査方法】Webアンケート
【調査対象】20歳~59歳の女性361名
2.20~59歳女性に聞いた2020年冬のスキンケアに関するアンケート調査結果
ここからは、ドクターシーラボが行った361名の女性を対象とした、2020年の冬のスキンケアに関する調査の結果をご紹介します。
1)季節によってスキンケアを使い分けている人は4割に満たないことが判明
「季節によってスキンケアを使い分けていますか?」という質問に対して、使い分けているが15%、ときどき使い分けているが22.4%と、季節によって使い分けている人は4割に満たっていません。
つまり、半数以上の人がスキンケアを使い分けていなかったことわかりました。
<図 季節によってスキンケアを使い分けていますか?>
2)約半数が2020年秋冬にかけてスキンケアを見直したい !
「2020年秋冬にかけてスキンケアを見直そう思いますか?」という質問に関しては、思う(16.9%)、どちらかといえばどう思う(33.2%)を合わせると50.1%と、半数の人が見直すことを考えていることが判明しました。
<図 2020年秋冬にかけてスキンケアを見直そうと思いますか?>
3)スキンケアの見直しを考えている人が一番意識するポイントは?
スキンケアの見直しを考えている人にスキンケア選びの際に意識するポイントを聞いたところ、9割以上が「保湿」と回答しています。スキンケアへの関心が高い人は、冬の乾燥対策のため「保湿」を意識する人が多いことが伺える結果となりました。
<図 見直そうと思う人のスキンケア選びで意識するポイント>
<エイジングケアアカデミー編集部コメント>
半数以上の人が季節によってスキンケアを使い分けていないという結果でしたが、実際のところ季節が過ぎた化粧品を捨てるのはもったいないですよね。
もし、それが高価なエイジングケア化粧品ならなおさらです。
でも、もったいないからと次のシーズンまで保管しているのは、お肌にとって良くありません。なぜなら、一度開封した化粧品には寿命があるからです。時間が経つと化成分が酸化したり、色が変色したりなど、品質面では劣化するからです。目安としては、一般的な使用期間の3倍くらいの期間以内に使いきることです。例えば、100mlの化粧水はで1か月から1か月半使えるなら4か月くらいで使い切るのが目安です。
また、例えば夏用・冬用とアイテムを使い分けるとなるとお財布にも優しくないことも問題です。
美肌を維持するうえで大切なのは、「エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」でも取り上げたとおり、「洗顔」と「保湿」、「紫外線対策」です。
だから、解決する方法の一つとして、一年を通して使える保湿がしっかりできる化粧水や美容液と、UVカットの化粧下地は決めておきます。その上で、冬は乾燥肌対策により力を入れて保湿クリームや乳液を補ったり、夏の間は冬の保湿クリーム・乳液は減らして、変わりに美白ケアを取り入れたりしてケアをすればよいでしょう。
季節にあわせたエイジングケア・スキンケアについては、以下の記事も参考にしてください。
<参考記事>
*冬(12月・1月・2月)の乾燥肌対策は保湿とエイジングケア
*なぜか冬はお肌がくすむ?飯塚美香さんおすすめ冬のくすみ対策
3.お肌の「保湿」効果が実感できるお手入れ法
1)保湿化粧水は一年を通して使えるアイテム
美肌のためのエイジングケア・スキンケアの基本は「保湿」です。
と言っても化粧水は油性のエモリエント成分はほとんど配合されていないので、これだけで保湿は完了しません。
だから、化粧水は内側からの「保湿」と「エイジングケア」ができるものがおすすめです。
保湿成分には3つのパターンがあります。水分を挟み込むセラミド、フィトスフィンゴシンなどのスフィンゴ脂質、コレステロール、水分を抱え込むコラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカン、水分を吸着するナールスゲン、BG、グリセリン、アミノ酸などです。
これらのうち水分を吸着するナールスゲン、BG、グリセリン、アミノ酸は、ヒューメクタントと呼ばれ分子量が小さいのが特徴です。
セラミド、スフィンゴ脂質、コレステロールは油性成分なので化粧水にはどちらかと言えば向かない成分です。
水分を抱え込む成分は分子量が大きく肌表面の保湿は得意ですが、内側の保湿はできないものもあります。
最近では、お肌が本来持つセラミドを増やす水溶性の化粧品成分もあります。両親媒性ビタミンC誘導体の3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)や、ビタミンB群の1種のナイアシンアミドです。
セラミドプロモーターはバリア機能を守る働きがあるだけでなく、抗酸化作用やコラーゲンを増やしたり、メラニンの生成を抑えるはたらきもあります。ナイアシンアミドはセラミドを増やす以外に、シワ改善、肌荒れ対策、美白ケアの医薬部外品の有効成分としての認可を得ています。
オススメは内側から保湿できるヒューメクタントや3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、ナイアシンアミド。
このような成分が入っていて、ご自身の肌質や肌状態に合ったものを選ぶとよいでしょう。
ただし、アルコールやPGなの刺激性のあるものは冬に使うのはオススメできません。
2)セラミド成分を補うなら美容液や保湿クリームで
化粧水の次のステップで使う美容液、保湿クリームでは、化粧水では補えない保湿成分入りのものを選びましょう。
先ほどもふれましたが、セラミドは脂溶性なので、セラミド入りの化粧水よりもセラミド美容液やセラミドクリームを使うのがオススメです。特にセラミドの中でも高い保湿力のあるヒト型セラミドの入ったものを選んでください。化粧品ボトルに記載されている全成分表示で、「セラミド2」、「セラミドAP」、「セラミドNP」などとあるものがそれです。
もちろん、夏の暑い時期にも保湿ケアでは必須です。水分を外から補うだけでなく、内側から保湿できるものを選びましょう。また、肌状態によっては水分の蒸発を防ぐことも必要です。
ただし、リッチな保湿クリームはお肌がベタついたり、重く感じたりするだけでなく、肌トラブルを招く元にもなりかねません。さっぱりしたテクスチャーのクリームやジェルタイプを使うのがよいですね。
セラミドに関しては以下の記事も参考にしてください。
<参考記事>
3)保湿成分が入ったフェイスマスクで潤いをお肌に
セラミドやプロテオグリカン、ヒアルロン酸などの保湿成分がたっぷり入ったフェイスマスクも定期的に使って、お肌に潤いを与えましょう。
フェイスマスクの使い方は、お風呂上りやホットタオルで温まったお肌に使いましょう。
もし個包装のシートマスクを使っているなら、パッケージごと人肌くらいに温めてからお顔に乗せると、お肌への浸透が効率よくできます。また、密着性をアップするために上からサランラップなどをまくのも良い方法です。
素材は密着タイプのバイオセルロースがおすすめです。
4)美顔器を使って保湿成分をお肌の奥へ
保湿成分を浸透させるなら、スチーマータイプの美顔器を使って毛穴を開かせて保湿ケアをすると効果アップが期待できます。
また、イオン導入美顔器を使うこともオススメです。アミノ酸やナールスゲンなどのアミノ酸誘導体、プラセンタ、APPSなどビタミンC誘導体などの成分を浸透させるのにピッタリです。
5)自分のお肌が持つ天然の保湿クリームを活用
誰もが持つ天然の保湿クリーム、それが「皮脂膜」です。
皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される汗、角層で分解された成分が混ざってできる皮脂膜は、保湿の3大要素の一つです。
この皮脂膜をキープすることが、肌のツヤを出して、イコール美肌キープになります。
適度な運動やウォーキング、半身浴などで汗を出して天然の保湿クリームを作りましょう。良い汗を出すには、以下の記事も参考にしてください。
<参考記事>
<PR>
お肌のセラミドを増やしたい!
「セラミドプロモーター」と「ナイアシンミド」、そしてうるおい成分の「PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)」、コラーゲンやエラスチンなどを増やす「ナールスゲン」の入ったエイジングケア化粧水「ナールスピュア」
お肌の水分アップ「プロテオグリカン」、6種類のヒト型セラミド(セラミドNG、セラミドNP、セラミドNS、セラミドESO、セラミドEOP,セラミドAP)、ナールスゲンなど「育む・攻める・守るエイジングケア」ができる!
目元・口元専用美容液「ナールス ネオ」
ジェルタイプのフェイスクリームでしっかり保湿とハリをキープしたい!3種類のヒト型セラミド(セラミド2、セラミドNP、セラミドAP)とナールスゲンを配合。
エイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」
4.編集後記
「2020年だからこそ見直したい冬のスキンケア。今まで以上に「保湿」重視で」をお届けしました。
スキンケアは朝のお手入れ、夜のお手入れで使うアイテムの組み合わせを変えている人は多いと思います。季節によってもアイテムの組み合わせを変えることで、自分のお肌の状態にあったケアをして、美肌の基本である「保湿された」お肌をキープしていきましょう。
今回のアンケート結果で、スキンケアを見直したいという人が約5割いることがわかりました。自宅で過ごす時間が長くなっている今だからこそ、じっくりとスキンケアに取り組んで、しっかりお肌を保湿して、乾燥知らずのお肌で冬を乗り切りたいですね。
この「2020年だからこそ見直したい冬のスキンケア。今まで以上に「保湿」重視で」の記事が、ナールスエイジングケアアカデミーの読者のみなさまのお役に立てれば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
ぜひご登録をお待ちしております。
▶キレイと健康のお役立ち情報が届く、ナールスのメルマガ登録はこちらから
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
SNS Share
\ この記事をシェアする /